JP3789815B2 - 高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸収冷温水機の高温再生器としては、例えばWO99/24769号公報に記載のものがある。具体的には、外筒と内筒との間に溶液を保持する液室を構成し、内筒の内部に溶液を加熱する燃焼室を備え、燃焼室内部に、内筒の上下にある液室を連通させる管断面が燃焼ガスの流れ方向に扁平な溶液管を複数本配置し、バーナの高温・高速の燃焼ガスを前記扁平な溶液管に衝突させるものである。
また、特開平10−238705号公報、特開平10−253002号公報、特開平10−253003号公報に記載されるように、扁平管に代えて円形管を使用し、上記と同様の構造にする高温再生器も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
バーナの高温・高速の燃焼ガスが溶液管に衝突する場合の状況、及び衝突によって発生する問題点を説明する。
図13(a)(b)(c)は、バーナによる燃焼ガスの流れ状況を示す図で、大きく分類すれば、燃焼ガスの噴流内に形成されるポテンシャルコア(周辺より、より高温・高速の燃焼ガス部分。詳細後述)が上流側に位置する溶液管によって構成される溶液管群(以下、上流側の溶液管群と称す)の各溶液管の間から流出し、この上流側の溶液管群の下流側に位置する溶液管によって構成される溶液管群(以下、下流側の溶液管群と称す)の各溶液管の間に流入し、下流側の溶液管群の溶液管になんら障害の発生しない配置形態、及びポテンシャルコアが溶液管をアタックして溶液管に障害が発生する場合の配置形態のいずれかを示している。
【0004】
(a)は、上流側溶液管群の溶液管の間を流出したポテンシャルコア部が、下流側の溶液管群の溶液管の間に流入する場合、(b)及び(c)は、上流側の溶液管群の各溶液管の間を流出したポテンシャルコア部が、下流側の溶液管群の溶液管前面に衝突して障害(ガスアタックによる障害)を引き起こす場合をそれぞれ示している。ポテンシャルコア部が(b)もしくは(c)のように溶液管前面に衝突すると、溶液管の局所熱流束が上昇して管壁が高温になり、溶液管の腐食劣化が顕著に進行する。これに対応するためには溶液管に高価な材料を使わざるをえず、したがって高温再生器が高価なものとなる。この現象は扁平管に限らず、円形管、その他形状の溶液管でも発生する。
上記いずれの公報においても上述する問題についての記載がなく、この問題に対して考慮されていない。
【0005】
本発明の目的は、バーナ燃焼ガスのポテンシャルコア部の衝突による障害を引き起こすことがないように溶液管群を配置して溶液管の腐食劣化を防止し、寿命の向上及び信頼性の向上を図ることができる高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機を提供することにある。
本発明の他の目的は、高価な材料を使用する必要がないこと、材料の薄肉化ができることによって軽量化を図れることなどによって資源を節約できる高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明に係る高温再生器の発明の構成は、外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置するものである。
好ましくは、前記下流側の溶液管群の溶液管の管径を、上流側の溶液管群の管径より小径にするものである。
また、前記溶液管群を、扁平管もしくは円形管で構成するものである。
【0007】
上記目的を達成するために本発明に係る高温再生器の他の発明の構成は、外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置し、前記下流側の溶液管群と次に位置するさらに下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは下流側の溶液管群における溶液管における燃焼ガスの流れ方向と直交する方向の間隔)をもって配置するものである。
【0008】
上記目的を達成するために本発明に係る高温再生器を備えた吸収冷温水機の発明の構成は、外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器を備えた吸収冷温水機において、前記高温再生器における前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群とその次に位置する溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群の溶液管における燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置する高温再生器を備えたものである。
【0009】
上記目的を達成するために本発明に係る高温再生器を備えた吸収冷温水機の他の発明の構成は、外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記上下の液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置し、前記下流側の溶液管群と次に位置するさらに下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは下流側の溶液管群における溶液管における燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置する高温再生器を備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
まず実施例を説明する前に、本発明の基本的な考え方について説明する。
図12は、バーナの噴流口Bから噴出するる燃焼ガスを2次元的に近似して示すモデル図である。速度Uで噴流口Bから噴出した燃焼ガスは、空気を巻き込み周辺に層流拡散層を形成しがら流体のもつ粘性作用で次第に拡散し、連続した緩やかに変化する速度分布をもって静止流体に至る。粘性による拡散作用が進行するにつれて、粘性の作用を受けないポテンシャル流れである速度Uの部分は徐々に狭くなり、ついに消滅する。この粘性の作用を受けないポテンシャル流れである速度Uの噴流、すなわちポテンシャルコアと称される噴流が存在する領域Xcは、一般にレイノルズ数Re=Uh/ν(U:噴流の速度、h:噴流口の幅、ν:燃焼ガスの動粘性係数)によって変化するが、通常の高温再生器では概ねRe=10〜10となり、この範囲ではXc/h=5〜7の値になる。言い換えると、ポテンシャルコアは、約7h以上に延びることはない。
ポテンシャルコアの存在する領域Xcから下流の領域は、周辺に乱流が断続的に形成され中央部が乱流のみとなって速度分布が変化する領域、さらに速度分布が相似な領域が続き、最後に静止流体に至る。
【0011】
上述することから、噴流口の幅すなわち各溶液管の間の間隔hを考慮して、次に配置する下流側の溶液管の間隔(燃焼空間)を決定すれば燃焼ガスのポテンシャルコア部の衝突によって起る溶液管前面の腐食劣化、すなわちガスアタックによるが溶液管の腐食劣化の発生を防止することができる。
また複数本の溶液管を配置するにあたって溶液管をいくつかの管群に分けて配置する技術も知られている。この場合も同様の考えで、噴流口Bを上流に配置される溶液管の間隔をhとみなし、下流に配置される溶液管を7hの空間をもって配置することによって、下流側の溶液管にガスアタックによって障害を引き起こすことがなくなる。
なお、燃焼ガスが通過する際に通路となり燃焼ガスに接触する溶液管の側面側は、燃焼ガスが流入する際に温度の低い周囲の空気を巻き込み拡散層を形成しながら溶液管の間を通過するので、ガスアタックによる障害を引き起こすことはない。
本発明に係る高温再生器は上記知見に基づいてなされたもので、以下、実施例によって具体的に説明する。
【0012】
図1は、本発明に係る高温再生器の実施例の一部切欠き斜視図、図2は図1に示す高温再生器の垂直断面図、図3は水平断面図である。高温再生器1は外筒101と内筒102、最も上流側に位置する溶液管群(以下、第一溶液管群と称す)を構成する複数の溶液管403、この第一溶液管群の下流側に位置する溶液管群(以下、第二溶液管群と称す)を構成する2段に配置された溶液管103、及びバーナ104を有している。第一溶液管群と第二溶液管群とは、上記した理由によって、第一溶液管群における各溶液管403の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔をhとした場合、約7×hの間隔をもって配置されている。内筒102は外筒101の内部に配置され、両者の間には溶液109が保持されて、内筒102はこの溶液109に没している。バーナ104は内筒102を貫通して外筒101の側面に取り付けられており、内筒102の内部が燃焼室111(燃焼空間)を構成している。前記外筒101と内筒102との間で液室112を形成し、燃焼室111の燃焼ガスの流路に、内筒102の上下に形成された液室112を連通する前記複数本の溶液管403と103とが配置され、内部は溶液109で満たされている。溶液管403と溶液管103とは、燃焼ガスの流れ方向に水平断面が扁平な形状をしており、扁平形状の直線部が平行になるように燃焼ガスの流れ方向に複数列に配置されている。溶液管403と溶液管403との間、溶液管103と溶液管103との間は燃焼ガスの通路となっており、燃焼ガスの最も上流側の溶液管403にはフィンは取り付けられておらず、次に位置する下流側の溶液管103の側面であって燃焼ガスの通路となる部分にはフィン121が取り付けられている。また、外筒101の内部で溶液109の上方には溶液流入管105、ミストセパレータ106が配置され、外筒101の側面には溶液流出孔107、上面には冷媒蒸気流出孔108が設けられている。
【0013】
バーナ104からの燃焼ガスは、第一溶液管群の隣り合う溶液管403の扁平面で挟まれた流路を通過しつつ、放射と対流伝熱とにより溶液管403内の溶液109を加熱する。その後、隣り合う溶液管403の扁平面で挟まれた流路を流出した燃焼ガスは、ポテンシャルコアが存在しなくなるまで溶液管群の存在しない燃焼空間a(=約7×h)を進む。その後、第二溶液管群の隣り合う溶液管103の扁平面で挟まれた流路を通過しつつ、対流及び伝熱により溶液管103内の溶液109を加熱して、煙道ボックス113に流入し、さらに煙道ボックス113の上部に接続する煙突114を通って、外部へ放出される。加熱された溶液109は沸騰して冷媒蒸気を発生し、発生した冷媒蒸気は上昇流となって溶液管403内や溶液管103内、及び外筒101と内筒102との間の流路を上昇し、液面上に出てミストセパレータ106を迂回し、冷媒蒸気流出孔108から出ていく。一方、溶液は溶液流入管105を通って高温再生器1内に導かれ、高温再生器1内で加熱沸騰して濃度の濃くなった溶液は、溶液流出管107から外部へ送られる。
なお空間aは、大きすぎると高温再生器1内で溶液の流動が起きにくくなり濃度差が生じ易くなって腐食環境が悪化し、また、容積が大きくなって省資源に反するので、1000mm以下にすることが望ましい。
【0014】
以上説明したように本実施例によれば、上流側(第一溶液管群)の溶液管403の扁平面で挟まれた流路を流出した燃焼ガスは、ポテンシャルコアが存在しなくなるまで溶液管群の存在しない空間aを通過したあと、隣り合う溶液管103の扁平面で挟まれた流路へ流入する。したがって、ポテンシャルコアが溶液管103をアタックすることはなく、溶液管103の温度上昇が緩和され、溶液管103の腐食劣化を防止することができ、寿命の向上及び信頼性の向上を図ることができる。
また、高価な材料を使用する必要がないこと、材料の薄肉化ができることによって軽量化を図れることなどの理由によって、資源を節約できる効果がある。
【0015】
図4は、本発明に係る高温再生器の他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器2が、図1の実施例の異なる点は、第二溶液管群の溶液管を4段に配置したことにある。すなわち、最前部(1段目)に配置の溶液管803にはフィンを取り付けず、その後に配置する2ないし4段目の溶液管103にのみフィン121を取り付けるものである。
本実施例によれば、図1の実施例と同様の効果が得られるほか、溶液管803の整流作用により、その下流の溶液管103の局部加熱を防止することができる。
【0016】
図5は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器3が、図1の実施例と異なる点は、第二溶液管群を1段の溶液管103で構成し、さらに第二溶液管群の下流側に1段の溶液管203で構成される第三溶液管群を配置したものである。また、溶液管203は溶液管103より、より小径の扁平管にし、かつ配置列を第二溶液管群より多くしたことにある。
図1の実施例と同様の考えで、燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の各溶液管103の間隔をhとすると、第二溶液管群の溶液管103と第三溶液管群の溶液管203との間に、空間b=7×hが設けられている。この空間bにおいて、溶液管103からの燃焼ガスのポテンシャルコアが存在しなくなる。
本実施例によれば、図1の実施例と同様の効果が得られるほか、第二、第三溶液管群をポテンシャルコアが存在しなくなる範囲に配置したことにより、アタックの完全防止が図られる。また、小径管の使用によって熱効率が向上して機器の小型化を図ることができ、資源を節約できるる。
【0017】
図6は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器4が、図1の実施例と異なる点は、第一溶液管群に断面が円形状の溶液管303を用いたことにある。溶液管303が円形状であっても扁平管と同様にポテンシャルコア部が生じる。各溶液管303の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔を
とすると、空間aは図1の実施例と同様(=約7×h)である。
本実施例によれば、図1の実施例と同様の効果が得られるほか、第一溶液管群の溶液管303に、より汎用性のある安価な円形管を使用することができてコスト低減を図ることができる。
【0018】
図7は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器5が、図5の実施例の第一溶液管群に断面円形状の溶液管303を用いたことにある。空間aは図5の実施例と同様(=約7×h)である。
本実施例によれば、図5、図6の実施例の有する効果の複合した効果が得られる。
【0019】
図8は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器6が、図6及び図7の実施例と異なる点は、第一ないし第三溶液管群のうち、第二溶液管群に断面円形状の溶液管503を用い、第三溶液管群に図7の第二溶液管群と同様の扁平管103を用いたことにある。
本実施例によれば、図5、図6の実施例の有する効果の複合した効果が得られる。
【0020】
図9は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器7が、図8の実施例と異なる点は、第一ないし第三溶液管群のうち、第二溶液管群に図8の第三溶液管群と同様の扁平管103を用い、第三溶液管群に図8の第二溶液管群と同様の断面円形状の溶液管503を用いたことにある。
本実施例によれば、図5、図6の実施例が有する効果の複合した効果が得られる。
【0021】
図10は、本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
本実施例の高温再生器8が、図1の実施例と異なる点は、全てに断面円形状の溶液管を用いるものである。また、第二、第三溶液管群において、第二溶液管群の溶液管603にはフィンを取り付けず、第三溶液管群の溶液管703にのみフィン721を取り付けるものである。
本実施例によれば、図6と同様の効果が得られるほか、溶液管303、303,703の全てに円形管を使用したことによって、よりコスト低減を図ることができる。
なお、上記実施例に係る高温再生器は、吸収冷温水機の高温再生器として説明したが、JIS B 86921994で示される吸収式冷凍機の高温再生器に適用しても同様の効果が得られる。
【0022】
次に、上記高温再生器を用いた吸収冷温水機について説明する。
図11は、本発明に係る吸収冷温水機の実施例の系統図である。
図に示すように吸収冷温水機は、主たる構成要素として、高温再生器901(上記実施例の高温再生器に若干の付加機構を有している)、低温再生器902、凝縮器903、蒸発器904、吸収器905、低温熱交換器906、高温熱交換器907、溶液循環ポンプ908、冷媒ポンプ909及び加熱用のバーナを有している。
【0023】
高温再生器901で冷媒蒸気を発生させ、この発生した冷媒蒸気を低温熱交換器906内の伝熱管911に通し、凝縮して管外を流下する溶液と熱交換させる。この伝熱管91を凝縮器903に接続する配管の途中には、絞り912が設けられている。凝縮器903の底部には、冷媒タンク913を設けている。
液冷媒を凝縮器903から蒸発器904に導く冷媒液管914の途中には、U字シール及び絞り915が介在している。凝縮器903の気相部と熱発器904とは、弁917を介して冷媒蒸気管916により接続されており、この冷媒蒸気管916の途中にはUシール部が形成されている。冷媒管918が、冷媒ポンプ909の吐出側と冷媒散布装置920とをフロー卜弁919を介して連結している。
【0024】
蒸発器904の下部には冷媒タンク921が設けられている。蒸発器904と吸収器905の上部に形成された冷媒受け924とを、冷媒ブロー弁922を介して冷媒ブロー管923が連結している。冷媒配管925は、冷媒蒸気管916のUシールの底部と気泡ポンプの気泡吹出し部926とを接続している。
【0025】
気泡ポンプの気泡吹出し部926の上部から延び、吸収器の上部に配置した冷媒受け924に、気泡ポンプの揚液管927が開口している。蒸発器内の冷媒散布装置920に接続された冷媒管918の途中から、気泡ポンプの気泡吹出し部926に接続される冷媒管928が分岐している。
【0026】
低温熱交換器906とエジェクタポンプ930とは、溶液戻り管929で接続されている。溶液循環ポンプ908から低温熱交換器906へ溶液を送る配管の途中から、エジェクタポンプ930へ溶液を送る溶液管931が分岐している。エジェクタポンプ930から溶液敷布装置933に、溶液管932を用いて溶液が導かれる。吸収器908の下部には溶液トレイ934が設けられており、この溶液トレイ934と吸収器下部の溶液タンク935が溶液管938により接続されている。
【0027】
冷媒散布管937は、冷媒受け924からの冷媒を溶液トレイ934へ散布する。蒸発器904内には、蒸発伝熱管951が設置されている。この蒸発伝熱管951と室内機952との間を冷温水配管954で接続し、冷温水ポンプ953により冷温水を循環させている。吸収器905内には吸収伝熱管955が配置され、この吸収伝熱管955と凝縮器903内に配置された凝縮伝熱管956とが接続されている。そして、これら伝熱管と冷却塔957とを、冷却水配管959が接続している。そしてこの配管内の冷却水を、冷却水ポンプ958が循環させている。
【0028】
このように構成した吸収冷温水機を冷房運転すると、以下のように動作する。冷房運転時には、弁917及び弁922は閉となっている。吸収器905の下部にある溶液タンク935の溶液は、溶液循環ポンプ908により低温熱交換器908に送られた後、一部は高温熱交換器907を通って高温再生器901へ送られ、残りは低温再生器902へ送られて散布装置910から散布される。
【0029】
高温再生器1に送られた溶液は、バーナにより加熱されて沸騰し、冷媒蒸気を発生する。発生した冷媒蒸気は低温再生器902に送られ、伝熱管911の管内で凝縮した後、絞り912を通って凝縮器903へ送られる。この時の凝縮熱は、散布装置910から散布されて伝熱管911の管外を流下する溶液を加熱して、再び冷媒蒸気を発生させる。発生した冷媒蒸気は凝縮器903へ送られ、凝縮伝熱管956内を流れる冷却水により冷却されて凝縮し、高温再生器901からの冷媒と合流して冷媒タンク913に溜められる。
【0030】
高温再生器901で冷媒蒸気を発生して濃縮された濃溶液は、高温再生器901から溢れてフロートボックスに流入し、その後高温熱交換器907に送られる。高温熱交換器907で吸収器からの希溶液と熱交換して温度を下げた後、低温再生器902からの濃溶液と合流する。合流した濃溶液は、低温熱交換器906で吸収器905からの希溶液と熱交換してさらに温度を下げ、エジェクトポンプ930によって溶液戻り管929及び溶液管932を通って溶液散布装庶933へ送られ、吸収器905内に散布される。散布された浪溶液は、吸収伝熱管955内を流れる冷却水により冷却されつつ蒸発器904からの冷媒蒸気を吸収して濃度が薄い稀溶液となる。稀溶液は溶液トレイ934に集められ、溶液管936を通って溶液タンク935に戻される。
【0031】
凝縮器903の下部の冷媒タンク913に溜められた液冷媒は、冷媒タンク913から溢れ、冷媒液管914及び絞り915を経由して蒸発器904に流入する。蒸発器904の下部に設けられた冷媒タンク921の液冷媒は、冷媒ポンプ909により冷媒管918及びフロート弁219を通って冷媒散布装置920に送られる。蒸発器4内の蒸発伝熱管951上に散布された液冷媒は、管群内を流れる冷水と熱交換して蒸発する。その際、冷水から蒸発潜熱を奪い冷凍作用が得られる。蒸発した冷媒は、吸収器905へ流出して、吸収器5内を流下する濃溶液に吸収される。
【0032】
冷却塔957で冷却された冷却水は、冷却水ポンプ958により吸収器905に送られ、吸収伝熱管955で吸収熱を奪って温度上昇する。次で、凝縮器903に送られ凝縮伝熱管956で凝縮熱を奪い、さらに温度上昇する。その後、冷却水は冷却塔957に戻り、冷却される。蒸発器904内に配置された蒸発伝熱管951を流通する冷水は、冷媒の蒸発により蒸発潜熱を奪われる。そして、冷温水ポンプ953で室内機952に送られ、室内を冷房する。室内を冷房して温度上昇した冷水は、蒸発器に戻され冷媒の蒸発により再度冷却される。
【0033】
冷房運転中に冷房負荷がなくなると、吸収冷温水機に停止信号が発生する。そして、冷温水ポンプ953、冷却水ポンプ958、冷却塔957及びバーナがただちに停止し、冷媒ポンプ909も同時に停止する。ただし、溶液ポンプ908だけはサイクル内の渡溶液を希釈するために一定時間運転を継続させる。このとき、冷媒の凍結を防止するために、冷媒ブロー弁922を開き、冷媒タンク913の冷媒を冷媒ブロー配管923、冷媒受け924及び冷媒散布管937を通って溶液トレイ934に導く。冷媒タンクの溶液は、この溶液トレイ上に溜まった溶液と混合し、溶液を希釈する。溶液の液度が低下すると、溶液の冷媒蒸気吸収能力が低下するので、冷媒及び冷温水の凍結を防止できる。
【0034】
この第15図に示した吸収冷温水機の暖房渾転時の動作は、以下の通りである。暖房運転が選択されると、弁917及び弁922を開にする。冷却水ポンプ958を停止させ、吸収器901内の吸収伝熱管955及び凝縮器904内の凝縮伝熱管958への冷却水の通水を停止する。冷媒ポンプ909も停止させる。
【0035】
吸収器901の下部に設けられた溶液タンク924内の溶液は、溶液循環ポンプ908により低温熱交換器906に送られる。その後、一部は高温熱交換器907を経て高温再生器901へ送られ、残りは低温再生器902の散布装置910から低温再生器902内に散布される。高温再生器901に送られた溶液は、バーナで加熱沸騰されて、冷媒蒸気を発生する。
【0036】
発生した冷媒蒸気は、低温再生器902に送られ、この低温再生器902内に配置した伝熱管911の管内で凝縮した後、絞り912を通って凝縮器903へ送られる。このとき発生する凝縮熱は、散布装置910から散布され伝熱管911の管外を流下する溶液を加熱する。加熱された溶液は、再び冷媒蒸気を発生する。発生した冷媒蒸気は、凝縮器903へ送られる。凝縮器903内に配置された管群内には冷却水が流れていないので、冷媒蒸気は凝縮液化しないまま、弁917及び冷媒蒸気管916を経由して蒸発器905に送られる。
【0037】
冷媒蒸気の一部は、冷媒蒸気管916のUシール部から冷媒管925、気泡ポンプの気泡吹出し部926及び揚液管927を経て、冷媒受け924に導かれる。その後、吸収器905内の冷媒散布管937から散布される溶液に吸収され、溶液トレイ934に溜められる。凝縮器903の液冷媒は、冷媒ブロー管923及び冷媒ブロー弁922を経由して蒸発器904に導かれる。
蒸発器904では凝縮器から導かれた冷媒蒸気が、蒸発伝熱管951を流れる温水と熱交換して凝縮液化する。このときの凝縮潜熱が温水を加熱し、暖房能力を発生する。凝縮液化した液冷媒は、冷媒タンク921に溜められ、冷媒管918から分岐した冷媒管928を通って気泡ポンプの気泡吹出し部926へ送られる。気泡ポンプの作用により、液冷媒は揚液管927を上昇して冷媒受け924に流入し、冷媒散布管937から吸収器905の溶液トレイ934へ送られる。
【0038】
高温再生器901で冷媒蒸気が分離して濃縮された渡溶液は、高温再生器901からフロートボックスを経由して高温熱交換器907に導かれる。高温熱交換器907に流入した濃溶液は、高温熱交換器907で吸収器から導かれた希溶液と熱交換して温度を下げた後、低温再生器203から導かれた濃溶液と合流する。
【0039】
合流した濃溶液は、低温熱交換器906で吸収器905から導かれた希溶液と熱交換してさらに温度を下げた後、エジェクタポンプ930によって溶液戻り管929及び溶液管932へと送られる。その後、濃溶液は溶液散布装置933に送られ、吸収器905内に散布される。吸収伝熱管955内には冷却水が流れていないので、散布された濃溶液は熱交換しないまま吸収伝熱管955を流下する。そして、溶液トレイ934に溜められた液冷媒と混合し、溶液管936を通って溶液タンク935に戻る。
蒸発器905内の蒸発伝熱管951で加熱された温水は、冷温水ボン953により室内機952に送られ、室内を暖房して温度低下した後、再び蒸発器に戻る。
【0040】
本実施例によれば、寿命の向上及び信頼性の向上を図れ、また、資源を節約できる吸収冷温水機が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機において、バーナ燃焼ガスのポテンシャルコアによるアタックを引き起こすことがないように溶液管群を配置して溶液管の腐食劣化を防止し、寿命の向上及び信頼性の向上を図ることができる。
また本発明によれば、高温再生器及びこれを備えた吸収冷温水機において、高価な材料を使用する必要がないこと、材料の薄肉化ができることによって軽量化を図れることなどによって、資源を節約できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高温再生器の実施例の一部切欠き斜視図である。
【図2】図1に示す高温再生器の垂直断面図である。
【図3】図1に示す高温再生器の垂直断面図である。
【図4】本発明に係る高温再生器の他の実施例の水平断面図である。
【図5】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図6】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図7】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図8】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図9】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図10】本発明に係る高温再生器のさらに他の実施例の水平断面図である。
【図11】本発明に係る吸収冷温水機の実施例の系統図である。
【図12】バーナの噴流口Bから噴出するる燃焼ガスを2次元的に近似して示すモデル図である。
【図13】バーナによる燃焼ガスの流れの状況を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6、7、8…高温再生器、101…外筒、102…内筒、103…溶液管、104…バーナ、105…溶液流入管、106…ミストセパレータ、107…溶液流出孔、108…冷媒蒸気流出孔、109…溶液、111…燃焼室、112…液室、113…煙道ボックス、114…煙突、191、291、721…フィン、203、303、403、503、603、703、803…溶液管、901…高温再生器、902…低温再生器、903…凝縮器、904…蒸発器、905…吸収器、906…低温熱交換器、907…高温熱交換器、908…溶液循環ポンプ、909…冷媒ポンプ、911…伝熱管、912、914…絞り、913…冷媒タンク、914…冷媒液管、916…冷媒蒸気管、917…弁、918…冷媒管、919…フロー卜弁、920…冷媒散布装置、921…冷媒タンク、922…冷媒ブロー弁、923…冷媒ブロー管、924…冷媒受け、925…冷媒配管、926…気泡ポンプの気泡吹出し部、927…気泡ポンプの揚液管、928…冷媒管、929…溶液戻り管、930…エジェクタポンプ、931、932、938…溶液管、934…溶液トレイ、935…溶液タンク、937…冷媒散布管、951…蒸発伝熱管、952…室内機、953…冷温水ポンプ、954…冷温水配管、955…吸収伝熱管、956…凝縮伝熱管、957…冷却塔、958…冷却水ポンプ、959…冷却水配管。

Claims (6)

  1. 外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、
    前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、
    この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、
    該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置することを特徴とする高温再生器。
  2. 前記下流側の溶液管群の溶液管の管径を、上流側の溶液管群の管径より小径にすることを特徴とする請求項1に記載の高温再生器。
  3. 前記溶液管群を、扁平管もしくは円形管で構成することを特徴特徴とする請求項1ないし2に記載の高温再生器。
  4. 外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、
    前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、
    この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、
    該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置し、
    前記下流側の溶液管群と次に位置するさらに下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは下流側の溶液管群における溶液管における燃焼ガスの流れ方向と直交する方向の間隔)をもって配置することを特徴とする高温再生器。
  5. 外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、
    前記高温再生器における前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、
    この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、
    該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群とその次に位置する溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは最も上流側の溶液管群の溶液管における燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置する高温再生器を備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
  6. 外筒と、この外筒内に配置された内筒との間に溶液を保持する液室を該内筒の上下に形成し、前記内筒内に溶液を加熱するバーナ及び燃焼室を備え、この燃焼室内に、前記液室に連通する複数本の溶液管を配置し、前記バーナの燃焼ガスを前記溶液管群に放射して該溶液を加熱する高温再生器において、
    前記複数本の溶液管を燃焼ガスの放射方向に沿って配置し、
    この配置した溶液管を燃焼ガスの流れ方向に複数の溶液管群に分け、
    該燃焼ガスの最も上流側の溶液管群と次に位置する下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは上流側の溶液管群における溶液管の燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置し、
    前記下流側の溶液管群と次に位置するさらに下流側の溶液管群とを、燃焼ガスの流れ方向に約7×h以上、1000mm以下の間隔(ただし、hは下流側の溶液管群における溶液管における燃焼ガスの流れ方向に直交する方向の間隔)をもって配置する高温再生器を備えたことを特徴とする吸収冷温水機。
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