JP3789473B2 - ポリアミドの連続重合法 - Google Patents

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Description

背景
本発明は、ポリアミドの連続調製方法、本重合方法を導入可能な装置、および該重合方法に有用なプロセス制御方法に関するものである。
技術的背景
いくつかの商業的に重要なポリアミド、本明細書では二種の単量体から得られるポリアミド(二種単量体ポリアミド)と呼称するが、これらポリアミドは、二種類の出発モノマーを必要としており、一方のモノマーは一対のカルボン酸反応性官能基(ジアシド)を有し、他方のモノマーは一対のアミノ反応性官能基(ジアミン)を有するものである。このクラスのポリアミドは、1つ以上のジアシドと1つ以上のジアミンを含んでもよく、および、カルボン酸官能基とアミノ官能基とを有する少量(通常10%未満)の第三の出発物質または該化合物の官能性前駆体を含んでもよい。二種の単量体から得られるポリアミドの調製の最も一般的な方法では、出発ジアシドおよびジアミン成分は、大量の水、典型的には該ジアシドおよびジアミン成分の合計重量と同程度までの大量の水を含む溶液に、化学量論比で混合される。この水は、比較的に大量のエネルギを要する蒸発によって連続的に除去される。固形分の形成を防止するのに充分に高い沸点を得るために、この水分の蒸発は、通常、加圧下で行われる。蒸発させた後、生成物の固化を防止するために過度の熱を必要とする減圧工程を行わなければならない。この熱により生成物の変色および化学的劣化が生じてしまうことが知られている。
水や他の溶媒を使用することなく二種の単量体から得られるポリアミドを製造する試みは、未だに実現されていない。一方の成分が固形である場合は、その固形成分の正確な比率を求めることは困難である。両方の成分が液体(溶融体)で供給される場合は、これらの液体は、これらを溶融状態に維持するために高温度におかれる結果として、劣化してしまう。
米国特許第4,131,712号は、これらの困難性を解消しようとしたものである。この特許には、高分子量ポリアミドの調製方法が教示されており、ここでは、1つのジアシド豊富(diacid-rich)成分と1つのジアミン豊富(diamine-rich)成分とが、別々に非化学量論比で調製され、得られたジアシド豊富成分とジアミン豊富成分とが、液体状態で、固化を防止するに充分な高さの温度で、ジアシドとジアミンとの合計量を、混合、未混合に関わらず、できるだけ化学量論に従った比率で接触される。この方法の主な用途はナイロン66の製造である。
ジアミンまたはジアミン豊富供給原料が反応性重合混合物に直接添加される米国特許第4,131,712号に記載の方法の結果生じる1つの困難性は、その反応温度で、特にジアシドとジアミンの比率が化学量論濃度に近づき、反応温度が最も高くなる最終工程の間に、ジアミンが多量に揮発することにある。収量の損失を防止し、化学量論的バランスを維持するために、ジアミンの逃散を防止してジアミンを反応混合物中に保持する手段が必要とされている。
米国特許第4,433,146号および第4,438,257号には、反応混合物から逃散する蒸気からジアミンを分縮器を用いて凝縮させ、そのようにしてジアミンを反応混合物中に戻すことが教示されている。しかし、商業規模で使用した場合、ジアミンの逐次添加を伴う手法が、ジアミンを再利用するために余分な期間を必要とすることは明らかである。
米国特許第5,155,184号には、組成物を検出するための近赤外分光器を用いるとともにプロセス用コンピュータを用いて、ポリマーの製造中の生成組成物を制御する方法が開示されている。この公報の開示内容はポリオレフィンに関してであり、ポリアミドポリマーについては検討されていない。
発明の要約
本発明は、1つ以上のジアミンと1つ以上のジアシドとを結合することによって得られる群のポリアミド、例えば、ナイロン66の連続調製方法を提供する。この連続方法は、消費エネルギーが少なく、設備の資本コストが低減でき、環境への逃散が低減でき、その実現コストが有利であり、生成物の品質を向上することによって慣用の方法を越える利点を有している。この方法において、ジアシドの重合反応混合物流またはジアミンと混合されたジアシドの重合反応混合物流が、溶融液体として多ステージ反応器の第1のステージに供給され、追加のジアミンが1つ以上の更なるステージで反応器に供給される。第1のステージが頂部にある直立型反応器では、これらの更なるステージは反応器の第1のステージより下にある。
さらに、特に、本発明は、蒸気中のジアミンの逃散が本質的にない、二種の単量体から得られるポリアミド製造のための連続方法に提供するものであり、本方法は、
a) 慣用的に本質的に大気圧であり得る圧力にて作動する多ステージ反応器の第1の反応ステージに、溶融ジアシドを含む重合反応混合物流、またはジカルボン酸およびジアミンを有する溶融した酸豊富混合物を含む重合反応混合物流を供給し;
b) 前記重合反応混合物流を一連の第1の反応ステージおよび少なくとも1つのさらなる反応ステージに流し;
c) 前記重合反応混合物流に、前記第1の反応ステージを越えた少なくとも1つの反応ステージにおいて、更なるジアミン成分を蒸気あるいはジアミン豊富液体のいずれかとして添加し、
d) 任意選択的に、目的の二種の単量体から得られるポリアミド中の酸およびアミン反応性官能基(末端)のバランスを好適な制御システムによって制御する
工程を有することを特徴とする。
本発明は、好適なカラム安定性制御システムを用いてカラム安定性を維持する任意選択的な制御装置を有する前述の方法を含むものである。
本反応は、逆方向に流れる蒸気からジアミンを迅速、効率的に除去するために、溶融アシド供給原料流または酸豊富供給原料流に、ジアミン蒸気またはジアミン豊富蒸気を逆方向に流して効果的に接触させる内部構造物を備え、第1のステージおよびすべての他のステージの温度を内部に固形物を生成させないのに充分高い温度に維持する反応装置に導入される。多ステージ反応器の場合は、好適な装置は直立型であり、頂部ステージが第1のステージとなるものである。
本発明は、出発材料が溶融アジピン酸または溶融したアジピン酸豊富混合物と、ヘキサメチレンジアミンとであるナイロン66(ポリヘキサメチレンアジパミド)の製造に用いることができる。前記酸豊富混合物は、約75重量%から85重量%のアジピン酸と、約15重量%〜25重量%のヘキサメチレンジアミンである。この酸豊富混合物は、好適には約81重量%のアジピン酸と約19重量%のヘキサメチレンジアミンである。好適な実施例において、本方法は、第1のステージと1つ以上の別のステージを有する、典型的には6から8ステージを有する直立型多ステージ反応器内で実施される。ヘキサメチレンジアミンは、蒸気またはヘキサメチレンジアミン豊富液体の状態で、前記第1のステージを越えた少なくとも1つの反応ステージに添加される。得られたポリアミド中の酸反応性官能基とアミン反応性官能(末端)基とのバランスは、好適な制御システムによってモニターされ、制御される。
工程d)において、制御は近赤外線励起フィードバック制御システムによって実現され、該システムは、必要に応じて、本質的に酸−アミン末端バランスを実現するように、本反応システムの底部ステージもしくはその近傍に、好適な少量のヘキサメチレンジアミン蒸気を注入する。
本反応は、逆方向に流れるジアミン蒸気またはジアミン豊富蒸気(例えば、ヘキサメチレンジアミン蒸気またはヘキサメチレンジアミン豊富蒸気)を溶融した酸豊富供給原料に効果的に接触させ、逆方向に流れる蒸気からジアミンを迅速、効率的に除去するように、穴あき板、コイルおよび撹拌器(これらに限定されるものではない)などの内部構造物を備えた反応装置に導入される。第1のステージおよび他のすべてのステージの温度は、反応装置内に固形分を形成させないのに充分に高い温度に維持される。
また、本発明は、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとを重量比で75〜85:15〜25、好ましくは81:19で含有する本質的に無水である混合物の連続調製方法に関するものであり、本方法は、
(a) 熱安定性液体を約80℃に加熱し、
(b) 固体状アジピン酸を添加し、
(c) 約80℃で、典型的に200RPMで、溶液が得られるまで(典型的には約2時間)、撹拌し、
(d) アジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比の所望の重量比になるまで、ヘキサメチレンジアミンを添加し、
(e) 前記混合物を、約120℃から約135℃にまで、撹拌しながら加熱し、存在するすべての水を蒸発させて、アジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比が75〜85:15〜25、好ましくは81:19である本質的に無水の溶融酸豊富混合物を形成し、
(f) 溶融酸豊富供給原料を引き出す速度と同じ速度で、該溶融酸豊富混合物に対して、75〜85:15〜25、好ましくは81:19の比で、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとを供給する
工程を有することを特徴とする。
この酸豊富供給原料を得る方法は、アジピン酸/ヘキサメチレンジアミン以外の他のジアシド−ジアミンの組み合わせにも適用することができる。
また、本発明は、本発明の方法を実施する処理装置を提供するもので、本装置は、蒸気と液体流を逆方向に流して効果的に接触させるために、例えば穴あき板、コイルおよび撹拌器などの内部構造物を備えた直立型多ステージ反応器を有する。
本発明は、さらに、本発明方法を制御するプロセス制御方法を提供するもので、該制御方法は、酸−アミン末端バランスを決定し、および必要に応じて、本質的に酸−アミン末端バランスを実現するように、本反応システムの底部すなわち最終ステージまたはその近傍に好適な少量のジアミンを注入する近赤外線励起フィードバック制御システムを有する。
発明の詳細な説明
この方法は、ジアシドおよびジアミンの選択に依存して広範な様々な二種の単量体から得られる(dimonomeric)ポリアミドおよびコポリアミドの製造に用いることができる。
ここにおける「二種の単量体から得られるポリアミド(diminomeric polymide)」は、2種のモノマーの縮重合、すなわち、ジアシドとジアミンとの縮重合により調製されたポリアミド、例えば、アジピン酸(1,6−ヘキサン二酸)とヘキサメチレンジアミンとから調製されるポリアミドであるナイロン66を意味する。
前記ジアシド成分は、脂肪族、脂環族または芳香族ジアシド類から選ばれてもよく、ただし、ジアシドは、該ジアシドの過度の劣化(degradation)を回避する温度において、それ自体が溶融状態で、あるいは溶融体として、あるいは他のジアシドと組み合わせた分散体として、あるいはジアミンを有する酸豊富供給原料として用いることが可能である。そのような酸の具体例としては、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、1,2−または1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−または1,3−フェニレン二酢酸、1,2−または1,3−シクロヘキサン二酢酸、イソフタル酸、テレフタル酸、4−4′−オキシビス(安息香酸)、4−4′−ベンゾフェノンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、およびp−t−ブチルイソフタル酸が挙げられる。好ましいジカルボン酸はアジピン酸である。
ジアミン成分は、脂肪族、脂環族または芳香族ジアミン類からなる群から選ばれる。そのようなジアミンの具体例としては、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、2−メチルヘキサメチレンジアミン、3−メチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,2−ジメチルペンタメチレンジアミン、5−メチルノナンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−および2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,2,7,7−テトラメチルオクタメチレンジアミン、メタ−キシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、および1つ以上のアルキル基で置換されていてもよいC2〜C16脂肪族ジアミン類が挙げられる。好ましいジアミンはヘキサメチレンジアミンである。
任意選択的な第3の出発物質、すなわちカルボン酸官能基およびアミノ官能基を有するもの、あるいはそのような化合物の官能性前駆体は、6−アミノヘキサン酸、カプロラクタム、5−アミノペンタン酸、7−アミノヘプタン酸および類似化合物から選んでもよい。
ジアシドが、その融点付近の温度で過度の劣化を受けない場合には、そのジアシドは、反応器の第1ステージヘの供給流(feed stream)として直接用いてもよい。このジアシドが、1種以上のジアミンと混合されて酸豊富供給流を生ずる場合には、これは、反応器の第1ステージヘの安定した供給流が維持される限りにおいて、連続的に、あるいはバッチ式で行ってもよい。
反応器の第1ステージに向かう供給流は、流動性の溶融したジアシド、または選択したジアシドとジアミンとを含む流動性の溶融したジアシド豊富混合物を含有する。この方法がナイロン66の調製に使用される場合、この方法における供給流は、流動性の溶融したアジピン酸、またはアジピン酸とヘキサメチレンジアミンとを含む流動性の溶融したアジピン酸豊富混合物を含有する。ナイロン66の製造の好ましい具体例において、流動性の酸豊富混合物は、約81重量%のアジピン酸と約19重量%のヘキサメチレンジアミンとを含む溶融混合物を含有する。
反応器の第1ステージ以降の1つ以上のステージに供給されるジアミンは、液体または蒸気の形態で供給されてもよい。液体として供給される場合、それらは、熱い重合反応混合物と接触した際に実質的に蒸発する。ジアミン供給系を予め蒸発させることにより、反応器から幾つかの熱的要求条件が排除され、かつ、反応器の種々の点におけるジアミン蒸気流の量の経時変化(time to time variation)の可能性を低減する。
図1(以下に記載)は、多ステージ反応器の内部構造を示す。ステージにおける液体の滞留時間が増加して化学反応のための時間が生ずる以外は、標準的な蒸留カラムは、本目的に好適な装置である。機械的撹拌を行うことにより、蒸気と液体との間での成分の交換を促進して、ゲル形成を生ずるであろう反応混合物における滞留ゾーンを防止し、熱伝達を促進し、かつ生成物の収率の大きな経時的均一性(time-wise uniformity)を生ずる。
ジアミンの反応性ポリマー液への吸収は、該液が酸が非常に豊富であり、かつ比較的低温である場合に、最も迅速かつ完全であることがわかる。蒸気から液体へのジアミンの移動の速度は、該液体が酸およびアミンの末端のバランスに近い場合、および高分子量のポリマーを溶融した状態に保持するのに十分高い温度においてさえも、十分に迅速かつ完全であり、そのため6〜8ステージを有する反応器がバランスのとれたポリマーを製造可能であり、かつ、同時に、反応器へ供給されるほぼ全てのジアミンを該ポリマー中に保持することが可能である。
慣用の方法と比較して、本発明の方法の利点としては、アミド化反応の熱の有効な利用および大量の水を蒸発させる必要性をなくしたことによる低いエネルギー消費;低減された装置の資本コスト;反応器内における酸豊富液流によるジアミン蒸気の効果的な吸収により、低減された環境への排出物;および、高温におけるポリアミドの短い滞留時間および低い最終処理温度により改善された生成物の品質が挙げられる。この結果、低い熱劣化指数がもたらされ、変色の程度を低減する。
いくつかの例では、またナイロン66が生成物であり、かつアジピン酸が出発ジカルボン酸であるという好ましい例では、ジアシドを1以上のジアミンと組み合わせて酸豊富供給流とすることによって、該ジアシドの化学的安定性が保たれた供給物を確保しなければならない。このことは、反応器の第1ステージに対して安定な供給の流れが保たれている限り、連続的に、あるいはバッチ式に実行されるものであってもよい。米国特許第4,131,712号の第2欄第30〜39行目に、1つの方法が開示されており、本明細書ではそれを援用する。好ましい方法は、溶融した酸豊富供給材料が引き出される速度に等しい速度において、約120〜135℃で、撹拌しながら、固形、かつ顆粒状のアジピン酸、およびヘキサメチレンジアミンまたはヘキサメチレンジアミン溶液(純度85〜100%で商業的に用いられ、残部は水である)の供給流を組み合わせることによって、このプロセスを連続的に実行することである。撹拌反応器での保持時間は、約1ないし3時間である。これよりも長い時間にわたって保持しても反応生成物に対する悪影響は認められない。
連続式によるナイロン6,6の合成に使用される酸豊富供給材料の合成を行う好ましい方法は、以下の工程を含む。すなわち、(a)熱安定性液体を約80℃に加熱する工程と、(b)固形のアジピン酸を添加する工程と、(c)溶液が得られるまで、約80℃で撹拌する工程と、(d)アジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比が所望の81:19に達するまで、ヘキサメチレンジアミンを添加する工程と、(e)撹拌しながら約125℃ないし135℃、好ましくは約130℃で加熱し、同時に存在する全ての水を蒸発させて、アジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比が81:19である本質的に無水で、かつ溶融酸豊富混合物を形成する工程と、(f)溶融した酸豊富供給原料が引き出される速度に等しい速度で、該溶融酸豊富混合物に対して、75〜85:15〜25の比率で、好ましくは81:19の比率でアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンを供給する工程とを有する。
熱安定性液体は、伝熱および物質移動を促進するのに用いられる。水または安定な溶融ジアシド、例えばドデカン二酸を用いてもよい。好ましくは水である。
固形の結晶アジピン酸を用いる。粒子サイズに応じて、溶液状態に達する時間が変わる。一般に、この工程での撹拌は200RPMで2時間である。
ヘキサメチレンジアミン、または約15%程度まで水が含まれてもよいヘキサメチレンジアミン溶液を用いてもよい。蒸発させられる水分の量は変化する。(例えば、寒い気候では約20%の水分量で出荷される)。水を熱安定性液体として用い、かつヘキサメチレンジアミン溶液を用いた場合、除去される水は最大となる。安定な溶融ジアシド、例えばドデカン二酸を熱安定性液体として用いた場合、水の除去は最小となる。
本文脈中では本質的に無水という意味は、水分が約2%以下ということである。ドデカン二酸等の水以外の熱安定性液体を用いた場合、溶融した酸豊富混合物に対する比率が81:19のアジピン酸およびヘキサメチレンジアミンの連続的供給が開始されたならば、定常状態稼働に達する前に、いくらかの時間を必要とする。すなわち、水以外の熱安定性液体が酸豊富供給混合物によって希釈されるのにいくらかの時間を要する。
プロセスの工程(f)の後に連続的な動作が停止した場合、混合物を冷却し、かつ再加熱してもよく、工程(a)から(e)を繰り返す必要なく、かつ悪影響なく稼働を再開する。
最も好ましいモードでは、酸豊富混合物の補給容器から反応器の第1ステージヘの放出流を、近赤外分光光度法によって連続的にモニターする。近赤外分析は、アジピン酸のパーセントを予測する。材料が反応器の供給パイプを流れる際に、測定はライン内で、かつ連続して行われる。この分析に基づいて、ヘキサメチレンジアミン(HMD)供給速度の変更が連続的になされる。設定ポイントにより接近した組成をもたらす要求に応じて、コンピュータがHMD注入を行う。
商業的な最終用途に適当な時間的一貫性をもって生成物を生産するために、適当な制御システムを用いて、得られたジモノマーポリアミド中のカルボン酸官能性末端基の濃度とアミン官能性末端基の濃度との差をモニターし、かつ制御する必要がある。このような要求は、上記2種類の官能基のいずれかに付着する色素で処理される繊維へと最終的に成形される生成物に関して、特に厳格である。
この測定の制御を達成するために、測定は、反応器の最終ステージを離れるポリマーのいくつかの特性についてなされ、上記濃度差に対して十分な感受性を有する。この方法は、酸およびアミン末端濃度(百万グラムのポリマーあたりのグラム当量)の差がほぼ±0.5ユニット内にあるという精度のものでなければならない。この程度の正確さを出す分析方法、すなわちプロセス制御を実施するのに十分に適時で答えを出すのに十分なほど迅速である任意の分析方法が適当である。一般に、手動の滴定方法は、十分正確ではあるが、有意義なプロセス制御を与えるほど迅速なものではない。反応器の生産物をモニターする好ましい方法は、近赤外分光光度法によるものである。この近赤外分析は、酸末端とアミン末端との間の差を測定し、十分かつ適宜な応答によって許容精度を与える。この分析に基づいて、反応器システムの下部ステージの中へ、あるいはその近傍へのヘキサメチレンジアミン供給の変化がなされる。「の中へ、あるいはその近傍へ」の意味は、この供給が反応器底部ステージ、該底部ステージのすぐ上になされること、あるいは該反応器底部ステージから出る移送経路の中になされることを意味している。最も好ましくは、この供給は移送経路になされる。
移送経路からの所望の生成物は、ナイロン6,6の処理の場合、一般に、中分子量ナイロンと呼ばれる。それ自身として、該生成物はそのまま販売するのに適当であり、あるいはさらに既知の方法、例えば押出成形機、あるいは固相重合を介して高分子量のナイロンに加工される。
図の簡単な説明
図1は、反応器の内部配置を略して表している。この反応器は、ステージの間にある穴あきバリヤの9〜15を用いて別個のステージ1〜8に分割されており、このバリヤは、ステージからステージの蒸気流および液体流の通路を分離可能にする。
図2は、8つのステージのある反応器を表している。
供給材料流16および17は、ジアシド豊富供給材料の製造のための混合タンク18に供給される。次に、酸豊富混合物は、ステージ1に供給される。カラムは、熱源19〜24を用いて加熱される。撹拌器30は、反応器の底部に配置される。ヘキサメチレンジアミン蒸気は、個々のステージ2から8において酸豊富混合物に供給される。ナイロン66ポリマーは、底部ステージ8の後、取り出される。第1のステージを除いて、各ステージは、それぞれ液体と蒸気を通す開口部26および27を有する水平の穴あきバリヤ25によって、上下のステージと分離されている。底部ステージ8から流れる液体は、反応器の底で連続的に取り出される。
ヘキサメチレンジアミンの蒸気は、一番下のステージから上の3つのステージのそれぞれの上部に連続的に供給される。この蒸気、および反応器内で形成されたジアミンまたは水の追加の蒸気は、バリヤ25の多数の小さな穴を通してそれぞれのステージからその上のステージヘと流れ、それによって、その蒸気を上のステージ内の液体と密接に接触させる。頂部ステージを通して流れる蒸気は、反応器の頂部から連続的に取り出される。熱は、固体材料の形成を妨げるように熱源19〜24によって各ステージで供給されてもよい。
実施例
近赤外モニタリング:プレポリマー方法■
カラムからの放出流のモニタリングにおいて、その目的は、第1に末端濃度のバランスおよび転換率を測定し、次いでそれらを制御することである。好ましい実施形態であるナイロン66の製造の場合において、末端濃度のバランスおよび転換率は、次のいずれか二つを決定することによって特定される:アミン末端濃度([A])、カルボキシル末端濃度([C])、末端濃度の差(DEすなわち[C]−[A])、および末端濃度の合計(SEすなわち[C]+[A])。ポリマー相対粘度(RV)は、末端濃度の合計の代わりに用いることができる。分析および制御は、本質的に、連続的に実行されてもよい。
好適な方法であるナイロン66の製造の実施において、プレポリマー溶融体の近赤外スペクトルは、UOP/Guided Wave 300P型の近赤外分光計を用いて得たものである。エルドラド市、カリフォルニア州に所在のUOP/Guided Waveより入手可能な直径14cm×0.64cm(5.5インチ×0.25インチ)のサファイアの窓のついた一組の光学透過プローブ(sapphire-windowed optical transmission probes)(UOP/Guided wave)を、カラムの出口に配置されたNIRセルを用いてカラムの放出流に、直接挿入した。NIRセルは、垂直な穴が開けられた316ステンレス鋼ブロックからなり;プレポリマー溶融体は直径5mmの通路を通してセルの長さ分を流れ;GWプローブを、流れに垂直に挿入し、そして2300 Walden Avenue、バッファロー市、ニューヨーク州 14225に所在するコナックス・バッファロー社(Conax Buffalo Corp.)製のConax(登録商標)取付具とKalrez(登録商標)(DuPont製)シールとを用いて適所保持した。プローブ間の光学距離は、約5mmであった。二つの平坦なバンド−ヒーターがブロックセルのまわりに置かれた。プローブは、20メートルの被覆された500μm(ミクロン)のシングルファイバー光ケーブル(UOP/Guided Wave)を用いて分光計に接続された。
3日間の試験運転の間、近赤外モニタリングシステムは、5分毎にプレポリマーの溶融体の吸光スペクトル(8回の走査の平均)を自動的に走査および保存するようにプログラムされた。約15分間隔で、別個の試料をカラムの出口(NIRセルの先の数インチ)で取り出した。それら試料を滴定分析し、酸およびアミン末端濃度の[C]および[A]を決定した。John Wiley and Sonsによって1973年に発行された「工業化学分析の事典(Encyclopedia of Industrial Chemical Analysis)」の17巻の293頁を参照せよ。実験結果は、酸およびアミン末端濃度として、末端のmg当量(meq)/ポリマーのkgの単位で、0.1の位まで記録された。
試験の結論として、収集した実験試料のそれぞれに時間的に最も近いNIRスペクトル(5分以内)が、データセット中のスペクトル群から抜き出されて、26の検量用セットを得た。検量用セットは、100〜400のアミン末端濃度、および50〜170の酸末端濃度という範囲に及んだ。UOP/Guided Wave分光計とともに供給されたスキャナー300ソフトウェアを用いて検量スペクトルを平滑化し、ベースラインを補正した。
1000nmと2100nmの間の波長領域を用いて、部分最小二乗(PLS)モデルを展開した。このPLSモデルは、Unscrambler(登録商標)(Camo A/S,トロンヘイム,ノルウェー)ケモメトリック・ソフトウエア・パッケージ(chemometrics software package)を用いて、その販売業者によって供給された指針に従って、展開された。PLSモデルの使用は、広く知られており、公開文献に教示されている。
アミン末端濃度に対して、二要素のPLSモデルは、前記検量用セットにおけるX分散が98.0%、およびY分散が97.2%であることを示している。プレポリマー組成が、15.8のアミン末端の精度(SEP)、および0.987の相関係数(R)で予測される。
この検量用セットは、酸末端濃度を独立的にモデル化するための十分な変化を含まなかった。
引き続きのユニット操作の間にリアルタイムで、このモデルを用いて、組成データを推定することによって検証を行った。モデル推定は、操作の都合上、アミン末端濃度([A])から末端濃度の差(DE)へと、経験的一次方程式を用いて変換された。その理由は、短期間においては、アミン末端濃度値および末端濃度値の差が高度に相関するとわかったからである。この得られたDE推定は、(定期的に変化したオフセットを有するが)実験結果に追従し、既知のプロセス変化に正確に対応しており、1時間にわたって1.3の末端濃度の再現性(連続推定の標準偏差)と、10分間にわたって0.95の末端濃度の再現性を有した。
この方法で得られたモデルを、プレポリマー溶融体の組成を制御するのに用いた。得られたDEの値、および所望値によって、カラム操作の変更を行った。
近赤外モニタリング:プレポリマー方法■
カラムからの放出流のモニタリングにおいて、その目的は、第1に末端濃度のバランスおよび転換率を測定し、次いでそれらを制御することである。好ましい実施形態であるナイロン66の製造の場合において、末端濃度のバランスおよび転換率は、次のいずれか二つを決定することによって特定される:アミン末端濃度([A])、カルボキシル末端濃度([C])、末端濃度の差(DEすなわち[C]−[A])、および末端濃度の合計(SEすなわち[C]+[A])。ポリマー相対粘度(RV)は、末端濃度の代わりに用いることができる。分析および制御は、本質的に、連続的に実行されてもよい。
好適な方法であるナイロン66の製造の実施において、プレポリマー溶融体の近赤外スペクトルは、UOP/Guided Wave 300P型の近赤外分光計を用いて得たものである。直径14×0.64cm(5.5インチ×0.25インチ)のサファイアの窓のついた一組の光学透過プローブ(sapphire-windowed optical transmission probes)(UOP/Guided wave)を、カラムに続く移送経路に配置されたNIRセル内のサファイアの窓のついたステンレス鋼の「スリーブ」に挿入した。プローブは、プレポリマー溶融体に直接接触しなかった。セルを、熱油を用いて加熱した。プローブ間の光学距離は、約5mmであった。プローブは、約100メートルの被覆された500μm(ミクロン)のシングルファイバー光ケーブル(UOP/Guided Wave)を用いて分光計に接続された。
近赤外モニタリングシステムは、15分毎にプレポリマー溶融体の吸光スペクトル(8回の走査の平均)を自動的に走査および保存するようにプログラムされた。1時間に一度、別個の試料を移送ラインの出口のペレタイザーで、取り出した。試料を滴定分析し、末端濃度の差(DE)、およびアミン末端濃度([A])を決定した。実験結果は、末端のmg当量/ポリマーのkgまたは「末端濃度(ends)」で、0.1の位まで記録された。
4日間にわたって、収集された実験試料のそれぞれに時間的に最も近いNIRスペクトル(5分以内)が、データセット中のスペクトル群から抜き出されて、67の検量用セットを得た。前記検量用セットは、−167.0〜+81.0の末端濃度の差、および33.0〜221.4のアミン末端濃度の範囲に及んだ。
UOP/Guided Wave分光計に供給されたスキャナー300ソフトウェアを用いて検量スペクトルを滑らかにし、ベースラインを補正した。
1504nmと1576nmの間の波長領域を用いて部分最小二乗(PLS)モデルを展開した。このPLSモデルは、Unscrambler(登録商標)(Camo A/S,トロンヘイム,ノルウェー)ケモメトリック・ソフトウエア・パッケージ(chemometrics software package)を用いて、販売業者によって供給された指針に従って展開された。PLSモデルの使用は、広く知られており、公開文献に教示されている。
末端濃度の差に対して、二要素のPLSモデルは、前記検量用セットにおけるX分散が99.1%、およびY分散が95.2%であることを示している。プレポリマー組成が、13.3の末端の精度(SEP)、および0.977の相関係数(R)で予測される。
この検量用セットは、末端濃度の合計を独立にモデル化するための十分な変化を含まなかった。
異なる二日間に、このモデルを用いて、組成データを推定することによって検証を行った。このモデル推定は、(定期的に変化したオフセットを有するが)実験結果に追従し、1時間にわたって1.5の末端濃度の再現性(連続推定の標準偏差)と、10分間にわたって0.50の末端濃度の再現性を有した。
同様の方法で得られたモデルを、プレポリマー溶融体の組成を制御するのに用いた。得られたDEの値、および所望値によって、カラム操作の変化を行った。
近赤外モニタリング:酸豊富供給材料
酸豊富補給容器からの放出流(同様に、ここでは、ARF(Acid-Rich Feed;酸豊富供給材料)という)のモニタリングにおいて、その目的は、第1に化学組成(ジアシドおよびジアミン組成物の相対含量)を測定し、次いでそれを制御することである。好ましい実施形態であるナイロン66の製造の場合において、この化学組成の制御は、都合のよいことには、アジピン酸の重量パーセントとして表される。酸豊富混合物の調製が連続方式で実行される場合には、その分析および制御も、本質的に連続的に実行される。
好適な方法であるナイロン66の製造の実施において、前記ARFの近赤外スペクトルは、UOP/Guided Wave 300P型の近赤外分光計を用いて得たものである。直径14cm×0.64cm(5.5インチ×0.25インチ)のサファイアの窓のついた一組の光学透過プローブ(sapphire-windowed optical transmission probes)(UOP/Guided wave)を、酸豊富供給材料ユニットの、0.25インチのチューブ管の放出流に直接挿入した。このユニットは、ソロン市、オハイオ州44139に所在のスウェジロック社(Swagelok Co.)より入手可能なスウェジロック(Swagelok;登録商標)クロス、および2300 Walden Avenue、バッファロー市、ニューヨーク州 14225に所在のコナックス・バッファロー社(Conax Buffalo Corp.)より入手可能なViton(登録商標)O−リングシールを備えた2つのConax(登録商標)取付具を用いている。プローブの間の光学距離は約5mmであった。プローブは、20メートルの被覆された500μm(ミクロン)のシングルファイバー光ケーブル(UOP/Guided Wave)を用いて分光計に接続された。
二日間の試験運転の間、ARF組成は、77%のアジピン酸から85%のアジピン酸まで段階的に変化した。近赤外モニタリングシステムは、5分毎にARFの吸光スペクトル(8回の走査の平均)を自動的に走査および保存するようにプログラムされた。約30分間隔で、別個の試料をARFユニットの出口(NIRプローブの先の数インチ)で取り出した。試料を滴定分析した。25グラムの酸豊富供給材料を25℃で325mLの水に溶解した。この溶液を、ヘキサメチレンジアミンの50重量%の水溶液を用いて、電位差計の終点のpH7.600になるまで滴定した(計算では、試料の湿分レベルは2.0%、ならびにジアシドおよびジアミンからナイロン66のプレポリマーへの転換はないと仮定した。)。実験結果は、アジピン酸(乾量基準)の重量パーセントで、0.1%の位まで記録された。
試験の結論として、実験試料のそれぞれに時間的に最も近いNIRスペクトル(5分以内)が、データセット中のスペクトル群から抜き出されて、57の検量用セットを得た。UOP/Guided Wave分光計に供給されたスキャナー300ソフトウェアを用いて、検量スペクトルを平滑化し、ベースラインを補正した。
1000nmと1670nmの間の波長領域を用いて部分最小二乗(PLS)モデルを展開した。このPLSモデルは、Unscrambler(登録商標)(Camo A/S,トロンヘイム,ノルウェー)ケモメトリック・ソフトウエア・パッケージ(chemometrics software package)を用いて、その販売業者によって供給された指針に従って展開された。PLSモデルの使用は、広く知られており、公開文献に教示されている。二要素のPLSモデルは、前記検量用セットにおけるX分散が99.6%、およびY分散が97.3%であることを示している。ARF組成が、0.17%のアジピン酸の精度(SEP)、および0.989の相関係数(R)で予測される。
他の得られたスペクトル群に関して、このモデルを用いて組成データを推定することによって検証を行った。このモデル推定は、実験結果に追従し、既知のプロセス変化に正確に対応しており、0.03%のアジピン酸の再現性(連続推定の標準偏差)を有していた。
引き続きの試験運転の間にリアルタイムで、このモデルを用いて、組成データを推定することによって更なる検証を行った。この運転中、このモデル推定は、(約−0.6%アジピン酸のオフセットを有するが)試験結果に追従し、既知のプロセス変化に正確に対応しており、0.02%のアジピン酸の再現性を有していた。
この方法で得られたモデルを、ARFの組成を制御するのに用いた。得られたアジピン酸の%値、および所望値によって、反応物比率の変化を行った。
実施例1
81重量%のアジピン酸と19重量%のヘキサメチレンジアミンとからなる溶融した酸豊富混合物を、直径4インチの直立型反応器(vertical reactor)の頂部へ連続的に供給した。この反応器は8ステージに分割されており、各ステージは、水平穴あきバリヤ(horizontal perforated barrier)によって、それぞれの上下のステージから分離されている。最上段のステージで178℃、最下段のステージで276℃の温度勾配となるように、反応温度をコントロールした。液体は、各ステージからその下のステージヘ、それぞれの下のステージにある反応混合物の表面より下にまで延びているチューブが取り付けられたバリヤの開口部を通って流下した。最下段のステージから流出する液体を、反応器の底部から連続的に取り出した。
ヘキサメチレンジアミンの蒸気を、最下段のステージより上の3つの各ステージのそれぞれの上方部分に連続的に供給した。この蒸気およびこの反応器内で形成された追加ジアミン蒸気もしくは水蒸気は、前記バリヤ中の多数の小穴を通り抜けて、各ステージからその上のステージに流動して、それによって、蒸気を各上のステージにある液体と直接接触させた。最上段のステージから流出する蒸気を、反応器の頂部から連続的に取り出した。熱を各ステージに供給して、固体物質の形成を防止した。
容器の底部から取り出された液体を分析して、試料100万グラム当たり69〜156グラム当量のカルボキシル末端含有量(carboxyl end content)と、38〜136当量のアミン末端含有量(amine end content)と、18〜28の相対粘度(90%のギ酸と10%の水とからなる溶媒の8.4重量%溶液として25℃で測定して、25℃の前記溶媒の粘度と比較した)とを有することが分かった。末端基含量を基準にすると、ポリマー生成物の数平均分子量は10,500であった。
反応器の頂部から取り出された蒸気を分析して、100重量ppm未満のヘキサメチレンジアミンを含有することが分かった。これはポリマー1部当たり0.000016重量部のジアミンの損失を示している。ナイロン66を製造するための典型的な商業プロセスでは、生成されたポリマーの1部当たり0.001〜0.002部のジアミンを失う。
実施例2
81重量%のアジピン酸と19重量%のヘキサメチレンジアミンとからなる溶融した酸豊富混合物を、1時間当たり約91kg(200ポンド)の速度で直立型反応器の頂部へ連続的に供給した。反応器は内径が39.4cm(15.5インチ)、高さが約5.2m(17フィート)であった。これは8ステージに分割されていて、各ステージは水平穴あきバリヤによってそれぞれの上下のステージから分離されていた。下のステージにおける反応混合物の表面より下に延びているチューブが取り付けられたバリヤの開口部を通って、各ステージからその下のステージヘと、液体は流下した。最下段のステージを通じて流出する液体をこの反応器の底部から連続的に取り出した。ヘキサメチレンジアミンの蒸気を、最下段のステージより上の各3つのステージのそれぞれの上方部分に連続的に供給した。ジアミンの総流量は1時間当たり約40.5kg(89ポンド)であった。この蒸気および反応器内で形成された追加ジアミンの蒸気もしくは水蒸気は、バリヤ中の多数の小穴を通り抜けて、各ステージからその上のステージへ流動して、それによって各上のステージにある液体と直接接触させた。最上段のステージから流出する蒸気を反応器の頂部から連続的に取り除いた。要求どおりに熱を各ステージに供給して、固体物質の形成を防止した。サンプリングする前に、この反応器の底部から流出する高分子物質を1本のパイプの中へ通過させた。このパイプにおける平均滞留時間は約6分であり、これは、液体中でのさらなる反応のための時間を提供した。前記パイプ端から取り出された液体を分析して、試料100万グラム当たり111.5(±20)グラム当量のカルボキシル末端の平均含有量と、71(±13)(グラム当量の)アミン末端の平均含有量、および、平均相対粘度25.1(±3)を有することが分かった。ただし、RVは基準式を用いてカルボキシルとアミンの末端の総計を基準にして計算された。末端基含量を基準にすると、ポリマー生成物の数平均分子量は10,960であった。これらの結果は、31時間の継続操作の期間中に得られたものである。
本発明の好ましい態様を以下に示す。
1. 二種の単量体から得られるポリアミドの製造方法であって、
a) 第1のステージおよび1以上の更なるステージを有する多ステージ反応器の第1の反応ステージに、溶融ジアシドまたはジアミンおよびジアシドを有する無水の溶融酸豊富混合物を有する重合反応混合物流を供給し;
b) 前記重合反応混合物流を一連の第1の反応ステージおよび少なくとも1つ以上の反応ステージに流し;
c) 前記重合反応混合物流に、前記第1の反応ステージを越えた少なくとも1つの反応ステージにおいて、ジアミン成分を、蒸気あるいはジアミン豊富液体として添加し、添加されるジアミン成分は前記少なくとも1つの反応ステージにおいて気化し、ジアミンまたはジアミン豊富蒸気として重合反応混合物流と反対方向に流れ、
d) 近赤外励起フィードバック制御システムによって目的の二種の単量体から得られるポリアミドにおける酸末端基の濃度とアミン末端基の濃度との差を制御し、そして
e) 前記第1の反応ステージと他のすべてのステージの温度を、該反応器内に固形分を形成しないのに充分に高い温度に維持する、
工程を有することを特徴とする二種の単量体から得られるポリアミドの製造方法。
2. 前記多ステージ反応器が、前記溶融酸または酸豊富重合反応混合物流に、逆方向に流れるジアミンまたはジアミン豊富蒸気を接触させる内部構造物を備えていることを特徴とする1.に記載の製造方法。
3. 製造される生成物が、ポリ(ヘキサメチレンアジピン酸アミド),(ナイロン66)であり、前記工程(a)の重合反応混合物流が溶融アジピン酸またはアジピン酸を有する溶融アジピン酸豊富混合物とヘキサメチレンジアミンとを有し、前記工程(c)に添加されるジアミン成分がヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする1.に記載の製造方法。
4. 製造される生成物が、ポリ(ヘキサメチレンアジピン酸アミド),(ナイロン66)であり、前記工程(a)の重合反応混合物流が溶融アジピン酸またはアジピン酸を有する溶融アジピン酸豊富混合物とヘキサメチレンジアミンとを有し、前記工程(c)に添加されるジアミン成分がヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする2.に記載の製造方法。
5. 前記多ステージ反応器が、直立型であり、前記工程(a)の溶融酸豊富混合物が81重量%のアジピン酸と19重量%のヘキサメチレンジアミンとを有することを特徴とする3.に記載の製造方法。
6. 前記多ステージ反応器が、直立型であり、前記工程(a)の溶融酸豊富混合物が81重量%のアジピン酸と19重量%のヘキサメチレンジアミンとを有することを特徴とする4.に記載の製造方法。
7. 大気圧下で行われることを特徴とする1.または2.に記載の製造方法。
8. 前記工程(d)の近赤外線励起フィードバック制御システムが、要求に応じて、制御された酸末端基の濃度とアミン末端基の濃度との差を有するポリアミドを得るように、多ステージ反応器の底部ステージもしくはその近傍に、好適な少量のヘキサメチレンジアミン蒸気を注入することを特徴とする請求項1.または2.に記載の製造方法。
9. 前記ジアシドが、脂肪族、脂環族または芳香族ジアシドからなる群から選択されることを特徴とする1.または2.に記載の製造方法。
10. 前記ジアシドが、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、セバシン酸、ドデカンジアシド、1,2−または1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−または1,3−フェニレン二酢酸、1,2−または1,3−シクロヘキサン二酢酸、イソフタル酸、テレフタル酸、4,4′−オキシビス(安息香酸)、4,4′−ベンゾフェノンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、およびp−t−ブチルイソフタル酸から選択されることを特徴とする9.に記載の製造方法。
11. 前記ジアシドがアジピン酸であることを特徴とする10.に記載の製造方法。
12. 前記ジアミンの成分が、脂肪族、脂環族または芳香族ジアミンからなる群から選択されることを特徴とする1.に記載の製造方法。
13. 前記ジアミンが、ヘキサメチレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、2−メチルヘキサメチレンジアミン、3−メチルヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、2,2−ジメチルペンタメチレンジアミン、5−メチルノナンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−および2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、2,2,7,7−テトラメチルオクタメチレンジアミン、メタ−キシリレンジアミン、パラキシレンジアミン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、および1つ以上のアルキル基で置換されていてもよいC2〜C16脂肪族ジアミン類からなる群から選択されることを特徴とする12.に記載の製造方法。
14. 前記ジアミンはヘキサメチレンジアミン(HMD)であることを特徴とする13.に記載の製造方法。
16. 前記溶融酸豊富混合物が連続プロセスによって調製されることを特徴とする1.に記載の製造方法。
17. 前記連続プロセスがアジピン酸とヘキサメチレンジアミンとが重量比で75〜85:15〜25で含有する無水の混合物の連続調製方法であって、
(a) 熱安定性液体を約80℃に加熱し、
(b) 固体状アジピン酸を添加し、
(c) 約80℃で、溶液が得られるまで、撹拌し、
(d) ヘキサメチレンジアミンをアジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比が所望の75〜85:15〜25の重量比になるまで添加し、
(e) 前記混合物を、約120℃から約135℃にまで、撹拌しながら加熱し、存在するすべての水を蒸発させて、アジピン酸:ヘキサメチレンジアミンの重量比が75〜85:15〜25である無水の溶融酸豊富混合物を形成し、
(f) 溶融酸豊富混合物を引き出す速度と同じ速度で、該溶融酸豊富混合物に対して、75〜85:15〜25の比で、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンとを供給する
工程を有する方法であることを特徴とする16.に記載の方法。
18. 前記工程(e)における溶融酸豊富混合物中のヘキサメチレンジアミンに対するアジピン酸の比が81:19であり、前記工程(f)における混合物のヘキサメチレンジアミンに対するアジピン酸の比が81:19であることを特徴とする17.に記載の方法。

Claims (8)

  1. 二種の単量体から得られるポリアミドの製造方法であって、
    a) 第1のステージおよび1以上の更なるステージを有する多ステージ反応器の第1の反応ステージに、溶融ジアシドまたはジアミンおよびジアシドを有する無水の溶融酸豊富混合物を有する重合反応混合物流を供給し;
    b) 前記重合反応混合物流を一連の第1の反応ステージおよび少なくとも1つ以上の反応ステージに流し;
    c) 前記重合反応混合物流に、前記第1の反応ステージを越えた少なくとも1つの反応ステージにおいて、ジアミン成分を、蒸気あるいはジアミン豊富液体として添加し、添加されるジアミン成分は前記少なくとも1つの反応ステージにおいて気化し、ジアミンまたはジアミン豊富蒸気として重合反応混合物流と反対方向に流れ、
    d) 近赤外励起フィードバック制御システムによって目的の二種の単量体から得られるポリアミドにおける酸末端基の濃度とアミン末端基の濃度との差を制御し、そして
    e) 前記第1の反応ステージと他のすべてのステージの温度を、該反応器内に固形分を形成しないのに充分に高い温度に維持する、
    工程を有することを特徴とする二種の単量体から得られるポリアミドの製造方法。
  2. 前記多ステージ反応器が、前記溶融酸または酸豊富重合反応混合物流に、逆方向に流れるジアミンまたはジアミン豊富蒸気を接触させる内部構造物を備えていることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 製造される生成物が、ポリ(ヘキサメチレンアジピン酸アミド),(ナイロン66)であり、前記工程(a)の重合反応混合物流が溶融アジピン酸またはアジピン酸を有する溶融アジピン酸豊富混合物とヘキサメチレンジアミンとを有し、前記工程(c)に添加されるジアミン成分がヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  4. 製造される生成物が、ポリ(ヘキサメチレンアジピン酸アミド),(ナイロン66)であり、前記工程(a)の重合反応混合物流が溶融アジピン酸またはアジピン酸を有する溶融アジピン酸豊富混合物とヘキサメチレンジアミンとを有し、前記工程(c)に添加されるジアミン成分がヘキサメチレンジアミンであることを特徴とする請求項2に記載の製造方法。
  5. 大気圧下で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  6. 前記工程(d)の近赤外線励起フィードバック制御システムが、要求に応じて、制御された酸末端基の濃度とアミン末端基の濃度との差を有するポリアミドを得るように、多ステージ反応器の底部ステージもしくはその近傍に、好適な少量のヘキサメチレンジアミン蒸気を注入することを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  7. 前記ジアシドが、脂肪族、脂環族または芳香族ジアシドからなる群から選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
  8. 前記ジアミンの成分が、脂肪族、脂環族または芳香族ジアミンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
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