JP3787730B2 - 害虫静止剤組成物及び害虫防除剤組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴキブリ等の害虫を静止させるための害虫静止剤組成物、及び害虫を防除するための防除剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
殺虫剤の種類としては多くの種類があり、その1種として害虫が保有する熱を防除剤組成物の蒸発潜熱として剥奪することによって、害虫を致死させる冷却タイプの殺虫剤も従来からも知られており、その1例として、例えば特開昭59−175403号公報や特開平5−286805号公報に記載されている。これら公報に記載されている冷却タイプの殺虫剤の組成物の主要溶剤としてはフロン系の溶剤や液化ペンタンが使用されている。
また、特開昭59−175403号公報に記載されている冷却タイプの殺虫剤は、殺虫有効成分または殺虫有効成分とその共力剤とをフロン系溶剤および炭素数2〜18の有機溶剤からなる溶剤に溶解して作成した殺虫剤であり、この殺虫剤に噴射剤を混合し、該噴射剤としては可燃性液化ガスを用いて構成し、害虫防除用エアゾール剤組成物としたものであって、爆発性、引火性の危険がなく、噴霧状態も良好で、しかも殺虫効果が低下しない、油分による汚染性の低い汚染性エアゾール剤組成物の提供を可能にしたものである。
【0003】
この発明による技術の特徴は、トリクロロモノフルオロメタン(フロン11)、ジクロロモノフルオロメタン(フロン21)、テトラクロロジフルオロエタン(フロン112)、トリクロロトリフルオロエタン(フロン113)、ジクロロテトラフルオロエタン(フロン114)、テトラフルオロジブロモエタン(フロン114B2)などのフロン系溶剤を主要溶剤とすることにあり、該フロン系溶剤が低沸点で、かつ爆発性、引火性の危険がない溶剤であることを見出してこれを採用し、、この溶剤に炭素数2〜18の有機溶剤を加えて殺虫有効成分の溶剤とすることにより、爆発性、引火性の危険がなく、噴霧状態も良好で、しかも殺虫効果が低下しないエアゾール剤組成物の提供を可能にしたことにある。さらに該発明の殺虫有効成分の溶剤は、害虫に付着した後、虫体への浸透性が大きいため殺虫効果に優れている。
【0004】
特開平5−286805号公報に記載されている冷却タイプの殺虫剤は、液化ペンタン単独を75重量%以上含有する冷却タイプの殺虫剤、もしくは液化ペンタンと他の液化ガス、圧縮ガスとの混合物を全体の75重量%以上を含有し、このうち液化ペンタンを25重量%以上を含有する冷却タイプの殺虫剤であり、これに液化ペンタンの保留剤等を加え、エアゾール剤組成物とした噴射型の害虫防除剤である。
この発明による害虫防除用エアゾール剤組成物では、液化ペンタンが噴射剤の作用をもち、また殺虫効果をも併せもつ。この発明による液化ペンタンを含む害虫防除用エアゾール剤からなる殺虫剤は、害虫に直接薬剤を噴射させ、害虫に直接殺虫剤がかかり、害虫に付着した殺虫有効成分を含む薬剤が液化ペンタンを主成分とするため、蒸発し易い液化ペンタンが急速に蒸発し、この際害虫が保有する熱を防除剤組成物の蒸発潜熱として剥奪することによって、害虫をノックダウン状態にもたらし、この状態で殺虫有効成分が作用して、その場で致死させることができる。
【0005】
以上説明したように前記冷却タイプの殺虫剤は、害虫に直接殺虫剤を付着させることができれば、極めて速効性の殺虫剤である。そのため、前記害虫防除用エアゾール剤組成物は、有効成分を害虫に直接かけることができるエアゾール剤タイプとして使用することが望ましい。
しかし、従来の冷却タイプの殺虫剤では、害虫に付着し、急速に蒸発して害虫が保有する熱を防除剤組成物の蒸発潜熱として剥奪して害虫をノックダウン状態にもたらす作用を発揮する主要溶剤は、例えば特開昭59−175403号公報に記載されている冷却タイプの殺虫剤では、前記フロン系の溶剤であり、特開平5−286805号公報に記載されている冷却タイプの殺虫剤では、前記液化ペンタンである。
【0006】
フロン系の溶剤は、爆発性や引火性がなく、エアゾール剤の溶剤や噴射剤として用いて、殺虫有効成分とその溶剤からなる殺虫有効成分を良好な噴霧状態にもたらすことができる。しかしながらクロロフッ化炭素例えば前記したフロン11、フロン12、フロン112、フロン113、フロン114、フロン114B2のような各種フロン系の溶剤は、地球オゾン層を破壊する作用があることが指摘され、エアゾール剤の溶剤や噴射剤として使用することが制限されている。
また、前記特開平5−286805号公報に記載されているように、液化ペンタンを多量使用して構成されるエアゾール剤は爆発性や引火性の危険があるため使用が制限される。
【0007】
前記特開昭59−175403号公報に示した害虫防除剤組成物の他、フロン系の化合物を使用する害虫防除剤組成物として、特開平4−321603号公報に記載されている殺ダニ剤が知られている。該発明に有効成分として記載されている常温揮散性のフッ素系化合物としては、フロン22、フロン123、フロン124、フロン141b、フロン142b、フロン225等である。これらはいずれもクロロフッ化炭素であるのでいずれも地球オゾン層を破壊する作用があり使用することが制限さる。唯一塩素を含まないものはペンタフルオロプロパノールである。また、該発明では防除効果があるとしている害虫はダニ類のみである。
【0008】
本発明者らは、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを用いることにより、爆発性や引火性の危険がなく、特別に別途他の殺虫有効成分を含ませる必要がないために衛生上の危険がなく、速効性の冷却タイプの殺虫剤を提供することができることを見出し本発明に達した。
この2,3−ジハイドロデカフロロペンタンは、不燃性で地球オゾン層の破壊作用がない溶剤であって、三井・デュポンフロロケミカル株式会社より「バートレルXF」という商品名で発売されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷却タイプの殺虫剤は、前記したようにその構成成分に地球オゾン層を破壊する作用があるフロン系溶剤が用いられているか、あるいは爆発性や引火性の危険がある溶剤が用いられているため、環境上や取扱上等の問題点が指摘されている。発明が解決しようとする課題は、前記従来の冷却タイプの殺虫剤の問題点を解決し、速効性が大きく、致死率も高い、優れた冷却タイプの殺虫剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の課題を解決する手段を種々検討したところ、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを害虫を静止させるための有効成分として配合した害虫静止剤組成物が害虫を静止させる作用において薬理的にも速効性が高いことを見いだし、さらにこの害虫静止剤組成物を含む害虫防除剤が、薬理的にも速効性が高いことを見いだし、この知見に基づいて研究を行い、次の手段によって前記の目的を達成した。すなわち、
【0011】
(1)2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを、害虫を静止させるための有効成分として配合することを特徴とする害虫静止剤組成物。
(2)前記(1)記載の害虫静止剤組成物にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレンから選ばれる少なくとも1種を5重量%以上混合することを特徴とする害虫防除剤組成物。
(3)前記(1)記載の害虫静止剤組成物にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレン、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールから選ばれる少なくとも1種を1重量%以上、低級アルコール化合物を20〜50重量%混合することを特徴とする害虫防除剤組成物。
【0012】
本発明の害虫防除剤組成物は、前記した低沸点の化合物である2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを有効成分として使用するが、後に実施例中で示すように、エアゾール剤組成物として害虫防除に適用することも含むものである。
本発明の害虫防除剤組成物は、害虫に防除剤を使用する際には、害虫に直接付着させることが効果的に害虫を防除するのに望ましい。しかしこれに限定されるものではない。
本発明の害虫防除剤組成物は、通常の殺虫剤のように、ピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤のような、人体や家畜にも作用する殺虫有効成分を含有させなくてもよいので、人や家畜に有害な影響を与えないことが大きな特徴である。かつ、蒸発が速いため残留しないので、残留薬剤に伴う悪影響がない。
【0013】
本発明の害虫防除剤組成物において、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンは、40重量%以上、好ましくは70重量%以上含有するのがよく、さらにそれに添加して使用する混合するシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレンシトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコール等の溶剤は、1重量%以上、好ましくは2重量%以上混合することが望ましい。
本発明の害虫防除剤組成物は、害虫に直接殺虫剤を付着させることが望ましいので、噴射剤を含む組成物とし、害虫防除用エアゾール剤として使用することが望ましい。この場合、適用する噴射剤としては、プロパン、n−ブタン、イソブタン、DME、LPG、炭酸ガス、フロン134a等を挙げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の害虫防除剤組成物は2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを単独で有効成分として使用するよりも、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンと共にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレンから選ばれる少なくとも1種を前記組成物の5重量%以上混合することにより、速効性がある害虫防除剤組成物とすることができる。
さらに、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンと共にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレン、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールから選ばれる少なくとも1種を前記組成物の1重量%以上(好ましくは2重量%以上)、低級アルコール化合物、例えばエタノールを20〜50重量%混合することによってもより速効性がある害虫防除剤組成物とすることができる。
【0015】
本発明の薬剤有効成分である2,3−ジハイドロデカフロロペンタンは第1表に物理的特性を、第2表に環境特性をトリクロルトリフルオルエタン(フレオンTF(登録商標))との比較において表示した、また第3表に熱的特性を表示したフッ素系化合物であり、無色透明、無毒の液体で、不燃性である。
なお、本発明において、「有効成分」というのは、害虫防除の作用において有効に作用する成分という意味であって、最も広く解されるものであり、例えば殺虫作用とか忌避作用においてのみ有効である成分のように限定されるものではない。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】
【0019】
本発明の2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを含む害虫防除剤組成物が有効に適用される対象害虫としては、害虫に本発明の前記害虫防除有効成分を付着せしめ、該害虫防除有効成分を含む本発明の害虫防除剤組成物が害虫の動きを停止状態ないし致死をもたらす作用を発揮できる害虫ならば特に制限されないが、例えば、ゴキブリ類、ムカデ、ヤスデ、ゲジゲジ、ワラジムシ、アリなどの地をはう虫、及びハチ、蛾、特に毒蛾などの人体に危害を及ぼす飛翔害虫等を挙げることができる。特にゴキブリ類が対象となる。
【0020】
本発明を害虫防除用エアゾール剤組成物とする場合、
▲1▼2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを有効成分として配合したものを防除有効成分とする。
▲2▼2,3−ジハイドロデカフロロペンタンと共にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレンから選ばれる少なくとも1種を前記組成物の5重量%以上混合したものを防除有効成分とする。
▲3▼2,3−ジハイドロデカフロロペンタンと共にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレン、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールから選ばれる少なくとも1種を前記組成物の1重量%以上、低級アルコール化合物を20〜50重量%混合したものを防除有効成分とする。
以上▲1▼〜▲3▼の防除有効成分に噴射剤を組合せて各種のエアゾール剤組成物とする。
【0021】
【作用】
本発明は、前記のような構成であるので、屋内で例えばゴキブリ類の防除剤として使用しても、組成中に殺虫剤を含んでいないので、人や家畜に対する影響がほとんどなく、さらに引火点が認められず、消防法で扱われる「不燃物」の分野に属するので安全性が高い。
【0022】
【実施例】
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
先ず引火点の測定について説明する。
2,3−ジハイドロデカフロロペンタン(商品名「バートレルXF」三井・デュポンフロロケミカル株式会社製)にエタノールをそれぞれ20、30、35、40W/W%混合した溶液を「タグ」密閉式引火点測定装置(JISに規定されている装置)を用いて引火点の測定を行った。その結果を第2表に示す。
その結果、本発明の実施例に使用した害虫防除剤組成物は、いずれも引火点なし(測定したときに引火しなかったこと)という結果となり、消防法でいう「不燃物」の分野に属するものである。
【0023】
実施例1
(試験方法)
壁面にバターを塗布した容量約500ミリリットル(直径110mm×高さ50mm)のポリカップの底に以下に示す供試虫を一匹ずつ腹側を上にして入れる。供試虫がゴキブリの場合、入れた直後には脚を激しく動かして起き上がろうとするが、ほとんどの場合そのまま静止する。この時、供試溶剤の0.5ミリリットルをピペットで供試虫の頭〜腹部に滴下し、その後完全に動きが停止するまでの時間を測定する。
(供試虫)
クロゴキブリ成虫(雌)及びワモンゴキブリ成虫(雌)
(供試剤)
2,3−ジハイドロデカフロロペンタン、シトロネラール、キシレン、エタノール
【0024】
(試験結果)
供試剤として、2,3−ジハイドロデカフロロペンタン、シトロネラール、キシレン、エタノールを使用し、供試虫としてクロゴキブリ成虫(雌)を用いた場合の試験条件(供試溶剤の配合比率)及び試験結果を第4表に示す。
第4表より明らかなように、2,3−ジハイドロデカフロロペンタン(少量のキシレンを加えた場合)は、クロゴキブリが停止することが認められた。次にキシレンの配合比率を増加させた場合、シトロネラールを加えた場合及びいずれの場合もエタノールで希釈した場合には、供試剤を滴下して後短時間に供試虫の動きが停止し、その後蘇生することなく致死する。
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
実施例2
(試験方法)及び(供試虫)は実施例1と同じである。
(供試剤)
供試剤として、主剤である2,3−ジハイドロデカフロロペンタン、溶剤であるエタノールの他にシトロネラール、シトラール、ペリルアルデヒド、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールを用いた。試験条件(供試溶剤の配合比率)及び試験結果を第5表に示す。
(試験結果)
本発明の害虫防除剤の溶剤として、シトロネラール、シトラール、ペリルアルデヒド、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールを使用した方がノックダウンに至る時間が短縮され、その後蘇生することなく致死する。
【0028】
【表6】
【0029】
比較例1
(試験方法)及び(供試虫)は実施例1と同じである。
(供試剤)
本発明の主剤である2,3−ジハイドロデカフロロペンタンの代わりに、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンの沸点の前後の沸点をもつ、パーフルオロカーボンであるフロリナート(住友スリーエム社製)を用いて害虫防除剤を調製した。試験条件(供試剤の配合比率)及び試験結果を第6表に示す。
(試験結果)
第6表より明らかなように、2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを、それと前後する沸点をもつフロリナートに代えた場合には、供試虫は害虫防除剤の付着によって動かなくなるが、動かなくなるまでの時間が長い上、蘇生する。
従って、単なる蒸発潜熱による影響ではない特有の作用が働いているものと考えられる。
【0030】
【表7】
【0031】
実施例3
(試験方法)
壁面にバターを塗布した容量が約24リットル(横400×長さ300×高さ200mm)の容器の底に供試虫を10匹入れる。
これに本発明のエアゾール、又は対照エアゾールを高さ約1mの位置より3秒間噴射し、その後ノックダウンする供試虫数を時間毎に測定する。本発明のエアゾールは、第7表に示す処方からなり、〔溶液/噴射剤〕の比率は100/30であり、その全液量は130mlであり、また対照エアゾールは、第8表に示す処方からなり、〔溶液/噴射剤〕の比率は25/250であり、その全液量は300mlである。
(供試虫)
クロゴキブリ成虫(雌)
(試験結果)
試験結果は、第9表に示す。
【0032】
【表8】
【0033】
【表9】
【0034】
【表10】
【0035】
本発明エアゾールは、対照エアゾールの場合と比較すると、第9表にみられるようにかなりの速効性が確認された。
また、対照エアゾールは、かなりの高濃度の処方Bの場合でも、KT50値が90秒以上であり、これに比して本発明のエアゾールは殺虫成分を含まないものであるのに、速効性が非常に高いことがわかった。さらに、対照エアゾールの処方Aでも、一般的なゴキブリ用エアゾールの処方であるので、他の市販エアゾールでもKT50値は処方Aと類似したような値になるものと推定され、このことから、本発明のエアゾールにおける速効性は、従来品よりも優れていることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】
本発明の害虫防除剤は、優れた速効性を有し、致死効果も高い。特に、抵抗性害虫に対して有効に作用する。更に本発明の害虫防除剤はこの他以下に示す大きな特徴を有する優れた害虫防除剤である。すなわち、
▲1▼通常の殺虫剤のように、人や家畜にも作用を有するピレスロイド系殺虫剤、有機リン系殺虫剤、カーバメイト系殺虫剤のような殺虫有効成分を含有させなくともよいので、人や家畜に有害な影響を与えない。
▲2▼製剤で爆発性や引火性の危険がない。
▲3▼主剤である2,3−ジハイドロデカフロロペンタン含有製剤は、環境に有害な影響を与えない。
Claims (3)
- 2,3−ジハイドロデカフロロペンタンを、害虫を静止させるための有効成分として配合することを特徴とする害虫静止剤組成物。
- 請求項1記載の害虫静止剤組成物にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレンから選ばれる少なくとも1種を5重量%以上混合することを特徴とする害虫防除剤組成物。
- 請求項1記載の害虫静止剤組成物にシトロネラ−ル、シトラール、ペリルアルデヒド、キシレン、シトロネロール、ゲラニオール、ペリルアルコールから選ばれる少なくとも1種を1重量%以上、低級アルコール化合物を20〜50重量%混合することを特徴とする害虫防除剤組成物。
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