JP3786218B2 - 玄関先の呼出チャイム用操作器 - Google Patents
玄関先の呼出チャイム用操作器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3786218B2 JP3786218B2 JP01209696A JP1209696A JP3786218B2 JP 3786218 B2 JP3786218 B2 JP 3786218B2 JP 01209696 A JP01209696 A JP 01209696A JP 1209696 A JP1209696 A JP 1209696A JP 3786218 B2 JP3786218 B2 JP 3786218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- cover body
- outer frame
- frame cover
- push
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄関口等に設置される呼出チャイム用操作器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、呼出チャイム用操作器Aを例にとって説明すると、この操作器Aは、図4に示すように、押釦開口窓aを形成した箱型の外枠カバー体bと、押操作部cに取付片dを延設した押釦ハンドルeとを組み合せ、押釦ハンドルeの押操作部cを外枠カバー体bの押釦開口窓aより露見させるようにして組み付けた構成となっている。尚、押釦ハンドルeは、図5に示したように、取付片dを外枠カバー体bの内側に固着して取付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構成の呼出チャイム用操作器は、押釦ハンドルeが外枠カバー体bの押釦開口窓aより露見した構造になっているため、寒冷地などでは、雨やみぞれが降った後や結露した時に、図5に示すように、外枠カバー体bと押釦ハンドルeとの間の隙間に水が溜まり、この水が凍って氷fになり、押釦ハンドルeを操作できなくなることがあった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、外枠カバー体と押釦ハンドルとの隙間に氷が付着しにくく、万一氷が付着した場合でも押釦ハンドルを押操作すれば、容易に付着した氷を破壊することができる玄関先の呼出チャイム用操作器を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、請求項1の玄関先の呼出チャイム用操作器は、押釦開口窓を形成した箱型の外枠カバー体と、押操作部に取付片を延設した押釦ハンドルとを組み合せ、押釦ハンドルの押操作部を上記外枠カバー体の押釦開口窓より露見させると共に、上記取付片を外枠カバー体の内面側に位置するようにして組み付けた玄関先の呼出チャイム用操作器において、上記押釦ハンドルの取付片とは反対側の端面に複数の棚状穴部を形成している。
【0006】
また、請求項2〜5においては、請求項1の基本構造に更に、次のような構造的特徴が加えられている。請求項2では、上記棚状穴部の押操作部の裏面側に位置する縁部には、前記棚状穴部の奥側から開口側に向かって、該開口部が広がるように面取テーパ部を形成しており、請求項3では上記外枠カバー体の上記棚状穴部の開口側に位置される内壁部が、上記外枠カバー体の空間部が、その押釦開口窓から裏面側に向けて広がるように傾斜テーパ面を形成している。
【0007】
また、請求項4では、上記押釦ハンドルは、操作凹部を形成した押操作部の下方に基部を段状に形成するとともに、上記押操作部には、上記基部より突出して上記押釦開口窓より露出する周縁を形成し、この周縁と上記押釦開口窓の周縁との間には、接点部をオフからオンにするまでの押釦ハンドルの押操作量よりも大きい隙間を形成した構造とされており、請求項5では、請求項4において、押操作部の周縁から、その裏面側に向かってテーパ状の面取部を更に設け、段状の基部を形成している。
【0008】
また、請求項6は、請求項1〜5の基本構造に加えて、押釦操作器の組立作業を容易にしたもので、外枠カバー体と押釦ハンドルとを合成樹脂で各々一体成形し、押釦ハンドルの取付片には複数の孔部を設け、外枠カバー体の覆蓋部の内面には、対応した突起を設けており、更に請求項7では、押釦操作器として、玄関先に設置される呼出チャイム用操作器を提案している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る玄関先の呼出チャイム用操作器の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、本実施の形態では、玄関先の呼出チャイム用操作器として玄関先に設置される呼出チャイム用操作器について説明するが、本発明はこれに限らず、照明、電源その他の押釦操作器にも適用できるものである。
【0010】
チャイム用操作器1は、図1〜図3に示すように、押釦開口窓2aを形成した箱型の外枠カバー体2と、押操作部3aに取付片3bを延設した押釦ハンドル3とを組み合せ、押釦ハンドル3の押操作部3aを外枠カバー体2の押釦開口窓2aより露見させるようにして組み付けたものである。
箱型の外枠カバー体2と押釦ハンドル3は各々合成樹脂の一体成形によって形成されており、箱型の外枠カバー体2の覆蓋部2bの裏面には、押釦ハンドル3の取付片3bに形成された3つの孔部3cに挿入して押釦ハンドル3を取付けるための3つの突起2cが形成されている。
【0011】
また、外枠カバー体2の裏側開口2dには、図2に示すように、チャイムを鳴動させる接点部4を有したスイッチ回路を実装したボディ5を嵌め入れるようになっている。この接点部4は、いつもはオフ状態となっているが、押釦ハンドル3の押操作部3aに形成された円状の操作凹部3dを押操作することによって、押操作部3aの基部3eの裏面で接点部を押圧してチャイムが鳴動されるようになっている。
【0012】
押釦ハンドル3は図2に示すように、弓なりに弾性変形させて取付けているので、接点部4は弾性力がなくてもよい。押釦ハンドル3の弾性力がこれに作用する。
押釦ハンドル3の下端には複数の棚状穴部3fが形成され、この棚状穴部3fの下端には、押釦開口窓2aの内方に向かって広がる面取テーパ部3gが形成されており、押釦開口窓2aの下端部には、内方に向かって広がる傾斜テーパ面2eが形成されている。また、押釦ハンドル3は、操作凹部3dを形成した押操作部3aの下方に基部3eを段状に形成するとともに、押操作部3aには、基部3eより突出して押釦開口窓2aより露出する周縁3iを形成しており、この周縁3iと押釦開口窓2aの周縁2fとの間には、押釦ハンドル3の押操作量つまり押釦ハンドル3を押操作して、接点部4をオフからオンにするまでの押釦ハンドル3の変化量よりも大きい隙間Hを保持するようになされている。更に、押操作部3aの周縁3iには、押釦開口窓2aに向かって小さくなるテーパ状の面取部3jが形成されている。
【0013】
次に上記のように構成されたチャイム用操作器1の作用について説明する。
押釦ハンドル3の下端には複数の棚状穴部3fが形成されているので、押釦ハンドル3と外枠カバー体2の隙間Hには氷が形成されにくい。
また、棚状穴部3fの下端には、押釦開口窓2aの内方に向かって広がる面取テーパ部3gが形成されているので、この部分に氷が付着しても押釦ハンドル3を押操作することによって容易に剥がれる。
【0014】
更に、押釦開口窓2aの下端部には、内方に向かって広がる傾斜テーパ面2eが形成されているので、チャイム用操作器1の内部に水が浸入してもこの傾斜テーパ面2eを伝って外部に流出しやすい。
押操作部3aの周縁3iと押釦開口窓2aの周縁2fの間に押釦ハンドル3の押操作量よりも大きい隙間Hを形成しているので、押釦ハンドル3と押釦開口窓2aの周縁2fとの間には氷が付着しにくく、更に押操作部3aの周縁3iを、押釦開口窓2aに向かって小さくなるテーパ状の面取部3jを形成すれば一層効果的である。
【0015】
また、外枠カバー体2と押釦ハンドル3が合成樹脂で各々一体成形されており、外枠カバー体2の覆蓋部2bの裏面に一体に形成された3つの突起2cを押釦ハンドル3の取付片3bに形成された3つの穴部3cより突出させ、突出した部分を熱圧着するだけで押釦ハンドル3を外枠カバー体2に取付けできるので、接着やビス止めが不要であり、製造、組立ても容易である。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の玄関先の呼出チャイム用操作器によれば、押釦ハンドルの取付片とは反対側の端面に複数の棚状穴部を形成しているので、押釦ハンドルと外枠カバー体との隙間には氷が形成されにくく、寒冷地における氷着による操作不能は解消される。
【0017】
更に、請求項2〜5のいずれか、あるいはこれらを組み合わせることによって、水が浸入しにくく且つ氷が付着しにくい押釦操作器が提供でき、隙間に氷が付着したとしても、この氷を容易に破壊して剥がすことができる。請求項6の玄関先の呼出チャイム用操作器によれば、外枠カバー体と押釦ハンドルが合成樹脂で各々一体成形されており、突起を孔部に嵌入し熱圧着させるだけで外枠カバー体と押釦ハンドルとを組み付けることができ、玄関先の呼出チャイム用操作器の製造を簡単且つ容易に行うことができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0018】
請求項7の呼出チャイム用操作器によれば、寒冷地に設置した場合であっても呼出チャイム用操作器に氷が付着することを防ぐことができ、万一氷が付着してもこの氷を容易に剥がすことができるので有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気機器の押釦操作器の一実施の形態である呼出チャイム用操作器の分解斜視図である。
【図2】呼出チャイム用操作器の組立て構造を示す側面図である。
【図3】呼出チャイム用操作器の内部構造を示す分解した状態の縦断面図である。
【図4】従来の呼出チャイム用操作器の分解斜視図である。
【図5】従来の呼出チャイム用操作器に氷が付着した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 チャイム用操作器(電気機器の押釦操作器)
2 外枠カバー体
2a 押釦開口窓2a
2e 傾斜テーパ面
2f 周縁
3 押釦ハンドル
3a 押操作部
3b 取付片
3d 操作凹部
3e 基部
3f 棚状穴部
3g 面取テーパ部
3i 周縁
3j 面取部
4 接点部
H 隙間
Claims (6)
- 押釦開口窓を形成した箱型の外枠カバー体と、押操作部に取付片を延設した押釦ハンドルとを組み合せ、押釦ハンドルの押操作部を上記外枠カバー体の押釦開口窓より露見させると共に、上記取付片を外枠カバー体の内面側に位置するようにして組み付けた玄関先の呼出チャイム用操作器において、
上記押釦ハンドルの取付片とは反対側の端面に複数の棚状穴部を形成していることを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。 - 請求項1において、
上記棚状穴部の押操作部の裏面側に位置する縁部には、前記棚状穴部の奥側から開口側に向かって、該開口部が広がるように面取テーパ部を形成していることを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。 - 請求項1又は2のいずれかにおいて、
上記外枠カバー体の上記棚状穴部の開口側に位置される内壁部が、上記外枠カバー体の空間部が、その押釦開口窓から裏面側に向けて広がるように傾斜テーパ面を形成していることを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
上記押釦ハンドルは、操作凹部を形成した押操作部の下方に基部を段状に形成するとともに、上記押操作部には、上記基部より突出して上記押釦開口窓より露出する周縁を形成しており、この周縁と上記押釦開口窓の周縁との間には、接点部をオフからオンにするまでの押釦ハンドルの押操作量よりも大きい隙間を形成していることを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。 - 請求項4において、
上記押操作部の周縁から、その裏面側に向かってテーパ状の面取部を更に設け、段状の基部を形成していることを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
上記外枠カバー体と押釦ハンドルが合成樹脂で各々一体成形されて、上記押釦ハンドルの取付片には複数の孔部を設けるとともに、上記外枠カバー体の覆蓋部の内面には上記孔部に嵌入する複数の突起を突出させ、この突起を上記孔部より嵌入し突出させてから熱圧着することによって、上記押釦ハンドルを上記外枠カバー体に一体的に組み付けた構造としたことを特徴とする玄関先の呼出チャイム用操作器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01209696A JP3786218B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 玄関先の呼出チャイム用操作器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01209696A JP3786218B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 玄関先の呼出チャイム用操作器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09204850A JPH09204850A (ja) | 1997-08-05 |
JP3786218B2 true JP3786218B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=11796053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01209696A Expired - Fee Related JP3786218B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 玄関先の呼出チャイム用操作器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3786218B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP01209696A patent/JP3786218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09204850A (ja) | 1997-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2642083B2 (ja) | 小型電子機器のスイッチ部基板の保持構造 | |
JPH0757608A (ja) | 電気機器の端子カバー装置 | |
JP3786218B2 (ja) | 玄関先の呼出チャイム用操作器 | |
JPH11288635A (ja) | ケースの防水構造 | |
US5924552A (en) | Retainer structure of switch | |
JP3024501B2 (ja) | スイッチの防水構造 | |
JP3837779B2 (ja) | 防水スイッチ | |
JP2629444B2 (ja) | マイクロホン固定装置 | |
JPH0338864Y2 (ja) | ||
JPH0433611Y2 (ja) | ||
JP2550817Y2 (ja) | 節度付プッシュオンスイッチ | |
JPH1021778A (ja) | 車両用スイッチ | |
JPS6230742Y2 (ja) | ||
JP3767249B2 (ja) | 押ボタン装置 | |
JPH0343739Y2 (ja) | ||
JP3762572B2 (ja) | 押釦スイッチ | |
JPH09265849A (ja) | 電気機器取付装置 | |
JP2002314259A (ja) | 電気機器のキャビネット | |
JPH0227459Y2 (ja) | ||
JPH0632062Y2 (ja) | スイッチハンドルの支持構造 | |
JPH0419928A (ja) | 押しボタンスイッチ | |
JPH06232954A (ja) | 電子装置の押しボタン操作部 | |
JPH03120083U (ja) | ||
KR20000009064U (ko) | 위성방송수신기의 메인섀시 | |
JPH0340731U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030603 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060315 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |