JP3777372B2 - 電動パワーステアリング装置の故障検出装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の故障検出装置 Download PDF

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本発明は、バッテリおよび操舵用のモータ間に配置されて該モータを正逆転駆動するHブリッジ回路と、バッテリおよびHブリッジ回路間に配置されたパワーリレーと、Hブリッジ回路およびモータ間に配置されてパワーリレーと連動して開閉するフェイルセーフリレーとを備えた電動パワーステアリング装置の故障検出装置に関する。
電動パワーステアリング装置のモータを、4個のスイッチング素子を備えたHブリッジ回路を介して駆動するものが、下記特許文献1により公知である。Hブリッジ回路は、その4個のスイッチング素子のうち、第1の対角位置にある2個のスイッチング素子をONすることによりモータを正転駆動し、第2の対角位置にある2個のスイッチング素子をONすることによりモータを逆転駆動することができる。
ところで、バッテリとHブリッジ回路との間には、バッテリからHブリッジ回路への電力の供給をON/OFFするパワーリレーが配置されており、またHブリッジ回路とモータとの間には、異常時にモータを停止させるフェイルセーフリレーが配置されている。従来、パワーリレーおよびフェイルセーフリレーが独立してON/OFFできるものでは、以下のようにしてフェイルセーフリレーのON故障を検出していた。
即ち、図4において、パワーリレー43をONしてフェイルセーフリレー47をOFFした状態で、例えば第3スイッチング素子46cをONすると、フェイルセーフリレー47が正常にOFFしていれば、電圧VMNだけがバッテリ電圧まで上昇する。しかしながら、フェイルセーフリレー47がON故障していると、電圧VMNおよび電圧VMPの両方がバッテリ電圧まで上昇する現象が発生する。また第4スイッチング素子46dをONすると、フェイルセーフリレー47が正常にOFFしていれば、電圧VMPだけがバッテリ電圧まで上昇する。しかしながら、フェイルセーフリレー47がON故障していると、電圧VMPおよび電圧VMNの両方がバッテリ電圧まで上昇する現象が発生する。従って、上記現象を利用してフェイルセーフリレー47のON故障を検出することが可能であった。
特開2000−190861号公報
しかしながら、コストの低減やリレー駆動回路の故障率の低減のためにパワーリレーおよびフェイルセーフリレーが連動してONする構造のものでは、パワーリレーをONしてフェイルセーフリレーをOFFすることができないため、上述したフェイルセーフリレーのON故障を検出できないという問題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、電動パワーステアリング装置のモータを駆動するHブリッジ回路のフェイルセーフリレーのON故障を検出できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、バッテリおよび操舵用のモータ間に配置されて該モータを正逆転駆動するHブリッジ回路と、バッテリおよびHブリッジ回路間に配置されたパワーリレーと、Hブリッジ回路およびモータ間に配置されてパワーリレーと連動してON/OFFするフェイルセーフリレーとを備えた電動パワーステアリング装置の故障検出装置であって、Hブリッジ回路は、バッテリのプラス極に接続する高圧端子と、バッテリのマイナス極に接続する低圧端子と、モータに接続する第1、第2出力端子と、低圧端子および第1出力端子を接続する第1スイッチング素子と、低圧端子および第2出力端子を接続する第2スイッチング素子と、高圧端子および第1出力端子を接続する第3スイッチング素子と、高圧端子および第2出力端子を接続する第4スイッチング素子とで構成され、第1、第2出力端子に所定のプルアップ電圧が印加されたものにおいて、パワーリレーおよびフェイルセーフリレーをOFFした状態で、第1スイッチング素子および第2スイッチング素子の何れか一方をONしたときに、第1出力端子の電圧および第2出力端子の電圧の両方が前記プルアップ電圧から低下した場合に、フェイルセーフリレーのON故障を判定することを特徴とする、電動パワーステアリング装置の故障検出装置が提案される。
請求項1の構成によれば、パワーリレーおよびフェイルセーフリレーをOFFした状態で第1スイッチング素子ONしたとき、フェイルセーフリレーがON故障していると、本来プルアップ電圧に保持されるはずの第2出力端子の電圧が低圧端子に短絡した第1出力端子と同じ電圧まで減少し、あるいはパワーリレーおよびフェイルセーフリレーをOFFした状態で第2スイッチング素子ONしたときに、フェイルセーフリレーがON故障していると、本来プルアップ電圧に保持されるはずの第1出力端子の電圧が低圧端子に短絡した第2出力端子と同じ電圧まで減少することにより、フェイルセーフリレーのON故障を確実に判定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図1は電動パワーステアリング装置の全体斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4はモータの駆動回路を示す図、図5はモータの正転時および逆転時の作用説明図、図6はフェイルセーフリレーの正常時の作用説明図、図7はフェイルセーフリレーの故障時の作用説明図、図8はフェイルセーフリレーの故障検出の作用を説明するフローチャートの第1分図、図9はフェイルセーフリレーの故障検出の作用を説明するフローチャートの第2分図である。
図1に示すように、ステアリングハンドル11と一体に回転する上部ステアリングシャフト12は、上部ユニバーサルジョイント13、下部ステアリングシャフト14および下部ユニバーサルジョイント15を介して、減速機16から上方に突出するピニオンシャフト17に接続される。減速機16の下端に接続されたステアリングギヤボックス18の左右両端から突出するタイロッド19,19が、左右の車輪WL,WRの図示せぬナックルに接続される。減速機16にはモータMが支持されており、このモータMの作動が、減速機16の内部に収納した操舵トルクセンサStからの信号が入力される電子制御ユニットUにより制御される。
図2および図3に示すように、減速機16はステアリングギヤボックス18と一体の下部ケース21と、その上面にボルト22…で結合された中間ケース23と、その上面にボルト24…で結合された上部ケース25とを備えており、ステアリングギヤボックス18および上部ケース25にボールベアリング26,27で前記ピニオンシャフト17が回転自在に支持される。ピニオンシャフト17の下端に設けられたピニオン28が、ステアリングギヤボックス18の内部に左右移動自在に支持したラックバー29に設けられたラック30に噛合する。ステアリングギヤボックス18に形成した貫通孔18aに押圧部材31が摺動自在に収納されており、貫通孔18aを閉塞するナット部材32との間に配置したスプリング33で押圧部材31をラックバー29の背面に向けて付勢することで、ラックバー29の撓みが抑制される。
減速機16の内部に延びるモータMの回転軸34は、一対のボールベアリング35,36で下部ケース21に回転自在に支持されており、モータMの回転軸34に設けられたウオーム37が、ピニオンシャフト17に固定されたウオームホイール38に噛合する。
従って、モータMを駆動すると回転軸34のトルクがウオーム37およびウオームホイール38を介してピニオンシャフト17に伝達され、ドライバーのステアリング操作がモータMによってアシストされる。
図4には、電子制御ユニットUからの指令でモータMを駆動するモータ駆動回路Cが示される。モータ駆動回路CはHブリッジ回路41を備えており、その高圧端子THはシャント抵抗42、パワーリレー43およびチョークコイル44を介して車載の12Vのバッテリ45のプラス極45aに接続され、その低圧端子TLは接地されてバッテリ45のマイナス極45bに接続される。Hブリッジ回路41の第1出力端子TM1および第2出力端子TM2はモータMに接続されており、低圧端子TLおよび第1出力端子TM1が第1スイッチング素子46aで接続され、低圧端子TLおよび第2出力端子TM2が第2スイッチング素子46bで接続され、高圧端子THおよび第1出力端子TM1が第3スイッチング素子46cで接続され、高圧端子THおよび第2出力端子TM2が第4スイッチング素子46dで接続される。第1〜第4スイッチング素子46a〜46dは、例えば電界効果トラジスタ(FET)で構成される。第1出力端子TM1および第2出力端子TM2の何れか一方(実施例では第1出力端子TM1)とモータMとの間に、フェイルセーフリレー47が配置される。
バッテリ45からHブリッジ回路41への電力の供給をON/OFFするパワーリレー43と、異常時にモータMを停止させるフェイルセーフリレー47とは、電子制御ユニットUにより制御される共通のリレー駆動回路48に接続されており、パワーリレー43およびフェイルセーフリレー47は連動してON/OFFする。即ち、パワーリレー43がONするとフェイルセーフリレー47もONし、パワーリレー43がOFFするとフェイルセーフリレー47もOFFし、これによりコストの低減およびリレー駆動回路48の故障率の低減が図られる。
パワーリレー43およびHブリッジ回路41間に配置されたシャント抵抗42はモータ電流検出回路49に接続されており、電子制御ユニットUに接続されたモータ電流検出回路49は、シャント抵抗42の両端の電位差とシャント抵抗42の抵抗値とに基づいて、バッテリ45からHブリッジ回路41に供給される電流を検出する。
第1出力端子TM1の電位VMNおよび第2出力端子TM2の電位VMP、つまりモータMの両端子の電位は、電子制御ユニットUに接続されたモータ端子電圧検出回路50により検出される。モータMが作動していないとき、第1出力端子TM1の電位VMNおよび第2出力端子TM2の電位VMPはバッテリ45により2V〜3Vにプルアップされている。
Hブリッジ回路41の第1〜第4スイッチング素子46a〜46dは、電子制御ユニットUに接続されたスイッチング素子駆動回路51によりデューティ制御される。即ち、図5(A)に示すように、対角位置にある第1スイッチング素子46aおよび第4スイッチング素子46dがONすると、第1出力端子TM1が低圧端子TLに接続されて0Vになり、第2出力端子TM2が高圧端子THに接続されて12Vになることで、モータMが正転する。このとき、第1スイッチング素子46aおよび第4スイッチング素子46dの何れか一方のデューティ比を制御することで、モータMに流れる電流を制御することができる。
また図5(B)に示すように、他の対角位置にある第2スイッチング素子46bおよび第3スイッチング素子46cがONすると、第2出力端子TM2が低圧端子TLに接続されて0Vになり、第1出力端子TM1が高圧端子THに接続されて12Vになることで、モータMが逆転する。このとき、第2スイッチング素子46bおよび第3スイッチング素子46cの何れか一方のデューティ比を制御することで、モータMに流れる電流を制御することができる。
電子制御ユニットUとスイッチング素子駆動回路51との間に配置されたモータ駆動禁止回路52は、操舵トルク検出手段Stで検出した操舵トルクの方向と逆方向にモータMが駆動されないように監視しており、逆方向にモータMが駆動される状態が所定時間継続すると、モータ駆動禁止回路52はスイッチング素子駆動回路51を介してモータ駆動禁止信号を出力する。
次に、フェイルセーフリレー47のON故障の検出について説明する。この故障検出は、例えばドライバーがイグニッションスイッチをONしたときに、イニシャルチェックの一環として行われる。
連動してON/OFFするパワーリレー43およびフェイルセーフリレー47を共にOFFした状態でも、第1出力端子TM1および第2出力端子TM2にはプルアップ電圧が印加されている。この状態から、図6(A)に示すように、第1スイッチング素子46aをONすると、第1出力端子TM1が低圧端子TLを介して接地されて電圧がプルアップ電圧から0Vに低下する。また図6(B)に示すように、第2スイッチング素子46bをONすると、第2出力端子TM2が低圧端子TLを介して接地されて電圧がプルアップ電圧から0Vに低下する。
それに対し、フェイルセーフリレー47がON故障していると第1出力端子TM1および第2出力端子TM2がモータMおよびフェイルセーフリレー47を介して接続されるため、図7(A)に示すように、第1スイッチング素子46aをONすると、第1出力端子TM1および第2出力端子TM2が共に低圧端子TLを介して接地されて電圧がプルアップ電圧から0Vに低下する。また図7(B)に示すように、第2スイッチング素子46bをONすると、第2出力端子TM2および第1出力端子TM1が共に低圧端子TLを介して接地されて電圧がプルアップ電圧から0Vに低下する。
フェイルセーフリレー47のON故障の検出は上述した現象を利用して行われる。以下、その詳細を図8および図9のフローチャートに基づいて説明する。
パワーリレー43およびフェイルセーフリレー47を共にOFFした状態で、先ずステップS1bで第2スイッチング素子46bをデューティ比100%でONする。その結果、ステップS2bで本来変化しないはずの第1出力端子TM1の電圧VMNが閾値である1V未満に低下すれば(つまり接地電圧に低下すれば)、ステップS3bで故障カウンタFSRNGCをインクリメントし、ステップS4bで故障カウンタFSRNGCが20msec以上になれば、ステップS5bで第1出力端子異常フラグF FSRN=1(異常)にセットする。
一方、前記ステップS2bで第1出力端子TM1の電圧VMNが閾値である1V以上であり(つまりプルアップ電圧のままであり)、かつステップS6bでモータ駆動禁止回路52がモータMの左方向の駆動を禁止していなければ、つまり第2スイッチング素子46bおよび第3スイッチング素子46cがONすることを禁止していなければ、ステップS7bで正常カウンタFSROKCをインクリメントし、ステップS8bで正常カウンタFSROKCが閾値である10msec以上になれば、ステップS9bで第1出力端子異常フラグF FSRN=0(正常)にセットする。
また前記ステップS6bでモータ駆動禁止回路52がモータMの左方向の駆動を禁止していれば、つまり第2スイッチング素子46bおよび第3スイッチング素子46cがONすることを禁止していれば、ステップS10bで故障検出禁止カウンタFSRCLCをインクリメントし、ステップS11bで故障検出禁止カウンタFSRCLCが20msec以上になれば、前記ステップS9bで第1出力端子異常フラグF FSRN=0(正常)にセットする。そしてステップS12bで第2スイッチング素子46bをOFFして前半の処理を終了する。
前記ステップS6b,S10b,S11bの意味するところは以下のとおりである。即ち、フェイルセーフリレー47のON故障を検出すべく前記ステップS1bで第2スイッチング素子46bをONしようとしても、モータ駆動禁止回路52が作動していて第2スイッチング素子46bがONしない場合には、フェイルセーフリレー47のON/OFFに関わらずに前記ステップS2bで第1出力端子TM1の電圧VMNが閾値である1V以上になるため、フェイルセーフリレー47のON故障が検出できないことになる。この場合、前記ステップS11bで20msecが経過するのを待っても依然としてモータ駆動禁止回路52が作動していれば、チェック時間の節約のために、フェイルセーフリレー47が正常であると見なしてステップS9aに移行する。
続くステップS1aで第1スイッチング素子46aをデューティ比100%でONする。その結果、ステップS2aで本来変化しないはずの第2出力端子TM2の電圧VMPが閾値である1V未満に低下すれば(つまり接地電圧に低下すれば)、ステップS3aで故障カウンタFSRNGCをインクリメントし、ステップS4aで故障カウンタFSRNGCが20msec以上になれば、ステップS5aで第2出力端子異常フラグF FSRP=1(異常)にセットする。
一方、前記ステップS2aで第2出力端子TM2の電圧VMPが閾値である1V以上であり(つまりプルアップ電圧のままであり)、かつステップS6aでモータ駆動禁止回路52がモータMの右方向の駆動を禁止していなければ、つまり第1スイッチング素子46aおよび第4スイッチング素子46dがONすることを禁止していなければ、ステップS7aで正常カウンタFSROKCをインクリメントし、ステップS8aで正常カウンタFSROKCが閾値である10msec以上になれば、ステップS9aで第2出力端子異常フラグF FSRP=0(正常)にセットする。
また前記ステップS6aでモータ駆動禁止回路52がモータMの右方向の駆動を禁止していれば、つまり第1スイッチング素子46aおよび第4スイッチング素子46dがONすることを禁止していれば、ステップS10aで故障検出禁止カウンタFSRCLCをインクリメントし、ステップS11aで故障検出禁止カウンタFSRCLCが20msec以上になれば、前記ステップS9aで第2出力端子異常フラグF FSRP=0(正常)にセットする。そしてステップS12aで第1スイッチング素子46aをOFFして後半の処理を終了する。
前記ステップS6a,S10a,S11aの意味するところは以下のとおりである。即ち、フェイルセーフリレー47のON故障を検出すべく前記ステップS1aで第1スイッチング素子46aをONしようとしても、モータ駆動禁止回路52が作動していて第1スイッチング素子46aがONしない場合には、フェイルセーフリレー47のON/OFFに関わらずに前記ステップS2aで第2出力端子TM2の電圧VMPが閾値である1V以上になるため、フェイルセーフリレー47のON故障が検出できないことになる。この場合、前記ステップS11aで20msecが経過するのを待っても依然としてモータ駆動禁止回路52が作動していれば、チェック時間の節約のために、フェイルセーフリレー47が正常であると見なしてステップS9aに移行する。
そしてステップS13で第2出力端子異常フラグF FSRP=1であるか、あるいはステップS14で第1出力端子異常フラグF FSRN=1であれば、ステップS15でフェイルセーフリレー47のON故障を確定する。
以上のように、フェイルセーフリレー47がON故障した状態で第1スイッチング素子46aをONすると、本来プルアップ電圧に保持されるはずの第2出力端子TM2の電圧VMPが低圧端子TLに短絡した第1出力端子TM1と同じ電圧まで減少し、あるいはフェイルセーフリレー47がON故障した状態で第2スイッチング素子46bをONすると、本来プルアップ電圧に保持されるはずの第1出力端子TM1の電圧VMNが低圧端子TLに短絡した第2出力端子TM2と同じ電圧まで減少することにより、フェイルセーフリレー47のON故障を確実に判定することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、第1〜第4スイッチング素子46a〜46dは電界効果トランジスタ(FET)に限定されず、絶縁ゲート・バイポーラトランジスタ(IGBT)等の他種のスイッチング素子であっても良い。
また本発明は3相交流モータの駆動回路にも適用することができる。
電動パワーステアリング装置の全体斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3−3線断面図 モータの駆動回路を示す図 モータの正転時および逆転時の作用説明図 フェイルセーフリレーの正常時の作用説明図 フェイルセーフリレーの故障時の作用説明図 フェイルセーフリレーの故障検出の作用を説明するフローチャートの第1分図 フェイルセーフリレーの故障検出の作用を説明するフローチャートの第2分図
符号の説明
41 Hブリッジ回路
43 パワーリレー
45 バッテリ
45a プラス極
45b マイナス極
46a 第1スイッチング素子
46b 第2スイッチング素子
46c 第3スイッチング素子
46d 第4スイッチング素子
47 フェイルセーフリレー
M モータ
TL 低圧端子
TH 高圧端子
TM1 第1出力端子
TM2 第2出力端子

Claims (1)

  1. バッテリ(45)および操舵用のモータ(M)間に配置されて該モータ(M)を正逆転駆動するHブリッジ回路(41)と、バッテリ(45)およびHブリッジ回路(41)間に配置されたパワーリレー(43)と、Hブリッジ回路(41)およびモータ(M)間に配置されてパワーリレー(43)と連動してON/OFFするフェイルセーフリレー(47)とを備えた電動パワーステアリング装置の故障検出装置であって、
    Hブリッジ回路(41)は、バッテリ(45)のプラス極(45a)に接続する高圧端子(TH)と、バッテリ(45)のマイナス極(45b)に接続する低圧端子(TL)と、モータ(M)に接続する第1、第2出力端子(TM1,TM2)と、低圧端子(TL)および第1出力端子(TM1)を接続する第1スイッチング素子(46a)と、低圧端子(TL)および第2出力端子(TM2)を接続する第2スイッチング素子(46b)と、高圧端子(TH)および第1出力端子(TM1)を接続する第3スイッチング素子(46c)と、高圧端子(TH)および第2出力端子(TM2)を接続する第4スイッチング素子(46d)とで構成され、第1、第2出力端子(TM1,TM2)に所定のプルアップ電圧が印加されたものにおいて、
    パワーリレー(43)およびフェイルセーフリレー(47)をOFFした状態で、第1スイッチング素子(46a)および第2スイッチング素子(46b)の何れか一方をONしたときに、第1出力端子(TM1)の電圧および第2出力端子(TM2)の電圧の両方が前記プルアップ電圧から低下した場合に、フェイルセーフリレー(47)のON故障を判定することを特徴とする、電動パワーステアリング装置の故障検出装置。
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