JP3776724B2 - 熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール - Google Patents

熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の熱転写方法が知られているが、この方法は基材上に着色転写層を形成した熱転写シートを用い、その背面からサーマルヘッド等により、文字や図形あるいは模様等の画像を、イエロー、マゼンタ、シアン等の色毎に、その画像状に加熱して、上記の着色転写層を被転写材の表面に熱転写するものである。この熱転写方法は、その着色転写層の構成によって、昇華転写型と熱溶融転写型の2方式に大別される。昇華転写型は、熱によって昇華または移行する染料を適当なバインダーにより、基材上に着色転写層として担持させた熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、着色転写層中の染料を被転写材表面に熱移行させるものである。但し、被転写材表面には、染料の染着しやすい受容層を設けているものである。
それに対し、熱溶融転写型は、基材上に加熱により容易に軟化、溶融して転写可能な着色転写層を形成した熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、被転写材表面に着色転写層を転写するものである。
両方式ともに、モノカラーおよび多色カラー画像の形成が可能であり、多色カラー画像の場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンさらに必要に応じてブラックの三色ないし四色の熱転写シートを用意し、同一の被転写材の表面に各色(各種)を熱転写して、カラー画像を形成できる。
【0003】
このような熱転写方法において、使用する被転写材である熱転写受像シートはシート状の形態で多数枚を積み重ねて、プリンターに供給したり、長尺状の連続した受像シートを巻き取ったロール状の形態で、プリンターに供給されている。
特に、最近は大量に熱転写記録を行なう用途が多く、ロール形態の熱転写受像シートを使用することが行なわれている。そして、そのロール状の熱転写受像シートは一般的に、供給用コア(ボビン)の上に巻かれ、その巻かれた受像シートの端を巻上用コア(ボビン)に接着させて巻上げたり、熱転写記録後に断裁してシート状にして排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなロール状の熱転写受像シートは、供給用コアが必要であり、受像シートを使い切った後に、そのコアを廃棄したり、またはコアの再使用を行なったりしている。ところが、そのコアは熱転写受像シートをシワ無く、均一に巻上げるために、寸法精度の高いものが要求され、それに伴ないコアのコストが高くかかってしまうという問題がある。
上記のコアのコストを低減させるために、材質をプラスチックではなく、紙パルプを主体とした、いわゆる「紙管」にした場合、受像シートロールをプリンター内で回転させる時に、その紙管とプリンター側の駆動部とを接触させる。しかし、受像シートロールの回転時に紙管と駆動部との間の摩擦により、紙管から紙粉が発生し、プリンター内に飛散し、熱転写印画物にもピンホール等の画質低下につながったりする。
また供給用コアを購入するだけではなく、そのコアを保管し、受像シートを巻上げる際に、そのコアを巻上げ機に装着させたり、コア部材の保管や、巻上作業における手間がかかる点も問題である。
【0005】
したがって、本発明は、このような実情に鑑みて創出されたものであり、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、軸111、112を用い、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。また、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を用いて、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。
【0007】
また、本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、軸111、112を使用して、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴としている。また、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を使用して、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴としている。本発明の熱転写受像シートロールは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、軸111、112を使用して、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と一体的に連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする。また、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を使用して、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と一体的に連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする。
【0008】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、軸111、112を用い、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成であり、または巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を用いて、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成であり、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図であり、熱転写プリンター1は受像シートロール2が設置される受像シートロール収納部3と、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定され、巻き取られた熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具4と、熱転写記録部5と、熱転写受像シート切断部9から構成されている。熱転写受像シートは、受像シートロール収納部3を始点にして、受像シートをロール17(搬送ロールと言われ、また上側のロールをピンチロール、下側のロールをグリップロールと言われる)によって、矢印の方向に引張り、印画する開始位置に合わせ、そしてロール17の逆回転により、受像シートロール2を巻き戻しながら(矢印と反対方向に進み)、印画を行なう。熱転写受像シートは治具4とロール17の間で、テンションが加えられるが、ロール17の正転、逆転により、熱転写受像シートの搬送制御が主に行なわれ、治具4はそのロール17の回転運動に連動して、受像シートロール2を回転させ、熱転写受像シートの搬送を補助している。したがって、熱転写受像シートロール2と治具4との固定は、スリップしないほうが好ましいが、多少スリップしても受像シートに折れや、しわ等の影響を与えない程度であれば問題ない。
印画は、熱転写シート16の背面側をサーマルヘッド14に接触するようにして、さらに、熱転写シートの転写層側(背面側と反対側)と受像シートの受像面が重なるように配置して、受像シートの裏面側(受像面と反対側)と接する位置にプラテンロール15を設置させ、熱転写記録時には、サーマルヘッド14が矢印の向きに降りて、熱転写シート16から画像状に色材が受像シート上に転写される。
【0010】
受像シートロール収納部3と熱転写記録部5との間に、図示はしていないが、受像シート幅の両側に沿って、ガイド部材を取り付け、受像シートの幅方向の蛇行を防止することが好ましい。
また、このガイド部材は、熱転写受像シート幅に応じて、2つのガイド部材の間隔を変えられるようにすることが望ましい。例えば、プリンター側の各ガイド部材を取り付ける部分に、互いに噛み合うピンとダイスを取り付け、ダイスを予め一つの部材に複数個取り付け、ピンの設けられた部材と、ダイスの設けられた部材同士が、受像シート幅方向で自由にスライドできるもので、受像シート幅の寸法に応じた位置のダイスにピンを嵌め込めば良い。これによって、搬送される受像シートの端とガイド部材とが接触して、ガイド部材が受像シートの幅方向の動きを規制して、受像シートの蛇行を防止できる。
尚、図示した熱転写プリンターは切断部9でシートカットされるものであるが、巻取りの熱転写受像シートロールを供給して、熱転写記録後もロール状に巻き取って仕上げることも可能である。
【0011】
図2は、本発明の熱転写受像シートロールの参考となる実施形態を示す説明図であり、図2(a)に示すように巻芯を使用せずに、受像シートロール2の巻取の巻き始め部分6が先端部18から間隔をおいた部分7で、受像シートロール2の中空部8の周面と固定される。その固定方法としては、片面粘着テープや両面粘着テープで接着したり、あるいは液体ないし固体の接着剤を用いて両者を接着したり、あるいは両者をホッチキスで留めたりして、両者がずれることなく固定させる。それによって、受像シートロールの中心部分が中空部8を有し、巻芯の無い巻取りが得られる。
【0012】
図2(b)は、図2(a)に示すような熱転写受像シートロールの巻き始め部分を、熱転写プリンター側に設けた治具により挟持した状態を示すものである。熱転写受像シートロールの中空部8に治具4を挿入して、巻き始め部分6をその治具4で挟持し、固定するものである。熱転写プリンター側に設けた治具4には、受像シート固定凹部19が設けられていて、その受像シート固定凹部19は、受像シートロール2の中空部8の周面に沿った円周部に対し、斜め方向に形成されていて、この部分19に受像シート先端部18を先頭にした受像シートロール2の巻き始め部分6が入り込む。また、受像シート固定凹部19の外側には押さえ片20が延接されており、この押さえ片20が受像シートの巻き始め部分6を受像シートロール中心側に押さえ込み、巻き始め部分6を治具4に固定する。
【0013】
また、巻き始め部分6には係止孔21が形成されており、この係止孔21が受像シート固定凹部19の前側に突出して形成された係止爪22に係止する。したがって、受像シートの巻き始め部分6を治具4で挟持させる際に、巻き始め部分6を受像シート固定凹部19に固定して、図2(b)の矢印方向に巻き込む。この巻き込む時に、受像シートの係止孔21が係止爪22に係止されるため、治具4と受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録の時に、受像シートの巻き始め部分6が治具4から外れることを防止することができる。
【0014】
但し、熱転写記録で、上記の熱転写受像シートロール2を最後まで使用せずに、他の受像シートロールに交換したりする時に、一旦プリンターの治具4に取り付けた受像シートロール2を治具4から取り外す際には、受像シートロール2の軸方向に向かって、治具4に対して受像シートロール2をスライドさせれば、簡単に受像シートロール2を治具4から取り外せる。
上記に示したような治具4は、巻取りの巻き始め部分6を固定するための凹部19(溝)が設けられた軸状のものであり、その凹部19と押さえ片20との間に、受像シートの巻き始め部分6を挟み込んで、治具4と受像シートロール2を固定したが、この例に限定されず、使用する治具は巻取りの巻き始め部分を固定する溝が設けられた軸であれば、押さえ片を用いずに、溝を治具の軸の内側に設け、溝の障壁の間に受像シートを挟み込んで、両者を固定することができる。
【0015】
この溝の障壁の間に受像シートを挟み込む場合の参考となる実施形態を示すものとして、図3が挙げられる。熱転写受像シートの巻き始め部分6を治具4の軸11の外周面に有る溝の入り口23から軸11の内側で軸中心方向に向かう溝10の奥へ挿入して、巻き始め部分6の先端部18から少し中よりの位置に係止孔21が受像シートに形成してあり、その係止孔21が溝10の奥に有する係止爪22と噛み合って、係止される。したがって、治具4と受像シートの巻き始め部分6とが固定され、熱転写記録の時に熱転写プリンター側から回転駆動力がその治具4に伝達され、治具4と受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録され、受像シートの巻き始め部分6が治具4から外れることが無い。図3に示した治具4と熱転写受像シートが固定された状態の時に、熱転写受像シートの溝入り口23付近において、受像シートが治具4の軸11の外周面に沿って、密着し易いように、受像シートの24に示す位置にミシン目やすじ押しの加工を予め施しておき、その部分で折れやすくすることが好ましい。
【0016】
また、図4は本発明の熱転写受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具の一つの実施形態を示す概略図である。図4(a)に、熱転写受像シートの巻き始め部分6に対照的な位置で、ミシン目251、252を設け、さらに貫通孔261、262をまた対照的な位置に形成する。そして、そのミシン目251と252に沿って、同じ側に折り曲げ、辺Bと辺Dが接するように、また角EとFが接するようにして、図4(b)に示すような、受像シートロール中空部8の中には、辺A(C)と辺B(D)とミシン目(251、252)から囲まれる三角形が形成され、かつその三角形の中央には貫通孔261、262が位置している。尚、受像シートロール2の巻き始め部分6がその巻取りと、7で示すような位置で固定される。その際に、巻き始め部分6の位置7の付近で巻取りの中空部8の外周部から巻取り中心方向に、上で示した三角形が図4(b)のような位置になりやすいように、図4(a)に示すようなミシン目253を巻き始め部分6に設けることができる。
【0017】
次に、図4(b)の状態にある熱転写受像シートロール2において、中空部8に有る貫通孔251と252の2つの孔が側面から見て、重なるような位置にして、貫通孔251、252に治具4を構成する軸111を通す。(図4(c)参照)そして、軸112が中空部8の図4(c)に示すような位置で、軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、軸111、112と受像シートロール2とが一体的に連動して、回転する。尚、軸111と軸112は、2本の軸の根元が連結され、プリンター側の回転駆動力に連動したギヤ等でその根元から回転するもので、軸111と軸112とは一体となった動きとなる。
【0018】
図5は、本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図であり、図5(a)に示すように熱転写受像シートロール2の巻き始め部分6で先端部18から中側の位置に、ミシン目25を形成しておき、そのミシン目25の位置で折り曲げて、図5(b)に示すように、受像シートロールの中空部8の外周面から中心方向に向かうような位置7で、受像シートの巻き取りと固定される。その固定方法としては、片面粘着テープや両面粘着テープで接着したり、あるいは液体ないし固体の接着剤を用いて両者を接着したり、あるいは両者をホッチキスで留めたりして、両者がずれることなく固定させる。それによって、受像シートロールの中心部分が中空部8を有し、巻芯の無い巻取りが得られる。
【0019】
また、受像シートの巻き始め部分6は、中空部8で、先端部18が曲線を描いて、図示したような輪の閉じた曲線状の形状をもたせ、先端部18を上記と同様な固定方法で、接する受像シートの部分と接着させる。
このように用意された熱転写受像シートロール2を、熱転写プリンターの受像シートロール収納部に装着させる際に、熱転写プリンター側に設けてある治具を構成する軸111と軸112との間が、閉曲線の先端部18にあたる位置付近になるように、軸111、112を通す。その軸111と軸112は、中空部8の外周部と接するようにして、巻き始め部分6を挟み込んで、軸111、112と受像シートロール2とが一体的に連動して、回転する。尚、軸111と軸112は2本の軸の根元が連結され、プリンター側の回転駆動力に連動したギヤ等でその根元から回転するもので、軸111と軸112とは一体になった動きとなる。
【0020】
図6は、本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図であり、図5の場合と同様に、熱転写受像シートロール2の巻き始め部分6で先端部18から中側の位置に、ミシン目25を形成しておき、そのミシン目25の位置で折り曲げて、図6(b)に示すように、受像シートロールの中空部8の外周面から中心方向に向かうような位置7で、受像シートの巻き取りと固定される。受像シートの巻き始め部分6は、中空部8で、先端部18が曲線を描いて、図示したような輪の閉じた曲線状の形状をもたせ、先端部18を上記と同様な固定方法で、接する受像シートの部分と接着させる。
【0021】
この用意された熱転写受像シートロール2を、熱転写プリンターの受像シートロール収納部に装着させる際に、熱転写プリンター側に設けてある治具を構成する軸111と軸112との間が、図6(c)に示すような位置になるように、軸111、112を通す。その軸111と軸112は、中空部8の外周部と接するようにして、巻き始め部分6を挟み込んで、軸111、112と受像シートロール2とが一体的に連動し、回転する。尚、軸111と軸112は、2本の軸の根元が連結され、プリンター側の回転駆動力に連動したギヤ等でその根元から回転するもので、軸111と軸112とは一体になった動きとなる。
尚、図6と図5の違いとしては、巻き始め部分6の中空部の中で形成する閉曲線の形状が異なる点である。
【0022】
図7は、本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図であり、図7(a)に示すように熱転写受像シートロール2の巻き始め部分6で先端部18から中側の位置に、ミシン目251、252、253の3本のミシン目を形成しておき、そのミシン目251、252の位置で折り曲げ、先端部18がミシン目252とミシン目253との間の受像シートと接するようして、図7(b)に示すように、受像シートロールの中空部8に、三角形が形成される。その三角形の一つの角となる位置18を固定させるために、上記と同様な固定方法をとることができる。
また、ミシン目253の位置で折り曲げて、図7(b)に示すように、受像シートロールの中空部8の外周面から中心方向に向かうような位置7で、受像シートの巻き取りと固定される。その固定方法は上記と同様である。これによって、受像シートロールの中心部分が中空部8を有し、巻芯の無い巻取りが得られる。
【0023】
このように用意された熱転写受像シートロール2を、熱転写プリンターの受像シートロール収納部に装着させる際に、熱転写プリンター側に設けてある治具を構成する軸111と軸112との間に、三角形の一つの角18が位置するように、軸111、112を通す。その軸111と軸112は、中空部8の外周部と接するようにして、巻き始め部分6を挟み込んで、軸111、112と受像シートロール2とが一体的に連動して、回転する。尚、軸111と軸112は、2本の軸の根元が連結され、プリンター側の回転駆動力に連動したギヤ等でその根元から回転するもので、軸111と軸112とは一体になった動きとなる。
【0024】
図5、図6、図7に示したような、巻き始め部分6が受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形は、任意にその形状を選択することができる。また、各図では受像シートロールを回転駆動させるための治具の例として、2本の軸を使用したが、それに限定されず、その他のものとして、例えば、図8に示すような、巻き始め部分6が受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12を有し、かつ熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を用いて、その軸13と受像シートロール2とを一体的に連動し、回転させることができる。軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられ、その他の部分は中空部8の外周部に沿った形状である。(軸形状の断面を網点で図示した。)
【0025】
図9は、本発明の熱転写プリンターの熱転写受像シートロール収納部に熱転写受像シートロールを装着させることを説明する概略図である。まず、巻芯を使用せずに、巻き取られた熱転写受像シートロールの中空部に軸13を挿入する。その時、その巻取の巻き始め部分の形状に応じた、巻き始め部分を挟持する治具4を用いて、受像シートロール2と軸13を有する治具4とが固定される。尚、受像シートロール中空部に挿入する軸13は根元にフランジ30が装着されているため、受像シートロールの端面31をフランジ30に当てることで、軸13上の受像シートロールの幅方向合わせを容易にすることができる。次に、受像シートロール2の挿入された軸13の端33に、ギア28付きのフランジ29を嵌合させる。その時、熱転写受像シートロール2の端面32がフランジ29と接触して、受像シートロールが2つのフランジ29と30と間に位置規制され、回転時等の巻きずれを防止する。
【0026】
上記のフランジ29と軸13との嵌合方法は、軸13方向にスライド(図では横方向で移動)することができ、ギヤ28や受像シートロール2の回転方向ではその嵌合が解けないものでれば、いずれのものでも良い。フランジ29と軸13とに、相互に噛み合うピンとダイスを取り付けたりすることができる。このように、受像シートロールが治具4に固定され、プリンターの収納部に置かれ、プリンター側からの熱転写記録に伴なう回転駆動力がギア28に伝達され、そのギア28と一体になった治具4と熱転写受像シートロール2が連動して、回転する。
【0027】
尚、本発明で使用する治具4は、装着する熱転写受像シートロール2幅に応じて、熱転写受像シートロール中空部8に挿入する軸13の長さを、可変にすることができる。熱転写受像シートを断裁した後のシートサイズがA3、B3、A4、B4、A5、B5等になるように、受像シートロールの幅は、その対応する仕上げサイズの幅そのものの長さにして、受像シートの流れ方向の長さに限定して断裁することが多く行なわれる。したがって、例えばA4サイズの仕上げの場合、仕上げ幅の長さが受像シートロールの幅の大きさであり、流れ方向のみを切断部9でカットして仕上げる。
軸13の長さを変えるには、図示はしていないが、軸13を2つの部材の組み合せにして、互いの部材が軸方向に自在にスライドできるようにして、一方の軸部材に設けてあるダイスの位置に、他方の軸部材に設けてあるピンを嵌め込む。その際に、上記ダイスが、得られる幅方向の寸法に応じて、予め複数個を設け、幅方向の寸法に応じた位置のダイスにピンを嵌め込めば良い。
【0028】
本発明では、ロール状の熱転写受像シートと、その受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具との接触で、相互にスリップしないか、または相互に少しスリップしたとしても、印画物に影響しないことが重要であり、両者の接触する部分の材質について、説明する。本発明で使用する熱転写受像シートは、基材上に熱転写シートの転写層からの色材を受容し、定着させるために従来から用いられている受容層を設けることが好ましい。
熱転写受像シートに用いる基材としては、各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用い、受容層を直接またはプライマー層を介して形成しても良いが、より高い印字感度を有すると共に、濃度ムラや白抜けのない高画質を得るためには、微細空隙を有する層を設けることが好ましい。微細空隙を有する層としては、内部に微細空隙を有するプラスチックシートや合成紙を用いることができる。また、各種支持体の上に、各種の塗工方式で微細空隙を有する層を形成できる。微細空隙を有するプラスチックシート又は合成紙としては、ポリオレフィン、特にポリプロピレンを主体として、それに無機顔科及び/又はポリプロピレンと非相溶なポリマーをブレンドし、これらをボイド作製開始剤として用い、これらの混合物を延伸、成膜したプラスチックシート又は合成紙が好ましい。
【0029】
また、上述のプラスチックシートや合成紙は、それ自体が、微細空隙を含む層の単層であっても良いし、複数の層構成であっても良い。複数の層構成の場合には、その構成する全ての層に微細空隙を含有しても良いし、微細空隙が存在しない層が存在しても良い。そして、このプラスチックシートや合成紙には、必要に応じて隠蔽剤として、白色顔料を混入させても良い。また、白色性を増すために、蛍光増白剤等の添加剤を設けても良い。
微細空隙を有する層としては、支持体の上にコーティング法によって微細空隙を有する層を形成することも可能である。使用するプラスチック樹脂としては、ポリエステル、ウレタン樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の公知の樹脂を単独或は、複数をブレンドして使用することができる。支持体は、従来公知のものでよく、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、グラシン紙等各種の紙、合成紙、不織布そしてポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックシート等を用いることができる。
【0030】
基材は各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用いたものでも良いが、上記のように支持体に微細空隙層を設けることが好ましい。その際に、微細空隙層がプラスチックシートや合成紙の場合は、接着剤層により支持体と貼り合わせることができる。貼り合わせ方法としては、例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーション、ECラミネーション方法等の公知の積層方法が使用できる。
【0031】
次に、本発明の熱転写プリンターを構成する、受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具は、耐久性のあるアルミ、鉄、ステンレス等の金属で製造したり、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエステル等の射出成形樹脂で構成したりすることができる。そして、受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具の巻き始め部分と直接に接触する部分には、ダイヤカット状、梨地状等の任意の模様で、表面に凹凸を有するエンボス加工を施すことが好ましい。そのエンボス加工の深度(凹部と凸部の高低差)は、その接触する治具と、巻き始め部分との摩擦抵抗を大きくして、接触部で互いにスリップしにくいように、調整することが好ましい。例えば、エンボス加工の深度は、5μm〜500μm程度で充分である。
【0032】
本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、軸111、112を使用して、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録が行なわれる。または、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を使用して、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録が行なわれる。すなわち、搬送ロール17の回転運動により、熱転写受像シートの搬送制御が主に行なわれ、治具4はそのロール17の回転運動に連動して、受像シートロール2を回転させて、熱転写受像シートの搬送を補助している。よって、熱転写受像シートロール2と治具4との固定は、スリップしないほうが好ましいが、多少スリップしても受像シートに折れや、しわ等の影響を与えない程度の遊びがあっても、問題ない。熱転写記録の時に、例えばイエロー、マゼンタ、シアンの三色を用いたフルカラーの画像を形成する場合、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのイエロー転写層から色材が受像シートに画像に応じて転写される。その時には、熱転写シートと受像シートが一体になって、印画サイズの流れ方向の長さ分だけ進む。(戻る方向でもよい。)そして、熱転写シートは、次に転写するマゼンタ転写層がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、シート送りされる。また、受像シートの方は、イエローの印画された部分の印画開始点がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、印画方向とは逆方向に進む。
【0033】
次に、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのマゼンタ転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写する。そして、上記と同様の工程を経て、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのシアン転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写して、フルカラー画像の印画物が得られ、排出方向に出され、枚葉で仕上げる場合は、切断されて排出される。
【0034】
上記のように、本発明の熱転写記録方法においては、熱転写受像シートがサーマルヘッドの下で、往復の運動を行ない、言い換えれば、熱転写受像シートロールで見れば、正回転の向きと逆回転の向きの動きにより、熱転写記録が行なわれる。フルカラー画像等の多色の画像を重ねて転写する場合、各色の転写位置にずれが生じると、いわゆる印刷見当ずれが生じ、画質の低下となってしまう。
したがって、本発明の記録方法及び記録装置、さらに熱転写受像シートロールを用いることにより、熱転写受像シートロールの巻き始め部分と、その巻き始め部分を挟持する治具とが、ずれにくく、確実に熱転写受像シートロールの回転制御を行なうことが可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、軸111、112を用い、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成であり、あるいは巻き始め部分を挟持する治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を用いて、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成であり、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図である。
【図2】 本発明の熱転写受像シートロールの参考となる実施形態を示す説明図である。
【図3】 本発明で使用する熱転写受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具における溝の障壁の間に受像シートを挟み込む参考となる実施形態を示す概略図である。
【図4】 本発明の熱転写受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具の一つの実施形態を示す概略図である。
【図5】 本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図である。
【図6】 本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図である。
【図7】 本発明の熱転写受像シートロールである他の実施形態を示す説明図である。
【図8】 本発明の熱転写受像シートロールの巻き始め部分を挟持する治具の他の実施形態を示す概略図である。
【図9】 本発明の熱転写プリンターの熱転写受像シートロール収納部に熱転写受像シートロールを装着させることを説明する概略図である。
【符号の説明】
1 熱転写プリンター
2 熱転写受像シートロール
3 収納部
4 治具
5 熱転写記録部
6 巻き始め部分
7 固定部分
8 熱転写受像シートロール中空部
9 切断部
10 溝
11、111、112 軸
12 凹部
13 軸
14 サーマルヘッド
15 プラテンロール
16 熱転写シート
17 ロール
18 先端部
19 受像シート固定凹部
20 押さえ片
21 係止孔
22 係止爪
23 入り口(溝)
24 位置(折り目)
25、251、252、253 ミシン目
261、262 貫通孔
27 溝
28 ギア
29、30 フランジ
31、32 端面
33 端

Claims (6)

  1. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、軸111、112を用い、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えたことを特徴とする熱転写プリンター。
  2. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を用いて、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とが一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えたことを特徴とする熱転写プリンター。
  3. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、軸111、112を使用して、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴とする熱転写記録方法。
  4. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を使用して、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と熱転写受像シートロール2とを一体的に連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴とする熱転写記録方法。
  5. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、軸111、112を使用して、該軸111と軸112との間に、巻き始め部分6を挟み込んで、該軸111、112と一体的に連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする熱転写受像シートロール。
  6. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分が先端部から間隔をおいた部分で、該巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入して、上記の巻き始め部分を挟持する、熱転写プリンター側に設けた治具として、熱転写受像シートロールの中空部8の内径と同等の外径を有する軸13を使用して、該軸13は、受像シートロール中空部8の中で形成する閉曲線ないし多角形の形状に応じた凹部12と、受像シートロールの中空部8の外周部(内径)から中心方向に向かうような位置7と、凹部12とを連結した溝27が設けられたもので、その軸13と一体的に連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする熱転写受像シートロール。
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