JP3776725B2 - 熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール - Google Patents

熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の熱転写方法が知られているが、この方法は基材上に着色転写層を形成した熱転写シートを用い、その背面からサーマルヘッド等により、文字や図形あるいは模様等の画像を、イエロー、マゼンタ、シアン等の色毎に、その画像状に加熱して、上記の着色転写層を被転写材の表面に熱転写するものである。この熱転写方法は、その着色転写層の構成によって、昇華転写型と熱溶融転写型の2方式に大別される。昇華転写型は、熱によって昇華または移行する染料を適当なバインダーにより、基材上に着色転写層として担持させた熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、着色転写層中の染料を被転写材表面に熱移行させるものである。但し、被転写材表面には、染料の染着しやすい受容層を設けているものである。
それに対し、熱溶融転写型は、基材上に加熱により容易に軟化、溶融して転写可能な着色転写層を形成した熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、被転写材表面に着色転写層を転写するものである。
両方式ともに、モノカラーおよび多色カラー画像の形成が可能であり、多色カラー画像の場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンさらに必要に応じてブラックの三色ないし四色の熱転写シートを用意し、同一の被転写材の表面に各色(各種)を熱転写して、カラー画像を形成できる。
【0003】
このような熱転写方法において、使用する被転写材である熱転写受像シートはシート状の形態で多数枚を積み重ねて、プリンターに供給したり、長尺状の連続した受像シートを巻き取ったロール状の形態で、プリンターに供給されている。特に、最近は大量に熱転写記録を行なう用途が多く、ロール形態の熱転写受像シートを使用することが行なわれている。そして、そのロール状の熱転写受像シートは一般的に、供給用コア(ボビン)の上に巻かれ、その巻かれた受像シートの端を巻上用コア(ボビン)に接着させて巻上げたり、熱転写記録後に断裁してシート状にして排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなロール状の熱転写受像シートは、供給用コアが必要であり、受像シートを使い切った後に、そのコアを廃棄したり、またはコアの再使用を行なったりしている。ところが、そのコアは熱転写受像シートをシワ無く、均一に巻上げるために、寸法精度の高いものが要求され、それに伴ないコアのコストが高くかかってしまうという問題がある。
上記のコアのコストを低減させるために、材質をプラスチックではなく、紙パルプを主体とした、いわゆる「紙管」にした場合、受像シートロールをプリンター内で回転させる時に、その紙管とプリンター側の駆動部とを接触させる。しかし、受像シートロールの回転時に紙管と駆動部との間の摩擦により、紙管から紙粉が発生し、プリンター内に飛散し、熱転写印画物にもピンホール等の画質低下につながったりする。
また供給用コアを購入するだけではなく、そのコアを保管し、受像シートを巻上げる際に、そのコアを巻上げ機に装着させたり、コア部材の保管や、巻上作業における手間がかかる点も問題である。
【0005】
したがって、本発明は、このような実情に鑑みて創出されたものであり、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、キャップ部材と熱転写受像シートロールとが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。また、前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けることが望ましい。上記のキャップ部材にフランジを設けない場合は、ギアが熱転写受像シートロール端面と接触して、フランジの機能を果たすことが可能である。
【0007】
前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すことが好ましく、キャップ部材と熱転写受像シートロールとの装着が強固になる。また、熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すことが好ましく、キャップ部材と熱転写受像シートロールとの装着が強固になる。前記のキャップ部材の弾性片にスリットが設けられ、該スリットに、熱転写受像シートロールの巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、キャップ部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にでき、好ましい。キャップ部材を回転させれば、キャップ部材と熱転写受像シートロールとの装着が強固になり好ましい。上記キャップ部材の弾性片の受像シートロール内周面への装着前後の変形量が大きくなり、受像シートロールへの装着がし易く、また装着後の固定性が向上する。
【0008】
また、本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、そのキャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動して、熱転写受像シートロールが回転し、熱転写記録を行なうことを特徴としている。また、前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けることが望ましい。
【0009】
上記の記録方法で、前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すことが好ましい。また、熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すことが好ましい。前記のキャップ部材の弾性片にスリットが設けられていて、該スリットに、熱転写受像シートロールの巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、キャップ部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にすることが好ましく、行なわれる。
【0010】
本発明の熱転写受像シートロールは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、そのキャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする。
【0011】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、キャップ部材と熱転写受像シートロールとが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。そして、前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けることが好ましい。また、前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すようにしたり、あるいは熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すようにできる。このようにして、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図であり、熱転写プリンター1は、受像シートロール2が設置される受像シートロール収納部3と、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロール内周面に対して、接触、加圧する弾性片と、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジ12を有した2つのキャップ部材10を、受像シートロール2両側の端面に装着し、該キャップ部材10にギア20を配置し、そのギア20を駆動させて、キャップ部材10と熱転写受像シートロール2とが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部5と、熱転写受像シート切断部9から構成されている。
【0013】
熱転写受像シートは、受像シートロール収納部3を始点にして、受像シートをロール17(搬送ロールと言われ、また上側のロールをピンチロール、下側のロールをグリップロールと言われる)によって、矢印の方向に引張り、印画する開始位置に合わせ、そしてロール17の逆回転により、受像シートロール2を巻き戻しながら(矢印と反対方向に進み)、印画を行なう。熱転写受像シートはキャップ部材10とロール17の間で、テンションが加えられるが、ロール17の正転、逆転により、熱転写受像シートの搬送制御が主に行なわれ、キャップ部材10はそのロール17の回転運動に連動して、受像シートロール2を回転させて、熱転写受像シートの搬送を補助している。したがって熱転写受像シートロール2とキャップ部材10との固定は、スリップしないほうが好ましいが、多少スリップしても受像シートに折れや、しわ等の影響を与えない程度であれば問題ない。
印画は、熱転写シート16の背面側をサーマルヘッド14に接触するようにして、さらに、熱転写シートの転写層側(背面側と反対側)と受像シートの受像面が重なるように配置して、受像シートの裏面側(受像面と反対側)と接する位置にプラテンロール15を設置させ、熱転写記録時には、サーマルヘッド14が矢印の向きに降りて、熱転写シート16から画像状に色材が受像シート上に転写される。
【0014】
受像シートロール収納部3と熱転写記録部5との間に、図示はしていないが、受像シート幅の両側に沿って、ガイド部材を取り付け、受像シートの幅方向の蛇行を防止することが好ましい。
また、このガイド部材は、熱転写受像シート幅に応じて、2つのガイド部材の間隔を変えられるようにすることが望ましい。例えば、プリンター側の各ガイド部材を取り付ける部分に、互いに噛み合うピンとダイスを取り付け、ダイスを予め一つの部材に複数個取り付け、ピンの設けられた部材と、ダイスの設けられた部材同士が、受像シート幅方向で自由にスライドできるもので、受像シート幅の寸法に応じた位置のダイスにピンを嵌め込めば良い。これによって、搬送される受像シートの端とガイド部材とが接触して、ガイド部材が受像シートの幅方向の動きを規制して、受像シートの蛇行を防止できる。
尚、図示した熱転写プリンターは切断部9でシートカットされるものであるが、巻取りの熱転写受像シートロールを供給して、熱転写記録後もロール状に巻き取って仕上げることも可能である。
【0015】
図2は、本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材を装着することを説明する概略図である。図2(a)は、キャップ部材10を熱転写受像シートロール中空部8に挿入する前の状態を示し、キャップ部材10は、先端が外側に開いた弾性片11を有し、またその弾性片11にはスリット18が設けられ、分割された形状になっている。その弾性片11は、外力が加えられていない時には、その先端部の形成する円の直径cは、受像シートロール中空部8の外周面13(つまり、受像シートロールの内周面である、以下同様)の形成する受像シートロール内径dよりも、大きいようになっている。またキャップ部材10は、この弾性片11と、フランジ12とギア20を設けた構成となっている。そして、このキャップ部材10を受像シートロール中空部8に挿入する際には、外側に開いた弾性片11を矢印の方向で中にすぼめるように、弾性片の先端部の形成する円の直径cを小さくするように、外力を加える。
【0016】
上記のように先端部をすぼめた状態で、二重矢印で示す方向にキャップ部材10を移動して、キャップ部材10の弾性片11の先端部を受像シートロール中空部8に挿入する。そして、キャップ部材10をさらに中空部8の奥に入れて、受像シートロールの端面4がフランジ12の内面と接触するまで移動して、キャップ部材10の受像シートロールへの装着が完了する。(図2(b)参照)
但し、図2では受像シートロール2の片側の端面4にキャップ部材10を取り付けることを説明しているが、受像シートロールの他方の端面にも上記と同様に、キャップ部材を取り付けるものである。そして、受像シートロールの他方の端面に取り付けるキャップ部材は弾性片と、フランジを有しているが、ギアは必ずしも取り付ける必要は無い。
【0017】
図2(b)に示すように、キャップ部材10の弾性片11と、中空部の外周面13とが接触、加圧された状態となり、弾性片11は先端部がすぼめられた状態から、元の形状(外力が加えられていない時の形状)に戻る力が働くような弾性体の材料から構成される。いったん装着したキャップ部材10が簡単には受像シートロール2から外れないよう、またキャップ部材10と受像シートロール2との互いの摩擦と圧力が適切になるように、弾性片の材料、弾性片の形状を調整する。それにより、キャップ部材10と受像シートロール2とが一体となって回転運動がなされ、熱転写記録が行なわれる。
このキャップ部材10と受像シートロール2との間で、スリップしないことが好ましいが、多少スリップしても印画物に影響しない程度であれば問題ない。
【0018】
図3は、本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材及び中空部材を装着することを説明する概略図であり、図3(a)は、熱転写受像シートロール中空部8に、スリット18を有する中間部材23が挿入されていて、2つのキャップ部材101と102を熱転写受像シートロール中空部8に挿入する前の状態を示している。中間部材23を熱転写受像シートロール中空部8に挿入する場合、中間部材23に外力を加えていない時の外径は、受像シートロール内径よりも少し大きいので、中間部材23のスリット18幅を狭めるようにして、中間部材23の外径を小さくして、挿入する。また、図示はしていないが、そのスリット18に、巻取の巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、中間部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にすることが望ましい。その際に、中間部材の両側に、2つのキャップ部材を挿入して、装着させる際に、その自由端が邪魔をして、支障の生じないように、自由端の固定部分から先端部にかけて、幅寸法を狭めて、先細りの形状にして、自由端とキャップ部材とが接触しないようにすることが好ましい。
【0019】
キャップ部材101、102は、共に弾性片111と112に示すように、スリットが設けていない例であり、弾性片111、112の先端部の外径gを中間部材付き受像シートロール内径eよりも小さくして、中間部材23の入った中空部8にキャップ部材101、102の弾性片111、112を挿入しやすくし、また弾性片111、112の根元のフランジ121、122に接する位置の直径fを上記内径eよりも若干大きくして、弾性片111、112の外縁に傾斜をもたせておけば、弾性片111、112と中間部材23との密着性が向上する。
すなわち、図3(b)に示すように、キャップ部材101の弾性片111と、及びキャップ部材102の弾性片112と、中間部材23の中空部の外周面24(端面側)とが接触、加圧された状態となり、中間部材23に設けたスリット18の幅が、外力の加えられていない時のhから、キャップ部材101、102の弾性片111、112に押されて、その幅が広がって、iで示される幅となり、中間部材23と受像シートロール中空部8の外周面13との密着が高まる。中間部材23は、キャップ部材101、102の弾性片111、112が挿入された時に、中間部材23の端側で中空部8の大きさを広げる力に対して、スリット18の幅が広がる方向に作用する。そして、そのキャップ部材101、102の弾性片111、112が外されれば、中間部材23にかかる力がなくなり、スリット幅が元の寸法hに戻るような弾性体の材料から構成する。そして、中間部材23を使用する場合のキャップ部材101、102、特に弾性片111、112は比較的、硬い材質で外力に対し寸法変化の少ないものが選定される。
【0020】
図4は本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材を装着することを説明する概略図であり、図4(a)はキャップ部材101と102を熱転写受像シートロール中空部8に挿入する前の状態を示し、キャップ部材101の弾性片111の先端部が形成する円の外径jは、受像シートロール内径dと比べ、小さくても大きくても、いずれでもよく弾性片111にはスリット18が設けられていて、例えば弾性片111の先端をすぼめれば、簡単にキャップ101の弾性片111を受像シートロール中空部8の奥へ挿入できるものが好ましい。
そして、受像シートロールの端面4がフランジ121の内面と接触するまで移動する。そして、キャップ部材101の挿入した受像シートロール端面側と反対側の端面側の受像シートロール中空部8にキャップ部材102を挿入し、キャップ部材102の軸(弾性片)25がキャップ部材101の中空部26に入り込み、キャップ部材101とキャップ部材102との接触、加圧する力が増加し、さらに受像シート中空部の外周面13と外側のキャップ部材101との接触、加圧する力が増すことになる。(図4(b)参照)
【0021】
したがって、2つのキャップ部材101と102が受像シートロール中空部8で互いに組み合わさることで、キャップ部材101の弾性片111が他方のキャップ部材102の軸25に押されて、受像シートロール中空部の外周面13との接触、加圧する度合いが増す。それにより、キャップ部材101、102と熱転写受像シートロール2とが一体的なものとなり、プリンター側からの回転駆動力を有するギア(図示していない)と、キャップ部材に有するギアとが噛み合って、キャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動して、熱転写受像シートロールが回転する。
キャップ部材101の中空部26に、キャップ部材102の軸25が入り込み易くするため、キャップ部材101の弾性片111の先端部を偏平にしておくことが好ましい。
弾性片111は先端部がすぼめられたり、広げられた状態から、元の形状(外力が加えられていない時の形状)に戻る力が働くような弾性体の材料から構成される。いったん装着したキャップ部材10が簡単には受像シートロール2から外れないよう、またキャップ部材10と受像シートロール2との互いの摩擦と圧力が適切になるように、弾性片の材料、弾性片の形状を調整する。それにより、キャップ部材10と受像シートロール2とが一体となって回転運動がなされ、熱転写記録が行なわれる。
【0022】
図5は、本発明の熱転写受像シートロールである実施形態を示す概略図であり、図5(a)は巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分6の末端を該巻き始め6と接触する部分7で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロール2であり、受像シートロール中空部8の外周面13に沿った部分に突出した部分が無く、円筒状になっている。また、図5(b)は巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分6が末端27から間隔をおいた部分7で、その巻取りと固定されて、巻き取られた熱転写受像シートロール2であり、先端部27から固定される部分7までが、自由端19になっている。
【0023】
図6は、本発明の熱転写受像シートロールの巻き始め部分の自由端を、キャップ部材の弾性片に設けてあるスリットの中に通して、キャップ部材と熱転写受像シートロールとの装着を強固にすることを説明する概略図である。
キャップ部材10の弾性片11にスリット18が設けられていて、該スリット18に、巻取の巻き始め部分の先端部27と、固定部分7との間の自由端19を挿入して、キャップ部材10と、熱転写受像シートロール2との装着を強固にできる。
図示した熱転写受像シートロール2は、巻取の巻き始め部分6が末端27から間隔をおいた部分7で、その巻取りと固定されて、巻き取られたもので、末端27から固定される部分7までが、自由端19になっている。
【0024】
このように、受像シートロール中空部8の外周面13に沿った部分に、自由端19が突出している。その自由端19を、キャップ部材10に設けてあるスリット18の中に入れるように、キャップ部材10を受像シートロール中空部8に挿入する。キャップ部材10の弾性片11にスリット18が設けられているが、弾性片11の中空部8の外周面13と接触、加圧される部分の形状は、図3で示したような、弾性片11の外縁に傾斜をもたせたり、図4のキャップ部材102の軸25で示すような形状にしたりして、弾性片11と受像シートロール2との密着性を向上させることができる。また、装着されたキャップ部材10のフランジ12が受像シートロール端面と接触し、受像シートロールの回転時の巻きずれを防止する。
図6に示したキャップ部材10と熱転写受像シートが固定された状態の時に、熱転写受像シートロールの先端部27から固定される部分7までが、自由端19になっていて、7の部分で自由端19が受像シートロールの7の部分から折れて中心方向に立ち上がるように、受像シートの7の位置にミシン目やすじ押しの加工を予め施しておき、その部分で折れやすくすることが好ましい。
【0025】
本発明では、熱転写受像シートロールの中空部の外周面と、キャップ部材の弾性片、中間部材との接触で、相互にスリップせず、また多少スリップしても印画に影響しない程度で、確実に固定することが重要であり、両者の接触する部分の材質について、説明する。本発明で使用する熱転写受像シートは、基材上に熱転写シートの転写層からの色材を受容し、定着させるために従来から用いられている受容層を設けることが好ましい。
熱転写受像シートに用いる基材としては、各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用い、受容層を直接またはプライマー層を介して形成しても良いが、より高い印字感度を有すると共に、濃度ムラや白抜けのない高画質を得るためには、微細空隙を有する層を設けることが好ましい。微細空隙を有する層としては、内部に微細空隙を有するプラスチックシートや合成紙を用いることができる。また、各種支持体の上に、各種の塗工方式で微細空隙を有する層を形成できる。微細空隙を有するプラスチックシート又は合成紙としては、ポリオレフィン、特にポリプロピレンを主体として、それに無機顔科及び/又はポリプロピレンと非相溶なポリマーをブレンドし、これらをボイド作製開始剤として用い、これらの混合物を延伸、成膜したプラスチックシート又は合成紙が好ましい。
【0026】
また、上述のプラスチックシートや合成紙は、それ自体が、微細空隙を含む層の単層であっても良いし、複数の層構成であっても良い。複数の層構成の場合には、その構成する全ての層に微細空隙を含有しても良いし、微細空隙が存在しない層が存在しても良い。そして、このプラスチックシートや合成紙には、必要に応じて隠蔽剤として、白色顔料を混入させても良い。また、白色性を増すために、蛍光増白剤等の添加剤を設けても良い。
微細空隙を有する層としては、支持体の上にコーティング法によって微細空隙を有する層を形成することも可能である。使用するプラスチック樹脂としては、ポリエステル、ウレタン樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の公知の樹脂を単独或は、複数をブレンドして使用することができる。支持体は、従来公知のものでよく、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、グラシン紙等各種の紙、合成紙、不織布そしてポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックシート等を用いることができる。
【0027】
基材は各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用いたものでも良いが、上記のように支持体に微細空隙層を設けることが好ましい。その際に、微細空隙層がプラスチックシートや合成紙の場合は、接着剤層により支持体と貼り合わせることができる。貼り合わせ方法としては、例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーション、ECラミネーション方法等の公知の積層方法が使用できる。
【0028】
次に、キャップ部材(特に弾性片の部分)と、中間部材の材質としては、受像シートロール中空部にそれらを装着する際、その部材をすぼめた状態で中空部に入れ、装着後、その部材の元の形状(外力が加えられていない時の形状)に戻る力が働くような弾性体の材料が用いられる。例えば、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエステル等の射出成型樹脂を用いて、成型することができる。また、キャップ部材と中間部材を併用する場合には、中間部材の方の材質をキャップ部材よりも硬い、つまりその部材に外力を加えた際の変形量の少ないものを選定し、キャップ部材の弾性片が中間部材の外径を広げるような力が働きやすくすることが好ましい。
また、2つのキャップが、受像シートロール中空部で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シート中空部の外周面と外側のキャップ部材とが接触、加圧し合って固定する場合は、中空部で外側に位置するキャップ部材の方の材質を、内側に位置するキャップ部材の材質よりも、柔らかい、つまりその部材に外力を加えた際の変形量の比較的大きいものを選定し、外側のキャップ部材の弾性片が受像シートロール中空部の外周面により強い、接触、加圧する力にすることが望ましい。
【0029】
本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、そのキャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動して、熱転写受像シートロールが回転し、熱転写記録が行なわれる。前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けることが好ましい。また、前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増す方法をとることができる。また、熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増す方法を採用することも可能である。さらに、前記のキャップ部材の弾性片にスリットが設けられていて、該スリットに、熱転写受像シートロールの巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、キャップ部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にする方法が好ましく行なわれる。
【0030】
上記の記録方法において、キャップ部材10と必要に応じて中間部材23の回転運動により、熱転写受像シートの搬送制御が主に行なわれ、キャップ部材10はそのロール17の回転運動に連動して、受像シートロール2を回転させて、熱転写受像シートの搬送を補助している。よって、熱転写受像シートロール2とキャップ部材10との固定は、スリップしないほうが好ましいが、多少スリップしても受像シートに折れや、しわ等の影響を与えない程度の遊びがあっても、問題ない。
熱転写記録の時に、例えばイエロー、マゼンタ、シアンの三色を用いたフルカラーの画像を形成する場合、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのイエロー転写層から色材が受像シートに画像に応じて転写される。その時には、熱転写シートと受像シートが一体になって、印画サイズの流れ方向の長さ分だけ進む。(戻る方向でもよい。)そして、熱転写シートは、次に転写するマゼンタ転写層がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、シート送りされる。また、受像シートの方は、イエローの印画された部分の印画開始点がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、印画方向とは逆方向に進む。
【0031】
次に、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのマゼンタ転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写する。そして、上記と同様の工程を経て、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのシアン転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写して、フルカラー画像の印画物が得られ、排出方向に出され、枚葉で仕上げる場合は、切断されて排出される。
【0032】
上記のように、本発明の熱転写記録方法においては、熱転写受像シートがサーマルヘッドの下で、往復の運動を行ない、言い換えれば、熱転写受像シートロールで見れば、正回転の向きと逆回転の向きの動きにより、熱転写記録が行なわれる。フルカラー画像等の多色の画像を重ねて転写する場合、各色の転写位置にずれが生じると、いわゆる印刷見当ずれが生じ、画質の低下となってしまう。
したがって、本発明の記録方法及び記録装置、さらに熱転写受像シートロールを用いることにより、熱転写受像シートロール中空部の外周面に対して、接触、加圧する弾性片と、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを有した2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の中空部に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアが配置されたキャップ部材と、必要に応じて中間部材も加え、熱転写受像シートロールの中空部の外周面との接触で、互いにずれにくく、確実に熱転写受像シートロールの回転制御を行なうことが可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、キャップ部材と熱転写受像シートロールとが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。
【0034】
前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けることができる。また、前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すようにしたり、あるいは熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すようにできる。このようにして、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図である。
【図2】本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材を装着することを説明する概略図である。
【図3】本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材及び中空部材を装着することを説明する概略図である。
【図4】本発明の熱転写受像シートロールにキャップ部材を装着することを説明する概略図である。
【図5】本発明の熱転写受像シートロールである実施形態を示す概略図である。
【図6】キャップ部材と、巻取の巻き始め部分の先端部と巻取りの固定部分との間の自由端を有する受像シートロールとの装着を強固にする例を示した概略図である。
【符号の説明】
1 熱転写プリンター
2 熱転写受像シートロール
3 収納部
4、41、42 受像シートロール端面
5 熱転写記録部
6 巻き始め部分
7 固定部分
8 熱転写受像シートロール中空部
9 切断部
10、101、102 キャップ部材
11、111、112 弾性片
12、121、122 フランジ
13 中空部の外周面
14 サーマルヘッド
15 プラテンロール
16 熱転写シート
17 ロール
18 スリット
19 自由端
20 ギア
23 中間部材
24 中空部の外周面(中間部材)
25 軸(キャップ部材)
26 中空部(キャップ部材)
27 先端部(末端)

Claims (11)

  1. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、キャップ部材と熱転写受像シートロールとが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えたことを特徴とする熱転写プリンター。
  2. 前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けたことを特徴とする請求項1に記載する熱転写プリンター。
  3. 前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すことを特徴とする請求項1または2に記載する熱転写プリンター。
  4. 熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すことを特徴とする請求項1または2に記載する熱転写プリンター。
  5. 前記のキャップ部材の弾性片にスリットが設けられ、該スリットに、熱転写受像シートロールの巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、キャップ部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載する熱転写プリンター。
  6. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、そのキャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動して、熱転写受像シートロールが回転し、熱転写記録を行なうことを特徴とする熱転写記録方法。
  7. 前記のキャップ部材の少なくとも1つに、熱転写受像シートロール端面と接触するフランジを設けたことを特徴とする請求項6に記載する熱転写記録方法。
  8. 前記の2つのキャップ部材が、熱転写受像シートロール内周面で、一方のキャップ部材中空部に他方のキャップ部材の軸が入り込み、受像シートロールの内周面に接する中空部の存在するキャップ部材の外周の接触、加圧する力が増すことを特徴とする請求項6または7に記載する熱転写記録方法。
  9. 熱転写受像シートロール内周に中間部材を挿入し、該中間部材の両側の端面に、前記の2つのキャップ部材を装着して、受像シートロールの内周面と中間部材との接触、加圧する力が増すことを特徴とする請求項6または7に記載する熱転写記録方法。
  10. 前記のキャップ部材の弾性片にスリットが設けられていて、該スリットに、熱転写受像シートロールの巻き始め部分の先端部と、固定部分との間の自由端を挿入して、キャップ部材と、熱転写受像シートロールとの装着を強固にしたことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載する熱転写記録方法。
  11. 巻芯を使用せずに、巻取の巻き始め部分を該巻き始めと接触する部分で該巻取りと固定して、巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの内周面に対して、接触、加圧する弾性片を有する2つのキャップ部材を、受像シートロール両側の端面に装着し、該キャップ部材の少なくとも1つにギアを配置し、そのギアを駆動させて、そのキャップ部材が回転し、そのキャップ部材の回転と連動し回転して、熱転写記録されることを特徴とする熱転写受像シートロール。
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