JP4467811B2 - 熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール - Google Patents

熱転写プリンター、熱転写記録方法及び熱転写受像シートロール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の熱転写方法が知られているが、この方法は基材上に着色転写層を形成した熱転写シートを用い、その背面からサーマルヘッド等により、文字や図形あるいは模様等の画像を、イエロー、マゼンタ、シアン等の色毎に、その画像状に加熱して、上記の着色転写層を被転写材の表面に熱転写するものである。この熱転写方法は、その着色転写層の構成によって、昇華転写型と熱溶融転写型の2方式に大別される。昇華転写型は、熱によって昇華または移行する染料を適当なバインダーにより、基材上に着色転写層として担持させた熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、着色転写層中の染料を被転写材表面に熱移行させるものである。但し、被転写材表面には、染料の染着しやすい受容層を設けているものである。
それに対し、熱溶融転写型は、基材上に加熱により容易に軟化、溶融して転写可能な着色転写層を形成した熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、被転写材表面に着色転写層を転写するものである。
両方式ともに、モノカラーおよび多色カラー画像の形成が可能であり、多色カラー画像の場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンさらに必要に応じてブラックの三色ないし四色の熱転写シートを用意し、同一の被転写材の表面に各色(各種)を熱転写して、カラー画像を形成できる。
【0003】
このような熱転写方法において、使用する被転写材である熱転写受像シートはシート状の形態で多数枚を積み重ねて、プリンターに供給したり、長尺状の連続した受像シートを巻き取ったロール状の形態で、プリンターに供給されている。
特に、最近は大量に熱転写記録を行なう用途が多く、ロール形態の熱転写受像シートを使用することが行なわれている。そして、そのロール状の熱転写受像シートは一般的に、供給用コア(ボビン)の上に巻かれ、その巻かれた受像シートの端を巻上用コア(ボビン)に接着させて巻上げたり、熱転写記録後に断裁してシート状にして排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなロール状の熱転写受像シートは、供給用コアが必要であり、受像シートを使い切った後に、そのコアを廃棄したり、またはコアの再使用を行なったりしている。ところが、そのコアは熱転写受像シートをシワ無く、均一に巻上げるために、寸法精度の高いものが要求され、それに伴ないコアのコストが高くかかってしまうという問題がある。
上記のコアのコストを低減させるために、材質をプラスチックではなく、紙パルプを主体とした、いわゆる「紙管」にした場合、受像シートロールをプリンター内で回転させる時に、その紙管とプリンター側の駆動部とを接触させる。しかし、受像シートロールの回転時に紙管と駆動部との間の摩擦により、紙管から紙粉が発生し、プリンター内に飛散し、熱転写印画物にもピンホール等の画質低下につながったりする。
また供給用コアを購入するだけではなく、そのコアを保管し、受像シートを巻上げる際に、そのコアを巻上げ機に装着させたり、コア部材の保管や、巻上作業における手間がかかる点も問題である。
【0005】
したがって、本発明は、このような実情に鑑みて創出されたものであり、ロール形態の熱転写受像シートを熱転写プリンターに装着して使用する際に、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールと、それを使用する熱転写記録方法及び熱転写プリンターを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成である。
【0007】
また、本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴とする。
【0008】
本発明の熱転写受像シートロールは、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動回転して、熱転写記録されることを特徴とする。
【0009】
本発明の熱転写プリンターは、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成であり、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図であり、熱転写プリンター1は、巻芯を使用せずに巻き取られた受像シートロール2が設置される受像シートロール収納部3と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギア20を有し、該ギア20を駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部5と熱転写受像シート切断部9から構成されている。
図示した熱転写プリンター1はフランジシャフトB(11)側から見た概略図であり、当然フランジシャフトAはフランジシャフトBの奥に存在する。
【0011】
熱転写受像シートは、受像シートロール収納部3を始点にして、受像シートをロール17(搬送ロールと言われ、また上側のロールをピンチロール、下側のロールをグリップロールと言われる)によって、矢印の方向に引張り、印画する開始位置に合わせ、そしてロール17の逆回転により、受像シートロール2を巻き戻しながら(矢印と反対方向に進み)、印画を行なう。熱転写受像シートはフランジシャフトA、Bとロール17の間で、テンションが加えられるが、ロール17の正転、逆転により、熱転写受像シートの搬送制御が主に行なわれ、フランジシャフトA、Bはそのロール17の回転運動に連動して、受像シートロール2を回転させて、熱転写受像シートの搬送を補助している。したがって、熱転写受像シートロール2とフランジシャフトA、Bとの固定は、スリップしないほうが好ましいが、多少スリップしても受像シートに折れや、しわ等の影響を与えない程度であれば問題ない。
【0012】
印画は、熱転写シート16の背面側をサーマルヘッド14に接触するようにして、さらに、熱転写シートの転写層側(背面側と反対側)と受像シートの受像面が重なるように配置して、受像シートの裏面側(受像面と反対側)と接する位置にプラテンロール15を設置させ、熱転写記録時には、サーマルヘッド14が矢印の向きに降りて、熱転写シート16から画像状に色材が受像シート上に転写される。
【0013】
受像シートロール収納部3と熱転写記録部5との間に、図示はしていないが、受像シート幅の両側に沿って、ガイド部材を取り付け、受像シートの幅方向の蛇行を防止することが好ましい。
また、このガイド部材は、熱転写受像シート幅に応じて、2つのガイド部材の間隔を変えられるようにすることが望ましい。例えば、プリンター側の各ガイド部材を取り付ける部分に、互いに噛み合うピンとダイスを取り付け、ダイスを予め一つの部材に複数個取り付け、ピンの設けられた部材と、ダイスの設けられた部材同士が、受像シート幅方向で自由にスライドできるもので、受像シート幅の寸法に応じた位置のダイスにピンを嵌め込めば良い。これによって、搬送される受像シートの端とガイド部材とが接触して、ガイド部材が受像シートの幅方向の動きを規制して、受像シートの蛇行を防止できる。
尚、図示した熱転写プリンターは切断部9でシートカットされるものであるが、巻取りの熱転写受像シートロールを供給して、熱転写記録後もロール状に巻き取って仕上げることも可能である。
【0014】
図2は、本発明の熱転写受像シートロールにフランジシャフトを装着することを説明する概略図である。図2(a)は、フランジシャフトA、Bを熱転写受像シートロール中空部8に挿入する前の状態を示し、フランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)には各々スリット181、182が形成され、また各々フランジ121、122が設けてある。フランジシャフトB(11)にはプリンター側の駆動ギア(図示はしていない)と噛み合うように、ギア20が取付けられている。また、熱転写受像シートロール2は、巻芯を使用せずに、該熱転写受像シートロール巻内側に自由端19を有する形態である。その自由端19部は、その形成方式には大別すると2種類あり、一つは、予め先端部23から任意の長さを巻き方向に対して垂直方向に、7の部分で折り曲げた状態で、巻上げ形成する方式である。また、自由端19を有する巻取の形成方法として、一旦、巻取りを形成した後に、巻内側で先端部23から任意の長さを巻き方向に対して垂直方向に、7の部分で折り曲げて、巻き始め部分6が自由端19を有する形態とすることができる。
【0015】
そして、上記の自由端19が各フランジシャフトのスリット181、182に、入り込むように、位置合わせを行なって、受像シートロール中空部8にフランジシャフトAとBを、矢印の方向で挿入する。フランジシャフトB(11)のフランジ122の内面が受像シートロール端面42と接触する位置まで移動し、またフランジシャフトA(10)のフランジ121の内面が受像シートロール端面41と接触する位置まで移動する。但し、その際にフランジシャフトA(10)の軸25がフランジシャフトB(11)の中空部24に挿入されるように位置合わせをして、移動させる。その結果熱転写受像シートロール2の両側の端面41、42にフランジシャフトA(10)とB(11)が装着される。(図2(b)参照)尚、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端19をスリット181と182により、双方で挟み込み、その後にフランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻き締めることで、自由端19、つまりそれと連結された受像シートロール2とフランジシャフトA、Bが一体化される。
【0016】
上記の図2では、フランジシャフトA(10)は受像シートロール端面41と接触するフランジ121と、受像シートロール中空部に挿入されるスリット181を有する軸25を有している。また、フランジシャフトB(11)は受像シートロール端面42と接触するフランジ122と、ギア20と、受像シートロール中空部に挿入されるスリット182を有する軸を有している。
図2では、フランジシャフトBのみにギアを設けた例を示したが、これに限定されず、フランジシャフトAとBの両方にギアを設けて、プリンター側の回転駆動力をフランジシャフト及び熱転写受像シートロールに伝達し、回転制御することができる。
本発明では、図2に示されるフランジシャフトの例に限定されず、フランジがギアの機能を兼ねて、ギアを別個のものとして設ける必要がなかったり、軸に設けるスリットを1軸に対して、複数個設けることも可能である。
また、図2に図示したものに限定されず、フランジシャフトのスリットの長さfを可変調整できるようにして、1組のフランジシャフトで数種の熱転写受像シートのサイズ(幅)に対応させる場合、フランジシャフトの長さ(軸の長さ)を熱転写受像シートの最大幅と同等以上にする必要がある。
【0017】
図3は、本発明で使用する熱転写受像シートロールの巻き始め部分の自由端が、フランジシャフトAとBにより、挟み込まれる状態を説明する概略図である。
図3(a)に示すように、熱転写受像シートロール2の巻き始め部分6が先端部23から間隔をおいた部分7までの自由端19が、巻方向に対して垂直方向に折り曲げられている。その熱転写受像シートロールの両側の端部からフランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)を各々挿入し、各フランジシャフトのスリット位置を合わせた状態で、そのスリット181、182へ自由端19を挿入する。該自由端19は、フランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)の各スリット181、182のほぼ中央で貫通している。また、その挿入する自由端19の長さは、長めにしておいた方が良く、フランジシャフトBの内径の半分程度の長さが好ましい。
この状態から、図3(b)に示すように、フランジシャフトBはそのままで、フランジシャフトAのみを矢印の方向へ回転させ、自由端19(先端部23)をフランジシャフトA、Bの間に挟み込む。但し、この動作は、フランジシャフトAに設けるギアを用いて、プリンター駆動に連動させて回転させることが可能である。
そして、図3(b)に示す状態から、フランジシャフトBはそのままで、フランジシャフトAのみをさらに回転させて、図3(c)に示すような状態になる。
【0018】
さらに、図3(c)に示すような状態からフランジシャフトAはそのままで、フランジシャフトBのみを矢印の方向へ回転させ、図3(d)に示すような熱転写受像シートロール2の巻内側より巻き締めていく。但し、この動作は、フランジシャフトBに設けるギアを用いて、プリンター駆動に連動させて回転させることが可能である。
そして、図3(d)に示すような状態から、フランジシャフトAはそのままで、フランジシャフトBのみを矢印の方向へ、さらに回転させ、図3(e)のような状態を経由して、図3(f)に示すような状態にする。すなわち、図3(f)の状態は、フランジシャフトBの外周面と熱転写受像シートロール2の巻内側との隙間が無くなるまで、受像シートロール2が巻き締まり、ブレーキが掛かる。
以上によって、受像シートロール2と、フランジシャフトA、Bとが自由端19を介在して固定され、フランジシャフトA、Bと受像シートロール2とが連動し回転できる。その際に、フランジシャフトAとフランジシャフトBとの間の隙間dは受像シートの厚さ(1枚分)より若干大きく、例えば、数μm〜数10μm大きくすることが望ましい。
【0019】
上記のフランジシャフトAとフランジシャフトBとの間の隙間dは、両者のフランジシャフトのシャフト径の違いによって、生じるものであり、隙間dが小さすぎると、フランジシャフト両者の固定は行ない易いが、それに反してフランジシャフトBの巻上げ時の抵抗が高くなりすぎ、巻上げが困難になってくる。一方で、上記隙間dが大きすぎると、フランジシャフトAがフランジシャフトBの中空部でガタついてしまい、フランジシャフトAとBとが偏心して回転し、熱転写受像シートの巻き出し精度、さらにプリンターでの駆動精度に影響し、問題が生じる。
したがって、隙間dはフランジシャフトAとフランジシャフトBの各シャフト径を適度に調整したり、図6に示すように熱転写受像シートロールにセンターシャフト付きのフランジシャフトを装着して、フランジシャフト両者のガタつきを無くすことができる。また、隙間dが大きい場合、図9に示すように、フランジシャフトB(11)の中空部24の根元に凸状のリング34を設けて、そのリング34の中に、フランジシャフトA(10)の軸25の先端部を挿入して、フランジシャフトA(10)がリング34により位置規制されて、フランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)の回転時のガタつきを無くすことができる。(図9は、(a)の状態からフランジシャフトが矢印の方向に移動して、(b)に示すようなフランジシャフト両者が組み合わされる。)
【0020】
また、各フランジシャフトに設けてあるスリットの幅eは、フランジシャフトA、B間で回転させた際に、自由端部が両フランジシャフト間に挟み込まれるような寸法を要していれば良い。一般的には、自由端部、すなわち熱転写受像シートの厚さ<<フランジシャフトBのスリット幅e1≦フランジシャフトAのスリット幅e2の関係にあることが適している。
尚、熱転写受像シートロールの巻き始め部分で、7で示される部分で、自由端が図3(a)に示すように、受像シートロールの中空部の外周面から中心方向に向かうように折れた状態にしやすいように、その折れる部分にミシン目やすじ押しの加工を予め施しておくことが好ましい。
図4は、図3で示した例とは異なる実施形態である、本発明で使用する熱転写受像シートロールの巻き始め部分の自由端が、フランジシャフトAとBにより、挟み込まれる状態を説明する概略図である。
熱転写受像シートロール2の巻き始め部分6における先端部23と7の部分との間の自由端19を、フランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)の各スリット181、182を通し、フランジシャフトAを時計回りに回転させ、フランジシャフトBは反時計回りに回転させた時の状態を示している。この時に、自由端19はフランジシャフトB(11)のエッジ28と29の部分で曲げられて、またフランジシャフトA(10)のエッジ30の部分で曲げられる。フランジシャフトB(11)が反時計回りの回転を行ない、二重矢印の向きで自由端19を引張る。
【0021】
また、フランジシャフトA(10)が時計回りの回転を行ない、「→」の矢印方向で自由端19を引張り、またフランジシャフトBの巻上げ方向の回転により、巻取りが巻き締まることで、受像シートロール2と、フランジシャフトA、Bとが自由端19を介在して固定される。その時に、図示した状態では、エッジ28と30の部分で自由端19が比較的鋭角に曲げられることで、自由端19とフランジシャフトA、Bとの摩擦力が高められて、受像シートロール2とフランジシャフトA、Bとの固定が図3の場合よりも強くなり、好ましい。
【0022】
図5は、本発明の熱転写受像シートロールを熱転写プリンターに収納した時の状態を説明する概略図であり、フランジシャフトA(10)側の中心軸211をプリンター側の支持体221で回転自在に支持し、また他方のフランジシャフトB(11)の中心軸212をプリンター側の支持体222で回転自在に支持して、フランジシャフトB(11)に有するギア20と、熱転写プリンター側の回転駆動するギア(図示はしていない)とを噛み合わせて、熱転写受像シートロール2の回転制御を行なう。その際に、上記のようにプリンター側の支持体によりフランジシャフトAとBを回転自在に支えているため、受像シートロールの回転が偏心して振れることがない。また、受像シートロール2の両側の端面41、42をフランジシャフトA(10)とB(11)に設けたフランジ121と122とが挟み込み、受像シートロールの回転時の巻きずれを防止する。
【0023】
また、図5に示されるように、フランジシャフトA(10)とフランジシャフトB(11)は、熱転写受像シートロール両側の端面の中空部に挿入されるが、フランジシャフトB(11)の軸26の外径は、受像シートロール中空部の外周面が形成する円柱の外径よりも数μm〜数十μmの単位で小さくし、またフランジシャフトA(10)の軸25の外径は、フランジシャフトB(11)の中空部24の外周面が形成する円柱の外径よりも数μm〜数十μmの単位で小さくする。それによって、フランジシャフトBは、熱転写受像シートロールの中空部に挿入し、該中空部の外周面に対して、接触し、フランジシャフトAはフランジシャフトBの中空部に収納でき、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに、熱転写受像シートロールの巻内側にある自由端を入れて、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込み、自由端とフランジシャフトA、Bとを固定する。
各フランジシャフトのスリットの長さfは用いるコアレスロールの幅によるが、1組のフランジにて数種の熱転写受像シートのサイズに対応させる場合は、スリットの長さを可変調整できるようにする、自由端部の挿入位置がずれないように目印をつける、フランジシャフトBのみ各種サイズに合ったスリットを設ける(この際、各スリットは隣接せず、出来るだけ距離を置くこと)等の対応が可能である。フランジシャフトAは、全ての条件において最大幅に合わせておけば良く、サイズに合わせ対応するフランジシャフトBのスリットへ位置合わせを行なえば良い。
【0024】
図6は、本発明の熱転写受像シートロールにセンターシャフト付きのフランジシャフトを装着することを説明する概略図であり、フランジシャフトA,Bについて、両シャフトをはめ合わせた際にズレが生じないように、片方のフランジシャフトの中心部にセンターシャフト27を設け、もう片方のフランジシャフトに該センターシャフトの受け穴31を設けることにより、フランジシャフト両者のズレ防止を図ることも可能である。更に、センターシャフトが受け穴から容易に抜けないようなロック機能(図示はしていない)を付与すると、はめ合わせた後に両者のフランジシャフトのズレを防止することもできる。
【0025】
また、図7は、本発明の熱転写受像シートロールを巻き上げて製造する方法を説明する概略図である。
図7(a)に示すような、円周に対して、分割された巻上げシャフト32の隙間に熱転写受像シートの先端部23を挿入する。その際に、巻上げフャフト32は外周面からの強い圧縮力がかけられていないため、ファフト径は大きく、広がっている。
次に、図7(b)に示すように、熱転写受像シートを巻上げシャフト32の上に、タッチロール33により圧力をかけながら、巻き上げていく。すると、図7(c)に示すように、巻上げシャフト32のシャフト径が小さく、狭まってくる。(図示した矢印方向に)そして、その巻上げシャフト32が巻き上げられた熱転写受像シートロールから引き抜かれ、図7(d)に示すような、コアレスで、巻内側に自由端19を設けた熱転写受像シートロール2を作成することができる。
また、図8も、図7に示す方法とは異なる、本発明の熱転写受像シートロールを巻き上げて製造する方法を説明する概略図である。
図8(a)に示すような、一定の距離に離れた巻上げシャフト321と322を設置しておき、一方の巻上げシャフト321に先端部23から間隔をおいて、巻上げを開始する。その際に、巻上げシャフト321と322の2本のシャフトを一体として、それらのシャフトの中点を中心として回転させる。
すると、図8(b)に示すような状態で、巻上げシャフト321と322の上に、自由端19を残して、熱転写受像シートが巻上げられる。
そして、図8(c)に示すように、巻上げシャフト321と322のシャフト間が、狭まってくる。(図示した矢印方向に圧力がかかってくる。)そして、その巻上げシャフト321と322が巻き上げられた熱転写受像シートロールから引き抜かれ、図8(d)に示すような、コアレスで、巻内側に自由端19を設けた熱転写受像シートロール2を作成することができる。
【0026】
本発明では、熱転写受像シートロールの巻内側にある自由端と、フランジシャフトA、Bとの接触で、相互にスリップせず、また多少スリップしても印画に影響しない程度で、確実に固定することが重要であり、両者の接触する部分の材質について、説明する。本発明で使用する熱転写受像シートは、基材上に熱転写シートの転写層からの色材を受容し、定着させるために従来から用いられている受容層を設けることが好ましい。
熱転写受像シートに用いる基材としては、各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用い、受容層を直接またはプライマー層を介して形成しても良いが、より高い印字感度を有すると共に、濃度ムラや白抜けのない高画質を得るためには、微細空隙を有する層を設けることが好ましい。微細空隙を有する層としては、内部に微細空隙を有するプラスチックシートや合成紙を用いることができる。また、各種支持体の上に、各種の塗工方式で微細空隙を有する層を形成できる。微細空隙を有するプラスチックシート又は合成紙としては、ポリオレフィン、特にポリプロピレンを主体として、それに無機顔科及び/又はポリプロピレンと非相溶なポリマーをブレンドし、これらをボイド作製開始剤として用い、これらの混合物を延伸、成膜したプラスチックシート又は合成紙が好ましい。
【0027】
また、上述のプラスチックシートや合成紙は、それ自体が、微細空隙を含む層の単層であっても良いし、複数の層構成であっても良い。複数の層構成の場合には、その構成する全ての層に微細空隙を含有しても良いし、微細空隙が存在しない層が存在しても良い。そして、このプラスチックシートや合成紙には、必要に応じて隠蔽剤として、白色顔料を混入させても良い。また、白色性を増すために、蛍光増白剤等の添加剤を設けても良い。
微細空隙を有する層としては、支持体の上にコーティング法によって微細空隙を有する層を形成することも可能である。使用するプラスチック樹脂としては、ポリエステル、ウレタン樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等の公知の樹脂を単独或は、複数をブレンドして使用することができる。支持体は、従来公知のものでよく、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、グラシン紙等各種の紙、合成紙、不織布そしてポリエチレンテレフタレート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックシート等を用いることができる。
【0028】
基材は各種の紙、合成紙、プラスチックシート等を用いたものでも良いが、上記のように支持体に微細空隙層を設けることが好ましい。その際に、微細空隙層がプラスチックシートや合成紙の場合は、接着剤層により支持体と貼り合わせることができる。貼り合わせ方法としては、例えば、ドライラミネーション、ノンソルベント(ホットメルト)ラミネーション、ECラミネーション方法等の公知の積層方法が使用できる。
次に、フランジシャフトの材質としては、例えば、ポリスチレン、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエステル等の射出成型樹脂を用いて、成型することが好ましい。
【0029】
本発明の熱転写記録方法は、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録が行なわれる。
【0030】
熱転写記録の時に、例えばイエロー、マゼンタ、シアンの三色を用いたフルカラーの画像を形成する場合、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのイエロー転写層から色材が受像シートに画像に応じて転写される。その時には、熱転写シートと受像シートが一体になって、排出方向に印画サイズの流れ方向の長さ分だけ進む。そして、熱転写シートは、次に転写するマゼンタ転写層がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、シート送りされる。また、受像シートの方は、イエローの印画された部分の印画開始点がサーマルヘッドの当たる相当位置になるように、排出方向とは逆方向に進む。(シートが戻される方向である。)
【0031】
次に、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのマゼンタ転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写する。そして、上記と同様の工程を経て、印画領域の端から他端にかけてサーマルヘッド加熱により熱転写シートのシアン転写層から色材を受像シートに画像に応じて転写して、フルカラー画像の印画物が得られ、排出方向に出され、枚葉で仕上げる場合は、切断されて排出される。
【0032】
上記のように、本発明の熱転写記録方法においては、熱転写受像シートがサーマルヘッドの下で、往復の運動を行ない、言い換えれば、熱転写受像シートロールで見れば、正回転の向きと逆回転の向きの動きにより、熱転写記録が行なわれる。フルカラー画像等の多色の画像を重ねて転写する場合、各色の転写位置にずれが生じると、いわゆる印刷見当ずれが生じ、画質の低下となってしまう。
したがって、本発明の記録方法及び記録装置、さらに熱転写受像シートロールを用いることにより、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転させる。その際、自由端と、2つのフランジシャフトとの接触で、両者がずれにくく、確実に熱転写受像シートロールの回転制御を行なうことが可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱転写プリンターは、以下の構成にすることにより、部材として供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートロールを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる。
すなわち、巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えた構成とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写プリンターである一つの実施形態を示す概略図である。
【図2】本発明の熱転写受像シートロールにフランジシャフトを装着することを説明する概略図である。
【図3】本発明で使用する熱転写受像シートロールの巻き始め部分の自由端が、フランジシャフトAとBにより、挟み込まれる状態を説明する概略図である。
【図4】本発明で使用する熱転写受像シートロールの巻き始め部分の自由端が、フランジシャフトAとBにより、挟み込まれる状態を説明する概略図である。
【図5】本発明の熱転写受像シートロールを熱転写プリンターに収納した時の状態を説明する概略図である。
【図6】本発明の熱転写受像シートロールにセンターシャフト付きのフランジシャフトを装着することを説明する概略図である。
【図7】本発明の熱転写受像シートロールを巻き上げて製造する方法を説明する概略図である。
【図8】本発明の熱転写受像シートロールを巻き上げて製造する方法を説明する概略図である。
【図9】一方のフランジシャフトの中空部の根元に凸状のリングを設けて、そのリングの中に、他方のフランジシャフトの軸の先端部を挿入して、フランジシャフト両者の回転時のガタつきを無くすことを説明する概略図である。
【符号の説明】
1 熱転写プリンター
2 熱転写受像シートロール
3 収納部
4、41、42 受像シートロール端面
5 熱転写記録部
6 巻き始め部分
7 固定部分
8 熱転写受像シートロール中空部
9 切断部
10 フランジシャフトA
11 フランジシャフトB
12、121、122 フランジ
13 中空部の外周面
14 サーマルヘッド
15 プラテンロール
16 熱転写シート
17 ロール
18、181、182 スリット
19 自由端
20 ギア
211、212 中心軸
221、222 支持体
23 先端部
24 中空部(フランジシャフトB)
25 軸(フランジシャフトA)
26 軸(フランジシャフトB)
27 センターシャフト
28、29 エッジ(フランジシャフトB)
30 エッジ(フランジシャフトA)
31 受け穴
32、321、322 巻上げシャフト
33 タッチロール
34 凸状のリング

Claims (3)

  1. 巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールの収納部と、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なう熱転写記録部を備えたことを特徴とする熱転写プリンター。
  2. 巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールと、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動し回転して、熱転写記録を行なうことを特徴とする熱転写記録方法。
  3. 巻芯を使用せずに巻き取られた熱転写受像シートロールにおいて、該熱転写受像シートロールの中空部に挿入するフランジシャフトBと、該フランジシャフトBの中空部に収納できる大きさのフランジシャフトAを、熱転写受像シートロールの両側の端部から挿入し、2つのフランジシャフトに各々スリットが設けられており、各フランジシャフトのスリットに該熱転写受像シートロール巻内側の自由端を入れ、フランジシャフトAとフランジシャフトBを互いに逆回転させて、該自由端を挟み込んだ後、フランジシャフトBを該熱転写受像シートロールの巻上げ方向に回転させ巻締めることにより、該熱転写受像シートロールとフランジシャフトBを固定させ、フランジシャフトBにギアを有し、該ギアを駆動させて2つのフランジシャフトと熱転写受像シートロールが連動回転して、熱転写記録されることを特徴とする熱転写受像シートロール。
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