JP4090798B2 - 熱転写受像シートロール - Google Patents

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱転写記録方式のプリンタに使用する熱転写受像シートロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、種々の熱転写方法が知られているが、この方法は基材上に着色転写層を形成した熱転写シートを用い、その背面からサーマルヘッド等により、文字や図形あるいは模様等の画像を、イエロー、マゼンタ、シアン等の色毎に、その画像状に加熱して、上記の着色転写層を被転写材の表面に熱転写するものである。この熱転写方法は、その着色転写層の構成によって、昇華転写型と熱溶融転写型の2方式に大別される。昇華転写型は、熱によって昇華又は移行する染料を適当なバインダーにより、基材上に着色転写層として担持させた熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、着色転写層中の染料を被転写材表面に熱移行させるものである。但し、被転写材表面には、染料の染着しやすい受容層を設けているものである。
それに対し、熱溶融転写型は、基材上に加熱により容易に軟化、溶融して転写可能な着色転写層を形成した熱転写シートを用いて、その背面からの加熱によって、被転写材表面に着色転写層を転写するものである。両方式ともに、モノカラーおよび多色カラー画像の形成が可能であり、多色カラー画像の場合には、例えば、イエロー、マゼンタ、シアンさらに必要に応じてブラックの三色ないし四色の熱転写シートを用意し、同一の被転写材の表面に各色(各種)を熱転写して、カラー画像を形成できる。
【0003】
このような熱転写方法において、使用する被転写材である熱転写受像シートはシート状の形態で多数枚を積み重ねて、プリンタに供給したり、長尺状の連続した受像シートを巻き取ったロール状の形態で、プリンタに供給されている。
特に、最近は大量に熱転写記録を行なう用途が多く、ロール形態の熱転写受像シートを使用することが行なわれている。そして、そのロール状の熱転写受像シートは一般的に、供給用コア(巻芯又はボビン)の上に巻かれ、その巻かれた受像シートの端を巻上用コアに接着させて巻上げたり、熱転写記録後に断裁してシート状にして排出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の熱転写受像シートロールは、以下のような問題点があった。
(1)従来の熱転写受像シートロールは、供給用コアが必要である。ところが、そのコアは熱転写受像シートをシワ無く、均一に巻上げるために、寸法精度の高いものが要求され、それに伴いコアのコストが高くかかってしまうという問題があった。
上記のコアのコストを低減させるために、材質をプラスチックではなく、紙パルプを主体とした、いわゆる「紙管」にした場合、受像シートロールをプリンタ内で回転させる時に、その紙管とプリンタ側の駆動部とを接触させる。しかし、受像シ−トロールの回転時に紙管と駆動部との間の摩擦により、紙管から紙粉が発生し、プリンタ内に飛散し、熱転写印画物にもピンホール等の画質低下につながったりする。
【0005】
(2)コアを用いる方式では、熱転写受像シ−トを使い仕切った後にコアだけが不要廃棄物として残る。この円筒状のコアは、重量の割に嵩があるため、廃棄時の運搬の際に嵩張ってしまい、非効率的であると共に、再利用されずに廃棄することから、環境問題におけるゴミ削減の要求に対して問題であった。
【0006】
(3)供給用コアを購入するだけではなく、そのコアを保管し、受像シートを巻上げる際に、そのコアを巻上げ機に装着させたり、コア部材の保管や、巻上作業における手間がかかるという問題があった。
【0007】
(4)コアを用いる方式では、コアに熱転写受像シ−トの端部を片面テープ,両面テープ又は糊等で接着固定する際に貼り位置のズレが生じる。また、巻き取っている際に蛇行が発生し、その結果得られるロール紙の幅は、熱転写受像シ−トの幅より幾分長くなる。巻加工の際は、硬い円筒状のコアに特定の圧および張力を掛けて巻き取っているため、巻上げた後にズレを修正することはできない。したがって、貼り位置のズレ分、巻幅の増加分等を考慮して、熱転写受像シ−トの幅より長い幅を有するコアを用いる必要があり、ロール状態のサイズが大きくなるという問題があった。
さらに、製品を搬送する際や、プリンタへ装着するに際に誤って落下させる等の衝撃を加えた場合にも巻ズレが生じることがある。上述したように、硬く巻上げたロール紙は、ズレを修正することが困難であるという問題があった。
これら巻き取り時、取扱い時に生じたズレは、プリンタに装着した後に印画する際の印画位置精度へも影響する。
【0008】
(5)コアを用いた場合、コアにおける巻き始め部分の熱転写受像シ−ト端部や、エンド検知用に開けられた穴などの段差が巻圧、張力によって痕となり、印画時に濃淡の差等により顕在化する等の問題があった。図10は、巻芯部に痕がつく状態を示した図である。図10では、エンド検知用の穴とコアへの貼付け部に対応した位置に段差による痕が付いた状態を示している。この問題を防ぐ為に、巻圧や張力の調整により巻硬さを弱め印画物への影響を減らす等の対策が行われる場合があるが、十分な対策効果を上げることができなかった。
【0009】
本発明の課題は、熱転写プリンタに装着して使用するロール形態の熱転写受像シートを、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物が得られる熱転写受像シートロールを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、基材シートと、前記基材シートの少なくとも一方の面に設けられた受像層と、を備えた熱転写受像シートを略円筒形状に巻いた熱転写受像シートロールであって、前記熱転写受像シートは、巻芯を用いずに前記略円筒形状に巻かれていること、前記熱転写受像シートの巻始め部は、巻取り仮想中心軸に沿った幅方向の略中心付近に、巻取り時の把持部を有すること、を特徴とする熱転写受像シートロール(10)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記熱転写受像シートの巻始め部(11)は、前記把持部(11a)と前記把持部に前記幅方向で隣接する部分(11b)とを分断する切断線(11c)を有すること、を特徴とする熱転写受像シートロール(10)である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記把持部は、巻取り方向に沿った長さ方向に突出していること、を特徴とする熱転写受像シートロールである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記熱転写受像シートは、巻始め検出用の検知穴(15)を有していること、を特徴とする熱転写受像シートロールである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記熱転写受像シートの巻始め部付近には、非接触型IDタグ(20)が設けられていること、を特徴とする熱転写受像シートロールである。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記熱転写受像シートは、巻始め部(11)付近の外周側と前記熱転写受像シートを1巻き巻いた内周側とが接する部位に接合部(11b)を有していること、を特徴とする熱転写受像シートロール(10)である。
【0012】
請求項7の発明は、請求項6に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記接合部(11b)は、剥離後に粘着性を持たないように接合されていること、を特徴とする熱転写受像シートロール(10)である。
【0013】
請求項8の発明は、請求項7に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記接合部(11b)は、疑似接着により接合されていること、を特徴とする熱転写受像シートロール(10)である。
【0017】
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、前記基材シートの前記受像層が設けられている面と反対側の面に設けられた粘着材層と、前記粘着材層上に設けられた離型シートと、を備えることを特徴とする熱転写受像シートロールである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による熱転写受像シートロールの第1実施形態の未使用状態を示す図である。
本実施形態における熱転写受像シートロール10は、熱転写受像シートをロール状に巻いた形態であり、巻始め部11,巻終わり部12,巻止めテープ13を備えている。
本実施形態における熱転写受像シートは、基材シートの少なくとも一方の面に、中間層と受容層とをこの順序で積層して形成されている。
【0020】
(基材シート)
基材シートは、受容層を保持するという役割を有するとともに、熱転写時には熱が加えられるため、加熱された状態でも取扱い上支障のない程度の機械的強度を有することが好ましい。このような基材シートの材料は特に限定されず、例えば、コンデンサーペーパー、グラシン紙、硫酸紙、又はサイズ度の高い紙、合成紙(ポリオレフィン系、ポリスチレン系)、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、壁紙、裏打用紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、板紙等、セルロース繊維紙、あるいはポリエステル、ポリアクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等のフィルムが挙げられ、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルムあるいは発泡させた発泡シートも使用でき、特に限定されない。
【0021】
また、上記基材シートの任意の組み合わせによる積層体も使用できる。代表的な積層体の例として、セルロース繊維紙と合成紙あるいはセルロール繊維紙とプラスチックフィルムとの合成紙が挙げられる。これらの基材シートの厚みは、任意でよく、通常10〜300μm程度である。また、上記基材シートとその上に設ける層との密着性が乏しい場合には、基材シートの表面に各種プライマー処理やコロナ放電処理を施すのが好ましい。
【0022】
(中間層)
上記基材シート上に形成される中間層は、主に受像面の着色化と基材シートの隠蔽化を目的としたもので、2種類以上の色材と白色顔料と必要に応じてその他の添加剤と、バインダーである樹脂からなる構成である。中間層を形成する好適な樹脂の例としては、ポリウレタン樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の熱可塑性樹脂、又はこれらの一部架橋樹脂、架橋性ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0023】
白色顔料は、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、及びアルミナホワイト等の無機顔料、カオリンクレー、シリカ、炭酸マグネシウム及び炭酸カルシウム等の体質顔料を単独あるいは併用して使用することができる。
【0024】
中間層の形成方法としては、上記のごとき樹脂及び2種類以上の色材と白色顔料と必要に応じてその他の添加剤を、アセトン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン、シクロヘキサノン等の適当な有機溶剤に溶解分散して塗工液を調整し、これを例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により基材シートの少なくとも一方の面に、塗布及び乾燥して、更に必要に応じて架橋硬化させて中間層を形成する。このようにして形成する中間層の厚みは固形分塗工量で約0.5〜10g/m2 程度、更に好ましくは1〜6g/m2 が好適である。中間層の厚みが薄すぎると中間層として要求される性能が得られず、一方、厚すぎると中間層としての効果はそれ以上は向上しないばかりか、印字感度の低下をもたらす等で好ましくない。
【0025】
(受容層)
上記基材上に設ける受容層は、加熱された際に熱転写シートから移行してくる染料を受容し、形成された画像を維持するためのものである。受容層を形成するための樹脂としては、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー、ポリ酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルエステル等のビニル系樹脂、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等のアセタール樹脂、飽和・不飽和の各種ポリエステル樹脂、ポリカーボネート系樹脂、セルロースアセテート等のセルロース系樹脂、ポリスチレン、アクリルースチレン共重合体、アクリロニトリルースチレン共重合体等のスチレン系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等のポリアミド樹脂、等が挙げられる。これらの樹脂は、相溶する範囲内で任意にブレンドし、用いることもできる。
【0026】
また、中間層のバインダー樹脂が、水酸基やカルボキシル基等の活性水素を有する場合、受容層中に、活性水素と反応する硬化剤を添加しておくと、中間層と受容層との密着性を向上させることができる。そのような硬化剤としては、従来公知の、イソシアネート化合物、アミノ化合物、有機金属化合物が好ましい。これら硬化剤は、その反応速度を高くする為に、夫々に適した触媒を用いることもできる。硬化剤の添加量は種類によって異なるが、中間層と密着できる最低量が好ましい。
【0027】
また、上記のような受容層樹脂は、画像形成の熱転写時に染料を保持する染料バインダー樹脂と融着を起こす場合もあるので、良好な離型性を得る為に、リン酸エステル、界面活性剤、フッ素系化合物、フッ素系樹脂、シリコーン化合物、シリコーンオイル、シリコーン樹脂等の各種離型剤を受容層中に内添することが好ましく、特に変成シリコーンオイルを添加し、硬化させたものが好ましい。離型剤の添加量は、その種類により異なるが、樹脂固形分100重量部に対し、離型剤の層固形分量が1〜20重量部程度の範囲で、離型剤の性能が十分に発揮される最低量が好ましい。変成シリコーンオイルの中で、上記硬化剤と反応しうる反応基を有する変成シリコーンオイルを添加する場合には、変成シリコーンオイルと硬化剤の反応基の当量を、1:1〜1:10の範囲内にすることが好ましい。更に受容層中に内添せず、上記離型剤からなる層や、バインダー樹脂に上記離型剤を混ぜた層を、受容層の上に離型層として積層してもよい。
【0028】
上記の受容層は、樹脂に必要な添加剤を加えたものを、適当な有機溶剤に溶解したり、或いは分散した分散液を、例えばグラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により塗布・乾燥して形成される。以上の如く形成される受容層は任意の厚さでよいが、一般的には乾燥時で1〜50μmの厚さである。
【0029】
(スリップ層)
また、熱転写受像シートの裏面には、シートの機械搬送性向上、カール防止等の為に、スリップ層を設けることもできる。搬送性向上の為には、バインダー樹脂に有機又は無機のフィラーを適量添加するか、ポリオレフィン樹脂、セルロース樹脂のような滑性の高い樹脂を用いることが好ましい。このスリップ層はアクリル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ハロゲン化ポリマー等の樹脂中に、添加剤として、アクリル系フィラー、ナイロン系フィラー、テフロン(登録商標)系フィラー、ポリエチレンワックス等の有機フィラー、及び二酸化珪素や金属酸化物等の無機フィラーを加えたものが使用できる。中でも、アクリル系樹脂が好ましく、更にはアクリルポリオールが最も好ましい。また、アクリルポリオールを硬化剤により硬化したものを使用するのが好ましい。
【0030】
スリップ層は、上記にあげた樹脂とフィラーを任意に添加し、溶剤、希釈液等で、十分に混練して、塗工液を製造し、基材シートの他方の面に、中間層の形成手段と同様に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により、塗布し、乾燥して得られる。以上の如く形成されるスリップ層は任意の厚さでよいが、一般的には乾燥時で1〜10μmの厚さである。
【0031】
(易接着層)
基材シートの表面及び/又は裏面に、アクリル酸エステル樹脂やポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂等の接着性樹脂からなる易接着層を設けてもよい。易接着層は、上記にあげた樹脂で、塗工液を製造し、基材シートの表面及び/又は裏面に、例えば、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の形成手段により、塗布し、乾燥して得られる。また、上記に記載した塗布層を設けずに、基材シートの表面及び/又は裏面に、コロナ放電処理をして、基材シートとその上に設ける層との接着性を高めることもできる。
【0032】
(帯電防止層)
熱転写受像シートの最表面の少なくとも一方に帯電防止層を設けてもよい。帯電防止層は、脂肪酸エステル、硫酸エステル、燐酸エステル、アミド類、4級アンモニウム塩、ベタイン類、アミノ酸類、エチレンオキサイド付加物等を溶剤に溶解又は分散させたものを塗工する方法が挙げられる。さらには、アクリル樹脂、ビニル系樹脂、セルロース樹脂等の樹脂に4級アンモニウム塩系、燐酸系、エトサルフェイト系、ビニルピロリドン系、スルフォン酸系等の帯電防止効果を有する基を導入又は共重合した導電性樹脂を塗布してもよい。帯電防止層の塗工量は、0.001〜0.1g/m2 であることが好ましい。また、塗工以外の各種の処理、例えば、スプレー処理、転写等の方法を使用してもよい。上記の帯電防止層を設けることにより、得られた熱転写受像シートは、印画前に優れた帯電防止性能を有し、2枚差し等の給紙不良を防ぐことが可能となる。
【0033】
巻始め部11は、ロール状に巻き取られた熱転写受像シートの巻始めの部分であり、把持部11a,接合部11bを有している。
図2は、本実施形態における巻始め部11付近を展開した図である。
把持部11aは、製造工程において巻取り装置が熱転写受像シートを把持する部分であり、本実施形態では、熱転写受像シートの端部を切断線11cにより3つに分割した中央の部分を把持部11aとしている。
【0034】
接合部11bは、切断線11cにより分割されて、把持部11aに幅方向で隣接する部分にあって、把持部11aを挟むように両側に配置された部分であり、図2における裏面(外周側)に疑似接着両面テープ14が貼付けられ、この疑似接着両面テープ14により、熱転写受像シートを1巻き巻いたときに内周側となる部分と接する部分と接合されている。
巻終わり部12は、熱転写受像シートを必要巻き数巻いた最後の端部であり、巻止めテープ13により仮止めされて、ロール状態を保持している。
【0035】
図3は、熱転写受像シートを1巻きだけ巻いた状態を示す図である。
接合部11bにより、接合されているので、巻芯が無くても図示した状態を保持している。
把持部11aは、製造工程において巻取り装置が熱転写受像シートを把持することから、折り癖がついてしまい、図1及び図3に示すように内径側に折り曲がって飛び出してしまう。巻始め部11の全体が把持部となっていると、全体が内径側に飛び出してしまい、プリンタに装填するときに、プリンタの巻き軸と干渉してしまい、装填作業が困難であったり、装填ミスを誘発したりしてしまう。
本実施形態では、把持部11aを幅方向の略中央部に設けると共に、接合部11bが他の部分を接合しているので、プリンタの巻き軸を挿入するときに、把持部11aが邪魔になることなく、装填を簡単かつ確実に行うことができる。
【0036】
図4及び図5は、巻きズレに対する効果を説明する図である。
コアを有する場合、巻加工の際は、硬い円筒状のコアに特定の圧および張力を掛けて巻き取っているため、巻上げた後にズレを修正することはできない。本実施形態のように、コアレスとした場合には、巻圧、張力共に小さくなるので、変形しやすく、巻ズレが生じやすいといえるが、簡単に修正をすることができるので、巻ズレが問題となることが無く、使い勝手が良く、扱いを容易にすることができる。
【0037】
図6は、接合部を設けることによる効果を説明する図である。
巻始め部11に接合部11bを設けず、フリーな状態とした場合、プリンタに装填されて使用され、使い終わる直前になると、巻き緩みが生じて巻き径が大きくなり、熱転写受像シートがプリンタ内壁に接触して熱転写受像シートが傷付いたり、プリンタ内部に熱転写受像シートの削れカス等が付着したりする。熱転写受像シートが傷付いた部分や、プリンタ内部に付着、散乱した削りカスが受像層に付着した部分は、プリント時に色が抜けたり、リボンとの剥離に異常が生じたりする等の不具合の原因となる。
また、巻始め部11に接合部11bを設けず、フリーな状態とした場合、ロール状態を保持するためには、複数回の巻取りが必要であり、プリンタフランジが熱転写受像シートロールを両側から押さえて保持するタイプの場合に、保持が困難となる。
本実施形態では、接合部11bを設けたことにより、上述の問題点を解決している。
【0038】
本実施形態では、接合部11bに疑似接着両面テープ14を用いているが、接合部11をどのような形態により接合を行うかは、プリンタの熱転写受像シートロールの終端部(エンド)検出方法に応じて、最適な接合方法を選択する必要がある。
図7は、プリンタのエンド検知方法と接合方法との関係について説明する図である。
プリンタが熱転写受像シートロールに設けられた検知穴、検知マーク等により形成されたエンドマークを検知する場合には、エンドを検知した時点でプリンタの熱転写受像シートロール送り機構が停止するので、接合部の形態は、接合が行われていれば、どのような形態であってもよい。
一方、熱転写受像シートロールが上述のエンドマークを備えず、プリンタの熱転写受像シートロール送り機構に掛かるトルクの変動によりエンドを検知する場合には、その検知方法に応じて、接合部の形態を選択する必要がある。
【0039】
(最大トルクが一定時間以上継続すると、エンドであると判断する場合)
この場合、接合部には、樹脂や紙に対して接着性、又は、粘着性のある接着テープ、両面テープ、接着剤などを用いることができる。ここで、これら接着テープ、両面テープ、接着剤により接合された接合部には、プリンタの巻取りトルクに耐えることができる接合強度が必要である。
【0040】
(トルクが掛からなくなると、エンドであると判断する場合)
この場合、接合部の接合が剥離したときにプリンタが停止するので、剥離後の接合部の界面は、タックフリー(粘着性無し)の状態であることが必要となる。また、接合強度が強すぎず、所定以上のトルクが掛かると剥離する必要がある。そこで、この場合には、疑似接着両面テープを用いることが望ましい。
【0041】
本実施形態における熱転写受像シートロールは、検知穴15を有しており、エンドマークを検知するプリンタに対応しているが、接合部に疑似接着両面テープ14を用いており、エンドマークを検知せず、トルクが掛からなくなると、エンドであると判断するプリンタにも対応している。
【0042】
ここで、疑似接着両面テープ14について説明する。
疑似接着両面テープ14の構成例としては、以下に示す2形態を挙げることができる。
(1)離型紙/粘着層/不織布又は紙/樹脂層/プラスチック基材/粘着層/離型紙
(2)離型紙/粘着層/プラスチック基材/樹脂層/プラスチック基材/粘着層/離型紙
上記の構成中における樹脂層は、Tダイ等を用いた押出し方法により形成される。
例えば、上記(1)の形態の場合、まず、不織布(又は、プラスチック基材)の上にTダイ等を用い熱溶融させ押出した樹脂層を形成し、プラスチック基材(又は、不織布)とラミネートさせる。その後、片面ずつ粘着処理を行い、離型紙とラミネートさせる。
樹脂層に用いる樹脂としては、ポリプロピレン樹脂(一例:ノバテック−P 三菱化学社製)、ポリエチレン樹脂(一例:ノバテック−AP 三菱化学社製)、ポリオレフィン樹脂〔一例:TPX(ポリメチルペンテン) 三井化学社製〕、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹脂、ナイロン樹脂等が挙げられる。
【0043】
本実施形態によれば、熱転写受像シートロール10をコアレス形態としたので、供給用コアを用いることなく、安価に、また手間をかけずに熱転写受像シートを用意でき、かつ優れた画質を有する熱転写印画物を得ることができる。
【0044】
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態を示す図である。
第2実施形態は、第1実施形態の熱転写受像シートロール10に無線周波数認識タグ20を設けた形態である。
無線周波数認識タグ20は、熱転写受像シートロール10の再内周面に貼付けられた非接触型ICタグ(RFID)であり、熱転写受像シートロールの種類、サイズ等の情報が記録されている。プリンタに装填されると、無線周波数認識タグ20の情報を、プリンタに設けられているリーダライタ(R/W)が読みとり、利用する。
【0045】
本実施形態によれば、熱転写受像シートロール自体に直接無線周波数認識タグ20を貼付けたので、コアレスの形態であっても、必要な情報を有することができ、プリンタによりその情報を利用することができる。
【0046】
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、各実施形態において、把持部11aと接合部11bが幅方向に並んでいる形態を示したが、これに限らず、例えば、図9(a),(b)に示すように、把持部を、巻取り方向に沿った長さ方向に突出させてもよい。なお、図9中の波線で示した長方形は、接合部を示している。
【0047】
また、第1実施形態において示した熱転写受像シートロールには、基材シートの受容層が設けられている面と反対側の面に、粘着材層と離型シートとをさらに設けて、写真シール用紙としてもよい。
【0048】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)熱転写受像シートは、巻芯を用いずに略円筒形状に巻かれているので、熱転写受像シートロールを安価に製造することができる。
また、コアの廃棄が不要であることからゴミの発生を抑制することができる。さらに、巻きズレを容易に修正することができ、取り扱いを容易にすることができる。
さらにまた、検出穴などによる痕を残すことなく、優れた画質を得ることができる。
【0049】
(2)熱転写受像シートは、巻始め部付近の外周側と熱転写受像シートを1巻き巻いた内周側とが接する部位に接合部を有しているので、熱転写受像シートロールを使い切る直前に巻き緩みが生じることを防止することができ、巻き緩みに起因する不具合を防止することができる。
【0050】
(3)接合部は、剥離後に粘着性を持たないように接合されているので、熱転写受像シートのエンド検出方法がどのような形態であっても、装着することができる。
【0051】
(4)接合部は、疑似接着により接合されているので、簡単かつ確実に、剥離後の粘着性を持たない接合を実現することができる。
【0052】
(5)熱転写受像シートの巻始め部は、巻取り仮想中心軸に沿った幅方向の略中心付近に、巻取り時の把持部を有するので、プリンタへの装着時に把持部が邪魔になることなく、装着作業を確実、かつ、容易に行うことができる。
【0053】
(6)熱転写受像シートの巻始め部は、把持部と把持部に幅方向で隣接する部分とを分断する切断線を有するので、製造時に切断片を生じることなく、熱転写受像シートロールを製造することができる。
【0054】
(7)把持部は、巻取り方向に沿った長さ方向に突出しているので、製造時に巻取り装置への熱転写受像シートの装着を容易に行うことができる。
【0055】
(8)基材シートの受像層が設けられている面と反対側の面に設けられた粘着材層と、粘着材層上に設けられた離型シートとを備えるので、写真シール印刷機器用の熱転写受像シートロールを、コアレスとすることができ、機器の操作に不慣れな作業者であっても、容易に取り扱うことができる。
【0056】
(9)熱転写受像シートの巻始め部付近には、非接触型IDタグが設けられているので、コアレスの構造であっても、各種情報を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱転写受像シートロールの第1実施形態の未使用状態を示す図である。
【図2】本実施形態における巻始め部11付近を展開した図である。
【図3】熱転写受像シートを1巻きだけ巻いた状態を示す図である。
【図4】巻きズレに対する効果を説明する図である。
【図5】巻きズレに対する効果を説明する図である。
【図6】接合部を設けることによる効果を説明する図である。
【図7】プリンタのエンド検知方法と接合方法との関係について説明する図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示す図である。
【図9】把持部の変形形態を示す図である。
【図10】巻芯部に痕がつく状態を示した図である。
【符号の説明】
10 熱転写受像シートロール
11 巻始め部
11a 把持部
11b 接合部
11c 切断線
12 巻終わり部
13 巻止めテープ
14 疑似接着両面テープ
15 検知穴
20 無線周波数認識タグ

Claims (9)

  1. 基材シートと、
    前記基材シートの少なくとも一方の面に設けられた受像層と、
    を備えた熱転写受像シートを略円筒形状に巻いた熱転写受像シートロールであって、
    前記熱転写受像シートは、巻芯を用いずに前記略円筒形状に巻かれていること、
    前記熱転写受像シートの巻始め部は、巻取り仮想中心軸に沿った幅方向の略中心付近に、巻取り時の把持部を有すること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  2. 請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記熱転写受像シートの巻始め部は、前記把持部と前記把持部に前記幅方向で隣接する部分とを分断する切断線を有すること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  3. 請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記把持部は、巻取り方向に沿った長さ方向に突出していること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  4. 請求項1に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記熱転写受像シートは、巻始め検出用の検知穴を有していること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記熱転写受像シートの巻始め部付近には、非接触型IDタグが設けられていること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記熱転写受像シートは、巻始め部付近の外周側と前記熱転写受像シートを1巻き巻いた内周側とが接する部位に接合部を有していること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  7. 請求項6に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記接合部は、剥離後に粘着性を持たないように接合されていること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  8. 請求項7に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記接合部は、疑似接着により接合されていること、
    を特徴とする熱転写受像シートロール。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の熱転写受像シートロールにおいて、
    前記基材シートの前記受像層が設けられている面と反対側の面に設けられた粘着材層と、
    前記粘着材層上に設けられた離型シートと、
    を備えることを特徴とする熱転写受像シートロール。
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