JPS62193874A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPS62193874A
JPS62193874A JP3501686A JP3501686A JPS62193874A JP S62193874 A JPS62193874 A JP S62193874A JP 3501686 A JP3501686 A JP 3501686A JP 3501686 A JP3501686 A JP 3501686A JP S62193874 A JPS62193874 A JP S62193874A
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JP
Japan
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thermal
thermal head
ink layer
thermal transfer
recording
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JP3501686A
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Hideo Fushimoto
伏本 秀雄
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Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/325Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱転写記録装置に係り、さらに詳しくは被記録
体(以下記録媒体と言う)に多色の記録像を転写する熱
転写記録装置に関するものである。
[従来の技術] 熱転写記録装置は、軽量、かつコンパクトで騒音がなく
、操作性、保守性に優れるという熱記録方法の一般的特
長に加えて記録媒体として熱発色タイプの加工紙が不要
で、普通紙に記録可能であり、また記録像の耐久性にも
優れるという特長を有しており、最近電子タイプライタ
や日本語ワードプロセッサーといった機器に多く採用さ
れはじめている。
この熱転写記録方法は、一般にシート状の支持体上に熱
溶融性バインダー中に着色剤を分散させた熱転写剤(熱
転写性インク)を塗布してなる熱転写材を用い、この熱
転写材をその熱転写性インク層が記録媒体に接する様に
記録媒体に重畳し、熱転写材の支持対側から発熱手段(
熱ヘッド)により熱を供給して溶融したインク層を記録
媒体に転写することにより、記録媒体上に熱供給形状に
応じた転写インク像を形成するものである。
従来のこの種の熱転写記録装置の一例を第29図に示す
、第29図は熱転写記録装置(以下熱転写プリンタと言
う)の外観を示すもので、この熱転写プリンタ1は以下
に述べるように構成されている。
即ち、記録媒体としての記録紙2は軸3と一体的に形成
されたネオプレンゴム等の弾性円筒部材よりなるプラテ
ン4に巻きつけられ、プラテン4の回転によりフィード
される。
軸3の一端には紙送りギア5が設けられており、紙送り
パルスモータ6の駆動ギア6aと噛み合っている0紙送
りパルスモータ6の駆動ギア6は任意のパルスが入力さ
れると回転され、プラテン4を正逆両方向に回転せしめ
、記録紙2を所定量前後にフィード可能となる。改行動
作も紙送りパルスモータ6を駆動することにより行なわ
れる。
符号7で示すものは熱転写材の支持部材であるキャリッ
ジで、キャリッジ7は軸8に嵌合し、図中左右方向に搏
動可能となっている。また、キャリッジ7はタイミング
ベルト9に連結されており、タイミングベルト9はプー
リー10゜10a、10b間に張架されており、プーリ
ー10bと一体の紙送りギア11により走行可能となっ
ている。
また、桁送りギア11は桁送りパルスモータ13の駆動
ギア14と噛み合っており、桁送りパルスモータ13の
回転により、キャリッジ7はタイミングベルト9を介し
て図中左右方向に移動可能となっている。
一方、キャリッジ7には、支持体に熱溶融性バインダー
の中に着色剤が分散させてなる転写剤である熱転写性イ
ンクを塗布したインクリボン15がオーディオカセット
のように供給及び巻き取りリール15a、15b間に配
設されたリボンカセット16が着脱自在に設けられてい
る。
また、キャリッジ7にはインクリボン15の背面より熱
エネルギーを印加させるサーマルヘッド17が設けられ
ている。符号18で示すものはサーマルヘッド17に印
加信号を伝達するフレキシブルプリントx板である。
次に印字動作の概略を説明する。
所定の印字命令が発生すると、桁送りパルスモータ13
が励磁され回転を始め、図中左端のホームポジションに
あったキャリッジ17が図中右方向に移動を始める。そ
して、フレキシブルプリント基板18を介してサーマル
ヘッド17に印字信号を人力すると、サーマルヘッド1
7の表面の発熱体(図示省略)が発熱し、インクリボン
15の上の熱転写性インクを溶融させ記録紙2に転写さ
せ記録像を形成する。
この動作を繰り返し1行分の記録が終了すると1桁送り
パルスモータ13が逆転し、キャリッジ7を図中左方向
に移動させると共に、紙送りパルスモータ6を励磁し、
プラテン4を回転させ記録紙2を図中上方へ所定量だけ
フィードさせる。
なお、キャリッジ7が図中右方向に移動する際、リボン
カセット16内のインクリボン15は矢印A方向に送ら
れるようになっており、サーマルヘッド17は常に新し
いインクリボン15と対向することになり、使用済のイ
ンクリボンはリボンカセット16内に巻き取られるよう
になっている。
以上の如く構成された熱転写プリンタにより普通紙への
印字が可能となるのである。しかし、従来インクリボン
による印字は1色のみであるが、上記熱記録方法の長所
を生かしつつ多色記録を保ちたいという市場要求も強く
、多色記録を得るための技術が種々提案されている。
このような熱転写記録装置として、色調の異なる転写剤
を2暦に形成し、発熱手段の発熱量を変化させ、転写剤
を表層の1層のみ、或いは2層共溶融させて2色の記録
を選択的に行なう構造のものが提案された。
例えば、特開昭58−148591では、支持体上に互
いに異なる着色量が含有された2つの熱溶融性高融点イ
ンク層A及び低融点インク層Bが基材側から順次積層さ
れている。そして、低熱印字エネルギーの場合には低融
点インク層Bのみが普通紙上に転写され、高熱印加エネ
ルギーの場合には熱溶融性インク層A、Bともに転写し
、2色記録を得るという、2色型熱記録費素が開示され
ている。
しかし、この方法ではA層とB層の融点差が小さい場合
にはA層とB層に同種材料を用いているため、2層の分
離が困難であり、A層とB層の分離をよくするために融
点差を大きくすると、インク層全体の転写性を良好にす
るためには必然的にB層の融点をかなり低くせねばなら
ず、保存性の低下及び地汚れ発生の原因となり、印字品
位のよい2色記録は望めないという欠点を有する。
又、特開昭59−84389には支持体上に加熱により
溶融浸出するインクと、前記溶融浸出する温度より高い
温度で溶融剥離するインクとよりなるインク層を設けた
2色熱転写インクシートが開示されている。
しかし、この方法においては各インク層が別種の材料で
構成されており、前者の方法よりは色分離が良いと考え
られるが、原理上低融点材料を用いなければならず、地
汚れ、保存性の低下等は避は難い、又、両者共通の問題
として印加エネルギーを変えねば2色記録が行なえない
という欠点があり、印字ヘッドの印加エネルギーの制御
は、電気回路のハードウェアばかりでなくソフトウェア
上の処理も必要となり、制御が複雑になるという欠点が
ある。
もちろん2色以上の多色になれば制御は更に困難になる
そこで、次のような構造のものが提案された。
即ち、記録紙上に鮮明な2色記録を与えるために、支持
体上に前記支持体側から順に、互いに色調の異なる熱溶
融性第1インク層と、熱溶融性第2インク層とを設け、
前記熱溶融性第2インク層を記録媒体に当接し、前記支
持体側から熱エネルギーを印加した後、前記記録媒体か
ら支持体を剥離する際に、前記熱エネルギーを印加して
から前記支持体を剥離するまでの時間を変化させること
により、記録媒体へ選択的に2色の記録像を形成する技
術である。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上述した構造では記録媒体から支持体を剥離す
るまでの時間を変化させる手段を記録装置側に設けてい
たため、どうしても装置が複雑化し、コストアップとな
ってしまうと言う問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明においては、上述した問題点を解決するために、
熱転写材を記録紙から剥離させるタイミングを変化させ
る手段である熱転写材の案内部材を熱ヘッドをアップタ
ウンさせる駆動源を利用して駆動させる構造を採用した
[作 用] 上述した構造のもとでは、案内部材は熱ヘッドのアップ
ダウン用駆動源を利用して、目的とする記録色調に合わ
せて駆動させることができ、熱転写材が記録媒体から構
成される装置、従って時間をずらすことができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。
[第1実施例] なお、以下の実施例においては説明を簡略化させるため
に2色記録の場合について説明する。
まず、本発明に用いられる熱転写材について説明する。
即ち、第7図に示すように熱転写材19はシート状の支
持体21上に熱転写性インク層20を形成して成る。
また、熱転写性インク層20は、それ自体複層構造を有
しており、支持体1側から順に設けた第1インク層22
及び第2インク層23からなる。
支持体21としては、従来より公知のフィルムや紙をそ
のまま使用することができ1例えばポリエステルやポリ
カーボネート、トリアセチル、セルロース、ナイロン、
ポリイミド等の比較的耐熱性の良いプラスチックのフィ
ルムや、セロハン或いは硫酸紙、コンデンサー紙等が好
適に使用できる。支持体の厚さは熱転写に際しての熱源
として熱ヘッドを考慮する場合には1〜15gm程度で
あることが望ましいが、例えばレーザー光等の熱転写性
インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場合には
特に制限はない。
又、熱ヘッドを使用する場合に、熱ヘッドと接触する支
持体の表面にシリコーン樹脂、ふっ素樹脂、ポリイミド
樹脂、メラミン樹脂、ニトロセロース等からなる耐熱性
保護層を設けることにより支持体の耐熱性を向上するこ
とができ、或いは従来用いることのできなかった支持体
材料を用いることもできる。
第1インク層22は、熱エネルギーが印加された時に、
第1インク層22と第2インク!23との分離が良いこ
とが必要である。また、第1インク層22は熱エネルギ
ーが印加されてから支持体21を被記録体より引渡すま
での時間が長いとき、つまり熱転写材19と被記録媒体
が対向して密着され、熱印加された後、密着されたまま
の熱ヘッドが走行して熱転写材がかなり冷却されたとき
に、支持体21から第1インクM22が剥離し易いこと
が必要である。
このため、熱溶融性バインダーとしては、鯨ロウ、ミツ
ロウ、ラノリン、カルナバワックス。
キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレシンワ
ックス等の天然ワックス、パラフィンワックス、マイク
ロクリスタリンワックス等の石油ワックス、酸化ワック
ス、エステルワックス、低分子ffi ポリエチレン、
フィッシャートロプシュワックス等の合成ワックス、ラ
ウリン酸、ミリスチン醜、パルミチン醜、ステアリン醜
、ベヘニン酸等の高級脂肪酸、ステアリルアルコール、
ベヘニルアルコール等の高級アルコール、ショ糖の脂肪
酸エステル、ソルビタンの脂肪酸エステル等ノエステル
類、オレイルアミド等のアミド類を少なくとも50%以
上を含有し、その他ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド
系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウ
レタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系
樹脂、セルロース系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂
、石油系樹脂、フェノール系樹脂、ポリスチレン系樹脂
、酢酸ビニル系樹脂、天然ゴム、スチレンブタジェンゴ
ム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム等のエラストマ
ー類、ポリイソブチレン、ボリブデン或いは可塑剤、鉱
油、植物油等の油剤を適宜混合させ1着色剤その他添加
剤を含めたインク層としての溶融温度が50℃〜150
℃、150℃における溶融粘度(回転粘度計)が500
CPSであることが望ましい。
なお、本例で言う溶融温度とは島津フローテスターCF
T500型を用いて荷重10Kg昇温速度2°C/分の
条件で試料インクの見かけ粘度一温度曲線を求めた時に
、流出開始温度として求められるものである。
第2インクe23としては、熱ヘッドから熱印加された
時に溶融軟化して被記録体にしっかりと固着すること、
第2インク層23が溶融状態の時に第1インク暦22と
混合しにくいことが必要で、その為の熱溶融性バインダ
ーとしては上記した樹脂を少なくとも50%以上含有し
、その他前記したワックス類、可塑剤、鉱油、植物油等
の油剤を適宜混合させ、インク層としての溶融温度が6
0℃〜150°Cの溶融粘度(回転粘度計)が200 
CP S−1,000,000CP Sになるように選
ぶのが良い、又、第2インク暦23の印字のキレを良く
する為に、第2インク層23をドツト状に形成したり、
第2インクE23表面を凹凸状に形成したりしてももち
ろん良い。
第1インク層22の厚さは0.5μ〜10ALの範囲が
好ましく、熱転写性インク層全体の厚さは211、〜2
0ILが好ましい。
また、第1インク層22の色調と第2インク層23の色
調に異なったものが得たい場合には、第1インク暦22
に黒色等の暗色を第2インク層23には黄色等の明色を
配置するのが良く、第1インク層22の色調及び第2イ
ンク歴の色調との混色が得たい場合には、例えば第1イ
ンク層22がイエロー、第2インク層23をマゼンダに
配色しておけば、マゼンダ色と赤色が得られる。その他
各層の顔料濃度或いは層厚比率を変えることにより様々
な互いに異なる2色の記録を得ることができる。
着色剤としては、印刷記録の分野で広く用いられている
各種の染料顔料が使用される0着色剤の含有量はインク
層22.23の夫々について1〜80%の範囲が適当で
ある。又、インク層22゜23には夫々必要により更に
分散剤或いは金属微粉末、無機微粉末、金属酸化物等か
らなる充填剤等の添加剤を適宜加えても良い。
第1インク層22、第2インク層23の関係については
お互いに相容性の無い材料を選択する事が望ましいが、
相容性の有る材料であってもその溶融粘度の差により相
互の分離が可能となる。
本実施例に使用する熱転写材を得るには、インク層22
.23の夫々について上記した熱溶融性バインダー、着
色剤及び添加剤をアトライター等の分散装置を用いて溶
融混練するか、或いは適当な溶剤とともに混練して熱溶
融性、或いは溶液ないし分散液状のインクを得、これら
のインクを支持体上で順次塗布し、必要に応じて乾燥す
ることにより、第1インク層、第2インク層の順で形成
すれば良い。
本実施例に用いられる熱転写材の平面形状は、特に限定
されるものではないが、一般にタイプライタリボン状、
或いはラインプリンター等に用いられる幅広のテープ状
等の形態で使用される。
次に具体的な記録方法を、熱発生手段として最も典型的
なサーマルヘッドを用いた場合について説明する。
第8図、第9図は第2インク層23のみを転写させる場
合の概要を示す熱転写材の厚さ方向略断面図で、第8図
は記録前の状態を示す。
第8図において、19は熱転写材、17はサーマルヘッ
ド、17aはサーマルヘッドのヒータ一部、2は被記録
体としての記録紙、4はプラテンを示す。
今、第1インク層22が黒、第2インク層23が赤の場
合について説明する。第9図は記録後を表わし、サーマ
ルへラド17が右方向に移動し。
熱転写材19がリール(図省略)に巻き上げられ、熱転
写材19が記録紙2からサーマルヘッド17のヒータ一
部17aを通過した直後に剥離され、記録紙2上に赤色
の記Q 23 aが得られた状態を示す。
一方、第10図、第11図は第1インク層22、第2イ
ンク層23共に転写する場合の概略を示す熱転写材の厚
さ方向の概略図面で、第1O図は記録前の状態を表す、
第8図に示す場合と異なる点は、熱転写材19が加熱さ
れた後、記録紙2と熱転写材19とが密着したままある
距離ノをそのままの状態でサーマルヘッドが移動した後
で剥離させるための案内部材24が設けられた点である
。押圧部材24により熱転写材19に熱エネルギーを印
加してから熱転写材19を剥離するまでの時間が長くな
る。
第11図は記録後の状態を示し、サーマルヘッド17の
ヒータ一部17aが熱印加された後右方向に走行しつつ
熱転写材19はリール(図省略)に巻き上げられた後、
案内部材24の直後で熱転写材19が記録紙2から剥離
され、第1インク層22、第2インク層23ともに転写
し、記録紙2上に黒色記録22aが得られた状態を示す
上述原理により、熱印加時に互いに混合しにくい(分離
しやすい)インク層を重畳させた熱転写材を用い、熱転
写材と被記録体との剥離タイミングを変えることにより
、鮮明な2色の印字が得られるものである。
次に具体的実施例について説明する。
第1図〜第6図は本発明の具体的実施例を説明するもの
で、図中前述説明の中で、同一部位、同一機能のものは
同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1図は熱転写材が収納されたリボンカセット16と、
これが着脱自在に装着されるキャリッジ7の外観を示す
もので、熱転写材19はリボンカセット16内に2個の
プーリ15a、15bに巻き付けられ収納され、リボン
カセット16の左上端部切欠部°26においてその一部
が外部に露出している。符号27aで示すものは、キャ
リッジ7に装着する際にキャリッジ7に一体的に形成さ
れた係止片27bと係合関係を形成し、リボンカセット
16をキャリッジ7に保持する係止溝である。
キャリッジ7には、前記プーリ25a 、 25 bに
夫々嵌合する固定的な支軸28.及びキャリッジ7側に
設けられた駆動源(図省略)により回動される駆動軸2
9が夫々設けられている。これにより、リボン力セツ)
16がキャリッジ7に装着された状態で駆動軸29が回
転すると、切欠部26に常に未使用の熱転写材19が供
給可能で、使用済の熱転写材19がプーリ15bにより
巻き取られる。符号30はキャリッジ7を左右方向に摺
動させるため摺動穴で、軸8が嵌合される。
サーマルへラド17は記録紙2方向に回動可能となって
おり、また抑圧部材24の機能を有する案内部材31も
サーマルヘッド17と同様に記録紙2方向に回動可能と
なっている。フレキシブル基板1Bはサーマルヘッド1
7への印字信号、キャリッジ17内部駆動源制御信号の
伝達及び電源の供給を行なうものである。
次にサーマルヘッド17及び案内部材31の動作機構に
ついて説明する。
第2図は第1図におけるA−A断面を示すもので、サー
マルヘッド17、案内部材31は軸32を中心に回動自
在で、かつ位相をずらして設けられており、ネジリコイ
ルバネ等のバネ部材(図示省略)で記録紙2とは逆方向
に付勢されている。
サーマルヘッド17及び案内部材31は軸33に固定さ
れたカム34.カム35の回転により夫々記録紙2方向
に強制的に回動するようになっている。
軸33の端部にはギア36が取り付けられており、ギア
36に噛み合うドライブギア37がヘッドパルスモータ
38の出力軸に固定されており、パルスモータ38の励
磁により軸33が回転し、カム34.35により後述す
るシーケンスに基づきサーマルヘッド17.案内部材3
1を夫々回動させる。
次に、具体的なカム34.35の動作について第3図に
より説明する。
第3図(A)は初期状態を示すもので、バネ部材(図省
略)によりサーマルヘッド17、案内部材31は開放状
態、即ち熱転写材19及び記録紙2のプラテン4への圧
接が解除された状態で、キャリッジ7のリターン動作、
プラテン4の回動動作時の保持される状態である。
次に、同図(B)に示すように軸33が図中矢印方向(
時間方向)に一定角度回転すると、サーマルへラド17
はカム34の長径側が接するため、軸32を中心に回転
し、はぼ垂直になり熱転写材19、記録紙2をプラテン
4に押圧する。
この時、案内部材31はカム35が同角度回転しても位
相がずれているため、カム35の長径側と接することが
なく、傾斜した状態(熱転写材19から離れた状態)の
ままである。
そして、軸33が更に時計方向に回転した状態が同図(
C)に示す通りで、サーマルヘッド17はカム34が更
に回転しても長径側が接しているため、垂直状態を維持
している。しかし、案内部材3はカム35の回転により
半径が変化するため、軸32を中心に回転し垂直となり
熱転写材19、記録紙2をプラテン4に押圧する。
サーマルヘッド17、案内部材31による熱転写材19
、記録紙2のプラテン4への抑圧を解除する場合は、パ
ルスモータ38を逆転させることにより、軸33が逆転
し、図(A)に示す状態にカム34.35がなり、バネ
部材(図省略)の作用により、サーマルヘッド17及び
案内部材31は傾斜状態となる。
上述の動作を更に明確に表現したものが、第4図に示す
チャートで、回転角度がパルスモータ38の励磁により
変化し、軸33が90度回転した時カム34の長径側が
変化し始めサーマルヘッド17が回転を始める。そして
、軸33が135度回軸した時、パルスモータ38がホ
ールド(Hi)され、サーマルヘッド17により熱転写
材19、記録紙2がプラテン4に対して完全に押圧状態
となる。
次に、パルスモータ38に更に励磁が行なわれ、軸33
が180度の回転に達した時カム35の長径側により、
案内部材31が軸32を中心に回転し始める。そして、
軸33が225度の回転位置に達した時、パルスモータ
38がホールド(Hi)され案内部材31により、熱転
写材19、記録紙2がプラテン4に対して完全に押圧さ
れた状態となる。この間カム34の長径はサーマルヘッ
ドに接しているため、サーマルヘッド17は回動しない
以上の様にパルスモータ38への励磁(ステップ数)を
変えることにより、サーマルヘッド17のみの回動、サ
ーマルヘッド17、案内部材31両方の回動が可能とな
る。
従って、熱転写材19の第2インク層23のみの記録紙
2への転写を行なう場合は、第5図に示すようにするた
めにパルスモータ38の励磁を行ない、軸33が125
度回転するように指令を発生することにより、サーマル
ヘッド17のみが回動し、熱転写材19を記録紙2、プ
ラテン4に押圧し、ヒータ一部17aにより熱エネルギ
ーを感熱転写19に印加した直後に熱転写材19を記録
紙2より剥離させるため第2インク層23のみが記録紙
2上に転写し、第2インク層23の色調による記録像が
形成される。
次に、第1インク層22、第2インク層23共に転写さ
せる場合は、第6図に示すように、熱転写材19、パル
スモータ38の励磁を軸33が225度回転するよう指
令を発生することにより、サーマルへラド17及び案内
部材31を共に回動させる。この動作によりサーマルヘ
ッド17のヒータ一部17aから熱エネルギーが熱転写
材19に印加された後、案内部材31の圧接作用により
、熱転写材19と記録紙2が密着したまま移動した後、
剥離が行なわれ、記録紙2上に第1インク層22、第2
インク層23が共に転写され、第1インク層22の色調
の記録像が形成される。
本実施例は以上のように構成されているため、記録紙2
上の同一行内で案内部材31の回動を行、なうことが可
能となり、同一行内での記録像の色調を任意に変化させ
ることが可能となる。
しかも、案内部材31の回動はサーマルヘッドのアップ
ダウンを行なう駆動源を利用しているため、構造を極め
て簡略化できる。
なお、上述した実施例にあっては熱転写材をリボン状の
ものとして説明したが1幅広のシート状のものをロール
状に巻いた熱転写材を用いた場合にも適用することがで
き、このような場合にはリボンカセットに代えてケース
体を用いればよい。
また、転写剤はインクに限らず、熱昇華性その他の化学
的な物資を用いてもよい。
更に、キャリッジ移動型ものに限らず、プラテン移動型
ものであってもよい。
以上の説明から明らかなように、熱転写材に熱印加を行
なう熱ヘッドを圧接させるための回転駆動源を利用し、
熱ヘッド、案内部材の圧接を同軸に位相ずらして設けら
れたカムで行なう構成を採用しているため、回転駆動源
の回転角度を変化させることにより、熱ヘッドのみ、熱
ヘッド、案内部材の両者の圧接を選択的に行なうことが
可能となり、簡単な機構及び駆動制御で2色記録が実現
される。
[第2実施例] 第12図〜第15図は本発明の第2の実施例を説明する
もので、各図中前述した第1の実施例と同一部分または
相当する部分には同一符号を付し、その説明は省略する
本実施例はソレノイドとリンク機構を応用したもので、
図において符号40で示すものは駆動源となるモータで
、その出力軸41の先端にはカム42が設けられている
このカム42は、大径部42aと小径部42bとを所定
の角度範囲にわたって持っている。
従って、モータ40の回転によりカム42が回転し、大
径部42aがサーマルへラド17の手前側の側面に接す
ると、サーマルヘッド17が押され、ねじりコイルばね
43aの力に抗して熱転写材19を介して記録紙2に圧
接する。
この状態が記録状態で、記録指令に従って熱エネルギー
が印加される。
一方、小径部42bがサーマルへラド1フ側へくると、
サーマルヘッド17はねじりコイルばね43aの力によ
り熱転写材19が離れる方向へ回動される。この状態が
非記録状態である。
一方、このカム42と対向してサーマルヘッド17が配
置されている。サーマルヘッド17は第13図に示すよ
うに軸43を介してキャリッジ側に回動自在に軸承され
ており、軸43に巻装されたねじりコイルばね43aに
よってサーマルヘッド17がプラテン4側から離れる方
向へ回動習性が与えられている・ 一方、サーマルヘッド17と並んで回動レバー44がそ
の途中を軸45を介して回動自在に軸承されている。
軸45には、ねじりコイルばね46が巻装されており、
回動レバー44に対し、第14図中時計方向への回動習
性を与えている。
回動し八−44のサーマルヘッド17側の端部の上面に
は、案内部材46が垂直な状態で突設されている。
案内部材46の高さは、サーマルヘッド17とほぼ同一
である。
一方、モータ40と並んでソレノイド47が固定されて
おり、そのロッド48の先端に回動レバー44の後端が
回動自在に連結されている。
次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。
第2インク層23のみの色調による記録を行いたい場合
には、ソレノイド47を非励磁状態にする。
この状態では、ねじりコイルばね46の力により回動レ
バー44は第14図中時計方向に回動され、ロッド48
は延び、案内部材46はサーマルヘッド17の近傍に位
置している。
この状態は第15図(A)に示す状態である。
この状態では熱転写材19はサーマルヘッド17による
加熱直後の案内部材46に添接して記録紙2から強制的
に剥離される。
従って、前述したように第2インク層23の溶融部分の
みが記録紙2に転写され、第2インク層23の色調によ
る記録が行われる。
一方、第1インク層22の色調による記録を行いたい場
合には、ソレノイド47を励磁する。
すると、磁界が発生し、口7ド48が引き込まれ、回動
レバー44は第15図(B)に示すように、図中反時計
方向に回動され、案内部材46は冷却に必要な距離1だ
けサーマルヘッド17から離れる。
この状態でサーマルヘッド17を駆動させると、第1及
び第2のインク層22.23が分離せずに、溶融部分が
重なった状態で記録紙2上に転写され、第1インク層2
2の色調による記録が行われる。
[第3実施例] 第16図〜第22は1本発明の第3の実施例を説明する
もので、本実施例にあっては案内部材の移動はサーマル
ヘッドのアップダウン機構と同一の駆動源を利用してい
る。
即ち、図において符号50で示すものはモータで、その
出力軸に固定されたドライブギヤ51はキャリッジ上に
回転自在に、かつ水平に配置された軸52の一端に固定
されたギヤ53と噛合している。
軸52の中央部にはカム54が固定されている。カム5
4は大径部54aと小径部54bとを有する。
このカム54と対向してサーマルヘッド17が配置され
ており、その下端は軸55を介してキャリッジ7上に回
動自在に軸承されている。
軸55には不図示のねじりコイルばね等が取り付けられ
ており、サーマルヘッド17がプラテン4から離れる方
向への回動習性を与えている。
従ってモータ50の回転によりカム54が回転し、大径
部54aがサーマルへラド17の手前側の側面に接する
と、サーマルヘッド17が熱転写材19に押圧される。
一方、軸52の他端側には傘歯車56が固定されており
、この傘歯車56には所定の角度範囲にわたって欠歯部
56aが形成されている。
またキャリッジ7上には、前記軸52と直交した状態で
軸57が固定されており、この軸57の上端部は前記傘
歯車56と噛合される傘歯車58を有するギヤ59が回
転自在に軸承されている。
この軸57よりプラテン側に寄った位置において、キャ
リッジ7上には軸60が回転自在に軸承されている。
軸60の途中には、前記ギヤ59と噛合するピニオンギ
ャ61が固定されており、軸60の上端には腕62の一
端が固定されている。
軸62の他端側の上面には、垂直な状態で案内部材63
が固定されている。
案内部材63の高さはサーマルヘッド17とほぼ同一で
ある。
なお、案内部材63は、第16図に示すようにキャリッ
ジ7のサーマルヘッド17の近傍において形成された円
弧上のガイド溝63a中に摺動自在に嵌合されている。
次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。
非記録状態においてはカム54の大径部54aはサーマ
ルヘッド17から離れており、傘歯車56の欠歯部56
aが傘歯車58と対応している。
従って、サーマルヘッド17はプラテン4側から最大限
離れた位置にあり、案内部材63は第22図(A)に示
すようにリボンカセット16内に嵌入した位置にある。
一方、第2インク層23の色調による記録を行いたい場
合には、第17図に示す状態からモータ50を介してカ
ム54を回転させる。
カム54が90度回転した時、大径部54aがサーマル
へラド17に接し始め、第21図に示すようにサーマル
ヘッド17がプラテン4側に向って動き始める。
そしてカム54が180度回転した時、第21図におい
て符号Aで示す位置にきた時、モータ50を停止させる
。この時が第18図(A)。
(B)及び第22図(A)に示す状態で、サーマルヘッ
ド17は熱転写材19を介して記録紙2に押圧されてい
る。
この状態で、サーマルへラド17に記録指令に従って通
電が行われるが、記録直後において熱転写材19はサー
マルヘッド17の端縁から直ちに離れ、案内部材63に
沿ってリボンカセット16内に引き込まれる。
従って溶融された第2インク層23のみが記録紙z上に
転写され、その色調のみの記録が行われる。
一方、第1インク層の色調による記録を行いたい場合に
は、上述した状態から更にカム54を回転させると、サ
ーマルへラド17は大径部54aによって押され続けら
れるが、同時に傘歯車56も回転されるため、その歯部
が傘歯車58と噛合し始め、腕62がピニオンギヤ61
を介して第22図(B)に示すように、時計方向に回動
され、腕62がサーマルヘッド17と同一軸線上に位置
し、案内部材63が冷却に必要な距離Jだけサーマルヘ
ッド17から離れて並ぶことになる。
この状態は第21図に符号Bで示すようにカムが270
度回転した位置であり、この位置でモータの回転を止め
、サーマルヘッド17に通電を行うと、熱転写材19は
距allだけ走って記録紙から剥はされるため、溶融し
た第1及び第2インク層は重なって転写され、第1イン
ク層の色調のみによる記録が行われる。
[第4実施例] 第23図〜第28図は本発明の第4の実施例を説明する
もので、本実施例もサーマルヘッドのアップダウン機構
を利用した構造を採用している。
即ち、図において符号65で示すものはモータで、その
出力軸に固定されたドライブギヤ66はプラテン7上に
軸67を介して回転自在に軸承されたカム68と一体の
ピニオンギヤ69と噛合している。
カム68は大径部68aと小径部68bとを有する。
このカム68と対向してサーマルヘッド17が配置され
ている。
サーマルへラド17はその下端部を軸70を介して回動
自在に軸承されており、軸70にはねじりコイルばね7
1が巻装されており、サーマルヘッド17に対し、第2
4図(A)中時計方向への回動習性を与えている。
一方、軸67には円板状に形成された中間板72が回転
自在に軸承されている。
この中間板72はカム67とは独立して回転できるよう
に軸承されており、そのカム68側の側面には円弧状の
ガイド溝73が形成されており、このガイド溝73中に
はカム68の側面から突設されたピン74が摺動自在に
嵌合されている。
また、中間板72の外側面の中央部には、ねじ軸75が
突設されており、このねじ軸75には腕76の基部のナ
ツト部が螺合されている。
この腕76は水平にプラテン方向に沿って延びており、
その先端は案内部材77上に摺動自在に案内されている
また、腕76の最先端の上面には、案内部材78が突設
されている。
次に、以上のように構成された本実施例の動作について
説明する。
非記録時には、第24図(A)、(B)に示すように、
カム68は小径部68bを介してサーマルヘッド17と
接しており、サーマルヘッド17はねじりコイルばね7
1の力により、図中時計方向に回動され、プラテン側か
ら離れている。この時には、ビン74はガイド溝73の
反時計方向の端部に位置しており、腕76はねじ軸75
の基端に位置している。
従って、案内部材78はサーマルヘッド17の直近に位
置している。
この状態から、第2インク層23の色調による記録を行
いたい場合には、モータ65を作動させ、カム68を図
中時計方向へ90度回転させて停止させる。すると(第
27図に符号Aで示す位置)サーマルヘッド17はプラ
テンに向って回動され、第28図(A)に示すように熱
転写材19を介して記録紙2に押圧される。
この時にはビン74はガイド溝73中を移動し、第25
図(A)に示すようにガイド溝73の時計方向の端部に
位置するが、中間板72は回転しない、従って、ねじ軸
75も回転せず、案内部材78はサーマルヘッド17の
直近に位置する。  ・ この状態で記録指令に従ってサーマルヘッドに通電が行
われ、その直後に熱転写材19は案内部材78に沿って
記録紙2から剥離される。
この結果、前述した実施例と同様に、第2インク層23
の溶融部のみが記録紙2に対し転写される。第2インク
層23の色調による記録が行われる。
一方、第1インク暦22の色調による記録を行いたい場
合には、モータ65を介してカム68を更に90度回転
させる。
すると、ピン74はガイド溝73の時計方向の端部に当
たっているため、中間板72が強制的に回転される。こ
の結果、ねじ軸75も回転され。
これと螺合している腕78が中間板72から離れる方向
に移動する。
そして、第27図に符号Bで示す位置、即ち180度回
転した位置でモータを停止すると、案内部材78は冷却
に必要な距離ノだけサーマルヘッド17から離れて止ま
る。
この状態で、サーマルヘッド17に通電が行われ、その
後距離ノだけサーマルヘッド17から熱転写材19が移
動した時点で、熱転写材19が記録紙2から剥離される
。従って第1インク層22が第2インク層23上に重な
った状態で記録紙2上に転写されるため、第1インク層
22の色調による記録が行われる。
上述したような構造を採用しても、前述した実施例と同
様の効果が得られる。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、本発明によればサーマ
ルヘッドと並んで配置される熱転写材の案内部材をサー
マルヘッドに近接した位置と、サーマルヘッドから離れ
た位置とに変位させる手段を設けた構造を採用している
ため、記録後における熱転写材の剥離タイミングを変化
させることができ、複数の色調による記録を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の第1の実施例を説明するも
ので、第1図はリボンカセットとキャリッジ部の分解斜
視図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図(A)
〜(C)はサーマルヘッド部、圧接板部の動作説明図、
第4図は動作を説明するタイミングチャート図、第5図
は第2インク層のみを転写させる場合の概要を示す熱転
写方法の説明図、第6図は第1インク層、第2インク層
共に転写する場合の概要を示す熱転写方法の説明図、第
7図は熱転写材の断面図、第8図及び第9図は第2イン
ク層のみを転写させる場合の概要を示す熱転写林噂方法
の説明図、第10図及び第11図は第1インク層、第2
インク層共に転写する場合の概要を示す熱転写方法の説
明図、第12図〜第15図は本発明の第2の実施例を説
明するもので、第u図はリボンカセットとキャリッジ部
の分解斜視図、第13図は要部の側面図、第14図は要
部の平面図、第15図(A)、(B)は動作の説明図、
第16図〜第22図は本発明の第3の実施例を説明する
もので、第16図はリボンカセットとキャリッジ部の分
解斜視図、第17図(A)、(B)〜第19図(A)、
(B)は動作を説明する側面図及び正面図、第20図は
要部の平面図、ff121図は動作を説明するタイミン
グチャート図、第22図(A)、(B)は動作説明図、
第23図〜第28図は本発明の第4の実施例を説明する
もので、第23図はカセットとキャリッジ部の分解斜視
部、第24図(A)、(B)〜第26図(A)、(B)
は動作を説明する側面図及び正面図、第27図は動作の
タイミングチャート図、第28図(A)、(B)は動作
説明図、第29図は従来の熱転写記録装置の外観斜視図
である。 1・・・熱転写プリンタ 2・・・記録紙7・・・キャ
リッジ   16・・・リボンカセット17・・・サー
マルヘッド 19・・・熱転写材   20・・・熱転写インク層2
1・・・支持体    22・・・第1インク層23・
・・第2インク層 31・・・案内部材34.35・・
・カム 第1図 11 riIn A−A I!’A 畔栃−第2図 勧砕従@面 第3図 19核転狗1 り浪ンづぞ・・IヒtTc’)−vジ1子−介割1才鑵
を組第16図 iatjqiL41i2r4LVIJm第17図(A) 第18図(A) 癲tイ0〔1ば1(慣 第17図(B) 癲t’l−(瑳咽−4はt菌 第18図(B) 和口醒1肋)狸l會1■ 第19図(A) 和イ<It明1ろ2話(9) 第19図(B) (コ ’l−− 1) f;’> f’lじ−)’c谷り・・ル′g>/
l  h 岨’+Fit’s第23図 第24図(A)            第24図(B
)11憤f0を四組4暖りNi(■         
    」トク件’tLぜ、明1イ31ヨj暢)(1第
25図(A)             第25図(B
)14り イ1; 毛 5ifJA−i は循h1別第
3図(B)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シート状の支持体上に、色調の異なる複数の熱溶融性転
    写剤層を形成した熱転写材を支持する支持部材と、記録
    指令に従って発熱する熱ヘッドと、この熱ヘッドの近傍
    において熱転写材の走行方向の後方に配置された熱転写
    材の案内部材と、前記支持部材側に設けられ、前記案内
    部材を熱ヘッドに対し接近、離間させる駆動手段とを備
    えたことを特徴とする熱転写記録装置。
JP3501686A 1986-02-03 1986-02-21 熱転写記録装置 Pending JPS62193874A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3501686A JPS62193874A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 熱転写記録装置
PCT/JP1987/000071 WO1987004666A1 (en) 1986-02-03 1987-02-03 Image recording device and ink-sheet cassette applicable to said device
EP19870901119 EP0255841A4 (en) 1986-02-03 1987-02-03 IMAGE RECORDING DEVICE AND INK SHEET CASSETTE APPLICABLE TO SAID DEVICE.
US07/714,354 US5175563A (en) 1986-02-03 1991-06-12 Image recording apparatus and ink sheet cassette usable in the image recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3501686A JPS62193874A (ja) 1986-02-21 1986-02-21 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62193874A true JPS62193874A (ja) 1987-08-26

Family

ID=12430271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3501686A Pending JPS62193874A (ja) 1986-02-03 1986-02-21 熱転写記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62193874A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63112171A (ja) * 1986-10-30 1988-05-17 Fujitsu Ltd 熱転写プリンタ
JPH03118179A (ja) * 1989-10-02 1991-05-20 Sharp Corp 熱転写記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63112171A (ja) * 1986-10-30 1988-05-17 Fujitsu Ltd 熱転写プリンタ
JPH03118179A (ja) * 1989-10-02 1991-05-20 Sharp Corp 熱転写記録装置

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