JP3775716B2 - 強誘電体型記憶装置およびそのテスト方法 - Google Patents

強誘電体型記憶装置およびそのテスト方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチングトランジスターと強誘電体型キャパシターによって記憶素子(メモリーセル)が構成され、スイッチングトランジスターのON、OFFによって、活性化する記憶素子(メモリーセル)を選択し、強誘電体型キャパシターの分極の方向によって情報を記憶する強誘電体型記憶装置およびそのテスト方法に関する。さらに詳しくは、1つのスイッチングトランジスターと1つの強誘電体型キャパシターによってメモリーセルが構成され、メモリーセルから出力された電荷量レベル(強誘電体型キャパシターに蓄積されていた分極情報)をリファレンスレベルと比較増幅する1T1C型強誘電体メモリータイプの強誘電体型記憶装置、または2つのスイッチングトランジスターと2つの強誘電体型キャパシターによってメモリーセルが構成され、メモリーセルから出力された2つの電荷量レベル(2つの異なる強誘電体型キャパシターに蓄積されていた分極情報)を比較増幅する2T2C型強誘電体メモリータイプの強誘電体型記憶装置およびそれらのテスト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
強誘電体材料を用いたキャパシターは、図13に示すようなヒステリシス特性を有する。ここで、Vは強誘電体型キャパシターの両電極端に印加される電圧であり、Prは分極量を示す。この強誘電体型キャパシターのヒステリシス特性を利用した強誘電体メモリーは、電源をOFFしてもデータの消えることの無い不揮発性メモリーとして、現在様々な用途が提案がなされている。
【0003】
図14は、強誘電体メモリーに用いられる基本的なメモリーセル構成を示す図である。このメモリーセルの記憶保持動作について、図13に示した強誘電体型キャパシターの特性図を用いて説明する。
【0004】
このメモリーセルに“H”データを書き込むときは、ワード線を“H”レベルにしてMOSトランジスターをON状態にし、ビット線を“H”レベルにして、プレート線を“L”レベルにする。このとき、強誘電体型キャパシターの分極状態は図13のAに示す状態である。この後、ビット線をプリチャージして“L”レベルにすると、強誘電体型キャパシターにかかる電位は0Vになるが分極は残留し、図13のBに示す状態になる。
【0005】
このメモリーセルに“L”データを書き込むときは、ワード線を“H”レベルにしてMOSトランジスターをON状態にし、ビット線を“L”レベルにして、プレート線を“H”レベルにする。このとき、強誘電体型キャパシターの分局状態は図13のDに示す状態である。この後、プレート線を“L”レベルにすると、強誘電体型キャパシターにかかる電圧は0Vになるが反転した分極が残留し、図13のEに示す状態になる。
【0006】
情報の読み出すときには、ワード線を“H”レベルにしてMOSトランジスターをON状態にし、ビット線を“L”レベルにプリチャージして、プレート線に“L”→“H”→“L”のパルスを与える。このとき、“H”データが書き込まれている強誘電体型キャパシターはB→C→D→Eと変化し、分極状態が反転する。一方、“L”データが書き込まれている強誘電体型キャパシターはE→D→Eと変化し、分極状態が変化しない。
【0007】
このように、強誘電体型キャパシターでは、読み出し動作によりメモリーセル情報の変化を伴う破壊読み出しが行われる。この分極状態の変化によって、強誘電体型キャパシターから出力される電荷量が変化し、この差はビット線に微少電位差として現れる。この微少電位差を図示しないセンスアンプによって増幅して、データとして読み出す。
【0008】
ところで、強誘電体メモリーには大きく分けて、1つのトランジスタと1つの強誘電体型キャパシターからなる強誘電体メモリー(以下1T1C型強誘電体メモリーと称する)、および1つのメモリーセルが2つのトランジスタと2つの強誘電体キャパシターからなる強誘電体メモリー(以下2T2C型強誘電体メモリーと称する)と呼ばれる2種類のタイプがある。
【0009】
図7に1T1C型強誘電体メモリーの従来例について、その回路構成の一例を示す。ここでは、メモリーセルMCとして図14に示したメモリーセルが設けられ、ワード線WL、プレート線PLおよびビット線BIT0、BIT1に接続されている。また、メモリーセルMCに書き込まれたデータが“H”であるか“L”であるかを判定する基準となるリファレンス電位を発生するメモリーセルであるref_MCが設けられ、リファレンスワード線Ref−WL、リファレンスプレート線Ref−PLおよびビット線BIT0、BIT1と対になるビット線BIT0#、BIT1#に接続されている。このref_MCは、例えば“H”データの書かれているメモリーセルMCからの出力と“L”データの書かれているメモリーセルMCからの出力を短絡させる等の方法によって、MCから出力される“H”データと“L”データの中間レベルが出力されるようになっている。
【0010】
図8にこの1T1C型強誘電体メモリーのタイミングチャートを示す。まず、Row制御回路およびRef−Cell制御回路によって、ワード線WLおよびリファレンスワード線Ref−WLを“H”レベルにし、プレート線PLおよびリファレンスプレート線Ref−PLにパルス(読み出しパルス)を与える。ここで、プレート線PLとリファレンスプレート線Ref−PLには同電位のパルスを与える。これによってBIT0、BIT1にメモリーセルMCから“H”データまたは“L”データが出力され、BIT0#、BIT1#にリファレンスメモリーセルRef_MCからリファレンスレベルが出力される。その後、SAE(Sense Amp.イネーブル)を“H”レベルにしてセンスアンプSense Amp.を動作させ、両ビット線の電位差をセンスアンプにて増幅する。
【0011】
そして、リード(情報読み出し)時にはこのデータを読み出し、破壊読み出しから記憶装置情報を回避させるために再書き込みパルスによってメモリーセルMCに再書き込みを行う。また、ライト(情報書き込み)時には、センス後、上記再書き込みパルスが入る前にビット線にライトデータ(書き込み用データ)を転送し、再書き込みパルスによってメモリーセルMCにデータを書き込む。このとき、プレート線に与えられるパルスの“L”レベルは0Vであり、“H”レベルはVCCであるのが一般的である。また、この再書き込みパルスによって再書き込みが行われている間、Ref−WLを“L”レベルにしてリファレンスセルRef_MCをビット線から切り離し、リファレンスレベルを発生させるための初期データを書き込んでおく。例えば、“H”データが書き込まれているメモリーセルと“L”データが書かれているメモリーセルを短絡させて中間レベルを作成することによりリファレンスレベルを作成するタイプのリファレンスセルでは、各々のメモリーセルに“H”データおよび“L”データを書き込んでおく。
【0012】
図9に、1T1C型強誘電体メモリーのもう1つの従来例について、その回路構成を示す。この従来例では、リファレンス電圧を発生するためにref_MCの代わりにRef−Level発生回路を用いる。このRef−Level発生回路は、例えばVCCおよびGND間を抵抗分割する等の方法によって、“H”データと“L”データの中間レベルが出力されるようになっている。
【0013】
図10にこの1T1C型強誘電体メモリーのタイミングチャートを示す。まず、Row制御回路によってワード線WLをHにし、プレート線PLにパルス(読み出しパルス)を与える。これによって、BIT0、BIT1に“H”データまたは“L”データが出力される。また、RGE(Ref−Level発生回路イネーブル)をHにしてRef−Level発生回路をイネーブルにし、BIT0#、BIT1#にリファレンスレベルを出力させる。その後、SAEを“H”レベルにしてセンスアンプSense Amp.を動作させ、両ビット線の電位差をセンスアンプにて増幅する。
【0014】
そして、リード時にはこのデータを読み出し、再書き込みパルスによってメモリーセルMCに再書き込みを行う。また、ライト時には、センス後、上記再書き込みパルスが入る前にビット線にライトデータを転送し、再書き込みパルスによってメモリーセルMCにデータを書き込む。この従来例でも、プレート線に与えられるパルスの“L”レベルは0Vであり、“H”レベルはVCCであるのが一般的である。
【0015】
図11に、2T2C型強誘電体メモリーの従来例について、その回路構成を示す。ここでは、MCとして図14に示したメモリーセルが設けられ、ワード線WL0、W1およびプレート線PL0、PL1に接続されている。2T2C型強誘電体メモリーでは2つのMCにより1つのメモリーセルが構成され、1つのMCはビット線BIT0、BIT1に接続され、もう1つのMCはビット線BIT0、BIT1と対になるビット線BIT0#、BIT1#に接続されている。
【0016】
図12にこの2T2C型強誘電体メモリーのタイミングチャートを示す。まず、Row制御回路によってワード線WL0(またはWL1)をHにし、プレート線PL0(またはPL1)にパルス(読み出し)を与える。これによって、ビット線BIT0、BIT1に1つのMCから“H”データまたは“L”データが出力され、ビット線BIT0#、BIT1#にはもう1つのMCからその逆データが出力される。その後、SAEを“H”レベルにしてセンスアンプSense Amp.を動作させ、両ビット線の電位差をセンスアンプにて増幅する。
【0017】
そして、リード時にはこのデータを読み出し、再書き込みパルスによってメモリーセルに再書き込みを行う。また、ライト時には、センス後、上記再書き込みパルスが入る前にビット線にライトデータを転送し、再書き込みパルスによってメモリーセルにデータを書き込む。2T2C型強誘電体メモリーにおいても、プレート線に与えられるパルスの“L”レベルは0Vであり、“H”レベルはVCCであるのが一般的である。
【0018】
上述した1T1C型および2T2C型のいずれの強誘電体メモリーにおいても、強誘電体型キャパシターの特性が問題となる。強誘電体型キャパシターは、製造プロセス的にバラツキが大きく、また、DRAMやSRAM等、その他のメモリーに比べて特性が非常に不安定である。そのため、市場において強誘電体メモリーに対してその他のメモリーと同等の信頼性および動作安定性を保証するためには、他のメモリーよりも厳しいテストを行う必要がある。
【0019】
そこで、例えば特開平11−149796号公報に開示されているような方法が考案されている。この方法では、センスアンプにオフセットを持たせて、オフセット以下の電位しか出力できないメモリーセルを検出する。これによって、読み出しマージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置を予め検出してリジェクトすることができる。図15に一般的に用いられるセンスアンプの構成を示し、図16に上記公報の方法で用いられるセンスアンプの構成を示す。この図において、BITおよびBIT#は一対のビット線を示し、SAPはセンスアンプを示す。また、nはn型トランジスタを示し、pはp型トランジスタを示す。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報で用いられるセンスアンプは図16に示すように8素子で構成され、図15に示した4素子で構成される一般的なセンスアンプと比較して、素子数が多くなって占有面積が大きくなる。センスアンプはビット線対に1つづつ存在するので、上記公報の方法により高い信頼性および動作安定性を保証することができる強誘電体メモリーを得ようとすると、センスアンプによるエリアペナルティーが非常に大きくなるという問題があった。
【0021】
本発明は上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、少ないエリアペナルティで読み出しマージンの少ないメモリーセルを検出することが可能な強誘電体型記憶装置およびそのテスト方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の強誘電体型記憶装置は、ワード線に与えられる信号によってオンされる1つのスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が1つの強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、該強誘電体型キャパシターの分極状態により「H」レベルまたは「L」レベルのデータを記憶し、該データの読み出しの際に、該強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線に出力するメモリーセルと、リファレンスプレート線に一端が接続されたリファレンス用強誘電体型キャパシターを有し、リファレンスワード線に与えられる信号によって第2のビット線の電位が該リファレンス用強誘電体型キャパシターの他端に印加され、該リファレンス用強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量をリファレンスレベルとして前記第2のビット線に出力するリファレンスセルと、第1の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記強誘電体型キャパシターの他端に接続されたプレート線に与えられるように制御する第1の制御回路と、第2の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が前記リファレンスプレート線に与えられるように制御する第2の制御回路と、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器とを備えた強誘電体型記憶装置において、前記第1の制御回路および前記第2の制御回路は、前記メモリーセルのテスト時において、前記「H」レベルおよび前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、該テスト時以外の通常のデータの読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えられる電位がそれぞれ変更されることを特徴とする
【0023】
本発明の強誘電体型記憶装置は、ワード線に与えられる信号によってオンされる1つのスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が1つの強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、該強誘電体型キャパシターの分極状態により「H」レベルまたは「L」レベルのデータを記憶し、該データの読み出しの際に、該強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線に出力するメモリーセルと、第1の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記強誘電体型キャパシターの他端に接続されたプレート線に与えられるように制御する第1の制御回路と、前記第1のビット線と対をなす第2のビット線と、第2の電位発生回路から発生される所定電位の信号が該第2のビット線に与えられるように制御する第2の制御回路と、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器とを備えた強誘電体型記憶装置において、前記第1の制御回路および前記第2の制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルおよび前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記プレート線および前記第2のビット線に与えられる電位が、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によってそれぞれ変更されることを特徴とする
【0024】
本発明の強誘電体型記憶装置は、ワード線に与えられる信号によってオンされる第1のスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が第1の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成されるとともに、前記ワード線に与えられる信号によってオンされる第2のスイッチングトランジスターによって、第2のビット線の電位が第2の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターは、それぞれの分極状態により逆極性のデータをそれぞれ記憶し、該データそれぞれの読み出しの際に、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線および第2のビット線それぞれ出力するメモリーセルと、電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの他端に接続された1本のプレート線に与えられるようにそれぞれ制御する制御回路と、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器とを備えた強誘電体型記憶装置において、前記制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成することを特徴とする
【0025】
本発明の強誘電体型記憶装置は、ワード線に与えられる信号によってオンされる第1のスイッチングトランジスターにより、第1のビット線の電位が第1の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成されるとともに、前記ワード線に与えられる信号によってオンされる第2のスイッチングトランジスターによって、第2のビット線の電位が第2の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態により逆極性のデータをそれぞれ記憶し、該データの読み出しの際に、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線および第2のビット線それぞれ出力するメモリーセルと、第1の電位発生回路および第2の電位発生回路によってそれぞれ生成される所定電位の信号が、前記第1の強誘電体型キャパシターの他端に接続された第1のプレート線と前記第1の強誘電体型キャパシターの他端に接続された第2のプレート線とにそれぞれ与えられるように制御する制御回路と、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器とを備えた強誘電体型記憶装置において、前記制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成することを特徴とする
【0026】
また、本発明は、請求項1に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えられる電位をそれぞれ変更する工程と、変更された電位の信号を前記第1の制御回路および前記第2の制御回路によって前記プレート線および前記リファレンスプレート線にそれぞれ与えて、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータの書き込まれたメモリーセルのデータをそれぞれ読み出す工程と、を包含することを特徴とする
【0027】
また、本発明は、請求項2に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記第2のビット線に与えられる電位をそれぞれ変更する工程と、変更された電位の信号を前記第1の制御回路および前記第2の制御回路によって前記プレート線および前記第2のビット線にそれぞれ与えて、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータの書き込まれたメモリーセルのデータをそれぞれ読み出す工程と、を包含することを特徴とする
【0028】
前記メモリーセルに書き込まれた前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータは、前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの書き込み時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によってそれぞれ生成された電位の信号を、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えることによって書き込まれていてもよい。
【0029】
また、本発明は、請求項3に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成する工程と、該生成された電位を前記制御部によって前記プレート線に印加して前記メモリーセルのデータを前記増幅器にて読み出す工程と、を包含することを特徴とする
【0030】
また、本発明は、請求項4に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成する工程と、生成された電位の信号を前記制御部によって前記第1のプレート線と前記第2のプレート線とに印加して前記メモリーセルのデータを前記増幅器にて読み出す工程と、を包含することを特徴とする
【0037】
以下、本発明の作用について説明する。
【0038】
特開平11−149796号公報の方法ではセンスアンプにてオフセットをもたせたが、本発明では、強誘電体型キャパシターからビット線に出力される電荷量自体を調整する。
【0039】
1T1C型強誘電体メモリーでは、リファレンスセルまたはリファレンスレベル発生回路の出力レベル(リファレンスレベル)を、テスト回路(電位発生回路)または入力ピン(テストピン)もしくは入力パッド(テストパッド)等を用いて外部から調整可能にすることにより、テスト時にメモリーセルの読み出しマージンを意図的に少なくすることが可能である。または、リファレンスレベルを固定して、テスト回路または入力ピンもしくは入力パッド等を用いてプレート線に与えるパルスの電位を外部から調整可能にし、テスト時にメモリーセルからの読み出し電荷量を小さくすることによっても、メモリーセルの読み出しマージンを意図的に少なくすることが可能である。または、書き込み時にビット線に与えるレベルを調整することによっても、メモリーセルの読み出しマージンを意図的に少なくすることが可能である。
【0040】
2T2C型強誘電体メモリーでは、リファレンスセルを用いないため、テスト回路または入力ピンもしくは入力パッド等を用いてプレート線に与えるパルスの電位を外部から調整可能にし、テスト時にメモリーセルからの読み出し電荷量を小さくすることにより、一対のビット線に出力されるレベル差を小さくして、メモリーセルの読み出しマージンを意図的に少なくすることが可能である。または、書き込み時にビット線に与えるレベルを調整することによっても、メモリーセルの読み出しマージンを意図的に少なくすることが可能である。
【0041】
本発明によれば、周辺回路の簡単なテスト回路(電位発生回路)を設けたり、外部から任意の電圧を入力可能なテストピンやテストパッドを設けるだけで良く、図15に示したような一般的なセンスアップを用いることが可能である。テスト回路やテストピン、テストパッド等によるエリアペナルティーは、センスアンプによるエリアペナルティーと比較すると非常に小さいため、従来技術のようにセンスアンプによるエリアペナルティーを生じさせずに、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能である。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0043】
(実施形態1)
本実施形態では、本発明を1TlC型強誘電体メモリーに適用した場合の一例について説明する。
【0044】
図1は本実施形態の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図であり、図2はそのタイミングチャートを示す。本実施形態の1T1C型強誘電体メモリーは、図7および図8に示した従来例を改良したものであり、従来例と比較して異なる電位を発生させる2つの電位発生回路1、2を有している。この電位発生回路1、2は、公知の簡単な回路構成により実現可能である。例えば、複数の抵抗を電源とGNDとの間に直列接続し、各抵抗の接続点から電位を取り出すことにより抵抗分割された任意の電位を生成することができる。
【0045】
この2つの電位発生回路1、2により、リファレンスセルref_MCおよびメモリーセルMCを駆動するプレート線PLおよびRef−PLに与えられるパルス(読み出しパルスおよび再書き込みパルス)の”H”レベルを調整する。なお、本実施形態ではROW制御回路およびRef−Cell制御回路からワード線WLおよびRef−WLに与える信号を生成しているが、通常のリード時およびライト時においても、また、テストモードにおいても、同一の信号が出力されているものとする。本実施形態では、2つの異なる電位発生回路1、2を設けることによって、リファレンスセルref_MCおよびメモリーセルMCに対して異なるパルスを与えることができる。
【0046】
この2つの電位発生回路1、2は、同一電位を発生させて、リファレンスセルref_MCおよびメモリーセルMCを駆動するプレート線PLおよびRef−PLに同一のパルスを与えることもできる。通常のリード時およびライト時には、リファレンスセルref_MCおよびメモリーセルMCを駆動するプレート線PLおよびRef−PLに同一パルスを与える。これによって、メモリーセルからは“H”データまたは“L”データが出力され、リファレンスセルからはリファレンスレベル(“H”データと“L”データの中間レベル)が出力される。リード時にはこれをセンスアンプにて増幅する。ライト時には外部からビット線を経由してメモリーセルにデータを書き込む。2つの電位発生回路1、2により同一電位(一般的にはVCCレベル)を発生させることで、従来と全く同じリード動作およびライト動作が可能である。
【0047】
テスト時には、テストピンまたはテストパッド(図示せず)にテスト信号TESTを与えること等によって、テストモードに入る。そして、テストモードでは、電位発生回路1および電位発生回路2に異なる電位を発生させる。この異なる電位が、図2に示した各々リファレンスセルref_MCおよびメモリーセルMCを駆動するプレート線PLおよびRef−PLに与えられるパルスの”H”レベルになる。これにより、リード時およびライト時にリファレンスセルを構成する強誘電体キャパシターとメモリーセルを構成する強誘電体キャパシターに各々異なる電位を与えることができる。ここで、強誘電体キャパシターに高い電位を与える程、強誘電体キャパシターから出力される電荷量も多くなる。
【0048】
例えば、メモリーセルを構成する強誘電体キャパシターに与える電位を固定(通常のリード時およびライト時に与えられる電位と同一電位に)して、リファレンスセルを構成する強誘電体キャパシターに通常のリード時およびライト時に与えられる電位より低い電位を与えると、メモリーセルから出力される“H”データおよび“L”データは通常のリード時およびライト時と同じレベルが出力され、リファレンスセルから出力されるリファレンスレベルのみ低くなる。このため、“L”データに対して読み出しマージンが少なくなる。また、リファレンスセルを構成する強誘電体キャパシターに通常のリード時およびライト時に与えられる電位よりも高い電位を与えると、メモリーセルから出力される“H”データおよび“L”データは通常のリード時およびライト時と同じレベルが出力され、リファレンスセルから出力されるリファレンスレベルのみ高くなる。このため、“H”データに対して読み出しマージンが少なくなる。
【0049】
または、リファレンスセルを構成する強誘電体キャパシターに与える電位を固定(通常のリード時およびライト時に与えられる電位と同一電位に)して、メモリーセルを構成する強誘電体キャパシターに通常のリード時およびライト時に与えられる電位より低い電位を与えると、リファレンスレベルはそのままでメモリーセルから出力される電荷量が少なくなる。このため、“H”データに対して読み出しマージンが少なくなる。また、メモリーセルを構成する強誘電体キャパシターに通常のリード時およびライト時に与えられる電位より高い電位を与えると、メモリーセルから出力される電荷量が多くなる。このため、“L”データに対して読み出しマージンが少なくなる。
【0050】
例えば、リード(情報読み出し)時にプレート線の電位を変更させることにより、図17に示すように、通常のリード時およびライト時に強誘電体キャパシターに与えられる電位±VNに対して、マージンテストのリード時に与えられる電位をVT0およびVT1とする。このとき、通常のリード時に強誘電体キャパシターから出力される電荷はQN(0)(”L”データ)およびQN(1)(”H”データ)となり、マージンテストのリード時にプレート線の電位が変更された強誘電体キャパシター(メモリセルまたはリファレンスセルのいずれか一方)から出力される電荷はQT0(”L”データ)およびQT1(”Hデータ”)となる。
【0051】
または、ライト(情報書き込み)時にプレート線またはビット線の電位を変更させることにより、図18に示すように、通常のリード時およびライト時に強誘電体キャパシターに与えられる電位±VNに対して、マージンテストのライト時に与えられる電位を±VTとする。このとき、通常のリード時に強誘電体キャパシターから出力される電荷はQN(0)(”L”データ)およびQN(1)(”H”データ)となり、マージンテストのリード時にプレート線の電位が変更された強誘電体キャパシター(メモリセルまたはリファレンスセルのいずれか一方)から出力される電荷はQT0(”LT”データ)およびQT1(”HTデータ”)となる。
【0052】
よって、図19(a)に示すように、通常リード時の読み出しマージンに比べて、マージンテストのリード時では読み出しマージンが小さくなる。なお、図19(a)において、リファレンスレベルよりも上側の矢印が”H”データに対する読み出しマージンであり、下側の矢印が”L”データに対する読み出しマージンである。
【0053】
この状態で、本実施形態の強誘電体型記憶装置に対して読み出しテストを行うことにより、より厳しい条件でのマージンテストが可能となり、マージンの少ないメモリーセルを検出することができる。よって、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能となる。
【0054】
本実施形態において、リファレンスセルを構成する強誘電体キャパシターは、1つまたは2つ以上であってもよい。2つの場合には、各強誘電体キャパシターから各々”H”データおよび”L”データを出力させ、それらをショートさせて中間レベル(リファレンスレベル)を作成することができる。また、4つの強誘電体キャパシターを用いて、2つから”H”データを、他の2つから”L”データを出力させ、それらをショートさせることにより、リファレンスレベルのバラツキを抑えることもできる。これを8つの強誘電体キャパシター、16の強誘電体キャパシター、・・・、と増やしていくこともできる。なお、1つの強誘電体キャパシターでリファレンスレベルを構成する場合には、容量を小さくして”H”データと”L”データの中間レベルが出力されるようにする。
【0055】
(実施形態2)
本実施形態では、本発明を1TlC型強誘電体メモリーに適用した場合の他の例について説明する。
【0056】
図3は本実施形態の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図であり、図4はそのタイミングチャートを示す。本実施形態の1T1C型強誘電体メモリーは、図9および図10に示した従来例を改良したものであり、従来例と比較して異なる電位を発生させる2つの電位発生回路1、2を有している。この電位発生回路1、2は、実施形態1と同様に、公知の回路構成により実現可能である。
【0057】
この2つの電位発生回路1、2により、メモリーセルMCを駆動するプレート線PLに与えられるパルス(読み出しパルスおよび再書き込みパルス)のHレベル、およびRef−Level発生回路が発生するリファレンスレベルを調整する。なお、本実施形態ではROW制御回路からワード線WLに与える信号を生成しているが、通常のリード時およびライト時においても、また、テストモードにおいても、同一の信号が出力されているものとする。
【0058】
通常のリード時およびライト時には、メモリーセルMCを駆動するプレート線PLに通常のパルスを与える。これによって、メモリーセルからビット線BIT0およびBIT1に“H”データまたは“L”データが出力される。また、もう一方のビット線BIT0#およびBIT1#には、Ref−Level発生回路から“H”データと“L”データの中間レベルであるリファレンスレベルが出力される。リード時にはこれをセンスアンプにて増幅する。ライト時には外部からビット線を経由してメモリーセルにデータを書き込む。2つの電位発生回路1、2により同一電位(一般的にはVCCレベル)を発生させることで、従来と全く同じリード動作およびライト動作が可能である。
【0059】
テスト時には、テストピンまたはテストパッド(図示せず)にテスト信号TESTを与えること等によって、テストモードに入る。そして、テストモードでは、電位発生回路2によってメモリーセルに接続されたプレート線PLに与えるパルス電位を通常リード時およびライト時と同じにして、メモリーセルから出力される電位を通常リード時およびライト時と同一にする。また、電位発生回路1によってRef−Leve1発生回路で発生するリファレンスレベルの電位(通常リード時およびライト時は“H”データと“L”データとの中間レベル)を調整する。
【0060】
例えば、リファレンスレベルを、通常リード時およびライト時より高くすることにより、”H”データに対してメモリーセルの読み出しマージンが少なくなる。一方、リファレンスレベルを通常リード時およびライト時より低くすることにより、”L”データに対してメモリーセルの読み出しマージンが少なくなる。
【0061】
または、リファレンスレベルを固定(通常のリード時およびライト時と同じレベルに)して、メモリーセルに接続されたプレート線PLに与えるパルスの”H”レベルを変化させることによって、強誘電体型キャパシターの両端にかかる電圧が変化させることができる。ここで、強誘電体キャパシターの両端にかかる電圧が高い程、強誘電体キャパシターから出力される電荷量も多くなる。
【0062】
例えば、メモリーセルに接続されたプレート線PLに与えるパルス電位を高くすると、メモリーセルから出力される電荷量も多くなる。このとき、リファレンスレベルは変化しないため、“L”データに対してメモリーセルの読み出しマージンが低下する。また、メモリーセルに接続されたプレート線に与えるパルス電位を低くすると、メモリーセルから出力される電荷量も少なくなる。このとき、リファレンスレベルは変化しないため、“H”データに対してメモリーセルの読み出しマージンが低下する。
【0063】
これにより、実施形態1において図17〜図19(a)に示したのと同様に、通常リード時の読み出しマージンに比べて、マージンテストのリード時では読み出しマージンが小さくなる。
【0064】
この状態で、本実施形態の強誘電体型記憶装置に対して読み出しテストを行うことにより、より厳しい条件でのマージンテストが可能となり、マージンの少ないメモリーセルを検出することができる。よって、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能となる。
【0065】
(実施形態3)
本実施形態では、本発明を2T2C型強誘電体メモリーに適用した場合の一例について説明する。
【0066】
図5(a)は本実施形態の2T2C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図であり、図6はそのタイミングチャートを示す。本実施形態の2T2C型強誘電体メモリーは、図11および図12に示した従来例を改良したものであり、従来例と比較して異なる電位を発生させる電位発生回路を有している。この電位発生回路は、実施形態1と同様に、公知の簡単な回路構成により実現可能である。
【0067】
この電位発生回路により、プレート線PL0およびPL1に与えられるパルス(読み出しパルスおよび再書き込みパルス)の”H”レベルの電位を調整する。
【0068】
通常のリード時およびライト時には、電位発生回路にVCCレベルを発生させて、プレート線の”H”レベルをVCCとする。2T2C型では、メモリーセルが2つの強誘電体型キャパシターから構成され、各々強誘電体型キャパシターからBIT0およびBIT1、BIT0#およびBIT1#に電荷が誘起され、そのレベル差を読む。このため2T2C型ではリファレンスセルは用いない。
【0069】
テスト時には、テストピンまたはテストパッドにテスト信号を与えること等によって、テストモードに入る。そして、テストモードでは、上記レベル差が通常リード時およびライト時よりも小さくなるように、電位発生回路によってVCCよりも低い電位を発生させる。これによって、“H”データおよび“L”データ共に出力されるレベルが低くなり、“H”データと“L”データのレベル差は小さくなる。2T2C型では“H”データと“L”データのレベル差をセンスアンプによって増幅するため、“H”データおよび“L”データの両方に対して、読み出しマージンが少なくなる。
【0070】
これにより、実施形態1において図17および図18に示したのと同様に、通常のリード時に強誘電体キャパシターから出力される電荷はQN(0)(”L”データ)およびQN(1)(”H”データ)となり、マージンテストのリード時にプレート線の電位が変更された強誘電体キャパシターから出力される電荷はQT0(”L”データ)およびQT1(”Hデータ”)となる。
【0071】
よって、図19(b)に示すように、通常リード時の読み出しマージンに比べて、マージンテストのリード時では読み出しマージンが小さくなる。
【0072】
この状態で、本実施形態の強誘電体型記憶装置に対して読み出しテストを行うことにより、より厳しい条件でのマージンテストが可能となり、マージンの少ないメモリーセルを検出することができる。よって、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能となる。
【0073】
(実施形態4)
本実施形態では、本発明を2T2C型強誘電体メモリーに適用した場合の他の例について説明する。
【0074】
図5(b)は本実施形態の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図である。
【0075】
本実施形態の2T2C型強誘電体メモリーにおいて、図5(a)に示した実施形態3と異なる点は、1ワード線に付き2つのプレート線PL0AおよびPL0B、PL1AおよびPL1Bを有していることであり、異なる2つの電位発生回路1、2から異なるパルス電位を与えることが可能である。
【0076】
2T2C型では2つの強誘電体キャパシターから一対のビット線(例えばBIT0とBIT0#、BIT1とBIT1#)に各々反対のデータを出力する。一方のビット線BIT0、BIT1に接続された強誘電体キャパシターから“H”データが出力されると、他方のビット線BIT0#、BIT1#に接続された強誘電体キャパシターからは“L”データが出力される。
【0077】
通常リード時およびライト時には、ビット線BIT0、BIT1に接続された強誘電体キャパシターおよびビット線BIT0#、BIT1#に接続された強誘電体キャパシターの両方に同じパルスを与える。
【0078】
また、テスト時には、“H”データが書き込まれている強誘電体キャパシターには低い電位のパルスを与え、“L”データが書き込まれている強誘電体キャパシターには高い電位のパルスを与える。これによって、通常リード時およびライト時と比較して、“H”データのビット線への出力がより低く、“L”データのビット線への出力がより高くなる。2T2C型では、“H”データと“L”データの電位差をセンスアンプによって増幅する。上記テストモードでは、この“H”データと“L”データの差が少なくなるため、“H”データおよび“L”データの両方に対して、読み出しマージンが少なくなる。
【0079】
これにより、実施形態1において図17および図18に示したのと同様に、通常のリード時に強誘電体キャパシターから出力される電荷はQN(0)(”L”データ)およびQN(1)(”H”データ)となり、マージンテストのリード時にプレート線の電位が変更された強誘電体キャパシターから出力される電荷はQT0(”L”データ)およびQT1(”Hデータ”)となる。よって、実施形態3ににおいて図19(b)に示したのと同様に、通常リード時の読み出しマージンに比べて、マージンテストのリード時では読み出しマージンが小さくなる。
【0080】
この状態で、本実施形態の強誘電体型記憶装置に対して読み出しテストを行うことにより、より厳しい条件でのマージンテストが可能となり、マージンの少ないメモリーセルを検出することができる。よって、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能となる。
【0081】
なお、上記実施形態1〜実施形態4で説明した以外にも、同様な考え方でテストモード時に意図的に読み出しマージンを少なくする方法が考えられる。
【0082】
例えば、実施形態1〜実施形態4においては、プレート線に与えるパルスの“L”レベルをGNDとし、“H”レべルを電位発生回路で発生させた電位としたが、強誘電体キャパシターの両端にかかる電位を変化させればよく、そのためにはプレート線に与えるパルスの“L”レベルと“H”レベルの差を変化させればよい。よって、プレート線に与えるパルスの“L”レベルを電位発生回路で発生させた電位とし、HレベルをVCCとしても同様のマージンテストを行うことが可能である。また、プレート線に与えるパルスの“L”レベルおよび“H”レベルの両方共を電位発生回路にて発生させても、同様のマージンテストを行うことが可能である。
【0083】
上記実施形態1〜実施形態4におけるプレート線の電位調整、および実施形態2におけるリファレンスレベル発生回路が発生するレベル調整のために、電位発生回路により目標とする電位を発生させたが、テストパッドやテストピンから直接電位を供給しても、同様の効果を得ることができる。
【0084】
上記実施形態1〜実施形態4におけるプレート線の電位調整は、リード時およびライト時の両方の場合に行ったが、リード時のみまたはライト時のみに行うことによっても、上記同様のマージンテストを行うことが可能である。
【0085】
さらに、上記実施形態では、プレート線に与えるパルスのレベル調整により、ビット線に出力される電荷量を少なくして、マージンの少ないメモリーセルのリジェクトを行ったが、ライト時に、ビット線の電位を調整することによっても同様のマージンテストを行うことが可能である。例えば、“H”データ書き込み時には、通常であればビット線がVCCレベルであるが、このレベルをVCCより低くする。または、“L”データ書き込み時には、通常であればビット線がGNDレベルであるが、このレベルをGNDより高くする。これによって、ライト時のみ、プレート線に与えるパルスのレベルを調整した場合と同様の効果が得られる。このビット線の電位調整は、プレート線の電位調整と同様に、電位発生回路またはテストパッドによって例えば図18に示したように行うことができる。
【0086】
なお、本発明は上記に示されたものに限定されるものでなく、あらゆる方法によって、強誘電体型キャパシターから出力される電荷量を調整することによって、マージンの少ないメモリーセルを検出することが可能であり、そのようなマージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能である。
【0087】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、非常に小さいエリアペナルティによって、より厳しいマージンテストが可能となり、強誘電体型記憶装置の読み出しテストを行うことでマージンの少ないメモリーセルを検出することができる。従って、マージンの少ないメモリーセルを有する強誘電体型記憶装置をリジェクトすることが可能となり、高い信頼性および動作安定性を保障することが可能となる。本発明は、1T1C型および2T2C型の両方の強誘体型記憶装置に対して有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図である。
【図2】実施形態1の1T1C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】実施形態2の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図である。
【図4】実施形態2の1T1C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】(a)は実施形態3の2T2C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図であり、(b)は実施形態4の2T2C型強誘電体メモリーの回路構成を示す図である。
【図6】実施形態3の2T2C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】従来の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成例を示す図である。
【図8】従来の1T1C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】従来の他の1T1C型強誘電体メモリーの回路構成例を示す図である。
【図10】従来の他の1T1C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】従来の2T2C型強誘電体メモリーの回路構成例を示す図である。
【図12】従来の2T2C型強誘電体メモリーの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】強誘電体キャパシターの特性を示すヒステリシスループである。
【図14】強誘電体型記憶装置のメモリーセル構成を示す図である。
【図15】一般的なラッチ型センスアンプの構成を示す図である。
【図16】特開平11−149796号公報に用いられるラッチ型センスアンプの構成を示す図である。
【図17】本発明において、リード時にプレート線の電位を変更させた場合について、強誘電体キャパシターの特性を説明するための図である。
【図18】本発明において、ライト時にプレート線またはビット線の電位を変更させた場合について、強誘電体キャパシターの特性を説明するための図である。
【図19】本発明において、通常リード時の読み出しマージンとマージンテストのリード時の読み出しマージンとの関係を説明するための図であり、(a)は1T1C型強誘電体メモリーについて示し、(b)は2T2C型強誘電体メモリーについて示す。
【符号の説明】
MC メモリーセル
WL ワード線
PL プレート線
Ref−WL リファレンスワード線
Ref−PL リファレンスプレート線
RGE Ref−Level発生回路イネーブル
SAE Sense−Amp.イネーブル
TEST テストモード

Claims (9)

  1. ワード線に与えられる信号によってオンされる1つのスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が1つの強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、該強誘電体型キャパシターの分極状態により「H」レベルまたは「L」レベルのデータを記憶し、該データの読み出しの際に、該強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線に出力するメモリーセルと、
    リファレンスプレート線に一端が接続されたリファレンス用強誘電体型キャパシターを有し、リファレンスワード線に与えられる信号によって第2のビット線の電位が該リファレンス用強誘電体型キャパシターの他端に印加され、該リファレンス用強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量をリファレンスレベルとして前記第2のビット線に出力するリファレンスセルと、
    第1の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記強誘電体型キャパシターの他端に接続されたプレート線に与えられるように制御する第1の制御回路と、
    第2の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が前記リファレンスプレート線に与えられるように制御する第2の制御回路と、
    前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器と
    を備えた強誘電体型記憶装置において、
    前記第1の制御回路および前記第2の制御回路は、前記メモリーセルのテスト時において、前記「H」レベルおよび前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、該テスト時以外の通常のデータの読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えられる電位がそれぞれ変更されることを特徴とする強誘電体型記憶装置。
  2. ワード線に与えられる信号によってオンされる1つのスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が1つの強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、該強誘電体型キャパシターの分極状態により「H」レベルまたは「L」レベルのデータを記憶し、該データの読み出しの際に、該強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線に出力するメモリーセルと、
    第1の電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記強誘電体型キャパシターの他端に接続されたプレート線に与えられるように制御する第1の制御回路と、
    前記第1のビット線と対をなす第2のビット線と、
    第2の電位発生回路から発生される所定電位の信号が該第2のビット線に与えられるように制御する第2の制御回路と、
    前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器と
    を備えた強誘電体型記憶装置において、
    前記第1の制御回路および前記第2の制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルおよび前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記プレート線および前記第2のビット線に与えられる電位が、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によってそれぞれ変更されることを特徴とする強誘電体型記憶装置。
  3. ワード線に与えられる信号によってオンされる第1のスイッチングトランジスターにより第1のビット線の電位が第1の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成されるとともに、前記ワード線に与えられる信号によってオンされる第2のスイッチングトランジスターによって、第2のビット線の電位が第2の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターは、それぞれの分極状態により逆極性のデータをそれぞれ記憶し、該データそれぞれの読み出しの際に、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線および第2のビット線それぞれ出力するメモリーセルと、
    電位発生回路によって生成される所定電位の信号が、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの他端に接続された1本のプレート線に与えられるようにそれぞれ制御する制御回路と、
    前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器と
    を備えた強誘電体型記憶装置において、
    前記制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成することを特徴とする強誘電体型記憶装置。
  4. ワード線に与えられる信号によってオンされる第1のスイッチングトランジスターにより、第1のビット線の電位が第1の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成されるとともに、前記ワード線に与えられる信号によってオンされる第2のスイッチングトランジスターによって、第2のビット線の電位が第2の強誘電体型キャパシターの一端に印加されるように構成され、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態により逆極性のデータをそれぞれ記憶し、該データの読み出しの際に、前記第1および第2の強誘電体型キャパシターの分極状態の変化によって生じる微少電荷量を前記第1のビット線および第2のビット線それぞれ出力するメモリーセルと、
    第1の電位発生回路および第2の電位発生回路によってそれぞれ生成される所定電位の信号が、前記第1の強誘電体型キャパシターの他端に接続された第1のプレート線と前記第1の強誘電体型キャパシターの他端に接続された第2のプレート線とにそれぞれ与えられるように制御する制御回路と、
    前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位を比較してデータを読み出す増幅器と
    を備えた強誘電体型記憶装置において、
    前記制御回路は、前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成することを特徴とする強誘電体型記憶装置。
  5. 請求項1に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、
    前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えられる電位をそれぞれ変更する工程と、
    変更された電位の信号を前記第1の制御回路および前記第2の制御回路によって前記プレート線および前記リファレンスプレート線にそれぞれ与えて、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータの書き込まれたメモリーセルのデータをそれぞれ読み出す工程と、
    を包含することを特徴とする強誘電体型記憶装置のテスト方法。
  6. 請求項2に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、
    前記メモリーセルのテスト時に、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの読み出す際の前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量が、該テスト時以外の通常のデータ読み出し時よりも小さくなる方向に変化するように 、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記プレート線および前記第2のビット線に与えられる電位をそれぞれ変更する工程と、
    変更された電位の信号を前記第1の制御回路および前記第2の制御回路によって前記プレート線および前記第2のビット線にそれぞれ与えて、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータの書き込まれたメモリーセルのデータをそれぞれ読み出す工程と、
    を包含することを特徴とする強誘電体型記憶装置のテスト方法。
  7. 前記メモリーセルに書き込まれた前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータは、前記メモリーセルの強誘電体型キャパシターから出力される電荷量と前記リファレンス用強誘電体型キャパシターから出力される電荷量との差が、前記「H」レベルまたは前記「L」レベルのデータのそれぞれの書き込み時よりも小さくなる方向に変化するように、前記第1の電位発生回路および前記第2の電位発生回路によってそれぞれ生成された電位の信号を、前記プレート線および前記リファレンスプレート線に与えることによって書き込まれている、請求項5または6に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法。
  8. 請求項3に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって、
    前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成する工程と、
    該生成された電位を前記制御部によって前記プレート線に印加して前記メモリーセルのデータを前記増幅器にて読み出す工程と、
    を包含することを特徴とする強誘電体型記憶装置のテスト方法。
  9. 請求項4に記載の強誘電体型記憶装置のテスト方法であって
    前記メモリーセルのテスト時に、前記第1のビット線と前記第2のビット線との電位のレベル差が、前記増幅器による前記データの読み出し時よりも小さくなるように、前記第1および第2の電位発生回路によって、前記読み出し時よりも低いレベルの電位を生成する工程と、
    生成された電位の信号を前記制御部によって前記第1のプレート線と前記第2のプレート線とに印加して前記メモリーセルのデータを前記増幅器にて読み出す工程と、
    を包含することを特徴とする強誘電体型記憶装置のテスト方法。
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