JP3774617B2 - 巻尺 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性の測定テープをケース内に収納した巻尺に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可撓性の測定テープをケース内に収納した巻尺は、ケース内に回転自在に支持された巻取ドラムの周囲に可撓性の測定テープを巻回して収容する構造になっている。この巻取ドラムには、巻取バネが取り付けられており、測定テープを引き出すと巻取バネが付勢されて、測定テープを巻き込む方向にバネ力が蓄積されるようになっている。従って、引き出した測定テープから手を離すと、巻取バネのバネ力により測定テープがケース内に自動的に巻き取られる。
【0003】
測定テープを完全にケース内に巻き取るために、巻取バネは、巻取の際の摩擦力に打ち勝つことができる強いバネが用いられている。従って、測定テープを長く(例えば3m程度)引き出して巻き戻した場合には、測定テープの巻取スピードが増大して測定テープの跳ね返りが発生し、測定テープが損傷したり、跳ね返った測定テープが使用者の指に当たったりする可能性があった。
【0004】
そこで、かかる問題点を解決すべく本出願人は、特開平8−5301号公報に記載されているような、簡単な機構で巻取ドラムの回転速度の上昇を抑えることができ、ケースの方向性によってより大きな制動力が与えられる巻尺を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の巻尺は制動力に方向性をもたせているため、巻尺の使用状態によっては十分な制動力をもたせることができないという問題があった。
【0006】
また、測定テープを引き出した状態で測定する際に、測定テープが不用意に引き込まれるという問題もあった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、簡単な機構で巻取ドラムの回転速度の上昇を抑えることができ、ケースの方向に拘らず大きな制動力を与えることができると共に、引き出した測定テープの不用意な引込みを防止できる巻尺を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ケース内に設けられた支持軸に回転自在に支持されると共に周囲に測定テープが巻回された巻取ドラムと、その巻取ドラムを測定テープの巻込み方向に付勢する巻取バネとを備えた巻尺において、上記巻取ドラムに形成され、上記支持軸の外径より大きな内径を有し、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動可能にした軸受と、上記ケースに設けられ、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動させて上記ケースの一内側壁方向に移動させるための操作部材と、上記ケースの内側壁に設けられ、上記操作部材により移動される上記巻取ドラムの外周部に接して巻取ドラムの回転に制動力を与える制動部材とを備えた巻尺である。
【0009】
請求項2の発明は、上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に設けられると共に、上記制動部材が上記操作部材の反対側のケース内壁に設けられ、その表面部が上記巻取ドラムの外周部に沿った曲面を有する請求項1記載の巻尺である。
【0010】
請求項3の発明は、上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に、これよりケース内方に往復移動自在に設けられた摘み部材と、その摘み部材の上記ケース内側に設けられ、上記巻取ドラムの外周部に接して上記巻取ドラムをその反対側に移動させると共に、巻取ドラムの回転に制動力を与えるためのブレーキシューとから構成された請求項1又は2記載の巻尺である。
【0011】
請求項4の発明は、上記支持軸の断面形状が、非円形形状である請求項1〜3いずれかに記載の巻尺である。
【0012】
請求項5の発明は、ケース内に設けられた支持軸に回転自在に支持されると共に、周囲に測定テープが巻回された巻取ドラムと、その巻取ドラムを測定テープの巻込み方向に付勢する巻取バネとを備えた巻尺において、上記巻取ドラムに形成され、上記支持軸の外径より大きな内径を有し、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動可能にした軸受と、上記ケースに設けられ、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動させて上記ケースの一内側壁方向に移動させるための操作部材と、上記ケースの内側壁に設けられ、上記操作部材により移動される上記巻取ドラムの外周部に接して巻取ドラムの回転に制動力を与える制動部材と、上記ケースに設けられ、上記巻取バネの付勢力に抗して上記巻取ドラムから上記ケース外へと引き出される測定テープに制動力を与えて固定し、測定テープの引出量を保持する測定テープロック手段とを備えた巻尺である。
【0013】
請求項6の発明は、上記測定テープロック手段が、上記巻取ドラムより引き出された測定テープに接して制動力を与えて固定するブレーキ片と、そのブレーキ片を測定テープを固定する位置で保持する保持手段とからなる請求項5記載の巻尺である。
【0014】
請求項7の発明は、上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に、且つ、測定テープの引出口に近接させて、上記巻取ドラムの外周部に沿って移動可能に取り付けられると共に、上記ケース内方に往復移動自在に設けられた摘み部材と、その摘み部材の上記ケース内側に設けられ、上記巻取ドラムの外周部に接して上記巻取ドラムをその反対側に移動させると共に、巻取ドラムの回転に制動力を与えるためのブレーキシューと、上記摘み部材を上記巻取ドラムの外周部に沿って上記測定テープの引出口方向に移動させた際に、上記引き出された測定テープの一側面に接して制動力を与えるブレーキ片と、そのブレーキ片が上記測定テープの一側面に接して制動力を与えた際に、上記摘み部材を上記ケースに保持するための保持手段とを備えた請求項5記載の巻尺である。
【0015】
請求項8の発明は、上記ブレーキ片が上記摘み部材の測定テープの引出口側に一体的に形成されると共に、上記ブレーキ片と反対側に、上記巻取ドラムに接して制動力を与えるブレーキシューが一体的に形成された請求項7記載の巻尺である。
【0016】
請求項9の発明は、上記保持手段が上記ブレーキ片に設けられた係合部と、上記ケースに設けられ、上記係合部を係留する係留部とからなる6又は7記載の巻尺である。
【0017】
請求項10の発明は、上記ブレーキ片が可撓性を有する合成樹脂材によって成型されると共に上記巻取ドラムに沿った湾曲状に形成され、該ブレーキ片の上記巻取ドラム側に上記係合部が形成され、上記係留部は上記巻取ドラムと上記ブレーキ片との間に位置するように上記ケースに設けられた請求項9記載の巻尺である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態に係る巻尺を示した図であり、(a)は水平方向に保持された巻尺の内部構造を示す平面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図、(c)は上ケースの平面図である。
【0020】
図に示すように、巻尺50は、ケース1,2内に設けられた支持軸1a,2aに回転自在に支持された巻取ドラム51と、その巻取ドラム51の周囲に巻回されてケース1,2内に収容される可撓性の測定テープ6と、巻取ドラム51を測定テープ6の巻込み方向に付勢する渦巻状の巻取バネ5とを備えている。
【0021】
ケースは、下ケース1及び上ケース2とからなる二分割構造であり、下ケース1と上ケース2とが、その周縁の段部において嵌合して一体化される。下ケース1の中心部には、巻取ドラム51を貫通して上ケース2の中心部の取付孔2b内へと延びる取付軸1bが設けられており、この取付軸1bに対して上ケース2の外側から挿入された固定ネジ(図示せず)により、下ケース1と上ケース2とが一体的に固定される。また、下ケース1及び上ケース2の中心部には、巻取ドラム51を回転自在に支持する支持軸1a,2aがそれぞれ設けられている。更に、下ケース1及び上ケース2の内側壁には後述する制動部材1c,2cがそれぞれ設けられている。
【0022】
なお本実施形態では、下ケース1及び上ケース2の材質はABS樹脂であり、取付軸1b、支持軸1a,2a及び制動部材1c,2cが一体に形成されている。
【0023】
巻取ドラム51は、巻取ドラム蓋部3と巻取ドラム本体部4とからなる二分割構造であり、巻取ドラム本体部4の内側に形成された筒状部4bを巻取ドラム蓋部3の内側に形成された肉厚部3bと嵌合させて一体化される。筒状部4bの外側には測定テープ6の巻取部52が、内側には巻取バネ5の収容部53がそれぞれ形成される。
【0024】
巻取ドラム蓋部3および巻取ドラム本体部4の外側壁には、それぞれ円形状の軸受3a,4aが形成されており、巻取ドラム51は、ケース1,2の支持軸1a,2aに軸受3a,4aを介して回動自在に支持されている。ケース1,2の支持軸1a,2aは、図に示すように、両側が円弧状に形成された略楕円形状であり、巻取ドラム51の軸受3a,4aは支持軸1a,2aの外径よりも大きな内径を有している。このため、巻取ドラム51は、支持軸1a,2aの径方向に移動可能となっている。
【0025】
本実施形態では、支持軸1a,2aを上述のように非円形形状としたことで巻取ドラム51の移動可能な方向を制限することができる。即ち、巻取ドラム51は、図1(a)に矢印Rで示した範囲(即ち、制動部材1c,2cが設けられている範囲)においてのみ支持軸1a,2aの径方向(矢印Y方向)に移動できるように構成されており、巻取ドラム51が矢印Rで示した範囲において支持軸1a,2aの径方向外側に移動することで、巻取ドラム51の外周部51aは、その周に沿った大きな接触面積を有して制動部材1c,2cと接触させることができる。また、巻取ドラム51は、矢印Rで示した範囲以外においては支持軸1a,2aの径方向に移動できず、ケース1,2の内側壁に接触しないように構成されている。しかしながら、本発明において支持軸1a,2aの形状に制約はなく、上記巻取ドラム51を制動部材1c,2cに対して往復移動させて接触させる構成であるならば、円形状等、他の形状としても良いことは勿論である。
【0026】
巻取ドラム51の巻取部52には、測定テープ6が巻回して収容されている。測定テープ6の内側端部は、巻取ドラム51に固定されている。また、測定テープ6の外側端部は、テープ引出口57からケース1,2外へと引き出され、端部に設けられたフック部材7によってケース1,2内に引き込まれないようになっている。このフック部材7は、測定を行うときに、測定対象に掛け止めして使用することもできる。
【0027】
巻取ドラム51の収容部53には、巻取バネ5が収容されている。巻取バネ5の内側端部は下ケース1の取付軸1bに固定されており、外側端部は巻取ドラム本体部51に固定されている。測定テープ6をケース1,2外に引き出すと、巻取バネ5が付勢されて巻取ドラム51が測定テープ6をケース1,2内に巻き込む方向に付勢される。
【0028】
また、両ケース1,2の内側壁には、巻取ドラム51が支持軸1a,2aの径方向に移動した時に、移動した巻取ドラム51の外周部51aを形成するフランジ部と接触して巻取ドラム51の回転に制動力を与えるための制動部材1c,2cがそれぞれ形成されている。制動部材1c,2cの表面部は図1(a)に示すように、巻取ドラム51の外周部51aに沿った曲面を有している。また、巻取ドラム51の外周部51aを形成するフランジ部は、その先端部の断面形状が図1(b)に示すようにテーパ状に形成されており、制動部材1c,2cの断面形状も同様に、テーパ状に形成されている。これは、巻取ドラム51の外周部51aと制動部材1c,2cとの接触面積を増して制動効果を高めたものである。また、巻取ドラム51の外周部51aと制動部材1c,2cの接触面に、それぞれ、或いはいずれか一方にしぼ加工等を施して摩擦力を高めるようにしても良い。
【0029】
更に、巻取ドラム51の外周部51aを区画するケース1,2の側壁において、測定テープ6の引出口57の近く(図において引出口57の上部)に操作部材100が設けられている。ケース1,2の側壁には測定テープ6の引出口57に比較的近接された位置に、操作部材100を取り付けるための開口部54が形成されている。操作部材100は、作業者及び操作者が操作部材100をケース1,2内方に押圧することで、巻取ドラム51を支持軸1a,2aの径方向へと移動させて制動部材1c,2cに押し当てて制動力を与えることができるものである。
【0030】
図2を用いて、操作部材100を説明する。
【0031】
図2(a)は操作部材100の正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は図2(c)におけるB−B線断面図である。
【0032】
操作部材100は、可撓性を有する材料、例えばポリアセタール等の合成樹脂で一体的に構成されており、図(b)に示すように、概略、巻取ドラム51の外周に沿った湾曲状に形成されている。
【0033】
操作部材100の中央部には、操作部材100をケース1,2に取り付けたときに、ケース1,2に設けられた開口部54よりケース1,2外側に突出する摘み部材8が形成されている。
【0034】
操作部材100の上部には、ケース1,2内側に位置し、巻取ドラム51の外周部51aに接して巻取ドラム51をその反対側に移動させると共に、巻取ドラム51の回転に制動力を与えるためのブレーキシュー9が設けられている。ブレーキシュー9は図2(d)に示すように、その両端部に突起部12が形成されており、それぞれの突起部12の内側には凹部16が形成されている。凹部16の間隔は、巻取ドラム51の幅と等しく形成されており、摘み部材8が押圧されて操作部材100がケース1,2内側に撓むと、凹部16が巻取ドラム51の外周部51aと接触するようになっている。即ち、ブレーキシュー9の凹部16は、巻取ドラム51の外周部51aを形成するフランジ部にそれぞれ接触するように構成されている。
【0035】
また、操作部材100の中央部には、摘み部材8をケース1,2内方に押圧したときのブレーキシュー9の動きをガイドするガイド部10が形成されている。操作部材100の下部には、操作部材100をケース1,2内に取り付けるためのフランジ部11が形成されている。
【0036】
そして、図1に示すように、操作部材100は、その下部のフランジ部11が両ケース1,2に設けられたフランジガイド部13によって形成される溝14内に挿入されてケース1,2の側壁の開口部54に取付けられる。また、操作部材100の上部のブレーキシュー9は、ケース1,2の内部で開口部54の端部と係合するように取り付けられ、操作部材100がケース1,2の外側へ外れることを防いでいる。摘み部材8は、開口部54からケース1,2の外側に突出して位置しており、ケース1,2外部から作業者が押圧できるようになっている。
【0037】
フランジガイド部13の上端部には凸部55が形成されており、この凸部55と操作部材100のフランジ部11とが係合するようにフランジ部11は上記溝14内に挿入される。操作部材100の摘み部材8がケース1,2内側方向に押圧されるとフランジ部11と凸部55の接点部分が支点となって操作部材100はケース1,2内方へと撓み、ブレーキシュー9が巻取ドラム51に接すると共に巻取ドラム51を制動部材1c,2cに当接するように構成されている。
【0038】
なお、15はケース1,2の固定の際に使用するネジ穴である。
【0039】
次に本発明の作用を述べる。
【0040】
まず、図1を用いて、巻尺の引出口57を水平方向、或いは重力方向上方に保持した場合を説明する。
【0041】
図1においては巻尺の引出口57を水平方向に保持した状態のみを示しているが、引出口57を水平方向、或いは重力方向上方に保持した状態では、巻取ドラム51はその自重によりケース下方に位置し、巻取ドラム51の外周部51aが制動部材1c,2cと接触している。測定テープ6を引出口57から測定に必要な長さ分を引き出すと、巻取ドラム51内部の渦巻状の巻取バネ5が蓄勢される。測定後に、測定テープ6から手を離すと、巻取バネ5の付勢力によって測定テープ6が自動的にケース1,2内に巻き取られる。
【0042】
このとき、巻取ドラム51の外周部が制動部材1c,2cと接触しているため巻取ドラム51の外周部51aと制動部材1c,2cとの間に摩擦力が働き、巻取ドラム51の回転速度が抑えられる。
【0043】
しかしながら、測定テープ6の引出量が大きい場合には巻取バネ5の付勢力が大きく、且つ、巻取ドラム51の自重も小さいので、巻取初めには十分な制動力を与えることができない場合がある。
【0044】
そこで、巻取ドラム51の回転速度をより遅くしたい場合、作業者は操作部材100の摘み部材8をケース1,2内方へ押圧する。摘み部材8を押圧することで、フランジ部11と凸部55の接点部分が支点となって操作部材100が巻取ドラム51の方向に撓んで、ブレーキシュー9の凹部16が巻取ドラム51の外周部51aと接触する。巻取ドラム51と接触した凹部16は、巻取ドラム51を移動させて、反対側に位置する制動部材1c,2cに押し付ける。その結果、巻取ドラム51と制動部材1c,2c、及び巻取ドラム51と凹部16との間に摩擦力が働き、巻取ドラム51の回転速度をさらに抑えることができる。
【0045】
摘み部材8の押し下げ力を調節することで、巻取ドラム51の回転速度、即ち、測定テープ6の巻取速度を所望の速度にすることができる。更に、摘み部材8をさらに強く押圧することで、操作部材100のブレーキシュー9とケース1,2の制動部材1c,2cとで巻取ドラム51を強く狭持して巻取ドラム51の回転を停止させ、測定テープ6の巻取りを一時止めることができる。
【0046】
次に、図3を用いて、巻尺を測定テープを下方から巻き取る方向に保持した場合を説明する。
【0047】
図3(a)は測定テープを下方から巻き取る方向に保持された巻尺において、操作部材100を押圧した状態を示す平面図であり、(b)は図3(a)におけるC−C線断面図である。
【0048】
測定テープ6を重力方向下方から巻き取る方向に巻尺50を保持した場合、言い換えると、引出口57を重力方向下方に望ませて巻尺50を保持した場合、巻取ドラム51は、その自重により引出口57側および操作部材100側の方向に移動し、制動部材1c,2cと巻取ドラム51の外周部51aとは離間されて、互いに接触しない状態となる。そこで、引き出した測定テープ6から手を離して、測定テープ6の巻取が開始されると、巻取ドラム51の回転速度の上昇に伴って巻取ドラム51が上下に踊り、巻取ドラム51の外周部51aが断続的に制動部材1c,2cと接触して、巻取ドラム51に制動力が与えられる。
【0049】
しかしながら、この制動力が十分でない場合には、図3に示すように、摘み部材8をケース1,2内方に押圧する。摘み部材8が押圧されると、上記と同様に、凹部16が巻取ドラム51と接触して巻取ドラム51を制動部材1c,2cに押し付けて巻取ドラム51の回転速度を十分に減速させることができる。また、摘み部材8を強く押圧した状態に保持すれば、前記のように測定テープ6を一時止めて保持することができる。
【0050】
このように、本発明の巻尺では、操作部材100を押圧することで、ケースの方向に拘らず大きな制動力を与えることができる。
【0051】
測定テープ6の巻取速度を十分抑えることができるため、測定テープ6の跳ね返りを確実に防止でき、測定テープ6の損傷等を防止できる。
【0052】
また、制動部材1c,2cと操作部材100のブレーキシュー9とが巻取ドラム51に狭持するように接触するため、小さな押圧力で大きな制動力を与えることができる。
【0053】
更に、巻取ドラム51が移動するため、操作部材100を押圧した時の移動距離が大いので作業者が感覚を得やすく作業性が良い。
【0054】
次に、図4〜図7を用いて、本発明の他の実施形態について説明する。
【0055】
図4は他の実施形態に係る巻尺を示した図であり、(a)は水平方向に保持された巻尺の内部構造を示す平面図、(b)は(a)におけるD−D線断面図、(c)は上ケースの平面図である。
【0056】
図5は、他の実施形態における操作部材を示した図であり、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図である。
【0057】
この実施形態の巻尺は、図1〜図3に示した形態の巻尺と基本的構造が同様であり、そのような部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0058】
この形態の巻尺60は、前記の実施形態のように巻取ドラム51に制動力を与える機構の他に、測定テープ6に制動力を与えて固定し、測定テープ6の引出量を保持する機構を備えている。
【0059】
即ち、操作部材200は、ケース1,2内方に押圧可能であると共に、図4においてケース1,2側壁の上下方向に移動可能に取り付けられており、操作部材200を押圧すると巻取ドラム51に制動力を加えることができ、下方へと移動すると測定テープ6を固定できるものである。
【0060】
図5を用いて、操作部材200を説明する。
【0061】
図に示すように、操作部材200は巻取ドラム51の外周部に沿った湾曲状に形成されており、可撓性を有する材料、例えば、ポリアセタール等の合成樹脂材で一体的に形成されている。
【0062】
操作部材200の中央部には、摘み部材21が形成されており、上部には、巻取ドラム51の外周部51aに接して巻取ドラム51をその反対側に移動させて制動部材1c,2cに押し当てると共に、巻取ドラム51の回転に制動力を与えるためのブレーキシュー23が設けられている。摘み部材21及びブレーキシュー23は、図2に示したものと同形状に形成されている。ブレーキシュー23のケース1,2側には、ケース1,2内に設けられた係止部26と係合する被係止部22が形成されている。また、摘み部材21の反対側には、摘み部材21をケース1,2内方に押圧したときのブレーキシュー23の動きをガイドするガイド部24が形成され、摘み部材21の下部には、操作部材200をケース1,2内に取り付けるためのフランジ部25が形成されている。
【0063】
そして、摘み部材21の下部すなわち操作部材200の下端部には、ケース1,2外に引き出された測定テープ6を固定するための測定テープロック手段であるブレーキ片32と、ブレーキ片32を測定テープ6を固定する位置で保持する保持手段である係合部31が設けられている。ブレーキ片32は、その先端部が図5(b)に示すように、操作部材200の湾曲方向と逆方向に略L字状に屈曲して形成されている。操作部材200をケース1,2側壁の下方、即ち、引出口57側に移動すると、ブレーキ片32が測定テープ6の一側面に接して制動力を与えて固定するように構成されている。
【0064】
係合部31は、フランジ部25の巻取ドラム51側に設けられ、フランジ部25の幅方向に延びる突起からなる。
【0065】
そして、図4に示すように、操作部材200は、そのフランジ部25及び係合部31が両ケース1,2に設けられたフランジガイド部27によって形成される溝28内に上下に移動可能に挿入されてケース1,2の側壁の開口部56に取り付けられる。また、操作部材200の上部の被係止部22が、ケース1,2内に設けられた係止部26と係合し、操作部材200が不用意に移動することを防いでいる。
【0066】
ケース1,2の開口部56は、操作部材200の摘み部材21の長さよりも上下に長く形成されており、操作部材200は、引出口57側とその反対側との間で上下に往復移動できるようになっている。
【0067】
通常時には、操作部材200は図4(a)に示すように開口部56の上端に位置する。即ち、操作部材200は測定テープ6の引出口57側から遠い位置に位置されることになる。
【0068】
ケース1,2の引出口57付近の内部には、操作部材200が移動してブレーキシュー32が測定テープ6の一側面に接する時に、測定テープ6の反対側の側面を受けるためのテープ受け部33が突設されている。
【0069】
この実施形態においては、以上の説明で明らかなように操作部材200を押圧することで、図1に示した形態の巻尺と同様にケース1,2の方向に拘らず巻取ドラム51に制動力を与えることができ、これに加えて操作部材200を引出口57側へ移動することで、引き出した測定テープ6を固定して、その引出量を保持することができる。
【0070】
そこで、上記巻取ドラム51に制動力を与える場合については図1に示した形態と同様であるのでここで省略し、図6を用いて測定テープ6を固定することについて説明する。
【0071】
測定テープ6を引き出した状態で測定テープ6をロックしたい場合、操作部材200の摘み部材21をケース1,2内方へ押圧して操作部材200をケース1,2内方へと撓ませて係止部26から被係止部22を解除した後、摘み部材21を開口部56の下方に押下する。摘み部材21を押下すると操作部材200は、フランジ部25がフランジガイド部27にガイドされながら巻取ドラム51の外周部に沿って下方にスライド移動する。操作部材200が下方に移動すると、操作部材200の下端部に設けられたブレーキ片32が巻取ドラム51から引出口57へと延びる測定テープ6の表面(ここで、巻取ドラム51に巻き取られたときに巻取ドラム51の内側に臨む面を表面、外側に臨む面を裏面とする)と接触して制動力を与える。操作部材200を更に押下すると、操作部材200がケース1,2内方へ撓みながら、下端部のブレーキ片32が測定テープ6の表面を滑って巻取ドラム51側へ移動し、摘み部材21が開口部56の下端まで押下されると、ブレーキ片32が測定テープ6を前記テープ受け部33に強く押し付ける。この結果、測定テープ6はブレーキ片32とテープ受け部33とで狭持され固定される。
【0072】
摘み部材21が開口部56の下端部に位置している時、操作部材200は、ケース1,2内方に撓んだ状態で保持されるため、操作部材200が元の形状に戻ろうとする力、即ち、操作部材200下端部のブレーキ片32がケース1,2外方へ移動しようとする力によって、ブレーキ片32が測定テープ6を、測定テープ6の裏面を受けるテープ受け部33に強く押し付けて固定する。
【0073】
一方、操作部材200を下方へ移動するとフランジ部25に設けられた係合部31が下方に移動する。操作部材200が測定テープ6を固定する位置まで下方に移動すると、係合部31はフランジガイド部27の溝28から下方へ出て、フランジガイド部27の下方に位置する。その結果、係合部31が図4(c)に示すフランジガイド部27の端部の係留部27aと係合して係留され、操作部材200が測定テープ6の固定位置(下端位置)に保持される。従って、測定テープ6を固定した状態で操作部材200から操作者の指等を離しても測定テープ6が不用意に巻き取られることはない。
【0074】
測定テープ6の固定を解除する場合、摘み部材21を開口部56の上方へ押して移動させる。言い換えると、摘み部材21を測定テープ6の引出口57より遠ざけるように移動させる。摘み部材21を上方へ移動させようとする力によって、前述したフランジガイド部27の係留部27aに係留されている係合部31が、その係留部27aを乗り越えようとする。このとき、係合部31と係留部27aとの接点にかかる力によって操作部材200のフランジ部25が撓んでケース1,2外方へ移動し、係合部31が係留部27aを乗り越える。係合部31が係留部27aを乗り越えると、フランジ部25は自身の弾性力によって元の形状へと戻り、フランジ部25及び係合部31が溝28内に位置する。
【0075】
摘み部材21を更に上方へ移動させると、操作部材200の上端部の被係止部22がケース1,2の開口部56の上側に誘導される。この時、溝28内の係合部31が支点となって操作部材200がケース1,2内方へと撓み、操作部材200の被係止部22が開口部56の上側にてケース1,2の内方へ押し込まれる。この後、更に摘み部材21を上方へ移動させると、操作部材200のフランジ部25がフランジガイド部27にガイドされながら上方に移動して、フランジ部25の上端部に形成されたテーパ面25aがフランジガイド部27の上端部に形成された凸部55と接触する。このとき、フランジ部25の上端部がテーパ状に形成されているため、フランジ部25はフランジガイド部27の凸部55に引っ掛かることなく、スムースに上方へ移動することができる。
【0076】
フランジ部25のテーパ面25aとフランジガイド部27の凸部55とが接触すると、操作部材200は、フランジ部25と凸部55との接点部分を支点としてケース1,2内方へと撓み、操作部材200上端部の被係止部22がケース1,2の内方へ押し込まれる。
【0077】
摘み部材21を開口部56の上端部まで移動させると、操作部材200のフランジ部25の上部がフランジガイド部27の凸部55とケース1,2のフランジとの間で溝28内に挟まれる。また、フランジ部25の係合部31も同様に溝28内に挟まれて操作部材200の傾きをなくす。これにより、操作部材200のケース1,2内方への押し込みはケース1,2の撓みのみとなる。
【0078】
摘み部材21を押圧していた作業者の力を取り除くと、操作部材200が弾性復帰して操作部材200上部の被係止部22がケース1,2外方へと移動して被係止部22がケース1,2内に設けられた係止部26と係合し、図4(a)に示す状態となる。
【0079】
この形態では、測定テープ6の固定位置で操作部材200を保持できるため、測定テープ6の引出量を保持したまま操作者の指等を操作部材200から離して測定作業を行えるので作業性が良い。
【0080】
なお、本実施形態では、ブレーキシュー23とブレーキ片32とは操作部材200として一体的に形成されているとして説明したが、それぞれ別個に形成してケースに取り付けるようにしても良い。
【0081】
また、操作部材200の保持手段は、係合部31として説明してきたが、操作部材200を下方の位置に保持する効果が得られれば良く、上述したものに限定はされない。
【0082】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、以下に示す如く優れた効果を発揮するものである。
【0083】
1)簡単な機構で巻取ドラムに確実な制動力を与えることができる。
【0084】
2)ケースの方向に拘らず十分な制動力を与えることがでる。
【0085】
3)急激な巻取による測定テープの損傷等を防止できる。
【0086】
4)わずかな力で十分な制動力を持たせることができる。
【0087】
5)任意の位置で測定テープを一時停止でき、作業性に優れている。
【0088】
6)測定テープが不用意に巻き込まれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係る巻尺において、水平方向に保持された状態の内部構造を示す平面図である。
(b)は、(a)におけるA−A線断面図である。
(c)は、上ケースの平面図である。
【図2】(a)は、操作部材100の正面図である。
(b)は、操作部材100の右側面図である。
(c)は、操作部材100の背面図である。
(d)は、図2(c)におけるB−B線断面図である。
【図3】(a)は、測定テープを下方から巻き取る方向に保持された巻尺の内部構造を示す平面図である。
(b)は、図3(a)におけるC−C線断面図である。
【図4】(a)は、他の実施形態に係る巻尺において水平方向に保持された状態の内部構造を示す平面図である。
(b)は、図4(a)におけるD−D線断面図である。
(c)は、上ケースの平面図である。
【図5】(a)は、他の実施形態における操作部材の正面図である。
(b)は、右側面図である。
(c)は、背面図である。
【図6】他の実施形態において、測定テープ6をロックした状態を示す図である。
【符号の説明】
1 下ケース
2 上ケース
1a,2a 支持軸
1c,2c 制動部材
3a,4a 軸受
5 巻取バネ
6 測定テープ
51 巻取ドラム
100 操作部材

Claims (10)

  1. ケース内に設けられた支持軸に回転自在に支持されると共に周囲に測定テープが巻回された巻取ドラムと、該巻取ドラムを測定テープの巻込み方向に付勢する巻取バネとを備えた巻尺において、上記巻取ドラムに形成され、上記支持軸の外径より大きな内径を有し、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動可能にした軸受と、上記ケースに設けられ、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動させて上記ケースの一内側壁方向に移動させるための操作部材と、上記ケースの内側壁に設けられ、上記操作部材により移動される上記巻取ドラムの外周部に接して巻取ドラムの回転に制動力を与える制動部材とを備えたことを特徴とする巻尺。
  2. 上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に設けられると共に、上記制動部材が上記操作部材の反対側のケース内壁に設けられ、その表面部が上記巻取ドラムの外周部に沿った曲面を有する請求項1記載の巻尺。
  3. 上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に、これよりケース内方に往復移動自在に設けられた摘み部材と、該摘み部材の上記ケース内側に設けられ、上記巻取ドラムの外周部に接して上記巻取ドラムをその反対側に移動させると共に、巻取ドラムの回転に制動力を与えるためのブレーキシューとから構成された請求項1又は2記載の巻尺。
  4. 上記支持軸の断面形状が、非円形形状である請求項1〜3いずれかに記載の巻尺。
  5. ケース内に設けられた支持軸に回転自在に支持されると共に、周囲に測定テープが巻回された巻取ドラムと、該巻取ドラムを測定テープの巻込み方向に付勢する巻取バネとを備えた巻尺において、上記巻取ドラムに形成され、上記支持軸の外径より大きな内径を有し、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動可能にした軸受と、上記ケースに設けられ、上記巻取ドラムを上記支持軸の径方向に移動させて上記ケースの一内側壁方向に移動させるための操作部材と、上記ケースの内側壁に設けられ、上記操作部材により移動される上記巻取ドラムの外周部に接して巻取ドラムの回転に制動力を与える制動部材と、上記ケースに設けられ、上記巻取バネの付勢力に抗して上記巻取ドラムから上記ケース外へと引き出された測定テープに制動力を与えて固定し、測定テープの引出量を保持する測定テープロック手段とを備えたことを特徴とする巻尺。
  6. 上記測定テープロック手段が、上記巻取ドラムより引き出された測定テープに接して制動力を与えて固定するブレーキ片と、該ブレーキ片を測定テープを固定する位置で保持する保持手段とからなる請求項5記載の巻尺。
  7. 上記操作部材が、上記巻取ドラムの外周部を区画する上記ケースの側壁に、且つ、測定テープの引出口に近接させて、上記巻取ドラムの外周部に沿って移動可能に取り付けられると共に、上記ケース内方に往復移動自在に設けられた摘み部材と、該摘み部材の上記ケース内側に設けられ、上記巻取ドラムの外周部に接して上記巻取ドラムをその反対側に移動させると共に、巻取ドラムの回転に制動力を与えるためのブレーキシューと、上記摘み部材を上記巻取ドラムの外周部に沿って上記測定テープの引出口方向に移動させた際に、上記引き出された測定テープの一側面に接して制動力を与えるブレーキ片と、該ブレーキ片が上記測定テープの一側面に接して制動力を与えた際に、上記摘み部材を上記ケースに保持するための保持手段とを備えた請求項5記載の巻尺。
  8. 上記ブレーキ片が上記摘み部材の測定テープの引出口側に一体的に形成されると共に、上記ブレーキ片と反対側に、上記巻取ドラムに接して制動力を与えるブレーキシューが一体的に形成された請求項7記載の巻尺。
  9. 上記保持手段が上記ブレーキ片に設けられた係合部と、上記ケースに設けられ、上記係合部を係留する係留部とからなる6又は7記載の巻尺。
  10. 上記ブレーキ片が可撓性を有する合成樹脂材によって成型されると共に上記巻取ドラムに沿った湾曲状に形成され、該ブレーキ片の上記巻取ドラム側に上記係合部が形成され、上記係留部は上記巻取ドラムと上記ブレーキ片との間に位置するように上記ケースに設けられた請求項9記載の巻尺。
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