JP3362339B2 - 巻 尺 - Google Patents

巻 尺

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JP3362339B2
JP3362339B2 JP29103799A JP29103799A JP3362339B2 JP 3362339 B2 JP3362339 B2 JP 3362339B2 JP 29103799 A JP29103799 A JP 29103799A JP 29103799 A JP29103799 A JP 29103799A JP 3362339 B2 JP3362339 B2 JP 3362339B2
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tape
drum
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洋靖 渡部
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ヤマヨ測定機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は巻尺に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の一般的な巻尺の多くは、巻尺テー
プを巻き戻すためのバネをケース内部に具えている。 【0003】この種の巻尺は、巻尺テープを引き出して
測定しているときにバネで巻尺が巻き戻されないよう
に、例えば特開昭51−56664号公報に記載されて
いる巻尺のように、引き出した巻尺テープを固定するロ
ック機構を設けることが多い。 【0004】また、この種の巻尺は、測定が終了してか
ら巻尺テープを巻き戻す場合に、バネの力で勢いよく巻
尺テープが戻って手に当たる等の危険があるので、例え
ば特開平10−89901号公報、実開平6−2860
1号公報、登録実用新案公報第3014697号、及び
特開平10−232102号公報等に記載されている巻
尺のように、巻尺テープの巻き戻しスピードを減速する
ブレーキ装置を具えることが多い。 【0005】上記のロック機構とブレーキ装置は併設す
ることが望ましいが、別々に設けると操作が煩わしくな
る。そこで、実開昭59−47802号公報に記載され
ている巻尺のように、ロック機構とブレーキ装置を一つ
のツマミだけで操作できるようにすることが好ましい。
しかしながら、この公知例に示された巻尺のように、ロ
ック機構とブレーキ装置とを別々の部材によって構成
し、かつ、ブレーキ装置をロック機構のツマミによって
操作できるように両者を組み付ける構成にすると、構造
が複雑になって部品点数が増えるのでコストアップを招
き、又、故障もしやすいという問題がある。また、この
公知例の巻尺のように、ブレーキを初めから作用させ
て、ブレーキを解除する操作しかできない構造にする
と、使用者がブレーキのスピードコントロールをできな
いという不満がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、引き
出した巻尺テープを固定できるロック機構と、巻尺テー
プの巻き戻し速度を減速できるブレーキ装置とを併設し
て、両者を一つのボタンで操作することができ、しか
も、構造がシンプルで部品点数が少なくて、故障しにく
く且つコストアップを避けることができ、さらに、使用
者が自分でブレーキのスピードをコントロールできる巻
尺の提供を課題とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の巻尺は、、巻尺テープ2をドラム3に巻き
戻すバネ4を具えた巻尺において、ドラム3の周囲に位
置してドラム3の周方向へスライド自在な弓状片12
と、ケース1の外部へ露出する操作ボタン13とを有す
るストッパ11の一端にケース1から引き出した巻尺テ
ープ2をロックして固定することができる爪片14を設
けるとともに、同じストッパ11の弓状片12に孔部1
8とその孔部18を取り囲む弾性変形容易な枠部19を
設けて、そ の枠部19の内面側の両端に、上記の爪片1
4によるロック状態を解除して巻尺テープ2がバネ4に
よりドラム3に自動的に巻き戻されるときに操作ボタン
13をドラム3の半径方向の中心側へ押すことによりド
ラム3の周縁部に接触して巻尺テープ2の巻き戻しスピ
ードを減速させるブレーキシュー15を一体的に設けた
ことを特徴とする、という構成を採るものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。まず、図1及び図2に示すように、
ケース1の内部に巻尺テープ2を巻き付けたドラム3を
回転自在に設置して、そのドラム3の内側に当該ドラム
3が巻尺テープ2を巻き戻す方向へ回転するように付勢
するバネ4を組み付ける。 【0009】ケース1は周壁の一部にテープ引出口5を
設けて、ドラム3に巻き付けた巻尺テープ2の先端部を
テープ引出口5からケース1の外へ露出させる。この巻
尺テープ2の先端部にはフック状の金具6を取り付け
て、その金具6がテープ引出口5の口縁部に掛合するよ
うにする。 【0010】ケース1の内部には、ドラム3の周囲箇所
に、ドラム3に対し同心円状に湾曲した内外一対の曲面
壁7,8を形成して、それら曲面壁7,8の間にガイド
溝9を設け、さらに、そのガイド溝9の内部に係止リブ
10を設ける。 【0011】ケース1の内部においてドラム3の周囲箇
所にはストッパ11をドラム3の周方向へスライド自在
に配置する。このストッパ11は、図3乃至図6に示す
ように、弓状片12と、弓状片12の外面側すなわち凸
面側に突設した操作ボタン13と、弓状片12の一端に
外面側へ折れ曲がるように設けたロック用の爪片14
と、弓状片12の内面側すなわち凹面側に設けたリブ状
のブレーキシュー15と、弓状片12の両側縁部に設け
た係止用耳片16とから成るもので、プラスチックによ
り一体成形することができる。 【0012】なお、弓状片12は、図5に示すように、
操作ボタン13の首部17を突設した箇所の両側に孔部
18を設けて、その孔部18を取り囲む枠部19を弾性
変形容易となし、上記のブレーキシュー15を、この枠
部19の内面側の両端に設けることができる。 【0013】ストッパ11は弓状片12の一部をケース
1のガイド溝9に嵌装させ、又、操作ボタン13をケー
ス1の周壁に設けた窓孔20からケース1の外部へ露出
させる。操作ボタン13の頭部には滑り止め用の凹凸部
21を設ける。 【0014】ストッパ11は操作ボタン13を指でスラ
イドさせることにより上記のようにドラム3の周方向へ
スライドする。図1に示すように、ストッパ11を一方
へスライドさせると、弓状片12の一端が、巻尺テープ
2のドラム3から解かれてケース1のテープ引出口5へ
向かう部位に接近して、その一端に設けた爪片14が巻
尺テープ2を押圧してケース1の周壁に圧接させ固定す
る。 【0015】なお、ケース1の周壁において巻尺テープ
2が圧接する箇所には巻尺テープ2の長手方向に対して
垂直な複数本のリブ22を等間隔で設けることによっ
て、巻尺テープ2を滑りにくくすることができる。 【0016】このようにストッパ11の爪片14が巻尺
テープ2を押圧して固定したときに、ストッパ11の係
止用耳片16がケース1の係止リブ10に係合する。こ
れにより巻尺テープ2はストッパ11の爪片14により
ロックされて固定された状態を維持する。この状態で測
定作業を行い、作業が終了したら巻尺テープ2を巻き戻
す。 【0017】巻尺テープ2を巻き戻すには、図2に示す
ように、操作ボタン13を逆方向へスライドさせること
により弓状片12も勿論逆方向へスライドさせて、爪片
14を巻尺テープ2から離して巻尺テープ2を解放す
る。すなわち、巻尺テープ2のロック状態を解除する。 【0018】巻尺テープ2のロック状態を解除すると、
ケース1から引き出された巻尺テープ2はバネ4の力で
自動的にドラム3に巻き戻されるが、加速度が生じて巻
尺テープ2の速度が急激に増大する虞がある。このと
き、同じく図2に示すように、ストッパ11の操作ボタ
ン13をドラム3の半径方向の中心側へ向かって押圧す
る。このようにすると、弓状片12が内面側へ撓んでブ
レーキシュー15がドラム3の両側の円板状を呈する側
板23の外周縁部に接触し、その摩擦によってドラム3
の回転スピードが減速して、巻尺テープ2を緩やかに安
全に巻き戻すことができる。 【0019】 【発明の効果】本発明の巻尺は、ストッパ11に設けた
爪片14によってケース1から引き出した巻尺テープ2
をロックして固定できるので測定作業がしやすいこと、
及び巻尺テープ2の巻き戻しスピードをブレーキシュー
15によって減速できるので安全であるという効果があ
るが、それに加えて、上記の爪片14とブレーキシュー
15とを同一のストッパ11の弓状片12に一体的に設
けたことにより、構造がシンプルになって部品点数が減
りコストアップを避けることができるとともに、故障し
にくくなるという効果も得られ、さらに、爪片14によ
り巻尺テープ2をロックする操作、そのロック状態を解
除する操作、及びブレーキシュー15により巻尺テープ
2の巻き戻しスピードを減速する操作を一つの操作ボタ
ン13だけで行なうことができるので、操作が容易で使
い勝手が良好であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】巻尺テープをロックする状態を示す一部を破断
した側面図である。 【図2】ドラムの回転スピードを減速する状態を示す一
部を破断した側面図である。 【図3】ストッパの側面図である。 【図4】ストッパーの正面図である。 【図5】ストッパーの背面図である。 【図6】図5のA−A線における端面図である。 【符号の説明】 1 ケース 2 巻尺テープ 3 ドラム 4 バネ 5 テープ引出口 6 金具 7 曲面壁 8 曲面壁 9 ガイド溝 10 係止リブ 11 ストッパ 12 弓状片 13 操作ボタン 14 爪片 15 ブレーキシュー 16 係止用耳片 17 首部 18 孔部 19 枠部 20 窓部 21 凹凸部 22 リブ 23 側板

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 巻尺テープ2をドラム3に巻き戻すバネ
    4を具えた巻尺において、ドラム3の周囲に位置してド
    ラム3の周方向へスライド自在な弓状片12と、ケース
    1の外部へ露出する操作ボタン13とを有するストッパ
    11の一端にケース1から引き出した巻尺テープ2をロ
    ックして固定することができる爪片14を設けるととも
    に、同じストッパ11の弓状片12に孔部18とその孔
    部18を取り囲む弾性変形容易な枠部19を設けて、そ
    の枠部19の内面側の両端に、上記の爪片14によるロ
    ック状態を解除して巻尺テープ2がバネ4によりドラム
    3に自動的に巻き戻されるときに操作ボタン13をドラ
    ム3の半径方向の中心側へ押すことによりドラム3の周
    縁部に接触して巻尺テープ2の巻き戻しスピードを減速
    させるブレーキシュー15を一体的に設けたことを特徴
    とする巻尺。
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