JP3774606B2 - 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3774606B2 JP3774606B2 JP37384499A JP37384499A JP3774606B2 JP 3774606 B2 JP3774606 B2 JP 3774606B2 JP 37384499 A JP37384499 A JP 37384499A JP 37384499 A JP37384499 A JP 37384499A JP 3774606 B2 JP3774606 B2 JP 3774606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- scanning
- duty
- ink jet
- determining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録手段を走査しながら被記録媒体にインク等の記録液体を吐出して画像を形成するインクジェット記録方法等に関する。
【0002】
特に、往復走査によって画像品位の低下を防止するインクジェット記録方法等に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来、各種の被記録媒体に対して記録を行うインクジェット記録方法は、高密度かつ高速な記録動作が可能であることから、各種装置の出力媒体としてのプリンタ、あるいはポータブルプリンタ等として応用され、かつ商品化されている。
【0004】
この場合、個々の記録装置は、これらの装置固有の機能、使用形態等に対応した構成をとる。
【0005】
一般にインクジェット記録装置は、記録手段(記録ヘッド)およびインクタンクを搭載するキャリッジと、被記録媒体を搬送する搬送手段とこれらを制御するための制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口からインク滴を吐出させる記録ヘッドを被記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する、例えば直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせるとともに、一方で非記録時に被記録媒体を記録幅に等しい量で間欠搬送するものである。
【0006】
この記録方法は、記録信号に応じてインクを記録用紙上に吐出させて記録を行うものであり、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広く用いられている。
【0007】
また、インクを吐出する多数のノズルが副走査方向に直線上に配置された記録ヘッドを用いることにより、記録ヘッドが記録用紙上を走査することでノズル数に対応した幅の記録がなされる。そのため、記録動作の高速化を達成することが可能である。
【0008】
さらに、昨今ではこのような記録ヘッドを3〜4色分搭載し、フルカラーで画像形成が可能な装置が実用化されている。この装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3原色またはこれら3原色にブラック(B)を含めた4色に対応する4種類の記録ヘッドおよびインクタンクを搭載することができる。
【0009】
そのフルカラーインクジェット記録装置を用いて、より高速に記録するための記録方法の一つとして図2に示されるようなC、M、Y、Kの横並び系ヘッドを用いた往復記録が挙げられる。(図2のAからはK、BからはC、CからはM、DからはYが吐出される。)
【0010】
このような記録方法を用いた場合、ヘッドが被記録媒体に対して往方向で記録する時の記録順は、K,C,M,Y、復方向で記録する時の記録順は、Y,M,C,Kというように往復で記録順が異なってしまう。以下に記録順が異なった場合の問題点を具体例を挙げて説明する。
【0011】
4色のインクを使用して画像を形成するインクジェット記録装置においてフルカラー記録を実施するには、これら4色のインク滴を適当なバランスで被記録媒体上に着弾させ、混色しながらそれら以外の色を作り出していく。ここで、グリーン(G)の画像を記録する場合、CとYを混色させて記録する。つまり 同一画素にCとYのドットが置かれることになる。
【0012】
図2のヘッドを使用して普通紙にインク滴を吐出した時の着弾したインク滴の状態を図3に示す。図3(a)は往方向記録時(C→Yの順)、図3(b)は復方向記録時(Y→Cの順)の普通紙の断面図である。図3(a)では、先に記録されたCが表面を覆い、後から記録されたYは、Cに比べより深く浸透している。
【0013】
逆に、図3(b)では、先に記録されたYが表面を覆い、後から記録されたCは、Yに比べより深く浸透している。これらの記録物を表面から見ると(a)は、よりシアンっぽいグリーンに見え、(b)は、よりイエローっぽいグリーンに見える。このため同一のCY混色によっても往復記録の場合には全く別の色味になってしまい、図4のように改行毎に交互に色ムラが発生してしまう。
【0014】
上記述べたような、往復での色ムラを防止するために特開平05−278232号においては、所定領域の記録を複数回の主走査で完了させるべく、互いに補完の関係にある複数の間引き配列を順番に選択しながら、間引き画像を順次記録する。その時同一走査において選択される間引き配列は各色で異なる方法を開示している。しかし該方法においては、複数回の主走査で完了させる所謂マルチパス記録である分、記録完了時間が遅くなってしまうという解決すべき課題がある。
【0015】
また特開平06−106736号においては、入力画像データよりも高い記録密度をもった各色記録ヘッドをその配列方向に往復移動させつつ記録する際、入力画像データ1画素に対し記録画像を複数画素(2×2)で構成し、混色画像を記録する場合2×2の各画素に2色以上のインクが重ならないように記録する方法が開示されている。しかし、該方法においては、記録解像度が本来記録ヘッドが有している解像度より低下してしまうという解決すべき課題が発生する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、往復による色ムラによる品位劣化を防止しつつ、高品位で記録時間をできる限り短縮することによって、如何なるマルチパス記録および1パス片方向記録よりも短くし、1パス往復記録にできる限り近づけることである。
【0017】
また、本発明は、前述したような各色調のノズルが走査方向に並んでいる記録ヘッドを用いて往復記録を行なうことで生じる吐出色順の違いによる色むら、および単方向記録しか行なわないことによる記録速度の低下を課題とし、インク吐出順が往復で異なるようなカラー記録装置においても、色むらを低減しつつ、記録速度の向上を図ることが可能なインクジェット記録方法および記録装置等を提供することを目的とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、前記記録デューティが所定値を超える場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を予め定められた単方向にすることを特徴としたインクジェット記録方法である。
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、前記記録デューティが所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前回の走査の記録方向と同じにすることを特徴としたインクジェット記録方法である。
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、前記これから記録を行う走査の記録デューティと前回の走査の記録デューティの両方が所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前記前回の走査の記録方向と同じにすることを特徴としたインクジェット記録方法である。
【0019】
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、前記決定手段は、前記記録デューティが所定値を超える場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を予め定められた単方向に定めることを特徴とするインクジェット記録装置である。
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、前記決定手段は、前記記録デューティが所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前回の走査の記録方向と同じに定めることを特徴としたインクジェット記録装置である。
また、本発明は、複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、前記決定手段は、前記これから記録を行う走査の記録デューティと前回の走査の記録デューティの両方が所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前記前回の走査の記録方向と同じに定めることを特徴としたインクジェット記録装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0021】
なお、本発明において用いる「記録」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなくパターン等の意味を持たない画像を付与することをも意味するものである。
【0022】
また、また本発明で用いる「被記録媒体」としては紙だけでなく、糸、繊維、布帛、皮革、金属、OHPシート、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等を用いることができる。
【0023】
また、本発明の記録装置は、プリンター、プリンタに用いられるプリンタ部、タイプライター、複写機、通信システムを有するファクシミリや通信システムとプリンタ部とを組み合わせた記録システム、プリンタ部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合せた産業用記録装置をワークステーション等を含むものである。
【0024】
また、パーソナルコンピュータ、ホストコンピュータ、光ディスク装置、ビデオ装置等に具備されるハンディまたはポータブルプリンタをも含むものである。
【0025】
まず図1に本実施例で使用したインクジェット記録装置の外観を示す。
【0026】
インクジェットカートリッジを搭載するキャリッジ11と、キャリッジを主走査方向に被記録媒体に対して相対的に移動させるキャリッジモーター12と、インクジェット装置の図示しない制御部から電気信号をインクジェットカートリッジに送るためのフレキシブルケーブル13と、インクジェットヘッドユニットの回復処理を行うための回復手段14と、被記録媒体を積層状態で蓄える給紙トレイ15と、キャリッジの位置を光学式に読みとる光学位置センサ16などを有する。このような構成を有するインクジェット装置は、キャリッジ11をシリアルスキャンさせ、インクジェットヘッドの吐出口(ノズル数)に対応した幅の記録を行う一方、非記録時に被記録媒体を主走査方向と交差(ここでは直交)する方向に所定量を間欠的に搬送する。
【0027】
図2に本発明で使用した記録ヘッドを示す。AチップからはK、BチップからはC、CチップからはM、DチップからはYが吐出される。また各ノズルからのインク滴の吐出量は17ngである。
【0028】
それぞれのノズルは600dpiピッチで256ノズル並んでおり、主走査方向(図示されている矢印の方向)にスキャンしながら、600dpiの画素位置にドットを記録することが可能である。
【0029】
なお、本発明では記録手段が上述のようにK,C,M,Yの4つの色調の異なるインクを吐出する記録素子群を有しており、この図2においては、記録手段を構成する部位の内、ノズル(吐出口)のみを記載している。なお、ここでは不図示であるが、これらの吐出口に対応して、吐出口位置にインクを運ぶためのインク流路やインクを吐出するためのエネルギーを発生する電気熱変換体などの発熱体やピエゾ素子が記録手段を構成する部位として配されている。
【0030】
さらにヘッドの駆動周波数は10KHzで、キャリッジの移動速度は、記録時は16.7inch/sec、非記録時は29.7inch/secである。
【0031】
図6に本実施例で記録方向指定のためのドットの閾値を決定するために使用したパターンを示す。それぞれ一段目レッド(以下Rと略す)、二段目ブルー(以下Bと略す)、三段目グリーン(以下Gと略す)であり、横に一列目記録デューティ100%、二列目記録デューティ75%、三列目記録デューティ50%、四列目記録デューティ25%のパッチを並べてある。拡大された円内の黒部分が記録画素であり、Rの領域は該画素にMとY、Bの領域はCとM、Gの領域はCとYが記録される。
【0032】
またそれぞれの大きさは、縦1024画素×横512画素(600dpi)である。
【0033】
その画像を図2のヘッドを使用して普通紙に1パス往復で記録する。その後往方向で記録した部分と復方向で記録した部分を測色し、各パッチの往復でのL*a*b*をとり、その空間での色差(ΔE*=√(ΔL*×ΔL*+Δa*×Δa*+Δb*×Δb*))を算出した。その結果を図7に示す。
【0034】
R、B、Gともに記録デューティが高くなるとともに色差が増大する傾向にあると言える。
【0035】
また一般に隣接している画像において色差が感じられるレベルは、大体1.0と言われていることから、記録デューティが約50%以下であればRGBすべての色に関して往復記録による色ムラの画像劣化をほぼ防止することが可能であると思われる。よって、以下の実施例ではドットの閾値を50%として説明する。ただし、しきい値は要求される画質や記録速度に応じて設定すればよくこの値に限られるものではない。
【0036】
(実施例1)
図5に本発明で使用したインクジェット記録方法のブロック図を示す。51が各色(K、C、M、Y)の記録データ、52が各色の記録バッファー、53は52のC、M、Yのデータ数をn画素×n画素の窓をシフトしながらカウントするデータカウント部、54はデータカウント手段によってカウントされたデータ値と所定値を比較して次の記録方向を指定する記録方向判定部、55は54の記録方向判定部からの情報に基づいて記録を実施するためのコントロール部、56はコントロール部によって制御される記録ヘッドである。
【0037】
これから実際の記録動作について説明する。
【0038】
本実施例では、図5の53でデューティをドットカウントする窓のサイズは64ドット×64ドットとする。ただし、このウインドウの大きさについてはカウント時の計算負荷等を考慮して適宜変更してもよい。閾値は上記より画素数の50%の2048とした。
【0039】
図8に使用した記録パターンを示す。ここでは記録色はすべてGを使用した。図8(a)は、横4800×縦2560画素の75%デューティパッチ、図8(b)は、横4800×縦2560画素の50%デューティパッチ、図8(c)は、横4800×縦2560画素の範囲でキャラクターが記載されている。(なお、拡大図の黒部分が記録画素であり、該画素に対してCとYが記録される。)
【0040】
次に図9を見ながら図8(a)のパターン記録時の動作の詳細を示す。
【0041】
図8(a)のデータ入力後、52の記録バッファーのCとYに1走査分のデータ(縦256×横4800)が取り込まれる(A領域部)。次に53のデータカウント部にて52のC データおよびYデータの図示されている64ドット×64ドットの領域のデータ数をカウントする(B領域部)。そのデータカウント値を54の記録方向判定部が持っている閾値(ここでは2048)と比較する。
【0042】
ここでは、デューティは75%であり、閾値50%を超えているため、スキャン(走査)の方向を往方向(図8(a)の1の矢印方向/K、C、M、Yの順に記録)に指定する(C領域部)。その指定に基づいて記録ヘッド56で記録が実施される。続いて256画素分、副走査方向に紙を送り上記と同様の過程を経て第2走査目が記録される。第2走査以降の走査もデューティは75%であり、閾値50%を超えているためその結果すべて往方向(図8(a)の1)での1パス片方向記録となり、各走査間での色ムラの発生は起こらなかった。
【0043】
次に図8(b)の記録の場合も図8(a)の場合と同様に実施されるが、図8(b)の場合、ドットカウント値が閾値より小さいため各走査間での色ムラは目立たない。このため、記録速度の向上を図る目的から、先に記録を行なった走査終了後にヘッドが位置する側から記録される。したがって、1走査目は往方向(1の方向/K、C、M、Yの順に記録)で記録されるが2走査目は復方向(2の方向/Y、M、C、Kの順に記録)での記録となる。
【0044】
その結果1パス往復記録となり、記録時間を片方向記録に比べて短縮することができた。また色ムラもなく高品位で高速の画像を出力することができた。
【0045】
さらに図8(c)の記録の場合も図8(b)同様ドットカウント値が閾値より小さいため常に走査終了後のヘッドに近い方から記録されるため、1走査目は往方向で記録されるが2走査目は復方向での記録となる。その結果1パス往復記録となり、記録時間を片方向記録に比べて短縮することができた。また目立つような色ムラもなく高品位で高速の画像を出力することができた。
【0046】
また、レッドやブルーに関しても同様の結果が得られた。
【0047】
上記実施例では、各色のドット数にて記録方向を変えていたが、イエローのみのドット数に基づいて記録方向を変えても良い。イエローのみであることから上記実施例に比べて比較的安易に実現できるという利点がある。理由を以下に述べる。
【0048】
前記色差が感じられるレベルを大体1.0と述べたが同じ色差であってもR、Gは色ムラが見えやすく、Bは比較的見えにくい。そこで最大打ち込み時の色差がR、G、Bともに等しかった場合、R、Gでの色ムラを軽減することで画像品位の向上がある。そこでR、Gに共通しているイエローに着目して記録方向をコントロールすることである程度の効果がある。
【0049】
さらに最大打ち込み時の色差が2くらいであれば、より効果は顕著である。
【0050】
(実施例2)
図10に本実施例で使用した記録パターンを示しており、実施例1同様Gのみのパターンである。図10(a)は、横4800画素×縦1536画素の記録を行なう場合を示している。画像縦方向にグラデーションをかけており、最上段の白から最下段のG100%になるようになっている。
【0051】
図10(b)は、横4800画素×縦2816画素の記録を行なう場合を示している。画像縦方向にグラデーションをかけ最上段の白から一度中間でG100%になり、さらにG25%から最下段のG100%になるようになっている。なお、記録デューティの考え方は実施例1と同様である。
【0052】
次に図11を見ながら図10(a)のパターン記録時の動作の詳細を示す。
【0053】
データ入力後、52の記録バッファーのCとYに1スキャン分のデータ(縦256ドット×横4800ドット)が取り込まれ(A領域部)。次に53のデータカウント部にて52のC データ及びYデータを図示されている64ドット×64ドットの領域のデータ数をカウントする(B領域部)。
【0054】
そこで前回のスキャン(走査)が閾値を超えているかどうか54の記録方向判定部の記憶データに基づき判断し、超えていなかった場合は、該スキャンは前回のスキャン後のヘッド位置に近い方のデータから記録される(C領域部)。しかし前回のスキャンが閾値を超えていた場合は、該スキャンのドット数と閾値を比較し、閾値を超えた場合は前回のスキャンと同一の方向で記録を実施する。超えていなかった場合は、データカウント領域をずらし再度ドット数と閾値を比較する(D領域部)。最後まで超えなかった場合ヘッドの位置に近い方から記録を行う。
【0055】
このように記録を実施した結果、図10(a)に示されている走査方向で記録が行われた。なお、1の方向は往方向(K、C、M、Yの順)で2の方向は復方向(Y、M、C、Kの順)である。
【0056】
その結果、実施例1に比べさらに条件を限定することでより往復記録の回数が増加し、より高速に記録できる。しかし、図10(b)のような画像を記録した場合、領域が隣接していないため目立ちづらいもののA部とB部とで色味が異なり実施例1の方法で記録した場合に比べ品位が若干低下する。
【0057】
なお、ここでは、Gの場合で説明したがRやBに関しても同様の結果が得られた。
【0058】
(実施例3)
図12に本発明で使用したインクジェット記録装置のブロック図を示す。121が各色(K、C、M、Y)の記録データ、122が各色の記録バッファー、123が122の記録バッファー内のCとM、CとY、MとYそれぞれ2色のデータのANDをとるAND手段、さらに124は、そのAND手段でANDされたデータ(CとMはB、CとYはG、MとYはR)を格納するデータバッファー手段、125は124のデータ数をn画素×n画素の窓をシフトしながらカウントするデータカウント手段、126は、データカウント手段によってカウントされたデータ値と所定値を比較して次の記録方向を指定する記録方向判定部、127は、126の記録方向判定部からの情報に基づいて記録を実施するためのコントロール部、128は、コントロール部によって制御される記録ヘッドである。
【0059】
本実施例では、実施例1および2より色むらの抑制効果をさらに上げるために色ムラが問題となる二次色に基づいて記録方向を制御する方法である。
【0060】
本実施例においても前記実施例同様ドットの閾値をRGB共通としているが、より厳格に設定するのであれば、図7に示されているようにRGB各々によって色差を感じなくなるデューティが異なることから、RGB別々の閾値をもっても良い。図7、R=75%、G=35%、B=55%とが最適であるといえる。
【0061】
これから実際の記録動作について説明する。本実施例では、図12の125でドットカウントする窓のサイズは、64ドット×64ドットとする。閾値は前記から画素数の50%の2048とする。使用したパターンは実施例1と同様で図8に示す。
【0062】
次に図13を見ながら(a)のパターン記録時の動作の詳細を示す。
【0063】
(a)のデータ入力後、122の記録バッファーのCとYに1スキャン分のデータ(縦256×横4800)が取り込まれ(A領域部)。次にAND手段123にてCとYのデータのANDが取られ、そのデータが124のG データ格納部に格納される(B領域部)。そして、125のデータカウント部にて124のG データを図示されている64×64の領域のデータ数をカウントする(C領域部)。
【0064】
そのデータカウント値と126の記録方向判定部が持っている閾値(ここでは2048)と比較する。そこで閾値を超えているため、スキャンの方向を往方向(図8(a)の1の矢印方向)に指定する(D領域部)。その指定に基づいて記録ヘッド 58で記録が実施される。続いて、256画素分、副走査方向に紙を送り上記と同様に2パス目が記録される。その結果すべて往方向(図8(a)の1)からの1パス片方向記録となり、色ムラの発生はなかった。
【0065】
次に(b)の記録の場合も(a)の場合と同様に実施されるが、(b)の場合、ドットカウント値が閾値より小さいため常にスキャン終了後のヘッド位置に近い方から記録されるため、1スキャン目は往方向で記録されるが2スキャン目は復方向での記録となる。その結果1パス往復記録となり、記録時間を1パス片方向記録時と比べて短縮することができた。また色ムラもなく高品位で高速の画像を出力することができた。
【0066】
さらに(c)の記録の場合も(b)同様ドットカウント値が閾値より小さいため常にスキャン終了後のヘッドに近い方から記録されるため、1スキャン目は往方向で記録されるが2スキャン目は復方向での記録となる。その結果1パス往復記録となり、記録時間も1パス片方向記録時と比べて短縮することができた。また色ムラもなく高品位で高速の画像を出力することができた。
【0067】
本実施例においても、RやBに関しても同様の結果が得られた。
【0068】
(実施例4)
図10に本実施例で使用したパターンを示す。(実施例2で使用したパターンと同じである。)
【0069】
次に図14を見ながら図10(a)のパターン記録時の動作の詳細を示す。データ入力後、122の記録バッファーのCとYに1スキャン(走査)分のデータ(縦256×横4800)が取り込まれる(A領域部)。次にAND手段123にてCとYのデータのANDが取られ、そのデータが124のG データ格納部に格納される(B領域部)。そして、125のデータカウント部にて54のGデータを図示されている64ドット×64ドットの領域のデータ数をカウントする(C領域部)。
【0070】
そこで前回のスキャンが閾値を超えているかどうか126の記録方向判定部の記憶データに基づき判断し、超えていなかった場合は、該スキャンはヘッド位置に近い方のデータから記録される。しかし前回のスキャンが閾値を超えていた場合は、該スキャンのドット数と閾値を比較し、閾値を超えた場合は前回のスキャンと同一の方向で記録を実施する。超えていなかった場合は、データカウント領域をずらし再度ドット数と閾値を比較する。最後まで超えなかった場合ヘッドの位置に近い方から記録を行う(D領域部)。
【0071】
このように記録を実施した結果図10(a)に示されている走査方向で記録が行われた。なお、1の方向は往方向(K、C、M、Yの順)で2の方向は復方向(Y、M、C、Kの順)である。
【0072】
その結果、実施例3に比べさらに条件を限定することでより往復記録の回数が増加し、より高速に記録できる。しかし、図10(b)のような画像を記録した場合、領域が隣接していないため目立ちづらいもののA部とB部とで色味が異なり実施例3の方法で記録した場合に比べ品位が若干低下する。
【0073】
なお、RやBに関しても同様の結果が得られた。
【0074】
イエローインク
・グリセリン 5.0重量%
・チオジグリコール 5.0重量%
・尿素 5.0重量%
・アセチノールEH 1.0重量%
(川研ファインケミカル株式会社)
・染料 C.I.ダイレクトイエロー142 2.0重量%
・水 82.0重量%
マゼンタインク
・グリセリン 5.0重量%
・チオジグリコール 5.0重量%
・尿素 5.0重量%
・アセチノールEH 1.0重量%
(川研ファインケミカル株式会社)
・染料 C.I.アシドレッド289 2.5重量%
・水 81.5重量%
シアンインク
・グリセリン 5.0重量%
・チオジグリコール 5.0重量%
・尿素 5.0重量%
・アセチノールEH 1.0重量%
(川研ファインケミカル株式会社)
・染料 C.I.ダイレクトブルー199 2.5重量%
・水 81.5重量%
ブラックインク
・グリセリン 5.0重量%
・チオジグリコール 5.0重量%
・尿素 5.0重量%
・アセチノールEH 0.1重量%
(川研ファインケミカル株式会社)
・染料 C.I.フードブラック2 3.0重量%
・水 81.9重量%
【0075】
(その他の実施例)
以上の各実施例においては、ウインドウを用いた記録デューティの計算を記録装置内のバッファ52や122に保持されたデータに基づいて記録方向の制御を行なう例を示したが、これに限らず記録装置を制御する装置としてのホストコンピュータ側で、つまりプリンとドライバによって行なってもよい。
【0076】
この場合には、ホストコンピュータ側で各走査で記録されるべきバンドの記録データを前述した各実施例のようにウィンドウを用いて記録デューティを計算し、各バンドの走査方向を決定する。そして、ホストコンピュータの送信手段によってホスト側から記録装置側に記録データと一緒、若しくは個別に転送することで記録を実行すればよい。
【0077】
上述のような各実施例の処理を行なうためのプログラム等の制御コマンドは先の実施例のように記録装置内に保持していてもよいが、本実施例のようにホストコンピュータ内に保持していてもよい。またこれに限らず各種記憶媒体に保持されていてもよく、処理を行なう前もしくは処理中にこの記憶媒体から制御コマンド等を読み取って、上述の処理を行なえばよい。
【0078】
なお、記憶媒体としては、フロッピーディスク、CD―ROM、MO、MD、DVD等、制御コマンドを記憶でき外部に読出しができる媒体であれば、磁気的記憶、光学的記憶を問わずいずれの記憶媒体であってもよい。また、上述のような読取り装置から容易に取り外し持ち運びが容易な記憶媒体に限らず、装置に取り付けられるパッケージ化されたROM等であってもよい。
【0079】
また、図15で示されるようなネットワーク機器160に上述の制御コマンドを保持させていおいても良く、この制御コマンドをネットワーク機器に接続されたホストコンピュータにネットワーク機器の送信手段を使い、ネットワークを介して転送するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、カラー画像を高速でしかも色ムラによる画像品位の劣化を抑制して記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるインクジェット記録装置の概略図
【図2】本発明の実施例にかかるヘッドの概略図
【図3】色ムラ発生の説明図
【図4】色ムラ発生の状態図
【図5】実施例1および2にかかるブロック図
【図6】実施例で使用した記録パターンを示す図
【図7】色差の記録デューティ依存性を示す図
【図8】実施例1および3で使用した記録パターンを示す図
【図9】実施例1における全体のフロー
【図10】実施例2および4で使用した記録パターンを示す図
【図11】実施例2における全体のフロー
【図12】実施例3および4にかかるブロック図
【図13】実施例3における全体のフロー
【図14】実施例4における全体のフロー
【図15】ネットワーク構成を説明するための図
【符号の説明】
11 キャリッジ
52 記録データ用バッファ
53 データカウント部
54 記録方向判定部
56 記録ヘッド
Claims (14)
- 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、
これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、
前記記録デューティが所定値を超える場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を予め定められた単方向にすることを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記複数の記録素子群は異なる色調のインクに対応した群であって、この異なる色調のインク毎に対応した画像データの記録デューティに応じて前記記録方向を決定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録方法。
- 前記記録デューティとは、前記これから記録を行なう走査内の画像データの中の所定領域内の記録デューティ、もしくは記録されるドット数であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録方法。
- 前記色調の異なる複数のインクの内、少なくとも一つの色調インクに対応した画像データの記録デューティに応じて前記記録方向を決定することを特徴とする請求項2もしくは3に記載のインクジェット記録方法。
- 少なくとも二次色以上の画像データのデューティに応じて前記記録方向を決定することを特徴とする請求項1もしくは3に記載のインクジェット記録方法。
- 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、
前記記録デューティが所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前回の走査の記録方向と同じにすることを特徴としたインクジェット記録方法。 - 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録方法において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する工程と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう工程とを有し、
前記これから記録を行う走査の記録デューティと前回の走査の記録デューティの両方が所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前記前回の走査の記録方向と同じにすることを特徴としたインクジェット記録方法。 - 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、
前記決定手段は、前記記録デューティが所定値を超える場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を予め定められた単方向に定めることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記複数の記録素子群は異なる色調のインクに対応した群であって、前記記録方向を決定する手段は、異なる色調のインク毎に対応した画像データの記録デューティに応じて前記記録方向を決定する手段であることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録方向を決定する手段は、前記これから記録を行なう走査内の画像データの中の所定領域内の記録デューティ、もしくは記録されるドット数に基づいて記録方向を決定する手段であることを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録方向を決定する手段は、前記色調の異なる複数のインクの内、少なくとも一つの色調インクに対応した画像データの記録デューティに応じて記録方向を決定する手段であることを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記走査方向を決定する手段は、少なくとも二次色以上の画像データのデューティに応じて走査方向を決定する手段であることを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、
前記決定手段は、前記記録デューティが所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前回の走査の記録方向と同じに定めることを特徴としたインクジェット記録装置。 - 複数の記録素子群を有する記録手段を被記録媒体の搬送方向と交差する方向に相対的に往復走査して記録を行なうインクジェット記録装置において、これから記録を行う走査における画像データの記録デューティに応じて前記これから記録を行う走査の記録方向を決定する手段と、
前記決定された記録方向に走査を行なって記録を行なう手段とを有し、
前記決定手段は、前記これから記録を行う走査の記録デューティと前回の走査の記録デューティの両方が所定値を超えた場合、前記これから記録を行う走査の記録方向を前記前回の走査の記録方向と同じに定めることを特徴としたインクジェット記録装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37384499A JP3774606B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
EP00311750A EP1112853B1 (en) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Ink-jet recording method and ink-jet recording apparatus with reciprocal recording |
US09/749,729 US6474779B2 (en) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Ink-jet recording method and ink-jet recording apparatus in which recording is performed by reciprocal scanning |
DE60041625T DE60041625D1 (de) | 1999-12-28 | 2000-12-28 | Tintenstrahlaufzeichnungsverfahren und Tintenstrahlaufzeichnungsgerät mit bi-direktionaler Aufzeichnung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37384499A JP3774606B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180017A JP2001180017A (ja) | 2001-07-03 |
JP2001180017A5 JP2001180017A5 (ja) | 2004-07-08 |
JP3774606B2 true JP3774606B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=18502857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37384499A Expired - Lifetime JP3774606B2 (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3774606B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007136676A (ja) * | 2005-11-14 | 2007-06-07 | Seiko Epson Corp | 印刷装置及び印刷ヘッド |
JP4710990B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2011-06-29 | ブラザー工業株式会社 | 記録制御システム |
JP4710991B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2011-06-29 | ブラザー工業株式会社 | 記録制御システム |
JP2012020526A (ja) | 2010-07-15 | 2012-02-02 | Canon Inc | インクジェット記録装置および記録方法 |
JP5541725B2 (ja) * | 2010-11-02 | 2014-07-09 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置及び画像処理方法 |
JP5472152B2 (ja) | 2011-02-18 | 2014-04-16 | ブラザー工業株式会社 | 印刷制御装置及び印刷制御プログラム |
JP5812659B2 (ja) | 2011-04-19 | 2015-11-17 | キヤノン株式会社 | データ処理装置およびデータ処理方法 |
JP6011321B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2016-10-19 | ブラザー工業株式会社 | 印刷制御装置、および、プログラム |
JP6578805B2 (ja) * | 2015-08-17 | 2019-09-25 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、および、コンピュータプログラム |
JP7137127B2 (ja) * | 2018-08-06 | 2022-09-14 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、および、コンピュータプログラム |
JP7251296B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2023-04-04 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置、システム、及びプログラム |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37384499A patent/JP3774606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001180017A (ja) | 2001-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6312102B1 (en) | Color ink jet recording method and apparatus using black ink and color-mixed black ink | |
KR100558247B1 (ko) | 잉크 제트 인쇄 장치 및 잉크 제트 인쇄 방법 | |
JP4012023B2 (ja) | インクジェット記録方法、記録システム、インクジェット記録装置、制御方法およびプログラム | |
JP2006341406A (ja) | インクジェット記録システム | |
EP1260373B1 (en) | Printing by switching sub-scan feeding between monochromatic and color areas | |
JP5478875B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP3880366B2 (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
KR20100023745A (ko) | 잉크젯 기록 헤드, 잉크젯 기록 장치 및 잉크젯 기록 방법 | |
JP4006198B2 (ja) | インクジェット記録方法、記録装置およびデータ処理方法 | |
JP4965992B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP3774606B2 (ja) | 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
US7758154B2 (en) | Inkjet printing apparatus and inkjet printing method | |
US6474779B2 (en) | Ink-jet recording method and ink-jet recording apparatus in which recording is performed by reciprocal scanning | |
JP3880263B2 (ja) | プリント装置及びプリント方法 | |
US6517192B2 (en) | Image forming apparatus and method | |
JP2006168073A (ja) | インクジェット記録システム | |
JP2001096770A (ja) | プリント装置及びプリント方法 | |
JP3297530B2 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JPH08142350A (ja) | インクジェット画像記録装置 | |
US6302520B1 (en) | Recording apparatus, recording method and control method for recording with reduced drive load | |
JP3703351B2 (ja) | 往復走査によって記録を行なうインクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
EP0671699B1 (en) | Bidirectional color ink jet printing with head signature reduction | |
JP3645776B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP4194226B2 (ja) | インクジェット記録装置および画像データ補正方法 | |
JP4096658B2 (ja) | 印刷ヘッドの機械的な振動を考慮した双方向印刷 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050826 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060207 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3774606 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |