JP3773751B2 - 粘着テープ貼付装置及び部品実装機とディスプレイパネル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネル等に実装部品の固定用の粘着テープを貼り付ける粘着テープ貼付け装置及びこれを用いた部品実装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶パネル等に実装部品の固定用の粘着テープを貼り付けて、この粘着テープに実装部品を圧着させる部品実装機が知られている。例えば、液晶パネルに離型紙付粘着テープとしてのACF(異方性導電フィルム)を貼り付け、ACFの離型紙を剥離した後、ACFにTCP(薄型LSIパッケージ)を圧着させて、液晶パネルにTCPを実装する電子部品実装機がある。
【0003】
図5は、従来の電子部品実装機の一例の全体を示す斜視図である。本図に示した電子部品実装機51は、液晶パネルにTCPを実装する装置である。ACF貼付装置52によって、液晶パネルにACFが貼り付けられ、ACFの離型紙が剥離される。以後、TCP仮圧着部53、及びTCP本圧着部54を経て、液晶パネルにTCPが実装される。
【0004】
搬送アーム55は、液晶パネルを搬送するためのものである。装置外から搬送アーム55に受け渡された液晶パネルは、各部52〜54での作業が完了すると、順次隣接する搬送アーム55に受け渡され、矢印a方向に搬送される。
【0005】
図6に、ACF貼付装置52におけるACFの離型紙剥離工程の詳細を示している。図6(a)は、液晶パネル56にACF57を貼り付けた後の状態を示しており、液晶パネル56には、ACF57の粘着テープ57aが接着している。ACF57の供給側はローラ58で、排出側は離型紙57bがローラ59で支持されている。図6(b)は、離型紙57bの剥離状態を示しており、ローラ59が矢印b方向に移動することにより、離型紙57bが粘着テープ57aから剥離する。図6(c)は、離型紙57bの剥離完了後の状態を示している。この状態から、ローラ58が上昇し、図6(d)に示したように、液晶パネル56への粘着テープ57aの貼り付けが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記のような従来の部品実装機では、図6(b)のB部で示した離型紙57bの剥離部分においては、離型紙57bの剥離角度は必ずしも一定にならず、離型紙57bの剥離の際に、粘着テープ57aが液晶パネル56から剥がれたり、粘着テープ57aと液晶パネル56との間に気泡が混入し、安定した離型紙57bの剥離ができないという問題があった。
【0007】
また、離型紙57bの剥離完了後は図6(d)に示したように、ローラ59を矢印c方向に移動させて、再び剥離開始位置まで戻しておく必要があり、この間は、他の動作は停止しており、ローラ59が戻った後、ACF57が矢印c方向に供給されるので、生産効率の点で問題があった。
【0008】
本発明は、前記のような従来の問題を解決するものであり、粘着テープから離型紙を安定して剥離させることができ、かつ生産性に優れた粘着テープ貼付装置及び部品実装機とこれらを用いて製造されたディスプレイパネルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の粘着テープ貼付装置は、対象物上に供給された離型紙付粘着テープを、前記対象物に貼り付けて、前記離型紙付粘着テープから離型紙を剥離する粘着テープ貼付装置であって、前記対象物上に供給された離型紙付粘着テープを前記対象物に押圧して貼り付けるヘッドと、前記対象物に貼り付けられた離型紙付粘着テープの表面に当接する表面当接手段と、前記離型紙の裏面に当接する裏面当接手段と、前記離型紙を保持する第1の保持手段と、前記離型紙を保持する第2の保持手段と、前記表面当接手段と前記裏面当接手段と前記第2の保持手段とを一体に構成した剥離ユニットと、前記剥離ユニットを移動させる移動手段とを備え、前記表面当接手段は、前記離型紙付粘着テープの前記対象物に貼り付けられた部分の表面に当接する第1の位置と、第1の位置に対して前記対象物から離間する方向にある第2の位置との間で移動可能であり、前記裏面当接手段は、前記表面当接手段に対して前記対象物と反対側でかつ前記離型紙付粘着テープの供給側又は前記離型紙の排出側に配置されており、前記第2の保持手段により前記離型紙を保持し、かつ前記表面当接手段を第2の位置とした状態で前記剥離ユニットを前記離型紙の排出方向に移動させることにより、前記離型紙付粘着テープを引き出して前記対象物上に供給し、前記ヘッドにより前記離型紙付粘着テープを前記対象物に貼り付け、前記表面当接手段を前記第1の位置において前記裏面当接手段との位置関係を一定に保った状態で、かつ剥離した離型紙の排出側で前記第1の保持手段により前記離型紙を保持した状態で、前記第1の保持手段を前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させることにより、前記離型紙を弛ませた状態で、前記剥離ユニットを前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させることで、前記対象物に貼り付けられた前記離型紙付粘着テープから離型紙の剥離を行うことを特徴とする。前記のような粘着テープ貼付装置によれば、表面当接手段及び裏面当接手段の移動中は、離型紙付粘着テープから剥離した離型紙は、表面当接手段の近傍において、離型紙付粘着テープの貼り付け面に対してほぼ一定角度の傾斜を保つことができる。このため、離型紙の剥離の際における粘着テープの対象物からの剥がれや、粘着テープと対象物との間への気泡の混入を防止することができ、離型紙の剥離を安定して行なうことができる。また、剥離完了後の剥離ユニットの戻り動作と離型紙付粘着テープの引き出しとが同時に行なわれるので、生産効率を向上できる。
また、表面当接手段が離型紙付粘着テープの前記対象物に貼り付けられた部分の表面に当接する第1の位置において、剥離ユニットを移動させて離型紙の剥離を行うので、離型紙の剥離の際における粘着テープの対象物からの剥がれや、粘着テープと対象物との間への気泡の混入をより確実に防止することができ、離型紙の剥離がより安定する。
【0015】
また、前記第1の保持手段により前記剥離した離型紙を保持した状態で、前記第1の保持手段を前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させることにより、前記離型紙を弛ませた状態で、前記剥離ユニットを前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させて前記実装対象物に貼り付けられた前記離型紙付粘着テープから離型紙を剥離することが好ましい。前記のような粘着テープ貼付装置によれば、離型紙付粘着テープの貼り付け対象物が比較的柔らかい材料である場合には、表面当接手段の当接による対象物の沈み込みは、離型紙の弛みによって吸収されることになり、剥離の安定性が高まることになる。
【0016】
また、前記対象物上に供給された前記離型紙付粘着テープを、前記対象物に貼り付けた後、前記離型紙付粘着テープの貼り付けられた部分に、イオナイズドエアを用いて、エアブローを行なうことが好ましい。前記のような粘着テープ貼付装置によれば、離型紙付粘着テープの貼り付け部分を冷却させることができ、さらに離型紙の静電気の帯電を防止できるので、剥離後の離型紙の巻き取りが容易になる。
【0017】
また、本発明の部品実装機は、前記各粘着テープ貼付装置を用いた部品実装機であって、前記粘着テープ貼付装置によって対象物に貼り付けられた前記粘着テープに実装部品を固定することを特徴とする。
【0018】
また、本発明のディスプレイパネルは、前記各部品実装機を用いて実装部品が固定されていることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、電子部品実装機の全体の基本構成は、図5に示した従来例と同様であり、ACF貼付装置の構成が従来例と異なっている。図1に、本発明の一実施形態に係るACF貼付部の詳細の斜視図を示す。本実施形態では、実装対象物は、液晶パネルであり、液晶パネルに貼り付けたACFにTCPを圧着させることにより、液晶パネルにTCPが実装される。
【0020】
図1に示したACF貼付装置1では、ACF2の供給側はローラ3によって、離型紙2bの排出側はローラ4によって支持されている。ローラ3が支持しているACF2は、離型紙2bが付いた状態であり、ローラ3には離型紙2bが当接している。ローラ4は、粘着テープ2aから剥離した離型紙2bのみを支持している。
【0021】
ローラ3とローラ4との間には、剥離ユニット5が配置されている。剥離ユニット5は、液晶パネルに貼り付けられたACF2に離型紙2bの表面上から当接する表面当接手段6、表面当接手段6より上方に位置し、離型紙2bの裏面に当接する裏面当接手段7、及び離型紙2bを保持してACF2をフィードする第2の保持手段8を備えている。
【0022】
剥離ユニット5は、移動手段により一体でACF2の長手方向に移動可能であり、詳細は後に説明するが、この剥離ユニット5の移動により、ACF2のフィード及び離型紙の剥離が可能になる。
【0023】
本実施形態では、表面当接手段6、裏面当接手段7は、両方共図2〜4に示したように、ローラで構成した例として説明し、以後それぞれ下ローラ6、上ローラ7と呼ぶものとする。また、剥離ユニット5は下ローラ6、上ローラ7を備えた例として、以後ローラユニット5と呼ぶものとする。また、第2の保持手段8は、図1にあるように、チャックで保持してフィードする例として説明し、以後フィードチャック8と呼ぶものとする。
【0024】
なお、表面当接手段、裏面当接手段、剥離ユニット、及び第2の保持手段を前記のように具体的実施例として限定して説明したが、特にこれらに限定されるものではない。
【0025】
液晶パネルの一辺は、下ステージ9上に載置され、ヘッド10の下降により液晶パネル上のACF2が加圧される。所定量フィードされたACFシート2は、離型紙を残して粘着テープ部分が、カッタ11によりカットされる。また、第1の保持手段としてのロックチャック12は、離型紙2bを保持した状態で、離型紙2bを下方に押し下げることができる。
【0026】
図2〜4に、図1に示したACF貼付装置におけるACF貼付工程の一実施形態を示している。各部の構成は、図1に比べ簡略化して描いている。図2(a)は、ACF2貼付前の液晶パネル13の一辺が、下ステージ9上に載置された状態を示している。本図では、ACFシート2の粘着テープ2aを斜線で示し、離型紙2bについては、板厚の図示は省略した(図3(c)の拡大図を除き、他の図も同じ)。
【0027】
図2(b)は、ACFシート2を所定量フィードした状態を示している。このフィードは、図2(a)の状態から、フィードチャック8を閉じて離型紙2bを保持した状態で、ローラユニット5を矢印x1方向に移動させることにより行う。
【0028】
図2(c)は、ACF2のカット工程を示している。本工程においては、カッタ11が装置の奥側からACF2の位置まで移動している。粘着テープ2aは、カット部11に挟み込まれて、カッタ11に設けられた刃によりカットされる。14はカット部分を示している。カッタ11によりカットされるのは、粘着テープ2aのみであり、離型紙2bはカットされない。カット後は、カッタ11は装置の奥側に移動して元の位置に戻る。
【0029】
図2(c)に示した状態から、ローラ3、4、及びローラユニット5を含むユニット全体が矢印y1方向に下降し、ACF2が液晶パネル13に貼り付けられる。図2(d)は、粘着テープ2aの加圧工程を示している。粘着テープ2aへの加圧は、下降したヘッド10が粘着テープ2aを押圧することにより行われる。
【0030】
このとき、ヘッド10はACF2のカット部分14より供給方向(図2(d)の左方向)の範囲を押圧するものとし、ヘッド10による押圧長さはカット部分14から供給された粘着テープ2aの長さに合致したものであることが望ましい。押圧後は、ヘッド10は上昇し、元の位置に戻る。
【0031】
図3は、図2(d)に続く工程を示しており、ACF貼付工程のうち離型紙2bの剥離工程を示している。図3(a)は、離型紙2bを弛ませる工程を示している。離型紙2bを弛ませるために、フィードチャック8を開き、かつロックチャック12を閉じて、ロックチャック12で離型紙2bを保持した状態で、ロックチャック12を矢印y2方向に下降させる。このことにより、ロックチャック12と下ローラ6との間の離型紙2bが弛むことになる。
【0032】
また、粘着テープ2aを軟化させて液晶パネル13への密着性を高めるため、ACF2の貼り付け部分は、70〜80℃に上昇させている。このため、前記のようにACF2への加圧が完了した後に、ACF2の貼り付け部分にエアブローを行なうことにより高温部を冷却させる。エアブローにイオナイズドエアを用いれば、離型紙2bの静電気の帯電防止にもなる。離型紙2bの帯電が防止できれば、剥離後の離型紙2bの巻き取りが容易になる。
【0033】
図3(b)は、ローラユニット5により、離型紙2bが粘着テープ2aから剥離している状態を示している。本図では、フィードチャック8が開き、ロックチャック12が閉じた状態で、ローラユニット5は矢印x2方向に移動している。
【0034】
この状態では、離型紙2bを保持したロックチャック12が一定位置に固定されたまま、上下ローラ6、7と一体のローラユニット5が矢印x2方向に移動するので、離型紙2bの弛みは下ローラ6と上ローラ7との間に集まる。このような弛みがあることによって、ACF2の貼り付け部分が比較的柔らかい材料である場合には、下ローラ6による押圧分の沈み込みは、離型紙2bの弛みによって吸収されることになり、剥離の安定性が高まることになる。
【0035】
なお、前記のようにロックチャック12で離型紙2bを保持した状態で、ロックチャック12を下降させることにより、離型紙2bの弛みを生じさせると、剥離の安定性が高まり好適であるが、ロックチャック12を下降させることなく、すなわち離型紙2bの弛みを生じさせない状態で、ローラユニット5を矢印x2方向に移動させて離型紙2bを剥離させてもよい。
【0036】
図3(c)に、図3(b)のA部の拡大図を示している。下ローラ6は、離型紙2bの表面に当接し、ACFシート2を押圧している。上ローラ7は、離型紙2bの裏面に当接している。離型紙2bはロックチャック12で保持されており、粘着テープ2aは液晶パネル13に貼り付けられているので、ローラユニット5のx2方向の移動に伴ない離型紙2bは粘着テープ2aから剥離することになる。
【0037】
また、上ローラ7は、下ローラ6に対して上側に配置され、かつローラユニット5の進行方向(矢印x2方向)の逆方向に配置されている。このため、下ローラ6と離型紙2bとの当接部近傍においては、離型紙2bは角度θだけ傾斜していることになる。下ローラ6及び上ローラ7はローラユニット5と一体に矢印x2方向に移動するので、この移動中における角度θは一定である。
【0038】
したがって、ローラユニット5の移動により、下ローラ6はACFシート2を押圧し、かつ離型紙2bは一定角度θを保ったまま、離型紙2bはACF2から剥離されて行くことになる。このため、離型紙2bと粘着テープ2aとの粘着力に抗して離型紙2bを剥離する力が、定常的に働くことにより、離型紙2bの剥離の際における粘着テープ2aの液晶パネル13からの剥がれや、粘着テープ2aと液晶パネル13との間への気泡の混入を防止することができ、離型紙2bの剥離を安定して行なうことができる。
【0039】
なお、上ローラ7が、下ローラ6の上側に位置している例で説明したが、これに限るものではなく、上ローラ7は下ローラ6に対して、液晶パネル13と反対側に配置されていればよい。例えば、液晶パネル13の横側からACF2を貼り付ける場合は、上ローラ7は、下ローラ6に対して横側に位置し、液晶パネル13の下側からACF2を貼り付ける場合は、上ローラ7は、下ローラ6に対して下側に位置する。
【0040】
また、上ローラ7は、下ローラ6に対してローラユニット5の進行方向(矢印x2方向)の逆方向に配置されている例で説明したが、上ローラ7が、下ローラ6に対してローラユニット5の進行方向側に配置されているものでもよい。
【0041】
また、離型紙2bの裏面は粘着テープ2aと粘着していたものであるため、粘性が残る場合は、上ローラ7にテフロン加工を施したものにすれば好適である。
【0042】
図4は、図3(b)に示した工程に続く、離型紙2bの剥離後の工程を示している。図4(a)に示したように、ローラユニット5の進行が進み、下ローラ6が、カット部14を通過すると剥離が完了する。この状態から、ローラ3、4、及びローラユニット5を含むユニット全体を上昇させると、図4(b)に示したように、液晶パネル13には離型紙2bの剥離された粘着テープ2aのみが接着されていることになる。
【0043】
剥離完了後のローラユニット5は、図2(a)、(b)に示したように、ACF2のフィードを伴いながら矢印x1方向に移動し、剥離開始位置まで戻ることになる。すなわちローラユニット5の戻り動作とACF2のフィードとが同時に行なわれるので、生産効率の向上となる。
【0044】
このような工程を経て、液晶パネル13に粘着テープ2aが貼り付けられた後は、図5に示したようなTCP仮圧着部53、及びTCP本圧着部54を経て、粘着テープ2aにTCPが圧着され、液晶パネルにTCPが実装される。
【0045】
なお、ローラユニット5の移動速度は、速いほど生産効率の向上となるが、逆に離型紙2bの剥離については、移動速度が遅いほど安定する。このため、ローラユニット5の移動速度は、図2(a)に示したような矢印x1方向のACF2のフィードを行なう場合と、図3(b)に示したような矢印x2方向の離型紙2bの剥離を場合とでは、異なる速度とすることが好ましい。例えば、矢印x1方向の移動速度を比較的速くし、矢印x2方向の移動速度はこれより遅くする設定とすることにより、生産効率と剥離の安定性とのバランスをとることができる。
【0046】
また、前記実施形態ではACFの例で説明したが、これに限らず離型紙付粘着テープであれば同様の効果が得られる。また、実装対象物が液晶パネルの例で説明したが、これに限らず、プラズマディスプレイ等のディスプレイパネルについても同様の効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、離型紙を剥離する際のローラユニットの移動中は、離型紙付粘着テープから剥離した離型紙は、下ローラの近傍において、離型紙付粘着テープの貼り付け面に対してほぼ一定角度の傾斜を保つことができる。このため、このため、離型紙の剥離の際における粘着テープの液晶パネルからの剥がれや、粘着テープと液晶パネルとの間への気泡の混入を防止することができ、離型紙の剥離を安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るACF貼付装置の詳細の斜視図
【図2】本発明の一実施形態に係るACF貼付工程を示す図
【図3】本発明の一実施形態に係るACFの離型紙の剥離工程を示す図
【図4】本発明の一実施形態に係るACFの離型紙剥離後の工程を示す図
【図5】電子部品実装機の一例を示す斜視図
【図6】従来のACF貼付工程の一例を示す図
【符号の説明】
1 ACF貼付装置
2 ACF
2a 粘着テープ
2b 離型紙
3,4 ローラ
5 ローラユニット
6 下ローラ
7 上ローラ
8 フィードチャック
9 下ステージ
10 ヘッド
11 カッタ
12 ロックチャック
13 液晶パネル
14 カット部分
Claims (5)
- 対象物上に供給された離型紙付粘着テープを、前記対象物に貼り付けて、前記離型紙付粘着テープから離型紙を剥離する粘着テープ貼付装置であって、
前記対象物上に供給された離型紙付粘着テープを前記対象物に押圧して貼り付けるヘッドと、
前記対象物に貼り付けられた離型紙付粘着テープの表面に当接する表面当接手段と、
前記離型紙の裏面に当接する裏面当接手段と、
前記離型紙を保持する第1の保持手段と、
前記離型紙を保持する第2の保持手段と、
前記表面当接手段と前記裏面当接手段と前記第2の保持手段とを一体に構成した剥離ユニットと、
前記剥離ユニットを移動させる移動手段とを備え、
前記表面当接手段は、前記離型紙付粘着テープの前記対象物に貼り付けられた部分の表面に当接する第1の位置と、第1の位置に対して前記対象物から離間する方向にある第2の位置との間で移動可能であり、
前記裏面当接手段は、前記表面当接手段に対して前記対象物と反対側でかつ前記離型紙付粘着テープの供給側又は前記離型紙の排出側に配置されており、
前記第2の保持手段により前記離型紙を保持し、かつ前記表面当接手段を第2の位置とした状態で前記剥離ユニットを前記離型紙の排出方向に移動させることにより、前記離型紙付粘着テープを引き出して前記対象物上に供給し、
前記ヘッドにより前記離型紙付粘着テープを前記対象物に貼り付け、
前記表面当接手段を前記第1の位置において前記裏面当接手段との位置関係を一定に保った状態で、かつ剥離した離型紙の排出側で前記第1の保持手段により前記離型紙を保持した状態で、前記第1の保持手段を前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させることにより、前記離型紙を弛ませた状態で、前記剥離ユニットを前記離型紙付粘着テープの供給側に移動させることで、前記対象物に貼り付けられた前記離型紙付粘着テープから離型紙の剥離を行うことを特徴とする粘着テープ貼り付け装置。 - 前記対象物上に供給された前記離型紙付粘着テープを、前記対象物に貼り付けた後、前記離型紙付粘着テープの貼り付けられた部分に、イオナイズドエアを用いて、エアブローを行なう請求項1に記載の粘着テープ貼付装置。
- 前記表面当接手段及び前記裏面当接手段は、各々ローラを用いて形成されている請求項1または2に記載の粘着テープ貼付装置。
- 請求項1から3のいずれかに記載の粘着テープ貼付装置を用いた部品実装機であって、前記粘着テープ貼付装置によって対象物に貼り付けられた前記粘着テープに実装部品を固定することを特徴とする部品実装機。
- 請求項4に記載の部品実装機を用いて実装部品が固定されていることを特徴とするディスプレイパネル。
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