JP3773405B2 - トランスファ装置 - Google Patents

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    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D43/00Feeding, positioning or storing devices combined with, or arranged in, or specially adapted for use in connection with, apparatus for working or processing sheet metal, metal tubes or metal profiles; Associations therewith of cutting devices
    • B21D43/02Advancing work in relation to the stroke of the die or tool
    • B21D43/04Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work
    • B21D43/05Advancing work in relation to the stroke of the die or tool by means in mechanical engagement with the work specially adapted for multi-stage presses

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の加工ステージを有し、各ステージ間のワーク(被加工品)をフィードバーで搬送しながら成形するプレス機械に用いられるトランスファ装置に関する。さらに詳細には、上流側はプログレッシブ加工を行ない、途中で製品をスケルトンから切り離し、その後の下流側各ステージをトランスファ加工するプレス機械に用いられるトランスファ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、生産性の向上を目的として切削加工からプレス加工への工法転換等によりプレス加工する製品の製品形状が複雑になるとともに、高精度化が要望され、また、設備費用の低減、設置スペースの制限等も要望されている。これらに対応するため、従来より種々の生産形態が提供されている。
【0003】
その一例として、1台のプレス機械で複数の加工工程を行なうプレス加工において、上流側をプログレッシブ加工とし、下流側をトランスファ加工とする生産形態がある。従来はこの様な生産形態としても、実際にはトランスファ加工のみを行なう頻度が高かったので、一般的なトランスファ装置、すなわちプレス機械の両側面にフィードバーの駆動機構部を収めるユニットケースを設置し、さらには当該ユニットケースをフィードバーよりも下方に設置したトランスファ装置が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、トランスファ加工の頻度が少なく、プログレッシブ加工の頻度が高い場合には、上述の従来トランスファ装置では十分に対応できない。すなわち、上流側のプレス機械の側面にもユニットケースが設置されると、コイルフィーダの材料供給口からプレス加工の第1ステージまでの距離が長くなるので、加工終了後の残材が長くなり、生産コストが割高になる。さらには、コイル材の蛇行等の発生により材料の送り精度が悪化し、よって加工精度に悪影響を及ぼす。そのうえさらには、ユニットケースを両側に夫々設けため、ユニットケース自体、ステー等を夫々に製作しなければならない。
【0005】
また、ユニットケースがフィードバーよりも下方に設置されているため、製品取出し用のコンベヤの設置スペースを確保することが難しく、製品受け(バケット)への積み込み等にも支障をきたしている。
【0006】
本発明の目的は、生産性を向上し、設置スペースが小さく、プレス加工エリアに設置するトランスファ機器部品が少なく、生産設備のコストを低減することができるトランスファ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、プレス機械の送り方向上流側に隣接してコイルフィーダを配置し、下流側にはトランスファ装置を配置して、同じ金型エリア内の複数の加工工程のうち、上流側でプログレッシブ加工を行ない、下流側でトランスファ加工を行なう複合プレス加工方式に用いられるトランスファ装置において、送り方向に平行で前後に設けられる2本のフィードバーと、フィードバーにワークの搬送運動を行わせるとともに前記フィードバーを一端で支持する片持ち駆動機構部を内装するユニットケースを有し、該ユニットケースは、プレス機械の送り方向の下流側コラムの側面に設けられ、かつ、前記ユニットケースは、前記フィードバーよりも上方に設けられていることを特徴とするトランスファ装置である。
【0008】
請求項1の発明では、フィードバーを一端で支持するいわゆる片持ち支持方式とした。そして、フィードバーの駆動機構部を内装する、ユニットケースを下流側のコラム側面に設けた場合、コイルフィーダ側にはユニットケースが無いので、材料の供給口からプレス機械の金型エリアまでの距離が短くて済む。よって、加工終了後の残材が短くなるので、生産コストを低減することができるとともに、精度良く材料の供給を行うことができる。さらに、従来と比べてユニットケース自体、取り付けのステー等の製作が半分で済むので、トランスファ装置の製造に係るコストも低減することができる。また、金型 エリア内にはフィードバーのみで、これを駆動するための機構部分がプレス加工ライン領域にないため、金型の配置構造計画が簡単になり、プレス作業がきわめてしやすくなるとともに、保守点検が容易であり安全性が高まる。
【0009】
さらには、ユニットケースがフィードバーの上方に設置されているため、ユニットケースが設けられているプレス機械側面(下流側)に製品取出しコンベヤ等を配置する場合等は、フィードバー付近に容易にコンベヤを配置することができる。また、バケットによる製品の積み込みも容易に行なうことができる。
【0010】
請求項2の発明は、前記フィードバー9の先端下部に受け台10があり、該受け台10の下端がボルスタ4の表面を摺動自在であることを特徴とするトランスファ装置であり。受け台10によって、フィードバー9の位置が安定して保持され、質量の大きなワークの搬送を容易に行うことができる。
【0011】
請求項3の発明は、前記駆動機構部は、前記フィードバーにアドバンス・リターン運動を行わせるアドバンス・リターン駆動機構部と、前記フィードバーにクランプ・アンクランプ運動を行わせるクランプ・アンクランプ駆動機構部と、を有し、前記アドバンス・リターン駆動機構部は、前記フィードバーをクランプ・アンクランプ方向に摺動自在に支持するスライダーと、前記スライダーに設けられたブッシング部材と嵌合することで前記スライダーをアドバンス・リターン方向に摺動自在に支持するガイドシャフトと、前記スライダーに設けられたナットと螺合するボールねじ軸と、前記ボールねじ軸を回転させる駆動源と、を有し、前記クランプ・アンクランプ駆動機構部は、前記フィードバーをアドバンス・リターン方向に摺動自在に支持するカートと、前記カートに設けられたナットと螺合するボールねじ軸と、該ボールねじ軸を回転させる駆動源と、を有することを特徴とする請求項1または2記載のトランスファ装置である。
【0012】
請求項3の発明では、ユニットケースに内装される駆動機構部を、フィードバーにアドバンス・リターン運動を行わせるアドバンス・リターン駆動機構部と、フィードバーにクランプ・アンクランプ運動を行わせるクランプ・アンクランプ駆動機構部とで構成し、夫々の駆動機構部は構造簡単な構成とした。ゆえに、請求項3の発明によると、請求項1の発明の効果に加えて、さらにトランスファ装置の製造に係るコストを低減することができる。
【0013】
請求項4の発明は、前記カートに固設するエンドプレートと、前記ナットと前記エンドプレートの間に縮設されるスプリングと、前記カートの前記エンドプレートと反対側に固設するとともに、前記ナットを介して前記スプリングのスプリング力を受けるブラケットと、該ブラケットに固設され、前記スプリングのスプリング力に反して前記ナットが前記ブラケットから離れることを検出するセンサと、を有することを特徴とする請求項3記載のトランスファ装置である。
【0014】
請求項4の発明では、係る構成とすることで、フィードバーに掛かる過負荷によりフィードバーや駆動機構部が破損することを防止することができる。すなわち、金型調整時にフィードバーのフィンガの設置ミス等により、クランプ動作時にフィードバーやフィンガが金型に接触した場合のようにフィードバー間に異物が存在する場合、フィードバーは動作できなくなる。このとき、フィードバーを支持するカートも動作できなくなるが、駆動源からの動力によりボールねじ軸は回転し続け、ナットは動作しようとする。
【0015】
ここで、ナットはスプリングが伸びようとする力を受けているが、ボールねじの回転によりナットはスプリングの力に反して移動する。このとき、ナットはブラケットから離れる。センサは、これを検出することができる。すなわち、フィードバーが動作しないときに、ナットのみが動いたことを検出することができる。この検出信号に基づいてプレス機械及びトランスファ装置を停止させることができるので、請求項4の発明によると、請求項3の発明による効果に加えて、フィードバー間に異物が存在する場合においても、トランスファ装置のフィードバーや駆動機構部等の構成部材を破損することはない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に発明の実施の形態の一例を示す。図1は本発明によるトランスファ装置1が取り付けられたプレス機械2の正面図を示す。なお、プレス機械2はその構成要素の一部が図示されている。ここで、3はベッド,4はボルスタ,5はコラム,6はスライドである。
【0017】
また、本実施例のプレス機械2には、図示しない金型がスライド6とボルスタ4間に設けられている。さらに、プレス機械2の左側には、図示しないコイルフィーダが配置されている。ここで、前記金型は複数の加工工程を有し、前記コイルフィーダーにより供給されるコイル材は、左から右へと流れる。そして、本実施例におけるプレスラインでは、上流側はプログレッシブ加工を行ない、下流側ではトランスファ加工がされる。つまり、供給されるコイル材は、前記金型の途中の工程(上流側)まではプログレッシブ加工され、途中のある工程でスケルトンと製品が切り離され、後の工程(下流側)ではトランスファ加工がされる。
【0018】
そして、トランスファ装置1の下方には製品排出用のコンベヤ11が設けられ、トランスファ加工の最終工程で、製品はコンベヤ11上に載置される。すると、コンベヤ11により製品はプレス機械2の外側へ排出されるようになっている。
【0019】
ここで、図2には図1のI−I断面図、図3には図1の右側面図、図4には図1のII−II断面図、図5には図4P部の詳細図を示す。
【0020】
図1,図2において、トランスファ装置1のユニットケース7はプレス機械の右側に設けられている。ユニットケース7は駆動機構部8を内装する。駆動機構部8は、一対のフィードバー9,9にアドバンス・リターン運動を行わせるアドバンス・リターン駆動機構部50及び一対のフィードバー9,9にクランプ・アンクランプ運動を行わせるクランプ・アンクランプ駆動機構部100により構成される。なお、ユニットケース7にはカバー7aが設けられている。
【0021】
ユニットケース7上にはアドバンス・リターン駆動機構部50の駆動源となるサーボモータ51が設けられている。サーボモータ51の駆動軸にはプーリ52が設けられている。一方、ユニットケース7には、アドバンス・リターン方向に平行してボールねじ軸53が設けられている。ボールねじ軸53はユニットケース7に設けられた軸受54a,54bにより支持されているとともに、ボールねじ軸53の一端にはプーリ55が固設されている。このプーリ55とプーリ52にはベルト56が掛けられている。サーボモータ51の駆動力は、ベルト56を介してボールねじ軸53に伝達される。
【0022】
図3において、アドバンス・リターン駆動機構部50はスライダー57を有する。スライダー57の上部中央にはナット58が固設されている。ナット58は前述の ボールねじ軸53と螺合している。また、ナット58の両脇にはガイド部57a,57aが設けられ、ガイド部57a,57aの貫通した穴にはブッシュ59,59が固設されている。一方、ユニットケース7にはアドバンス・リターン方向と平行してガイドシャフト60,60が2本設けられている。そして、ブッシュ 59,59(ガイド部57a,57a)はガイドシャフト60,60に摺動自在に嵌合している。
【0023】
また、スライダー57の下部には、クランプ・アンクランプ方向と平行して溝部57bが設けられている。一方、フィードバー9,9の端部はホルダー61,61の下部に固設される。そして、ホル ダー61,61の上部は溝部57bによりクランプ・アンクランプ方向に摺動自在に支持されている。
【0024】
一方、図4において、ユニットケース7上には、クランプ・アンクランプ駆動機構100の駆動源であるサーボモータ101が設けられている。サーボモータ101の駆動軸にはプーリ102が設けられている。一方、ユニットケース7にはクランプ・アンクランプ方向に平行してボールねじ軸103が設けられている。ボールねじ軸103は、両端を軸受104a,104bにより支持されるとともに、一端にはプーリ105が設けられている。そして、プーリ105とプーリ102にはベルト106が設けられている。サーボモータ101の駆動力は、ベルト106を介してボールねじ軸103に伝達される。なお、ボールねじ軸103のねじ切りの方向は、送り方向(FEED DIRECTION)(図2)の中心を境に互いに逆向きに施されている。
【0025】
また、クランプ・アンクランプ駆動機構部100は2基のカート107,107を有する。カート107,107の上部には貫通した穴を有する嵌合部107a,107aが設けられている。一方、図5において、ナット108,108はボールねじ軸103に螺合するとともに嵌合部107a,107aの穴に摺動自在に嵌合している。また、嵌合部107a,107a内側の側面に固設されたエンドプレート109,109とナット108,108の間にはスプリング110,110が設けられている。一方、嵌合部107a,107a外側の側面には、中空で構成されるスペーサー111,111を介してブラケット112,112が固設されている。
【0026】
なお、スペーサー111,111はナット108,108のフランジ部108a,108aに設けられた穴108b,108bを貫通し、かつ、カート107,107外側の側面とブラケット112,112に挟まれるようにして、ボルト113,113で締め付けられている。また、穴108b,108bの直径はスペーサー111,111の直径より若干大きく施工されている。なお、スペーサー111,111及びボルト113,113は放射状に配置されている。
【0027】
また、ナット108,108のフランジ部108a,108aの外側の側面とブラケット112,112はスプリング110,110の伸びようとする力により当接している。すなわち、ナット108,108はブラケット112,112により外方向への移動は規制され、そのナット108,108とエンドプレート 109,109間にはスプリング110,110が縮設されている。
【0028】
さらに、ブラケット112,112にはセンサ114,114が固設されている。本実施例では、センサ114,114は近接スイッチで、ブラケット112,112に設けられた穴112a,112aを利用して、フランジ部 108a,108aがブラケット112,112と当接する面からセンサ114,114までの距離を測定し、ナット108,108が動く(フランジ部 108a,108aがブラケット112,112から離れる)ことを検出する。なお、センサ114,114はナット108,108が動く(フランジ部108a,108aがブラケット112,112から離れる)ことを検出できるものであれば、その種類は問わない。
【0029】
また、カート107,107の下部にはカムフォロア115,115が設けられている。このカムフォロア115,115によりフィードバー9,9はアドバンス・リターン方向にガイドされる。
【0030】
次に、本トランスファ装置1の動作を以下に説明する。
アドバンス・リターン運動;サーボモータ51によりベルト56を介してボールねじ軸53が任意方向に回転する。すると、ナット58は、図1,図2に おいて右方向(又は左方向)に動作する。よって、スライダー57もガイドシャフト60に沿って右方向(又は左方向)に動作し、ホルダー61,61も同様に動作することで、フィードバー9,9はアドバンス運動(又はリターン運動)を行う。なおこのとき、フィードバー9,9はカート107,107下部に設けられるカムフォロア115、115によりガイドされる。
【0031】
クランプ・アンクランプ運動;サーボモータ101によりベルト106を介して ボールねじ軸103が任意方向に回転する。すると、ボールねじ軸103のねじ切り方向は、送り方向(FEED DIRECTION)の中心を境に互いに逆向きに施されているので、ナット108,108は互いに接近(又は離隔)する。すると、カート107,107も 互いに接近(又は離隔)する。ここでフィードバー9,9はカムフォロア115,115によりクランプ・アンクランプ方向は固定されている。よって、フィードバー9,9はクランプ運動(又はアンクランプ運動)を行う。なお、これと合わせて、溝部57bに沿って、ホルダー61,61も互いに接近(又は離隔)する。
【0032】
本トランスファ装置1は、以上の構成及びその動作により、ワークを搬送することができる。すなわち、上記アドバンス・リターン運動とクランプ・アンクランプ運動が組み合せられ、前記クランプ動作によりワークが把持され、フィードバーがアドバンスし、ワークは1ピッチ搬送され、アンクランプ運動によりワークが解放され、プレス加工がされ、フィードバーはリターンし、元の位置に戻る。この一連の動作が繰り返される。なお、ワーク重量等を考慮し、ホルダー61, 61でフィードバー9,9を支持し難い場合は、ボルスタ4上のフィードバー9,9先端付近下部にフィードバー9,9を他端で摺動自在に支持する受け台10,10を補助的に設けることもできる。
【0033】
また、本実施例のように、フィードバー9,9を図1に 示すように金型エリアの途中までの長さとし、上流側にコイルフィーダ等を配置し、上流側をプログレッシブ加工、下流側をトランスファ加工とした生産形態とした場合に、上流側にはユニットケースが無いので、コイルフィーダ等の材料の供給口から金型エリアまでの距離が短くて済む。これにより、加工終了後の残材の量を少なくすることができるとともに、材料供給を精度良く行なうことができる。
【0034】
またさらに、ユニットケース7の下部にスペースを確保することができるので、製品排出用のコンベヤ11の配置等のように、製品の排出処理を容易にすることができる。
【0035】
次に、金型調整時にクランプ運動を行ない、フィードバー9,9やフィードバー9,9のフィンガ(図示せず)が金型に接触した場合等の、フィードバー間に異物が存在する場合の動作を説明する。
【0036】
フィードバー間に異物が存在する場合、フィードバー9,9は動作不能となる。よって、カート107,107も動作不能となる。しかし、サーボモータ101は動作し続け、ボールねじ軸103は回転しようとする。このとき、このボールねじ軸103の回転によりナット108,108は互いに接近するように移動しようとする。ここで、カート107,107は動かないので、ナット108,108のみがスプリング110,110の伸びようとする力に反して移動する。
【0037】
すると、ナット108,108のフランジ部108a,108aがブラケット112,112と当接している面がブラケット112,112から離れる。すなわち、図5のHだけナット108,108が移動する。これをセンサ114,114が検出し、その検出信号をトランスファ装置1及びプレス機械2の図示しない制御装置に送信することで、トランスファ装置1及びプレス機械2を急停止することができる。よって、トランスファ装置1の機械構造物、特に駆動機構部8やフィードバー9,9が破損することを防止することができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1の発明によると、プログレッシブ加工とトランスファ加工が組み合わされた生産形態においては、コイルフィーダ側にはユニットケースが無いので、材料の供給口からプレス機械の金型エリアまでの距離が短くて済む。よって、加工終了後の残材の量が少なくて済み、生産コストを低減することができるとともに、精度良く材料の供給を行うことができる。さらに、従来と比べてユニットケース自体、取り付けのステー等の製作個数が半分で済むので、トランスファ装置の製造に係るコストも低減することができる。その上、プレス加工エリアにはフィードバーのみがあってこれを駆動するための機器部品がコラム側面に集約されているため、プレス金型の設計が容易で、またプレス作業を容易にすることができる。
【0039】
また、ユニットケースがフィードバーの上方に設置されているため、製品取出しコンベヤの配置や、バケットによる製品の積み込み等の製品取出しの処理も容易に行なうことができるようになる。
【0040】
請求項3の発明によると、構造簡単な駆動機構部を有するトランスファ装置となるので、請求項1の発明の効果に加えて、さらにトランスファ装置の製造に係るコストを低減することができる。
【0041】
請求項4の発明では、フィードバー間に異物が存在する場合においても、センサの検出信号を基にトランスファ装置を急停止させることができるので、フィードバー等のトランスファ装置の構成部材を破損することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による全体正面図
【図2】図1のI−I断面図
【図3】図1の右側面図
【図4】図1のII−II断面図及
【図5】図4P部の詳細図
【符号の説明】
1はトランスファ装置、2はプレス機械、3はベッド、4はボルスタ、5はコラム、6はスライド、7はユニットケース、7aはカバー、8は駆動機構部、9はフィードバー、10は受け台、11はコンベヤ、50はアドバンス・リターン駆動機構部、51はサーボモータ、52はプーリ、53はボールねじ軸、54a,54bは軸受、55はプーリ、56はベルト、57はスライダー、57aはガイド部、57bは溝部、58はナット、59はブッシュ、60はガイドシャフト、61はホルダー、100はクランプ・アンクランプ駆動機構部、101はサーボモータ、102はプーリ、103はボールねじ軸、104a,104bは軸受、105はプーリ、106はベルト、107はカート、108はナット、108aはフランジ部、108bは穴、109はエンドプレート、110はスプリング、111はスペーサー、112はブラケット、112aは穴、、113はボルト、114はセンサ、115はカムフォロアである。

Claims (4)

  1. プレス機械の送り方向上流側に隣接してコイルフィーダを配置し、下流側にトランスファ装置(1)を配置して、同一金型エリア内の複数の加工工程のうち、上流側でプログレッシブ加工を行ない、下流側でトランスファ加工を行なう複合プレス加工に用いられるトランスファ装置(1)において、送り方向に平行で前後に設けられる2本のフィードバー(9)と、該フィードバー(9)にワークの搬送運動を行わせるとともに前記フィードバー(9)を一端で支持する駆動機構部(8)を内装するユニットケース(7)と、を有し、該ユニットケース(7)は、プレス機械の送り方向下流側のコラム(5)の側面に設けられ、かつ、前記ユニットケース(7)は、前記フィードバー(9)よりも上方に設けられていることを特徴とするトランスファ装置。
  2. 前記フィードバー(9)の先端下部に受け台(10)があり、該受け台(10)の下端がボルスタ(4)の表面を摺動自在であることを特徴とする請求項1記載のトランスファ装置。
  3. 前記駆動機構部(8)は、前記フィードバー(9)にアドバンス・リターン運動を行わせるアドバンス・リターン駆動機構部(50)と、前記フィードバーにクランプ・アンクランプ運動を行わせるクランプ・アンクランプ駆動機構部(100)と、を有し、前記アドバンス・リターン駆動機構部(50)は、前記フィードバー(9)をクランプ・アンクランプ方向に摺動自在に支持するスライダー(57)と、該スライダーに設けられたブッシング部材と嵌合することで前記スライダー(57)をアドバンス・リターン方向に摺動自在に支持するガイドシャフト(60)と、前記スライダー(57)に設けられたナット(58)と螺合するボールねじ軸(53)と、該ボールねじ軸を回転させる駆動源(57)とを有し、前記クランプ・アンクランプ駆動機構部(100)は、前記フィードバー(9)をアドバンス・リターン方向に摺動自在に支持するカート(107)と、該カートに設けられたナットと螺合するボールねじ軸(103)と、該ボールねじ軸を回転させる駆動源(101)と、を有することを特徴とする請求項1記載のトランスファ装置。
  4. 前記カート(107)に固設するエンドプレート(109)と、前記ナット(108)と前記エンドプレートの間に縮設されるスプリング(110)と、前記エンドプレート(109)と反対側に固設するとともに、前記ナット(108)を介して前記スプリングのスプリング力を受けるブラケット(112)と、前記スプリングのスプリング力に反して前記ナットが前記ブラケットから離れることを検出するセンサ(114)と、を有することを特徴とする請求項3記載のトランスファ装置。
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