JP3771474B2 - 除雪機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行用の駆動輪を備えるとともに除雪用のオーガを備えた、自力走行する形式の除雪機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に除雪機は、エンジンを動力源とし、動力源から駆動輪への動力伝達機構に走行用クラッチを組込むとともに、動力源からオーガへの動力伝達機構にオーガ用クラッチを組込み、走行用クラッチを走行操作部材で操作し、オーガ用クラッチをオーガ操作部材で操作する方式を採用している。走行操作部材並びにオーガ操作部材としては、除雪機を操縦するハンドルに設けた操作レバーが一般的である。
【0003】
近年、このような操作レバーの代りに電気的な手段によって走行用クラッチやオーガ用クラッチを切換える方式が採用されるようになってきた。操作パネルに設けた操作スイッチで電動機を操作することで、走行用クラッチやオーガ用クラッチを切換えることができる。操作スイッチであるから、操作レバーを操作する場合に比べて操作量や操作力が小さくてすむ。
【0004】
スイッチによって走行系やオーガ系を操作する除雪機に関しては、例えば特開2000−80621の公報「電気的制御系の安全装置」(以下、「従来の技術」と言う)が知られている。
この従来の技術は、同公報の図1及び図3によれば、除雪機の後部の操作パネルにキースイッチ5(番号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)や押しボタン形緊急停止スイッチ1を設け、除雪機の通常の始動・停止操作をキースイッチ5で行い、緊急停止時には押しボタン形緊急停止スイッチ1を押すというものである。オーガaやクローラdを、キースイッチ5で始動・停止させたり押しボタン形緊急停止スイッチ1で緊急停止させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、除雪機においては、オーガ系よりも走行系の方がより重要である。このため、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチ並びにその操作機構と、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチ並びにその操作機構とを、信頼性を確保しつつ作業者の労力をより軽減できることが求められている。
【0006】
そこで本発明の目的は、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチ並びにその操作機構と、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチ並びにその操作機構とを、信頼性を確保しつつ作業者の労力をより軽減できる技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、機体に走行用の駆動輪を備えるとともにオーガを備え、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチを走行操作部材で操作し、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチをオーガ操作部材で操作するようにし、機体から後方へ操作用の左右のハンドルを延し、これらのハンドルの後端間にグリップを掛け渡した除雪機であって、走行用クラッチ並びにオーガ用クラッチが、それぞれ一対のプーリに巻き掛けたベルトにテンションローラを押し付けて張ることで動力を伝達し、テンションローラを戻してベルトを緩めることで動力を非伝達とするベルトテンション機構で構成した除雪機において、
オーガ用クラッチのベルトテンション機構が、ローラ駆動用電動機を正転させて可撓性線材を引くことでテンションローラをベルトに押し付けるとともに、ローラ駆動用電動機を逆転させて可撓性線材を緩めることでリターン部材の戻し作用にてテンションローラを戻すように構成し、
走行操作部材が、左右のハンドルに沿って延びる左右のアーム部とグリップに沿って延びるレバー部とからなる平面視略門型レバーであり、この門型レバーの左右両端部を左右のハンドルに上下スイング可能に取付け、レバー部がグリップから離れる方向に弾発するリターンスプリングを左又は右のアーム部に取付け、走行用クラッチを操作する走行用ワイヤケーブルを右又は左のアーム部に連結し、走行操作部材と共にスイングする舌片部材によってオン・オフするリミットスイッチをハンドルに取付け、オーガ操作部材をスイッチで構成し、このスイッチとリミットスイッチとの電気的連携によって、ローラ駆動用電動機を作動させるように構成したことを特徴とする。
【0008】
除雪機においては、オーガ系よりも走行系の方がより重要である。このため、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチについては機械的な操作機構にすることで、より信頼性を確保するようにした。
一方、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチについては電気的な操作機構にすることで、操作量や操作力を小さくして作業者の労力をより軽減するようにした。この場合であっても、より信頼性を確保するために、走行操作部材のスイング操作に応じて作動するリミットスイッチと、スイッチからなるオーガ操作部材との電気的連携により、ローラ駆動用電動機を作動させて、オーガ用クラッチをオン・オフさせるようにした。
【0009】
さらには、機体から後方へ延びた左右のハンドルの後端間にグリップを掛け渡し、上下スイング可能な走行操作部材のうちグリップに沿って延びるレバー部をグリップと共に握ることで、走行用クラッチをオン操作することができるとともに、レバー部から手を放すことで、走行用クラッチ及びオーガ用クラッチを同時にオフ操作することができる。このため、クラッチ操作性が良い。
【0010】
さらにまた、走行操作部材の基部の周りにリターンスプリング、舌片部材及びリミットスイッチを集約して配置することができるので、配置スペースを削減することができる。この結果、除雪機の小型化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
【0012】
図1は本発明に係る除雪機の左側面図であり、この除雪機10は、前部に遊動輪11、下部に3個の下部転輪12,13,14を各々回転自在に備えたクローラフレーム16の後部に、車体フレーム21を上下スイング可能に連結し、この車体フレーム21の前部に除雪部30を取付け、車体フレーム21にエンジン22を載せ、車体フレーム21の後部に走行用の駆動輪23を取付け、この駆動輪23と前記遊動輪11とにクローラベルト24を巻き掛け、クローラフレーム16に車体フレーム21を連結するピボット軸25を前に、駆動輪23を後に配置したクローラ式車両である。クローラフレーム16及び車体フレーム21の組合せ構造は機体15を成す。
【0013】
さらに除雪機10は、機体15における車体フレーム21から後方へ操作用の左右のハンドル17L,17Rを延すとともに、これらのハンドル17L,17Rに走行操作部材90を取付け、車体フレーム21の上後部の操作パネルにオーガ操作部材77を取付けたものである。オーガ操作部材77は、押ボタンスイッチ等の手動式スイッチからなるオーガクラッチスイッチである。以下、オーガ操作部材77のことをオーガクラッチスイッチ77と言い換えて説明する。
【0014】
除雪部30は、エンジン22を駆動源としたオーガ31、ブロア32、除雪部ハウジング33、そり34及びシュータ35を基本要素とし、エンジン22、駆動プーリ36、ベルト37、被動プーリ38、駆動軸39、ギヤケース41、オーガ軸42の順でエンジン22の動力を伝えることにより、オーガ31を回転させて路上の雪を図面表裏方向に掻き集めることでブロア32に送り込み、ブロア32の遠心力でシュータ35を通じて雪を投射することができる。
【0015】
このようにして、エンジン22の動力を負荷としてのオーガ31やブロア32へ伝える除雪動力伝達機構(すなわち、オーガの動力伝達機構)43に、一対のプーリ36,38並びにこれらに巻き掛けたベルト37を介設する。
【0016】
一方、走行部50は、エンジン22を駆動源とした無段変速機51、遊動輪11、下部転輪12,13,14、駆動輪23、クローラベルト24を基本要素とし、エンジン22、駆動プーリ52、ベルト53、被動プーリ54、無段変速機51、駆動輪23の順でエンジン22の動力を伝えることにより、クローラベルト24を回転させて路上を走行することができる。
【0017】
このようにして、エンジン22の動力を負荷としてのクローラベルト24へ伝える走行動力伝達機構(すなわち、駆動輪の動力伝達機構)55に、一対のプーリ52,54並びにこれらに巻き掛けたベルト53を介設する。
図中、27はエンジンカバー、28はエンジン空冷用ファン、29はオーガ高さ調節用油圧シリンダである。
【0018】
図2は本発明に係る除雪動力伝達機構並びに走行動力伝達機構の構成図であり、除雪動力伝達機構43にオーガ用クラッチ70を組込むとともに、走行動力伝達機構55に走行用クラッチ60を組込んだことを示す。説明の理解を容易にするために、先に走行用クラッチ60を説明し、次にオーガ用クラッチ70を説明する。
【0019】
走行用クラッチ60は、駆動プーリ52と被動プーリ54とに巻き掛けたベルト53に作用するものであって、テンションローラ62を押し付けてベルト53を張ることで動力を伝達し、テンションローラ62を戻してベルト53を緩めることで動力を非伝達とすることができるようにした、ベルトテンション機構からなる。
【0020】
より詳しく説明すると、走行用クラッチ60は、クラッチアーム61に取付けたテンションローラ62と、テンションローラ62を戻すリターン部材としてのリターンばね63とからなる。クラッチアーム61に引張りばね64を介して走行用ワイヤケーブル65の一端を連結し、走行用ワイヤケーブル65の他端を引張りばね66を介して走行操作部材90に連結する。
【0021】
グリップ18と共に走行操作部材90を握ることで、走行操作部材90をハンドル17L,17R側へスイング操作して走行用ワイヤケーブル65を引き、リターンばね63の戻し作用に抗してテンションローラ62をベルト53に想像線にて示すように押しつけることで、走行用クラッチ60はオンになる。
一方、走行操作部材90を放すと走行用ワイヤケーブル65がルーズ状態となるため、リターンばね63の引張り作用が有効となり、想像線で示したクラッチアーム61及びテンションローラ62が実線の位置に戻り、ベルト53をルーズ状態にすることで、走行用クラッチ60はオフになる。
このように、走行操作部材90で走行用ワイヤケーブル65を介して走行用クラッチ60を操作することができる。
【0022】
ところで、走行操作部材90をハンドル17L,17R側へスイング操作して走行用クラッチ60をオン操作したときには、走行操作部材90と共にスイングする舌片部材(後述する)をリミットスイッチ100が検知して検知信号、すなわち走行用クラッチオン信号を発する。
【0023】
次にオーガ用クラッチ70について説明する。オーガ用クラッチ70は、駆動プーリ36と被動プーリ38とに巻き掛けたベルト37に作用するものであって、テンションローラ72を押し付けてベルト37を張ることで動力を伝達し、テンションローラ72を戻してベルト37を緩めることで動力を非伝達とすることができるようにした、ベルトテンション機構からなる。
【0024】
前記オーガ用クラッチ70は、ローラ駆動用電動機74を正転させてワイヤケーブルやロープ等の可撓性線材82を引くことでテンションローラ72をベルト37に押し付けるとともに、ローラ駆動用電動機74を逆転させて可撓性線材82を緩めることでリターン部材73の戻し作用にてテンションローラ72を戻すようにした構成ことを特徴とする。
【0025】
より詳しく説明すると、オーガ用クラッチ70は、クラッチアーム71に取付けたテンションローラ72と、テンションローラ72を戻すリターン部材としてのリターンばね73と、ローラ駆動用電動機74を駆動源としてリターンばね73の戻し作用に抗してテンションローラ72をベルト37に押しつけるテンショナ部材75と、リミットスイッチ100がオフ又はオーガクラッチスイッチ77がオフになった情報に基づきローラ駆動用電動機74を逆転させてテンションローラ72を戻してベルト37を緩めるようにローラ駆動用電動機74を制御する制御部78とからなる。
【0026】
前記テンショナ部材75は、クラッチアーム71に連結した引張りばね81と、引張りばね81の他端に連結した可撓性線材82と、可撓性線材82を巻取るドラム83と、ドラム83を回転させるギヤセット84とからなり、ローラ駆動用電動機74が正転すると、ギヤセット84を介してドラム83を正転して可撓性線材82を引き、実線で示したクラッチアーム71を時計方向に回し、テンションローラ(想像線)72でベルト37を緊張させる。
【0027】
ローラ駆動用電動機74の正転は、可撓性線材82から延ばした延長部材85を第1スイッチ86で検知するまで継続する。一方、ローラ駆動用電動機74の逆転は、可撓性線材82から延ばした延長部材85を第2スイッチ87で検知するまで継続する。第1・第2スイッチ86,87は例えば非接触式リードスイッチからなる。
【0028】
このように、オーガ操作部材をスイッチ(オーガクラッチスイッチ77)で構成し、このオーガクラッチスイッチ77とリミットスイッチ100との電気的連携によって、ローラ駆動用電動機74を作動させるようにすることで、オーガ用クラッチ70をオーガクラッチスイッチ77で操作することができる。
【0029】
ベルト37を緊張する作用は次の通りである。
リミットスイッチ100及びオーガクラッチスイッチ77がオンになった情報を受けた制御部78は、モータ回転方向制御部79に正転命令を出し、モータ回転方向制御部79で正極/負極を設定し、ローラ駆動用電動機74を正転させる。ローラ駆動用電動機74が正転すると、ドラム83を正転させ、可撓性線材82を引き、実線で示したクラッチアーム61を図反時計方向に回し、テンションローラ62(想像線)でベルト37を緊張させる。
ローラ駆動用電動機74の正転は、可撓性線材82から延ばした延長部材85を第1スイッチ86で検知するまで継続する。
【0030】
ベルト37を緩める作用は次の通りである。
リミットスイッチ100及びオーガクラッチスイッチ77がオフになった情報を受けた制御部78は、モータ回転方向制御部79に逆転命令を出し、モータ回転方向制御部79で正極/負極を反転し、ローラ駆動用電動機74を逆転させる。可撓性線材82がルーズ状態となるため、リターンばね73の引張り作用が有効となり、想像線で示したクラッチアーム71及びテンションローラ72が実線の位置に戻り、ベルト37をルーズ状態にする。
なお、クラッチアーム71が戻ったことを第2スイッチ87で検出し、この検出信号に基づいて、制御部78はローラ駆動用電動機74の運転(逆転)を停止する。
【0031】
このようなオーガ用クラッチ70によれば、ローラ駆動用電動機74を正転させて可撓性線材82を引くことでテンションローラ72をベルト37に押し付けるとともに、ローラ駆動用電動機74を逆転させて可撓性線材82を緩めることでリターンばね73の戻し作用にてテンションローラ72を戻すことができる。
【0032】
次に、上記図2に示す制御部78をマイクロコンピュータとした場合の制御フローについて、図3に基づき説明する。
図3は本発明に係るオーガ用クラッチの制御部の制御フロー図であり、ST××はステップ番号を示す。特に説明がないステップ番号については、番号順に進行する。以下、図2を参照しつつ説明する。
【0033】
ST01:リミットスイッチ100がオン(走行用クラッチオン信号)であるか否かを調べる。YESであれば次に進み、NOであればST05に進む。
ST02:オーガクラッチスイッチ77がオン(オーガ用クラッチオン信号)であるか否かを調べる。YESであれば次に進み、NOであればST05に進む。
ST03:ST01でリミットスイッチ100がオンであり、且つ、ST02でオーガクラッチスイッチ77がオンであるとき、すなわち、走行用クラッチオン信号が有るという条件とオーガ用クラッチオン信号が有るという条件とを満足したときには、第1スイッチ86がオンであるか否かを調べる。
ST04:ST03でNOのときにローラ駆動用電動機74を正転させる。この正転はST03で第1スイッチ86がオンになるまで続ける。
【0034】
ST05:ST01でリミットスイッチ100がオンでないときや、ST02でオーガクラッチスイッチ77がオンでないとき、すなわちオフ状態のときに、第2スイッチ87がオンであるか否かを調べる。
ST06:ST05でNOのときにローラ駆動用電動機74を逆転させる。この逆転はST05で第2スイッチ87がオンになるまで続ける。
ST01,ST02,ST05,ST06により、リミットスイッチ100又はオーガクラッチスイッチ77がオンからオフに切換わったときに、除雪動力伝達機構43のベルト37を自動的にルーズ状態に戻すことができる。
【0035】
図4は本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材周りの斜視図であり、機体15から後方へ操作用の左右のハンドル17L,17Rを延し、これらのハンドル17L,17Rの後端間にグリップ18を掛け渡したことを示す。詳しくは、左右のハンドル17L,17Rの基部の取付板17a,17aを機体15にボルト止めするとともに、左右のハンドル17L,17Rの基部から下方へ平板状のブラケット17b,17bを延した。
【0036】
走行操作部材90は、左右のハンドル17L,17Rに沿って延びる左右のアーム部94,94と、グリップ18に沿って延びるレバー部95と、からなる平面視略門型レバーである。この門型レバーの左右両端部を左右のハンドル17L,17Rに上下スイング可能に取付ける。
さらにこの図は、レバー部95がグリップ18から離れる方向に弾発するリターンスプリング97を左のアーム部94に取付け、走行用ワイヤケーブル65を右のアーム部94に連結し、走行操作部材90と共にスイングする舌片部材98によってオン・オフするリミットスイッチ100を左のハンドル17Lに取付けたことを示す。
これらの具体的な構造については次の図5で説明する。
【0037】
図5は本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材の背面断面図であり、左右のアーム部94,94周りの具体的な構造を示すものであって、左右のハンドル17L,17Rにおける左右のブラケット17b,17bに管状の支承部17c,17cを設け、これらの支承部17c,17cに互いに同軸で支軸91,91を前後回転可能(図の表裏方向に回転可能)に取付け、これらの支軸91,91に取付アーム93,93を回転可能に嵌合するとともに、支軸91,91から延したステー92,92に取付アーム93,93をボルト止めし、これらの取付アーム93,93にアーム部94,94の基部を取付けたことを示す。このようにして、左右のハンドル17L,17Rに走行操作部材90を上下スイング可能に取付けることができる。
【0038】
リターンスプリング97は、左の支承部17cに巻いたねじりばねである。走行用ワイヤケーブル65のインナワイヤ65aは、引張りばね66を介して右の取付アーム93の連結ピン96に連結する。舌片部材98は、左の支軸91から径方向に延した平板状の磁性体(例えば鉄系の金属)である。
【0039】
リミットスイッチ100は、左のハンドル17Lのブラケット17bにボルト止めした非接触式リードスイッチである。非接触式リードスイッチは、内蔵したマグネットに舌片部材98を近づける又は離すことによる磁束の変化を検出することで、オン・オフ作動する型式のスイッチ機構である。従って、走行操作部材90をハンドル17L,17R側へスイング操作して走行用クラッチ60(図2参照)をオン操作したときには、走行操作部材90と共にスイングする舌片部材98が接近したことをリミットスイッチ100が検知してオンの検知信号、すなわち走行用クラッチオン信号を発する。
【0040】
以上の説明から明らかなように、互いに同軸である支軸91,91の周りに走行操作部材90の基部、リターンスプリング97、舌片部材98及びリミットスイッチ100を集約して配置することができるので、配置スペースを削減することができる。
【0041】
図6は本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材の左側面図であり、左右のハンドル17L,17Rに対する走行操作部材90の配置関係や、リミットスイッチ100に対する舌片部材98の配置関係を示す。
走行操作部材90が図に示す中立位置(非操作位置)にあるときに、取付アーム93のストッパ99(図4も参照)に当ることで、この位置を維持することができる。65bはインナワイヤ65aを被覆するアウタチューブ、65cはアウタチューブ65bの端部を取付けるブラケットである。
【0042】
図7(a),(b)は本発明に係る走行操作部材並びに関連部材の作動説明図である。
(a)は、走行操作部材90が中立位置(非操作位置)にあることを示す。この状態では、走行用ワイヤケーブル65が引かれないので、走行用クラッチ60(図2参照)はオフである。また、舌片部材98がリミットスイッチ100から離れた位置にあるので、リミットスイッチ100はオフであり、走行用クラッチオン信号を発しない。
【0043】
その後、グリップ18と共に走行操作部材90のレバー部95を握ることで、走行操作部材90をハンドル17L,17R側へスイング操作して、(b)のようにグリップ18に近づける。この結果、走行用ワイヤケーブル65は引かれて、走行用クラッチ60はオフからオンに切り換える。同時に、走行操作部材90と共に舌片部材98はスイングしてリミットスイッチ100に接近する。リミットスイッチ100は、舌片部材98が接近したことを検知してオンの検知信号、すなわち走行用クラッチオン信号を発する。
【0044】
その後に、走行操作部材90から手を放すと、走行操作部材90はリターンスプリング97(図5参照)の弾発力によって(a)の状態に自動復帰する。この結果、走行用ワイヤケーブル65は緩んで走行用クラッチ60をオフに戻す。また、舌片部材98がリミットスイッチ100から離れることで、リミットスイッチ100はオフに復帰する。
【0045】
上記構成の除雪機10のクラッチ操作について、図2及び図7に基づきまとめて説明する。
機体から後方へ延びた左右のハンドル17L,17Rの後端間にグリップ18を掛け渡し、上下スイング可能な走行操作部材90のうちグリップ18に沿って延びるレバー部95をグリップ18と共に握ることで、走行用ワイヤケーブル65を引いて、走行用クラッチ60をオン操作することができる。走行操作部材90と共に舌片部材98がスイングすることで、リミットスイッチ100は走行用クラッチオン信号を発する。
【0046】
オーガクラッチスイッチ77をクラッチオン操作したときに、オーガクラッチスイッチ77はオーガ用クラッチオン信号を発する。オーガ用クラッチオン信号及び走行用クラッチオン信号が有ったときに、ローラ駆動用電動機74は正転して可撓性線材82を引くことで、オーガ用クラッチ70をオンにする。
【0047】
その後、オーガクラッチスイッチ77をクラッチオフ操作すると、オーガクラッチスイッチ77はオーガ用クラッチオン信号を発しなくなる。この結果、ローラ駆動用電動機74は逆転して可撓性線材82を緩めることで、オーガ用クラッチ70をオフにする。
【0048】
一方、オーガ用クラッチ60のオン状態において、走行操作部材90から手を放すと、走行操作部材90はリターンスプリングの弾発力によって元の位置に戻る。この結果、走行用ワイヤケーブル65が緩むことで走行用クラッチ60は自動的にオフになる。走行操作部材90と共に舌片部材98が元に戻ることで、リミットスイッチ100は走行用クラッチオン信号を発しなくなる。この結果、ローラ駆動用電動機74は逆転して可撓性線材82を緩めることで、オーガ用クラッチ70をオフにする。以上のように、走行操作部材90から手を放すと、走行用クラッチ60及びオーガ用クラッチ70は、ほぼ同時にオフになる。
【0049】
このように、オーガクラッチスイッチ77とリミットスイッチ100との電気的連携により、ローラ駆動用電動機74を作動させて、オーガ用クラッチ70をオン・オフさせることができる。
【0050】
なお、上記本発明の実施の形態において、図4〜図6に示す走行用ワイヤケーブル65、リターンスプリング97、舌片部材98、ストッパ99及びリミットスイッチ100を左右どちらに配置するかについては任意である。例えば、リターンスプリング97を右のアーム部94に取付け、走行用ワイヤケーブル65を左のアーム部94に連結し、舌片部材98を右の支軸91に取付け、リミットスイッチ100を右のハンドル17Rに取付けてもよい。
【0051】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、オーガ用クラッチのベルトテンション機構が、ローラ駆動用電動機を正転させて可撓性線材を引くことでテンションローラをベルトに押し付けるとともに、ローラ駆動用電動機を逆転させて可撓性線材を緩めることでリターン部材の戻し作用にてテンションローラを戻すように構成し、走行操作部材が、左右のハンドルに沿って延びる左右のアーム部とグリップに沿って延びるレバー部とからなる平面視略門型レバーであり、この門型レバーの左右両端部を左右のハンドルに上下スイング可能に取付け、レバー部がグリップから離れる方向に弾発するリターンスプリングを左又は右のアーム部に取付け、走行用クラッチを操作する走行用ワイヤケーブルを右又は左のアーム部に連結し、走行操作部材と共にスイングする舌片部材によってオン・オフするリミットスイッチをハンドルに取付け、オーガ操作部材をスイッチで構成し、このスイッチとリミットスイッチとの電気的連携によって、ローラ駆動用電動機を作動させるように構成したことを特徴とする。
【0052】
このようにすることにより、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチについては機械的な操作機構にすることで、より信頼性を確保することができる。
一方、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチについては電気的な操作機構にすることで、操作量や操作力を小さくして作業者の労力をより軽減することができる。しかも、走行操作部材のスイング操作に応じて作動するリミットスイッチと、スイッチからなるオーガ操作部材との電気的連携により、ローラ駆動用電動機を作動させて、オーガ用クラッチをオン・オフさせるようにすることで、より信頼性を確保することができる。
【0053】
さらには、機体から後方へ延びた左右のハンドルの後端間にグリップを掛け渡し、上下スイング可能な走行操作部材のうちグリップに沿って延びるレバー部をグリップと共に握ることで、走行用クラッチをオン操作することができるとともに、レバー部から手を放すことで、走行用クラッチ及びオーガ用クラッチを同時にオフ操作することができる。このため、クラッチ操作性が良い。
【0054】
さらにまた、走行操作部材の基部の周りにリターンスプリング、舌片部材及びリミットスイッチを集約して配置することができるので、配置スペースを削減することができる。この結果、除雪機の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除雪機の左側面図
【図2】本発明に係る除雪動力伝達機構並びに走行動力伝達機構の構成図
【図3】本発明に係るオーガ用クラッチの制御部の制御フロー図
【図4】本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材周りの斜視図
【図5】本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材の背面断面図
【図6】本発明に係る左右のハンドル並びに走行操作部材の左側面図
【図7】本発明に係る走行操作部材並びに関連部材の作動説明図
【符号の説明】
10…除雪機、15…機体、17L,17R…左右のハンドル、18…グリップ、23…駆動輪、31…オーガ、36,38,52,54…一対のプーリ、37,53…ベルト、43…オーガの動力伝達機構(除雪動力伝達機構)、55…駆動輪の動力伝達機構(走行動力伝達機構)、60…走行用クラッチ、62,72…テンションローラ、65…走行用ワイヤケーブル、70…オーガ用クラッチ、73…リターン部材、74…ローラ駆動用電動機、77…オーガ操作部材(オーガクラッチスイッチ)、82…可撓性線材、90…走行操作部材、94…アーム部、95…レバー部、97…リターンスプリング、98…舌片部材、100…リミットスイッチ。
Claims (1)
- 機体に走行用の駆動輪を備えるとともにオーガを備え、駆動輪の動力伝達機構に組込んだ走行用クラッチを走行操作部材で操作し、オーガの動力伝達機構に組込んだオーガ用クラッチをオーガ操作部材で操作するようにし、前記機体から後方へ操作用の左右のハンドルを延し、これらのハンドルの後端間にグリップを掛け渡した除雪機であって、
前記走行用クラッチ並びに前記オーガ用クラッチが、それぞれ一対のプーリに巻き掛けたベルトにテンションローラを押し付けて張ることで動力を伝達し、テンションローラを戻してベルトを緩めることで動力を非伝達とするベルトテンション機構で構成した除雪機において、
前記オーガ用クラッチのベルトテンション機構は、ローラ駆動用電動機を正転させて可撓性線材を引くことで前記テンションローラを前記ベルトに押し付けるとともに、前記ローラ駆動用電動機を逆転させて前記可撓性線材を緩めることでリターン部材の戻し作用にて前記テンションローラを戻すように構成し、
前記走行操作部材は、前記左右のハンドルに沿って延びる左右のアーム部と前記グリップに沿って延びるレバー部とからなる平面視略門型レバーであり、この門型レバーの左右両端部を前記左右のハンドルに上下スイング可能に取付け、
前記レバー部が前記グリップから離れる方向に弾発するリターンスプリングを左又は右のアーム部に取付け、
前記走行用クラッチを操作する走行用ワイヤケーブルを右又は左のアーム部に連結し、
前記走行操作部材と共にスイングする舌片部材によってオン・オフするリミットスイッチをハンドルに取付け、
前記オーガ操作部材をスイッチで構成し、このスイッチと前記リミットスイッチとの電気的連携によって、前記ローラ駆動用電動機を作動させるように構成したことを特徴とする除雪機。
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