JP2017024701A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】両方のサイドクラッチレバーを同時に握った後に、握りを解消した場合であっても、作業機が前進しないようにする対策が講じられている作業機を提供する。【解決手段】ST14でYESであれば、左のレバースイッチと右のレバースイッチが共にオンであり、ST17へ進む。ST17では、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間(例えば1.0秒)継続したか否かを調べる。所定時間未満であれば、作業者の癖に基づく誤操作と見なし、ST11の前に戻る。ST17で、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間継続したことが確認されれば、この情報(第3情報)に基づいて、制御部は、走行クラッチを切断状態にして作業機の走行を停止し(ST18)、作業クラッチを切断状態にしてオーガー及びブロアの回転を止める(ST19)。【選択図】図9

Description

本発明は、走行系にサイドクラッチを有する作業機に関する。
除雪機や農作業機は作業機と呼ばれる。作業機としての除雪機や農作業機は、クローラで走行する形式のものが普及している。クローラであれば、軟らかい雪面や耕土に沈むことを防止できるからである。
クローラ車両は、左右一方のクローラを止め、左右他方のクローラを前進させることで、左右に旋回する。
左右のサイドクラッチを備え、これらのサイドクラッチを断接することで、左右一方のクローラを止める構造が普及している(例えば、特許文献1(図10)参照)。
特許文献1の農作業機は、特許文献1の図10に示されるように、左右のグリップ(140、140)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)に左右のサイドクラッチレバー(142、142)を備えている。左のサイドクラッチレバー(142)を握ることで、農作業機を左旋回させることができ、右のサイドクラッチレバー(142)を握ることで、農作業機を右旋回させることができる。
前方に障害物が出現した場合などの理由により、緊急停止させなければならない際に、作業者は、左右のサイドクラッチレバー(142、142)を同時に握ることがある。左右のサイドクラッチレバー(142、142)を同時に握ると、左右のサイドクラッチが切断状態になるため、走行は停止する。これにより、作業機が障害物に衝突することは回避できる。
ところで、左右のサイドクラッチレバー(142、142)の握りを解消すると、左右のサイドクラッチが接続状態になるため、作業機は前進する。
すなわち、特許文献1の技術は、左右の一方のサイドクラッチレバー(142)のみを握ることを前提としており、両方のサイドクラッチレバー(142、142)を同時に握ることまでは想定していない。
しかし、操作の多様化が想定される中、両方のサイドクラッチレバーを同時に握った後に、握りを解消した場合であっても、作業機が前進しないようにする対策が求められる。
特開平6−269208号公報
本発明は、両方のサイドクラッチレバーを同時に握った後に、握りを解消した場合であっても、作業機が前進しないようにする対策が講じられている作業機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、機体から延びるハンドルに左右のサイドクラッチレバーを備え、これらのサイドクラッチレバーが握られたことを検出する左右のレバースイッチを前記ハンドルに備え、前記機体に駆動源を備え、前記機体に左右の駆動輪を備え、前記駆動源から前記左右の駆動輪までの走行駆動系に電動式の走行クラッチ及び電動式の左右のサイドクラッチを備え、前記左右のレバースイッチの情報に基づいて前記左右のサイドクラッチを切断/接続制御する制御部を備えている作業機において、
前記制御部は、前記左のサイドクラッチレバーが握られたとの第1情報を得たときに前記左のサイドクラッチを切断状態にし、前記右のサイドクラッチレバーが握られたとの第2情報を得たときに前記右のサイドクラッチを切断状態にし、前記左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに前記走行クラッチを切断状態にする制御を実行することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、機体から延びるハンドルに左右のサイドクラッチレバーを備え、これらのサイドクラッチレバーが握られたことを検出する左右のレバースイッチを前記ハンドルに備え、前記機体に駆動源を備え、前記機体に左右の駆動輪を備え、前記駆動源から前記左右の駆動輪までの走行駆動系に電動式の左右のサイドクラッチを備え、前記左右のレバースイッチの情報に基づいて前記左右のサイドクラッチを切断/接続制御する制御部を備えている作業機において、
前記制御部は、前記左のサイドクラッチレバーが握られたとの第1情報を得たときに前記左のサイドクラッチを切断状態にし、前記右のサイドクラッチレバーが握られたとの第2情報を得たときに前記右のサイドクラッチを切断状態にし、前記左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに前記駆動源を停止する制御を実行することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、制御部は、第3情報を得たときであっても所定時間未満であれば無効とし、所定時間以上のものを有効とすることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、制御部は、第3情報を得た後は、左右のサイドクラッチレバーの状態に拘わらず駆動源の停止状態を維持することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに走行クラッチを切断状態にするため、左右のサイドクラッチレバーの握りを解放しても作業機が前進することはない。
本発明により、両方のサイドクラッチレバーを同時に握った後に、握りを解消した場合であっても、作業機が前進しないようにする対策が講じられている作業機が提供される。
請求項2に係る発明では、左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに駆動源を停止するため、左右のサイドクラッチレバーの握りを解放しても作業機が前進することはない。
本発明により、両方のサイドクラッチレバーを同時に握った後に、握りを解消した場合であっても、作業機が前進しないようにする対策が講じられている作業機が提供される。
請求項3に係る発明は、制御部は、第3情報を得たときであっても所定時間未満であれば無効とし、所定時間以上のものを有効とする。作業者によっては、通常の走行時に、ほぼ無意識に左右のサイドクラッチレバーを瞬時握ることがある。この瞬時は1.0秒未満である。そこで、所定時間(例えば1.0秒間)よりも短い時間での握りについては無視する。サイドクラッチの駆動を担う電動機の起動停止頻度が小さくなり、電動機の寿命を延ばすことができる。
請求項4に係る発明では、制御部は、第3情報を得た後は、左右のサイドクラッチレバーの状態に拘わらず駆動源の停止状態を維持する。左右のサイドクラッチレバーを共に握っていた作業員が不用意に、両方又は一方のサイドクラッチレバーを開放することが想定される。サイドクラッチレバーを開放すると、第3情報が失われ、駆動源が再起動する心配がある。駆動源が起動すると、作業機は前進する虞がある。
請求項4により、制御部が駆動源を停止し続けることにより、作業機が前進する心配はなくなる。
本発明に係る作業機の平面図である。 作業機の駆動系統図である。 ミッションの原理図である。 図3の4矢視図である。 ミッションの作用図である。 走行クラッチ及び作業クラッチの原理図である。 走行クラッチ及び作業クラッチの作用図である。 制御部で実施する基本的制御のフロー図である。 制御部で実施する特徴的制御のフロー図である。 変更例に係る作業機の駆動系統図である。 走行クラッチ及び作業クラッチの変更例を説明する図である。 変更例に係る制御フロー図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、作業機10は、例えば、作業者が連れ歩く歩行型除雪機であり、機体11と、この機体11の左右に配置される左右のクローラ12L、12R(Lは左を示す添え字、Rは右を示す添え字である。以下同じ)と、機体11の中央に配置される駆動源13と、機体11の前部に配置され路上の雪を中央に集めるオーガー14と、このオーガー14を覆うオーガーハウジング15と、このオーガーハウジング15から機体11へ延びてブロアー(図2、符号34)を収納するブロアーハウジング16と、このブロアーハウジング16から延びて投雪方向を規定するシュータ17と、機体11の後部左右のから後方へ延びる左右のハンドル18L、18Rを備えている。
図2に示すように、左のハンドル18Lは、左のサイドクラッチレバー21L(このレバー21Lはハンドル18Lのほぼ下にあるが、この図では理解を促すために横向きに示した。右のサイドクラッチレバー21Rも同様。)と、このサイドクラッチレバー21Lが握られたことを検出し第1情報を発する左のレバースイッチ22Lとを備え、右のハンドル18Rは、右のサイドクラッチレバー21Rと、このサイドクラッチレバー21Rが握られたことを検出し第2情報を発する右のレバースイッチ22Rとを備えている。左右のレバースイッチ22L、22Rからの第1・第2情報は、ハーネス(信号線)23L、23Rを介して制御部24へ送られる。
機体11の後部左右に、左の遊転輪26Lと右の遊転輪26Rが回転自在に軸支されている。
機体11の前部左右に、左の駆動輪27Lと右の駆動輪27Rが設けられている。
左の駆動輪27Lと左の遊転輪26Lとの間に左のクローラ12Lが巻回され、右の駆動輪27Rと右の遊転輪26Rとの間に右のクローラ12Rが巻回される。
機体11の前部中央に、ミッション40が搭載される。このミッション40の構造は、図3で詳しく説明するが、1本の入力軸41と、左右の出力軸42L、42Rを有し、左の出力軸42Lは左の伝動軸28Lを介して左の駆動輪27Lに機械的に連結され、右の出力軸42Rは右の伝動軸28Rを介して右の駆動輪27Rに機械的に連結される。
機体11に設けられる駆動源13は、ガソリンエンジンであるが、電動機であってもよく、種類は限定しない。
駆動源13で、第1駆動プーリ31と第2駆動プーリ32が駆動される。
第1駆動プーリ31は、作業クラッチ75及び第1従動プーリ33を介してブロアー34及びオーガー14を駆動する。
第2駆動プーリ32は、走行クラッチ60及び第2従動プーリ35を介してミッション40の入力軸41に連結される。
走行クラッチ60及び作業クラッチ75の構造は、後述する。
制御部24に、走行クラッチ操作子38、作業クラッチ操作子39及びメインスイッチ49が電気的に接続されている。
制御部24は、走行クラッチ操作子38の入り切りに基づいて走行クラッチ60を切断/接続制御すると、共に、作業クラッチ操作子39の入り切りに基づいて作業クラッチ75を切断/接続制御する。
操作子38、39は、レバースイッチ、シーソースイッチ、押しボタンスイッチの何れでもよく、種類、形式は問わない。
ミッション40は、左右の電動モータ43L、43Rを備えている。これらの電動モータ43L、43Rのための左右のモータドライバ37L、37Rは、制御部24で制御される。
また、制御部24は、メインスイッチ49が入れられる(オンになる)ことで、制御が可能となる。メインスイッチ49は、駆動源13の起動スイッチを兼ねている。
図3に示すように、ミッション40は、左右のサイドクラッチ44L、44Rと、これらのサイドクラッチ44L、44Rを収納するミッションケース45と、このミッションケース45から一端が突出し左右のサイドクラッチ44L、44Rの各々を接続状態から断状態に切り換える左右のクラッチ切換軸46L、46Rと、これらのクラッチ切換軸46L、46Rの一端に設けた左右の扇ギヤ47L、47Rとを備えている。
左のサイドクラッチ44Lは、機体幅方向に延びる中継軸48にスプライン51Lを介して移動可能に取付けられる摺動クラッチ板52Lと、左の出力軸42Lに固定される左の従動クラッチ板53Lと、摺動クラッチ板52Lを従動クラッチ板53Lへ付勢するスプリング55Lと、左のクラッチ切換軸46Lから延びて摺動クラッチ板52Lの周溝に嵌合する左のフォーク54Lとからなる。
同様に、右のサイドクラッチ44Rは、機体幅方向に延びる中継軸48にスプライン51Rを介して移動可能に取付けられる摺動クラッチ板52Rと、右の出力軸42Rに固定される右の従動クラッチ板53Rと、摺動クラッチ板52Rを従動クラッチ板53Rへ付勢するスプリング55Rと、右のクラッチ切換軸46Rから延びて摺動クラッチ板52Rの周溝に嵌合する右のフォーク54Rとからなる。
入力軸41と中継軸48とはベベルギヤ56、57で機械的に連結され、入力軸41が回転すると、中継軸48は一緒に回転する。
図の状態では、中継軸48により、左右の出力軸42L、42Rが同速で回される。
この状態から、左のフォーク54Lで摺動クラッチ板52Lを従動クラッチ板53Lから分離すると、左の出力軸42Lは止まり、右の出力軸42Rは回転する。同様に、右のフォーク54Rで摺動クラッチ板52Rを従動クラッチ板53Rから分離すると、右の出力軸42Rは止まり、左の出力軸42Lは回転する。
図4に示すように、左右の電動モータ43L、43Rで、左右の扇ギヤ47L、47Rを駆動する。すなわち、左右の電動モータ43L、43Rの軸に設けられたウォーム58L、58Rが、扇ギヤ47L、47Rに形成されたホィール59L、59Rに噛み合っている。
左の電動機43Lを作動させ、左の扇ギヤ47Lを、図面時計回りに角度θだけ回す。角度θ回したことにより、図3に示す左のサイドクラッチ44Lが切断状態になる。
結果、図5に示すように、左の出力軸42Lは停止する。右の出力軸42Rは回転し続けるため、作業機は左に旋回する。
ところで、ウォーム58Lとホィール59Lとの間にセルフロック(自己保持)と呼ばれる機能が存在する。ウォーム58Rとホィール59Rの間も同様である。
ウォーム58L、58Rのリード角が極く小さいため、ウォーム58L、58Rでホィール59L、59Rを回すことができるが、ホィール59L、59Rでウォーム58L、58Rを回すことはできない。電動モータ43L、43Rへの通電を停止すると、電動モータ43L、43Rにブレーキが付属していないにも拘わらず、左右のクラッチ切換軸46L、46Rに制動が掛かり、左右のサイドクラッチの状態が維持される。
すなわち、図4から図5に切り替わる間だけ、電動モータ43Lに通電を要する。図4のままであれば、電動モータ43Lへの通電は不要である。
また、図5のままであれば、通電は不要である。よって、ウォーム58L、58Rとホィール59L、59Rを採用したことにより、電気エネルギーの節約が可能となる。
次に、走行クラッチ60及び作業クラッチ75の好適な構造例を説明する。
図6に示すように、走行クラッチ60及び作業クラッチ75は、例えば、電動機61と、この電動機61のモータ軸に設けられるウォーム62と、このウォーム62に噛み合うホィール63を有し機体(図2、符号11)に第1支軸64で回転自在に支持される扇ギヤ65と、ホィール63から最も離れた部位にて扇ギヤ65に連結されるワイヤ66と、このワイヤ66の途中又は一端に設けられるスプリング67と、機体(図2、符号11)に第2支軸68で回転自在に支持されるく字アーム69と、このく字アーム69の先端に回転自在に設けられるテンショナーロール71とからなる。く字アーム69の基部にはワイヤ66が連結される。
図6では、走行クラッチ60(又は作業クラッチ75)が、切断状態にある。すなわち、テンショナーロール71が、ベルト72を殆ど押していないため、プーリ33又は35に対してベルト72が空転する。結果、プーリ33又は35は回らない。
次に、電動機61でウォーム62を回し、このウォーム62で扇ギヤ65を図反時計方向に回すと、ワイヤ66を介して、く字アーム69が図面時計回りに回転する。
結果、図7に示すように、テンショナーロール71がベルト72を強く押す。ベルト72のテンションが増加したので、プーリ33又は35がベルト72で回される。
すなわち、図7では、走行クラッチ60(又は作業クラッチ75)が、接続状態にある。
この例でも、ウォーム62とホィール63の間にセルフロック機能が発生する。
図6から図7に切り替わる間だけ、通電を要する。図6のままであれば、通電は不要である。また、図7のままであれば、通電は不要である。よって、ウォーム62とホィール63を採用したことにより、電気エネルギーの節約が可能となる。
図2において、走行クラッチ60の制御は、走行クラッチ操作子38に基づいて制御部24が実施する。走行クラッチ60が接続状態であれば、作業機10は走行可能となる。走行クラッチ60が切断態であれば、作業機10は走行を停止する。
同様に、作業クラッチ75の制御は、作業クラッチ操作子39に基づいて制御部24が実施する。作業クラッチ75が接続状態であれば、オーガー14及びブロア34が回転する。作業クラッチ75が切断態であれば、オーガー14及びブロア34は回転しない。
次に、制御部24が実施する制御を、図8〜図9に基づいて説明する。
図8において、先ず、メインスイッチを入れる(ST01)。駆動源がエンジンであれば、作業員はエンジンを起動する(ST02)。
制御部は、左右のサイドクラッチを接続状態とし、走行クラッチを切断状態とし、作業クラッチを切断状態とする(ST03)。
作業員が走行クラッチ操作子(図2、符号38)を操作すると、制御部は走行クラッチを接続状態にする(ST04)。これで、作業機は走行を開始する。
作業員が作業クラッチ操作子(図2、符号39)を操作すると、制御部は作業クラッチを接続状態にする(ST05)。これで、オーガーとブロアが回り始める。
以上により、走行しながら除雪作業を実施させることができる。この途中又は前後において走行中に作業機を旋回させる。この旋回制御を、図9で説明する。
図9に示すように、先ず左のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。左のサイドクラッチレバーが握られていれば左のレバースイッチがオンとなり、握られていなければオフとなる(ST11)。
ST11で否であれば、ST12に進み、ST12で右のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。
ST12で否であれば、左右のサイドクラッチは接続状態が維持される(ST13)。又は、切断状態にあれば、接続状態に制御する(ST13)。
ST11でYESであれば、ST14に進み、ST14で右のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。
否であれば、右のレバースイッチはオフで左のレバースイッチだけがオンであるため、この情報(第1情報)に基づいて、制御部は左のサイドクラッチを切断状態に制御する(ST15)。これで作業機は左に旋回し始める。
ST12でYESであれば、左のレバースイッチはオフで右のレバースイッチだけがオンであるため、この情報(第2情報)に基づいて、制御部は右のサイドクラッチを切断状態に制御する(ST16)。これで作業機は右に旋回し始める。
ST14でYESであれば、左のレバースイッチと右のレバースイッチが共にオンであり、ST17へ進む。
ST17では、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間(例えば1.0秒)継続したか否かを調べる。所定時間未満であれば、作業者の癖に基づく誤操作と見なし、ST11の前に戻る。
ST17で、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間(例えば1.0秒)継続したことが確認されれば、この情報(第3情報)に基づいて、制御部は、走行クラッチを切断状態にして作業機の走行を停止し(ST18)、作業クラッチを切断状態にしてオーガー及びブロアの回転を止める(ST19)。
ST17で否であれば、作業者の誤操作と見なし、ST11の前に戻す。ST11に戻すことにより、走行クラッチや作業クラッチの切断頻度を減少することができる。
ST19の後は、作業者によりメインスイッチをオフ(切る)にすることが推奨される。
ST20で、メインスイッチがオフであるか否かを調べる。メインスイッチがオフであれば、エンジンは停止し、このフローを終了する。
ST20で、メインスイッチがオフでなければ、図8のST02とST03の間に戻り、ST03で一旦走行クラッチ及び作業クラッチが切断状態とされ、作業者の意志で走行クラッチが接続状態とされ(ST04)、作業者の意志で作業クラッチが接続状態とされ(ST05)、通常の作業に復帰する。
次に、作業機10の変更例を説明する。
図10に示すように、作業機10Bでは、第2駆動プーリ32と第2従動プーリ35との間に、手動式走行クラッチ60Bを備え、この手動式走行クラッチ60Bから延びる走行クラッチ操作ケーブル76に手動式の走行クラッチ操作子38Bを備える。
また、第1駆動プーリ31と第1従動プーリ33との間に、手動式作業クラッチ75Bを備え、この手動式作業クラッチ75Bから延びる作業クラッチ操作ケーブル77に手動式の作業クラッチ操作子39Bを備え、制御部24にメインスイッチ49を備えている。
その他、図2と共通する要素には、図2の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
図11に示すように、手動式の走行クラッチ60Bは、手動式の走行クラッチ操作子38Bと、この走行クラッチ操作子38Bから延びる走行クラッチ操作ケーブル76と、
このケーブル76の途中又は一端に設けられるスプリング67と、機体(図2、符号11)に第2支軸68で回転自在に支持されるく字アーム69と、このく字アーム69の先端に回転自在に設けられるテンショナーロール71とからなる。く字アーム69の基部にはケーブル76が連結される。
走行クラッチ操作子38Bを引くことで、テンショナーロール71がベルト72を張り状態にして、クラッチ接続状態とする。又は、走行クラッチ操作子38Bを押すことで、テンショナーロール71がベルト72をルーズ状態にして、クラッチ断状態とする。
手動式の作業クラッチ75Bについても同様である。
このような構造の作業機10Bの作用を次に説明する。
図12において、先ず、メインスイッチを入れる(ST31)。駆動源がエンジンであれば、イグニッションコイルに給電して点火を開始する(ST32)。これで、エンジンが起動する。制御部は、左右のサイドクラッチを接続状態とする(ST33)。
なお、駆動源が電動モータであれば、ST32でリレースイッチをオンして電動モータを始動する。
左のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。左のサイドクラッチレバーが握られていれば左のレバースイッチがオンとなり、握られていなければオフとなる(ST34)。
ST34で否であれば、ST35に進み、ST35で右のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。
ST35で否であれば、左右のサイドクラッチは接続状態が維持される(ST36)。又は、切断状態にあれば、接続状態に制御する(ST36)。
ST34でYESであれば、ST37に進み、ST37で右のレバースイッチがオンであるか否かを調べる。
否であれば、右のレバースイッチはオフで左のレバースイッチだけがオンであるため、この情報(第1情報)に基づいて、制御部は左のサイドクラッチを切断状態に制御する(ST38)。これで作業機は左に旋回し始める。
ST35でYESであれば、左のレバースイッチはオフで右のレバースイッチだけがオンであるため、この情報(第2情報)に基づいて、制御部は右のサイドクラッチを切断状態に制御する(ST39)。これで作業機は右に旋回し始める。
ST37でYESであれば、左のレバースイッチと右のレバースイッチが共にオンであり、ST40へ進む。
ST40では、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間(例えば1.0秒)継続したか否かを調べる。所定時間未満であれば、作業者の癖に基づく誤操作と見なし、ST34の前に戻る。
ST40で、左右のレバースイッチのオン時間が、所定時間(例えば1.0秒)継続したことが確認されれば、この情報(第3情報)に基づいて、制御部は、イグニションコイルへの給電を停止することで、点火を停止する(ST41)。これで、エンジンは停止する。原動機が電動モータである場合は、ST41でリレースイッチをオフにすることで、電動モータを停止する。
ただし、ST41の直後に、作業員が両手又は片手を緩めて、左右のレバースイッチの両方又は一方が、オフになることが想定され、このオフにより、原動機が再起動することが心配される。
対策として、ST42で、制御部は、点火停止又はリレースイッチのオフ状態を維持する。すなわち、ST41の後は、レバースイッチのオンオフに関係なく、イグニッションコイルへ給電は停止し続ける、又はリレースイッチのオフ状態を継続する。
この後、作業者は、メインスイッチをオフにする(ST43)。このオフにより、ST42がキャンセルされ、ST32での点火などが可能となる。
なお、サイドクラッチ44L、44Rは、電磁石の磁力でクラッチ板を軸移動させる形式の電動(電磁)クラッチであっても良い。走行クラッチ60や作業クラッチ75も同様に電動(電磁)クラッチであっても良い。すなわち、サイドクラッチ44L、44R、走行クラッチ60及び作業クラッチ75の全て又は一部を電動(電磁)クラッチにすることは差し支えなく、サイドクラッチ44L、44R、走行クラッチ60及び作業クラッチ75は電気エネルギーにより切断状態と接続状態とが切り替わるクラッチ機構であれば形式や構造は問わない。
また、図8、図9及び図12で述べた制御フローは好適な一例を示したものであり、その内容を適宜変更することは差し支えない。
また、実施例では、作業機10は、走行系にクローラを有したが、クローラを有することなく駆動輪が直接地面(路面、耕土)に接する車両であっても良い。すなわち、作業機10は、走行系にサイドクラッチを有する歩行型除雪機の他、走行系にサイドクラッチを有する耕耘機等の農作業機であってもよい。
なお、実施例では、走行クラッチ60と作業クラッチ75とを共に電動式とし、また、変更例では、走行クラッチ60Bと作業クラッチ75Bとを共に手動式としたが、一方を電動式とし、他方を手動式にすることも可能である。
10…作業機(除雪機)、11…機体、13…駆動源、18L、18R…ハンドル、21L、21R…サイドクラッチレバー、22L、22R…レバースイッチ、24…制御部、27L、27R…駆動輪、43L、43R…電動モータ、44L、44R…サイドクラッチ、60、60B…走行クラッチ。

Claims (4)

  1. 機体から延びるハンドルに左右のサイドクラッチレバーを備え、これらのサイドクラッチレバーが握られたことを検出する左右のレバースイッチを前記ハンドルに備え、前記機体に駆動源を備え、前記機体に左右の駆動輪を備え、前記駆動源から前記左右の駆動輪までの走行駆動系に電動式の走行クラッチ及び電動式の左右のサイドクラッチを備え、前記左右のレバースイッチの情報に基づいて前記左右のサイドクラッチを切断/接続制御する制御部を備えている作業機において、
    前記制御部は、前記左のサイドクラッチレバーが握られたとの第1情報を得たときに前記左のサイドクラッチを切断状態にし、前記右のサイドクラッチレバーが握られたとの第2情報を得たときに前記右のサイドクラッチを切断状態にし、前記左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに前記走行クラッチを切断状態にする制御を実行することを特徴とする作業機。
  2. 機体から延びるハンドルに左右のサイドクラッチレバーを備え、これらのサイドクラッチレバーが握られたことを検出する左右のレバースイッチを前記ハンドルに備え、前記機体に駆動源を備え、前記機体に左右の駆動輪を備え、前記駆動源から前記左右の駆動輪までの走行駆動系に電動式の左右のサイドクラッチを備え、前記左右のレバースイッチの情報に基づいて前記左右のサイドクラッチを切断/接続制御する制御部を備えている作業機において、
    前記制御部は、前記左のサイドクラッチレバーが握られたとの第1情報を得たときに前記左のサイドクラッチを切断状態にし、前記右のサイドクラッチレバーが握られたとの第2情報を得たときに前記右のサイドクラッチを切断状態にし、前記左右のサイドクラッチレバーが共に握られたとの第3情報を得たときに前記駆動源を停止する制御を実行することを特徴とする作業機。
  3. 前記制御部は、前記第3情報を得たときであっても所定時間未満であれば無効とし、所定時間以上のものを有効とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業機。
  4. 前記制御部は、前記第3情報を得た後は、前記左右のサイドクラッチレバーの状態に拘わらず前記駆動源の停止状態を維持することを特徴とする請求項2記載の作業機。
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