JP3769332B2 - Icカードの製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICモジュールを内蔵するICカードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報処理の効率化やセキュリティーの観点から、データの記録、処理を行う半導体素子を搭載したICカードが普及しつつある。このようなICカードには、カードの外部端子と外部処理装置の端子とを接続してデータの送受信を行う接触方式のものと、電磁波でデータの送受信を行うアンテナコイルとデータ処理のための半導体素子を内蔵し、外部処理装置との間の読み書きをいわゆる無線方式で実現できる非接触方式のものがある。最近ではIC回路の駆動電力が電磁誘導で供給され、バッテリを内蔵しない非接触型ICカードの需要が高くなっている。
【0003】
従来のICカードの製造方法の一つに、ダミーチップを用いる方法がある。この方法は、ICモジュールの封入後にカード本体に外観不良が生じた場合に、ICモジュールが無駄になる問題を解決するため、正規のICモジュールと同型同寸法のダミーモジュールを組み込んで通常の最終工程まで加工を行い、その後、ダミーモジュールをカード本体から抜き取り、その後正規のICモジュールを装着しICカードを完成させるものである(特開昭62−297191号公報)。
【0004】
また、例えばアンテナコイルを埋め込んだカード基板を形成する際、座繰り加工でアンテナコイルの端子を露出させる凹部を形成し、後付けでこの凹部に非接触ICモジュールを装着し、同時にアンテナコイルと非接触ICモジュールの導通をとるという非接触型ICカードの製造方法がある。
【0005】
この方法によれば、ICモジュールを含まない状態でカードの成形を行うため、カード表面に凹凸が生じず美観が優れており、カード表面に施す印刷の品質も向上する。また、製造不良カードが生じても、その内部に高価なICチップを含有しないこと、カード成型時の熱と圧力による電子部品の破壊がないことから、コストダウンに大きく効果がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ICモジュールをなるべく後の工程で組み込む前記の方法により製造した非接触ICカードは、いずれもICモジュールがカード表面に露出している。このため、端子接触部分に短絡、断線などの破損が生じて通信不良を起こす問題がある。また、ICチップの付け替えによる偽造の可能性が生じ、セキュリティー上問題がある。更に、カード表面に施す印刷に制約ができてしまい、自由なデザインの妨げとなって、美観上の問題もある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、ICモジュールをできるだけ後工程で装着できると共に、ICモジュールを保護して破損、セキュリティ、外観問題を解決できるICカードの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、データ送受信用のコイルが内部に組み込まれ、非接触ICモジュールを収納するモジュール用凹部と、該凹部の周囲に保護シート用凹部を設けたカード基材を該モジュール用凹部と保護シート用凹部の形状を有するダミーモジュールをこれらの凹部に装填した状態で形成する工程と、該ダミーモジュールを抜き取った後、上記モジュール用凹部に前記コイルのアンテナ端子を露出させて、非接触ICモジュールの端子を接続するように装着する工程と、保護シートで上記保護シート用凹部を封着する工程とを有するICカードの製造方法を提供する。
【0011】
本発明のICカードの製造方法により製造されたICカードは、カード基材のモジュール用凹部に収納されたICモジュールを保護シートで封入しているので、水などの外部からの破損要因からICモジュールを保護でき、信頼性が高い。また、ICモジュールが保護シートで覆われているので、ICモジュールの付け替えのおそれは減り、外観的にも、ICモジュールが露出せず、しかも保護シートは保護シート用凹部にはめ込まれているので凹凸が少なく、良好である。
【0012】
このICカードの製造方法は、カード基材を形成した後、カード基材のモジュール用凹部に非接触ICモジュールを装着した後、あるいは非接触ICモジュールの装着と同時に保護シートで非接触ICモジュールを封入することで製造できる。従って、高価なICモジュールを最終工程に近い工程で装着可能であり、コスト低減ができる。
【0013】
この場合、保護シート用凹部とモジュール用凹部とを打ち抜きなどで形成した孔を有するシートの組み合わせにより形成することにより、簡便かつ容易にこれらの凹部を形成することができる。
また、内部にデータの送受信用のコイルを組み込んだカード基材は、後加工でICモジュールを組み込んで、コイルとICモジュールとを接続することが多い。そのためICモジュールがカード表面に露出していたが、本発明ではモジュール用凹部にコイルのアンテナ端子を露出させて、非接触ICモジュールの端子を接続するように装着し、保護シートで保護シート用凹部を封止することができ、ICモジュールの露出に伴う従来の問題点を解決できる。
【0014】
本発明のICカードの製造方法は、ダミーモジュールを用いてカード基材を形成する方法であり、ICモジュールを最後に組み込むためICモジュールがカード表面に露出していたが、本発明方法により、保護シートで封止することができ、非接触ICモジュールの露出に伴う従来の問題点を解決できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明するが、本発明は下記の実施の形態に限定されるものではない。
実施例1
図1に本実施例のICカードの断面図を示す。このICカード1は、5層のラミネート構造であり、センターコアシート2は、アンテナコイル21が表面に形成されている。センターコアシート2の両面には同じ厚さのコアシート3、4が積層され、上側のモジュール用コアシート3には打ち抜きなどでモジュール用孔31が設けられ、モジュール用孔31とセンターコアシート2の組み合わせにより、モジュール用凹部11が形成され、このモジュール用凹部11にICモジュール6が収納されている。ICモジュール6には、接続端子61a、61bが設けられており、モジュール用凹部の底面(センターコア表面)に露出しているコイルの接続端子21a、21bと電気的に接続されている。コアシート3、4それぞれの表面は、オーバーシート7、8で被覆され、上側のオーバーシート7には、コアシート3のモジュール用孔31より一回り大きく、その端縁がモジュール用孔の端縁を囲むような大きさ、位置に保護シート用孔71が打ち抜きなどで形成され、この保護シート用孔71とモジュール用孔の周囲のモジュール用コアシート表面の組み合わせで、モジュール用凹部11の周辺に保護シート用凹部12が形成されている。この保護シート用凹部12には、保護シート用孔に嵌まる保護シート9が、モジュール用凹部11に収納されたICモジュール6を封入して、モジュール用コアシート3、場合によりICモジュール6にも接合されている。
【0016】
センターコアシート2、コアシート3、4、オーバーシート7、8は、例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド、PVC(ポリ塩化ビニル)あるいはPET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂を用いて構成できる。保護シート9は、例えば塩化ビニル樹脂、ポリチレンテレフタレート等で構成することができる。これらのセンターコアシート2、コアシート3、4、オーバーシート7、8は、接着剤による接着、熱プレスなどによる融着等により一体化されたラミネート構造のカード基材10を構成する。
【0017】
このような構造のICカード1は、ICモジュール6が保護シート9で封入されているので、外部から水などが侵入せず、ICモジュール6とコイル21との接続部分に短絡、断線などが生じない。また、ICモジュール6が露出していないので、剥離して脱離するおそれがなく、付け替えのおそれも少なくなっていて、セキュリティが向上している。更に、保護シート9に印刷を施すことが可能であるから、デザイン上も優れている。その上、例えば保護シート9を固い材料で構成すれば、ICカード1のねじれや曲げなどに対するICモジュール6の保護機能を付与することが可能になる。
【0018】
上記ラミネート構造のカード基材10は、センターコアシート2の両面がそれぞれほぼ同じ厚さのコアシート3、4とオーバーシート7、8が積層されているので、上下対称構造となっており、熱プレスなどで反りが生じ難い構造となっている。
【0019】
次に、上記ICカード1の製造方法について説明する。
まず最初に、図2(a)に示すように、保護シート用孔71を例えば打ち抜きで形成したオーバーシート7と保護シート用孔を設けないオーバーシート8、モジュール用孔31を打ち抜きなどで形成したコアシート3とモジュール用孔を設けないコアシート4、及び表面にコイル21と接続端子21a、21bを形成したセンターコアシート2を用意する。この場合、保護シート用孔71を設けたオーバーシート7と設けないオーバーシート8、およびモジュール用孔31を設けたコアシート3と設けないコアシート4はそれぞれ同じ厚さにすることが好ましい。また、モジュール用孔31を形成するモジュール用コア3の厚さは、後にこの打ち抜き孔に装填する非接触ICモジュール6の厚さよりわずかに厚めにすることが好ましい。これらのこと以外にはそれぞれの厚さについては特に限定はないが、得られるカード基板の厚さが総計で通常のISO規格7810のカード厚、0.76mmに合致するようにする。
【0020】
センターコアシート2の表面にコイル状のアンテナ21およびその接続端子21a、21bを形成する方法としては、例えばワイヤをコイル状に巻き付けたものをコア上に貼付する方法、アンテナの形状に形成した銅泊を貼付する方法又はシルクスクリーン印刷法によってコア上に付着させた粘着剤を金属蒸着により金属化する方法などで形成できる。図2ではアンテナ線を2回渦巻き状に巻いてアンテナを形成しているが、言うまでもなく3重やそれ以上でもよい。また、アンテナ接続端子21a、21bはモジュール用凹部11に位置するように形成する。
【0021】
次に、図2(b)に示すように、上記5枚のシートを重ね合わせた状態で積層加工を行い、カード基材を製造する。この積層加工は熱プレスによる融着や接着剤を用いることができる。また、この時、ダミーモジュール62でモジュール用凹部11と保護シート用凹部12とを填塞した状態で積層加工する。このダミーモジュール62は非接触ICモジュール6およびその上に装着する保護シート9と同形同寸法であり、かつ熱プレスなどの積層加工条件下で変形しない材質、例えばステンレスなどの金属でできている。このダミーモジュール62を使用して積層加工することで上記モジュール用凹部11と保護シート用凹部12の変形を防止できるとともに、ICモジュール6の装着を後工程で行うことができる。このダミーモジュール62は積層加工の後除去する。この除去作業を容易にするために、ダミーモジュール62の装填前にその周辺に離型剤を塗布しておいてもよい。
【0022】
次いで、図3(a)に示すように、下面に接続端子61a、61bを備えた非接触ICモジュール6をモジュール用凹部11に接着剤を介して装着する。非接触ICモジュール6は、半導体素子などを用いたIC回路とその他の電子部品を搭載した基板を、接続端子61a、61bが露出するように、樹脂モールドして構成されている。非接触ICモジュール6の装着の際、接続端子61a、61bとアンテナの接続端子21a、21bとがそれぞれ電気的に接続されるように、各々の接着面には少なくとも導電性を有する接着剤を用い、また接続端子21a、21b相互間および61a、61b相互間は絶縁性を保つようにする必要がある。
【0023】
非接触型ICモジュールの装着には、図4に示すように、異方性導電接着フィルム63を介して非接触ICモジュール6をモジュール用凹部11に接着し固定する方法が好ましい。異方性導電接着フィルムは、例えば導電性微粒子を接着剤に分散配合したもので、フィルム自体は絶縁性であるが、フィルムを圧縮することにより導電性微粒子相互が接触して導電性が顕在化するものである。従って、ICモジュールとコイルの端子の凸部相互が対向するように異方性導電性接着フィルムを間に挟み圧力をかけることにより、端子相互の接続とICモジュールの接着を同時に行うことができる。
【0024】
最後に、非接触ICモジュール6を被覆する保護シート9を装着する。保護シート9はPVCやPETなどの樹脂で形成することができ、オーバーシートと同じ材質でも異なる材質でも良い。また、オーバーシート7に打ち抜きで保護シート用孔71を穿設する場合は、打ち抜いたオーバーシートを用いれば、形状的に嵌合する保護シートを同時に形成することができる。なお、硬質の材料を用いれば、ICカードの曲げや捻りに対するICモジュールの保護の機能を保護シートに付与することができる。また、保護シート9の厚さはオーバーシート7の厚さと同じにするのが好ましい。両者を同じ厚さにすることでカード表面に凸凹ができずに済み、セキュリティーと外観を向上させることができる。保護シート9の取付け方法としては、例えばPVCでできた保護シートなら熱プレスで融着し、PETなら接着剤を使って接着する。保護シートには予め図形や文字などの印刷の他、ホログラム転写箔や顔写真を貼付することができる。その後、カードの所定の形状にラミネート構造を打ち抜き、図3(b)に示すICカード1を完成することができる。
【0025】
また、上記実施例では、カード基材としてラミネート構造としているが、射出成形などで一体に成形したものでも良い。
実施例2
本実施例においては、カード基材10をラミネート加工した後座繰り加工によりモジュール用凹部11と保護シート用凹部12を形成する工程により図1に示したICカードを作成する。まず、図5(a)に示すように、保護シート用孔71を設けていないオーバーシート7、8、モジュール用孔31を設けていないコアシート3、4、及び表面にコイル21と接続端子21a、21bを形成したセンターコアシート2を用意する。次に、図5(b)に示すように、上記5枚のシートを重ね合わせた状態で積層加工を行い、カード基材を製造する。次に、図5(c)に示すように、非接触ICモジュール6と保護シート9の装着位置に、モジュール用凹部11と保護シート用凹部12を座繰り加工により形成し、アンテナ21の接続端子21a、21bを露出させる。これにより、実施例1と同様のカード基材10を形成する。以降の工程は実施例1と同様である。
【0026】
上述の座繰り加工においては、アンテナ21の接続端子21a、21bを露出させるときにアンテナの端子面を多少削ることになる。従って、図6に示すようにカード基材10の内部(アンテナの非露出部)におけるアンテナ21の厚さbは例えば30〜35μmであるのに対し、座繰り加工によりアンテナが露出した部分のアンテナ21の厚さaは例えば15〜20μmとなる。
【0027】
本実施例の製造方法によると、ダミーモジュールを用いないのでプレス用板を傷つける恐れがなく、また、貼り合わせ精度が要求されないのでプレス工程が簡易であるという利点がある。
実施例3
本実施例においては、実施例2同様座繰り加工によりモジュール用凹部11と保護シート用凹部12を形成するが、図7(a)、(b)に示すように、アンテナ端子21a、21bを被覆しICモジュール6の大きさと同程度の端子保護シート片64をコアシート3とセンターコアシート2の間のアンテナ端子部分に挟み込んだ状態で積層加工を行い、カード基材を製造する。このカードを座繰り加工することにより、図8(a)、(b)に示すようにモジュール用凹部11と保護シート用凹部12を形成すると同時に端子保護シート片64を露出させ(この時端子保護シート片64は多少けずられる)、図7(c)に示すように端子保護シート64を除去する。
【0028】
ここで、端子保護シートは10〜25μm程度の厚さのPETフィルムなどが用いられる。後で剥離するために、熱プレスラミネート工程などでコアシート等に融着しないことが好ましい。
本実施例の製造方法によると、ダミーモジュールを用いないのでプレス用板を傷つける恐れがなく、また、貼り合わせ精度が要求されないのでプレス工程が簡易であるほか、アンテナ端子を削らないので、傷ついていない綺麗な端子面を使用でき、また、金属の削りカスが出ないという利点がある。
【0029】
上述した実施形態では、モジュール用凹部11に非接触ICモジュール6を装填した後で保護シート9を取り付けているが、両者を同時に取り付けることもできる。上記ICカード1は、コイル21とICモジュール6とを別体に構成しているが、これらを一体に封止したモジュールを内蔵するICカードにも本発明は適用できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のICカードの製造方法によれば、最終工程でICモジュールを装着、封入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例に係る非接触型ICカードの断面図を示す。
【図2】図2は本発明の第1の実施例に係る非接触型ICカードの製造方法の製造工程を示す斜視図であり、(a)はカード基材を構成するシートの準備工程まで、(b)は積層加工によるカード基材の形成工程までを示す。
【図3】図3は本発明の第1の実施例に係る非接触型ICカードの製造方法の図2の続きの工程を示す斜視図であり、(a)はICモジュール及び保護シートの装着工程まで、(b)は最終工程までを示す。
【図4】図4は本発明の第1の実施例に係る非接触型ICカードのICモジュール近傍を拡大した断面図である。
【図5】図5は本発明の第2の実施例に係る非接触型ICカードの製造方法の製造工程を示す斜視図であり、(a)はカード基材を構成するシートの準備工程まで、(b)は積層加工によるカード基材の形成工程まで、(c)は座繰り加工によるモジュール用凹部及び保護シート用凹部の形成工程までを示す。
【図6】図6は本発明の第2の実施例に係る非接触型ICカードのカード基材の断面図である。
【図7】図7は本発明の第3の実施例に係る非接触型ICカードの製造方法の製造工程を示す斜視図であり、(a)はカード基材を構成するシートの準備工程まで、(b)は積層加工によるカード基材の形成工程まで、(c)は座繰り加工によるモジュール用凹部及び保護シート用凹部の形成工程までを示す。
【図8】図8は本発明の第3の実施例に係る非接触型ICカードの製造工程を示す(a)断面図及び(b)座繰り加工部近傍を拡大した斜視図であり、座繰り加工によるモジュール用凹部及び保護シート用凹部の形成工程までを示す。
【符号の説明】
1…ICカード、2…センターコアシート、3…モジュール用コアシート、4…コアシート、6…ICモジュール、7…オーバーシート、8…オーバーシート、9…保護シート、10…カード基材、11…モジュール用凹部、12…保護シート用凹部、21…アンテナコイル、21a、21b…接続端子、31…モジュール用孔、61a、61b…接続端子、62…ダミーモジュール、63…異方性導電フィルム、64…端子保護シート片、71…保護シート用孔
Claims (1)
- データ送受信用のコイルが内部に組み込まれ、非接触ICモジュールを収納するモジュール用凹部と、該凹部の周囲に保護シート用凹部を設けたカード基材を該モジュール用凹部と保護シート用凹部の形状を有するダミーモジュールをこれらの凹部に装填した状態で形成する工程と、
該ダミーモジュールを抜き取った後、上記モジュール用凹部に前記コイルのアンテナ端子を露出させて、非接触ICモジュールの端子を接続するように装着する工程と、
保護シートで上記保護シート用凹部を封着する工程と
を有するICカードの製造方法。
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