JP3763612B2 - 食材用加熱調理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚介類、肉類等の食材を焙焼もしくは加熱する食材用加熱調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の食材用加熱調理装置として遠赤外線用電気ヒーターを用いたもの、近赤外線用電気ヒーターを用いたそれぞれ単独の焼き魚装置等がある。この焼き魚装置は上部及び下部にヒーターを設置し、魚の種類、大きさ、形状等によりヒーターの表面温度、照射距離を調整できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遠赤外線のみでは、食材の表面のみを加熱(例えば焦げ目)したい時などに不具合を生じていたし、また、種々の食材を、その食材に合った状態に加熱調理することができないという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであり、その目的とするところは、種々の食材を、その食材に合った状態に加熱調理することができ、熱源としては近赤外線発生部材だけでよく、構成が簡単になって、小形化が可能になるばかりか、製作コストを低減することができる食材用加熱調理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係わる食材用加熱調理装置は、装置本体内に、近赤外線発生部材と、前記近赤外線発生部材の回りを移動する遠赤外線発生部材とを設け、前記装置本体に、前記遠赤外線発生部材の移動を制御する操作制御手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
かかる構成により、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理と、近赤外線による加熱調理とを行うことができる。すなわち、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理は、近赤外線発生部材に遠赤外線発生部材を上下方向に重ねて行われる。
【0007】
この場合、近赤外線発生部材より発生した熱により遠赤外線発生部材が加熱されて、この遠赤外線発生部材より一方に遠赤外線が放射されて、一方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。また、近赤外線発生部材より発生した近赤外線は他方に放射されて他方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。
【0008】
また、近赤外線による加熱調理は、操作制御手段を作動して、遠赤外線発生部材を近赤外線発生部材回りに移動させて、遠赤外線発生部材を近赤外線発生部材の横に位置させる。したがって、近赤外線発生部材の上下には遠赤外線発生部材が無く近赤外線発生部材より発生した近赤外線は、上下の食材加熱調理部に照射されて食材を加熱調理する。
【0009】
したがって、食材の種類により加熱順序と加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行うことで、その食材に合った加熱調理を行う。例えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで加熱調理して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠赤外線による加熱のみで加熱調理して食材の内部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにする。特に、熱源としては近赤外線発生部材だけでこと足りるために、構成が簡単になって、小形化が可能になるばかりか、製作コストを低減することができる。
【0010】
また、上記の目的を達成するために、請求項2の発明に係わる食材用加熱調理装置は、請求項1記載の食材用加熱調理装置において、前記近赤外線発生部材が棒状の近赤外線用電気ヒーターであり、前記遠赤外線発生部材が中空円筒体を半割りした形状の遠赤外線用プレートであり、前記近赤外線用電気ヒーターが前記遠赤外線用プレートの面部の曲率の中心に位置し、前記操作制御手段で、前記遠赤外線用プレートを前記近赤外線用電気ヒーターを中心に回転制御するようにした。
【0011】
かかる構成により、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理と、近赤外線による加熱調理とを行うことができる。すなわち、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理は、例えば、近赤外線用電気ヒーターの直上に遠赤外線用プレートを位置させて行われる。
【0012】
この場合、近赤外線用電気ヒーターより発生した熱により遠赤外線用プレートが加熱されて、この遠赤外線用プレートより上方に遠赤外線が放射されて、一方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。また、近赤外線用電気ヒーターより発生した近赤外線は下方に放射されて他方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。
【0013】
また、近赤外線による加熱調理は、操作制御手段を作動して、遠赤外線用プレートを近赤外線用電気ヒーター回りを移動させて、遠赤外線用プレートを近赤外線用電気ヒーターの横に位置させる。したがって、近赤外線用電気ヒーターの上下には遠赤外線用プレートが無く近赤外線用電気ヒーターより発生した近赤外線は、上下の食材加熱調理部に照射されて食材を加熱調理する。
【0014】
したがって、食材の種類により加熱順序と加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行うことで、その食材に合った加熱調理を行う。例えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで加熱調理して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠赤外線による加熱のみで加熱調理して食材の内部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにすることができる。特に、熱源としては近赤外線用電気ヒーターだけでこと足りるために、構成が簡単になって、小形化が可能になるばかりか、製作コストを低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1は本発明に係わる食材用加熱調理装置(遠赤外線、近赤外線使用状態)の斜視図、図2は同食材用加熱調理装置において近赤外線使用状態の斜視図、図3は同食材用加熱調理装置における上側加熱部の一部省略及び断面した平面図である。
【0017】
本発明に係わる食材用加熱調理装置は、架台9と、この架台9上に設置固定された装置本体1とを備えており、この装置本体1は、その前面に調理口1Aを有しており、また、この装置本体1内には、第1の食材加熱調理部6Aと、第2の食材加熱調理部6Bと、第3の食材加熱調理部6Cとが形成してあり、第1の食材加熱調理部6Aと第2の食材加熱調理部6Bとの間に加熱部2が配置してあり、また、第2の食材加熱調理部6Bと第3の食材加熱調理部6Cとの間には開口部8が形成してあり、この開口部8には開閉シャッター機能を有する反射板機構9が設けてある。そして、装置本体1の上面部には第3の食材加熱調理部6Cに通じる排気口10が形成してあるし、装置本体1の正面の右側に操作部11を備えている。
【0018】
前記加熱部2の前、後側壁は二重構成であり、図3に示すように内、外側立壁部2A、2Bを有しており、左右の内側立壁部2Cと前後の内側壁部2Aとに囲まれた部分に平面視で長方形状の加熱域イを形成している。そして、前記内側立壁部2Aには、図8に示すように左右方向の所定の間隔をおいて配された複数の端子用孔部23と、これらの端子用孔部23を中心とした半径Rの4等分円弧のスリット32とが形成してある。
【0019】
そして、前記加熱部2においては、近赤外線・遠赤外線発生機構Tが設けてある。すなわち、この近赤外線・遠赤外線発生機構Tは、近赤外線発生部材である近赤外線用電気ヒーター12と、遠赤外線用プレートである遠赤外線用プレート27とを組み合わせで構成してある。
【0020】
近赤外線発生部材である近赤外線用電気ヒーター12は、図5、図7に示すように一本の電熱線(ニクロム線)13を平面視で連続S字形状に屈曲して、互いに平行する複数の直線棒状の近赤外線ヒーター部14と、隣り合う近赤外線ヒーター部14の端部間を繋ぐ複数の連結部15とで大略構成してある。
【0021】
前記連結部15の外側には、下方に凸となるU字形状の当金部材17が溶接により固着してあり、金属性の当金部材17の両端部には保持部材であるハンガーピン18の端部が固着してある。電熱線(ニクロム線)13に通電した場合、電流は、一方の近赤外線ヒーター部14から前記連結部15を経て他方の近赤外線ヒーター部14に流れて、近赤外線ヒーター部14が赤熱化するが、連結部15には金属性の当金部材17が溶接されているために、この連結部15の電気抵抗は近赤外線ヒーター部14に比べて小さくなり、連結部15は赤熱化することがない。このために、この連結部15に保持部材であるハンガーピン18の端部を固着して、近赤外線用電気ヒーター12を保持することを可能にしている。
【0022】
そして、近赤外線用電気ヒーター12において、両側に位置する近赤外線ヒーター部14の端部14Aは通電部であるリード端子19が接続してある。
【0023】
そして、前記近赤外線用電気ヒーター12は、近赤外線ヒーター部14間の連結部15に設けたハンガーピン18を、図4、図5に示すように加熱域イを区画形成する内側立壁部2Aの引掛け用孔部23に絶縁体24を介して引っ掛け、また、両側に位置する近赤外線ヒーター部14の端部14Aのリード端子19を内側立壁部2Aの端子用孔部25に絶縁体26を介して挿入して、加熱域イに水平に配置してある。
【0024】
遠赤外線発生部材は、図9,図10に示すように中空円筒体を半割りした形状の遠赤外線用プレート27を備えており、この遠赤外線用プレート27はセラミックス材で構成してある。また、遠赤外線用プレート27は、芯板にセラミック材を取り付けてセラミック面部を形成して構成してもよい。そして、この遠赤外線用プレート27の両端部には金属製の口金部材28が固着してあり、これらの口金部材28の中央部には支持部材29の基端部が固着してある。この支持部材29はクランク状に屈曲してあって、この屈曲部30の支軸部31は、前記遠赤外線用プレート27の周面の曲率の中心Pを通る軸線イの延長上に位置している。
【0025】
そして、前記遠赤外線用プレート27の両端部の支持部材29の基部は前記スリット32を貫通していて、支持部材29の支軸部31は前記外側立壁部2Bに設けた支承孔33に軸受部材34を介して回転可能に取り付けてあり、前側の支軸部31の外端部にはギヤ35が固着してある。
【0026】
各遠赤外線用プレート27は操作制御手段である反転操作手段により反転中心を中心にして反転されるものである。すなわち、反転操作手段は、遠赤外線用プレート27の支軸部31に設けたギヤ35と、ラック形成部材36と、操作手段とを備えており、ラック形成部材36は、ラックホルダー37に左右方向に移動可能に設けてあって、ラック形成部材36の上面に形成されたラック36Aに前記ギヤ35が噛み合っている。ラックホルダー37は外側立壁部2Bに保持部材38を介して左右方向に且つ水平に取り付けてある。
【0027】
また、操作手段は、装置本体1の操作部11において、前後の内、外側立壁部2A、2Bの支承孔39A、39Bに軸受部材40、41を介して回転可能に支承された操作軸42を備えており、この操作軸42には駆動用ギヤ43が固着してあり、この駆動用ギヤ43は前記ラック形成部材36のラック36Aに噛み合っている。また、操作軸42の前端部は、自動操作制御部44の出力側に接続してあり、この自動操作制御部44がオフ状態では、前記操作軸42は、手動で操作ができるように操作用ハンドル45にも連結してある。
【0028】
また、前記反射板機構9は、図12の(1)に示すように長方形状の反射板46を有しており、この反射板46の上面部の前後にはレバー51が取り付けてあり、また、反射板46の右側部には重なり部48が形成してある。
【0029】
そして、反射板46は、前後のレバー51の反転中心52を支軸ピン(図示せず)により前後の内側立壁部2Aに取り付けて、装置本体1に左右方向に並列状態に設けてある。そして、隣り合う反射板46、46は、水平状態では、その重なり部48で重なり、前記開口部8を閉塞している。
【0030】
そして、反射板46の反転操作手段としては、図12の(2)に示すようにレバー51の先側を連動部材53にピン54で連結し、自動操作制御部55(操作用ハンドル56)の作動レバー57をリンク部材58を介して連動部材53に連結して構成してある。
【0031】
この場合、自動操作制御部55の作動もしくは操作用ハンドル56の操作によりリンク部材58、連動部材53を介して各反射板46を図12の(3)に示すように反転中心52を中心にして右回り方向に回転させて、開口部8を開口する。
【0032】
また、装置本体1の第1、第2の食材加熱調理部6A、6Bには金網のような食材載置部材63、64がそれぞれ設けてあり、また、第3の食材加熱調理部6Cには、前記開口部8に設置された金網状の鍋置き部材65が設けてあり、第1の食材加熱調理部6Aの下方にはタレ受け皿66が設けてある。また、前記操作部11には、操作電源スイッチ59、温度調節計60、タイマ61、電源灯62、表示灯63が設けてある。
【0033】
次に、上記のように構成された食材用加熱調理装置による食材の加熱調理を説明する。
この食材用加熱調理装置は、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理と、近赤外線による加熱調理とを行うことができる。この近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理は、図10の(1)、図11の(1)に示すように近赤外線発生部材である近赤外線用電気ヒーター12の近赤外線ヒーター部14の直上に遠赤外線発生部材である遠赤外線用プレート27を位置させて行われる。
【0034】
この場合、近赤外線ヒーター部14より発生した熱により遠赤外線用プレート27が加熱されて、この遠赤外線用プレート27より上方に遠赤外線が放射されて、第2の食材加熱調理部6Bの食材載置部材64に載置された食材S2を加熱調理する。
【0035】
一方、近赤外線ヒーター部14より発生した近赤外線は下方に放射されて第1の食材加熱調理部6Aの食材載置部材63に載置された食材S1を加熱調理する。
【0036】
この場合、反射板46の反転操作手段を上記したように操作して開口部8を開口すると、第2の食材加熱調理部6Bの熱が第3の食材加熱調理部6Cに回り、この第3の食材加熱調理部6Cの鍋置き部材65に載置した鍋S3を保温する。
【0037】
近赤外線による加熱調理は、図10の(2)、図11の(2)に示すように前記自動操作制御部44の作動もしくは操作用ハンドル45を作動して前記操作軸42を回転し、駆動用ギヤ43を回転して、この駆動用ギヤ43にラック36Aで噛み合うラック形成部材36を右方向に移動して、各遠赤外線用プレート27の支持部材29に設けたギヤ35を回転することにより、遠赤外線用プレート11を図11の(2)に示すように右回り方向に回転させて近赤外線ヒーター部14の横に位置させる。したがって、隣り合う近赤外線ヒーター部14の上下には遠赤外線用プレート11が無く近赤外線ヒーター部14より発生した近赤外線は、第1、第2の食材加熱調理部6A、6Bに照射されて第1、第2の食材加熱調理部6A、6Bの食材載置部材63、64に載置された食材S1、S2を加熱調理する。
【0038】
この場合、反射板46の反転操作手段を上記したように操作して開口部8を開口すると、第2の食材加熱調理部6Bの熱が第3の食材加熱調理部6Cに回り、この第3の食材加熱調理部6Cの鍋置き部材65に載置した鍋S3を保温する。
【0039】
したがって、食材S1、S2の種類により加熱順序と加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行うことで、その食材S1、S2に合った加熱調理を行う。例えば、肉類のような食材S1、S2を近赤外線による加熱のみで加熱調理して、食材S1、S2の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠赤外線による加熱のみで加熱調理して食材S1、S2の内部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにする。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係わる食材用加熱調理装置によれば、装置本体内に、近赤外線発生部材と、前記近赤外線発生部材の回りを移動する遠赤外線発生部材とを設け、前記装置本体に、前記遠赤外線発生部材の移動を制御する操作制御手段を設けたことにより、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理と、近赤外線による加熱調理とを行うことができる。すなわち、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理は、近赤外線発生部材に遠赤外線発生部材を上下方向に重ねて行われる。
【0041】
この場合、近赤外線発生部材より発生した熱により遠赤外線発生部材が加熱されて、この遠赤外線発生部材より一方に遠赤外線が放射されて、一方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。また、近赤外線発生部材より発生した近赤外線は他方に放射されて他方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。
【0042】
また、近赤外線による加熱調理は、操作制御手段を作動して、遠赤外線発生部材を近赤外線発生部材回りに移動させて、遠赤外線発生部材を近赤外線発生部材の横に位置させる。したがって、近赤外線発生部材の上下には遠赤外線発生部材が無く近赤外線発生部材より発生した近赤外線は、上下の食材加熱調理部に照射されて食材を加熱調理する。
【0043】
したがって、食材の種類により加熱順序と加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行うことで、その食材に合った加熱調理を行う。例えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで加熱調理して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠赤外線による加熱のみで加熱調理して食材の内部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにすることできる。特に、熱源としては近赤外線発生部材だけでこと足りるために、構成が簡単になって、小形化が可能になるばかりか、製作コストを低減することができる。
【0044】
また、請求項2の発明に係わる食材用加熱調理装置によれば、請求項1記載の食材用加熱調理装置において、前記近赤外線発生部材が棒状の近赤外線用電気ヒーターであり、前記遠赤外線発生部材が中空円筒体を半割りした形状の遠赤外線用プレートであり、前記近赤外線用電気ヒーターが前記遠赤外線用プレートの面部の曲率の中心に位置し、前記操作制御手段で、前記遠赤外線用プレートを前記近赤外線用電気ヒーターを中心に回転制御するようにしたことにより、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理と、近赤外線による加熱調理とを行うことができる。すなわち、近赤外線と遠赤外線とによる加熱調理は、例えば、近赤外線用電気ヒーターの直上に遠赤外線用プレートを位置させて行われる。
【0045】
この場合、近赤外線用電気ヒーターより発生した熱により遠赤外線用プレートが加熱されて、この遠赤外線用プレートより上方に遠赤外線が放射されて、一方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。また、近赤外線用電気ヒーターより発生した近赤外線は下方に放射されて他方の食材加熱調理部に設けられた食材を加熱調理する。
【0046】
また、近赤外線による加熱調理は、操作制御手段を作動して、遠赤外線用プレートを近赤外線用電気ヒーター回りを移動させて、遠赤外線用プレートを近赤外線用電気ヒーターの横に位置させる。したがって、近赤外線用電気ヒーターの上下には遠赤外線用プレートが無く近赤外線用電気ヒーターより発生した近赤外線は、上下の食材加熱調理部に照射されて食材を加熱調理する。
【0047】
したがって、食材の種類により加熱順序と加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行うことで、その食材に合った加熱調理を行う。例えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで加熱調理して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠赤外線による加熱のみで加熱調理して食材の内部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにすることができる。特に、熱源としては近赤外線用電気ヒーターだけでこと足りるために、構成が簡単になって、小形化が可能になるばかりか、製作コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる食材用加熱調理装置(遠赤外線、近赤外線使用状態)の斜視図である。
【図2】同食材用加熱調理装置において近赤外線使用状態の斜視図である。
【図3】同食材用加熱調理装置における加熱部の一部省略及び断面した平面図である。
【図4】(1)は図3のB−B線方向に沿う断面図である。
(2)は図3のC−C線に沿う断面図である。
【図5】近赤外線発生部材である近赤外線用電気ヒーターの平面図である。
【図6】図5のD方向からの矢視図である。
【図7】近赤外線用電気ヒーターの一部省略した斜視図である。
【図8】装置本体の内側立壁部に形成されたスリットの説明図である。
【図9】近赤外線用電気ヒーターの支持部材部分の斜視図である。
【図10】(1)、(2)は遠赤外線発生部材である遠赤外線用プレートの動作を示す斜視図である。
【図11】(1)、(2)は遠赤外線発生部材である遠赤外線用プレートの動作説明図である。
【図12】(1)は反射板の斜視図である。
(2)、(3)は反射板の動作説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体
2 加熱部
12 近赤外線用電気ヒーター(近赤外線発生部材)
17 遠赤外線用プレート(遠赤外線発生部材)

Claims (2)

  1. 近赤外線発生部材と前記近赤外線発生部材の回りを移動する遠赤外線発生部材とを含む複数の発生部と
    前記各発生部から発生される近赤外線及び遠赤外線によって調理される食材が置かれる調理部と、
    前記各発生部から発生される近赤外線及び遠赤外線によって保温される食材が置かれる保温部と、
    前記各発生部と前記保温部との間に設けられている開口部を有する仕切部材と当該開口部に対して開閉する反射部材と、
    前記遠赤外線発生部材の移動を制御する操作制御手段とを備えることを特徴とする食材用加熱調理装置。
  2. 前記調理部は、前記各発生部を挟む態様で設けられている、第1の食材加熱料理部と第2の食材加熱料理部とを含む請求項1記載の食材用加熱調理装置。
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