JPH09273753A - 食材用焙焼装置 - Google Patents

食材用焙焼装置

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Publication number
JPH09273753A
JPH09273753A JP11055996A JP11055996A JPH09273753A JP H09273753 A JPH09273753 A JP H09273753A JP 11055996 A JP11055996 A JP 11055996A JP 11055996 A JP11055996 A JP 11055996A JP H09273753 A JPH09273753 A JP H09273753A
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JP
Japan
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far
heating
infrared
infrared rays
roasting
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Application number
JP11055996A
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English (en)
Inventor
Yuzo Hosoda
勇蔵 細田
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Hosoda Electric Co Ltd
Original Assignee
Hosoda Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠赤外線のみでは、食材の表面のみを加熱
(例えば焦げ目)したい時などに不具合を生じていた
し、また、種々の食材を、その食材に合った状態に焙焼
することができないという問題点があった。 【解決手段】 装置本体1内に、加熱部と、この加熱部
からの熱線により食材が焙焼される食材焙焼部6とを設
け、前記加熱部を、前記食材焙焼部6を挟んで上側加熱
部2と下側加熱部3とに分け、前記上側加熱部2を、少
なくとも1面をセラミック面部15にした遠赤外線用プ
レート11を、その反転中心で反転可能に複数並列して
構成し、前記下側加熱部3を、遠赤外線用ガスバーナー
4と近赤外線用ガスバーナー5とを横方向に交互に所定
の間隔で配置して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類、肉類等の
食材を焙焼もしくは加熱する食材用焙焼装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の食材用焙焼装置として遠
赤外線用電気ヒーターを用いたもの、近赤外線用電気ヒ
ーターを用いたそれぞれ単独の焼き魚装置等がある。こ
の焼き魚装置は上部及び下部にヒーターを設置し、魚の
種類、大きさ、形状等によりヒーターの表面温度、照射
距離を調整できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遠赤外
線のみでは、食材の表面のみを加熱(例えば焦げ目)し
たい時などに不具合を生じていたし、また、種々の食材
を、その食材に合った状態に焙焼することができないと
いう問題点があった。
【0004】本発明は上記の問題点に着目して成された
ものであり、その目的とするところは、種々の食材を、
その食材に合った状態に焙焼することができる食材用焙
焼装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わる食材用焙焼装置は、装置
本体内に、加熱部と、この加熱部からの熱線により食材
が焙焼される食材焙焼部とを設け、前記加熱部を、前記
食材焙焼部を挟んで上側加熱部と下側加熱部とに分け、
前記上側加熱部を、加熱により遠赤外線を発生する遠赤
外線発生部材で構成し、前記下側加熱部を、遠赤外線用
ガスバーナーと近赤外線用ガスバーナーとを横方向に交
互に所定の間隔で配置して構成したことを特徴とする。
【0006】かかる構成により、遠赤外線による焙焼
を、前記遠赤外線用ガスバーナーによる加熱と遠赤外線
発生部材による反射加熱とで行い、近赤外線による焙焼
を、前記近赤外線用ガスバーナーによる加熱で行うこと
ができる。
【0007】したがって、食材の種類により加熱順序と
加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤
外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行う
ことで、その食材に合った焙焼を行う。例えば、肉類の
ような食材を近赤外線による加熱のみで焙焼して、食材
の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠
赤外線による加熱のみで焙焼して食材の内部を加熱調理
して肉汁が外に出ないようにする。
【0008】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明に係わる食材用焙焼装置は、請求項1記載の
食材用焙焼装置において、前記遠赤外線発生部材を、少
なくとも1面をセラミック面部にした遠赤外線用プレー
トを、その反転中心で反転可能に複数並列して構成し、
前記装置本体に、前記遠赤外線用プレートを反転する反
転操作手段を設けた。
【0009】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同じ作用を奏し得るばかりか、遠赤外線によ
る焙焼には、前記遠赤外線用ガスバーナーによる加熱
と、遠赤外線用プレートによる反射加熱とが使用され
る。この場合、各遠赤外線用プレートは水平状態であっ
て、そのセラミック面部を下方に向ける。遠赤外線用ガ
スバーナーで発生した熱は、輻射線となって遠赤外線用
プレートのセラミック面部に吸収されて、このセラミッ
ク面部を加熱し、セラミック面部を所定温度に昇温させ
て、遠赤外線を発生する。
【0010】また、近赤外線による焙焼は、前記近赤外
線用ガスバーナーによる加熱で行われる。この場合、反
転操作手段により遠赤外線用プレートを反転させること
により、遠赤外線用プレートからの遠赤外線の発生を無
くす。
【0011】また、上記の目的を達成するために、請求
項3の発明に係わる食材用焙焼装置は、請求項2記載の
食材用焙焼装置において、前記装置本体の天井部に開口
部を設けると共に、前記装置本体内に、前記遠赤外線用
プレートを、その反転中心で反転可能に複数並列して、
前記遠赤外線用プレートを前記開口部の開閉手段にし
た。
【0012】かかる構成により、上記した請求項2の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、前記近赤外
線用ガスバーナーによる加熱で行われる近赤外線による
焙焼時に、反転操作手段により遠赤外線用プレートを反
転させることにより、遠赤外線用プレートからの遠赤外
線の発生を無くすと共に、隣り合う遠赤外線用プレート
間に空間部を形成して、開口部を開いて排気を行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明に係わる食材用焙焼装置(遠
赤外線使用状態)の斜視図、図2は同食材用焙焼装置に
おいて近赤外線使用状態の斜視図、図3は同食材用焙焼
装置における上側加熱部の一部省略及び断面した平面図
である。
【0015】本発明に係わる食材用焙焼装置は、架台9
と、この架台9上に設置固定された装置本体1とを備え
ており、この装置本体1は、その前後に調理口1Aを有
しており、また、この装置本体1内には上下に加熱部
2、3が配置してあり、これらの上、下側加熱部2、3
の中間が食材焙焼部6に成されている。そして、正面の
左、右側に操作部7A、7Bを備えている。また、装置
本体1の上面部には排気口となる長方形状の開口部8が
形成してある。
【0016】前記上側加熱部2は、遠赤外線発生部材で
ある複数枚の遠赤外線用プレート11を左右方向に交互
に所定の間隔で配置して大略構成してあり、また、下側
加熱部3は、遠赤外線用ガスバーナー4と近赤外線発生
手段である近赤外線用ガスバーナー5とを、左右方向に
交互に所定の間隔で配置して大略構成してある。
【0017】すなわち、上記した上側加熱部2の遠赤外
線用プレート11は長方形状のプレート本体11Aを有
しており、このプレート本体11Aの前後方向の両端部
の中央には支軸12A、12Bが取り付けてあり、ま
た、プレート本体11Aの右側部には重なり部13が形
成してある。このプレート本体11Aは芯板14にセラ
ミック材を取り付けてセラミック面部15を形成して構
成してある。このセラミック面部15は芯板14に塗布
して構成しても良い。また、遠赤外線用プレート11を
全てセラミックで構成しても良い。
【0018】そして、遠赤外線用プレート11は、その
反転中心である支軸12A、12Bを、装置本体1の前
後の立壁部16A、16Bの支承孔17A、17Bに軸
受部材18を介して回転可能に支承されて、装置本体1
に左右方向に並列状態に設けてある。そして、隣り合う
遠赤外線用プレート11、11は、水平状態では、その
重なり部13で重なり、前記開口部8を閉塞している。
【0019】そして、各遠赤外線用プレート11は反転
操作手段により反転中心を中心にして反転されるもので
ある。すなわち、反転操作手段は、遠赤外線用プレート
11の支軸12Aに設けたギヤ19と、ラック形成部材
22と、操作手段とを備えており、ラック形成部材22
は、ラックホルダー21に左右方向に移動可能に設けて
あって、ラック形成部材22の上面に形成されたラック
22Aに前記ギヤ19が噛み合っている。ラックホルダ
ー21は立壁部16Aに保持部材20を介して左右方向
に且つ水平に取り付けてある。
【0020】また、操作手段は、装置本体1の操作部7
Bにおいて、前後の立壁部16A、16Bの支承孔23
A、23Bに軸受部材24を介して回転可能に支承され
た操作軸25を備えており、この操作軸25には駆動用
ギヤ26が固着してあり、この駆動用ギヤ26は前記ラ
ック形成部材22のラック22Aに噛み合っている。ま
た、操作軸25の前端部は、自動操作制御部27の出力
側に接続してあり、この自動操作制御部27がオフ状態
では、前記操作軸25は、手動で操作ができるように操
作用ハンドル28にも連結してある。
【0021】また、下側加熱部3には、図6、図7に示
すように前記遠赤外線用ガスバーナー4と前記近赤外線
用ガスバーナー5とが、図示しない保持部材により保持
されて交互に一定の間隔をおいて同一水平面内に位置し
ている。
【0022】そして、前記近赤外線用ガスバーナー5
は、図8に示すようにバーナー用ガス管31にバーナー
部32を形成すると共に、このバーナー部32の後部を
直角に曲げて接続管部33を形成して構成してあり、バ
ーナー部32は、バーナー用ガス管31の軸線方向に、
多数の孔(スリット)33aを形成して構成してある。
【0023】また、前記遠赤外線用ガスバーナー4は、
図9に示すようにバーナー用ガス管34と、スペーサ3
5と、遠赤外線発生部材36とから構成してある。バー
ナー用ガス管34は、上記した近赤外線用ガスバーナー
5と同様な構成であり、バーナー部32と接続管部33
とを有している。また、スペーサ35は内、外リング3
7、38をスポーク39で連結したものである。また、
遠赤外線発生部材36はセラミックス製のパイプ材から
構成されている。なお、遠赤外線発生部材36はセラミ
ックス製のパイプを半割りした形状のものでもよい。
【0024】そして、バーナー用ガス管34のバーナー
部32の前後に内リング37を嵌めてスペーサ35を取
り付け、遠赤外線発生部材36をバーナー部32に被せ
て遠赤外線発生部材36をスペーサ35で支えて前記遠
赤外線用ガスバーナー4が構成してある。この場合、バ
ーナー部32と遠赤外線発生部材36との間には十分な
隙間Tが存在しており、排気は十分に行われる。
【0025】上記のように遠赤外線用ガスバーナー4と
近赤外線用ガスバーナー5とが保持部材により保持され
て交互に一定の間隔をおいて同一水平面内に位置した状
態では、近赤外線用ガスバーナー5のバーナー用ガス管
31の接続管部33と、遠赤外線用ガスバーナー4のバ
ーナー用ガス管34の接続管部33とは、図7に示すよ
うに下方に向けてある。
【0026】また、前記加熱域イの後方及び前方には遠
赤外線用ガスヘッダー40と近赤外線用ガスヘッダー4
1とが配置してあり、遠赤外線用ガスヘッダー40に
は、このガスヘッダー40の長手方向、すなわち左右方
向に複数の接続ガス管42が所定の間隔をおいて配置し
てあり、また、近赤外線用ガスヘッダー41には、この
ガスヘッダー41の長手方向、すなわち左右方向に複数
の接続ガス管43が所定の間隔をおいて配置してあり、
これらの接続ガス管43は接続ガス管42間の中間点に
相当する位置にある。
【0027】そして、接続ガス管40には取入れ空気量
調整弁44を介して遠赤外線用ガスバーナー4のバーナ
ー用ガス管34の接続管部33が接続してあり、接続ガ
ス管41には取入れ空気量調整弁45を介して近赤外線
用ガスバーナー5のバーナー用ガス管31の接続管部3
3が接続してある。取入れ空気量調整弁44、45は同
構成のものである。
【0028】装置本体1には分岐器46が装着してあ
り、この分岐器46には、ガス供給本管(図示せず)に
接続される本管接続管47が設けてあり、この本管接続
管47に元栓48が設けてある。そして、分岐器46の
一方の出口46Aには一方の配管49を介して前記遠赤
外線用ガスヘッダー40の端部に接続してあり、この配
管49には遠赤外線バルブ50が設けてある。また、分
岐器46の他方の出口46Bには他方の配管51を介し
て前記近赤外線用ガスヘッダー41の端部に接続してあ
り、この配管51には近赤外線バルブ52が設けてあ
る。
【0029】そして、遠赤外線バルブ50は装置本体1
の左側の操作部7Aに、近赤外線バルブ51及び元栓4
8は右側の操作部7Bにそれぞれ配設してある。また、
前記操作部7Aには、操作電源スイッチ53、温度調節
器54、タイマ55、遠赤外線スタートボタン60A、
運転終了ブザー56、電動着火装置57、ガス電動弁5
7Aが設けてあり、前記操作部7Bには、温度調節器5
8、タイマ59、スタートボタン60B、運転終了ブザ
ー61、ガス電動弁57Bが設けてある。また、62は
引き出し可能な受け皿である。
【0030】前記食材焙焼部6は、例えば金網のような
食材載置部材63を装置本体1内の張設して構成してあ
る。なお、この食材焙焼部6は、例えば、食材を載せる
トレーが移動して、食材を焙焼するように構成すること
も可能である。
【0031】次に、上記のように構成された食材用焙焼
装置による食材の焙焼を説明する。この食材用焙焼装置
は、遠赤外線による焙焼と、近赤外線による焙焼と、
遠、近赤外線による焙焼とに用いることができる。
【0032】遠赤外線による焙焼には、前記遠赤外線用
ガスバーナー4による加熱と、遠赤外線用プレート11
による反射加熱とが使用される。この場合、各遠赤外線
用プレート11は、図4の実線に示すように水平状態で
あって、そのセラミック面部15を下方に向けていて、
隣り合う遠赤外線用プレート11、11は、その重なり
部13で重なり、前記開口部8を閉塞している。
【0033】ガスによる遠赤外線加熱は、遠赤外線バル
ブ50を操作してこれを開けることにより、ガス供給本
管から分岐器46及び遠赤外線バルブ50を介して遠赤
外線用ガスヘッダー40にガスを供給して、接続ガス管
42、取入れ空気量調整弁44を介して遠赤外線用ガス
バーナー4のバーナー部32にガスを送る。この状態
で、電動着火装置57を作動してガスに着火する。
【0034】前記バーナー部32のガスに着火した火
は、前記遠赤外線発生部材36を加熱して、この遠赤外
線発生部材36を所定温度に昇温させて、遠赤外線を発
生する。一方、遠赤外線用ガスバーナー4で発生した熱
は、輻射線となって遠赤外線用プレート11のセラミッ
ク面部15に吸収されて、このセラミック面部15を加
熱し、セラミック面部15を所定温度に昇温させて、遠
赤外線を発生する。
【0035】近赤外線による焙焼は、前記近赤外線用ガ
スバーナー5による加熱で行われる。すなわち、ガスに
よる近赤外線加熱の場合は、元栓48を開けて、近赤外
線バルブ52を操作してこれを開けることにより、ガス
供給本管から分岐器46及び近赤外線バルブ52を介し
て近赤外線用ガスヘッダー41にガスを供給して、接続
ガス管51、取入れ空気量調整弁45を介して近赤外線
用ガスバーナー5のバーナー部32にガスを送る。この
状態で、電動着火装置57を作動してガスに着火する。
【0036】この場合、図2に示すように前記自動操作
制御部27の作動もしくは操作用ハンドル28を作動し
て前記操作軸25を回転し、駆動用ギヤ26を回転し
て、この駆動用ギヤ26にラック22Aで噛み合うラッ
ク形成部材22を右方向に移動して、各遠赤外線用プレ
ート11のギヤ19を回転することにより遠赤外線用プ
レート11を図4の仮想線に示すように右回り方向に回
転させて、そのセラミック面部15を斜めにする。した
がって、隣り合う遠赤外線用プレート11間には空間部
が形成されて、開口部8が開いて排気が可能になる。
【0037】遠、近赤外線による焙焼は、各遠赤外線用
プレート11を水平に戻して、そのセラミック面部15
を下方に向けていて、隣り合う遠赤外線用プレート1
1、11を、その重なり部13で重ねた状態にして、近
赤外線による焙焼で述べた前記近赤外線用ガスバーナー
5による加熱で行われる。この場合、焙焼時間が短くな
るし、大量に焙焼調理することができる。
【0038】したがって、食材の種類により加熱順序と
加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤
外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行う
ことで、その食材に合った焙焼を行う。例えば、肉類の
ような食材を近赤外線による加熱のみで焙焼して、食材
の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、その後に、遠
赤外線による加熱のみで焙焼して食材の内部を加熱調理
して肉汁が外に出ないようにする。
【0039】なお、前記近赤外線用ガスバーナー5およ
び遠赤外線用ガスバーナー4は、遠、近赤外線バルブ5
0、52を、温度調節器54、58を有するコントロー
ラー(図示せず)により制御することにより、その加熱
温度の調整および加熱時間の調整が可能になる。
【0040】なお、上側加熱部3の反転操作手段として
は、図10に示すように各遠赤外線用プレート11の端
部にリンク70の一端部を枢着し、このリンク70の他
端部を可動部材71に枢着して、この可動部材71を上
記した自動操作制御部27の作動もしくは操作用ハンド
ル28の操作により矢印方向に水平移動することによ
り、各遠赤外線用プレート11を図10の(2)に示す
ように支軸を中心にして右回り方向に回転させて、その
セラミック面部15を斜めにする構成にしても良い。
【0041】また、上側加熱部3の反転操作手段として
は、図11に示すように各遠赤外線用プレート11のレ
バー73を固定して、これらのレバー73の反転中心7
4を設け、レバー73の先側を連動部材75にピン76
で連結し、自動操作制御部27(操作用ハンドル28)
の作動レバー77をリンク部材78を介して連動部材7
5に連結して構成しても良い。
【0042】この場合、自動操作制御部27の作動もし
くは操作用ハンドル28の操作によりリンク部材78、
連動部材75を介して各遠赤外線用プレート11を図1
1の(2)に示すように反転中心74を中心にして右回
り方向に回転させて、そのセラミック面部15を斜めに
する。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係わる食材用焙焼装置によれば、装置本体内に、加熱部
と、この加熱部からの熱線により食材が焙焼される食材
焙焼部とを設け、前記加熱部を、前記食材焙焼部を挟ん
で上側加熱部と下側加熱部とに分け、前記上側加熱部
を、加熱により遠赤外線を発生する遠赤外線発生部材で
構成し、前記下側加熱部を、遠赤外線用ガスバーナーと
近赤外線用ガスバーナーとを横方向に交互に所定の間隔
で配置して構成したことにより、遠赤外線による焙焼
を、前記遠赤外線用ガスバーナーによる加熱と遠赤外線
発生部材による反射加熱とで行い、近赤外線による焙焼
を、前記近赤外線用ガスバーナーによる加熱で行うこと
ができる。
【0044】したがって、食材の種類により加熱順序と
加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤
外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行う
ことで、その食材に合った焙焼を行うことができる。例
えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで焙
焼して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、
その後に、遠赤外線による加熱のみで焙焼して食材の内
部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにする。
【0045】また、請求項2の発明に係わる食材用焙焼
装置によれば、請求項1記載の食材用焙焼装置におい
て、前記遠赤外線発生部材を、少なくとも1面をセラミ
ック面部にした遠赤外線用プレートを、その反転中心で
反転可能に複数並列して構成し、前記装置本体に、前記
遠赤外線用プレートを反転する反転操作手段を設けたこ
とにより、遠赤外線による焙焼には、前記遠赤外線用ガ
スバーナーによる加熱と、遠赤外線用プレートによる反
射加熱とが使用される。この場合、各遠赤外線用プレー
トは水平状態であって、そのセラミック面部を下方に向
ける。遠赤外線用ガスバーナーで発生した熱は、輻射線
となって遠赤外線用プレートのセラミック面部に吸収さ
れて、このセラミック面部を加熱し、セラミック面を所
定温度に昇温させて、遠赤外線を発生する。
【0046】また、近赤外線による焙焼は、前記近赤外
線用ガスバーナーによる加熱で行われる。この場合、反
転操作手段により遠赤外線用プレートを反転させること
により、遠赤外線用プレートからの遠赤外線の発生を無
くす。
【0047】したがって、食材の種類により加熱順序と
加熱温度および加熱時間を前もってセットし、前記近赤
外線による加熱および遠赤外線による加熱を別々に行う
ことで、その食材に合った焙焼を行うことができる。例
えば、肉類のような食材を近赤外線による加熱のみで焙
焼して、食材の表面に焦げ目等を付けて表面を堅くし、
その後に、遠赤外線による加熱のみで焙焼して食材の内
部を加熱調理して肉汁が外に出ないようにする。
【0048】また、請求項3の発明に係わる食材用焙焼
装置によれば、請求項2記載の食材用焙焼装置におい
て、前記装置本体の天井部に開口部を設けると共に、前
記装置本体内に、前記遠赤外線用プレートを、その反転
中心で反転可能に複数並列して、前記遠赤外線用プレー
トを前記開口部の開閉手段にしたことにより、上記した
請求項2の発明の効果と同様な効果を奏し得るばかり
か、前記近赤外線用ガスバーナーによる加熱で行われる
近赤外線による焙焼時に、反転操作手段により遠赤外線
用プレートを反転させることにより、遠赤外線用プレー
トからの遠赤外線の発生を無くすと共に、隣り合う遠赤
外線用プレート間に空間部を形成して、開口部を開いて
排気を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる食材用焙焼装置(遠赤外線使用
状態)の斜視図である。
【図2】同食材用焙焼装置において近赤外線使用状態の
斜視図である。
【図3】同食材用焙焼装置における上側加熱部の一部省
略及び断面した平面図である。
【図4】図3のA−A線方向からの矢視図である。
【図5】(1)は図3のB−B方向からの矢視図であ
る。(2)は図3のC−C方向からの矢視図である。
【図6】同食材用焙焼装置における下側加熱部の平面図
である。
【図7】同食材用焙焼装置における下側加熱部の一部省
略した斜視図である。
【図8】同食材用焙焼装置における下側加熱部の近赤外
線用ガスバーナーの斜視図である。
【図9】同食材用焙焼装置における下側加熱部の遠赤外
線用ガスバーナーの分解状態の斜視図である。
【図10】(1)は同食材用焙焼装置における上側加熱
部の他の反転操作手段の構成説明図である。(2)は同
反転操作手段の作動説明図である。
【図11】(1)は同食材用焙焼装置における上側加熱
部の他の別の反転操作手段の構成説明図である。(2)
は同反転操作手段の作動説明図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 上側加熱部 3 下側加熱部 4 遠赤外線用ガスバーナー 5 近赤外線用ガスバーナー 6 食材焙焼部 11 遠赤外線用プレート(遠赤外線発生部材) 15 セラミック面部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内に、加熱部と、この加熱部か
    らの熱線により食材が焙焼される食材焙焼部とを設け、
    前記加熱部を、前記食材焙焼部を挟んで上側加熱部と下
    側加熱部とに分け、前記上側加熱部を、加熱により遠赤
    外線を発生する遠赤外線発生部材で構成し、前記下側加
    熱部を、遠赤外線用ガスバーナーと近赤外線用ガスバー
    ナーとを横方向に交互に所定の間隔で配置して構成した
    ことを特徴とする食材用焙焼装置。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線発生部材を、少なくとも1
    面をセラミック面部にした遠赤外線用プレートを、その
    反転中心で反転可能に複数並列して構成し、前記装置本
    体に、前記遠赤外線用プレートを反転する反転操作手段
    を設けた請求項1記載の食材用焙焼装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体の天井部に開口部を設ける
    と共に、前記装置本体内に、前記遠赤外線用プレート
    を、その反転中心で反転可能に複数並列して、前記遠赤
    外線用プレートを前記開口部の開閉手段にした請求項2
    記載の食材用焙焼装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189324A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Susumu Kiyokawa 焼き調理方法とその装置
KR100553385B1 (ko) * 2004-10-19 2006-02-21 주식회사 청하기계 튀김기

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JP2000189324A (ja) * 1998-12-28 2000-07-11 Susumu Kiyokawa 焼き調理方法とその装置
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