JP2575437B2 - 遠赤外線を用いた焼肉装置 - Google Patents

遠赤外線を用いた焼肉装置

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JP2575437B2
JP2575437B2 JP154488A JP154488A JP2575437B2 JP 2575437 B2 JP2575437 B2 JP 2575437B2 JP 154488 A JP154488 A JP 154488A JP 154488 A JP154488 A JP 154488A JP 2575437 B2 JP2575437 B2 JP 2575437B2
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meat
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carrier
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兵一 猪子
晴雄 笹部
修 田辺
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OOSAKA GASU KK
TAKEDA HAMU KK
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OOSAKA GASU KK
TAKEDA HAMU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、ハム、ソーセージおよびホツトスモークな
どの食肉などの食品副産物を焼くための新規な遠赤外線
を用いた焼肉装置に関する。
背景技術 典型的な先行技術は、第8図に示されている。この先
行技術では、耐火物から成るハウジング1によつて形成
された加熱室2内に、第9図で示される運搬具3が配置
される。この運搬具3は、その下方に車輪4を有し、運
搬具3にはたとえば豚などの加熱されるべき塊状の肉5
が吊下げられる。運搬具3の下部には、トレイ6が設け
られ、このトレイ6によつて、加熱時に肉から落下する
脂などを受けることができる。加熱室2の下部にはバー
ナ7が設けられ、これによつて加熱室2、したがつて肉
5が加熱される。
このような第8図および第9図に示された先行技術で
は、加熱室2の上部の空間2aではたとえば150℃であ
り、その加熱室2の中間の部分2bでは約120℃であり、
加熱室2の下部2cでは約100℃の雰囲気となつており、
したがつてこのような加熱室2の温度分布にむらがある
ので、肉5の全てを均一に焼くことができない。肉5を
可及的に均一に焼くためには、肉5を焼いている途中で
一旦バーナ7を消火して、運搬具3を加熱室2から取出
し、加熱室2の外部で運搬具3に取付けられている肉5
の取付け位置を掛換えする必要があり、多くの労力を必
要とする。
さらにまたこのような先行技術では、肉5の焼上げ時
間がたとえば4〜5時間程度の長時間かかる。
またこの先行技術では、焼かれる肉5の脂が抜けて、
出来上がつた肉5がぱさつくと言う問題がある。しかも
また肉5の中心部分の温度はせいぜい70℃程度であり、
したがつて食べる際に肉臭味がついている。しかも肉5
のたとえばピンクなどの発色の制御が困難である。この
ようにして先行技術では、肉5の歩留りは約70%であつ
て、低い。
他の先行技術は、肉が供給される加熱室内に水蒸気を
噴射するとともに、熱風を循環して肉を焼くようにした
オーブンである。このような先行技術でもまた前述の先
行技術と同様に、生産性および品質が低いものである。
発明が解決すべき問題点 本発明の目的は、生産性を向上するとともに、焼いて
出来上つた肉の品質を向上することができるようにした
遠赤外線を用いた焼肉装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、加熱室内で肉を移動させる手段を設け、こ
の加熱室内にバーナからの燃焼ガスを供給して、還元性
雰囲気にするとともに、加熱室内には移動中の肉を加熱
するための遠赤外線を放射する手段を設けたことを特徴
とする遠赤外線を用いた焼肉装置である。
作用 本発明に従えば、加熱室内にはバーナからの燃焼ガス
が供給され、しかもこの加熱室内には遠赤外線が放射さ
れており、これによつて肉を効率よく焼くことができ
る。しかも加熱室内では、肉は移動手段によつて移動さ
れているので、加熱室内でたとえ温度むらが存在してい
るとしても、全ての肉を希望する状態に焼き上げること
が可能である。この肉は、上述のように移動手段によつ
て加熱室内に移動されるので、前述の先行技術における
ように塊状の肉を運搬具上で掛換えるなどの手間が省か
れる。
さらに遠赤外線を用いて加熱効率を良好にしており、
焼上げるのに必要な時間を短縮することができるように
なる。
さらにまた、加熱室内に供給される燃焼ガスは還元性
であり、CO濃度はたとえば0.03〜0.05%であるので、焼
かれる肉の発色をたとえばピンクなどにして、良好な色
とすることができる。
さらにまた遠赤外線の加熱によつて、肉から脂が抜け
てしまうことがなく、弾力性のあるしかも口ざわりが良
好な肉に焼上げることが可能になる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の断面図であり、第2図は
第1図の切断面線II−IIから見た断面図であり、第3図
はその実施例の簡略化した平面図である。これらの図面
を参照して、カオールなどの耐熱材によつてハウジング
11が構成され、このハウジング11内には、加熱室12が形
成される。この加熱室12には、都市ガスなどを燃焼する
バーナ13からの燃焼ガスが、熱風噴出ノズル14,15から
放射され、またこの加熱室12内には、遠赤外線放射手段
16が設けられる。ハウジング11の一端部では、一対の扉
17がヒンジ18によつて観音開きに開閉可能となつてい
る。この扉17を開いた状態で、第4図に示される運搬具
19、加熱室12内に出入れすることができる。
第4図を参照して、運搬具19は4つの車輪20を有する
台車21上に、一対の支持部材22,23によつて回転体24が
軸受24a,24bを介して水平軸線まわりに回転可能に支持
される。この回転体24は、支持部材22,23に軸受24a,24b
によつて回転自在に設けられる軸25と、この軸25に固定
されるリング27,28と、このリング27,28間に亘つて延び
回転体24の回転軸線に平行な軸線まわりに角変位可能に
支持される載置部材29とを有する。この載置部材29は、
リング27,28の周方向に間隔をあけて複数個支持され
る。各載置部材29上には塊状の肉が乗載され、この載置
部材29に肉が乗載された状態で、加熱されて焼かれる。
台車21は、車輪20によつて床30上を走行することがで
き、したがつて載置部材29上に焼かれるべき肉が乗載さ
れた状態でその肉が台車21とともに加熱室12内に装入さ
れ、また焼き上げられた肉の載置部材29に乗載された状
態で台車21が加熱室12から取出される。
運搬具19における回転軸25の扉17とは反対側の端部に
はスプライン孔26が形成される。このスプライン孔26に
は、ハウジング11の一端壁31から加熱室12に突出して配
置されたスプライン軸32が嵌入する。スプライン軸32
は、モータからの動力を、減速機を介して出力する駆動
源33によって、回転駆動される。このようにして、運搬
具19が加熱室12に装入されると、回転軸25のスプライン
孔内に、上述のようにスプライン軸32が嵌入されて回転
軸25、したがつて回転体24が回転駆動される。
第5図は、遠赤外線放射手段16の簡略化した斜視図で
ある。この遠赤外線放射手段16は、ハウジング11内の加
熱室12の両側部に配置される一対のヘツダ33,34と、加
熱室12の頂部に配置されたもう1つのヘツダ35と、これ
らのヘツダ33,34;35間に円弧状に形勢され接続された複
数の遠赤外線放射管36,37とを含む。遠赤外線放射管36,
37内に、高温度の燃焼ガスが供給されることによつて、
その遠赤外線放射管36,37からは遠赤外線が放射され、
したがつて載置部材29上の塊状の肉が加熱されて焼かれ
る。ヘツダ33,34の下方には、熱風噴出ノズル14,15が配
置され、この熱風噴出ノズル14,15のノズル孔38,39から
は、加熱室12の内方に向けて熱風が噴射される。
ハウジング11の端壁31には排気口40が形成され、ここ
から肉を加熱した後の燃焼ガスが外部に排出される。
第6図を参照して、バーナ13からの排ガスはフアン42
から管路43および管路45を経て、ヘツダ33,34に供給さ
れる。このヘツダ33,34内の高温度の燃焼ガスは、遠赤
外線放射管36,37を通つてヘツダ35に集められ、管路46
を介して一部は大気放散され、残りは管路44から熱風噴
出ノズル14,15に供給される。
熱風噴出ノズル14,15から加熱室12に排出される燃焼
ガスは、還元性となつており、その一酸化炭素濃度はた
とえば0.03〜0.05%に定められる。これによつて加熱さ
れるべき肉の発色をピンクにすることができ、その一酸
化炭素濃度を変化させることによつて、発色を制御する
ことができる。一酸化炭素濃度が0.03%未満では、発色
が乏しく、0.05%を越えると発色が著しくなり、不自然
となる。
またこの遠赤外線を放射して肉を焼くことによつて、
その塊状の肉の中心部の温度を上昇させることが可能に
なり、肉臭味を解消することが可能になるとともに、肉
の脂が抜けてぱさつくことがなく、弾力性および口ざわ
りが良好であつて、いわゆるテツクスチヤが良好であ
る。さらにまた焼き上げ時間を、たとえば3.5〜4.5時間
程度に短縮することができるとともに、焼上がり歩留り
を80%程度にまで向上することが可能となる。
焼かれるべき肉は、回転体24によつて加熱室12内で移
動されるので、運搬具19の載置部材29に載置されている
肉の全てを、ほぼ同一の条件下で加熱することが可能に
なり、一部の肉だけが焦げてしまつたりすることがな
く、したがつて品質のむらを防ぐことができるとともに
前述のように歩留りの向上に役立つ。
第7図は、本発明の他の実施例の簡略化した断面図で
ある。この実施例は前述の実施例に類似し対応する部分
には同一の参照符を付す。この実施例では、塊状の肉
は、吊下部材51によつて無端状のチエンコンベア50に取
付けられる。このチエンコンベア50は、ハウジング11内
の加熱室12内を上下に複数回屈曲して移動する。このよ
うな実施例によつてもまた、生産性の向上と、焼かれた
肉の品質の向上とを図ることが可能である。
効果 以上のように本発明によれば、肉を能率的に焼くこと
が可能になり、生産性の向上を図ることができるととも
に、肉のテツクスチヤを良好にし、また発色を良好にし
て品質の向上を図り、歩留りの向上を図ることが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は第1図に
示された実施例の切断面線II−IIから見た断面図、第3
図は第1図および第2図に示された実施例の平面図、第
4図は運搬具19の簡略化した斜視図、第5図は遠赤外線
放射手段16の簡略化した斜視図、第6図はバーナ13に関
連する配管系統図、第7図は本発明の他の実施例の簡略
化した断面図、第8図は先行技術の断面図、第9図は第
8図に示された先行技術における運搬具3の斜視図であ
る。 11……ハウジング、12……加熱室、13……バーナ、14,1
5……熱風噴出ノズル、16……遠赤外線放射手段、17…
…扉、19……運搬具、20……車輪、21……台車、24……
回転体、25……回転軸、27,28……リング、29……載置
部材、50……無端状チエン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室内で肉を移動させる手段を設け、こ
    の加熱室内にバーナからの燃焼ガスを供給して、還元性
    雰囲気にするとともに、加熱室内には移動中の肉を加熱
    するための遠赤外線を放射する手段を設けたことを特徴
    とする遠赤外線を用いた焼肉装置。
JP154488A 1988-01-06 1988-01-06 遠赤外線を用いた焼肉装置 Expired - Lifetime JP2575437B2 (ja)

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JPH01178216A JPH01178216A (ja) 1989-07-14
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WO2005122774A2 (en) 2004-06-10 2005-12-29 Cargill, Incorporated Packaging of meat prodcuts with modified atmospheres and/or enhancers
US8158176B2 (en) * 2005-07-01 2012-04-17 Cargill, Incorporated Meat processing

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