JP2858801B2 - 温泉卵調製器 - Google Patents

温泉卵調製器

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一男 加藤
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由美子 志田
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はヒータの熱で温泉卵を調製する温泉卵調製
器に関する。
(従来の技術) 通常一般の茹で卵は、沸騰する100℃の熱湯内に卵を
投入して茹で上げるもので、このような茹で卵において
は、卵の殻内の卵白および卵黄が共に固形化するか、半
熟卵のように卵白が固形化し、卵黄が流動状を保つ状態
となる。
これに対し温泉卵は、70℃前後の温度管理のもとで卵
を加熱して得るもので、このような温泉卵においては、
卵黄が流動性を失って粘り気のあるゲル状で、その外周
の卵白が流動性のあるゾル状となり、独特の風味の卵と
なる。
そして従来から、このような温泉卵を各家庭で調製す
るための温泉卵調製器が提供されている。従来の温泉卵
調製器は本体内に水槽を設け、この水槽の底部側にヒー
タを配設してなる。そして水槽内に水を所定量収容し、
この水を前記ヒータで加熱して約70℃に保温し、この状
態で水槽内にホルダを介して卵を挿入し、この卵を水槽
内の湯で加熱して温泉卵に茹で上げるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来の温泉卵調製器において
は、その作業に当たって水槽内に水を収容し、また温泉
卵の調製終了後に水槽内に湯を廃棄しなければならない
という面倒で煩わしい処理が必要で、さらに使用用途が
温泉卵の調製のみに限られ、他の食品の加熱調理などに
利用することができない難点がある。
この発明はこのような点に着目してなされたもので、
水を扱うことなく容易に簡便に温泉卵を調製することが
でき、かつ他のトースト焼きやグラタンなどの煮込みの
調理などにも使用することができる温泉卵調製器を提供
することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明はこのような目的を達成するために、加熱室
を備えた調製器本体と、前記加熱室内の上部および下部
に設けられ前記加熱室内を加熱するヒータと、前記加熱
室内に前記両ヒータ間に位置して設けられた卵ホルダ
と、前記ヒータを制御する電子回路ユニットとを具備
し、温泉卵の調製時には前記卵ホルダに卵を配置し、前
記加熱室内を前記電子回路ユニットによる前記ヒータに
対する制御で、高温度の第1ステップと、この第1ステ
ップより低い温度の第2ステップとに順に別けて加熱す
るようにしたものである。
(作 用) 卵ホルダに配置された卵はヒータの第1ステップによ
る加熱で速やかに所定温度に達し、こののち第2ステッ
プによる加熱で実質的な温泉卵としての調製が行われ
る。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。
第3図および第4図に温泉卵調製器の構造を示し、図
中1が調製器本体で、この調製器本体1は前面に開放部
2を有する加熱室3を備え、この加熱室3内の上部およ
び下部にヒータ4および5が架設され、さらにこの加熱
室3内の中段部に焼き網を兼ねる卵ホルダ6が支持片7
…を介して着脱自在に架設されている。この卵ホルダ6
は、第5図および第6図に示すように、多数本の金属製
のワイヤ8…を平行に引き揃えてすのこ状に形成してな
り、その平面部分の適所に卵載置部9…が設けられてい
る。これら卵載置部9…は前記ワイヤ8…の一部を水平
方向に円弧状に湾曲させ、その湾曲部を一対ずつ互いに
対向させて構成されている。さらに卵ホルダ6の両端側
に配置するワイヤ8,8の一部は下方に円弧状に湾曲し、
これら湾曲部で卵ホルダ6を床面上に水平に支持するた
めの脚10…が構成されている。
調製器本体1の前面には、加熱室3の開放部2を開閉
する開閉扉11が回動自在に枢着され、また調製器本体1
の前面の下部には操作パネル12が設けられ、この操作パ
ネル12の内側に、前記ヒータ4,5を制御するマイコン内
蔵の電子回路ユニット13が配設され、さらにこの操作パ
ネル12の前面に、温泉卵モードボタン14、トーストモー
ドボタン15、煮込みモードボタン16などが配設されてい
る。
しかして、温泉卵を調製する場合には、まず加熱室3
内に卵ホルダ6を配設し、この卵ホルダ6の卵載置部9
…に卵a…を載置し、開閉扉11を閉じ、この状態で操作
パネル12の温泉卵モードボタン14を操作する。
これに応じてヒータ4,5が電子回路ユニット13を通し
て次のように制御される。すなわちまず、第1ステップ
としてヒータ4,5が4分間、連続通電され、こののち第
2ステップとしてヒータ4,5の通電が断続通電に切り替
えられ、この状態が25分間継続する。第1のステップに
よる加熱で加熱室3内の雰囲気温度が150℃にまで上昇
し、第2のステップによる加熱で加熱室3内の雰囲気温
度がほぼ80℃程度に保たれ、このような加熱室3内の温
度変化により加熱室3内の卵aが第1図の曲線で示すよ
うに加熱される。
第1図中の実線は卵aの殻の表面温度t1(卵白の温度
とほぼ同等)、鎖線は卵黄温度t2であり、第1ステップ
により表面温度t1および卵黄温度t2が速やかに上昇す
る。そして第2ステップにより表面温度t1がほぼ65〜70
℃の範囲内に保たれ、卵黄温度t2が60℃から緩やかな勾
配で70℃近くにまで上昇する。
一般に卵白は約60℃の温度のもとでは徐々に凝固が開
始し、約80℃の温度のもとでは速やかに凝固して固形化
する。また卵黄は約65℃の温度のもとで徐々に凝固が開
始し、約70℃の温度を越えると速やかに凝固して固形化
する。したがって前記卵aが第2ステップで上述のよう
に加熱されることにより卵黄が流動性を失い粘り気のあ
るゲル状に、卵白が流動性を保つゾル状になり、温泉卵
が仕上がる。そして第1ステップにより卵aが速やかに
高温に加熱されて効率よく第2ステップに移行するか
ら、その仕上がり時間が短縮し、速やかに温泉卵を得る
ことができ、またこの際、従来のように水を扱うような
ことが一切ないから、その作業を容易に簡便に行なうこ
とができる。
一方、このように構成された温泉卵調製器は、温泉卵
を調製する場合のほか、他の食品の加熱調理にも使用す
ることができる。例えばトーストを焼いたり、グラタン
などの煮込みの調理を行なうことができる。トーストを
焼く場合には、卵ホルダ6の上に食パンを乗せ、トース
トモードボタン15を操作する。この操作によりヒータ4,
5が一定時間通電され、食パンの両面が焙焼される。ま
た同じようにグラタンなどの煮込みの調理を行なう場合
は、その煮込みの材料をその容器と共に加熱室3内に挿
入し、煮込みモードボタン16を操作し、ヒータ4,5で前
記煮込みの材料を加熱して調理することができる。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、水を扱うこと
なく容易に簡便に、しかも速やかに効率よく温泉卵を調
製することができ、かつ他のトースト焼きやグラタンな
どの煮込みの調理などにも幅広く使用することができる
という効果を奏する。そして、加熱室内の上部および下
部にそれぞれヒータが設けられ、これら上部と下部との
両ヒータ間に位置して卵ホルダが設けられているから、
この卵ホルダの上にパンを乗せてトーストを焼くとき
に、上部のヒータと下部のヒータとでそのパンの両面を
同時に速やかに焼き上げて、水分の蒸発を抑えた美味し
いトーストを仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は温泉卵の調製時における卵の温度変化状況を示
すグラフ図、第2図は温泉卵の調製時における加熱工程
を示す工程図、第3図はこの発明の一実施例による温泉
卵調製器の断面図、第4図は同じく正面図、第5図は卵
ホルダの平面図、第6図は同じく側面図である。 1……調製器本体、3……加熱室、4,5……ヒータ、6
……卵ホルダ、13……電子回路ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志田 由美子 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝熱器具ビジネスサービス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−122420(JP,A) 実開 昭53−158563(JP,U) 実開 昭61−41617(JP,U) 特公 昭37−1330(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 29/00 A47J 37/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱室を備えた調製器本体と、前記加熱室
    内の上部および下部に設けられ前記加熱室内を加熱する
    ヒータと、前記加熱室内に前記両ヒータ間に位置して設
    けられた卵ホルダと、前記ヒータを制御する電子回路ユ
    ニットとを具備し、温泉卵の調製時には前記卵ホルダに
    卵を配置し、前記加熱室内を前記電子回路ユニットによ
    る前記ヒータに対する制御で、高温度の第1ステップ
    と、この第1ステップより低い温度の第2ステップとに
    順に別けて加熱することを特徴とする温泉卵調製器。
JP20881189A 1989-08-11 1989-08-11 温泉卵調製器 Expired - Fee Related JP2858801B2 (ja)

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