JP3084976U - 調理用加熱器 - Google Patents

調理用加熱器

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正弘 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、釜飯、石焼きビビンバ等を多数個同
時に又は個別においしく炊飯し、又は香ばしく焼き上げ
ることができる調理用加熱器の開発を課題とする。 【解決手段】 内部に加熱装置15を有する調理用加熱
器1本体の上面に、前記加熱装置15が臨む開口部12
を有する天板11を備え、天板11の開口部12の周縁
部13に支持させて五徳2を設けた調理用加熱器1であ
って、前記五徳2にこれに載置される被加熱容器3・4
の外側周面に炎を誘導する炎の通過部を設けかつ安定構
造とし、加熱装置15の炎量と時間を調理品に応じてマ
イクロコンピュータ5で制御指示するパネルスイッチ1
4を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、調理用加熱器に関する。
【0002】 特に本考案は、釜飯などの通常の炊飯ができるとともに、ビビンバなど主に御飯 類に香ばしいおこげを付与することも可能な調理用加熱器であって、ガスコンロ 等の加熱装置により発生する熱量の損失毀損を抑えながら、迅速かつおいしく、 自動的に多数個の目的調理物に加熱することができるもので、特異な五徳を設け た調理用加熱器に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、直火炊飯の際に、火加減が強すぎて不測にもおこげができてしまうことは 往々にして経験している。 御飯類におこげを付与する手段としては、例えばキャンプなど飯盒を用いて直接 強火を全体に行き渡らせることによって炊き上げる飯盒炊飯が、おこげができて しまう或いはおこげを付与するものとしてよく知られている。
【0004】 またご飯少量を薄くのばし少し乾燥させ、フライパンやなべ、釜などの底部に押 しつけて加熱伝導によりおこげ塊を作ることも知られている。
【0005】 これら従来の手法や技術は特段の調理用加熱器を用いず、調理物に過剰に加熱す るか、直接炎に包み込ませるようにして焼けこげを作るか、又は加熱伝導により 、徐々にご飯表面に熱を加えて焦がすもので、調理技術の加減で作成するもので ある。 つまり調理品の種類に応じて適度にかつ計画的に量産できるシステムで、おこげ を付けることは研究されていなかったと言って良い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、釜飯のある種類や、石焼きビビンバのようなものは、少しおこげがあ ると、香ばしさが増しておいしく感じられるものがある。 業務用として一定の品質である程度の数を揃えて、お客様に提供する要請があっ た場合に、おこげを同じように作ってこれらの要請に対応できる調理用加熱器は 見当たらなかった。 例えば、前記のような従来経験例で調理しようとしても、屋内において屋外同様 の無調整な炎を使用することは危険が伴い難しく、逆に屋内用のガスコンロ等の 調理用加熱器を使用することになるとむしろ通常ではない加熱過剰調整を行うの でかえって難しくなる。
【0007】 又、調理用加熱器に五徳をセットして調理する場合では、五徳本来の支える機能 を重視するため火元と加熱目的物の間隙部分が受金の影響などにより狭くなり、 燃焼する加熱器からの炎は五徳上の鍋、釜類の被加熱容器底部にて放散もしくは 遮断され、被加熱容器の外側周面部への熱伝導はその量及び時間とも弱くなり外 側面部への熱効率は非常に低下し、そのため適度なおこげを計画的に付与する手 段としては十分ではなかった。 底部のみではなく調理品側面にもおこげを作ることは構成上も難しく、単に火力 、熱量を確保調整することのみでは難しく、この点いずれの先願公知技術ももう 一歩であった。
【0008】 更に五徳はその整備性及び清潔性から、簡単に取り外しが出来る構成になってい るものが従来例では見受けられるが、反面そのことは五徳の本来の機能である器 の安定土台となる働きを阻害していた。
【0009】 特に釜飯や石焼きビビンバ、ソテー鍋などの一人前毎に個別に小さな釜や鍋等で かつ多数個を同時又は個別に調理する業務用の調理用加熱器では、被加熱容器は 頻繁に五徳上に置かれるので、五徳の構成や機能も重要である。 実際には、例えば石焼きビビンバのような石釜(石製の容器で石鍋、石皿、蓋付 き鍋などがある)で調理される調理品では、その器としては比較的重量のある石 釜が用いられるケースが多く、この点この重量に関連して五徳の無意味な開口部 における空転や落下防止を避けることが要請される。しかもその五徳には清潔性 から取り外して掃除ができることも当然に要請される。 五徳自体にも、取扱い上火傷の危険を未然に防止する使い勝手などのほかに、現 実に調理時には固定性や操作の安定性が求められている。
【0010】 そして、業務上多数個の調理品を調理する加熱調理器には、調理器として、加熱 時間や熱量の他に、調理品容量に適する経時的な火力調整をしっかりと制御管理 する装置が必要であり、またおこげを安定付与するためには強力な火力の付与タ イミングや強力な火力を付与する面積や個所を定めることなどが必要条件である 。
【0011】 更に、業務用の調理用加熱器は、各種の料理、調理鍋に対応できる汎用性が必要 である。一般的に鍋、釜などの器の大きさは異なるものであり、各種の大きさの 被加熱容器が置けるように五徳の受金が変更或いは交換できることはより調理用 加熱器の価値を高めるものである。 尚、出願人会社は、マイコン制御方式で、多数個の釜飯を同時に又は個別に炊飯 する業務用の釜飯炊飯装置を開発し販売しているメーカーであるが、本考案はこ れらの従来技術やソフト及びノウハウを発展させたものである。 以上本考案は上記の従来例の課題に鑑みて考案されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案の調理用加熱器は、五徳を相互に連結するため に相互連結部を設けることにより五徳の天板開口部に沿って回転することを抑え 安定な構成にし、更にビビンバなどの調理品におこげを付与するため、十分な炎 をスムーズに貫通させることができる五徳の受金相互の間隔を広げるとともにそ の位置を上方に引き上げて、被加熱容器の外側周面に炎を誘導し、又その炎の強 弱や燃焼過程、ON・OFF、時間を制御する加熱制御装置を備えた調理用加熱 器を提供するものである。
【0013】 ここに本考案は、内部に加熱装置15を有する調理用加熱器1本体の上面に、前 記加熱装置15が臨む開口部12を有する天板11を備え、天板11の開口部1 2の周縁部13に支持させて五徳2を設けた調理用加熱器であって、前記五徳2 にこれに載置される被加熱容器3・4の外側周面に炎を誘導する炎の通過部を設 けたことを特徴とするものである。 又、前記調理用加熱器1本体には、被加熱容器3・4の外側周面に立ち上がる炎 の量(高さ・巾)と時間の制御や、炎の強弱や燃焼過程、ON・OFF、時間を 制御する加熱制御装置を設け、被加熱容器3・4の中の内容物を炊飯し又は煮沸 し又は強火を付与しておこげを形成できるようにしている。
【0014】 五徳2の炎の通過部は、五徳2の受金21相互の間隔を広げ、受金21に高さを もたせ、その位置を上方に引き上げて通過炎が上方にゆくように形成している。 受金21の高さを高くして五徳と、載置される石釜の外周面と開口部12との間 に間隙を形成し、かつ五徳2の足22の内面が誘導面になって、石釜の外周面に 炎が包囲し接当するようにしたものである。 五徳2の受金21には受金延長部材25を設けることができる。受金延長部材2 5は、着脱自在なアタッチメントとして備えられるもので、底の平らなフライパ ンや大鍋、等に適用するためである。 開口部12が2以上設けられた調理用加熱器1に装填される各五徳2には、少な くとも隣接する他の五徳2のひとつに係合する相互連結部23を設けている。 五徳2と他の五徳2を連結する構造は、特に限定されるものではなく、相互に係 合していればよく、その係合で五徳2は無用な回転はしない。従って係合するた めの構成は特に問うものではない。 又、前記五徳2は、その受金21に取付けられる受金延長部材25を別途備えて いて、必要に応じて取付けて使用する。
【0015】 このような五徳2を天板開口部12に取り付け、2つの五徳2の相互連結部23 を合わせ連結して、五徳2を安定するようにセットする。 調理用加熱器1は、例えば底面部、横側面部、上面天板11よりなる略箱体状で あり、前部に任意の炊飯或いは加熱を指示するタッチパネルスイッチ14を設け ている。調理用加熱器1全体のデザインは、開口部12の数や配置で様々に変更 できる。 タッチパネルスイッチ14は、所定プログラムを組み込んだマイクロコンピュー タ5によって燃焼制御されたガスコンロ等の加熱装置15の火力調整及び時間調 整するための各種スイッチ(タイマー 釜飯炊飯スイッチ ビビンバ石焼きスイ ッチ等やON・OFFスイッチ 通常加熱スイッチ等)を並列表示をしている。 タッチパネルスイッチ14は、調理用加熱器1本体の前面の傾斜面に配列してい る。
【0016】
【考案の実施の形態】
本考案に係る調理用加熱器は、上記のような発想に基づくが、以下その調理用加 熱器の実施の一形態を示す添付図面に基づいて説明する。
【0017】 図1は、調理用加熱器1を右斜め上から眺めた斜視図である。 調理用加熱器1にはその天板11の開口部12に五徳2が装填され、そこに被加 熱容器である釜飯炊飯容器3と石釜4が載せられている。 図中の釜飯炊飯容器3は、釜飯炊飯用に開発された重量蓋との組み合わせからな る加圧容器であり、石焼きビビンバ用の石釜4は、比較的浅い形状で肉厚の韓国 産石製の容器である。 実施例では、遠赤外線を多量に発生する韓国全州産の長水角閃石で作成したもの を採用しているが、容器の形状や容量、材質によって、調理や加熱の加減が異な ることになる。 加熱プログラムを作成するときは、多数の炊飯経験データを重ねて組み込みこと になる。被加熱容器の材質や熱伝導性によって、微調整されるが、金属容器での 具入り釜飯炊飯の場合は、11分〜13分程度の炊飯時間内で、弱火、強火、中 火、弱火を適宜時間に配分配列して設計する。炊飯の場合は、強火でも炎を外側 周面へ立ち上げることなく炊飯するようにプログラムする。 石焼きビビンバの調理は、3分〜5分程度の強火で炎を外側周面へ立ち上げて底 面や周面、そして炎が上面にはいる勢いで焼き上げるプログラムになる。 「チゲ鍋」「薬膳がゆ」「炊き込みビビンバ」等のメニューに応じて、プログラ ム設計できる。 内部にガス制御部を備えかつ上面を油着防止形状にしたガスコンロ等の加熱装置 15を有する調理用加熱器1本体の上面には、前記加熱装置15が臨む開口部1 2を有する天板11を備え、天板11の開口部12の周縁部13に支持させて五 徳2を装填している。 前記五徳2には、これに載置される被加熱容器3・4の外側周面に加熱装置15 の炎を誘導する炎の通過部を設けている。 炎の通過部は、五徳2の受金21の配置と足22の筒内部形状とが作る空間であ り、流体力学的には五徳の足22の内面形状が影響する空間である。
【0018】 図1では調理用加熱器1の上部天板11は6穴の開口部12を設けていて、加熱 装置15を6個装置している。 調理用加熱器1の前方にはタッチパネルスイッチ14が6つ横一列に並設してあ り、天板開口部12に対応する位置にあるガスコンロである加熱装置15のガス 流路制御機構やタイマーに接続している。 加熱装置15の作動はそれぞれ独立していて、それぞれに対応するタッチパネル スイッチ14で作動を指示する。
【0019】 タッチパネルスイッチ14はマイクロコンピュータ5をその背面断熱部材で囲繞 されたケース内に装置しており、所定のセッテイングで、タイマーによるON・ OFF指示だけで、所望の加熱調理ができる。 つまり前記調理用加熱器本体に設定時間内において被加熱容器の外側周面にまで 立ち上がる炎の量と時間等の加熱工程を指示するプログラムをもった加熱装置ご とに独立したカセット式マイクロコンピュータ制御装置を設け、タイマーの指示 のみで被加熱容器の中の内容物におこげを形成できるようにしている。
【0020】 調理品目に適応する特別にプログラムされた燃焼過程の選択指示等は前もってマ イコン基盤に入力しているので、簡便な操作で炊飯や焼き上げができる。 カセット式のプログラム変更が容易なマイクロコンピュータ制御装置を設けてい るので、実際の調理では、ONスイッチのみ、又はタイマーの指示のみで被加熱 容器の中の内容物を炊飯し、煮沸し、おこげを形成できるようになっている。 因みにタッチパネルスイッチ14の表示部は、その接続された加熱装置15の各 番号表示や位置表示をし、又時間設定等をデジタルで表示している。 炊飯完了までの残時間をデジタル表示しているので、視認性が高く、かつ顧客へ のサービス情報にもなる。
【0021】 マイコン基盤はそれぞれ独立回路になっているので,故障が少なく、又マイコン 基盤はカセット式に設計しているので、交換が容易であり、かつバージョンアッ プもできる構成である。 勿論、万一の停電や、未着火、炎検知部の断線等の場合に作動するガス緊急停止 装置も併設している。
【0022】 さて、例えば、釜飯と石焼ビビンバとの加熱調理は容器も調理方法も全く異質で あり、燃焼過程も全く異なる。前者は速度ある炊飯であり、後者は炊飯ではなく 調理済みのご飯にさらに焼きあげ調理をするものである。 石釜の上面開口から内部調理品を、赤い炎が一時的に覆うような炎の動きがパフ ォーマンスでおもしろく、又表面への焼きめを作ることができ、さらに石釜内部 に薄いおこげが作成できる。 石焼きビビンバの調理器においておこげ加減が自在にできる装置はきわめて新規 である。 又パエリアやグラタンやリゾットなども独特な調整が必要であり、調理品ごとに その燃焼過程の変化を特有にするものである。
【0023】 このように調理用加熱器1本体に、被加熱容器3・4の外側周面にまで立ち上が る炎の量と時間等の加熱工程を指示できるマイコン制御装置を設けているために 、所定の被加熱容器3・4の中の内容物Rにおこげを形成することも自在にでき る。 本考案のマイクロコンピュータ5にはそのプログラムを記憶させているが、プロ グラムの変更やバージョンアップは自在にできる。
【0024】 調理用加熱器1の上部天板11は6穴の開口部12が設けられ、それぞれに五徳 2の挿入部である上方を広く開口した筒状又は垂直な筒状の足部22が差し込ま れている。 そして前後の五徳2は相互連結部23において接続されている。
【0025】 図2は調理用加熱器1の天板開口部12に五徳2の挿入部である足22を挿入し 取り付けた状態に、五徳2の連結部23付き側面に垂直に五徳2の中心部を通る 線による断面図である。 五徳四隅裏面には五徳支持部材24が取り付けられており五徳2の垂直方向にか かる力を分散ししっかり固着されるとともに、天板11に傷をつけない構造にな っている。
【0026】 図3は、石釜でビビンバを調理している状態の一部断面図であって、調理用加熱 器1の天板開口部12に五徳2の挿入部である足22が差し込まれた状態に、五 徳2の相互連結部23付き側面に垂直に五徳2の中心部を通る線での断面図であ る。 その五徳2の上部には石釜4が設けられその中に食材内容物Rが盛られ、調理用 加熱器1内部に設置されたマイコン5制御によるガスコンロ15より五徳2の炎 通過部を通して石釜4の外側周面に十分な火力が与えられる構造になっている。 炎通過部は、五徳2の受金21の高さと間隔で形成される空間であり、炎は石釜 の底面を伝って外側周面を囲繞する。 実施形態に示す五徳2の受金21の高さは、天板11の表面から3〜4センチメ ートルに設計している。 しかも、五徳2の足22の高さが5〜6センチあり、足22の下端開口にガスコ ンロが位置するので、そこで燃焼する炎は、長い炎となって、強い火力を得るこ とができる。 炎通過部は、足22の筒内から受金21が形成する距離をもっていることも、重 要な要素である。
【0027】 尚、五徳2の四隅裏面には五徳支持部材24が取り付けられており五徳2の垂直 方向にかかる力を分散ししっかり固着されるとともに、天板11に傷をつけない 構造になっている。
【0028】 図4は、調理用加熱器1の天板開口部12に五徳2の足22を挿入し取付けた状 態を、五徳2の連結部23付き側面に並行に五徳2の中心部を通る線での断面図 である。
【0029】 鋳造物である五徳2の内部には空洞がなくその強度は十分であり、また天板開口 部12への挿入部である足22は垂直方向に対して微鋭角をもっており、五徳2 を支える役割も果たしている。 五徳2を支える点では五徳2の四隅裏面には五徳支持部材24が取り付けられて おり五徳2の垂直方向にかかる力を分散してしっかり固着するとともに、天板1 1に傷をつけない構造になっている。
【0030】 図5は、同じく中央断面図であり、受金延長部材25調理用加熱器1の天板開口 部12に五徳2の足22を挿入し取り付けた状態に、さらにその五徳2には受金 延長部材25を取り付けることができることを示している。 受金延長部材25異なる大きさの器に対して対応するもので受金機能を延設する ものである。 図2・図3の五徳の足22と、図4・図5の足22の内側形状は、若干異なり、 前者が錐形で炎を外側方向にガイドし、後者はほぼ垂直上方に炎をガイドする形 状である。
【0031】 図6は五徳2を正面から見た図である。 凸連結部231は端面H型になっており、凹連結部233を差込むことができる 構成であり、H型の構造から五徳2に回転方向に力が加えられても、天板開口部 12を中心とした円運動を防ぐことが出来る構造になっている。 五徳2は一対で使用すると相互に位置が固定されることになる。 又五徳2の四隅裏面には五徳支持部材24が取り付けられその天板11と五徳2 との接面を極力抑えることが出来、傷などによる腐食に伴う不衛生の蓋然性を低 くすることができる。 支持部材24により五徳2は一個でも十分に載置容器を安定して保持できるので あるが、より安全性を高めた構成になっている。
【0032】 五徳2側面部には、相互連結部23の一形態として、凸連結部231及び凹連結 部233を設けている。 相互連結部23の下部は、凸連結部支持部材232を備え、天板11と五徳2と の接面積をより少なく抑えることが出来、天板11に傷がつくことによる腐食を 抑えることが可能となる。天板11に傷がつくことを防ぐ点ではこれは五徳支持 部材24と共通の目的を持っている。
【0033】 図7は二つの五徳2をその連結部23において連結した状態を上方から見た平面 図である。 二つの五徳2は全く同様の構成であり、対向させることで凹凸が嵌合して、連結 係合する。 実施形態に示す五徳2は、一種類の形態で済むので、その製造において部品数を 極力減らすことが出来る構造になっている。
【0034】 尚、前記実施態様は、あくまで一例であってこれに限定されるものではなく、天 板11に設ける開口部12の形状や数、それに対応する五徳2の形状等の設計変 更ができることはいうまでもない。
【0035】
【考案の効果】
本考案は、内部に加熱装置15を有する調理用加熱器1本体の上面に、前記加熱 装置15が臨む開口部12を有する天板11を備え、天板11の開口部12の周 縁部13に支持させて五徳2を設けた調理用加熱器1であって、前記五徳2にこ れに載置される被加熱容器3・4の外側周面に炎を誘導する炎の通過部を設け、 加熱装置15の炎を調理品に応じてマイクロコンピュータ5で制御指示するパネ ルスイッチ14を設けたので、次のような技術的効果がある。 五徳2の受金21の構成を、相互の間隔を広げるとともにその位置を上方に引き 上げて、かつ五徳2に筒状の足21を設けて炎通過部を形成して、炎を上方被加 熱容器の外側周面に当たるように誘導したので、ガスコンロ15を強火にしたと きに効率良くその熱を石釜に付与できる。 その炎を、調理品に応じて制御指示するパネルスイッチ14を本体前面に設けた ので、最良の加熱工程で、スムーズに目的調理物に加熱することができる。 特に、パリッとしたおこげを作るために、強火で短時間に立ち上がり、容器の底 面全体に一気に付与することができる。 一人前用石釜容器で多数個の石焼きビビンバを調理する場合など、均一な品質の ビビンバを提供するには、本考案の調理用加熱器1では、ワンタッチで指示する のみで、その要請に応じることができる。 又本考案調理用加熱器1に用いられる五徳2は、安定強固なもので、五徳支持部 材24及び凸連結部支持部材232を形成することによって、五徳2に載置した 釜3、石釜4の重量のため、五徳2と天板11との接面において傷がつくことを 防ぎ、五徳2によってもおこげを計画的に付与する調理手段を実現できた。 マイクロコンピュータ5制御によるガスコンロ15を設けたことにより、各種調 理をはじめおこげ付与の正確性、安定性を高めることができるようになった。マ イコン基盤をカセット式にしたことで、バージョンアップにも、加熱プログラム の収納なども簡易にできる。 又、受金延長部材25を設けたことにより五徳2の釜3、石釜4のサイズに柔軟 に対応できるようにした。 以上のように、本考案に係る調理用加熱器は、特に石焼きビビンバに、強火で、 おこげや香ばしさを付与できる業務用の多数個同時調理できる加熱器を提供する ものであり、料理店や居酒屋、焼き肉店、等の厨房機器としてきわめて実用的で あり、かつ顧客サービスに大いに有用な価値ある製品と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る調理用加熱器に五徳を装置し、釜
飯用の釜と、ビビンバ用の石釜を載置した状態の全体斜
視図である。
【図2】本考案に係る調理用加熱器1の天板開口部に五
徳の足22を差し込んだ状態の断面図である。
【図3】本考案に係る調理用加熱器1の天板開口部に五
徳の挿入部である足22が差し込まれ、受金の上に石釜
を載せた状態で、マイコンで制御されたガスコンロの炎
により石釜を加熱している状態の断面図である。
【図4】本考案に係る調理用加熱器の天板開口部に五徳
の足を差し込んだ状態の断面図である。
【図5】本考案に係る調理用加熱器1の天板開口部に五
徳の足が差し込まれ、更に受金延長部材を五徳2に取り
付ける直前を説明する断面図である。
【図6】本考案に係る五徳2の平面図である。
【図7】本考案に係る五徳2を相互にその連結部におい
て結合した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 調理用加熱器 11 天板 12 天板開口部 13 天板周縁部 14 前部タッチパネルスイッチ 15 ガスコンロ(加熱装置) 2 五徳 21 受金 22 足 23 連結部 231 凸連結部 232 凸連結部支持部材 233 凹連結部 24 五徳支持部材 25 受金延長部材 3 釜(被加熱用容器:釜飯用の炊飯釜) 4 石釜(被加熱用容器:ビビンバ用の石釜) 5 マイクロコンピュータ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に加熱装置を有する調理用加熱器本体
    の上面に、前記加熱装置が臨む開口部を有する天板を備
    え、天板の開口部周縁部に支持させて五徳を設けた調理
    用加熱器であって、前記五徳にこれに載置される被加熱
    容器の外側周面に炎を誘導する炎の通過部を設けたこと
    を特徴とする調理用加熱器。
  2. 【請求項2】前記調理用加熱器本体に、被加熱容器の外
    側周面にまで立ち上がる炎の量と時間等の加熱工程を指
    示できる制御装置を設け、被加熱容器の中の内容物にお
    こげを形成できるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の調理用加熱器。
  3. 【請求項3】前記開口部が2以上設けられた調理用加熱
    器に装填される各五徳には、少なくとも隣接する他の五
    徳のひとつに係合する相互連結部を設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2のいずれかに記載の調理用加
    熱器。
  4. 【請求項4】前記五徳は、相互連結部と天板との間の接
    触面に支持部を設け及び又は本体と天板との接触面に支
    持部を設け、さらにその受金に取付けられる受金延長部
    材25を別途備えたことを特徴とする請求項1又は請求
    項2又は請求項3のいずれかに記載の調理用加熱器。
  5. 【請求項5】内部に加熱装置を有する調理用加熱器本体
    の上面に、前記加熱装置が臨む開口部を有する天板を備
    え、天板の開口部周縁部に支持させて五徳を設けた調理
    用加熱器であって、前記五徳にこれに載置される被加熱
    容器の外側周面に炎を誘導する炎の通過部を設け、前記
    調理用加熱器本体に設定時間内において被加熱容器の外
    側周面にまで立ち上がる炎の量と時間等の加熱工程を指
    示するプログラムをもった加熱装置ごとに独立したカセ
    ット式のマイクロコンピュータ制御装置を設け、タイマ
    ーの指示のみで被加熱容器の中の内容物を炊飯し、煮沸
    し、おこげを形成できるようにしたことを特徴とする調
    理用加熱器。
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