JP3762670B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、練習場で使用されるゴルフボールのように、マーク及び塗膜に対して高い耐久性が要求されるゴルフボールに関するもので、特に繰り返し受ける打撃や洗浄に対しても優れた塗膜密着性及びマークの耐久性を有するゴルフボールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ボール表面に光沢を与えて外観の向上を図る為、あるいは印刷されたマークや数字の保護のために、顔料入りの塗膜や顔料を含まないクリアー塗膜で覆われている。
【0003】
近年、アイオノマー樹脂カバーを有するゴルフボールにおいては、クリアーペイントで仕上げるゴルフボールが、光沢性と色調が優れることから好まれる傾向にある。また、ボール表面に用いるクリアー塗膜としては、伸縮性に優れ、打撃時のボールの変形にも追随しやすいという点から、一般にウレタン系クリアー塗膜が用いられている。
【0004】
しかしながら、ウレタン系クリアー塗膜とアイオノマーカバーとの密着性は充分ではないことに加えて、ウレタン系クリアー塗膜で表面を覆われたゴルフボールが屋外暴露されると、太陽光がクリアー塗膜を透過して直接アイオノマーカバーに作用することから、アイオノマーカバーとクリアー塗膜との密着性の低下をもたらし、打撃によりクリアー塗膜が剥離しやすい。
【0005】
このため、アイオノマーカバーを有するゴルフボールの表面層をクリアー塗膜で構成する場合、カバーとクリアー塗膜との間に、アイオノマーカバー及びウレタン系クリアー塗膜の双方に対して密着性を有するプライマー塗膜を設けることが提案されている。
【0006】
例えば、特開平8―182775号公報には、ポリオールの水酸基量がポリイソシアネートのイソシアネート基量に対してモル比で過剰になるように配合したウレタン系塗料を用いてプライマー層を形成することが提案されている。このようなウレタン系ペイントは、アイオノマーカバーとの密着性に優れ、且つ類似組成のウレタン系クリアーペイントを用いることにより、プライマー層とトップクリアーコートとの層間密着性を確保している。
【0007】
また、特開昭61−119283号には、カバーを構成するアイオノマー樹脂に、硫酸バリウムや青色着色剤、蛍光増白剤等を添加して、耐紫外線性を有するカバーにするとともに、アイオノマー樹脂カバーに対して接着性に優れたエポキシ系クリアー塗膜をプライマー塗膜として形成し、さらにその上に、ウレタン系クリアー塗膜を形成したゴルフボールが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
練習場に用いられるゴルフボールのように、打撃回数が多く、洗浄して繰返し使用され、さらに屋外暴露の機会も、個人使用のゴルフボールと比べてはるかに高いようなゴルフボールの場合、トップクリアコート及びマークの耐剥離性、耐洗浄性についての要求はかなり厳しくなる。このため、従来のプライマー層、クリアー塗膜の組み合わせでは未だ十分満足できるレベルとは言えず、さらなる耐久性に優れたゴルフボールが望まれている。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クリアコート及びマークの耐久性を、さらに高めたゴルフボールを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、エポキシ系樹脂をアミド硬化剤で硬化させたエポキシ系ペイントが、アイオノマーカバーに対しても、ウレタン系クリアペイントに対しても、双方に対して相溶性に優れ、密着性が優れていること、ウレタン系クリアペイントとして特定のポリオールで構成したポリウレタンを用いることにより、打撃変形に対しても、アルカリ洗浄に対しても耐久性に優れたクリアー塗膜を提供できることを見い出し、本発明を完成した。
【0011】
すなわち、本発明のゴルフボールは、アイオノマー樹脂製カバーを有するボール本体;エポキシ樹脂をポリアミド系硬化剤で硬化してなる、該ボール本体上に形成されたエポキシ樹脂系塗膜;及びポリオールをイソシアネート系硬化剤で硬化してなる、該エポキシ樹脂系塗膜上に形成されたウレタン系クリアー塗膜を含み、前記ポリオールが、ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオールの混合物である。
【0012】
前記ポリエステルポリオールに対する前記ポリエーテルポリオールのの混合比率が、エステル基モル数に対するエーテル基モル数として、60/40〜95/5であることが好ましい。
【0013】
前記エポキシ樹脂系塗膜には、白色顔料が含まれていることが好ましい。
【0014】
前記ウレタン系クリアー塗膜の平均膜厚が6〜16μmであることが好ましく、前記ボール本体への表面には複数のディンプルが形成されている場合には、前記ウレタン系クリアー塗膜のディンプルでのエッジ部での厚みが6〜12μmであることが好ましい。
【0015】
本発明のゴルフボールについてマークが印刷されている場合、前記エポキシ樹脂系塗膜上にマークが印刷されていて、前記ウレタン系クリアー塗膜は、前記マークを覆っていることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明のゴルフボールは、コアをアイオノマー樹脂製カバーで被覆してなるボール本体の表面に、エポキシ樹脂をポリアミド系硬化剤で硬化させたエポキシ樹脂系塗膜を有し、該エポキシ樹脂系塗膜上に、さらに特定のポリオールをイソシアネートで硬化させてなるウレタン系クリアー塗膜で覆ってゴルフボール表層としたものである。
【0017】
ゴルフボール本体の構成成分であるコアとしては、特に限定せず、糸巻きコア、加硫ゴム体いずれも用いることができる。
【0018】
アイオノマー樹脂製カバーは、カバー用材料の主成分がアイオノマー樹脂であればよく、アイオノマー樹脂の他に、熱可塑性エラストマー等がブレンドされていてもよい。アイオノマー樹脂製カバーは、単層構造であっても2層以上の多層構造であってもよい。
【0019】
上記アイオノマー樹脂としては、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの、またはエチレンとα,β‐不飽和カルボン酸とα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したものを用いることができる。α,β‐不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン酸等が挙げられ、特にアクリル酸とメタクリル酸が好ましい。また、α,β‐不飽和カルボン酸エステル金属塩としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸等のメチル、エチル、プロピル、n‐ブチル、イソブチルエステル等が用いられ、特にアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルが好ましい。中和する金属イオンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、バリウム、アルミニウム、錫、ジルコニウム、カドミウムイオン等が挙げられる。
【0020】
熱可塑性エラストマーとは、ハードセグメントのポリマーブロックとソフトセグメントのポリマーブロックとが結合してなるブロックコポリマーで、ハードセグメントがポリエステルであるポリエステル系熱可塑性エラストマー、ハードセグメントがウレタン結合であるポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ハードセグメントがポリアミドであるアミド系熱可塑性エラストマー、ハードセグメントがポリスチレンであるポリスチレン系エラストマー、ハードセグメントがポリエチレン又はポリプロピレンであるポリオレフィン系エラストマーなどが用いられる。
【0021】
アイオノマー樹脂製カバーを構成するカバー材料には、主成分たるアイオノマー樹脂、その他のポリマー成分の他に、必要に応じて、二酸化チタン等の白色顔料や青色着色剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤等の添加剤を添加してもよい。
【0022】
カバー厚みは、特に限定しないが、0.3〜3.5mm程度である。カバー表面には、ディンプルと称する窪みが多数形成されていることが好ましい。
【0023】
以上のような構成を有するアイオノマー樹脂製カバーの表面に、エポキシ樹脂系塗膜層が形成されている。このエポキシ樹脂系塗膜層は、エポキシ樹脂をポリアミド系硬化剤で硬化してなるものである。このようなエポキシ樹脂系塗膜は、アイオノマー樹脂製カバー及びウレタン系クリアーペイントの双方に対して優れた相溶性を有し、このエポキシ樹脂系塗膜の介在によりウレタン系クリアー塗膜のアイオノマー樹脂製カバーに対する密着性を高めることができる。
【0024】
エポキシ樹脂系塗膜に用いられるエポキシ樹脂としては、エポキシ環を含有する樹脂であれば用いることができるが、ビスフェノールAをエピクロルヒドリン等のエポキシ基含有化合物と反応させてなるビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールFとエポキシ基含有化合物を反応させてなるビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールADをエピクロルヒドリン等のエポキシ基含有化合物と反応させてなるビスフェノールAD型エポキシ樹脂などを用いることができる。これらのうち、柔軟性、耐薬品性、耐熱性、強靭性のバランスがよいという点から、ビスフェノールA型樹脂が好ましく用いられる。
【0025】
ポリアミド系硬化剤とは、分子中にエポキシドと反応し得る複数のアミノ基をもち、同様にアミド基を1個以上有する硬化剤で、重合脂肪酸とポリアミンの縮合反応により得られるポリアミノアミド樹脂、ポリエチレンポリアミンにより合成されるポリアミノアミド、ポリオキシアルキレンポリアミドなどの高分子硬化剤の他、同様の機能を有する低分子硬化剤も包含される。
【0026】
重合脂肪酸としては、トール油、大豆油、アマニ油、魚油等のように、リノール酸、リノレイン酸等の不飽和脂肪酸を多く含む天然脂肪酸類を触媒存在下で加熱して合成したものを用いることができるが、好ましくはダイマー分が90質量%以上、トリマー分10質量%以下で、かつ水素添加されたものが好ましく用いられる。ポリアミンとしては、ポリアミド樹脂の製造に用いられるものであればよく、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミンなどが用いられる。
【0027】
本発明に係るエポキシ樹脂系塗膜の製造において、エポキシ樹脂とポリアミド系硬化剤との混合比率は、エポキシ当量/アミン活性水素当量=1/1〜1/1.4が好ましい。
【0028】
エポキシ樹脂系塗膜は一般に耐候性が好ましくなく、紫外線照射等により変色しやすい。本発明のゴルフボールにおいて、エポキシ樹脂系塗膜はプライマーとして用いられているが、ボール表層を構成するトップコートとしてクリアー塗膜が組み合せられているので、エポキシ樹脂系塗膜の耐候性が、アイオノマー樹脂製カバーに対する密着性の点からも重要となる。よって、エポキシ樹脂系塗膜には、顔料が含まれることが好ましい。白色ゴルフボールの場合、白色顔料を含有すればよい。白色顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等を用いることができ、これらのうち酸化チタンが好ましく用いられる。この他、必要に応じて、レベリング剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤などが含有されていてもよい。
【0029】
このようなエポキシ樹脂系ペイント層の厚みは、1〜20μmが好ましく、より好ましくは2〜10μmである。ペイント層の厚みが薄すぎると剥離しやすくなり、分厚すぎるとディンプルのサイズが小さくなって飛距離が伸びにくくなるからである。
【0030】
本発明のゴルフボールは、上記エポキシ樹脂系塗膜上に、ポリオールとして、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールの混合物を使用し、これをイソシアネート硬化剤で硬化させたウレタン系クリアー塗膜が形成されている。
【0031】
このようなウレタン系クリアー塗膜は、外部刺激に対する耐摩耗性に優れるとともに、打撃時のボールの変形に対してもよく追随して優れた密着性を示すことができ、さらに上記エポキシ系プライマー塗膜の介在により、アイオノマー樹脂製カバーに対して優れた密着性を示し、アルカリ洗浄に対しても耐久性あるクリアー塗膜を提供することができる。
【0032】
ウレタン系クリアー塗膜の構成成分としてのポリオールにおけるポリエステルポリオールの含有割合が高くなるほど、塗膜が硬くなり、打撃時のクラブフェースとの擦れや洗浄時のブラシとの擦れやボール同士の擦れ等の外部からの刺激に対する耐摩耗性が向上する一方、塗膜が硬くなりすぎると、打撃によるボールの変形に塗膜が追随できず、塗膜にひび割れが生じたり、ひどい場合には剥離するなど、密着性が低下する傾向にある。一方、ポリオール中のポリエーテルポリオールの混合割合が高くなるほど、塗膜が柔軟になり、打撃によるボールの変形に追随しやすくなって、密着性が向上するが、ポリエーテルポリオールの混合割合が高くなりすぎると、塗膜が軟らかくなりすぎて、外部からの刺激に対する耐摩耗性が低下する。従って、ウレタン系クリアー塗膜の密着性及び耐摩耗性の双方をバランスよく得るためには、ポリエステルポリオールに対するポリエーテルポリオールの混合比率を、ポリオールに含まれるエステル基数に対するエーテル基数の比率(モル比)として60/40以上、好ましくは70/30以上であり、その上限は95/5以下、好ましくは90/10以下である。
【0033】
ポリオールの硬化剤として用いられるイソシアネートとしては、ポリウレタンペイントで従来より用いられているイソシアネート硬化剤を用いることができる。すなわち、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定せず、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナフタリンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、水添キシリレンジイソシアネート(H6XDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、水添ジフェニルメタンジイソシアネート(H12MDI)などの脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族ジイソシアネート化合物を1種又は2種以上を用いることができる。これらのうち、耐候性の観点から、非黄変性イソシアネート(脂肪族、脂環族イソシアネート)を用いることが好ましい。
【0034】
ポリオールとポリイソシアネートとは、使用直前に混合すればよく、両者の混合比率は、ポリイソシアネートのイソシアネート基とポリオールの水酸基の比率(イソシアネート基/水酸基)が0.9以上が好ましくは、より好ましくは1.1以上であって、その上限は1.5以下が好ましく、より好ましくは1.3以下である。
【0035】
ウレタン系クリアー塗膜には、必要に応じて、シリコーン系スリップ剤、レベリング剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤等が含有されていてもよい。
【0036】
ウレタン系クリアー塗膜の平均膜厚は、6μm以上が好ましく、より好ましくは8μm以上である。また、ウレタン系クリアー塗膜の平均膜厚の上限は、16μm以下であることが好ましく、より好ましくは14μm以下である。
【0037】
ここで、一般にゴルフボールには多数のディンプルが形成されていて、図1に示すように、ディンプル1上にまずエポキシ樹脂系塗膜2aが形成され、その上にウレタン系クリアー塗膜2bが形成されている場合、ウレタン系クリアー塗膜2bの膜厚は、塗装の関係から、山部3、エッジ部4、斜面部5、及び底部6で異なる。
【0038】
ウレタン系クリアー塗膜2bは、山部3において、厚みの下限は6μm以上が好ましく、より好ましくは7μm以上、さらに好ましくは9μm以上であり、好ましい上限が15μmで、より好ましくは12μmである。エッジ部4において、厚みの下限は6μm以上が好ましく、より好ましくは7μm以上であり、好ましい上限は12μm以下、より好ましくは10μm以下である。
【0039】
ウレタン系クリアー塗膜の厚みが上記範囲未満になると、塗膜の耐摩耗性が低下し、またアルカリ洗浄に対する塗膜剥がれが起こり易くなる。一方、ウレタン系クリアー塗膜の厚みがぶ厚くなりすぎると、相対的にディンプルサイズ(図1中、rに相当)が小さくなるため、飛距離が伸びない。また、山部3及びエッジ部4におけるウレタン系クリアー塗膜の厚みを上記範囲とすることは、かかる部分でより塗膜の摩耗が起こりやすいことから耐摩耗性との関係において重要であり、後述するように、エポキシ樹脂系塗膜上にマークが印刷され、このマークを覆うようにウレタン系クリアー塗膜が形成されている場合に特に有効である。
【0040】
以上のような構成を有するウレタン系クリアー塗膜は、1層で構成されていてもよいし、ウレタン系プライマー層とウレタン系トップコート層の組み合わせなど、2層以上から構成されていてもよい。
【0041】
本発明のゴルフボールにおいてマークが印刷される場合、エポキシ樹脂系塗膜上にマークが印刷され、このマークを覆うように、ウレタン系クリアー塗膜が形成されていることが好ましい。エポキシ樹脂系塗膜は耐候性との関係から顔料を含むことが好ましい態様であり、ウレタン系クリアー塗膜とエポキシ樹脂系塗膜とは優れた接着性を有することから、エポキシ樹脂系塗膜とウレタン系クリアー塗膜との間にマークを介在させることにより、マークの耐久性を確保できるからである。
【0042】
ここで、マークの損傷は、ウレタン系クリアー塗膜が剥離されてマークが露出した結果、マークが摩耗しやすくなったり又はエポキシ樹脂系塗膜から剥離することによっておこるほか、ウレタン系クリアー塗膜に付着した状態でウレタン系クリアー塗膜とともに剥離される場合がある。ウレタン系クリアー塗膜の剥離は、外部との接触面となるディンプル山部3及びエッジ部4で特にはがれ易い上に、エッジ部4はペイントがのりにくい。従って、エッジ部4の塗膜を上記範囲である6μm以上として、ウレタン系クリアー塗膜自体の剥離を抑制することで、マーク剥離は著しく改善される。
【0043】
このように、一般にペイントがのりにくいエッジ部でのウレタン系クリアー塗膜の厚みを厚くすることは、ウレタン系クリアー塗膜との接着性に優れたエポキシ樹脂系塗膜上にウレタン系クリアー塗膜を形成することにより達成できる。
【0044】
以上のような構成を有するエポキシ樹脂系塗膜及びウレタン系クリアー塗膜は、ボール本体表面に、エポキシ樹脂及びポリアミド系硬化剤の組み合わせからなる2液硬化型塗料、ポリオール及びイソシアネート硬化剤の組み合わせからなる2液硬化型塗料を、従来より公知の塗装方法、すなわちスプレー塗装、刷毛塗り、ペイントガンなどを用いて、塗布し、硬化することにより形成される。
【0045】
ボール本体は、ペイント塗布前に、サンドブラスト処理やショットブラスト処理、バフ研磨等のような当業者に公知の粗面化処理をしておくことが好ましい。このような粗面化処理は、ボール本体表面(アイオノマー樹脂製カバー)とエポキシ樹脂系塗膜との密着性を物理的に向上させることができる。
【0046】
マークを印刷する場合に用いられるインクとしては、特に限定せず、従来よりマークの印刷に用いられているインクを用いることができる。具体的には、ニトロセルロース系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を、顔料のキャリアーとして用いたインクが好ましく用いられる。さらに、硬化剤としてイソシアネートを用いるタイプのインクが好ましい。
【0047】
インクには、着色剤、キャリアーとなる樹脂及びその硬化剤の他、必要に応じて艶消し剤等の添加剤、溶剤が含まれていてもよい。
【0048】
マークの印刷方法は特に限定されず、パッドを用いて印刷するパッド方式、転写箔を用いる転写方式など、いずれも採用することができる。
【0049】
【実施例】
〔評価方法〕
(1)密着性
自然光の下で1ヶ月放置したボールを100回打撃した後、塗膜に碁盤目の切り込みを入れ、剥離した碁盤目の割合を調べた。ここで、剥離した塗膜には、ボール本体表面に直接形成されているプライマーコート(1層目)まで剥離した場合だけでなく、ボール表層に該当するトップコート(2層目)だけが剥離した場合も含めた。
【0050】
塗膜の10%以上が剥離した場合を「×」、塗膜の剥離が10%未満〜1%以上の場合を「△」、塗膜の剥離が1%未満の場合を「○」とした。
(2)耐摩耗性
各ボールを12個づつ準備し、それぞれ150回ボールを実打した。その後、塗膜及びマークの剥離面積を調べた。
【0051】
各ボールについて、ボールの全表面積に対する剥離面積の割合に応じて、0(剥離なし)、1(剥離20%以下)、2(剥離20%超〜40%以下)、3(剥離40%超〜60%以下)、4(剥離60%超〜80%以下)、5(剥離80%超)の5段階で評価し、12個の平均値を求めて、そのボールの耐摩耗性の評価結果とした。
(3)耐候性
スガ試験機株式会社製のサンシャインスーパーロングライフウェザーメーター(WEL−SUN−HC/B型)を用いて槽内温度63℃、湿度50%、60分中12分間降雨の条件下で、120時間照射して、耐候試験を行った(JIS−D0205)。
【0052】
照射前後の色調を測定し、変色度合いを調査した。ボール上の測定点を決め、かかる位置における照射前後の色調を、色差計を用いて、L値、a値、b値を測定し、下記式に基づいて、ΔEを求めた。
【0053】
塗布後及び紫外線硬化後の色度を、Lab値を色差計(ミノルタ製のCR−221)で測定した。塗布後のLab値と初期硬化時のLab値の変化値(ΔL、Δa、Δb)を下記式に代入し、ΔEを求めた。ゴルフボールNo.2のΔEを100として指数で表わした。指数がが大きいほど、変色が大きいことを示している。
【0054】
ΔE=〔(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)21/2
(4)耐アルカリ性
市販の練習場用ゴルフボール洗浄剤である「よごれトール」(横浜油脂工業社製の商品名で、pH13.7〜14.0)の4倍希釈液に50分間浸漬後、水洗し、塗膜、マークの剥離状態を評価した。塗膜、マークの剥離状態については、耐摩耗性の評価に準じて行った。
(5)塗膜厚み
各ボールについて、ディンプル3個を選び、それぞれのディンプルの山部、エッジ部、斜面部、底部の夫々を覆う塗膜層の平均厚さを測定した。
【0055】
ディンプル部の切断面を顕微鏡で測定した。その測定方向は、塗膜表面のある測定点で塗膜表面に接する面からゴルフボール本体における垂線方向、例えば図1の7、8及び9である。図1は模式図であり、測定部分7の両端が鋭角になっているが、実際のゴルフボールでは丸みを帯びていて、その場合にも同様にそれに接する面の垂線方向を測定する。
(6)飛距離
ドライバーを使用したツルーテンパー社製スィングロボットでヘッドスピード40m/secで打撃し、ボールの落下地点までの距離(キャリー)を測定し、従来技術に該当するウレタン系プライマーコートを用いたゴルフボール(No.6)の飛距離を100として指数で表わした。
【0056】
飛距離の測定は、各ボールについて12個づつ行って、平均値を求めた。指数が大きいほど、飛距離が大きいことを示す。
〔ゴルフボールの製造〕
表1に示すコア用組成物を調製し、均一に混練した後、これを金型に入れて、144℃×20分間プレス成形し、直径38.5mmのコアを作成した。次いで、このコア表面に、表1に示すカバー用組成物をインジェクション成形して、直径42.7mmのゴルフボール本体を得た。
【0057】
このゴルフボール本体表面を研磨して、プレス成形時に表面に付着した離型剤を除去し、その後、表2に示すプライマーペイント(エポキシ系ペイント又はウレタン系ペイント)を塗装し、40℃で24時間乾燥して、プライマー塗膜(1層目)を形成した。このプライマー塗膜上に、表1に示すインクを用いて、パッド印刷法でマークを印刷し、その後、トップコート用ペイントとして表2に示すポリオール成分を有するウレタン系ペイントを塗装した。ウレタン系ペイント塗装後、40℃で18時間放置した硬化させて、ウレタン系クリアー塗膜(2層目)を形成した。
【0058】
【表1】
Figure 0003762670
【0059】
エポキシ系プライマー用ペイントとしては、ポリフェノールA型エポキシ系ペイントをポリアミド硬化剤で硬化させたもの(エポキシ当量/アミン活性水素当量=1.1)に、白色顔料(酸化チタン)を添加又は添加せずに用いた。ウレタン系プライマー用ペイントとしては、ポリオールとしてポリエステルポリオールを使用し、イソシアネート系硬化剤としてはヘキサメチレンジイソシアネートを使用し、白色顔料は添加しなかった。
【0060】
トップコート用ペイントとしては、ポリオールとイソシアネート系硬化剤(ヘキサメチレンジイソシアネート)からなる2液硬化型ポリウレタン系クリアーペイントを用いた。ポリオールとイソシアネート系硬化剤との混合割合は、イソシアネート基/水酸基=1.1となるようにした。
【0061】
トップコート用のウレタン系クリアーペイントのポリオールとしては、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールを、エーテル基数/エステル基数(モル比)として、表2に示す割合で混合した混合物を用いた。
【0062】
ウレタン系クリアーペイント塗装により形成されるウレタン系クリアー塗膜の山部、エッジ部、斜面部、底部での各厚みは、表2に示す通りである。
【0063】
このようにして形成した塗装ゴルフボールNo.1〜10について、上記評価方法に基づいて、密着性、マーク及び塗膜の耐摩耗性、マーク及び塗膜の耐アルカリ性、耐候性について調べた。
【0064】
測定結果を表2に示す。
【0065】
【表2】
Figure 0003762670
【0066】
No.1とNo.6を比較すると、ウレタン系トップコートの組成が同じで膜厚が同程度であるが、プライマーコートとしてウレタン系を用いたNo.6は、マーク及び塗膜の耐アルカリ性が劣っていた。このことは、マーク及び塗膜が、アルカリ洗浄に耐えられるような密着性を示すためには、エポキシ系プライマー塗膜を、アイオノマーカバーとウレタン系クリアー塗膜との間に介在させる必要があることがわかる。また、No.6のウレタン系トップコートの組成はNo.1と同じであるにも関わらず、No.6の方が、マーク及び塗膜の耐摩耗性について若干劣る傾向があった。このことから、マーク及び塗膜の耐摩耗性は、ウレタン系トップコートの組成だけに基づいて決まるのではなく、カバーとの密着性にも若干影響を受けると考えられる。
【0067】
No.1〜5はいずれもエポキシ樹脂系プライマーコートを用いているという点では共通しているが、ウレタン系クリアーコートを構成するポリオール成分としてポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールの混合物を用いなかったNo.3〜5は、そのような混合物を用いたNo.1,2と比べて、打撃時の塗膜密着性に劣り、さらに耐アルカリ性にも劣る傾向があった。このことから、エポキシ系プライマーとウレタン系クリアー塗膜との組み合わせにおいて、ウレタン系クリアー塗膜のポリオール成分がポリエステルポリオールとポリエーテルポリオールの混合物の場合に、密着性向上効果をより発揮できることがわかる。No.5の密着性が特に劣っていたことから、ポリエーテルポリオールをポリオール成分として含んでいることが好ましいことがわかる。また、耐摩耗性については、No.3,4が特に劣っていたことから、ポリエステルポリオールをポリオール成分として含んでいることが好ましいことがわかる。これらの結果から、ウレタン塗膜を硬くして耐摩耗性を付与するためにポリエステルポリオールが含まれることが好ましく、ウレタン塗膜に伸縮性を付与して打撃時のボールの変形に追随できるようにするためにはポリエーテルポリオールが含まれることが好ましいことがわかる。
【0068】
また、No.1とNo.2の比較から、耐候性の観点から、エポキシ系プライマー塗膜に顔料が含まれることが好ましいことがわかる。
【0069】
No.7〜10は、いずれもエポキシ系プライマー塗膜と、ポリエステルポリオール及びポリエーテルポリオールの混合物からなるポリオール成分を用いたウレタン系クリアー塗膜との組み合わせで、ウレタン系クリアー塗膜の膜厚が、ぶ厚い場合(No.10)と薄い場合(No.7〜9)を示している。ウレタン系クリアー塗膜がぶ厚い場合、飛距離が劣っていた。ディンプルによる飛行性能の向上効果を充分に発揮できなかったためと考えられる。No.8,9のようにトップコートが薄いと、トップコートが速く摩耗してしまうため、塗膜及びマークの耐摩耗性が充分に得られない。
【0070】
また、No.7から、トップコートの平均膜厚が6μm以上であっても、エッジ部の膜厚が6μm未満の場合には、やはり塗膜及びマークの耐摩耗性が低下する傾向にあり、エッジ部での膜厚が耐摩耗性との関係で重要であることがわかる。
【0071】
No.7〜10とNo.1,2とを比較した場合、耐アルカリ性については、膜厚による差異が認められなかった。耐アルカリ性は、使用するプライマー塗膜の組成、ウレタン系塗膜のポリオール成分に大きく依存し、トップコートの膜厚を変えても耐アルカリ性を向上させることは困難であることがわかる。
【0072】
【発明の効果】
本発明のゴルフボールは、塗装ゴルフボールの表層を構成するウレタン系クリアー塗膜のポリオール成分を工夫しているので、塗膜の外部刺激に対する耐摩耗性及び打撃によるボールの変形に対する密着性に優れている。また、当該クリアー塗膜とアイオノマー樹脂製カバーとの間に、両者に対して優れた接着性を有する特定のエポキシ樹脂系塗膜を介在させているので、アルカリ洗浄に対しても優れた密着性を示す。
【0073】
従って、繰り返し打撃され、アルカリ洗浄を行うような練習場用ゴルフボールとして最適であり、またエポキシ樹脂系塗膜上にマークを印刷し、そのマークを覆うようにウレタン系クリアー塗膜を形成することにより、マークの耐久性も優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 塗装ゴルフボールの表面に存在するディンプル近傍の拡大模式図である。
【符号の説明】
1 ディンプル
2a エポキシ樹脂系塗膜
2b ウレタン系クリアー塗膜
3 山部
4 エッジ部
5 斜面部
6 底部

Claims (5)

  1. アイオノマー樹脂製カバーを有するボール本体;
    エポキシ樹脂をポリアミド系硬化剤で硬化してなる、該ボール本体上に形成されたエポキシ樹脂系塗膜;及び
    ポリオールをイソシアネート系硬化剤で硬化してなる、該エポキシ樹脂系塗膜上に形成されたウレタン系クリアー塗膜を含み、
    前記ポリオールが、ポリエステルポリオールとポリエーテルポリオールの混合物からなり、
    前記ポリエステルポリオールに対する前記ポリエーテルポリオールの混合比率が、エーテル基数/エステル基数(モル比)として、60/40〜95/5であるゴルフボール。
  2. 前記エポキシ樹脂系塗膜には、白色顔料が含まれている請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記ウレタン系クリアー塗膜の平均膜厚が6〜16μmである請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 前記ボール本体への表面には複数のディンプルが形成されていて、前記ウレタン系クリアー塗膜のディンプルでのエッジ部での厚みが、6〜12μmである請求項に記載のゴルフボール。
  5. 前記エポキシ樹脂系塗膜上にマークが印刷されていて、
    前記ウレタン系クリアー塗膜は、前記マークを覆っている請求項1〜4のいずれか1項に記載のゴルフボール。
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