JP7039932B2 - ゴルフボール - Google Patents
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Description
エポキシ塗料は、エポキシ樹脂と硬化剤とを含有する。
前記ウレタン塗料としては、ポリオールを主剤とし、ポリイソシアネートを硬化剤とするいわゆる二液硬化型ウレタン塗料が挙げられる。
前記ポリオール組成物は、ポリオール化合物を含有する。前記ポリオール化合物としては、分子中にヒドロキシ基を2つ以上有する化合物が挙げられる。前記ポリオール化合物としては、分子の末端にヒドロキシ基を有する化合物、分子の末端以外にヒドロキシ基を有する化合物が挙げられる。前記ポリオール化合物は、単独で、あるいは、2種以上を混合して使用しても良い。
次に、ポリイソシアネート組成物について説明する。前記ポリイソシアネート組成物は、ポリイソシアネート化合物を含有する。前記ポリイソシアネート化合物としては、例えば、イソシアネート基を2つ以上有する化合物が挙げられる。
次に、本発明の硬化型塗料の塗布方法について説明する。硬化型塗料の塗布方法は、特に限定されず、公知の方法を採用することができ、例えば、スプレー塗装、静電塗装などを挙げることができる。
本発明のゴルフボールは、ゴルフボール本体と、前記ゴルフボール本体表面に設けられた塗膜とを有するゴルフボールであれば、特に限定されない。ゴルフボール本体の構造は、特に限定されず、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボール、フォーピースゴルフボール、ファイブピースゴルフボール以上のマルチピースゴルフボール、あるいは、糸巻きゴルフボールであってもよい。いずれの場合であっても、本発明を好適に適用できる。
前記ワンピースゴルフボール本体、ならびに、糸巻きゴルフボール、ツーピースゴルフボールおよびマルチピースゴルフボールに用いられるコアについて説明する。
前記ゴルフボール本体は、コアとカバーを有することが好ましい。ここで、カバーは、ゴルフボール本体の最も外側に配置される層(「最外層カバー」とも呼ばれる)である。
本発明のゴルフボール本体は、前記コアとカバーとの間に少なくとも1層以上の中間層を設けてもよい。なお、前記中間層は、ゴルフボールの構成に応じて、内側カバー層や外層コアと称される場合がある。
圧縮変形量(mm)
コアまたはゴルフボールに初期荷重98Nを負荷した状態から終荷重1275Nを負荷したときまでの圧縮方向の変形量(圧縮方向にコアまたはゴルフボールが縮む量)を測定した。
コアの表面部において測定した硬度をコア表面硬度とした。また、コアを半球状に切断し、切断面の中心において測定した硬度をコア中心硬度とした。硬度は、自動硬度計(H.バーレイス社製、デジテストII)を用いて測定した。検出器は、「Shore C」を用いた。
樹脂組成物を用いて、射出成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。このシートを、測定基板などの影響が出ないように3枚以上重ねた状態で、自動硬度計(H.バーレイス社製、デジテストII)を用いて硬度を測定した。検出器は、「Shore D」を用いた。
塗膜の引張特性は、JIS K7161(2014)に準じて測定した。具体的には、主剤および硬化剤を配合した塗料を40℃で4時間乾燥及び硬化をさせて塗膜(厚さ0.05mm)を作製した。この塗膜を、JIS K7127(1999)で規定された試験片タイプ2(平行部の幅10mm、標線間距離50mm)に打ち抜いて試験片を作製した。この試験片について、精密万能試験機(島津製作所製、オートグラフ(登録商標))を用いて引張試験を行った。試験条件は、つかみ具間距離100mm、引張速度50mm/min、試験温度23℃とした。そして、10%ひずみ時の引張応力(10%モジュラス)、破壊時のひずみ量(最大伸び率)を記録した。
樹脂組成物を用いて、射出成形により、厚み約2mmのシートを作製し、23℃で2週間保存した。ISO 527-1に準じて、このシートからダンベル型試験片(標線間距離:73mm、平行部の幅:5.0mm)を作製した。この試験片について、島津製作所製引張試験測定装置(引張速度:100mm/分、測定温度:23℃)を用いて物性を測定し、10%ひずみ時の引張応力(10%モジュラス)、破壊時のひずみ量(最大伸び率)を記録した。
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、サンドウェッジ(クリーブランドゴルフ社製、商品名「CG15フォードウェッジ」、ロフト角:52°)を取り付け、ヘッドスピード16m/sで、ゴルフボールを打撃し、打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによってスピン速度(rpm)を測定した。測定は、各ゴルフボールについて10回ずつ行い、その平均値をスピン速度とした。
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、サンドウェッジ(クリーブランドゴルフ社製、商品名「CG15フォードウェッジ」、ロフト角:52°)を取り付け、ヘッドスピード16m/sで、ゴルフボールを打撃し、打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによってスピン速度(rpm)を測定した。なお、測定対象となるゴルフボールには、野芝の葉(長さ約3cm)を2枚貼付け、打撃時にクラブフェースとゴルフボールとの間に野芝が位置するように打撃した。測定は、各ゴルフボールについて10回ずつ行い、その平均値をスピン速度とした。
(1)塗料No.U1
塗料No.U1として、2液硬化型ウレタン樹脂塗料組成物(神東塗料社製、ポリン#950)を用いた。ポリン#950(基剤)(神東塗料社製、水酸基価128mgKOH/g、ポリオール成分(トリメチロールプロパン、ポリオキシテトラメチレングリコール)と、ポリイソシアネート成分(イソホロンジイソシアネート)とからなるウレタンポリオール)6.8質量部と、ポリン#950(硬化剤)1質量部とを混合し、塗料No.U1を調製した。なお、ポリン#950(硬化剤)は、ヘキサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(旭化成ケミカルズ社製、デュラネート(登録商標)TKA-100(NCO含有率:21.7質量%))30質量部、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット変性体(旭化成ケミカルズ社製、デュラネート21S-75E(NCO含有率:15.5質量%))30質量部、イソホロンジイソシアネート(BAYER社製、デスモジュール(登録商標) Z 4470(NCO含有率:11.9質量%))40質量部を混合し、溶媒として、メチルエチルケトン、酢酸n-ブチル、トルエンの混合溶媒を追加し、ポリイソシアネート成分の濃度が60質量%になるように調整した。塗料No.U1において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は0.61であった。この塗料No.U1から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが65kgf/cm2(6.4MPa)、最大伸び率が90%であった。
ポリン#950(基剤)11.5質量部と、ポリン#950(硬化剤)1質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U2を調製した。塗料No.U2において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は0.36であった。この塗料No.U2から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが10kgf/cm2(1.0MPa)、最大伸び率が260%であった。
ポリン#950(基剤)3.5質量部と、ポリン#950(硬化剤)11質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U3を調製した。塗料No.U3において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は1.20であった。この塗料No.U3から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが190kgf/cm2(18.6MPa)、最大伸び率が120%であった。
ポリン#950(基剤)2.6質量部と、ポリン#950(硬化剤)1質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U4を調製した。塗料No.U4において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は1.58であった。この塗料No.U4から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが280kgf/cm2(27.5MPa)、最大伸び率が70%であった。
ポリン#950(基剤)3.5質量部と、ポリン#950(9)(トルエンジイソシアネートのイソシアヌレート変性体(住化コベストロウレタン社製、デスモジュールIL 1451))を1質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U5を調製した。塗料No.U5において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は0.8であった。この塗料No.U5から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが330kgf/cm2(32.4MPa)、最大伸び率が13%であった。
ポリン#950(基剤)2.0質量部と、ポリン#950(9)を1質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U6を調製した。塗料No.U6において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は1.4であった。この塗料No.U6から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが550kgf/cm2(53.9MPa)、最大伸び率が10%であった。
ポリン#950(基剤)11.8質量部と、ポリン#950(硬化剤)1質量部に変更したこと以外は塗料No.U1の調製方法と同様にして、塗料No.U7を調製した。塗料No.U7において、ポリオール組成物中のヒドロキシ基に対するポリイソシアネート組成物中のイソシアネート基のモル比(NCO/OH)は0.35であった。この塗料No.U7から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが8kgf/cm2(0.8MPa)、最大伸び率が260%であった。
塗料No.E1として、2液硬化型エポキシ樹脂塗料組成物(神東塗料社製、ポリン#755)を用いた。この塗料組成物の主剤液は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量:450g/eq~500g/eq)と、溶剤からなる。この塗料組成物の硬化剤液は、変性ポリアミドアミン(アミン当量:450g/eq~550g/eq)と、溶剤とからなる。主剤液と硬化剤液とシンナーの混合比率は、ポリン#755クリアー(基剤)0.93部、ポリン#755クリアー(硬化剤)1部、ポリン #711 シンナ-0.8部となるように調整した。この塗料No.E1から得られる塗膜の物性は、10%モジュラスが440kgf/cm2(43.1MPa)、最大伸び率が10%であった。
(1)コアの作製
表1に示した配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で、表1に示した条件にて加熱プレスすることにより球状コアを得た。
アクリル酸亜鉛:日触ファインケミカル製、「ZN-DA90S」
酸化亜鉛:東邦亜鉛社製、「銀嶺R」
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
ジクミルパーオキサイド:日油社製、「パークミル(登録商標)D」
安息香酸:シグマアルドリッチ社製(純度99.5質量%以上)
表2に示した配合の材料を、二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状の中間層用またはカバー用の樹脂組成物を調製した。押出条件は、スクリュー径45mm、スクリュー回転数200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は、押出機のダイの位置で200~260℃に加熱された。
ハイミランAM7329:三井・デュポン・ポリケミカル社製、亜鉛イオン中和エチレン-メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ラバロン(登録商標)T3221C:三菱化学社製、熱可塑性ポリスチレンエラストマー
エラストラン(登録商標)NY80A:BASFジャパン社製、熱可塑性ポリウレタンエラストマー
硫酸バリウム:堺化学社製、「硫酸バリウムBD」
酸化チタン:石原産業社製、A220
上記で得た中間層用組成物(樹脂組成物No.A)を、上記で得たコア上に直接射出成形することにより、コアに中間層が被覆された球体を作製した。成形用上下型は、半球状キャビティと、球体を支持する進退可能なホールドピンとを有している。中間層成形時には、上記ホールドピンを突き出し、コアを投入後ホールドさせ、80トンの圧力で型締めした金型に260℃に加熱した中間層用組成物を0.3秒で注入し、30秒間冷却して型開きして球体を取り出した。上記で得たペレット状のカバー用組成物(樹脂組成物No.B)をハーフシェル成形用金型の下型の凹部ごとに1つずつ投入し、加圧してハーフシェルを成形した。圧縮成形は、成形温度170℃、成形時間5分、成形圧力2.94MPaの条件で行った。2枚のハーフシェルを用いて、上記で得た球体を同心円状に被覆して、圧縮成形によりカバーを成形した。圧縮成形は、成形温度145℃、成形時間2分、成形圧力9.8MPaの条件で行った。
上記で得たゴルフボール本体の表面をサンドブラスト処理して、マーキングを施した後、スプレーガンで表3に示した塗料を塗布し、40℃のオーブンで24時間塗料を乾燥させ、質量45.3gのゴルフボールを得た。塗装は、3本のプロングを備えた回転体にゴルフボール本体を載置し、回転体を300rpmで回転させ、ゴルフボール本体からエアーガンを吹き付け距離(7cm)だけ離間させて上下方向に移動させながら行った。エアーガンの吹付条件は、吹付エアー圧;0.15MPa、圧送タンクエアー圧;0.10MPa、1回の塗布時間;1秒、雰囲気温度;20℃~27℃、雰囲気湿度;65%以下とした。なお、ゴルフボール本体に吹き付けた内層用塗料が完全に乾燥した後、外層用塗料の吹き付けを行った。得られたゴルフボールの評価結果を表3に示した。
Claims (15)
- ゴルフボール本体と前記ゴルフボール本体表面に設けられた塗膜とを有し、
前記塗膜が2層以上の多層構造を有し、
前記塗膜の最内層は、10%モジュラス(kgf/cm2)(M1)と最大伸び率(%)(E1)との比(M1/E1)が、20以上50以下であり、
前記塗膜の最内層の比(M1/E1)の値が、前記塗膜の最外層の10%モジュラス(kgf/cm2)(M2)と最大伸び率(%)(E2)との比(M2/E2)の値よりも大きいことを特徴とするゴルフボール。 - 前記塗膜の基材樹脂が、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フッ素樹脂およびポリエステル樹脂よりなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の厚さ(T1)と最外層の厚さ(T2)との比(T1/T2)が、0.1~1.5である請求項1または2に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の最大伸び率(%)(E1)と前記塗膜の最外層の最大伸び率(%)(E2)との比(E2/E1)が、3~50である請求項1~3のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の10%モジュラス(M1)と最外層の10%モジュラス(M2)との差(M1-M2)が100kgf/cm2~600kgf/cm2である請求項1~4のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の最大伸び率(E1)が、5%以上50%未満である請求項1~5のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の10%モジュラス(M1)が、200kgf/cm2~500kgf/cm2である請求項1~6のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最内層の基材樹脂が、エポキシ樹脂である請求項1~7のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最外層の比(M2/E2)が、0.01以上10未満である請求項1~8のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最外層の最大伸び率(E2)が、50%~500%である請求項1~9のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最外層の10%モジュラス(M2)が、5kgf/cm2以上300kgf/cm2未満である請求項1~10のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記塗膜の最外層の基材樹脂が、ウレタン樹脂である請求項1~11のいずれか一項に記載のゴルフボール。
- 前記ゴルフボール本体が、コアとカバーを有し、
前記カバーの最大伸び率(E4)が、200%~800%である請求項1~12のいずれか一項に記載のゴルフボール。 - 前記カバーの10%モジュラス(M4)が、5kgf/cm2~30kgf/cm2である請求項13に記載のゴルフボール。
- 前記カバーの最大伸び率(%)(E4)と前記塗膜の最内層の最大伸び率(%)(E1)との比(E4/E1)が、5以上100以下である請求項13または14に記載のゴルフボール。
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