JP3761904B2 - サーボル−プの自動利得制御回路 - Google Patents

サーボル−プの自動利得制御回路 Download PDF

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光学的情報記録再生装置のサーボループ、特にフォーカスサーボループやトラッキングサーボループの利得を調整するサーボループの自動利得制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、光ディスクのような光学的情報記録再生装置に採用されるフォーカシング制御及びトラッキング制御方式としては、種々の方式が提案されている。中でも一般的なものとして、4分割センサを用いた非点収差法及びプッシュプル法が挙げられる。図3はその非点収差法とプッシュプル法によるフォーカスサーボループ及びトラッキングサーボループを示したブロック図である。
【0003】
図中、1は光ディスクから反射された光を受光する4分割センサ、2はそれぞれのセンサの出力を増幅するセンサアンプである。このセンサアンプ2の出力を加算器3、4及び減算器5を用いてアナログ演算した結果、トラッキングエラー信号S1が生成される。図4は光ヘッドが情報トラックを横切ったときに得られる信号を示した図である。トラッキングエラー信号S1は、図4(a)に示すように1トラックが一周期の正弦波状となり、図中A1〜A4に示す0レベルの点でオントラックとなる。
【0004】
また、加算器6は4分割センサ1で受光する全光量を反映した信号、すなわち和信号S2を出力する。和信号S2も図4(b)に示すようにトラック1本を一周期とした正弦波に近い形となるが、一般的にはオントラック(オンランド)で最大、オングルーブで最小となり、トラッキングエラー信号S1とは位相が90度ずれた正弦波となる。ここで、図4(a),(b)に示す3本の曲線について以下に説明する。
【0005】
まず、同じ製法で作製した光ディスクであっても、さまざまなパラメータは個々にばらつくのは避けられない。情報記録再生用の光ビームは、光ディスクで反射あるいは透過した後センサに入射し、サーボ信号あるいは情報信号となるのであるが、この時にディスクの反射率(透過率)が個々にばらついていると、図4(a),(b)に示したようにレベルの異なった信号となってしまう。つまり、A,B,C3枚のディスクは反射率バラツキによってS1,S2は図4のように変化する。しかしながら、S1,S2のレベルは反射率(透過率)に比例関係にあるため、AGC(自動利得制御回路)11を用いてS1/S2の演算を行う事により反射率(透過率)ばらつきをキャンセルした形での正規化されたトラッキングエラー信号S3を得る事ができる。また、同じディスクであっても光ヘッドが異なると、光学系の透過率やセンサの感度ばらつきによって同様の現象が見られるが、これもやはり自動利得制御回路11によって正規化された信号に変換する事ができる。
【0006】
正規化されたトラッキングエラー信号S3は、利得調整回路13、サーボ系を安定化するために設けられた位相補償器16及びスイッチ17、加算器18を通してトラッキングアクチュエータドライバ19に入力される。そして、ATアクチュエータ20をトラッキングエラー信号S3をもとに駆動する事でトラッキング制御が行われる。なお、ATアクチュエータ20のゲインや電気系のゲインばらつき等、自動利得制御回路11により補正できない要素を補正する為に利得調整回路13を用いて手動あるいは自動的に調整が行われる。また、光ビームを所望の情報トラックに移動する際には、スイッチ17をオフし、スイッチ15をオンする事で、ジャンプパルス発生回路14からの駆動信号がATアクチュエータ20に印加される。これにより、ATアクチュエータ20を強制的に目的トラックに向かって移動させる、いわゆるトラックジャンプが行われる。
【0007】
一方、非点収差法によるフォーカスエラー信号は、加算器7,8、減算器9を用いてアナログ演算した結果、出力S12として得られる。図5は合焦点付近での各部の信号を示しており、フォーカスエラー信号S12は図5(a)のように合焦点A5で0レベルとなる一周期分の正弦波となる。又、和信号は図5(b)に示すような信号として得られる。但し、これも図5(a),(b)に示したように、ディスクの反射率(透過率)ばらつきや光ヘッドのばらつきによってレベルが変化するため、AGC(自動利得調整回路)12を用いて正規化されたフォーカスエラー信号S13が生成される。
【0008】
正規化されたフォーカスエラー信号S13は、利得調整回路21、位相補償器24、スイッチ25、加算器26、フォーカスアクチュエータドライバ27を通してAFアクチュエータ28に入力される。そして、フォーカスエラー信号S13をもとにAFアクチュエータ28を駆動することで、フォーカシング制御が行われる。また、ディスク挿入時には、スイッチ25をオフ、スイッチ23をオンする事で、アップダウン回路22からの出力信号が直接AFアクチュエータドライバ27に印加される。これにより、AFアクチュエータ28を強制的にアップダウンし、対物レンズをフォーカス方向に駆動することにより、合焦点付近オートフォーカス(AF)の引き込みが行われる。このとき、フォーカスエラー信号は図5(a)のようにS字状に変化し、この信号の合焦点付近でスイッチ23をオフ、スイッチ25をオンすることでAFが引き込まれる。
【0009】
次に、自動利得調整回路11の構成を図6に基づいて説明する。自動利得調整回路11はトラッキングエラー信号S1を和信号S2で除算することによってトラッキングエラー信号S1を正規化するための回路である。乗算器30はS2,S8の2つの入力を乗算してS7を出力する回路で、ゲイン定数をG1とするとS7=G1・S2・S8を出力する。29は演算増幅器で、出力S8は乗算器30に入力され、演算増幅器29に負帰還がかかっている。また、オフセット調整用ボリューム39は0レベルにあり、このとき演算増幅器29のオープンループゲインを十分大きいとすると、
S8=S1/(G1・S2) …(1)
となる。従って、演算増幅器29の出力にはトラッキングエラー信号S1を和信号S2で正規化したエラー信号を得ることができる。
【0010】
しかしながら、実際に回路を構成した場合には、演算増幅器29の入力オフセットVofst1 や乗算器30の入力オフセットVofst2 の影響を受ける。この時、S8に生じるオフセットVofstは、S1=0の時に、
ofst=Vofst1 /(G1・S2)+Vofst2 …(2)
となり、図7に示すような曲線となる。つまり、S8現れるオフセットの内、演算増幅器29の入力オフセットはS2に反比例し、乗算器30の入力オフセットは一定の形で出力S8に現われる。
【0011】
ここで、S2は和信号すなわちディスクからの反射光の全光量を反映した信号であるから、半導体レーザのパワー変動やディスクの反射率変動によってS2のレベルがV1からV2へ変化すると、S8に発生するオフセットも変化する。そこで、オフセット調整用ボリューム39,40を付加することにより、Vofst1 とVofst2 をそれぞれ別個に調整できる構成とし、ディスクを挿入しない状態で外部から強制的にS2に電圧を加えて図8(a)に示すように変化させる。これにより、S8にはV1,V2に対応したオフセットが現れ、この時の出力S8の変化分は演算増幅器29の入力オフセットに起因するので、ボリューム39を調整して図8(b)に示すようにS8がS2によって変化しないようにすると、残った一定のオフセットがVofst2 になる。これをボリューム40で調整してオフセット0の出力S3を得ることで、自動利得調整回路11のオフセット調整が行われる。
【0012】
ここまではトラッキングサーボ及び自動利得調整回路11に関して説明したが自動利得調整回路12については、トラッキングエラー信号S1の代わりにフォーカシングエラー信号S12を入力する事により、同様のオフセット調整を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6の自動利得制御回路では、本来和信号が入力すべき場所に強制的に電圧を入力しながらボリュームを調整する構成のため、調整は基板出荷前の初期調整に限られていた。そのため、素子の温度特性や経年変化によるオフセットの変化に対応できず、フォーカシングサーボやトラッキングサーボが不安定になり、又調整工程も複雑になるという問題があった。
【0014】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、その目的は演算増幅器や乗算器の入力オフセットを自動的に算出することにより、オフセットを随時調整できるようにし、これによって素子の温度特性や経年変化によらず、常時フォーカスサーボループやトラッキングサーボループを安定して動作させることを可能としたサーボループの自動利得制御回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、光学的情報記録媒体に情報を記録または再生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号をもとに生成されたトラッキングエラー信号またはフォーカシングエラー信号を、前記サーボセンサの出力信号をもとに生成された和信号で除算し、正規化する自動利得制御回路において、2つの異なる和信号レベルに相当する電圧を交互に印加する手段と、前記回路の出力信号を検出する手段と、前記検出結果に基づいて、前記2つの電圧に対応して検出された出力信号それぞれに発生する、前記和信号レベルに応じて変化するオフセット(Vofst1/(G1・S2))が実質的にゼロとなるキャンセル用のオフセットを算出し、前記トラッキングエラー信号またはフォーカシングエラー信号に印加する手段とを備えることを特徴とするサーボループの自動利得制御回路によって達成される。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明によるサーボループの自動利得制御回路の一実施例を示した回路図である。なお図1では図6の従来装置と同一部分は同一符号を付して説明を省略することにする。図1において、31はバッファアンプ、32と33はそれぞれ制御信号S4とS5によって開閉が制御されるスイッチである。スイッチ32及び33には電圧Eが入力されており、スイッチ32,33がオンであれば所定電圧Eが抵抗器36b,36cを介してバッファアンプ31へ入力される。通常の装置の動作状態では、スイッチ32及び33はオフであり、バッファアンプ31には図3に示した加算器6から出力される和信号S2が抵抗器36aを介して入力される。従って、通常時はバッファアンプ31の出力信号は和信号S2だけを反映した信号となり、これが乗算器30へ出力される。
【0017】
乗算器30は演算増幅器29と共に、トラッキングエラー信号S1を和信号S2で割算する割算回路として構成されており、この割算によって正規化したトラッキングエラー信号S3が生成される。また、35は後述するように演算増幅器29、乗算器30の入力オフセットを演算するためのCPU、34及び38はCPU35の指示に基づいて入力オフセットをキャンセルするための電圧値を演算増幅器29、加算器41に与えるためのDAC(D/A変換器)37は加算器41の出力信号S3をCPU35に取り込むためのADC(A/D変換器)である。
【0018】
次に、上記実施例のオフセット調整動作について説明する。即ち、本実施例ではトラッキング制御動作の開始に先立って演算増幅器29と乗算器30の入力オフセットの自動調整が行われるので、その具体的な調整動作について説明する。まず、光学的情報記録再生装置に記録媒体であるところの光ディスクがセットされると、記録再生用光源の半導体レーザの点灯前に制御信号S4によってスイッチ32がオンされる。これにより、電圧Eがスイッチ32、抵抗器36bを介してバッファアンプ31に入力される。一方、和信号S2も抵抗器36aを介してバッファアンプ31に入力されるのであるが、このときは光源の半導体レーザは消灯してあるので、和信号S2は0レベルである。
【0019】
従って、このときのバッファアンプ31の入力信号S6の振幅レベルを図7で説明したV1に等しくなるように各素子の定数を選んでやると、
V1=E・R36a /(R36a +R36b ) …(3)
となり、この電圧V1がバッファアンプ31に入力される。R36a は抵抗器36aの抵抗値、R36b は抵抗器36bの抵抗値である。このときの自動利得制御装置の出力信号S3は図7で説明したV3に相当するので、信号S3はA/D変換器37でデジタル化されてCPU35に取り込まれる。
【0020】
次いで、制御信号S4によりスイッチ32がオフされ、また制御信号S5によってスイッチ35がオンされる。光源は依然として消灯のままである。このときのバッファアンプ31の入力信号S6のレベルを図7で説明したV2に等しくなるように各素子の定数を選んでやると、
V2=E・R36a /(R36a +R36c ) …(4)
となり、この電圧V2が同様にバッファアンプ31ヘ入力される。R36c は抵抗器36cの抵抗値である。このときの自動利得制御装置の出力信号S3は図7のV4に相当するので、やはりA/D変換器37でデジタル化されてCPU35に取り込まれる。ここで、制御信号S4とS5によってスイッチ32と33を交互に連続的にオン、オフさせると、図8で説明したような動作となり、演算増幅器29の出力信号S8は、図8(a)に示したようにV3とV4の間で矩形波状に変化する信号となる。
【0021】
そこで、CPU35では既知であるV1とV2及び乗算器30のゲインG1、A/D変換器37で取り込まれたV3とV4から上記(2)式を用いて演算増幅器29の入力オフセットVofst1 及び乗算器30の入力オフセットVofst2 が算出される。即ち、CPU35では、
ofst1 =G1・(V4−V3)・V1・V2/(V1−V2) …(5)
ofst2 =V4−Vofst1 /(G1・V2) …(6)
の演算処理によってVofst1 とVofst2 が算出される。CPU35では、更に得られた入力オフセット値をもとにそれらをキャンセルすべくD/A変換器34,38にキャンセル用の値がセットされる。この場合、演算増幅器29の入力オフセットVofst1D/A変換器34にキャンセル用の値をセットしたことによってキャンセルされるのであるが、その出力に生じるオフセットは和信号S2のレベルに拘らず一定となり、これが乗算器30の入力オフセットVofst2 として残る。そこで、D/A変換器38にそのキャンセル用の値をS9としてセットし、これを加算器41に印加することによって、出力信号S3に生じるオフセットは完全にキャンセルされ、オフセットの影響のない正規化されたトラッキングエラー信号S3が生成される。
【0022】
こうしてオフセットの調整が終了すると、制御信号S4,S5によってスイッチ32,33はオフ状態に維持され、また光源の半導体レーザが点灯される。次いで、フォーカスサーボとトラッキングサーボが順次オンされ、装置は記録再生が可能な状態となる。この装置の通常の動作状態においては、前述のように演算増幅器29と乗算器30はトラッキングエラー信号S1を和信号S2で割算する割算回路として機能し、図3に示したトラッキングサーボループではこれによって正規化されたトラッキングエラー信号S3を用いてトラッキング制御が行われる。なお、実施例ではスイッチ32と33を交互に開閉する構成としたが、一方を閉じたままでもう一方を開閉することによっても、オフセットの調整を行うことが可能である。
【0023】
本実施例では、トラッキング制御の前に自動的に演算増幅器と乗算器の入力オフセットを算出してキャンセルすることにより、オフセットの調整を初期調整に限ることなく随時行うことができ、素子の温度特性や経年変化によるサーボループの利得の変動に対しても十分に対処することができる。従って、トラッキングサーボループの利得を常時最適な利得に保つことができるので、サーボループを常に安定して動作させることができる。また、オフセットの調整はオフセットの算出からそれをキャンセルする値の設定まで全て自動的に行うために、従来のような基板出荷前の調整といった作業がなくなり、その分装置の製造工程を簡素化することができる。
【0024】
図2は本発明の他の実施例を示した回路図である。この実施例はスイッチ32と33を用いずにCPU35の入出力ポートから直接抵抗器36b,36cに接続した例である。その他の構成は図1と同じである。一般に、CPU35の入出力ポートは出力モードに設定した場合は、“0”(0V)あるいは“1”(5V)となり、入力モードに設定したときはハイインピーダンスとなる。そこで、本実施例ではこれを利用してS10を出力モードと入力モードで切り換えることにより、スイッチ32を開閉するのと同様に入力信号S10をオン、オフして信号S6の電位を変化させる。また、入力信号S11も同様に切り換えることで信号S6の電位を変化させる。
【0025】
従って、通常の装置の動作状態では、信号S10,S11は入力モード(ハイインピーダンス)としておけば、バッファアンプ31の出力信号は和信号S2をそのまま反映した信号となるので、トラッキングエラー信号S1を和信号S2で割算して正規化したトラッキングエラー信号S3が生成される。一方、オフセットを調整する場合は、光源の半導体レーザの点灯前に、S10とS11を交互に“1”出力モードに切り換えて信号S6の電位をV1とV2の間で変化させる。このときの信号S3の電位はA/D変換器37でCPU35に取り込まれ、CPU35では図1の実施例と同様に、取り込まれた値や既知のV1,V2やG1を用いてVofst1 ,Vofst2 が算出される。そして、CPU35では得られた結果をもとにD/A変換器34と38にオフセットをキャンセルするための値をセットすることで演算増幅器29、乗算器30の入力オフセットの調整が行われる。このように本実施例においても、図1の実施例と全く同様の効果を得ることができる。
【0026】
なお、以上の実施例では、トラッキングエラー信号の自動利得制御回路について説明したが、フォーカスエラー信号の自動利得制御回路においても全く同様の構成でオフセットの調整を行うことができる。また、実施例ではオフセットの調整をディスクが装置に装着されたときに行うとしたが、これに限ることなく、例えば装置の電源が投入されたときに調整してもよいし、あるいは装置が待機状態などのときに定期的に調整してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、演算増幅器及び乗算器の入力オフセットを自動的に算出してキャンセルすることにより、サーボループの利得を従来のように基板出荷前の初期調整に限ることなく、例えば記録媒体の装着時など随時調整することができる。従って、素子の湿度特性や経年変化によってサーボループの利得が変化しても利得の調整を随時行えるために、常時サーボループを安定して動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーボループの自動利得制御回路の一実施例を示した回路図である。
【図2】本発明の他の実施例を示した回路図である。
【図3】光学的情報記録再生装置の非点収差法とプッシュプル法によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループを示したブロック図である
【図4】図3のサーボループのトラッキングエラー信号と和信号を反射率の異なる3つのディスクに対応して示した図である
【図5】図3のサーボループのフォーカスエラー信号と和信号を反射率の異なる3つのディスクに対応して示した図である
【図6】図3のトラッキングサーボループの利得調整回路の構成例を示した回路図である
【図7】図6の利得調整回路の和信号S2と演算増幅器29の出力S8との関係を示した図である
【図8】図6の利得調整回路のオフセット調整動作を説明するための図である
【符号の説明】
29 演算増幅器
30 乗算器
31 バッファアンプ
32,33 スイッチ
34,38 DAC(D/A変換器)
35 CPU
36a〜36c 抵抗器
37 ADC(A/D変換器)
41 加算器

Claims (2)

  1. 光学的情報記録媒体に情報を記録または再生する光ヘッドのサーボセンサの出力信号をもとに生成されたトラッキングエラー信号またはフォーカシングエラー信号を、前記サーボセンサの出力信号をもとに生成された和信号で除算し、正規化する自動利得制御回路において、
    2つの異なる和信号レベルに相当する電圧を交互に印加する手段と、前記回路の出力信号を検出する手段と、前記検出結果に基づいて、前記2つの電圧に対応して検出された出力信号それぞれに発生する、前記和信号レベルに応じて変化するオフセット(Vofst1/(G1・S2))が実質的にゼロとなるキャンセル用のオフセットを算出し、前記トラッキングエラー信号またはフォーカシングエラー信号に印加する手段とを備えることを特徴とするサーボループの自動利得制御回路。
  2. 更に、前記検出結果に基づいて、前記2つの電圧に対応して検出された出力信号それぞれに発生する、前記和信号レベルに拘らず一定のオフセット(Vofst2)をキャンセルするオフセットを算出し、前記トラッキングエラー信号またはフォーカシングエラー信号に印加する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のサーボループの自動利得制御回路。
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