JP3760890B2 - レーザプリンタにおける用紙反転機構および画像形成装置における用紙反転機構 - Google Patents

レーザプリンタにおける用紙反転機構および画像形成装置における用紙反転機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置における用紙反転機構に関し、特に、用紙搬送路を有するレーザプリンタなどの画像形成装置における用紙反転機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置の一例としてレーザプリンタが知られている。このレーザプリンタにおいて、従来、用紙の両面に印字するための用紙反転機構を備えたレーザプリンタが提案されている。
【0003】
図13は、従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構を示した斜視図である。図14は、図13に示した従来の用紙反転機構の上部ガイドを示した斜視図である。図15は、図13に示した従来の用紙反転機構のトレイを示した平面図であり、図16は、図15に示した従来の用紙反転機構のトレイの側面図である。図17は、図13に示した従来の用紙反転機構のトレイと下部ガイドとの位置関係を示した平面図であり、図18は、図17に示した従来の用紙反転機構の下部ガイドの側面図である。図19は、図13に示した従来の用紙反転機構の170−170線に沿った断面図であり、図20は、図13に示した従来の用紙反転機構のトレイを取り外した状態での180−180線に沿った断面図である。まず、図13〜図20を参照して、従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構の構造について説明する。
【0004】
従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構では、図13に示すように、ベース101に上部ガイド102が取り付けられている。この上部ガイド102には、図14に示すように、4個の取り付け部102aが一体的に設けられている。この4個の取り付け部102aは、4個のねじ103によりベース101(図1参照)に取り付けられている。また、上部ガイド102は、下面102bを有している。また、ベース101には、図13に示すように、トレイ104が脱着可能に取り付けられている。このトレイ104は、図15および図16に示すように、下面104aと上面104bとを有している。また、ベース101には、図17に示すように、トレイ104がベース101に装着されたときにトレイ104の両側にそれぞれ配置されるように、下部ガイド108が取り付けられている。この下部ガイド108は、図18に示すように、下面108aと上面108bとを有している。
【0005】
そして、図19に示すように、ベース101の内側底面101aと、トレイ104の下面104aと、下部ガイド108の下面108aとによって、片面が印字された用紙が搬送される下部用紙搬送路109が構成されている。また、トレイ104の上面104bと、下部ガイド108の上面108bと、上部ガイド102の下面102bとによって、反転された用紙が搬送される上部用紙搬送路110が構成されている。そして、下部用紙搬送路109に搬送された用紙を反転して上部用紙搬送路110に搬送するための反転部111が、下部用紙搬送路109と上部用紙搬送路110とを接続するように設けられている。
【0006】
また、下部用紙搬送路109および上部用紙搬送路110の側部には、図13に示すように、側板112が設けられている。この側板112の上部用紙搬送路110に対応する位置112aには、図20に示すように、複数の用紙搬送用の駆動ローラ113が回転可能に取り付けられている。また、側板112には、複数の駆動ローラ113にそれぞれ対向するように、複数の従動ローラ114が配置されている。この複数の従動ローラ114は、常に、駆動ローラ113に押圧された状態となっている。この状態で、駆動ローラ113と従動ローラ114との間に用紙の端部を通過させることによって、用紙が搬送される。
【0007】
次に、図19を参照して、従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構の用紙搬送時の動作について説明する。まず、図19中の矢印Eに沿って、片面が印字された用紙が下部用紙搬送路109に搬送される。そして、用紙の後端が反転部111の所定の箇所に到達したことが検知された後、図19中の矢印Fに沿って、下部用紙搬送路109から反転部111を経由して上部用紙搬送路110に用紙が搬送される。この際、用紙が反転部111を通過するので、上部用紙搬送路110には、印字面が反転された用紙が搬送される。最後に、上部用紙搬送路110に搬送された用紙は、駆動ローラ113と従動ローラ114との間を通過することにより図19中の矢印G方向に搬送される。そして、図19中の矢印G方向に搬送された用紙は、プリンタ本体の印字部(図示せず)に搬送される。
【0008】
ここで、下部用紙搬送路109の途中で紙づまりが発生した場合、まず、図19中の矢印H方向に、ベース101からトレイ104を取り外す。そして、トレイ104が装着されていたスペースに手を挿入して、下部用紙搬送路109に位置する紙づまりした用紙を取り除く。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構では、上記したように、下部用紙搬送路109において紙づまりした用紙を取り除く場合、機構内部の狭い空間に手を挿入して用紙を取り除かなければならないので、紙づまりした用紙を容易に取り除くことが困難であるという問題点があった。
【0010】
そこで、従来では、機構内部に手を挿入することなく、紙づまりした用紙を取り除くことができる機構が提案されている。これらは、たとえば、特開平6−175435号公報および特開2000−44086号公報などに開示されている。
【0011】
上記特開平6−175435号公報では、用紙反転機構をベースから取り外す際に、用紙反転機構の搬送ローラと一体的に回転するピニオンと、ベースに取り付けられたラックとを係合させて搬送ローラを回転させる機構が開示されている。これにより、用紙反転機構をベースから取り外す作業に伴って搬送ローラが回転するので、手を機構内部に挿入することなく、回転する搬送ローラによって紙づまりした用紙が外に搬送される。しかしながら、上記特開平6−175435号公報の機構では、ラックとピニオンを用いるため機構が複雑になるという問題点がある。また、用紙反転機構の下部で紙づまりが発生した場合には、機構内部の狭い空間に手を挿入して用紙を取り除かなければならないので、図13〜図19に示した従来技術と同様、紙づまりした用紙を容易に取り除くことが困難であるという問題点がある。
【0012】
また、上記特開2000−44086号公報では、カバーの開閉動作に伴って回転するギアの駆動をソレノイドによって上下動するラックと複数のギアとを介して搬送ローラに伝達する機構が開示されている。これにより、カバーの開閉動作に伴って搬送ローラが回転するので、手を機構内部に挿入することなく、回転する搬送ローラによって紙づまりした用紙が外に搬送される。しかしながら、上記特開2000−44086号公報の機構では、複数のギア、ソレノイドおよびラックを用いるため、機構が複雑になるという問題点がある。また、上記特開2000−44086号公報では、定着ユニットの周辺以外で紙づまりが発生した場合の対策がなされていない。すなわち、用紙反転機構で紙づまりが発生すれば、機構内部の狭い空間に手を挿入して用紙を取り除かなければならないので、図13〜図19に示した従来技術と同様、紙づまりした用紙を容易に取り除くことが困難であるという問題点がある。
【0013】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、
この発明の1つの目的は、機構を複雑化することなく、容易に、紙づまりした用紙を取り除くことが可能なレーザプリンタにおける用紙反転機構を提供することである。
【0014】
この発明のもう1つの目的は、上記のレーザプリンタにおける用紙反転機構において、機構内部に手を挿入することなく、紙づまりした用紙を取り除くことである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1におけるレーザプリンタにおける用紙反転機構は、ベースと、ベースに脱着可能に装着されたトレイと、ベースに取り付けられ、トレイがベースに装着されたときにトレイの両側にそれぞれ配置される下部ガイドと、ベースの内側底面とトレイの下面および下部ガイドの下面とによって構成され、片面が印字された用紙が搬送される下部用紙搬送路と、下部用紙搬送路に搬送された用紙を反転するための反転部と、トレイの上面および下部ガイドの上面によって構成され、反転部により反転された用紙を搬送するための上部用紙搬送路とを含むレーザプリンタにおける用紙反転機構において、トレイの一方の下部ガイド側に設けられ、ベースにトレイを装着するとき、および、ベースからトレイを取り外すときは、ベースの内側底面と接するとともに、ベースにトレイを装着するときのみ装着方向に回転し、ベースからトレイを取り外すときには、回転せずに下部用紙搬送路に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイの取り外し動作に伴って用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラと、ローラを回転可能に保持するとともに、所定の支点回りに回動可能なローラ保持部材と、ローラ保持部材に組み込まれ、ローラがベースの内側底面と接する方向に、ローラ保持部材を回動させるように付勢するねじりばねと、ベースの内側底面と少なくとも用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて、一方の下部ガイドに一体的に設けられ、ベースにトレイが装着されたときに、ローラが乗り上がる略L字状の受け部とをさらに備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項1では、上記のように、ベースにトレイを装着するとき、および、ベースからトレイを取り外すときは、ベースの内側底面と接するとともに、ベースにトレイを装着するときのみ装着方向に回転し、ベースからトレイを取り外すときには、回転せずに下部用紙搬送路に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイの取り外し動作に伴って用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラをトレイに設けることによって、下部用紙搬送路で紙づまりが発生した場合に、トレイの取り外し動作に伴って下部用紙搬送路に位置する紙づまりした用紙が外に取り出されるので、手を機構内部の狭い空間に挿入することなく、容易に、紙づまりした用紙を取り除くことができる。また、トレイにローラを設けるのみであるので、機構が複雑化することがない。さらに、トレイを取り外すときのみ摩擦力が発生するので、トレイをベースに装着する際には、摩擦力に抗する力を加える必要がないとともに、摩擦によりローラが消耗するのを抑制することができる。また、ローラがベースの内側底面と接する方向に、ローラ保持部材を回動させるように付勢するねじりばねを設けることによって、下部用紙搬送路に位置する紙づまりした用紙に対するローラの押圧力を大きくすることができるので、ローラと紙づまりした用紙との間の摩擦力を大きくすることができる。
【0017】
また、請求項1では、ベースにトレイが装着されたときに、ローラが乗り上がる略L字状の受け部を、ベースの内側底面と少なくとも用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて、一方の下部ガイドに設けることによって、用紙が下部用紙搬送路を通過する際に、ローラは受け部に乗り上がった状態になるとともに、受け部の下面とベースの内側底面との間隔は、用紙の厚みよりも大きくなるので、ローラおよび受け部が下部用紙搬送路を通過する用紙の妨げになることはない。また、受け部を下部ガイドに一体的に設けることによって、受け部を設けたとしても部品点数が増加することがない。
【0018】
請求項2における画像形成装置における用紙反転機構は、ベースと、ベースに脱着可能に装着されたトレイと、ベースの内側底面とトレイの下面とによって構成され、用紙が搬送される用紙搬送路と、トレイに設けられ、ベースからトレイを取り外すときには、用紙搬送路に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイの取り外し動作に伴って用紙を取り出す用紙取り出し手段とを備える。
【0019】
請求項2では、上記のように、ベースからトレイを取り外すときには、用紙搬送路に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイの取り外し動作に伴って用紙を取り出す用紙取り出し手段をトレイに設けることによって、用紙搬送路で紙づまりが発生した場合に、トレイの取り外し動作に伴って用紙搬送路に位置する紙づまりした用紙が外に取り出されるので、手を機構内部の狭い空間に挿入することなく、容易に、紙づまりした用紙を取り除くことができる。
【0020】
請求項3における画像形成装置における用紙反転機構は、請求項2の構成において、用紙取り出し手段は、ベースにトレイを装着するとき、および、ベースからトレイを取り外すときは、ベースの内側底面と接するとともに、ベースにトレイを装着するときのみ装着方向に回転し、ベースからトレイを取り外すときには、回転せずに用紙搬送路に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイの取り外し動作に伴って用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラを含む。このように構成すれば、トレイにローラを設けるのみであるので、機構が複雑化することがない。また、トレイを取り外すときのみ摩擦力が発生するので、トレイをベースに装着する際には、摩擦力に抗する力を加える必要がないとともに、摩擦によりローラが消耗するのを抑制することができる。
【0021】
請求項4における画像形成装置における用紙反転機構は、請求項3の構成において、ローラを回転可能に保持するとともに、所定の支点回りに回動可能なローラ保持部材と、ローラ保持部材に組み込まれ、ローラがベースの内側底面と接する方向に、ローラ保持部材を回動させるように付勢するねじりばねとをさらに備える。このように構成すれば、用紙搬送路に位置する紙づまりした用紙に対するローラの押圧力を大きくすることができるので、紙づまりした用紙とローラとの間の摩擦力を大きくすることができる。
【0022】
請求項5における画像形成装置における用紙反転機構は、請求項3または4の構成において、ベースの内側底面と少なくとも用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて設けられ、ベースにトレイが装着されたときに、ローラが乗り上がる受け部をさらに備える。このように構成すれば、用紙が用紙搬送路を通過する際に、ローラは受け部に乗り上がった状態になるとともに、受け部の下面とベースの内側底面との間隔は、用紙の厚みよりも大きくなるので、ローラおよび受け部が用紙搬送路を通過する用紙の妨げになることはない。
【0023】
請求項6における画像形成装置における用紙反転機構は、請求項5の構成において、トレイがベースに装着されたときにトレイの両側にそれぞれ配置される下部ガイドをさらに備え、受け部は、一方の下部ガイドに一体的に設けられている。このように構成すれば、受け部を設けたとしても部品点数が増加することがない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構を示した斜視図である。図2は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構の上部ガイドを示した斜視図である。図3は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイを示した平面図であり、図4は、図3に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイの側面図である。図5は、図3に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイに設けられたローラの50−50線に沿った部分断面図であり、図6は、図5に示したローラの60−60線に沿った断面図である。図7は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイと下部ガイドとの位置関係を示した平面図であり、図8は、図7に示した一実施形態による用紙反転機構の下部ガイドの側面図である。図9は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構の70−70線に沿った断面図であり、図10は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイを取り外した状態での80−80線に沿った断面図である。まず、図1〜図10を参照して、本実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構の構造について説明する。
【0026】
本実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構では、図1に示すように、ベース1に上部ガイド2が取り付けられている。この上部ガイド2には、図2に示すように、4個の取り付け部2aが一体的に設けられている。この4個の取り付け部2aは、4個のねじ3によりベース1(図1参照)に取り付けられている。また、上部ガイド2は、下面2bを有している。また、ベース1には、図1に示すように、トレイ4が脱着可能に取り付けられている。このトレイ4は、図3および図4に示すように、下面4aと上面4bとを有している。
【0027】
ここで、本実施形態では、図3および図4に示すように、トレイ4には、クラッチ機構を有するローラ5が取り付けられている。なお、ローラ5は、本発明の「用紙取り出し手段」の一例である。このローラ5は、図5に示すように、ゴム部5aと、クラッチケース5bと、ワンウェイクラッチ5cと、シャフト5dとによって構成されている。そして、ゴム部5a、クラッチケース5bおよびワンウェイクラッチ5cは、一体的に回転するように取り付けられている。また、ワンウェイクラッチ5cは、シャフト5dに対して一方方向のみに回転するように取り付けられている。
【0028】
具体的には、図6に示すように、ワンウェイクラッチ5cには、4つの溝部20が設けられているとともに、この溝部20にベアリングボール5eが収納されている。4つの溝部20の矢印X方向側の部分20aの深さは、ベアリングボール5eの直径よりも大きく形成されており、溝部20の矢印Xとは反対方向側の部分20bの深さは、ベアリングボール5eの直径よりも小さくなるように形成されている。そして、溝部20の部分20bから部分20aに向かって徐々に深さが大きくなるように形成されている。これにより、ワンウェイクラッチ5cが矢印X方向に回転しようとすると、ベアリングボール5eが溝部20の深さの小さい部分20bに位置するようになるので、シャフト5dは、ベアリングボール5eに押圧される。このため、シャフト5dとベアリングボール5eとの間の摩擦力が大きくなるので、ワンウェイクラッチ5cは、矢印X方向に回転することができなくなる。
【0029】
その一方、ワンウェイクラッチ5cが矢印Xとは反対方向に回転しようとすると、ベアリングボール5eが溝部20の深さの大きい部分20aに位置するようになるので、シャフト5dは、ベアリングボール5eに押圧されない。このため、ワンウェイクラッチ5cは、矢印Xとは反対の方向には回転することができる。これにより、ワンウェイクラッチ5cは、一方方向のみにしか回転されない。なお、本実施形態では、ローラ5は、ベース1にトレイ4を装着するときの装着方向のみに回転するように設定されている。
【0030】
また、本実施形態では、ローラ5は、図3および図4に示すように、トレイ4の所定の支点回りに回動可能に取り付けられたローラ保持部材6に回転可能に保持されている。そして、ローラ保持部材6には、ねじりばね7が組み込まれている。このねじりばね7によって、ローラ保持部材6のローラ5が保持された部分は、下方向に回動するように付勢されている。
【0031】
また、ベース1には、図7に示すように、トレイ4がベース1に装着されたときにトレイ4の両側にそれぞれ配置されるように、下部ガイド8が取り付けられている。この下部ガイド8は、図8に示すように、下面8aと上面8bとを有している。
【0032】
ここで、本実施形態では、図8に示すように、一方の下部ガイド8の側面には、ベース1の内側底面1a(図9参照)と少なくとも用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて、略L字状の受け部8cが一体的に設けられている。この受け部8cは、図9に示すように、トレイ4がベース1に装着された状態で、トレイ4に設けられたローラ5が乗り上がるように配置されている。これにより、ローラ5は、ベース1にトレイ4を装着するとき、および、ベース1からトレイ4を取り外すときのみ、ベース1の内側底面1aと接する。また、ローラ5は、上述したように、クラッチ機構を有しているので、ベース1にトレイ4を装着するときに内側底面1aと接触すれば、トレイ装着方向に回転する。その一方、ベース1からトレイ4を取り外すときに内側底面1aと接触すれば、ローラ5は、回転せずに内側底面1a(用紙)との間で摩擦力が発生する。
【0033】
そして、図9に示すように、ベース1の内側底面1aと、トレイ4の下面4aと、下部ガイド8の下面8aとによって、片面が印字された用紙が搬送される下部用紙搬送路9が構成されている。また、トレイ4の上面4bと、下部ガイド8の上面8bと、上部ガイド2の下面2bとによって、反転された用紙が搬送される上部用紙搬送路10が構成されている。そして、下部用紙搬送路9に搬送された用紙を反転して上部用紙搬送路10に搬送するための反転部11が、下部用紙搬送路9と上部用紙搬送路10とを接続するように設けられている。
【0034】
また、下部用紙搬送路9および上部用紙搬送路10の側部には、図1に示すように、側板12が設けられている。この側板12の上部用紙搬送路10に対応する位置12aには、図10に示すように、複数の用紙搬送用の駆動ローラ13が回転可能に取り付けられている。また、側板12には、複数の駆動ローラ13にそれぞれ対向するように、複数の従動ローラ14が配置されている。この複数の従動ローラ14は、常に、駆動ローラ13に押圧された状態となっている。この状態で、駆動ローラ13と従動ローラ14との間に用紙の端部を通過させることによって、用紙が搬送される。
【0035】
図11は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構の紙づまりが発生した場合の動作を説明するための図9に対応する断面図である。図12は、図1に示した一実施形態による用紙反転機構の紙づまりが発生した場合の動作を説明するための図7に対応する平面図である。次に、図9、図11および図12を参照して、本実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構の用紙搬送時の動作および紙づまり時の動作について説明する。
【0036】
まず、本実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構の用紙搬送時の動作としては、図9中の矢印Aに沿って、片面が印字された用紙が下部用紙搬送路9に搬送される。そして、用紙の後端が反転部11の所定の箇所に到達したことが検知された後、図9中の矢印Bに沿って、下部用紙搬送路9から反転部11を経由して上部用紙搬送路10に用紙が搬送される。この際、用紙が反転部11を通過するので、上部用紙搬送路10には、印字面が反転された用紙が搬送される。最後に、上部用紙搬送路10に搬送された用紙は、駆動ローラ13と従動ローラ14との間を通過することにより図9中の矢印C方向に搬送される。そして、図9中の矢印C方向に搬送された用紙は、プリンタ本体の印字部(図示せず)に搬送される。
【0037】
そして、下部用紙搬送路9の途中で紙づまりが発生した場合には、まず、トレイ4を図9中の矢印D方向に取り外す。この際、本実施形態では、図11および図12に示すように、トレイ4に取り付けられたローラ5も矢印D方向に移動する。このため、ローラ5は、受け部8cから離れるとともに、ねじりばね7の付勢力によりローラ保持部材6のローラ5が取り付けられた部分が下方向に回動するので、ローラ5は、ベース1の内側底面1a上に位置する用紙(図示せず)に所定の押圧力で接触する。この状態で、トレイ4を取り外した場合、クラッチ機構を有するローラ5は、トレイ4の取り外し方向には回転されない。これにより、ベース1の内側底面1a上に位置する紙づまりした用紙とローラ5との間で摩擦力が発生するので、トレイ4の取り外し動作に伴って紙づまりした用紙が外に取り出される。
【0038】
本実施形態では、上記のように、ベース1にトレイ4を装着するときのみ装着方向に回転し、ベース1からトレイ4を取り外すときには、回転せずに下部用紙搬送路9に位置する用紙との間で摩擦力を発生させることによりトレイ4の取り外し動作に伴って用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラ5をトレイ4に設けることによって、下部用紙搬送路9で紙づまりが発生した場合に、トレイ4の取り外し動作に伴って下部用紙搬送路9に位置する紙づまりした用紙が外に取り出されるので、手を機構内部の狭い空間に挿入することなく、容易に、紙づまりした用紙を取り除くことができる。
【0039】
また、トレイ4にローラ5を設けるのみであるので、機構が複雑化することがない。さらに、トレイ4を取り外すときのみ摩擦力が発生するので、トレイ4をベース1に装着する際には、摩擦力に抗する力を加える必要がないとともに、摩擦によりローラ5が消耗するのを抑制することができる。また、ローラ5がベース1の内側底面1aと接する方向に、ローラ保持部材6を回動させるように付勢するねじりばね7を設けることによって、下部用紙搬送路9に位置する紙づまりした用紙に対するローラ5の押圧力を大きくすることができるので、ローラ5と紙づまりした用紙との間の摩擦力を大きくすることができる。
【0040】
また、本実施形態では、ベース1にトレイ4が装着されたときに、ローラ5が乗り上がる略L字状の受け部8cを、ベース1の内側底面1aと少なくとも用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて、一方の下部ガイド8に設けることによって、用紙が下部用紙搬送路9を通過する際に、ローラ5は受け部8cに乗り上がった状態になるとともに、受け部8cの下面とベース1の内側底面1aとの間隔は、用紙の厚みよりも大きくなるので、ローラ5および受け部8cが下部用紙搬送路9を通過する用紙の妨げになることはない。また、受け部8cを下部ガイド8に一体的に設けることによって、受け部8cを設けたとしても部品点数が増加することがない。
【0041】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0042】
たとえば、上記実施形態では、本発明をレーザプリンタにおける用紙反転機構に適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、レーザプリンタ以外の画像形成装置における用紙反転機構にも適用可能である。
【0043】
また、上記実施形態では、クラッチ機構を有するローラ5を用いて用紙を取り出すようにしたが、本発明はこれに限らず、紙づまりした用紙との間で摩擦力を発生させる他の取り出し手段を用いて用紙を取り出すようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、機構を複雑化することなく、容易に、紙づまりした用紙を取り除くことが可能なレーザプリンタにおける用紙反転機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるレーザプリンタにおける用紙反転機構を示した斜視図である。
【図2】図1に示した一実施形態による用紙反転機構の上部ガイドを示した斜視図である。
【図3】図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイを示した平面図である。
【図4】図3に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイの側面図である。
【図5】図3に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイに設けられたローラの50−50線に沿った部分断面図である。
【図6】図5に示したローラの60−60線に沿った断面図である。
【図7】図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイと下部ガイドとの位置関係を示した平面図である。
【図8】図7に示した一実施形態による用紙反転機構の下部ガイドの側面図である。
【図9】図1に示した一実施形態による用紙反転機構の70−70線に沿った断面図である。
【図10】図1に示した一実施形態による用紙反転機構のトレイを取り外した状態での80−80線に沿った断面図である。
【図11】図1に示した一実施形態による用紙反転機構の紙づまりが発生した場合の動作を説明するための図9に対応する断面図である。
【図12】図1に示した一実施形態による用紙反転機構の紙づまりが発生した場合の動作を説明するための図7に対応する平面図である。
【図13】従来のレーザプリンタにおける用紙反転機構を示した斜視図である。
【図14】図13に示した従来の用紙反転機構の上部ガイドを示した斜視図である。
【図15】図13に示した従来の用紙反転機構のトレイを示した平面図である。
【図16】図15に示した従来の用紙反転機構のトレイの側面図である。
【図17】図13に示した従来の用紙反転機構のトレイと下部ガイドとの位置関係を示した平面図である。
【図18】図17に示した従来の用紙反転機構の下部ガイドの側面図である。
【図19】図13に示した従来の用紙反転機構の170−170線に沿った断面図である。
【図20】図13に示した従来の用紙反転機構のトレイを取り外した状態での180−180線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 ベース
1a 内側底面
4 トレイ
4a 下面
4b 上面
5 ローラ(用紙取り出し手段)
6 ローラ保持部材
7 ねじりばね
8 下部ガイド
8a 下面
8b 上面
8c 受け部
9 下部用紙搬送路
10 上部用紙搬送路
11 反転部
20 溝部

Claims (5)

  1. ベースと、前記ベースに脱着可能に装着されたトレイと、前記ベースに取り付けられ、前記トレイが前記ベースに装着されたときに前記トレイの両側にそれぞれ配置される下部ガイドと、前記ベースの内側底面と前記トレイの下面および前記下部ガイドの下面とによって構成され、片面が印字された用紙が搬送される下部用紙搬送路と、前記下部用紙搬送路に搬送された前記用紙を反転するための反転部と、前記トレイの上面および前記下部ガイドの上面によって構成され、前記反転部により反転された前記用紙を搬送するための上部用紙搬送路とを含むレーザプリンタにおける用紙反転機構において、
    前記トレイの前記一方の下部ガイド側に設けられ、前記ベースに前記トレイを装着するとき、および、前記ベースから前記トレイを取り外すときは、前記ベースの内側底面と接するとともに、前記ベースに前記トレイを装着するときのみ装着方向に回転し、前記ベースから前記トレイを取り外すときには、回転せずに前記下部用紙搬送路に位置する前記用紙との間で摩擦力を発生させることにより前記トレイの取り外し動作に伴って前記用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラと、
    前記ローラを回転可能に保持するとともに、所定の支点回りに回動可能なローラ保持部材と、
    前記ローラ保持部材に組み込まれ、前記ローラが前記ベースの内側底面と接する方向に、前記ローラ保持部材を回動させるように付勢するねじりばねと、
    前記ベースの内側底面と少なくとも前記用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて、前記一方の下部ガイドに一体的に設けられ、前記ベースに前記トレイが装着されたときに、前記ローラが乗り上がる略L字状の受け部とをさらに備えたことを特徴とする、レーザプリンタにおける用紙反転機構。
  2. ベースと、
    前記ベースに脱着可能に装着されたトレイと、
    前記ベースの内側底面と前記トレイの下面とによって構成され、用紙が搬送される用紙搬送路と、
    前記トレイに設けられ、前記ベースから前記トレイを取り外すときには、前記用紙搬送路に位置する前記用紙との間で摩擦力を発生させることにより前記トレイの取り外し動作に伴って前記用紙を取り出す用紙取り出し手段とを備え
    前記用紙取り出し手段は、
    前記ベースに前記トレイを装着するとき、および、前記ベースから前記トレイを取り外すときは、前記ベースの内側底面と接するとともに、前記ベースに前記トレイを装着するときのみ装着方向に回転し、前記ベースから前記トレイを取り外すときには、回転せずに前記用紙搬送路に位置する前記用紙との間で摩擦力を発生させることにより前記トレイの取り外し動作に伴って前記用紙を取り出すクラッチ機構を有するローラを含む、画像形成装置における用紙反転機構。
  3. 前記ローラを回転可能に保持するとともに、所定の支点回りに回動可能なローラ保持部材と、
    前記ローラ保持部材に組み込まれ、前記ローラが前記ベースの内側底面と接する方向に、前記ローラ保持部材を回動させるように付勢するねじりばねとをさらに備える、請求項2に記載の画像形成装置における用紙反転機構。
  4. 前記ベースの内側底面と少なくとも前記用紙の厚みよりも大きい間隔を隔てて設けられ、前記ベースに前記トレイが装着されたときに、前記ローラが乗り上がる受け部をさらに備える、請求項2または3に記載の画像形成装置における用紙反転機構。
  5. 前記トレイが前記ベースに装着されたときに前記トレイの両側にそれぞれ配置される下部ガイドをさらに備え、
    前記受け部は、前記一方の下部ガイドに一体的に設けられている、請求項4に記載の画像形成装置における用紙反転機構。
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