JP5799601B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、画像記録装置10は、記録用紙15(図3)に画像を記録するプリンタ部11と、原稿の画像を取り込むスキャナ部12とを備えており、プリント、スキャン、コピー等を実行可能である。スキャナ部12は任意の構成であり、以下では、スキャナ部12についての説明が省略されている。
図1,3に示されるように、プリンタ部11は、筐体14と、筐体14に収容される給紙カセット24と、給紙カセット24から記録用紙15を給送する給送部50と、記録用紙15を搬送する搬送装置40と、搬送される記録用紙15に画像を記録する記録部30とを備えている。記録用紙15(第1被搬送媒体に相当する)は、普通紙や葉書や光沢紙などである。また、プリンタ部11は、図4に示されるメディアトレイ17(第2被搬送媒体に相当する)を搬送装置40により搬送可能である。メディアトレイ17には、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録メディア16が載置される。記録メディア16は、メディアトレイ17と共に搬送され、記録部30により画像が記録される。
図1に示されるように、筐体14は、給紙カセット24を収容する収容空間22を下部に有している。収容空間22は、筐体14の前面の下部に設けられた挿入口23により外部と通じている。ユーザは、挿入口23を介して、収容空間22から給紙カセット24を抜き出し、または収容空間22へ給紙カセット24を挿入する。
図3に示されるように、給紙カセット24は、給送される記録用紙15を保持する給紙トレイ26と、画像が記録された記録用紙15を受ける排紙トレイ25とを備えている。給紙トレイ26は、記録用紙15が載置される底板27と、給送される記録用紙15を後方斜め上へ案内する傾斜板28と、排紙トレイ25を支持する側板29とを備えている。
図3に示されるように、給送部50は、支軸51と、支軸51に回動可能に支持されたアーム52と、アーム52の回動先端部に回転可能に設けられた給送ローラ53と、アーム52に設けられた複数個のギア54とを備えている。支軸51は、後述の第1フレーム32(図5)に回転可能に支持されており、駆動モータにより回転される。支軸51の回転は、複数個のギア54により給送ローラ53へ伝達される。
図3に示されるように、搬送装置40は、記録用紙15が通過する空間である搬送路41と、搬送路41において記録用紙15を挟んで搬送するローラ対56,60,64と、不図示の駆動部と、検出機構68(図8)とを備えている。駆動部は、マイクロコンピュータにより回転が制御された複数個の駆動モータを有している。検出機構68については後で詳細な説明がされる。
図3に示されるように、搬送路41は、第1搬送路42と、記録用紙15の両面に画像を記録するための第2搬送路43とを備えている。記録用紙15の両面に画像を記録する両面印刷機能は任意の機能であり、以下では、第2搬送路43や両面印刷についての説明は省略されている。
図3の実線に示されるように、蓋21は、開口20(図2(A))を閉塞する姿勢において湾曲路44の湾曲外側を区画する外側ガイド面21Aを備えている。よって、図2(B),図3の破線に示されるように、蓋21が開かれると、湾曲路44が外部に露出される。ユーザは、蓋21を開いて湾曲路44を露出させ、ジャム処理を行う。
図3に示されるように、ガイド部材100は、前後方向8における蓋21の前側に配置されており、プラテン75に支持されている。ガイド部材100は、湾曲路44の湾曲内側を区画する内側ガイド面101(内側ガイド面に相当する)を備えている。
図3に示されるように、プラテン75は、前後方向8におけるガイド部材100の前側に配置されており、直線路45の下面の一部を区画している。
図3に示されるように、第1のローラ対56は、前後方向8におけるプラテン75の後端部側に配置されている。第1のローラ対56は、第1フレーム32(図5)に回転可能に支持された第1回転軸58と、第1回転軸58に設けられた搬送ローラ57と、プラテン75に回転可能に支持された複数個の第1従動ローラ59とを備えている。第1従動ローラ59は、搬送ローラ57の下側に配置されている。第1回転軸58が駆動モータにより回転されると、第1のローラ対56は、記録用紙15を挟んで搬送する。
図3に示されるように、第2のローラ対60は、前後方向8におけるプラテン75の前端部側に配置されている。第2のローラ対60は、プラテン75に回転可能に支持された第2回転軸62と、第2回転軸62に設けられた複数個の排紙ローラ61と、第1フレーム32(図5)に回転可能に支持された複数個の第2従動ローラ63とを備えている。一の第2従動ローラ63は、一の排紙ローラ61と上下方向7において対向している。駆動モータにより第2回転軸62が回転されると、第2のローラ対60は、記録用紙15を挟んで搬送する。
図3に示される第3のローラ対64は、前後方向8における第2のローラ対60の前側に配置されている。第3のローラ対64は、後述のリンクプレート47に回転可能に支持された第3回転軸66と、第3回転軸66に設けられた複数個のスイッチバックローラ65と、第1フレーム32(図5)に回転可能に支持された複数個の第3従動ローラ67とを備えている。一の第3従動ローラ67は、一のスイッチバックローラ65と上下方向7において対向している。駆動モータにより第3回転軸66が回転されると、第3のローラ対64は、記録用紙15を挟んで搬送する。
図3に示されるように、記録部30は、プラテン75の上側に配置されたキャリッジ31に搭載されている。キャリッジ31は、不図示のガイドレールにより、左右方向9(図3における紙面に垂直な方向)に沿って往復動が可能なように支持されている。記録部30は、左右方向9に沿って往復動されながら、プラテン75上を間欠搬送される記録用紙15へインク滴を吐出し、画像記録を行う。
図4に示されるメディアトレイ17は、厚みが3mm程度の矩形板状の外形を呈する。図4における上下方向7、前後方向8及び左右方向9は、メディアトレイ17が搬送装置40(図3)により搬送される姿勢(図3)における方向を示している。メディアトレイ17は、上面側に設けられた位置決め機構18を有している。位置決め機構18は、記録メディア16の中心部に設けられた孔16Aに嵌り、メディアトレイ17に載置された記録メディア16を位置決めする。
図3に示されるように、トレイガイド77は、前後方向8における第3のローラ対64の前側に配置されている。図5に示されるように、トレイガイド77は、板状の基部78と、左右方向9における基部78の左右両側面からそれぞれ突出された挿入突部79とを備えている。挿入突部79は、第2フレーム70に設けられた挿入孔74に挿入されており、挿入孔74内を移動可能である。挿入突部79及び挿入孔74により、トレイガイド77は、第2フレーム70に移動可能に支持されている。トレイガイド77は、ユーザにより、図3の実線に示される位置と、破線に示される位置とに移動される。破線に示される位置にあるトレイガイド77は、第2のローラ対60のニップ位置へメディアトレイ17を案内する。
図5に示されるリンクプレート47は、トレイガイド77の移動に連動して、プラテン75と、第3回転軸66及びスイッチバックローラ65とを上下方向7へ移動させるものである。リンクプレート47は、前後方向8へ移動可能に第1フレーム32(図5)に支持されている。リンクプレート47は、トレイガイド77の挿入突部79と連結されており、トレイガイド77がユーザにより移動されると、前後方向8へ移動される。リンクプレート47は、トレイガイド77により前方へ移動されると、プラテン75及びスイッチバックローラ65を下げる。リンクプレート47は、トレイガイド77により後方へ移動されると、プラテン75及びスイッチバックローラ65を持ち上げる。プラテン75が下げられると、プラテン75と共に、ガイド部材100、第1従動ローラ59、第2回転軸62に設けられた排紙ローラ61も下げられる。プラテン75、ガイド部材100、第1従動ローラ59、排紙ローラ61、及びスイッチバックローラ65が下げられることにより、直線路45が上下方向7において拡張される。図3において、下げられる前のプラテン75、ガイド部材100、第1従動ローラ59、排紙ローラ61、及びスイッチバックローラ65が実線により示されている。下げられた後のプラテン75、ガイド部材100、第1従動ローラ59、排紙ローラ61、及びスイッチバックローラ65が破線により示されている。
図8に示される検出機構68は、搬送される記録用紙15及びメディアトレイ17の位置を検出するものである。検出機構68は、検知部80と、不図示のロータリエンコーダとを備えている。検知部80は、直線路45(図3)上の所定位置における記録用紙15及びメディアトレイ17の端の通過を検出する。ロータリエンコーダは、記録用紙15及びメディアトレイ17の移動量を検出する。マイクロコンピュータは、検知部80及びロータリエンコーダから入力される信号により、直線路45における記録用紙15及びメディアトレイ17の位置を算出する。
ロータリエンコーダ(不図示)は、搬送ローラ57の第1回転軸58(図3)に設けられたディスクと、フォトインタラプタとを備えている。ディスクには、ディスクの周方向に沿って、透光部と遮光部とが交互に設けられている。この透光部と遮光部とは、ディスクの回転により、フォトインタラプタの光路を交互に横切る。よって、ディスクの回転に合わせてフォトインタラプタの出力が変化する。マイクロコンピュータは、フォトインタラプタの出力変化の回数により、記録用紙15やメディアトレイ17の移動量を算出する。
検知部80は、回動体81と、回動体81の回動を検出するセンサ87(センサに相当する)と、回動体81を保持する保持機構90とを備えている。
回動体81は、回動軸82(回動軸に相当する)と、回動軸82の周面から径方向へ突出されたレバー83(レバーに相当する)及び突出片84とを備えている。レバー83は、直線路45を搬送される記録用紙15及びメディアトレイ17により押されて回動されるものである。突出片84は、回動体81の回動をセンサ87に検出させるものである。
直線路45を前後方向8に沿って搬送される記録用紙15及びメディアトレイ17によりレバー83が回動できるように、回動軸82は、中心軸線が左右方向9に一致するように配置されている。また、第1のローラ対56において記録用紙15のレジスト補正を行えるように、回動軸82は、前後方向8における第1のローラ対56の後側に配置されている。なお、レジスト補正についての説明は省略される。
図3に示されたレバー83は、回動軸82の軸線周りに回動されることにより、太線に示される第1姿勢、細線に示される第2姿勢、点線に示される第3姿勢、及び破線に示される第4姿勢に姿勢変化される。第1姿勢(第1姿勢に相当する)は、レバー83が記録用紙15やメディアトレイ17から負荷を受けていないときの姿勢である。第1姿勢にあるレバー83は、下方から直線路45へ突出している。第2姿勢(第2姿勢に相当する)は、レバー83がメディアトレイ17により後向き49へ押し倒されたときの姿勢である。第2姿勢にあるレバー83は、湾曲路44へ突出している。第3姿勢(第3姿勢に相当する)は、ジャム処理において、レバー83が第2姿勢を越えて回動されたときの姿勢である。第3姿勢にあるレバー83は、湾曲路44の内側ガイド面101へ倒伏している。第3姿勢は、ジャム処理においてレバー83に加わる負荷を低減するために設けられている。詳しくは後述される。第4姿勢は、レバー83が記録用紙15により前向き48へ押し倒されたときの姿勢である。第2姿勢及び第3姿勢にあるレバー83は、後述の保持機構90の第2付勢部材99の付勢力により、第1姿勢に戻される。第4姿勢にあるレバー83は、保持機構90の第1付勢部材98の付勢力により、第1姿勢に戻される。
図7に示されるように、突出片84は、左右方向9における回動軸82の左端部に設けられており、第1搬送路42から外れている。つまり、突出片84は、記録用紙15やメディアトレイ17の搬送を阻害しない。突出片84は、レバー83と共に回動される。突出片84の回動は、センサ87により検出される。
センサ87には、発光ダイオードを有する発光部88と、フォトダイオードを有する受光部89とを備えたフォトインタラプタが用いられている。レバー83が第1姿勢にあるとき、発光部88と受光部89との間には、突出片84が位置している。レバー83が第2姿勢〜第4姿勢にあるとき、突出片84は、発光部88と受光部89との間から外れた位置にある。よって、センサ87の出力は、レバー83が第1姿勢にあるときと、レバー83が第2姿勢〜第4姿勢にあるときときとで相違する。マイクロコンピュータは、センサ87の出力変化により、記録用紙15またはメディアトレイ17がレバー83に到達したか否かを判断する、また、マイクロコンピュータは、センサ87の出力変化により、記録用紙15がレバー83から外れたか否かを判断する。
図7,8に示される保持機構90は、回動軸82を回動可能に支持する第1保持部材(不図示)及び第2保持部材92と、回動体81を付勢する第1付勢部材98及び第2付勢部材99とを備えている。第1保持部材は、左右方向9における回動軸82の左端部を回動可能に支持するものである。第2保持部材92は、左右方向9における回動軸82の右端部を回動可能に支持するものである。また、第2保持部材92は、第1付勢部材98の付勢力と第2付勢部材99の付勢力とによる回動体81のチャタリングを防止するものである。以下詳しく説明がされる。
図7,8に示されるように、第1付勢部材98には、ねじりコイルバネが用いられている。第1付勢部材98には、回動軸82が挿通されている。第1付勢部材98の一端98Aはガイド部材100に当接されている(図7)。第1付勢部材98の他端98Bはレバー83に引っ掛けられている(図8)。従って、第1付勢部材98は、第1回動向き38へ回動されたレバー83により弾性変形される。弾性変形された第1付勢部材98は、レバー83を第2回動向き39(図3)へ付勢する。第1付勢部材98がレバー83を付勢する付勢力(弾性力)は、搬送される記録用紙15によりレバー83が回動できるような弱い力に設定されている。具体的には、バネ定数の小さなねじりコイルバネが第1付勢部材98に用いられている。
第2付勢部材99には、ねじりコイルバネが用いられている。第2付勢部材99には、第2保持部材92が挿通されている。第2付勢部材99の一端99Aはガイド部材100に当接している(図7)。第2付勢部材99の他端99Bは、第2保持部材92に設けられた引掛片96に引っ掛けられている。従って、第2付勢部材99は、第1姿勢にあるレバー83が第2回動向き39へ回動されると弾性変形される。弾性変形された第2付勢部材99は、第2保持部材92を第1回動向き38へ付勢する。第2付勢部材99が第2保持部材92を付勢する付勢力(弾性力)は、第2姿勢または第3姿勢にあるレバー83を第1姿勢に確実に戻せるように、強い力に設定される。具体的には、第1付勢部材98よりもバネ定数の大きなねじりコイルバネが第2付勢部材99に用いられている。
図6に示されるように、スリット110は、ガイド部材100に設けられた左側壁111及び右側壁112により区画されている。左側壁111と右側壁112とは、左右方向9(幅方向に相当する)において対向している。左側壁111及び右側壁112は、前後方向8におけるガイド部材100の中央部から後端にかけて設けられている。また、左側壁111及び右側壁112は、左右方向9におけるガイド部材100の中央部に設けられている。
最初に、図3を参照して、記録用紙15に画像を記録するときの画像記録装置10の動作の説明がされる。給送部50により第1搬送路42の湾曲路44へ送り出された記録用紙15は、湾曲路44を通過して直線路45のプラテン75に至る。記録用紙15は、プラテン75に至る前に、図3の太線に示される第1姿勢にあるレバー83を第1回動向き38へ回動させ、図3の破線に示される第4姿勢に姿勢変化させる。レバー83の回動により、センサ87(図8)の出力が変化する。マイクロコンピュータは、センサ87の出力が変化した後のロータリエンコーダの出力変化の回数をカウントすることにより、搬送向き46における記録用紙15の下流端の位置を算出する。算出した位置に基づいて、マイクロコンピュータは、プラテン75上の記録用紙15を間欠搬送する。間欠搬送される間に、記録用紙15は、記録部30により画像が記録される。画像が記録された記録用紙15は、第3のローラ対64により、排紙トレイ25へ排出される。
上述されたように、左右方向9における第1幅部113(図9(A))の幅は、第1姿勢(図3の太線)と第4姿勢(図3の破線)との間で回動するレバー83と、スリット110の左側壁111及び右側壁112とが摺接しないように設定されている。よって、第1付勢部材98の付勢力により第2回動向き39へ回動されるレバー83の回転速度の低下が抑制される。その結果、搬送向き46における記録用紙15の上流端の位置の検出精度の低下が抑えられ、搬送向き46における記録用紙15の長さを正確に検出することができる。また、第2姿勢にあるレバー83の左右両側に位置する第2幅部115(図9(A))の幅は、第1姿勢(図3の太線)と第2姿勢(図3の細線)との間で回動されるレバー83が摺接可能な程度に狭くされている。上述されたように、第2姿勢にあるレバー83は湾曲路44へ突出しており、ジャム処理等においてユーザが誤って触れるおそれがあるが、幅を狭くされた第2幅部115により、保護される。つまり、第2幅部115が左右方向9においてレバー83に当接しないと、左右方向9においてレバー83に加えられた負荷が、レバー83と回動軸82との接続部(レバー83の根本)に加わり、レバー83が根本から折れるおそれがある。本実施形態では、レバー83が左右方向9において第2幅部115と当接することにより、レバー83が根本から折れることを防止できる。その結果、本実施形態では、搬送向き46における記録用紙15の上流端の位置の検出精度の低下を抑えながら、レバー83を保護することができる。
図6に示された第2幅部115及び第3幅部117の代わりに、図9(B)及び図10に示された第2幅部118がガイド部材100に設けられている。第2幅部118は、右側壁112の左側面から左側壁111へ向かって突出された案内部119(案内部に相当する)の突出の先端面121(第1面に相当する)と、左側壁111の壁面122(第2面に相当する)とにより構成されている。第2幅部118と第1幅部113とは、第3テーパ部120により段差なく接続されている。
上述の実施形態では、スリット100に第3幅部117が設けられた例が説明されたが、スリット100に第3幅部117が設けられない構成を採用することもできる。
10・・・画像記録装置
11・・・プリンタ部
14・・・筐体
20・・・開口
21・・・蓋
40・・・搬送装置
44・・・湾曲路
45・・・直線路
48・・・前向き(第1向き)
49・・・後向き(第2向き)
82・・・回動軸
83・・・レバー
87・・・センサ
98・・・第1付勢部材
99・・・第2付勢部材
100・・ガイド部材
101・・内側ガイド面
110・・スリット
113・・第1幅部
114・・第1テーパ部(テーパ部)
115・・第2幅部
117・・第3幅部
119・・案内部
121・・先端面(第1面)
122・・壁面(第2面)
Claims (6)
- 搬送路において、搬送方向の一方の向きである第1向きへ第1被搬送媒体を搬送し、他方の向きである第2向きへ第2被搬送媒体を搬送する搬送装置であって、
上記搬送路が内部に設けられた筐体と、
上記搬送路を区画しており、上記搬送方向に沿って延びるスリットが設けられたガイド部材と、
回動軸から上記スリットを通じて上記搬送路へ先端側が突出する第1姿勢から、当該先端側が上記第1向き及び上記第2向きへ回動可能なレバーと、
上記レバーの回動を検出するセンサと、
上記第1向きへ回動された上記レバーを上記第1姿勢側へ付勢する第1付勢部材と、
上記第2向きへ回動された上記レバーを上記第1付勢部材よりも大きな付勢力により上記第1姿勢側へ付勢する第2付勢部材と、を備えており、
上記スリットは、上記第1向き側へ回動された上記レバーと上記搬送方向に直交する幅方向において重なる位置に設けられた第1幅部と、上記第2向き側へ回動された上記レバーと上記幅方向において重なる位置に設けられた第2幅部と、を有しており、
上記第2幅部は、上記第1幅部よりも幅が狭く、
上記筐体は、上記第1姿勢の上記レバーよりも上記第2向き側において上記搬送路へアクセス可能な開口と、当該開口を開閉可能な蓋と、を有するものである搬送装置。 - 上記搬送路は、上記第1姿勢の上記レバーよりも上記第2向き側において、上記レバーの回動軸側へ湾曲する湾曲路を有するものであり、
上記レバーは、上記第2向き側へ回動されて上記第2幅部に位置する状態において、その先端側が上記湾曲路へ突出するものである請求項1に記載の搬送装置。 - 上記レバーは、上記第1姿勢から上記第2向きへ、上記センサにより回動が検出される第2姿勢を越えて第3姿勢まで回動可能に設けられており、上記第2姿勢において、上記湾曲路へ突出し、上記第3姿勢において、上記湾曲路の湾曲内側を区画する内側ガイド面へ倒伏するものであり、
上記第2幅部は、上記第2姿勢にある上記レバーの位置に設けられており、
上記第3姿勢にある上記レバーの位置には、上記第2幅部よりも幅が狭い第3幅部が設けられたものである請求項2に記載の搬送装置。 - 上記スリットは、上記第2幅部から上記第1向きへ向かって、その幅が連続的に拡がるテーパ部を有するものである請求項1から3のいずれかに記載の搬送装置。
- 上記第2幅部は、上記ガイド部材において上記幅方向に対向する第1面及び第2面により形成されており、
上記第1面又は上記第2面のいずれか一方には、他方へ向かって上記幅方向へ膨出されており、上記第1姿勢から上記第2向きへの回動において摺接する上記レバーを上記第2幅狭部へ案内する案内部が設けられたものである請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。 - 搬送路において、搬送方向の一方の向きである第1向きへ被搬送媒体を搬送する搬送装置であって、
上記搬送路が内部に設けられた筐体と、
上記搬送路を区画しており、上記搬送方向に沿って延びるスリットが設けられたガイド部材と、
回動軸から上記スリットを通じて上記搬送路へ先端側が突出する第1姿勢から、当該先端側が上記第1向き及び当該第1向きとは反対向きの第2向きへ回動可能なレバーと、
上記レバーの回動を検出するセンサと、
上記第1向きへ回動された上記レバーを上記第1姿勢側へ付勢する第1付勢部材と、
上記第2向きへ回動された上記レバーを上記第1付勢部材よりも大きな付勢力により上記第1姿勢側へ付勢する第2付勢部材と、を備えており、
上記スリットは、上記第1向き側へ回動された上記レバーと上記搬送方向に直交する幅方向において重なる位置に設けられた第1幅部と、上記第2向き側へ回動された上記レバーと上記幅方向において重なる位置に設けられた第2幅部と、を有しており、
上記第2幅部は、上記第1幅部よりも幅が狭く、
上記筐体は、上記第1姿勢の上記レバーよりも上記第2向き側において上記搬送路へアクセス可能な開口と、当該開口を開閉可能な蓋と、を有するものである搬送装置。
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