JP3760448B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機械室を断熱箱体の側方に形成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりホテルやレストランなどの厨房においては、例えば特開平2−233962号公報(F25D17/06)に示される如き、所謂アンダーカウンター型と称される業務用の冷却貯蔵庫が用いられている。係る冷却貯蔵庫は、横長の断熱箱体内に貯蔵室を構成すると共に、断熱箱体の側方には機械室を構成し、この機械室上方を含む断熱箱体の天面を作業台として用いられるように構成されていた。
【0003】
係る従来の冷却貯蔵庫101を図10、図11、図12に示す。従来の冷却貯蔵庫101は、前面に開口し、横長の断熱箱体102内に貯蔵室103が構成されており、断熱箱体102の側壁102A上部には矩形状の開口部104が形成されている。また、断熱箱体102の側壁102A外方には機械室106が構成されており、この機械室106の底部のベース122上には冷却装置に含まれる圧縮機107や凝縮器120などが据え付けられている。
【0004】
そして、機械室106内の上部には前記開口部104を塞ぐかたちで冷却器箱体(前記公報では断熱壁と称されている)108が断熱箱体102に固定され、この冷却器箱体108内に前記冷却装置を構成する冷却器109や送風機111が収納されている。
【0005】
また、機械室106はユニットアングル121にて支えられ、その下に台脚123が取り付けられる構造とされていた。
【0006】
このように、従来では冷却器109を収納した冷却器箱体108が機械室106内の上部に取り付けられ、圧縮機107がその下方に取り付けられていたため、メンテナンス時などに機械室106内から冷却器箱体108及び圧縮機107を引き出す際、それらの位置関係を調整(維持)しながら、少しずつ移動させなければならず、極めて煩雑な作業となっていた。
【0007】
そのため、以上の点を改善した冷却貯蔵庫として、例えば特開平9−72645号公報(F25D19/02)に示される如き冷却貯蔵庫も開発されている。
【0008】
この場合、断熱箱体の側面には断熱性の冷却器箱体が取り付けられ、断熱箱体の側面に形成された開口部を介して貯蔵室内と連通すると共に、この冷却器箱体内には冷却器及び送風機が設けられ、冷却器箱体の上面には圧縮機及び凝縮器が設置されている。
【0009】
係る構成によれば、冷却器及び送風機を備えた冷却器箱体と圧縮機及び凝縮器とを一体化できるようになる。特に、冷却器箱体が下側となり、その上に圧縮機及び凝縮器を設置する構造とされているので、図10〜図12の構造に比較して、冷却装置全体が安定し、機械室内への設置作業が容易化されるものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係る構造であっても冷却器が冷却器箱体内に設けられ、圧縮機や凝縮器は冷却器箱体の上面に別個に設置される構成であったため、機械室から取り外す際には冷却器箱体と一緒に取り外すか、それぞれ別個に取り外す必要があり、組立作業性やメンテナンス作業性の問題は依然残されていた。また、廃棄時の分解作業も煩雑なものとなる。
【0011】
また、何れにしても機械室はユニットアングルにて支持され、ユニットアングル下面の台脚にて、自重を支持するものであるため、強度的に弱く、不安定となる問題も残されていた。
【0012】
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、内部に貯蔵室を構成する断熱箱体の側方に機械室を構成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫において、その組立作業性や故障時のメンテナンス作業性を一層向上させることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却貯蔵庫は、内部に貯蔵室を構成する断熱箱体の側方に機械室を構成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫において、前記機械室内下部に配置され、側面において前記貯蔵室内に連通する断熱性の冷却器箱部と、この冷却器箱部の天面に形成された開口部と、この開口部に連続して開口する前面開口部と、前記開口部を閉塞する断熱性の取付架台と、前記前面開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備え、この取付架台の上面に前記冷却装置の圧縮機及び凝縮器などを設置すると共に、前記取付架台の下面には前記冷却装置の冷却器を取り付け、前記取付架台の前後に設けられたキャスタと、冷却器箱部の上部両側に設けられ、前記キャスタが滑動するレールと、前記取付架台の前部に設けた引出し用のハンドルとを備え、後部のキャスタは前部のキャスタよりも低い位置に設けられ、前記レールは後部が低く傾斜している。
【0014】
本発明によれば、内部に貯蔵室を構成する断熱箱体の側方に機械室を構成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫において、前記機械室内下部に配置され、側面において前記貯蔵室内に連通する断熱性の冷却器箱部と、この冷却器箱部の天面に形成された開口部と、この開口部に連続して開口する前面開口部と、前記開口部を閉塞する断熱性の取付架台と、前記前面開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備え、この取付架台の上面に前記冷却装置の圧縮機及び凝縮器などを設置すると共に、前記取付架台の下面には前記冷却装置の冷却器を取り付け、前記取付架台の前後に設けられたキャスタと、冷却器箱部の上部両側に設けられ、前記キャスタが滑動するレールと、前記取付架台の前部に設けた引出し用のハンドルとを備え、後部のキャスタは前部のキャスタよりも低い位置に設けられ、前記レールは後部が低く傾斜しているので、取付架台を冷却器箱部に取り付け、開口部を閉塞することにより、冷却装置の圧縮機、凝縮器などを機械室内に設置し、冷却器を冷却器箱部内に設けることができるようになり、取付架台はキャスタがレール上を滑動して前方に移動するようになり、これにより、比較的重い圧縮機などが取り付けられた取付架台をハンドルによって、極めて容易に前方に引き出すことができるようになり、メンテナンス作業性が一段と向上し、取付架台は前方に引かれながら斜め上方に移動することになり、これにより、前面開口部の下縁を高く設定しても、冷却器は支障無く前面開口部を通過できるようになり、前面開口部の形成による冷却器箱部の断熱性能の低下を最小限に抑えることが可能となる。特に、取付架台を設置する際には、後部のキャスタをレール上に載置することにより、自重にて取付架台は所定の位置に移動しようとするので、組立及びメンテナンス作業性の更なる向上が図れる。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の冷却貯蔵庫1の斜視図、図2は冷却貯蔵庫1の分解斜視図、図3は冷却貯蔵庫1の縦断正面図である。
【0035】
実施例の冷却貯蔵庫1は、例えばホテルやレストラン等の厨房に備え付けられる所謂アンダーカウンター型と称される業務用冷却貯蔵庫であり、前面に開口した横長の断熱箱体2内に貯蔵室3が構成され、断熱箱体2の側壁2Aの下部には矩形状の開口部4が形成されている。また、断熱箱体2の側壁2A側の外方には機械室6が構成され、この機械室6の前面はパネル7にて開閉自在に閉塞されると共に、このパネル7上部には通風グリル8が設けられている。
【0036】
一方、断熱箱体2の貯蔵室3の前面開口は観音開き式の断熱扉10、10にて開閉自在に閉塞されると共に、この断熱箱体2の天壁2B上面(天面)には、機械室6の上方まで渡るステンレス製のトップテーブル11が取り付けられ、そこが作業台とされる。
【0037】
そして、前記機械室6内には冷却器箱部としての冷却器箱体13が取り付けられる。この冷却器箱体13は、断熱箱体2の前記開口部4を塞ぐかたちで断熱箱体2の側壁2Aに取り付けられている。
【0038】
この冷却器箱体13は断熱材にて矩形状に形成されており、断熱箱体2の側壁2A側の側面には、矩形状の開口部23が形成されている。この開口部23は開口部4を介して貯蔵室3に連通している。また、冷却器箱体13の天面にも、矩形状の開口部24が形成され、この開口部24は取付架台16にて閉塞される。
【0039】
この取付架台16の上面には冷却装置12の冷凍サイクルを構成する圧縮機17及び凝縮器18と、凝縮器用送風機19が設置されると共に、取付架台16の下面には、同じく冷却装置12の冷凍サイクルを構成する冷却器14が取り付けられている。そして、取付架台16が開口部24を塞いだ状態では冷却器14は冷却器箱体13内に配置されると共に、圧縮機17、凝縮器18、凝縮器用送風機19は冷却器箱体13の上面に配置され、機械室6内上部に位置することになる。
【0040】
ここで、取付架台16は開口部24よりも少許大きな寸法の矩形板状断熱壁にて構成されており、その周囲側面下部は開口部24の縁部24Aの傾斜に沿って内方に向け、傾斜している。
【0041】
断熱箱体2の機械室6と反対側の下面には台脚29が取り付けられており、更に冷却器箱体13の下面にも台脚30が取り付けられている。
【0042】
また、断熱箱体2の側壁2A内側と断熱箱体2の天壁2B内側にはダクト部材41が取り付けられており、このダクト部材41内に側壁2Aから天壁2Bに渡るダクト26が構成され、天部のダクト26の端部は、天壁2B内側の開口27にて貯蔵室3内に開放している。
【0043】
一方、冷却器箱体13内は金属製の仕切板20にて上部と下部に仕切っており、開口部24を冷却器箱体13が閉塞した状態で仕切板20の断熱箱体2側の端部はダクト部材41に至り、冷却器箱体13の開口部23を上部の開口部23Aと下部の開口部23Bに仕切る。また、前記冷却器14は仕切板20の上側に位置し、仕切板20の下側には、貯蔵室3内の空気を強制的に循環させるための冷却器用送風機15が取り付けられている。
【0044】
また、仕切板20の断熱箱体2と反対側の端部は冷却器箱体13から離間し、そこに冷却器箱体13の上部と下部を連通させる連通部25を形成すると共に、開口部23Aは前記ダクト26と連通しており、開口部23Bは開口部4を介して貯蔵室3と連通している。また、仕切板20は連通部25側に向けて低く傾斜している。
【0045】
更に、この連通部25内にはドレンホース28が設けられている。そして、冷却器14から生じたドレン水は仕切板20上を伝って、ドレンホース28に入り、そこを通って庫外に排出される構造とされている。
【0046】
以上の構成で、冷却装置12の圧縮機17が運転され、冷却器用送風機15が運転されると、貯蔵室3から開口部23Bを通り、冷気が吸い込まれ、連通部25を通過して上部に入り、冷却器14と熱交換して冷却された後、開口部23Aを介してダクト26に入り、そこを通って開口27から貯蔵室3内上部に吐出されることになる。
【0047】
また、凝縮器用送風機19も運転され、前方のグリル8から外気を機械室6内に吸引する。吸引された外気は凝縮器18を通過し、それを空冷した後、後方に吹き出されることになる。
【0048】
ここで、冷却装置12を機械室6内に設置する際には、前記圧縮機17、凝縮器18、冷却器14などを取付架台16の上面及び下面に設置した後、上方から冷却器箱体13の開口部24に載置してそれを閉塞する。また、機械室6内から冷却装置12を取り外す際には、取付架台16を持ち上げて冷却器箱体13から取り外すことにより、冷却装置12が機械室6から取り出せるようになる。
【0049】
このように本発明では、内部に貯蔵室3を構成する断熱箱体2の側方に機械室6を構成し、この機械室6内に冷却装置12を取り付けて成る冷却貯蔵庫1において、機械室6内下部に配置され、側面において貯蔵室3内に連通する断熱性の冷却器箱体13と、この冷却器箱体13の天面に形成された開口部24と、この開口部24を閉塞する断熱性の取付架台16とを設け、この取付架台16の上面に冷却装置12の圧縮機17及び凝縮器18などを設置すると共に、取付架台16の下面には冷却装置12の冷却器14を取り付けているので、取付架台16を冷却器箱体13に取り付け、開口部24を閉塞することにより、冷却装置12を構成している圧縮機17、凝縮器18などを機械室6内に設置し、冷却装置12を構成している冷却器14を冷却器箱体13内に設けることができるようになる。
【0050】
これにより、機械室6を断熱箱体2の側方に構成した冷却貯蔵庫1の組立作業性が著しく改善されると共に、取付架台16を取り外すことにより、冷却装置12を機械室6から取り出すことができるので、故障時のメンテナンス作業も容易となり、また、廃棄時の分解作業も容易となる。
【0051】
また、冷却器箱体13下面に台脚30が取り付けられているので、全体の強度が向上すると共に、極めて安定する。
【0052】
更に、冷却器14にて熱交換され、冷却器箱体13内から出た冷気を貯蔵室3内上部に案内するダクト部材41を設けたので、貯蔵室3内の冷気循環が円滑化され、冷却性能も支障無く発揮させることが可能となる。
【0053】
次に、図4は本発明の他の実施例の冷却貯蔵庫1の縦断正面図を示している。尚、この図において図1乃至図3と同一符号で示すものは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。
【0054】
この場合も冷却貯蔵庫1内の冷気の流れは前記実施例と同様に構成されるが、前記冷却器箱体(13)は、断熱箱体2と一体に形成され、冷却器箱部39とされている。また、この場合も冷却器箱部39の開口部24は、上記実施例同様に前記圧縮機17、前記凝縮器18、前記冷却器14などの冷却装置12を具備している取付架台16を上方から載置することにより閉塞される。また、この場合は前記開口部23は開口部4と同一化されることになる。
【0055】
このように、冷却器箱部39を断熱箱体2と一体に形成したので、別体の箱体を断熱箱体2に取り付けて構成する冷却器箱部と比べて部品点数の削減を図り、組立作業性の更なる向上を図れるものである。
【0056】
次に、図5乃至図6は更にもう一つの本発明の実施例の冷却貯蔵庫1の機械室6部分の縦断側面図を示している。尚、各図において図1乃至図4と同一符号で示すものは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。
【0057】
この場合も冷却貯蔵庫1内の冷気の流れは上記実施例と同様に構成されるが、この場合、冷却器箱体13(或いは、冷却器箱部39。以下同様。)の前面上部には天面の開口部24と連続して前面開口部40が形成されると共に、この前面開口部40は断熱性の蓋部材31にて開閉自在に閉塞している。尚、この蓋部材31は、その下縁がヒンジ等にて回動自在に冷却器箱体13に枢支されている。
【0058】
また、開口部24の後側に位置する冷却器箱体13(冷却器箱部39)上面には取付架台16の上面に延在する略L字状の押さえ具32が設けられており、この押さえ具32は取付架台16が開口部24を塞いでいる状態で取付架台16を冷却器箱体13に押さえ付けるものである。また、開口部24を塞いだ状態でその前側に位置する取付架台16には、上面から冷却器箱体13にかけて貫通し、蓋部材31に螺着するビスなどの留め具33が設けられている。
【0059】
以上の構成で冷却装置12のメンテナンスの際には、取付架台16の手前側上面に螺着されている留め具33を外し、蓋部材31を前面に引くことにより前面開口部40を開放し、図6に示す如く取付架台16を前方に引き出す。これにより、メンテナンス作業性を更に向上させることができるようになる。
【0060】
また、開口部24の後ろ側に位置する冷却器箱体13には、取付架台16の上面に延在する押さえ具32が設けてあるので、輸送時の振動による取付架台16の位置ズレや振動を回避し、騒音や故障の発生を未然に防止することが可能になる。
【0061】
次に、図7乃至図8は更にもう一つの冷却貯蔵庫1の機械室6部分の縦断側面図を示している。尚、各図において図1乃至図6と同一符号で示すものは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。
【0062】
この場合も、図5、図6同様に冷却器箱体13の開口部24には前面開口部40が連続して構成され、これを蓋部材31にて開閉自在に閉塞しているが、取付架台16の前部にはハンドル34が設けられると共に、取付架台16の下面側方の前後にはキャスター35、36取り付けられている。また、冷却器箱体13の開口部24の両側部にはキャスター35、36が滑動するためのレール37、37が設けられている。
【0063】
特に、取付架台16の前方に設けられているキャスター35と取付架台16の後方に設けられているキャスター36は、キャスター36がキャスター35より低い位置に設けられている。そのため、キャスター35、36が滑動するために設けられたレール37も後部が低くなるように傾斜している。
【0064】
以上のような構造とされているため、取付架台16を機械室6内に収納したときは取付架台16は水平に保たれる。また、取付架台16を前方に引き出す際には、ハンドル34を持って前方に引き出すものであるが、このとき取付架台16は前方に引かれながら斜め上方に平行移動することになる。
【0065】
これにより、前面開口部40の下縁を高く設定しても、冷却器14は支障なく前面開口部40を通過できるようになり、前面開口部40の形成による冷却器箱体13の断熱性能の低下を最小限に抑えることが可能になる。特に、取付架台16を設置する際には、キャスター36をレール37上に載置することにより、自重にて取付架台16は所定の位置(後方)に移動しようとするので、組立及びメンテナンス作業性の更なる向上が図れる。
【0066】
次に、図9は更にもう一つの本発明の実施例の冷却貯蔵庫1の機械室6部分の縦断側面図を示している。尚、この図において図1乃至図8と同一符号で示すものは同一若しくは同様の機能を奏するものとする。
【0067】
この場合も、冷却貯蔵庫1内の冷気の流れや取付架台16は上記実施例と同様に構成されているが、冷却器箱体13(或いは冷却器箱部39)と機械室6の背面間には、機械室6下方に連通するダクト38が形成されている。
【0068】
そして、取付架台16上の圧縮機17、凝縮器18からの廃熱は、凝縮器用送風機19の前述の如き運転により、図9に矢印で示す如く、機械室6上部の凝縮器18、圧縮機17からダクト38を通過して機械室6下方に排出されることになる。
【0069】
これにより、圧縮機17や凝縮器18から発生した廃熱を効果的に解消し、冷却貯蔵庫1の冷却能力の向上を図ることができるようになる。
【0070】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、内部に貯蔵室を構成する断熱箱体の側方に機械室を構成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫において、前記機械室内下部に配置され、側面において前記貯蔵室内に連通する断熱性の冷却器箱部と、この冷却器箱部の天面に形成された開口部と、この開口部に連続して開口する前面開口部と、前記開口部を閉塞する断熱性の取付架台と、前記前面開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備え、この取付架台の上面に前記冷却装置の圧縮機及び凝縮器などを設置すると共に、前記取付架台の下面には前記冷却装置の冷却器を取り付け、前記取付架台の前後に設けられたキャスタと、冷却器箱部の上部両側に設けられ、前記キャスタが滑動するレールと、前記取付架台の前部に設けた引出し用のハンドルとを備え、後部のキャスタは前部のキャスタよりも低い位置に設けられ、前記レールは後部が低く傾斜しているので、取付架台を冷却器箱部に取り付け、開口部を閉塞することにより、冷却装置の圧縮機、凝縮器などを機械室内に設置し、冷却器を冷却器箱部内に設けることができるようになり、取付架台はキャスタがレール上を滑動して前方に移動するようになり、これにより、比較的重い圧縮機などが取り付けられた取付架台をハンドルによって、極めて容易に前方に引き出すことができるようになり、メンテナンス作業性が一段と向上し、取付架台は前方に引かれながら斜め上方に移動することになり、これにより、前面開口部の下縁を高く設定しても、冷却器は支障無く前面開口部を通過できるようになり、前面開口部の形成による冷却器箱部の断熱性能の低下を最小限に抑えることが可能となる。特に、取付架台を設置する際には、後部のキャスタをレール上に載置することにより、自重にて取付架台は所定の位置に移動しようとするので、組立及びメンテナンス作業性の更なる向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却貯蔵庫の斜視図である。
【図2】本発明の冷却貯蔵庫の分解斜視図である。
【図3】本発明の冷却貯蔵庫の縦断正面図である。
【図4】本発明の他の実施例の冷却貯蔵庫の縦断正面図である。
【図5】本発明のもう一つの実施例の冷却貯蔵庫の機械室部分の縦断側面図である。
【図6】蓋部材を開けた状態の図5の冷却貯蔵庫の機械室部分の縦断側面図である。
【図7】本発明の更にもう一つの実施例の冷却貯蔵庫の機械室部分の縦断側面図である。
【図8】蓋部材を開けた状態の図7の冷却貯蔵庫の機械室部分の縦断側面図である。
【図9】本発明の更にまたもう一つの実施例の冷却貯蔵庫の機械室部分の縦断側面図である。
【図10】従来の冷却貯蔵庫の斜視図である。
【図11】図10の冷却貯蔵庫の機械室を透視した斜視図である。
【図12】図10の冷却貯蔵庫の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 冷却貯蔵庫
2 断熱箱体
2A 側壁
2B 天壁
3 貯蔵室
4 開口部
6 機械室
12 冷却装置
13 冷却器箱体
14 冷却器
15 送風機
16 取付架台
17 圧縮機
18 凝縮器
19 凝縮器用送風機
20 仕切板
23 開口部
23A 開口部
23B 開口部
24 開口部
25 開口部
26 ダクト
27 開口
30 台脚
31 蓋部材
32 押さえ具
33 留め具
34 ハンドル
35 キャスタ
36 キャスタ
37 レール
38 ダクト
39 冷却器箱部
40 前面開口部

Claims (1)

  1. 内部に貯蔵室を構成する断熱箱体の側方に機械室を構成し、この機械室内に冷却装置を取り付けて成る冷却貯蔵庫において、
    前記機械室内下部に配置され、側面において前記貯蔵室内に連通する断熱性の冷却器箱部と、この冷却器箱部の天面に形成された開口部と、この開口部に連続して開口する前面開口部と、前記開口部を閉塞する断熱性の取付架台と、前記前面開口部を開閉自在に閉塞する蓋部材とを備え、この取付架台の上面に前記冷却装置の圧縮機及び凝縮器などを設置すると共に、前記取付架台の下面には前記冷却装置の冷却器を取り付け、前記取付架台の前後に設けられたキャスタと、冷却器箱部の上部両側に設けられ、前記キャスタが滑動するレールと、前記取付架台の前部に設けた引出し用のハンドルとを備え、後部のキャスタは前部のキャスタよりも低い位置に設けられ、前記レールは後部が低く傾斜していることを特徴とする冷却貯蔵庫。
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