JP3756441B2 - 居住者の健康異常通報方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、独居世帯、少人数世帯、特に老人世帯における居住者の健康異常を、水道、ガスの使用状況やその他のセンサにより把握して、水道・ガスの検針・保安センタ並びに関係者に通報する居住者の健康異常通報方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年においては老人世帯などの増加に伴い、寝たきり老人などからの緊急通報を受け付ける様々な緊急通報システムが提案されており、その中には、水道使用量に基づき居住者の生活異変を検知して通報を行うシステムがある。この緊急通報システムでは、水道水の不使用状態が継続した場合や、水道水が必要以上に亘って使用され続けている場合などを検出して、緊急通報を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来における緊急通報システムは、基本的には、漏水や蛇口の閉め忘れ、またはガスストーブなどの消し忘れといった従来から監視されていた事象をそのまま利用して、在宅老人などの生活異変を検出して通報するものである。また、通報先も既存の検針値データの送信先であるガス、水道の検針・保安センタであるのが一般的である。
【0004】
しかしながら、老人世帯などにおいては、緊急時の処置のほかに、例えば、健康管理も重要な要素であるが、健康状態に異変が起きているなどの情報を従来のシステムでは得ることができない。
【0005】
また、緊急通報先が検針・保安センタあるいは救急医療施設などに固定されている。しかし、例えば、近くに近親者が居住している場合等においては、このような近親者に対応してもらったほうが迅速かつ適切な対処を期待できる場合もある。しかるに、このような通報の場合には、単に一方的な通報では用をなさず、通報先が確かに緊急通報を受信したことを確認できるようにする必要がある。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、居住者の健康異常検知に関して、緊急というだけでなく、本来の健康状態についての異常、変化なども検出して通報可能な居住者の健康異常通報方法を提案することにある。
【0007】
また、本発明の課題は、単なる一方的な異常通報というだけでなく、近親者等に、対象者の生活パターンあるいは生活リズムの変化を知らせることができ、また、緊急通報先を多様化して、近くで居住している近親者等を活用して緊急時の対応を迅速かつ的確に行わせることのできる居住者の健康異常通報方法を提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、居住者の生活リズムあるいは生活パターンに着目し、特に、老人世帯などにおいてはその生活パターンが固定化されていることが多く、従って、ガスや水道の使用状況に生活パターンが強く反映される点に着目し、かかるガスや水の使用状況に基づき、従来では得られなかった居住者の健康状態の変化なども通報可能な方法を発明するに到ったのである。
【0009】
すなわち、本発明の居住者の健康異常通報方法は、
居住者宅でのガスおよび/または水道の使用状況を検出し、
検出された使用状況を、居住者の健康時における生活パターンを反映したガスおよび/または水道の健康時使用パターンと比較し、
検出された使用状況が前記健康時使用パターンと乖離している場合には、居住者に異常が発生している旨の異常発生通報を、予め定められている通報先に対して行うことを特徴としている。
【0010】
ここで、生活リズムあるいは生活パターンを反映した前記健康時使用パターンとしては、前記居住者が健康状態で通常の生活パターンで所定日数生活した場合に得られるガスおよび/または水道の使用状況に関する以下の各使用パターン情報を挙げることができる。
【0011】
(1)時間毎に使用量をプロットした時間平均使用パターン
(2)日平均使用量、週平均使用量、月平均使用量のうちの少なくとも一つ
(3)各曜日毎に平均使用量をプロットした曜日毎平均使用パターン
(4)1日の間における特定器具の平均使用時間帯、平均使用時間幅、平均使用回数および平均使用量のうちの少なくとも一つ
【0012】
上記構成の加えて、本願発明では、検出された使用状況と比較される前記健康時使用パターンとして、緊急性の高い第1の使用パターン情報と、健康注意を通報するための緊急性の低い第2の使用パターン情報とに分けておき、検出された使用状況が第1の使用パターン情報に対して乖離している場合には直ちに異常発生通報を発生させ、検出された使用状況が第2の使用パターン情報に対して乖離している場合には所定日時経過後に健康注意通報を発生させるようにしている。
【0013】
また、検出された使用状況と前記健康時使用パターンの比較を、予め定めた所定の期間毎に行うようにした場合においては、検出された使用状況が、前記使用パターン情報のうち予め定めた使用パターン情報に対して予め定めた第1の量以上乖離しているときには、直ちに前記異常発生通報としての緊急通報を行うことが望ましい。すなわち、緊急を要する異常発生の場合には直ちに通報を行うことが望ましい。
【0014】
これに対して、乖離量が少ない場合 ( 第1の量よりも少ない第2の量以上の場合 ) などのように健康状態が良好時とは少し異なっているような比較結果が出た場合には、当該乖離状態が連続して複数回検出された時に、前記異常発生通報としての健康注意通報を行うようにすればよい。
【0015】
次に、前記異常発生通報の通報先としては、前記居住者宅でのガスおよび/または水道の使用量などを通信回線を介して監視するための検針・保安センタ装置だけでなく、前記居住者宅の居住者の健康管理などの介護を通信回線を介して行う福祉センタ装置、単数または複数の携帯電話などの携帯用通信端末や単数または複数の一般電話とすることが望ましい。例えば、近親者が近くに居住している場合には当該近親者の一般電話を予め登録しておき、異常発生通報を近親者に対して行えば、迅速かつ適切な処置を期待できる。
【0016】
また、複数の通報先が定められている場合には、それらに優先順位を付けておき、優先順位に従って前記異常発生通報を順次に行うようにすればよい。
【0017】
この場合、異常発生通報を相手が確かに受信したことを確認するためには、前記通報先から前記異常発生通報を受信した旨の返答を待つようにすることが望ましい。また、返答が所定時間内に無い場合には、前記優先順位の低い前記通報先に前記異常発生通報を行うようにすればよい。
【0018】
本発明の健康異常通報方法の典型的な形態では、
前記居住者宅に通報装置を取り付け、
この通報装置に対して、前記居住者宅に設置したガスメータおよび/または水道メータの検針データを供給し、
前記通報装置から前記検針データを、前記居住者宅でのガスおよび/または水道の使用量などを通信回線を介して監視するための検針・保安センタ装置、前記居住者宅の居住者の健康管理などの介護を通信回線を介して行う福祉センタ装置、単数または複数の携帯電話などの携帯用通信端末、および、単数または複数の一般電話のうちの少なくとも一つに送信し、
前記通報装置において前記の比較を行い、比較結果に基づき前記異常発生通報を前記検針・保安センタ装置に送信することを特徴としている。
【0019】
ここで、前記通報装置の代わりに、前記検針・保安センタ装置において前記の比較を行い、比較結果に基づき前記異常発生通報を行うようにしてもよい。
【0020】
また、前記居住者宅内に取り付けられている前記居住者の動きを検出する検出器の検出信号、および/または居住者が携帯している緊急通報用の無線通信端末からの信号を、前記通報装置で受信し、当該通報装置は、これらの信号に基づき前記健康異常通報を行うようにすることが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して本発明の方法を適用した居住者の健康異常通報システムの一例を説明する。
【0022】
(全体構成および概略動作)
図1は、本例の居住者の健康異常通報システムを示す全体構成図である。この図に示すように、本例の居住者の健康異常通報システム1は、検針・保安センタ2と、この検針・保安センタ2に対して一般電話回線、無線回線、専用回線、インターネットなどの通信回線3を介して接続されている居住者宅4(4(1)、4(2)・・・4(n):nは正の整数)から構成されている。
【0023】
検針・保安センタ2には、センタ装置5と、送受信装置6が設置されており、センタ装置5は上位装置7に接続されている。センタ装置5は、コンピュータを中心に構成された制御装置8と、表示装置9、プリンタ10などの周辺機器を含んでいる。
【0024】
居住者宅4には、送受信機能を備えた伝送装置として機能する通報装置11と、この通報装置11に接続されたガスメータ12、水道メータ13、ガス漏れ警報器14を含む各種センサ15などの接続機器とが設置されている。通報装置11には一般電話機16も接続されている。居住者宅4に設置したガスメータ12、水道メータ13、ガス漏れ警報器14によって得られる検針情報、保安情報などは通報装置11から通信回線3を経由して、検針・保安センタ2に送信される。また、本例では、居住者に緊急通報用無線機ペンダント17を携帯させ、緊急時には当該ペンダント17を操作することにより発生する緊急通報を通報装置11で受信し、これを検針・保安センタ2に転送するように構成されている。
【0025】
検針・保安センタ2の側では、各居住者宅4から送信された情報を送受信装置6で受信してセンタ装置5の側に取り込み、予め定められた監視プログラムに従ってデータ処理を行い、当該検針・保安センタ2において各居住者宅4からの情報を一元管理するようになっている。このような検針データ自体の集中監視制御の基本的な構成、動作は公知であるので、これ以上の説明は省略するものとする。
【0026】
ここで、本例の通報装置11は、コンピュータを中心に構成され、そのRAM内の所定領域を作業領域として用いて、ROM内に格納されている制御プログラムを実行することにより以下の各部の処理動作を実現している。本例では、ガスメータ12、水道メータ13等から供給される検針データに基づき、居住者宅4でのガスおよび水道の使用状況を検出する使用状況の検出部21を備えている。また、居住者の健康時における生活パターンは反映したガスおよび水道の健康時使用パターンを記憶部22に予め記憶保持されている。さらに、検出された使用状況を健康時使用パターンと比較する比較部23と、検出された使用状況が健康時使用パターンと乖離している場合に、居住者に異常が発生している旨の異常発生通報Sを、予め定められている通報先30(30(1)、30(2)・・・)に対して行う通報部24を備えている。
【0027】
本例の通報部24による通報先は、検針・保安センタ2と、複数の携帯電話30(1)、30(2)・・・30(m)(mは正の整数)とが含まれている。これらの電話番号は、検針・保安センタ2のセンタ装置5に予め登録されている。この代わりに、通報装置11の記憶部22に予め登録しておいてもよい。また、各電話番号には優先順位が付けられており、例えば、携帯電話30(1)、30(2)・・・の順に優先順位が付けられている。通報先としては、一台あるいは複数台の一般電話や、携帯電話以外の携帯用通信端末を含めてもよい。
【0028】
このように構成した本例の居住者の健康異常通報システム1の概略動作は次の通りである。居住者宅4に設置されているガスメータ12、水道メータ13は、居住者のガスおよび水の使用状況を示す検針データを通報装置11に送っている。通報装置11は上記のように健康時使用パターンが記憶保持(登録)されており、送られてきた検針データと比較する。比較した結果、健康時使用パターンと実際の使用状況との間に著しい乖離が生じた場合、居住者に何らかの異常が発生したものと判断する。
【0029】
さらに、通報装置11では、無線通信機ペンダント17あるいは各種センサ15からの信号の有無により、居住者に異常が発生したか否かを判断する。センサとしてはガス漏れ検知器14のほかに火災検知器、ドア開閉検知器などがある。
【0030】
異常が発生したと判断された場合には、通報装置11は、健康異常通報を検針・保安センタ2に対して行う。検針・保安センタ2の側では、異常発生の通報(異常発生通報、健康注意通報)を受けると、異常発生の確認をした後に、予め登録されている通報先、本例では複数台の携帯電話30に対して異常通報(の転送)を行う。
【0031】
異常通報を転送された携帯電話が当該通報を受信して、応答があった場合には、相手の異常通報が伝わったものと判断して、センタ装置5はその時点で通報(転送)動作を終了する。しかるに、転送先の携帯電話からの応答が無い場合、例えば予め定めた一定時間内に応答が無い場合には、優先順位が次の携帯電話に異常通報を通報(転送)する。この通報(転送)動作を、優先順位に従って応答があるまで繰り返す。
【0032】
登録されている携帯電話が全て応答しなかった場合には、一定時間をおいてから再度、優先順位に従って転送動作あるいは通報動作を繰り返す。
【0033】
(生活異常の判定方法)
本例では、基本的にガスおよび水の使用状況に基づき生活異常を判定しているが、水の使用状況のみ、あるいはガスの使用状況のみに基づき生活異常判定を行うことも可能である。双方を考慮すればより正確な判定ができるが、判定のためのデータ処理量が増加する。
【0034】
(異常通報の発生方法)
本例では、異常通報を、通報装置11が異常発生と判定した時点で当該通報装置11において発生させて、検針・保安センタおよび登録されている通報先に送信するようにしている。この代わりに、検針・保安センタ2の側から定期的に(例えば、毎日1回、6時間毎に)通報装置11を読みに行く方法も考えられる。この方法は前者の方法に比べて、電話代金、センタ装置の負荷が大きくなり、また、異常発生時点と検出時点とのタイムラグが大きくなる。一方、生活異常の発生の判別機能を検針・保守センタ2の側に設ける方法も考えられるが、この場合においても、通報装置11の側から定期的にセンタ装置5に検針データを送信するか、あるいはセンタ装置5の側が定期的に検針データを読み取りに行く必要がある。この方法においても、電話代金、センタ装置の負荷が大きくなり、また、異常発生時点と検出時点とのタイムラグが大きくなる。
【0035】
(異常の通報形態)
通報形態としては、音声メッセージを自動で流す形態、電子メール若しくはメッセージサービスを利用する形態、検針・保安センタ2から当直員が直接に通報先に連絡を取る形態などが考えられる。
【0036】
音声メッセージによる場合には、一般電話での応答確認は、電話が繋がったという事実そのものであるので、相手に内容が正確に伝わったか否かの判断は、メッセージが流れている間電話が繋がっていることを以って行う。途中で切れた場合は、再度掛けなおすなどの処理を行う。この場合、リダイアルの回数などを予め設定しておく必要がある。携帯電話などのプッシュフォンの場合には、メッセージ終了後(あるいは途中において)確認のボタンを押下してもらうことにより応答確認とすることができる。
【0037】
例えば、数字「1」に「メッセージ内容を了解した」、数字「2」に「メッセージ内容は理解したが対応できない」、数字「3」に「再度メッセージを確認したい」などの意味を割り当てておけばよい。なお、この例では数字の「2」が押下された場合には、優先順位が次の通報先に転送することになる。
【0038】
特に一般電話の場合には、相手が子供だったり他人だったりする場合も考えられるので、確認ボタン方式が望ましい。
【0039】
電子メールやメッセージサービスを利用する場合には、メールあるいはメッセージが届けられただけでは応答確認が取れないので、返信を受け取ることによって確認終了とする。返信が一定時間内に来ないときには、次の優先順位の登録電話に転送する。
【0040】
検針・保安センタ2の当直員が直接電話連絡する場合には、相手と直接に話すことができるので、当直員が判断を行い、確認終了とするか、次の登録電話に転送するのかを決定する。この方法は一般電話、携帯電話を問わず有効であり、また、確実な方法であるが、検針・保安センタ2は24時間体制を取る必要がある。ただし、24時間体制となっていない検針・保安センタにおいても、夜間発生した異常通報に関しては、翌朝、処理を行うようにすれば運用は可能である。この場合には、緊急性をさほど要しないと思われる通報と、緊急性を要すると思われるものを区別しておき、緊急度の高いものは24時間体制の救急センタなどに通報できるようにシステムを構築しておくことが望ましい。
【0041】
なお、センタ装置5の側に、登録電話番号の種別を登録しておき、それぞれの電話に最も適した方法で健康異常通報を行うようにすることも考えられる。
【0042】
(健康異常発生の判定方法)
次に、異常発生の判定に用いる健康時使用パターンとは、居住者が健康状態で通常の生活パターンで所定日数生活した場合に得られるガスおよび水道の使用状況に関する以下のような使用パターン情報である。
【0043】
(1)時間毎に使用量をプロットした時間平均使用パターン
(2)日平均使用量、週平均使用量、月平均使用量のうちの少なくとも一つ
(3)各曜日毎に平均使用量をプロットした曜日毎平均使用パターン
(4)1日の間における特定器具の平均使用時間帯、平均使用時間幅、平均使用回数および平均使用量のうちの少なくとも一つ
【0044】
また、検出された使用状況と健康時使用パターンの比較は、予め定めた所定の期間毎に行えばよい。検出された使用状況が予め定めた使用パターン情報に対して乖離している場合において、それが緊急を要するものである場合には、直ちに異常通報を行う。これに対して、健康状態に多少の異変が発生しているような場合の異常通報の場合には、このような異常状態が連続して複数回検出された時に、異常発生通報としての健康注意通報を行うようにすればよい。このようにすれば、一時的な生活パターンあるいはリズムの乱れに起因する誤判定を回避できるので望ましい。また、緊急の程度に応じた適切な対応を行うことができるので望ましい。
【0045】
さらに、健康異常発生の判定において、上記の各健康時使用パターンに対してどの程度乖離している場合に健康異常が発生したものと判定するのかは、例えば、使用パターンの平均値に対して一定の乖離量を予め決定しておき、この乖離量を超えた場合に健康異常が発生したものとする方法を挙げることができる。また、使用パターンの最大値および最小値を求めておき、これらを越えた場合や下回った場合に健康異常が発生したものとする方法を挙げることができる。さらには、標準の使用パターンを求めておき、これに対する標準偏差などの統計処理に基づき、健康異常の発生の有無を判別してもよい。
【0046】
次に、具体的な健康時使用パターンおよび実際の使用状況とを比較して健康異常通報の判定を行う場合の例を説明する。
【0047】
(a)水道あるいはガスの使用量として、直前の1ヶ月または1週間の平均日平均使用量を健康時使用パターンとして記憶保持しておき、これを実際に検出された使用状況である1日の使用量と比較する。例えば、日平均使用量に比べて実際の使用量が2倍以上あるいは半分以下というように大幅に乖離している場合には健康異常が発生したものと判断して異常通報を行う。
【0048】
(b)予め、1回当たりの使用量が特定できる器具(トイレ、風呂の水溜めなど)の使用時間帯および回数などをパターン化したものを健康時使用パターンとして記憶保持しておき、これを、実際に検出された使用状況を表す使用パターン情報と比較する。
【0049】
例えば、風呂の場合、毎日夕方6時〜7時の間に水溜が行われているが、今日は無い、極端に早い時間帯である、あるいは極端に遅い時間帯である、または水ためが継続しており終了しない、などの使用状況が検出された場合には、異常通報を発生させる。
【0050】
この場合、例えば、風呂の水溜めの終了を第1の使用パターン情報としておき、水ためが終了しないと判別されたときには居住者が単に忘れているだけの場合もあるが、居住者が倒れて意識を失っている場合や動けなくなったなどの極めて緊急度の高い異常状態であるので、このような判定がされた場合には、直ちに異常通報を発生させることが必要である。
【0051】
これに対して、水溜めの時間帯について情報を第2の使用パターンとしておき、水溜めの時間帯が早い、遅いという判定がされた場合には、例えば、数日間に渡ってそのような判定がされたときに、健康状態に異変が発生した可能性があるので健康注意通報を発生して、通報先から居住者の健康状態を確認してもらうなどの対応をすればよい。
【0052】
また、トイレの場合には、一定時間内のトイレの回数が、通常(健康時)に比べて極端に多い場合あるいは少ない場合には健康異常であると判定できる。また、夜中に行っていたのが無くなった場合や、通常とは異なる時間帯で使用されている場合なども、健康異常であると判定できる。
【0053】
さらに、台所の流しでの水の使用状況からは、通常では朝、昼、晩と三回使用されているのが、今日は朝の使用がないと判定された場合などには健康異常が発生した可能性がある。
【0054】
(c)次に、1日の時間帯別のガスあるいは水の使用量のパターンに基づき健康異常判定を行うことができる。例えば、図2(a)に示すように、健康時使用パータンとしての1日の各時間帯の水の使用量パターンがある場合、例えば、図2(b)に示すように実際に検出された使用量が大幅に乖離している場合には生活異常が発生したと判定できる。この場合、1日分だけの判定では生活パターンあるいはリズムの突発的な変動に起因して誤判定がされる場合があるので、2日連続して、あるいは3日以上連続して大幅な乖離がある場合には、健康異常が発生したものと判断して異常通報を行うことが望ましい。
【0055】
(d)次に、ガス使用パターンによる判定の場合には、例えば、朝の煮炊き時のガス使用状況に基づく判定は、トイレ使用による水の使用状況に基づく判定と同様、あるいはそれ以上の精度で健康異常判定を行うことができる。
【0056】
また、風呂炊きの場合には、ガスおよび水の双方の使用状況を組み合わせて判断することにより、極めて精度よく健康異常の判定を行うことが可能になる。
【0057】
(e)ガス、水の使用量を利用する場合には、1日分の使用量を、健康時の平均使用量と比較して健康異常を判定することができる。この場合には、緊急通報というよりは健康状態の管理という意味合いが強いので、実際の使用量と平均使用量とが大幅に乖離している日が連続した場合に健康異常が発生しているおそれがあるとして通報を発生させればよい。例えば、図3(a)に示すように健康時における1日のガス、水の使用量の平均値を保持しておき、図3(b)に示すように、この平均値を中心として上下に所定の幅を持たせた正常使用量領域Aを定めて、実際の1日の使用量がこの領域内に入るか否かを判別し、予め定めた日数連続してこの領域外となった場合に健康異常の惧れがあると判断して異常通報を発生させるようにすればよい。
【0058】
(f)なお、本願人は特開2001−116606において、ガスメータおよび水道メータの検針値に基づき、各種の流量値を算出するための多機能型カウンタを提案しており、このような多機能型カウンタを用いることにより、各種の流量パターン、使用パターンに基づく健康異常判定を行うことができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、居住者の生活リズムあるいは生活パターンに着目し、特に、老人世帯などにおいてはその生活パターンが固定化されていることが多く、従って、ガスや水道の使用状況に生活パターンが強く反映される点に着目し、かかるガスや水の使用状況に基づき、従来では得られなかった居住者の健康状態の変化なども通報可能な方法を実現できる。
【0060】
すなわち、本発明では、居住者宅でのガスおよび/または水道の使用状況を検出し、検出された使用状況を、居住者の健康時における生活パターンを反映したガスおよび/または水道の健康時使用パターンと比較し、検出された使用状況が健康時使用パターンと乖離している場合には、居住者に異常が発生している旨の異常発生通報を、予め定められている通報先に対して行うようにしている。
【0061】
従って、本発明によれば、従来の緊急通報システムなどに比べて、居住者の健康状態の管理を含めた総合的な健康異常通報システムを実現できる。
【0062】
また、本発明では、異常発生通報の通報先として、居住者宅でのガスおよび/または水道の使用量などを通信回線を監視するための検針・保安センタ装置だけでなく、単数または複数の携帯電話などの携帯用通信端末や単数または複数の一般電話を含むようにしている。例えば、近親者が近くに居住している場合には当該近親者の一般電話を予め登録しておき、異常発生通報を近親者に対して行えば、迅速かつ適切な処置を期待できる。
【0063】
更に、本発明では、通報先に対して、異常発生通報を相手が確かに受信したことを確認するようにしているので、健康異常通報を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した居住者の健康異常通報システムの一例を示す概略構成図である。
【図2】1日の時間帯別の使用量を表す健康時使用パターン例を示すグラフ、およびこれに基づく健康異常判定の方法を説明するための説明図である。
【図3】1日の使用量を表す健康時使用パターン例を示すグラフ、およびこれに基づく健康異常判定の方法を説明するためのグラフである。
【符号の説明】
1 居住者の健康異常通報システム
2 検針・保安センタ
3 通信回線
4 居住者宅
5 センタ装置
6 送受信装置
7 上位装置
8 制御装置
9 表示装置
10 プリンタ
11 通報装置
12 ガスメータ
13 水道メータ
14 ガス漏れ検出器
15 各種センサ
16 電話
17 無線通信機ペンダント
21 検出部
22 記憶部
23 比較部
24 通報部
30 携帯電話

Claims (8)

  1. 居住者宅でのガスおよび/または水道の使用状況を検出し、
    検出された使用状況と、居住者の健康時における生活パターンを反映したガスおよび/または水道の健康時使用パターンとの比較を予め定めた所定期間毎に行い、
    前記健康時使用パターンとして、
    前記居住者が健康状態で通常の生活パターンで所定日数生活した場合に得られるガスおよび/または水道の使用状況に関する以下の(1)〜(4)の使用パターン情報のうち少なくとも二つを用いており、
    (1)時間毎に使用量をプロットした時間平均使用パターン
    (2)日平均使用量、週平均使用量、月平均使用量のうちの少なくとも一つ
    (3)曜日毎に平均使用量をプロットした曜日毎平均使用パターン
    (4)1日の間における特定器具の平均使用時間帯、平均使用時間幅、平均使用回数および平均使用量のうちの少なくとも一つ
    検出された前記使用状況が、前記使用パターン情報のうち予め定めた第1の使用パターン情報に対して予め定めた量以上乖離している場合には、居住者に異常が発生している旨の緊急通報を、予め定められている通報先に直ちに行い、
    検出された使用状況が、前記使用パターン情報のうち予め定めた第2の使用パターン情報に対して予め定めた量以上乖離している場合には、当該乖離状態が連続して複数回検出された時に、居住者の健康に異変が起きている旨の健康注意通報を、前記通報先に行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  2. 請求項1において、
    検出された前記使用状況と前記健康時使用パターンの比較を、予め定めた所定の期間毎に行い、
    検出された前記使用状況が、前記使用パターン情報のうち予め定めた使用パターン情報に対して予め定めた第1の量以上乖離している場合には、直ちに前記緊急通報を行い、
    検出された前記使用状況が、前記使用パターン情報のうち予め定めた前記使用パターン情報に対して前記第1の量よりも少ない予め定めた第2の量以上乖離している場合には、当該乖離状態が連続して複数回検出された時に、前記健康注意通報を行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記通報先は、前記居住者宅でのガスおよび/または水道の使用量などを通信回線を介して監視するための検針・保安センタ装置、前記居住者宅の居住者の健康管理などの介護を通信回線を介して行う福祉センタ装置、単数または複数の携帯電話などの携帯用通信端末、および、単数または複数の一般電話のうちの少なくとも一つであることを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  4. 請求項において、
    前記通報先には優先順位が付けられており、優先順位に従って前記異常発生通報を行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  5. 請求項において、
    前記通報先から前記異常発生通報を受信した旨の返答を待ち、返答が所定時間内に無い場合に、前記優先順位の低い前記通報先に前記異常発生通報を行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記居住者宅に通報装置を取り付け、
    この通報装置に対して、前記居住者宅に設置したガスメータおよび/または水道メータ の検針データを供給し、
    前記通報装置から前記検針データを、前記居住者宅でのガスおよび/または水道の使用量などを通信回線を介して監視するための検針・保安センタ装置に送信し、
    前記通報装置において前記の比較を行い、比較結果に基づき前記異常発生通報を前記検針・保安センタ装置、前記居住者宅の居住者の健康管理などの介護を通信回線を介して行う福祉センタ装置、単数または複数の携帯電話などの携帯用通信端末、および、単数または複数の一般電話のうちの少なくとも一つに送信することを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  7. 請求項6において、
    前記通報装置の代わりに、前記検針・保安センタ装置において前記の比較を行い、比較結果に基づき前記異常発生通報を行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
  8. 請求項6または7において、
    前記居住者宅内に取り付けられている前記居住者の動きを検出する検出器の検出信号、および/または居住者が携帯している緊急通報用の無線通信端末からの信号を、前記通報装置で受信し、
    当該通報装置は、これらの信号に基づき前記健康異常通報を行うことを特徴とする居住者の健康異常通報方法。
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