JP5402086B2 - 省エネルギー支援装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
一般に、省エネルギー支援装置は、電気、ガス、水道などを使用する機器やこの機器を有する部門などの消費エネルギー量を取得し、この取得した消費エネルギー量の統計などを表示することで省エネルギーを促すように構成されている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1に記載されたエネルギー管理システムは、電気、ガス、水道などのエネルギーの消費量を計測して表示するとともに、計測した過去の消費エネルギー量から目標値を設定して、この目標値に対する実際の消費エネルギー量の度合いを算出して省エネ達成度を表示するように構成している。
このような従来の省エネルギー活動の取組みは、主に商業施設の売場に設置されるショーケースや空調機を制御して実施されているものが多い。
すなわち、調理部門の消費エネルギー量は、集客状況により大きく増減する特性であるため、このような特性の消費エネルギー量の増減を単に観測しても省エネルギー活動を正しく実施したとは限らず、エネルギーを無駄なく消費したかを正確に知ることは困難である。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、スーパーマーケットなどに配置された調理部門の省エネルギー活動が正常に実施されたかを通知することが可能な省エネルギー支援装置、消費エネルギー量の理論値算出方法、消費エネルギー量の判定方法、およびこれらを実現するプログラムを提供することにある。
そして、本発明の請求項1に係る省エネルギー支援装置は、理論値と実績値との差分値が所定の閾値範囲内にあるか否かを判定して、判定結果を出力する構成としたので、部門毎の消費エネルギー量を取込むことのみで、エネルギー消費部門毎の省エネルギー活動が正常に実施されたかを容易に通知することができる。
また、本発明によれば、一般的に広く知られた最小二乗法にて実績値を関連付けするので、特殊な計算を必要としない簡単なプログラムにて関連付手段を実現できる。
また、本発明によれば、所定の期間に消費したエネルギー量である実績値をエネルギー消費部門毎に取得し、取得した実績値の相関関係を示す相関式を用いて、自部門と複数の他部門とのそれぞれの理論値(仮の理論値)を算出し、これら仮の理論値の平均値を算出する省エネルギー支援装置が提供される。
また、本発明によれば、バックヤードに配置された部門の消費エネルギー量の統計値を算出し、この統計値を基に消費エネルギー量の正常範囲を算出する。そして、正常範囲を算出した後の所定期間に消費された最新の消費エネルギー量が正常範囲内にあるか否かを判定する構成にした。このようにすることによって、本発明は、バックヤードに配置された部門の消費エネルギー量を取得することのみでその部門の消費エネルギー量が省エネルギー活動に沿った消費であるか否かを判定する省エネルギー支援装置を提供することができる。
データベース102は、消費エネルギー取得手段101が取得した個別調理部門毎の消費エネルギー量を保持する記憶手段である。データベース103は、後述のエネルギー相関分析部105が算出して得た相関分析結果を保持する記憶手段である。104は相関分析結果などをディスプレイなどに出力する相関結果出力手段である。106は、後述のエネルギー相関分析部105が実績値を相関分析するためのパラメータや調理部門が備える機器の構成を設定する操作設定部である。そして、データベース107は、操作設定部106によって設定された設定情報を保持する記憶手段である。
このように、エネルギー相関分析部105は、関連付け手段105a、理論値算出手段105b、誤差算出手段105c、消費エネルギー量判定手段105dを用いて実績値を相関分析する。
これら関連付手段105a、理論値算出手段105b、そして、誤差算出手段105c、消費エネルギー量判定手段105d、および実績値抽出手段105eは、いずれも省エネルギー支援装置100が備えるプログラム記憶手段(不図示)に保持されたエネルギー相関分析部105が実行するプログラムである。
尚、この実施例にて記載する理論値は、データの関連性を示す方法として広く一般的に知られた最小二乗法により導き出された相関式に、実績値を代入して計算し得たものである。そして、この実施例にて記載する自部門とは理論値算出対象の部門を指し、他部門とは自部門に関連付けされた部門を指す。
図2において、S201は、省エネルギー支援装置100が省エネルギー支援装置100を操作するオペレータに向けて、調理部門110に設置された機器の構成に変更が生じたか否かの入力を促す処理である。この処理は、操作設定部106が機器構成の変更の入力を促す画面をディスプレイなどに表示して達成される。この画面に応答してオペレータが機器構成を更新しない(S201 No)としたとき、省エネルギー支援装置100は、S204へと進み、オペレータが機器構成を更新するとしたとき、省エネルギー支援装置100は、S202に進む。
図5の「フラグ設定理由」は、調理部門に設置する機器の構成を変更したり、新たな機器を追加したときに、機器構成に変化が生じたときの理由や機器のメーカ名および型式などを記録する項目である。また、「設定フラグ」はフラグ設定理由に対応して、その機器構成に番号を付する項目である。そして、「フラグ設定年月日」は、機器構成を変更した年月日を記録する項目である。
図6においてオペレータは、この設定画面の設定項目である「設定フラグを使用」もしくは「データ取得年を使用」のどちらかのラジオボタンおよびそれぞれのパラメータを設定し、この設定画面の保存ボタンをクリックすることによって、これら設定情報を「項目」、「パラメータ」、「設定情報」を項目とした実績値選択テーブルとしてデータベース107に保存する(図6(b))。この図6(b)の「設定情報」欄には、図6(a)の設定画面における選択項目のラジオボタンの設定に対応して「選択」が付される。
図6の例の場合オペレータは、設定フラグ01を選択しており、エネルギー相関分析部105は、データベース102の設定フラグ欄が「01」である店舗開店時の機器構成にて定められる実績値を抽出する。同様、オペレータがデータ取得年のラジオボタンを設定すれば、そのパラメータに2007年が設定されているので、エネルギー相関分析部105は、データベース102のデータ取得年欄が2007年である実績値を抽出する。
処理はS208に進み、省エネルギー支援装置100は、取得した消費エネルギー量の消費が正常な消費であったか否かを判定する。S208において消費エネルギー量判定手段105dは、データベース103を参照し、データベース103に保持された誤差値(図7参照)と後述図8にて説明する閾値を比較し、誤差値が閾値内にあるか否かを判定する。そして、誤差値が閾値範囲外であったならば、相関結果出力手段104は、その結果をディスプレイなどに異常出力(表示)する。勿論、誤差値が閾値範囲内であったならば相関結果出力手段104は、正常結果をディスプレイなどに出力(表示)する。
エネルギー相関分析部105はS302に進み、部門組合せテーブル(図9)を参照し、このテーブルのパラメータ欄に示された対の部門の抽出実績値を最小二乗法によって関連付けした相関式を求める(関連付け手段)。この最小二乗法による関連付けは、測定して得られた数値の組を、線形関数などの関数を用いて近似化する方法として、広く一般に知られたものである。この例の場合、調理部門bと調理部門a、調理部門cと調理部門a、調理部門nと調理部門aを関連付して以下の相関式1〜相関式3が得られたこととする。(相関式1,2,3に示す調理部門aは、調理部門aの実績値を指す。)
調理部門b(理論値)=0.300×調理部門a+149.06・・・・相関式1
調理部門c(理論値)=0.100×調理部門a+20.17・・・・・相関式2
調理部門n(理論値)=0.320×調理部門a+15.33・・・・・相関式3
さて、処理はS303に進み、エネルギー相関分析部105は、関連付け手段105aにて求めた相関式を基に、抽出実績値に対応する理論値を算出する(理論値算出手段)。S303において、理論値算出手段105bは、理論値算出対象の個別調理部門の理論値を求めるために、理論値算出対象の個別調理部門に関連付けした他方の個別調理部門の抽出実績値を相関式へ代入して理論値を算出する。
図4に示す2007年4月20日の実績値を例とした場合、2007年4月20日の調理部門aの実績値は、221.01[kwh]である。理論値算出手段105bは、上記相関式(相関式1,2,3)に2007年4月20日の調理部門aの実績値(221.01[kwh])を代入することにより、2007年4月20日における調理部門b、調理部門c、調理部門nの消費エネルギー量の理論値をそれぞれ算出する。
理論値を算出したエネルギー相関分析部105は、S304に進み、S303にて求めた理論値とこの理論値に対応する実績値との差分値を算出する(誤差算出手段)。
すなわち、エネルギー相関分析部105は、(個別調理部門の実績値を最小二乗法によって関連付した)相関式に(理論値算出対象の個別調理部門に関連付けした)他方の個別調理部門の実績値を代入して得られた理論値と(理論値算出対象の個別調理部門の)実績値との差を求めることによって差分値を得る。
実施例2が上述した実施例1と異なるところは、エネルギー相関分析部105の処理において、複数の個別調理部門との関連付けの基、複数の仮の理論値を算出し、この複数の仮の理論値の平均値を真の理論値とする点にある。
また、図10において図3と同様な構成は同符号にて記載し、実施例1と重複する説明は省略する。
さて、本発明の省エネルギー支援装置において、調理部門aの理論値は、調理部門b、調理部門c、調理部門nとのいずれの相関式からも求めることが可能である。従って、調理部門aの理論値を求めるために、これら複数の他調理部門と関連付けすることは、理論値の精度を高めるための有効な手法と考えることができる。
調理部門a(仮理論値)=α2×調理部門c+β2・・・・・相関式A2
調理部門a(仮理論値)=α3×調理部門n+β3・・・・・相関式A3
同様、調理部門bに対応する相関式は相関式B1、相関式B2、相関式B3のようになる。
調理部門b(仮理論値)=α5×調理部門c+β5・・・・・相関式B2
調理部門b(仮理論値)=α6×調理部門n+β6・・・・・相関式B3
このように、自部門の実績値と複数の他部門の実績値とを関連付けした複数の相関式を求めたエネルギー相関分析部105の処理は、S303に進む。
例えば、エネルギー相関分析部105は、相関式A1に調理部門bの実績値を代入し、相関式A2に調理部門cの実績値を代入し、相関式A3には調理部門nの実績値を代入して、調理部門aの仮の理論値をそれぞれ算出する。そして、これら仮の理論値の平均値を調理部門aの理論値とする。このように、仮の理論値の平均値を算出したエネルギー相関分析部105は、S304に進む。
以上のように、本発明は、所定の期間に消費したエネルギー量をエネルギー消費部門毎に算出した実績値を求め、この実績値を関連付けする。そして、この関連付けの基、実績値に対応する理論値を算出し、この理論値と実績値との差分値が所定の閾値範囲内にあるか否かを判定し、その結果を出力する構成とした。
また、本発明は、一般的に広く知られた最小二乗法にて調理部門の実績値を関連付けするので、特殊な計算を必要としない簡単なプログラムにて実現できる。
また、本発明は、関連付けした他部門の実績値から自部門の理論値を算出するようにしたので、自部門の消費エネルギー量の変動に影響されない理論値を算出することができる。
実施例3が上述した実施例1と異なるところは、図1のエネルギー相関分析部105に代わり消費エネルギー判定部130が付加された点、図1のデータベース103に代わって正常範囲結果データベース103aが付加された点にある。更に、図1の消費エネルギー取得手段101に代わり積算値算出手段101aが付加されている。消費エネルギー判定部130は、後述の統計値算出手段130aと正常範囲算出手段130b、そして消費エネルギー抽出手段130dおよび正常範囲判定手段130eを備える。これらエネルギー相関分析部105が備える手段は、CPUにより実行されるプログラムである。
図12において、S201〜S202は実施例1に記載した実施形態と同様である。
続いて、S203aは、積算値算出手段101aが個別調理部門毎の消費エネルギー量を取得するステップである。S203において、その概略動作は実施例1に記載した消費エネルギー取得手段101の動きと同じである。実施例1にて説明した消費エネルギー取得手段101が1日毎の実績値を求めることに対し、積算値算出手段101aは1時間毎に実績値を求め積算し、この積算された積算値を1日毎に初期化して図13に示す形態にてデータベース102に保存することが特徴点である。すなわち、所定時間毎の実績値を求めてその実績値を積算し、この積算した積算値を所定期間毎に初期化するよう消費エネルギー取得手段101に機能を付加すれば積算値算出手段101aを実現することができる。
図14を参照しながらS205aの処理を説明する。図14において、オペレータは、この設定画面の設定項目である「設定フラグを使用」もしくは「データ取得年を使用」のどちらかのラジオボタンおよびそれぞれのパラメータを設定し、この設定画面の保存ボタンをクリックすることによって、統計の算出対象とする積算値を選択する。
図15を参照しながら統計値算出手段130aの処理を説明する。図15は、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示された統計値算出画面である。図15の「計算」ボタンは統計を計算するためのボタンであり、「正常範囲計算」ボタンは,後に説明する正常範囲算出手段130bの処理に画面を移行させるためのボタンである。
続いて、統計値を算出した後、処理はS206bに移行する。S206bにおいて、正常範囲算出手段130bは、統計値算出手段130aが算出した平均値および標準偏差を用いて、各時間帯における消費エネルギー量の正常範囲値を算出し、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示する(図16)。
最小値=平均―m×標準偏差 ・・・・式1
最大値=平均+m×標準偏差 ・・・・式2
ここで式1と式2は、消費エネルギー量のデータ分布を統計学における正規分布に適用することを前提としており、この例の場合m=2として計算している。mを2とすることで、正規分布曲線上に分布されたデータは95%確保されることが知られており、mを3にすれば、更に広範囲のデータを確保することができる。従って、mは正規分布を考慮している限り、その値は任意の正の実数にて適用することができる。
すなわち、標準偏差に正の実数を乗じた値を分散値とすると、正常範囲の最小閾値は分散値を平均値から減算した値であり、正常範囲の最大閾値は平均値に分散値を加算した値である。
図17に示すように、正常範囲結果データベース103aは、時間帯、そして各部門の消費エネルギー量の正常範囲を示す最小値と最大値のフィールドを持つ表形式のデータベースである。例えば、上述22時における惣菜部門の電気消費量の最小値である186.43[kW]は、図17の時間帯22時の惣菜部門・電気・最小値フィールドに保存される。同様、最大値である253.79[kW]は、図17の時間帯22時の惣菜部門・電気・最大値フィールドに保存される。
続いて、処理はS208aに進む。S208aは、前述正常範囲が算出された後に、消費エネルギー量抽出手段130dおよび正常範囲判定手段130eが定期的(この例の場合1時間毎に)に実行する処理である。S208aにおいて、消費エネルギー量抽出手段130dは、データベース102に保存されている消費エネルギー量の最新の積算値を抽出する。そして、同様S208aにおいて、正常範囲判定手段130eは、消費エネルギー量抽出手段130dにより抽出された最新の積算値が、正常範囲結果データベース103aに保持された正常範囲の範囲内にあるか否かを判定し、その判定結果をパーソナルコンピュータの表示ディスプレイに出力する。
尚、実施例3に係る発明は、季節別の消費エネルギー量の統計を基にしても良いし、営業パターン(平日、土曜日、日祝日)別の消費エネルギー量の統計を基にしても良い。このような、季節特性や営業パターン特性を取り込んで省エネルギー活動を推進すれば、更に精度の高い運用が可能になる。
101 消費エネルギー取得手段
102 データベース
103 データベース
104 相関結果出力手段
105 エネルギー相関分析部
105a 関連付手段
105b 理論値算出手段
105c 誤差算出手段
105d 消費エネルギー量判定手段
105e 実績値抽出手段
106 操作設定部
106a 部門構成設定手段
106b 分析設定手段
107 データベース
110 調理スペース
110a 調理部門a
110b 調理部門b
110c 調理部門c
110n 調理部門n
120,120a,120b,120c,120n センサ
101a 積算値算出手段
103a 正常範囲結果データベース
130 消費エネルギー判定部
130a 統計値算出手段
130b 正常範囲算出手段
130d 消費エネルギー量抽出手段
130e 正常範囲判定手段
Claims (4)
- 複数のエネルギー消費部門が所定の期間に消費したエネルギー量である実績値を前記エネルギー消費部門毎に取得する消費エネルギー取得手段と、
この消費エネルギー取得手段により取得された自部門の実績値と他部門の実績値とを関連付けする関連付手段と、
この関連付手段が関連付けした前記自部門の実績値と前記他部門の実績値との相関関係を示す相関式に前記他部門の実績値を代入して自部門の理論値を算出する理論値算出手段と、
この理論値算出手段によって算出された前記理論値と前記自部門の実績値との差を算出する誤差算出手段と、
該誤差算出手段によって算出された差分値が、所定の閾値範囲内にあるか否かを判定する消費エネルギー量判定手段と、
この消費エネルギー量判定手段による判定結果を出力する相関結果出力手段
を備えることを特徴とする省エネルギー支援装置。 - 前記関連付手段は、最小二乗法によって自部門の実績値と他部門の実績値とを関連付けることを特徴とする請求項1に記載の省エネルギー支援装置。
- 設備機器の消費エネルギー量を監視する省エネルギー支援装置として用いることが可能なコンピュータに、
自部門と他部門が所定の期間に消費した消費エネルギー量である実績値をそれぞれ取得する機能と、
この取得された自部門の実績値と他部門の実績値とを最小二乗法によって関連付けする機能と、
該関連付けされた前記自部門の実績値と前記他部門の実績値との相関関係を示す相関式に前記他部門の実績値を代入して自部門の理論値を算出する機能と、
前記理論値と前記自部門の実績値との差を算出する機能と、
該算出された差分値が所定の閾値範囲内にあるか否かを判定し、判定結果を出力する機能を実現させるためのプログラム。 - 複数のエネルギー消費部門が所定の期間に消費したエネルギー量である実績値を前記エネルギー消費部門毎に取得する消費エネルギー取得手段と、
この消費エネルギー取得手段により取得された自部門の実績値と複数の他部門のそれぞれの実績値とを関連付けする関連付手段と、
この関連付手段が関連付けした前記自部門の実績値と前記複数の他部門のそれぞれの実績値との相関関係を示すそれぞれの相関式に前記他部門の実績値をそれぞれ代入して自部門の複数の仮の理論値を求めて該複数の仮の理論値の平均値を算出する理論値算出手段と、
前記平均値と前記自部門の実績値との差を算出する誤差算出手段と、
該誤差算出手段によって算出された差分値が、所定の閾値範囲内にあるか否かを判定する消費エネルギー量判定手段と、
この消費エネルギー量判定手段による判定結果を出力する相関結果出力手段を備えることを特徴とする省エネルギー支援装置。
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