JP2005018299A - 調理機等の保守点検管理装置および保守点検管理方法 - Google Patents
調理機等の保守点検管理装置および保守点検管理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】保守点検監視が求められる店舗の数の増大に対応し、かつ店舗毎に異なる調理機の機器について異なる故障発生原因に事前に対応することができる調理機等の保守点検装置および保守点検方法を提供する。
【解決手段】店舗の売上げとの関係で、定期的な当該売上げ報告の中に含まれる時系列的に食物注文の総数を入力する入力部を備え、当該食物注文度数と疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、前記入力部から入力された食物注文の総数から各調理機の疲労度を計算して疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記現在の稼動データに、または当該現在の稼動データと、前記店舗店データから稼動予定データを生成した前記稼動予定データとに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定する。
【選択図】 図8
【解決手段】店舗の売上げとの関係で、定期的な当該売上げ報告の中に含まれる時系列的に食物注文の総数を入力する入力部を備え、当該食物注文度数と疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、前記入力部から入力された食物注文の総数から各調理機の疲労度を計算して疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記現在の稼動データに、または当該現在の稼動データと、前記店舗店データから稼動予定データを生成した前記稼動予定データとに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定する。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外食チェーン店舗などの外食店舗で使用される調理機等の保守点検管理装置および保守点検管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、顧客に配置された機器に関する使用量情報を収集する顧客機器情報収集装置において、前記機器の使用量情報を収集する収集部を有し、該収集部は、予め定められた日の顧客の終業後に、情報を収集する業務データ収集処理部と、前記業務後データ収集処理部の処理後であって、顧客の始業前に情報を収集する業務前データ収集処理部とを有し、前記業務データ収集処理部は、前記業務後データ収集処理部がデータ収集に失敗した前記機器の使用量情報を、自動的に、収集する顧客機器情報収集装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、建築物において、保守点検すべき全ての機器および設備を管理するための管理台帳とこの管理台帳に管理されている機器および設備を保守点検するための点検基準情報とを相互に関連付けて登録したデータベースと、前記機器および設備の保守点検条件を行うための操作画面を表示する手段と、前記操作画面から保守点検条件を選択して入力する入力手段と、この入力手段により入力された保守点検条件に基づいて前記データベースを検索し、前記管理台帳および点検基準情報から保守点検表を作成する手段と、作成された保守点検表を出録する手段とを具備した建築物保守管理支援システムが記載されている。
【0004】
特許文献3には、対象機器の故障診断を行うと共に該対象機器の故障に対する修理を管理する故障診断修理管理システムであって、前記対象機器の不具合状況を対話型の手法を用いて入力する不具合状況入力手段と、前記対象機器の不具合状況と該不具合状況に対応する少なくとも1つの故障とを関連付けて故障不具合情報として記憶する故障不具合情報記憶手段と、該記憶された故障不具合情報と前記不具合状況入力手段により入力された不具合状況とに基づいて前記対象機器の故障を診断する故障診断手段と、前記対象機器の故障と該故障に対応する少なくとも一つの修理手法とを関連付けて修理情報として記憶する修理情報記憶手段と、該記憶された修理情報と前記故障診断手段による故障診断結果とに基づいて前記対象機器に対する修理指示を作成する修理指示作成手段と、該作成された修理指示を出力する修理指示出力手段と、前記作成された修理指示に対応可能な修理依頼を受け付け可能な修理依頼受付手段と、を備える故障診断修理管理システムが記載される。
【0005】
特許文献4には、冷凍・冷蔵ショーケースを設置した店舗における前記ショーケースの運転管理を主として行うシステムであって、前記ショーケースの管理情報、冷蔵庫の管理情報、冷凍機の管理情報、該店舗の空調や照明、室温に関する管理情報を採取するとともに、前記ショーケースの運転制御を行う店舗制御手段と、複数の店舗側制御手段から通信手段を介して前記情報を採取し、前記ショーケース、冷凍機の保守を行う保守担当部門に設けられた保守側制御手段とを有し、該保守側制御手段は、前記店舗制御手段から得た情報を記憶手段に記憶するとともに、前記ショーケースの運転情報における庫内温度の変化を監視し、該庫内温度が徐々に変化して設定温度から外れるおそれがあるときに、前記店舗側制御手段に対して温度注意報を発信する店舗管理システムが記載されている。
また、この店舗システムは、ショーケース以外の店舗機器情報を、前記保守側制御手段、本部側制御手段あるいは携帯端末を介して、ショーケース以外の店舗機器保守会社に送信することを行っている。
【0006】
特許文献5には、店舗内に配設したショーケース、エアコン並びに照明などの各種機器を管理する店舗管理システムにおいて、前記各種機器をそれぞれ機器ごとに制御する複数のコントローラと、所定のネットワークを介して受信した複数のコントローラにより収集された時系列データに基づいて、前記各種機器の故障を診断および予知する故障診断装置と、を備えたことを特徴とする店舗管理システムが記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−297804号公報
【特許文献2】
特開平10−3499号公報
【特許文献3】
特開2002−358383号公報
【特許文献4】
特開2002−71257号公報
【特許文献5】
特開2001−133089号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、外食チェーン店舗等の店舗内で使用される調理機等の保守点検は、保守点検のための監視員が定期的にこれらの店舗を巡回して行っている。上述のように、特定の店舗について保守点検管理を行う機器について登録しておき、諸計測器を使用して、店舗機器保守会社のコンピュータに店舗内機器データを送信することによって、店舗内の機器について保守点検を行うようにしていることが知られている。
【0009】
店舗機器保守会社に保守点検を依頼される店舗の数は増大しており、これに伴って保守点検すべき調理機等の機器の数も増大している。従って、各調理機等の機器について時系的にデータを入力して対応するのみであっては各店舗に満足のいくサービスを提供できない。加えて、店舗ごとにおける使用機器の故障発生の要因が異なるものであり、店舗毎の故障発生原因を管理していかなくては保守点検のための巡回費用を削減するには限界がある。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑み、保守点検監視員が求められる店舗の数の増大に対応し、かつ店舗毎に異なる調理機等の機器について異なる故障発生原因に事前に対応することができ、以って顧客である店舗を満足させ、かつ監視員の巡回回数・費用を削減することのできる調理機等の保守点検装置および保守点検方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、登録された外食チェーン店舗を含む複数の店舗で使用される登録され、保守すべき各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についての管理データと、管理データによって管理される調理器を保守点検するための点検基準情報とを相互に関連付けて登録したデータベースを備え、調理機の保守点検を行うための操作画面を表示する画面表示手段を備え、該画面表示手段から売上げに対応して注文された食物の総数を時系列的に入力する入力手段を有し、該入力手段から入力された注文食物の総数と前記データベースに記録された点検基準についてのデータとから保守点検を作成する手段を備え、作成された保守点検表を出力する手段を備えた調理機の保守点検管理装置および保守点検管理方法を提供する。この場合に、前記点検基準情報は、食物について予め定められたレシピーに基づいて使用機器がどのような形態で、どのような状態で使用されるかという既知の、すなわち予め定められたデータによる各調理機についての疲労度が設定され、基準とされる。
【0012】
また、本発明のもう1つの特徴は、登録された店舗において登録され、保守点検の対象とされる調理機について各保守点検予定時期が生成され、生成された保守点検予定時期の内、早く保守点検予定時期が到来する1つの調理機、望ましくは最も早く保守点検時期が到来する1つの調理機に依存して当該店舗内の登録された、望ましくは全て登録された調理機についての保守点検予定時期を設定し、保守点検すべき調理機を保守点検表に出力することを行う。
【0013】
これによって、監視員は、当該保守点検表示従って保守点検を行い、保守点検に基づく補修、部品交換等のメンテナンス業務をメンテナンス会社に直ちに、かつ容易に発注することが可能になる。当該発注は、保守点検管理会社の発注システムを介してメンテナンス会社の受注システムになされてもよい。
ここで、疲労度の設定は、金属的な正確な疲労度の設定を要せず、レシピーに沿った調理機の使用の激しさ、例えば高温の繰り返し、氷点下での継続使用、保守管理の良さ、悪さ等を勘案し、経験側に基づいて、適宜定めればよい。
【0014】
調理機以外の空調等の一般的な機器についても調理機に合わせて保守点検を行う場合には、これらの機器について登録すると共に、これらの機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報をデータベースに記録し、保守点検予定作成処理手段によって、入力手段から入力された使用実績情報とデータベースに記録した点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を作成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早い方を優先して調理機および調理機以外の機器の一括保守点検時期の設定を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の登録された複数の店舗内に設備された少なくとも各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についてのメンテナンスのための保守点検管理装置による保守点検管理方法の全体概要図を示す。
【0016】
図1において、保守点検管理方法100の全体概要は過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンス管理データを保有するメンテナンス管理本部1、機器の製造年月日や耐用年数、使用基準、故障に関する情報が格納された機器固有データを保有する機器メーカ6、食材ごとの流通、保存温度や期間および危害要因に関する食材固有データを保有する食材会社8、外食チェーン店舗の売上げに関する情報などが専用のコンピュータネットワークを介して格納される店舗データを保有する店舗管理本部4、故障の入力やICチップによる計測、日々の売上げをコンピュータで入力する外食チェーン店舗10、目視による機器の使用状況を携帯端末もしくはコンピュータから入力するスタッフを有するメンテナンス作業代行店16、さらにメンテナンス管理データ、機器固有データ、食材固有データ、店舗データとICチップによる計測、目視による機器の使用状況データがメンテナンス管理本部1のサーバ19内のメンテナンスデータベース20からなる。各種データは、メンテナンスデータベース20に格納され、プログラム処理手段21によって画面表示25が行われることを示す。
【0017】
保守点検管理装置100は、店舗毎に過去の売上げ、売上げ変動要因羅の店舗店データ、メンテナンス監視のために登録された調理機について、店舗名毎に、製造年月日、使用目的、店舗内設備年月日等の調理器固有のデータと、当該調理機についての過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンスデータと、各店舗が受けた食物注文について注文食物レシピーに沿って使用される調理機と該調理機についての使用時間、使用温度等による設定疲労度合との関係を示す調理機に与える設定疲労度合データとを記録するメンテナンスデータベース・すなわちデータベースを備える。
メンテナンス管理本部1はコンピュータ11aを備え、過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報およびスタッフ管理、作業管理メンテナンス事例、店舗管理等に関する情報が格納されたメンテナンス管理データ2を保有し、さらに機器メーカ、食材会社、店舗管理会社より入力された各種データをコンピュータ11aによって、インターネット27cを介しサーバ19内のメンテナンスデータベース20に格納する。
【0018】
機器メーカ6は、機器の製造年月日や耐用年数、使用基準、故障に関する情報が格納された機器固有データ7を保有し、所有のコンピュータシステムを使用してインターネット27dを介しメンテナンス本部1のコンピュータ11aに入力する。これらのデータはメンテナンス管理データに記録される。
【0019】
食材会社8は、食材毎の流通、保存温度や期間および危害要因に関する食材固有データ9を保有し、所有のコンピュータシステムを使用してインターネット27dを介しメンテナンス本部のコンピュータ11aに入力する。
【0020】
店舗管理本部4はコンピュータ11bを備え、外食チェーン店舗などの外食店舗、例えば外食チェーン店舗10(以下、外食チェーン店を取り上げて説明する。)の売上げに関するPOS情報などが専用のコンピュータネットワーク27aを介して格納される店舗データを入力、保有し、店舗データの内少なくとも、店舗別の売上げおよび関連する注文食物の総数、注文食物のレシピーの調理方法における使用機器と使用の形態、使用の時間などの情報をインターネット27bを介しメンテナンス本部1のコンピュータ11aに入力する。
【0021】
各店舗で売上げが、時間毎、日毎、週毎、あるいは月毎に定期的に統計される場合に売上げに対応した注文食物の総数についても統計が取られる。本実施例にあっては統計された注文食物の総数を調理機等の保守点検管理に有効に活用しようとするものである。この場合に、売上げ毎にインターネットなどの通信手段を使用して統計をとってもよいことは論を保たない。統計は時系列的に取られるが多少の変更は影響が少ないのでここではこのような多少の変更を含む場合についても時系列として扱うこととする。
【0022】
外食チェーン店舗10はコンピュータ11を備え、使用される機器12などの状況を計測するためのICチップ13などを備えるケースでは、計測されたデータを専用の読取装置14によって読取られ、また計測データの定期入力のケースでは、目視によって確認された計測データがそれぞれコンピュータ11よりインターネット27eを介してサーバ19に入力される。
【0023】
メンテナンス作業代行店16はコンピュータ17を備え、メンテナンススタッフが保守点検を含む店舗訪問時もしくは保守点検完了後に、目視による使用機器の状況判定手段を、予め数値化された使用状況の判定数値を用いて携帯端末18、コンピュータ17によって入力する。
【0024】
図2は、全体の構成図を示す。全体は、記憶装置、70、78、中央演算装置71、79、表示装置72、80、入力装置73、81、出力装置74、82、通信装置75、外部通信装置77、ネットワークおよびインターネット76を図に示すように接続して構成されている。
【0025】
図3は、プログラム処理概要図を示す。保守点検予定生成処理手段(CPU)26において、入力手段24から日々入力される店舗別の売り上げおよび関連する注文食物、注文食物のレシピーの調理方法における使用機器と時間などの店舗データ27(図1の店舗データ5に該当)、店舗における使用機器の計測データ28、およびスタッフによる訪問後に入力される目視データ28aが、インターネットを介しサーバ内のメンテナンスデータベース20に入力される度に更新処理を行う。そして、改めてメニューにある食物注文の総数32と目視判定値32b、機器使用基準値32aを元にして、使用機器の疲労度によるランク付け手段31によって、随時最新でしかも緊急保守点検を要するランクの度合が高いものを優先した店舗毎の保守点検時期予定データ33bを作成し、または必要に応じて前記作成された保守点検時期予定データ33bより、保存機器等の運転温度上昇や食器洗浄機などの運転湯温低下など異常が認められたケースでは、前記メンテナンスデータベース内の危害分析・重点管理方式であるHACCP情報なども含んだ食材固有データを参照し、保存機器等の運転温度上昇については、現在の保存温度と保存されている食材に関する固有の基準である保存温度や保存期間などから食品の危険度を割り出し、食器洗浄機などの運転湯温低下については、現在の計測湯温と基準湯温などから食品の危険度を割り出し、機器別危害分析データ33aを作成、画面表示25を行う。さらに前記作された保守点検予定データを通知手段35によって、前記店舗管理本部4、外食チェーン店舗10、メンテナンス作業代行店16およびメンテナンススタッフのコンピュータに画面表示させる。この場合の画面表示日おいては、随時最新でしかもランクの度合が高いものを優先して店舗毎に画面表示を行う。すなわち画面には、後述するように、登録された各店舗における登録された調理機、その他の機器についての生成された保守点検時期および店舗内の調理機、その他の機器について設定した一括保守点検時期が表示される。
すなわち、入力部24によって、当該店舗の売上げとの関係で、定期的な当該売上げ報告の中に含まれる定期的に食物注文の総数を店舗データ5の一部として入力する。
【0026】
保守点検予定生成処理手段26によって当該食物注文度数と設定疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、入力部24から入力された食物注文の総数から各調理機の設定疲労度を計算して設定疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記店舗店データから稼動予定データを生成し、前記現在の稼動データ、または現在の稼動データと前記稼動予定データに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定することを行う。
【0027】
保守点検予定生成処理手段26は、監視員が各調理機について入力した目視結果データを加え、該目視結果データから前記設定疲労度データに比べて保守点検予定時期までの期間が早い場合には、目視結果を優先して前記現在の稼動データとすることを行う。
【0028】
各店舗内に設備された前記調理機以外の機器であってメンテナンス監視のために登録された機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報をメンテナンスデータベース20は記録し、保守点検予定作成処理手段26は、当該機器について前記入力手段から入力された使用実績情報と前記データベースに記録された点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を作成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早いほうを優先して調理機および調理機以外の機器の一括した保守点検時期を設定することを行う。
メンテナンスデータベース20には当該店舗の売上げと食物注文の総数とは相関があることを記録されている場合、食物注文の度数を売上高の大きさに、そして食物注文の総数を売上高の累計として保守点検予定時期を設定することができる。
【0029】
保守点検予定生成処理手段26は、登録された複数の店舗について設定された保守点検予定時期を一覧表として作成する。
保守点検予定生成処理手段26は、生成された各調理機についての保守点検予定時期に基づいて前記一覧表を作成する。
メンテナンスデータベース20は、登録された複数の店舗にてついてそれぞれ予め定められた定期保守点検時期を記録しており、保守点検予定生成処理手段26は、定期点検予定処理時期が前述の設定された保守点検予定時期に比べて早い場合には、当該定期点検予定処理時期を優先して、もしくは並記して出力することを行う。
【0030】
また、故障データ29の入力においては、メンテナンスデータベース20を参照し、店舗よりIDやパスワードといった店舗識別データ30により、対象となる店舗毎の診断データの作成手段22によって前記店舗診断データが作成され、同時に他の表示よりも最優先して画面表示を行う。
保守点検予定生成処理手段26は、調理機もしくは調理機以外の機器について緊急保守点検予定時期が入力されると、保守点検予定時期の生成を中断もしくは中止し、当該緊急保守点検予定時期を以って入力された調理機もしくは機器が設備された店舗についての登録されたすべての調理機および機器についての保守点検予定時期として決定することを行うことができる。
【0031】
図4において、メンテナンスデータベース20は、メンテナンス管理データ2より入力された店舗ID、店舗名、営業開始年月日、機器固有データ7より入力される使用される設置機器および製造年月日、使用基準、店舗データ5より入力された販売状況36である売上げおよび注文食物、レシピー、数量、使用機器、回数と、スタッフによる訪問によって入力された判定37値などが格納されている。
【0032】
図5は、売上に関する注文食物およびレシピーにおける使用機器との評価付け手段の概要図を示したものである。
図5において、売上46cに関するメニューおよびレシピーの材料とその調理方法における使用機器46dの設定疲労度をメンテナンスデータベース20を参照して、関連付けて評価する。
【0033】
図6は、売上と使用機器との評価付け手段の概要図を示したものである。
図6において、売上46aにおけるメニューおよび使用機器46bの経験に基づいた設定疲労度をメンテナンスデータベース20を参照して、関連付けて評価する手段を示す。この場合は、外食チェーンが注文食物の数の少ない専門店舗であり、売りすじが固定され、売上高と注文食物とが一義的に定まってしまう店舗に適用される。前述のように,注文食物である牛丼の総数の代わりに売上高を直接的に使用することができる。売上高の大きさに対応して調理機である業務用大型鍋の疲労度合が計測される。特に、店舗が外食チェーン店舗である場合には提供されるメニューが固定され、提供される食物のレシピーも固定されることから各調理機の疲労度予測は経験に基づいて容易にかつ迅速に行うことができるからメリットが大きい。
【0034】
図7は、調理機の機器使用状況の評価付けの例を示す。
図7において、機器使用状況判定は、スタッフが訪問時の店舗毎に機器の使用状況における重み付けを入力された点検表46eに基づいた評価46が反映される。予め登録された機器固有データに対して評価値46を目視によって変更することができる。
【0035】
図8は、保守点検時期予定画面例を示す。
図8において、店舗データの入力27、計測値データの入力28、目視データの入力28aがなされてメンテナンスデータベースの更新20がなされ、疲労度合によるランク付け31がなされる。保守点検時期予定データ画面40には、店舗データの入力27、スタッフによる訪問による目視データの入力28aと、計測値データの入力28とによって、メンテナンスデータベースの更新処理20が行われ、少なくとも目視による機器状況、運転温度や使用時間などの計測値によって判定された設定疲労度合によるランク付け手段31によって、店舗名称41、41A、41B、販売された注文食物36、36A、36B(例えば、ハンバーグセット、オムレツセット、焼肉セット)、スタッフによる訪問による目視データ37、37A、37B、通知手段44、メンテナンス対象機器の使用回数42、42A、42Bによる故障履歴47、47A、47Bおよび作業内容48、48A、48B、機器データ担当スタッフ46などが含まれたものであり、調理機であるオーブン(1)、(2)、(3)について生成された保守点検時期予定日であるメンテナンス推奨日43、43A、43Bが表示される。
メンテナンス推奨日43、43A、43Bは比較され、最も到達の早いメンテナンス推奨日43(2003.5.1)が保守点検日として設定される(50)。
【0036】
この設定された保守点検日に基づいて担当スタッフ46について保守点検日が画面40を通じて指示され、担当スタッフは当該店舗(店舗名称41)に出向き、メンテナンス対象である全機器について作業内容についての保守点検を行い、保守点検の結果、必要とされるメンテナンス作業をメンテナンス作業代行店16(図1)に発注する。
【0037】
図9は、全体フローチャートを示したものである。
図9において、店舗からの入力手段47により、故障の問い合わせ判断48によって、故障発生のケースでは、入力された故障データおよび店舗識別データによって、サーバ内に格納されたメンテナンスデータベースから店舗診断データを作成59し、問合せ店舗に備えるコンピュータに店舗診断データ表示60を行い、同時に他の表示よりも最優先してメンテナンス管理本部、メンテナンス作業代行店に備えるコンピュータおよびメンテナンススタッフの所有する携帯端末に故障状況の通知61を行い画面表示する。一方、入力されたデータが店舗データの判断49によって、店舗管理本部の保有する店舗データのケースでは、メンテナンスデータベースにおいて、売上データの更新50を行い、改めて食物注文の総数と目視判定値、機器使用基準を元にして、使用機器の設定疲労度によるランク付け手段51によって、随時最新でしかもランク度合が高いものを優先した店舗毎の保守点検予定データを作成52し、画面表示53を行い、通知手段54において、メンテナンス管理本部、メンテナンス作業代行店に備えるコンピュータおよびメンテナンススタッフの所有する携帯端末に画面表示をする。また計測データのケースでは、メンテナンスデータベースにおいて、計測データの更新56によって、危害分析処理57が行われ、必要に応じて機器別危害分析データを作成58し、画面表示55を行う。
【0038】
本実施例に拠れば、従来保守点検監視員が定期的に外食チェーン店舗を巡回訪問し、その都度長い滞在時間を要していた調理機等の保守点検が、この調理機等の保守点検管理装置によって、売上げ情報などから使用機器の設定疲労度を割り出し、店舗毎の使用機器の保守点検予定時期データを生成し、これにもとづいて一括保守点検日を設定することにより、訪問予定の削減に繋がり、ひいては人的コストの削減にも繋がる。
【0039】
また、従来急を要する故障発生への対応は、店舗からの故障発声の連絡があった場合に、いちいちその内容を関係する会社またはスタッフに連絡しなければならず、実際の対応までに時間を要していたことが、この調理機等の保守点検管理装置を用いて、店舗診断データの一元管理によって解決する。
また本来は、店舗毎における使用機器の故障発生の要因が異なるにも関わらず、それらを管理することが困難だったことも、店舗毎の売上げ情報などから使用機器の設定疲労度を割り出し、店舗毎の使用機器の保守点検予定データを生成することのできる調理機等の保守点検管理装置を用いることで解決する。
【0040】
本実施例により、調理機等の保守点検管理装置によって、新しい保守点検が実施されることで特に外食チェーン店舗における機器の故障発生を正確にかつ迅速に予測できることで高度の保守点検を迅速的に提供できる手段が講じられる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、保守点検監視が求められる店舗の数の増大に対応し、かつ店舗毎に異なる調理機の機器について異なる故障発生原因に事前に対応することができ、以って顧客である店舗を満足させ、かつ巡回回数・費用を削減することのできる調理機等の保守点検装置および保守点検方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の概要を示す概略図。
【図2】構成を示す図。
【図3】図1の一部詳細図。
【図4】メンテナンスデータベース構造を示す概略図。
【図5】売上げにおけるメニューおよびレシピーに関連して使用機器の設定疲労度を評価する手段の概要図。
【図6】売上げに関連して使用機器の設定疲労を評価する手段の概要図。
【図7】目視判定値例を示す図。
【図8】保守点検予定データ画面例を示す図。
【図9】全体のフローチャートの概略図。
【符号の説明】
1…メンテナンス管理本部、2…メンテナンス管理データ、4…店舗管理本部、5…店舗データ、6…機器メーカ、7…機器固有データ、8…食材会社、9…食材固有データ、10…外食チェーン店舗、12…使用機器、13…ICチップ、14…読取装置、16…メンテナンス作業代行店、18…携帯端末、19…サーバ、20…メンテナンスデータベース、21…プログラム処理手段、25…画面表示手段、26…CPU、28…計測値データ、28a…目視データ、29…故障データ、30…店舗識別データ、31…使用機器の疲労度によるランク付け手段、32…食物注文数、32a…機器使用基準値、32b…目視判定値、33a…機器別危害分析データ、33b…保守点検予定時期データ、35…通知手段。
【発明の属する技術分野】
本発明は、外食チェーン店舗などの外食店舗で使用される調理機等の保守点検管理装置および保守点検管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、顧客に配置された機器に関する使用量情報を収集する顧客機器情報収集装置において、前記機器の使用量情報を収集する収集部を有し、該収集部は、予め定められた日の顧客の終業後に、情報を収集する業務データ収集処理部と、前記業務後データ収集処理部の処理後であって、顧客の始業前に情報を収集する業務前データ収集処理部とを有し、前記業務データ収集処理部は、前記業務後データ収集処理部がデータ収集に失敗した前記機器の使用量情報を、自動的に、収集する顧客機器情報収集装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、建築物において、保守点検すべき全ての機器および設備を管理するための管理台帳とこの管理台帳に管理されている機器および設備を保守点検するための点検基準情報とを相互に関連付けて登録したデータベースと、前記機器および設備の保守点検条件を行うための操作画面を表示する手段と、前記操作画面から保守点検条件を選択して入力する入力手段と、この入力手段により入力された保守点検条件に基づいて前記データベースを検索し、前記管理台帳および点検基準情報から保守点検表を作成する手段と、作成された保守点検表を出録する手段とを具備した建築物保守管理支援システムが記載されている。
【0004】
特許文献3には、対象機器の故障診断を行うと共に該対象機器の故障に対する修理を管理する故障診断修理管理システムであって、前記対象機器の不具合状況を対話型の手法を用いて入力する不具合状況入力手段と、前記対象機器の不具合状況と該不具合状況に対応する少なくとも1つの故障とを関連付けて故障不具合情報として記憶する故障不具合情報記憶手段と、該記憶された故障不具合情報と前記不具合状況入力手段により入力された不具合状況とに基づいて前記対象機器の故障を診断する故障診断手段と、前記対象機器の故障と該故障に対応する少なくとも一つの修理手法とを関連付けて修理情報として記憶する修理情報記憶手段と、該記憶された修理情報と前記故障診断手段による故障診断結果とに基づいて前記対象機器に対する修理指示を作成する修理指示作成手段と、該作成された修理指示を出力する修理指示出力手段と、前記作成された修理指示に対応可能な修理依頼を受け付け可能な修理依頼受付手段と、を備える故障診断修理管理システムが記載される。
【0005】
特許文献4には、冷凍・冷蔵ショーケースを設置した店舗における前記ショーケースの運転管理を主として行うシステムであって、前記ショーケースの管理情報、冷蔵庫の管理情報、冷凍機の管理情報、該店舗の空調や照明、室温に関する管理情報を採取するとともに、前記ショーケースの運転制御を行う店舗制御手段と、複数の店舗側制御手段から通信手段を介して前記情報を採取し、前記ショーケース、冷凍機の保守を行う保守担当部門に設けられた保守側制御手段とを有し、該保守側制御手段は、前記店舗制御手段から得た情報を記憶手段に記憶するとともに、前記ショーケースの運転情報における庫内温度の変化を監視し、該庫内温度が徐々に変化して設定温度から外れるおそれがあるときに、前記店舗側制御手段に対して温度注意報を発信する店舗管理システムが記載されている。
また、この店舗システムは、ショーケース以外の店舗機器情報を、前記保守側制御手段、本部側制御手段あるいは携帯端末を介して、ショーケース以外の店舗機器保守会社に送信することを行っている。
【0006】
特許文献5には、店舗内に配設したショーケース、エアコン並びに照明などの各種機器を管理する店舗管理システムにおいて、前記各種機器をそれぞれ機器ごとに制御する複数のコントローラと、所定のネットワークを介して受信した複数のコントローラにより収集された時系列データに基づいて、前記各種機器の故障を診断および予知する故障診断装置と、を備えたことを特徴とする店舗管理システムが記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−297804号公報
【特許文献2】
特開平10−3499号公報
【特許文献3】
特開2002−358383号公報
【特許文献4】
特開2002−71257号公報
【特許文献5】
特開2001−133089号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、外食チェーン店舗等の店舗内で使用される調理機等の保守点検は、保守点検のための監視員が定期的にこれらの店舗を巡回して行っている。上述のように、特定の店舗について保守点検管理を行う機器について登録しておき、諸計測器を使用して、店舗機器保守会社のコンピュータに店舗内機器データを送信することによって、店舗内の機器について保守点検を行うようにしていることが知られている。
【0009】
店舗機器保守会社に保守点検を依頼される店舗の数は増大しており、これに伴って保守点検すべき調理機等の機器の数も増大している。従って、各調理機等の機器について時系的にデータを入力して対応するのみであっては各店舗に満足のいくサービスを提供できない。加えて、店舗ごとにおける使用機器の故障発生の要因が異なるものであり、店舗毎の故障発生原因を管理していかなくては保守点検のための巡回費用を削減するには限界がある。
【0010】
本発明は、かかる点に鑑み、保守点検監視員が求められる店舗の数の増大に対応し、かつ店舗毎に異なる調理機等の機器について異なる故障発生原因に事前に対応することができ、以って顧客である店舗を満足させ、かつ監視員の巡回回数・費用を削減することのできる調理機等の保守点検装置および保守点検方法を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、登録された外食チェーン店舗を含む複数の店舗で使用される登録され、保守すべき各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についての管理データと、管理データによって管理される調理器を保守点検するための点検基準情報とを相互に関連付けて登録したデータベースを備え、調理機の保守点検を行うための操作画面を表示する画面表示手段を備え、該画面表示手段から売上げに対応して注文された食物の総数を時系列的に入力する入力手段を有し、該入力手段から入力された注文食物の総数と前記データベースに記録された点検基準についてのデータとから保守点検を作成する手段を備え、作成された保守点検表を出力する手段を備えた調理機の保守点検管理装置および保守点検管理方法を提供する。この場合に、前記点検基準情報は、食物について予め定められたレシピーに基づいて使用機器がどのような形態で、どのような状態で使用されるかという既知の、すなわち予め定められたデータによる各調理機についての疲労度が設定され、基準とされる。
【0012】
また、本発明のもう1つの特徴は、登録された店舗において登録され、保守点検の対象とされる調理機について各保守点検予定時期が生成され、生成された保守点検予定時期の内、早く保守点検予定時期が到来する1つの調理機、望ましくは最も早く保守点検時期が到来する1つの調理機に依存して当該店舗内の登録された、望ましくは全て登録された調理機についての保守点検予定時期を設定し、保守点検すべき調理機を保守点検表に出力することを行う。
【0013】
これによって、監視員は、当該保守点検表示従って保守点検を行い、保守点検に基づく補修、部品交換等のメンテナンス業務をメンテナンス会社に直ちに、かつ容易に発注することが可能になる。当該発注は、保守点検管理会社の発注システムを介してメンテナンス会社の受注システムになされてもよい。
ここで、疲労度の設定は、金属的な正確な疲労度の設定を要せず、レシピーに沿った調理機の使用の激しさ、例えば高温の繰り返し、氷点下での継続使用、保守管理の良さ、悪さ等を勘案し、経験側に基づいて、適宜定めればよい。
【0014】
調理機以外の空調等の一般的な機器についても調理機に合わせて保守点検を行う場合には、これらの機器について登録すると共に、これらの機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報をデータベースに記録し、保守点検予定作成処理手段によって、入力手段から入力された使用実績情報とデータベースに記録した点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を作成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早い方を優先して調理機および調理機以外の機器の一括保守点検時期の設定を行う。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例の登録された複数の店舗内に設備された少なくとも各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についてのメンテナンスのための保守点検管理装置による保守点検管理方法の全体概要図を示す。
【0016】
図1において、保守点検管理方法100の全体概要は過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンス管理データを保有するメンテナンス管理本部1、機器の製造年月日や耐用年数、使用基準、故障に関する情報が格納された機器固有データを保有する機器メーカ6、食材ごとの流通、保存温度や期間および危害要因に関する食材固有データを保有する食材会社8、外食チェーン店舗の売上げに関する情報などが専用のコンピュータネットワークを介して格納される店舗データを保有する店舗管理本部4、故障の入力やICチップによる計測、日々の売上げをコンピュータで入力する外食チェーン店舗10、目視による機器の使用状況を携帯端末もしくはコンピュータから入力するスタッフを有するメンテナンス作業代行店16、さらにメンテナンス管理データ、機器固有データ、食材固有データ、店舗データとICチップによる計測、目視による機器の使用状況データがメンテナンス管理本部1のサーバ19内のメンテナンスデータベース20からなる。各種データは、メンテナンスデータベース20に格納され、プログラム処理手段21によって画面表示25が行われることを示す。
【0017】
保守点検管理装置100は、店舗毎に過去の売上げ、売上げ変動要因羅の店舗店データ、メンテナンス監視のために登録された調理機について、店舗名毎に、製造年月日、使用目的、店舗内設備年月日等の調理器固有のデータと、当該調理機についての過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンスデータと、各店舗が受けた食物注文について注文食物レシピーに沿って使用される調理機と該調理機についての使用時間、使用温度等による設定疲労度合との関係を示す調理機に与える設定疲労度合データとを記録するメンテナンスデータベース・すなわちデータベースを備える。
メンテナンス管理本部1はコンピュータ11aを備え、過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報およびスタッフ管理、作業管理メンテナンス事例、店舗管理等に関する情報が格納されたメンテナンス管理データ2を保有し、さらに機器メーカ、食材会社、店舗管理会社より入力された各種データをコンピュータ11aによって、インターネット27cを介しサーバ19内のメンテナンスデータベース20に格納する。
【0018】
機器メーカ6は、機器の製造年月日や耐用年数、使用基準、故障に関する情報が格納された機器固有データ7を保有し、所有のコンピュータシステムを使用してインターネット27dを介しメンテナンス本部1のコンピュータ11aに入力する。これらのデータはメンテナンス管理データに記録される。
【0019】
食材会社8は、食材毎の流通、保存温度や期間および危害要因に関する食材固有データ9を保有し、所有のコンピュータシステムを使用してインターネット27dを介しメンテナンス本部のコンピュータ11aに入力する。
【0020】
店舗管理本部4はコンピュータ11bを備え、外食チェーン店舗などの外食店舗、例えば外食チェーン店舗10(以下、外食チェーン店を取り上げて説明する。)の売上げに関するPOS情報などが専用のコンピュータネットワーク27aを介して格納される店舗データを入力、保有し、店舗データの内少なくとも、店舗別の売上げおよび関連する注文食物の総数、注文食物のレシピーの調理方法における使用機器と使用の形態、使用の時間などの情報をインターネット27bを介しメンテナンス本部1のコンピュータ11aに入力する。
【0021】
各店舗で売上げが、時間毎、日毎、週毎、あるいは月毎に定期的に統計される場合に売上げに対応した注文食物の総数についても統計が取られる。本実施例にあっては統計された注文食物の総数を調理機等の保守点検管理に有効に活用しようとするものである。この場合に、売上げ毎にインターネットなどの通信手段を使用して統計をとってもよいことは論を保たない。統計は時系列的に取られるが多少の変更は影響が少ないのでここではこのような多少の変更を含む場合についても時系列として扱うこととする。
【0022】
外食チェーン店舗10はコンピュータ11を備え、使用される機器12などの状況を計測するためのICチップ13などを備えるケースでは、計測されたデータを専用の読取装置14によって読取られ、また計測データの定期入力のケースでは、目視によって確認された計測データがそれぞれコンピュータ11よりインターネット27eを介してサーバ19に入力される。
【0023】
メンテナンス作業代行店16はコンピュータ17を備え、メンテナンススタッフが保守点検を含む店舗訪問時もしくは保守点検完了後に、目視による使用機器の状況判定手段を、予め数値化された使用状況の判定数値を用いて携帯端末18、コンピュータ17によって入力する。
【0024】
図2は、全体の構成図を示す。全体は、記憶装置、70、78、中央演算装置71、79、表示装置72、80、入力装置73、81、出力装置74、82、通信装置75、外部通信装置77、ネットワークおよびインターネット76を図に示すように接続して構成されている。
【0025】
図3は、プログラム処理概要図を示す。保守点検予定生成処理手段(CPU)26において、入力手段24から日々入力される店舗別の売り上げおよび関連する注文食物、注文食物のレシピーの調理方法における使用機器と時間などの店舗データ27(図1の店舗データ5に該当)、店舗における使用機器の計測データ28、およびスタッフによる訪問後に入力される目視データ28aが、インターネットを介しサーバ内のメンテナンスデータベース20に入力される度に更新処理を行う。そして、改めてメニューにある食物注文の総数32と目視判定値32b、機器使用基準値32aを元にして、使用機器の疲労度によるランク付け手段31によって、随時最新でしかも緊急保守点検を要するランクの度合が高いものを優先した店舗毎の保守点検時期予定データ33bを作成し、または必要に応じて前記作成された保守点検時期予定データ33bより、保存機器等の運転温度上昇や食器洗浄機などの運転湯温低下など異常が認められたケースでは、前記メンテナンスデータベース内の危害分析・重点管理方式であるHACCP情報なども含んだ食材固有データを参照し、保存機器等の運転温度上昇については、現在の保存温度と保存されている食材に関する固有の基準である保存温度や保存期間などから食品の危険度を割り出し、食器洗浄機などの運転湯温低下については、現在の計測湯温と基準湯温などから食品の危険度を割り出し、機器別危害分析データ33aを作成、画面表示25を行う。さらに前記作された保守点検予定データを通知手段35によって、前記店舗管理本部4、外食チェーン店舗10、メンテナンス作業代行店16およびメンテナンススタッフのコンピュータに画面表示させる。この場合の画面表示日おいては、随時最新でしかもランクの度合が高いものを優先して店舗毎に画面表示を行う。すなわち画面には、後述するように、登録された各店舗における登録された調理機、その他の機器についての生成された保守点検時期および店舗内の調理機、その他の機器について設定した一括保守点検時期が表示される。
すなわち、入力部24によって、当該店舗の売上げとの関係で、定期的な当該売上げ報告の中に含まれる定期的に食物注文の総数を店舗データ5の一部として入力する。
【0026】
保守点検予定生成処理手段26によって当該食物注文度数と設定疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、入力部24から入力された食物注文の総数から各調理機の設定疲労度を計算して設定疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記店舗店データから稼動予定データを生成し、前記現在の稼動データ、または現在の稼動データと前記稼動予定データに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定することを行う。
【0027】
保守点検予定生成処理手段26は、監視員が各調理機について入力した目視結果データを加え、該目視結果データから前記設定疲労度データに比べて保守点検予定時期までの期間が早い場合には、目視結果を優先して前記現在の稼動データとすることを行う。
【0028】
各店舗内に設備された前記調理機以外の機器であってメンテナンス監視のために登録された機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報をメンテナンスデータベース20は記録し、保守点検予定作成処理手段26は、当該機器について前記入力手段から入力された使用実績情報と前記データベースに記録された点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を作成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早いほうを優先して調理機および調理機以外の機器の一括した保守点検時期を設定することを行う。
メンテナンスデータベース20には当該店舗の売上げと食物注文の総数とは相関があることを記録されている場合、食物注文の度数を売上高の大きさに、そして食物注文の総数を売上高の累計として保守点検予定時期を設定することができる。
【0029】
保守点検予定生成処理手段26は、登録された複数の店舗について設定された保守点検予定時期を一覧表として作成する。
保守点検予定生成処理手段26は、生成された各調理機についての保守点検予定時期に基づいて前記一覧表を作成する。
メンテナンスデータベース20は、登録された複数の店舗にてついてそれぞれ予め定められた定期保守点検時期を記録しており、保守点検予定生成処理手段26は、定期点検予定処理時期が前述の設定された保守点検予定時期に比べて早い場合には、当該定期点検予定処理時期を優先して、もしくは並記して出力することを行う。
【0030】
また、故障データ29の入力においては、メンテナンスデータベース20を参照し、店舗よりIDやパスワードといった店舗識別データ30により、対象となる店舗毎の診断データの作成手段22によって前記店舗診断データが作成され、同時に他の表示よりも最優先して画面表示を行う。
保守点検予定生成処理手段26は、調理機もしくは調理機以外の機器について緊急保守点検予定時期が入力されると、保守点検予定時期の生成を中断もしくは中止し、当該緊急保守点検予定時期を以って入力された調理機もしくは機器が設備された店舗についての登録されたすべての調理機および機器についての保守点検予定時期として決定することを行うことができる。
【0031】
図4において、メンテナンスデータベース20は、メンテナンス管理データ2より入力された店舗ID、店舗名、営業開始年月日、機器固有データ7より入力される使用される設置機器および製造年月日、使用基準、店舗データ5より入力された販売状況36である売上げおよび注文食物、レシピー、数量、使用機器、回数と、スタッフによる訪問によって入力された判定37値などが格納されている。
【0032】
図5は、売上に関する注文食物およびレシピーにおける使用機器との評価付け手段の概要図を示したものである。
図5において、売上46cに関するメニューおよびレシピーの材料とその調理方法における使用機器46dの設定疲労度をメンテナンスデータベース20を参照して、関連付けて評価する。
【0033】
図6は、売上と使用機器との評価付け手段の概要図を示したものである。
図6において、売上46aにおけるメニューおよび使用機器46bの経験に基づいた設定疲労度をメンテナンスデータベース20を参照して、関連付けて評価する手段を示す。この場合は、外食チェーンが注文食物の数の少ない専門店舗であり、売りすじが固定され、売上高と注文食物とが一義的に定まってしまう店舗に適用される。前述のように,注文食物である牛丼の総数の代わりに売上高を直接的に使用することができる。売上高の大きさに対応して調理機である業務用大型鍋の疲労度合が計測される。特に、店舗が外食チェーン店舗である場合には提供されるメニューが固定され、提供される食物のレシピーも固定されることから各調理機の疲労度予測は経験に基づいて容易にかつ迅速に行うことができるからメリットが大きい。
【0034】
図7は、調理機の機器使用状況の評価付けの例を示す。
図7において、機器使用状況判定は、スタッフが訪問時の店舗毎に機器の使用状況における重み付けを入力された点検表46eに基づいた評価46が反映される。予め登録された機器固有データに対して評価値46を目視によって変更することができる。
【0035】
図8は、保守点検時期予定画面例を示す。
図8において、店舗データの入力27、計測値データの入力28、目視データの入力28aがなされてメンテナンスデータベースの更新20がなされ、疲労度合によるランク付け31がなされる。保守点検時期予定データ画面40には、店舗データの入力27、スタッフによる訪問による目視データの入力28aと、計測値データの入力28とによって、メンテナンスデータベースの更新処理20が行われ、少なくとも目視による機器状況、運転温度や使用時間などの計測値によって判定された設定疲労度合によるランク付け手段31によって、店舗名称41、41A、41B、販売された注文食物36、36A、36B(例えば、ハンバーグセット、オムレツセット、焼肉セット)、スタッフによる訪問による目視データ37、37A、37B、通知手段44、メンテナンス対象機器の使用回数42、42A、42Bによる故障履歴47、47A、47Bおよび作業内容48、48A、48B、機器データ担当スタッフ46などが含まれたものであり、調理機であるオーブン(1)、(2)、(3)について生成された保守点検時期予定日であるメンテナンス推奨日43、43A、43Bが表示される。
メンテナンス推奨日43、43A、43Bは比較され、最も到達の早いメンテナンス推奨日43(2003.5.1)が保守点検日として設定される(50)。
【0036】
この設定された保守点検日に基づいて担当スタッフ46について保守点検日が画面40を通じて指示され、担当スタッフは当該店舗(店舗名称41)に出向き、メンテナンス対象である全機器について作業内容についての保守点検を行い、保守点検の結果、必要とされるメンテナンス作業をメンテナンス作業代行店16(図1)に発注する。
【0037】
図9は、全体フローチャートを示したものである。
図9において、店舗からの入力手段47により、故障の問い合わせ判断48によって、故障発生のケースでは、入力された故障データおよび店舗識別データによって、サーバ内に格納されたメンテナンスデータベースから店舗診断データを作成59し、問合せ店舗に備えるコンピュータに店舗診断データ表示60を行い、同時に他の表示よりも最優先してメンテナンス管理本部、メンテナンス作業代行店に備えるコンピュータおよびメンテナンススタッフの所有する携帯端末に故障状況の通知61を行い画面表示する。一方、入力されたデータが店舗データの判断49によって、店舗管理本部の保有する店舗データのケースでは、メンテナンスデータベースにおいて、売上データの更新50を行い、改めて食物注文の総数と目視判定値、機器使用基準を元にして、使用機器の設定疲労度によるランク付け手段51によって、随時最新でしかもランク度合が高いものを優先した店舗毎の保守点検予定データを作成52し、画面表示53を行い、通知手段54において、メンテナンス管理本部、メンテナンス作業代行店に備えるコンピュータおよびメンテナンススタッフの所有する携帯端末に画面表示をする。また計測データのケースでは、メンテナンスデータベースにおいて、計測データの更新56によって、危害分析処理57が行われ、必要に応じて機器別危害分析データを作成58し、画面表示55を行う。
【0038】
本実施例に拠れば、従来保守点検監視員が定期的に外食チェーン店舗を巡回訪問し、その都度長い滞在時間を要していた調理機等の保守点検が、この調理機等の保守点検管理装置によって、売上げ情報などから使用機器の設定疲労度を割り出し、店舗毎の使用機器の保守点検予定時期データを生成し、これにもとづいて一括保守点検日を設定することにより、訪問予定の削減に繋がり、ひいては人的コストの削減にも繋がる。
【0039】
また、従来急を要する故障発生への対応は、店舗からの故障発声の連絡があった場合に、いちいちその内容を関係する会社またはスタッフに連絡しなければならず、実際の対応までに時間を要していたことが、この調理機等の保守点検管理装置を用いて、店舗診断データの一元管理によって解決する。
また本来は、店舗毎における使用機器の故障発生の要因が異なるにも関わらず、それらを管理することが困難だったことも、店舗毎の売上げ情報などから使用機器の設定疲労度を割り出し、店舗毎の使用機器の保守点検予定データを生成することのできる調理機等の保守点検管理装置を用いることで解決する。
【0040】
本実施例により、調理機等の保守点検管理装置によって、新しい保守点検が実施されることで特に外食チェーン店舗における機器の故障発生を正確にかつ迅速に予測できることで高度の保守点検を迅速的に提供できる手段が講じられる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、保守点検監視が求められる店舗の数の増大に対応し、かつ店舗毎に異なる調理機の機器について異なる故障発生原因に事前に対応することができ、以って顧客である店舗を満足させ、かつ巡回回数・費用を削減することのできる調理機等の保守点検装置および保守点検方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の概要を示す概略図。
【図2】構成を示す図。
【図3】図1の一部詳細図。
【図4】メンテナンスデータベース構造を示す概略図。
【図5】売上げにおけるメニューおよびレシピーに関連して使用機器の設定疲労度を評価する手段の概要図。
【図6】売上げに関連して使用機器の設定疲労を評価する手段の概要図。
【図7】目視判定値例を示す図。
【図8】保守点検予定データ画面例を示す図。
【図9】全体のフローチャートの概略図。
【符号の説明】
1…メンテナンス管理本部、2…メンテナンス管理データ、4…店舗管理本部、5…店舗データ、6…機器メーカ、7…機器固有データ、8…食材会社、9…食材固有データ、10…外食チェーン店舗、12…使用機器、13…ICチップ、14…読取装置、16…メンテナンス作業代行店、18…携帯端末、19…サーバ、20…メンテナンスデータベース、21…プログラム処理手段、25…画面表示手段、26…CPU、28…計測値データ、28a…目視データ、29…故障データ、30…店舗識別データ、31…使用機器の疲労度によるランク付け手段、32…食物注文数、32a…機器使用基準値、32b…目視判定値、33a…機器別危害分析データ、33b…保守点検予定時期データ、35…通知手段。
Claims (10)
- 登録された複数の店舗内に設備された少なくとも各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についてのメンテナンスのための保守点検管理装置において、
店舗毎に過去の売上げ等の店舗店データ、メンテナンス監視のために登録された調理機について、店舗毎に、調理機固有のデータと、当該調理機についての過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンスデータと、各店舗が受けた食物注文についての注文食物レシピーに沿って使用される調理機と該調理機についての使用時間、使用温度等による疲労度合との関係を示す調理機に与える疲労度合データとを記録するデータベースを備え、
当該店舗の売上げとの関係で、当該売上げ報告の中に含まれる時系列的に食物注文の総数を入力する入力部を備え、
当該食物注文度数と疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、前記入力部から入力された食物注文の総数から各調理機の疲労度を計算して疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記現在の稼動データに、または当該現在の稼動データと、前記店舗店データから稼動予定データを生成した前記稼動予定データとに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定する保守点検予定生成処理手段を備えること
を特徴とする保守点検管理装置。 - 請求項1において、前記保守点検予定作成処理手段は、監視員が各調理機について入力した目視結果データを加え、該目視結果データから前記設定疲労度データに比べて保守点検予定時期までの期間が早い場合には、目視結果を優先して前記現在の稼動データとすることを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項1において、各店舗内に設備された前記調理機以外の空調機を含む機器であってメンテナンス監視のために登録された機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報を前記データベースは記録し、前記保守点検予定作成処理手段は、当該機器について前記入力手段から入力された使用実績情報と前記データベースに記録された点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を作成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早いほうを優先して調理機および調理機以外の機器の一括した保守点検時期を設定することを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項1から3のいずれかにおいて、前記保守点検予定処理手段は、登録された複数の店舗について設定された保守点検予定時期を一覧表として作成することを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項4において、前記保守点検予定処理手段は、生成された各調理機についての保守点検予定時期に基づいて前記一覧表を作成することを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項1から5のいずれかにおいて、前記データベースは、登録された複数の店舗にてついてそれぞれ予め定められた定期保守点検時期を記録しており、前記保守点検予定処理手段は、当該定期点検予定処理時期が前記設定された保守点検予定時期に比べて早い場合には、当該定期点検予定処理時期を優先して、もしくは並記して出力することを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項1から6のいずれかにおいて、前記保守点検予定作成処理手段は、調理機もしくは調理機以外の機器について緊急保守点検予定時期が入力されると、保守点検予定時期の生成を中断もしくは中止し、当該緊急保守点検予定時期を以って入力された調理機もしくは機器が設備された店舗についての登録されたすべての調理機および機器についての保守点検予定時期として決定することを特徴とする保守点検管理装置。
- 請求項1において、前記データベースには当該店舗の売り上げと食物注文の総数とは相関があることを記録されている場合、当該食物注文の度数を売上高の大きさに、そして食物注文の総数を売上高の累計として前記保守点検予定時期を設定することを特徴とする保守点検管理装置。
- 登録された複数の店舗内に設備された少なくとも各種の調理機(調理器、調理設備を含む)についてのメンテナンスのための保守点検管理装置による保守点検管理方法において、
該保守点検管理装置は、店舗毎に過去の売上げ等の店舗店データ、メンテナンス監視のために登録された調理機について、店舗毎に、調理機固有のデータと、当該調理機についての過去の保守点検時期、保守メンテナンスを含んだメンテナンス情報に関するメンテナンスデータと、各店舗が受けた食物注文についての注文食物レシピーに沿って使用される調理機と該調理機についての使用時間、使用温度等による疲労度合との関係を示す調理機に与える疲労度合データとを記録するデータベースを備え、
入力部によって、当該店舗の売上げとの関係で、当該売上げ報告の中に含まれる時系列的に食物注文の総数を入力し、
保守点検予定生成処理手段によって、当該食物注文度数と疲労度合との関係を記録するデータベースのデータに基づいて、前記入力部から入力された食物注文の総数から各調理機の疲労度を計算して疲労度データに基づく現在の稼動データを生成し、前記現在の稼動データに、または当該現在の稼動データと、前記店舗店データから稼動予定データを生成した前記稼動予定データとに基づいて前記各調理機の保守点検予定時期を生成し、保守点検予定時期の到達が早い調理機を基準にして他の調理機についての保守点検予定時期を設定すること
を特徴とする保守点検管理方法。 - 請求項9において、前記保守点検予定生成処理手段によって、監視員が各調理機について入力した目視結果データを加え、該目視結果データから前記設定疲労度データに比べて保守点検予定時期までの期間が早い場合には、目視結果を優先して前記現在の稼動データとし、かつ各店舗内に設備された前記調理機以外の空調機を含む機器であってメンテナンス監視のために登録された機器についての点検基準情報を含むメンテナンス情報を前記データベースは記録し、前記保守点検予定作成処理手段は、当該機器について前記入力手段から入力された使用実績情報と前記データベースに記録された点検基準情報とに基づいて前記各調理機の保守点検予定の生成に加えて当該機器の保守点検予定時期を生成し、いずれかの保守点検時期予定の到達が早いほうを優先して調理機および調理機以外の一括した保守点検時期を設定することを特徴とする保守点検管理方法。
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