JP3753579B2 - 半導体記憶素子の並列テスト回路 - Google Patents

半導体記憶素子の並列テスト回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶素子(Semiconductor Memory Device)の並列テスト回路に係り、詳細には、並列テスト(parallel test)が正確になされるよう分割された出力ドライバー(output driver)を構成した半導体記憶素子の並列テスト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶素子、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)のような素子は、その集積度(density)が非常に急速に高められている。そのため、一つの素子内に集積されるセル(cell)等の数が数千万個以上になるように、素子自体が非常に超高集積化されている。
【0003】
一方、セルが正常か又は異常かをテストすることは非常に重要であるが、このようなテストを正確に行うこと以外にもより短い時間内にテストを行うことが求められている。このような要求に応えるために、多ビットアクセス(multi-bit access)が同時に可能な並列テスト法が提案されており、この並列テスト法は当技術分野では一般化されている。よって、テストタイム(test time)を短縮するため、殆どのDRAM内部には並列テスト回路が搭載されている。
【0004】
図13は、従来技術の並列テスト回路の構成を示す図である。その構成はライト(write)時にデータを入力するためのデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINにより入力されたデータが格納される複数個のメモリセルからなる第1、第2セルアレイ(cell array)2A、2Bと、その第1、第2セルアレイ2A、2Bに格納された各データA、Bの状態によりノーマルモード時には格納されたデータA又はBを出力し、テストモード時には格納されたデータA、Bのレベルに従ってハイレベル、又はローレベルのデータを出力する出力ドライバー8と、
前記データ入力パッドDINにより入力されたデータをノーマル経路あるいはテスト経路に選択的に接続するための第1スイッチSW1と、ノーマルモード時にノーマル経路を介して入力されたデータを前記第1、第2セルアレイ2A、2Bに選択的に接続するための第2スイッチSW2と、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bに格納された第1、第2データA、Bのいずれか一つを、ノーマルモード時に選択的にノーマル経路を介して出力するための第3スイッチSW3と、その第3スイッチSW3により選択的に出力されたデータを反転させる第1インバータINV1と、
前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各データA、Bを利用してテストモード時に出力ドライバー8を制御するための第1、第2出力ドライバー駆動信号DR1、DR2を出力する出力ドライバー制御部4と、前記第3スイッチSW3により選択的に出力されたデータあるいは前記出力ドライバー制御部4の第1出力ドライバー駆動信号DR1を選択的に出力ドライバー8に接続するための第4スイッチSW4と、
前記第1インバータINV1の出力あるいは前記出力ドライバー制御部4の第2出力ドライバー駆動信号DR2を選択的に出力ドライバー8に接続するための第5スイッチSW5と、前記出力ドライバー8の出力をリード(read)時に外部に出力するためのデータ出力パッドDOUTと、を含んで構成される。
【0005】
ここで、前記出力ドライバー制御部4は、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的否定論理加算する第1出力ドライバー駆動信号DR1を出力するイクスクルシーブノアゲートXNORと、そのイクスクルシーブノアゲートXNORの出力を反転させ第2出力ドライバー駆動信号DR2を出力する第1インバータINV1とを含んで構成される。
【0006】
また、前記出力ドライバー8は、電源電圧と接地電圧の間に直列接続され、ゲートに前記第4スイッチSW4により選択的に伝送された信号が入力される第1NMOSトランジスタNM1と、ゲートに前記第5スイッチSW5により選択的に伝送された信号が入力される第2NMOSトランジスタNM2を含み、前記第1、第2NMOSトランジスタNM1、NM2の共通に接続された端子から出力信号がデータ出力パッドDOUTに出力するように構成される。
【0007】
このような構成の従来の並列テスト回路で動作方式は、並列アクセス(parallel access)されたセル等に格納されたデータが互いに同一であれば論理値“ハイ(high)”レベルを、相違するときは論理値“ロー(low)”レベルを出力するよう構成されることにより、“ハイ”レベルで出力されるときにのみ素子を“パス(pass)”と認識し、“ロー”レベルで出力されるときは“フェイル(fail)”として処理する方式である。
【0008】
図14は、図13の並列テストモードの真理表(truth table)を示している。図14に示されたように、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bが互いに同一のときは、リード(read)モード時にデータが出力されるデータ出力パッドDOUTを介して、“1”、即ち、論理値“ハイ”レベルの信号が出力され、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bが相違するときは、前記データ出力パッドDOUTを介して、“0”、即ち、論理値“ロー”レベルの信号が出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の半導体素子の並列テスト回路にあっては、並列アクセスされたセル等のデータが全て同一のときはそのデータに関わりなく出力をただ“ハイ”レベルで出力するため、いろいろな問題点等が発生していた。例えば、図13で並列アクセスされた第1、第2セルアレイ2A、2Bに“1”のデータをライト(write)したときに誤作動により全て“0”のデータが格納されたとすれば、既存の並列テスト方式ではその出力は“ハイ”レベルで出力されるため、素子外部では“パス”と認識されてしまうという問題があった。
【0010】
勿論、このような場合には、テスト動作自体が誤って行われる結果を招いているのであるが、従来の並列テスト回路における並列テスト方式ではこのようなエラー(error)を検出することができないという問題があった。
【0011】
さらに、正常素子(good device)に対する既存の並列テスト方式では常に“ハイ”レベルのみを出力するので、“ハイ/ロー”レベルが全て出力されてこそ測定が可能になる、素子特性チェック(check)や、スピードソート(speed sort)テストにおいては、従来技術の並列テスト方式を利用することができないという問題があった。
【0012】
したがって、本発明は上記諸問題点を解決するために考案されたものであり、本発明の課題は、誤作動により誤ったデータが格納されても正確な並列テストを行うことができる並列テスト回路を提供することである。
【0013】
また、本発明の他の課題は、半導体記憶素子のエラーを正確に検出してパス/フェイル素子に対する信頼性の高い並列テストを行いながら、素子特性チェックやスピードソートテストにおいても利用できる並列テスト回路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による半導体記憶素子の並列テスト回路は、三相出力(tri-state output)を有する分割(devide)された出力ドライバー構造でなる並列テスト回路であることをその要旨とする。
【0015】
このため、請求項1記載の発明は、
ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドと、その入力パッドを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等でなる複数個のセルアレイと、リード時にデータを出力するデータ出力パッドを備える半導体記憶素子の並列テスト回路において、
前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が同一レベルであるとき、そのデータのレベルを出力するメイン出力ドライバーと、
前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が相違するレベルであるとき、中間レベルを出力するサブ出力ドライバーと、
出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致しない場合、前記メイン出力ドライバーをオフさせるメイン出力ドライバー制御部と、
出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致する場合、前記サブ出力ドライバーをオフさせるサブ出力ドライバー制御部と、
前記サブ出力ドライバーが出力データを一定時間出力した後、前記サブ出力ドライバーをフローティングさせ出力データが出力しないよう遮断する遅延手段と、
を備えることを特徴としている。
【0016】
また、請求項2記載の発明は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドと、その入力パッドを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等でなる複数個のセルアレイと、リード時にデータを出力するデータ出力パッドを備える半導体記憶素子の並列テスト回路において、
前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が同一レベルであるとき、そのデータのレベルを出力するメイン出力ドライバーと、
前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が相違するレベルであるとき、中間レベルを出力するサブ出力ドライバーと、
出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致しない場合、前記メイン出力ドライバーをオフさせるメイン出力ドライバー制御部と、
出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致する場合、前記サブ出力ドライバーをオフさせるサブ出力ドライバー制御部と、を備え、
前記サブ出力ドライバー制御部は、出力イネーブル信号と前記複数個のセルアレイに格納された複数個のデータを組み合わせた信号を、組み合わせた信号によりそれぞれ駆動され、第1基準電圧と前記サブ出力ドライバーの出力データを比べて第1サブ駆動信号を出力する第1比較手段と、第2基準電圧と前記サブ出力ドライバーの出力データを比べて第2サブ駆動信号を出力する第2比較手段を備えることを特徴としている。
【0017】
さらに、請求項3記載の発明は、前記第1、第2比較手段は、電流ミラー形センスアンプであることを特徴としている。
【0018】
そして、請求項4記載の発明は、前記第1基準電圧は 0.54*VCC であり、第2基準電圧は 0.32*VCC であることを特徴としている。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、前記中間レベルは、ローインピダンスであることを特徴としている。
【0020】
そして、請求項6記載の発明は、前記中間レベルは、ハーフ電源電圧( 1/ VCC )であることを特徴としている。
【0021】
さらに、請求項7記載の発明は、前記メイン出力ドライバーの構成素子の大きさが、前記サブ出力ドライバーの構成素子の大きさより大きいことを特徴としている。
【0023】
したがって、本発明によって、
誤作動により誤ったデータが格納されても正確な並列テストを行うことができ、半導体記憶素子のエラーを正確に検出して正常/フェイル素子に対する信頼性のある並列テストを行いながら、素子特性チェックやスピードソートテストにおいても利用が可能であるという利点を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図12を参照して本発明に係る半導体記憶素子の並列テスト回路の実施の形態を詳細に説明する。なお、図13に示す従来の配列テスト回路と同一の構成要素に対しては同一の符号を付するものとする。
【0025】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明を適用した半導体メモリ素子の並列テスト回路の第1の実施の形態を示す回路構成図である。この図1では、テストモードデータ経路を明確に表すためノーマルモード時のデータ経路は省略している。
【0026】
第1の実施の形態における半導体メモリ素子の並列テスト回路の構成は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等からなる第1、第2セルアレイ2A、2Bと、
電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第1PMOSトランジスタPMA1及び第1NMOSトランジスタNMA1からなるメイン出力ドライバー8Aと、電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第2PMOSトランジスタPMA2、及び第2NMOSトランジスタNMA2からなるサブ出力ドライバー10Aと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データ信号A、Bを利用し、前記メイン出力ドライバー8Aを駆動するための第1、第2メイン駆動信号MDRA1、MDRA2、及び出力信号CONAを出力するメイン出力ドライバー制御部4Aと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、前記メイン出力ドライバー制御部4Aの第1メイン駆動信号MDRA1と出力信号CONAを利用し、前記サブ出力ドライバー10Aを駆動するための第1、第2サブ駆動信号SDRA1、SDRA2を出力するサブ出力ドライバー制御部6Aと、
前記メイン出力ドライバー8A又はサブ出力ドライバー10Aの出力データをリード時に外部に出力するデータ出力パッドDOUTを含んで構成される。
【0027】
ここで、前記メイン出力ドライバー制御部4Aは、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的否定論理加算するイクスクルシブノアゲートXNORAと、そのイクスクルシブノアゲートXNORAの出力と出力イネーブル信号OEとを否定論理乗算する第1ナンドゲートNDA1と、その第1ナンドゲートNDA1の出力を反転させる第1インバータINA1と、前記第1セルアレイ2Aの出力データAを反転させる第2インバータINA2と、
前記第1セルアレイ2Aの出力データAと前記第1インバータINA1の出力とを否定論理乗算して前記第1メイン駆動信号MDRA1を出力する第2ナンドゲートNDA2と、前記第1インバータINA1と第2インバータINA2の各出力を否定論理乗算して出力信号CONAを出力する第3ナンドゲートNDA3と、その第3ナンドゲートNDA3の出力を反転させ前記第2メイン駆動信号MDRA2を出力する第3インバータINA3とを含んで構成される。
【0028】
また、前記サブ出力ドライバー制御部6Aは、出力イネーブル信号OEと前記メイン出力ドライバー制御部4Aの出力信号CONAを否定論理乗算して第1サブ駆動信号SDRA1を出力する第4ナンドゲートNDA4と、出力イネーブル信号OEと前記第1メイン駆動信号MDRA1を否定論理乗算する第5ナンドゲートNDA5と、その第5ナンドゲートNDA5の出力を反転させ第2サブ駆動信号SDRA2を出力する第4インバータINA4と、を含んで構成される。
【0029】
この図1の並列テスト回路の構成上の特徴は、出力ドライバーがメイン(main)出力ドライバー8Aとサブ(sub)出力ドライバー10Aに分割されており、分割された各出力ドライバー8A、10Aは第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bと出力イネーブル信号OEが入力され、メイン出力ドライバー8Aとサブ出力ドライバー10Aをそれぞれ駆動するためのメイン及びサブ出力ドライバー制御部4A、6Aにより三相出力を駆動するように構成されたものである。
【0030】
このように構成された図1で見られる本発明の並列テスト回路の作用を説明すれば次の通りである。
【0031】
図1に示すような本発明による分割された出力ドライバー8A、10Aからなり、三相出力を有する並列テストモードで三つの出力レベルに対するそれぞれの分割された出力ドライバーの出力条件を図2を参照して検討してみれば、並列テストモードリード時に並列アクセスされた第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bのデータレベルが全て“1”であれば、メイン出力ドライバー8A及びサブ出力ドライバー10Aの第1、第2PMOSトランジスタPMA1、PMA2が全て“オン(on)”になり、メイン出力ドライバー8A及びサブ出力ドライバー10Aの第1、第2NMOSトランジスタNMA1、NMA2は全て“オフ(off)”になるため、最終出力データのレベルは“1”の値の“ハイ”レベルになる。
【0032】
逆に、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bのレベルが全て“0”であれば、メイン出力ドライバー8A及びサブ出力ドライバー10Aの第1、第2PMOSトランジスタPMA1、PMA2が全て“オフ”になり、メイン出力ドライバー8A及びサブ出力ドライバー10Aの第1、第2NMOSトランジスタNMA1、NMA2は全て“オン”になるため、最終出力データのレベルは“0”の値の“ロー”レベルになる。したがって、並列アクセスされた第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bが互いに同一のときは、格納されたそのデータ値がそのまま出力される。
【0033】
しかし、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bのデータ値が相違するときは、即ち第1、第2出力データA、Bの値がそれぞれ“0”と“1”、あるいは“1”と“0”であればメイン出力ドライバー8Aの第1PMOSトランジスタPMA1と第1NMOSトランジスタNMA1が全て“オフ”になり、メイン出力ドライバー8Aはフローティング(floating)状態、即ちハイインピダンス(Hi-Z)状態となり、サブ出力ドライバー10Aの第2PMOSトランジスタPMA2と第2NMOSトランジスタNMA2は全て“オン”になり、サブ出力ドライバー10Aはローインピダンス(Low-Z)レベルを出力することになるので、最終出力データのレベルはローインピダンスレベル(約、ハーフ電源電圧(1/2 VCC)レベル)になる。
【0034】
したがって、並列アクセスされた第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データ2A、2Bが相違するときは、図2の真理表の値と同一の“ハイ/ロー”レベルでないローインピダンスレベル(約、ハーフ電源電圧(1/2 VCC)レベル)が出力されることになる。
【0035】
一方、エラー(error)発生時には、ローインピダンスレベルが素子から出力されることにより、出力レベルスイッチング(switching)速度が純粋フローティング(floating)によるハイインピダンス(Hi-Z)レベルへのスイッチング速度より並外れに早いため、SDRAM(Synchronous DRAM)のような高速メモリ素子のテストにおいてもある程度スピードバイニング(speed binning)を適用させることができるという長所がある。
【0036】
しかし、図1でサブ出力ドライバー10Aの第2PMOSトランジスタPMA2と第2NMOSトランジスタNMA2が全て“オン”になれば、システムパワーサプライ(System power supply)(VCC)と接地(ground)(VSS)間の一時的なショート(short)が生じることになり、システムと素子に損傷(damage)を与えることもある。よって、本発明ではこのような問題点を解決するため各出力ドライバー8A、10Aを電流容量の大きいメイン出力ドライバーと、容量の小さいサブ出力ドライバーに分割構成することにより、並列テストモード動作時システムパワーと接地がショートされることにより発生可能なテストシステムと、素子の損傷に関する安定性を確保することができる。
【0037】
以上のように、本発明の分割された出力ドライバー構造を有する三相並列テストモードの出力は三つのレベル、即ち“ハイ”、“ロー”、そして“ローインピダンス”を出力する構造であり、並列アクセスされたセルアレイ等のデータが全て同一のときには、そのセル等に格納されたデータレベル(ハイ又はローレベル)を出力し、若し一つでも異なるときにはローインピダンスレベル(約、ハーフ電源電圧レベル)を出力するため、そのセル等に正確なデータが格納されているか否かを確認することができる。
【0038】
したがって、並列アクセスされたセル等に“1”のデータをライトしたが誤作動で全て“0”のデータが格納されているとすれば、分割された出力ドライバー構造を有する本発明では出力で“ロー”レベル、即ち“0”を出力するため、これを検出して“フェイル”として処理することができる。よって、従来の並列テスト回路では検出が不可能であったエラーを検出することができる。
【0039】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明を適用した半導体メモリ素子の並列テスト回路の第2の実施の形態を示す回路構成図である。第2の実施の形態における並列テスト回路の構成は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等からなる第1、第2セルアレイ2A、2Bと、電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第1PMOSトランジスタPMB1及び第1NMOSトランジスタNMB1からなるメイン出力ドライバー8Bと、
ソース電源でハーフ電源電圧(1/2 VCC)が印加される第2PMOSトランジスタPMB2からなるサブ出力ドライバー10Bと、出力イネーブル信号OEにより駆動され、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データ信号A、Bとを利用し、前記メイン出力ドライバー8Bを駆動するための第1、第2メイン駆動信号MDRB1、MDRB2を出力するメイン出力ドライバー制御部4Bと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、前記メイン出力ドライバー制御部4Bの第1メイン駆動信号DRMB1と出力信号CONBとを利用し、前記サブ出力ドライバー10Bを駆動するためのサブ駆動信号SDRBを出力するサブ出力ドライバー制御部6Bと、
前記メイン出力ドライバー8B又はサブ出力ドライバー10Bの出力データをリード時に外部に出力するデータ出力パッドDOUTと、を含んで構成される。
【0040】
ここで、前記メイン出力ドライバー制御部4Bは、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的否定論理加算するイクスクルシブノアゲートXNORBと、そのイクスクルシブノアゲートXNORBの出力と出力イネーブル信号OEとを否定論理乗算して出力信号CONBを出力する第1ナンドゲートNDB1と、その第1ナンドゲートNDB1の出力信号CONBを反転させる第1インバータINB1と、前記第1セルアレイ2Aの出力データAを反転させる第2インバータINB2と、
前記第1セルアレイ2Bの出力データAと前記第1インバータINB1の出力とを否定論理乗算して第1メイン駆動信号MDRB1を出力する第2ナンドゲートNDB2と、前記第1インバータINB1と第2インバータINB2の各出力を否定論理乗算する第3ナンドゲートNDB3と、その第3ナンドゲートNDB3の出力を反転させ第2メイン駆動信号MDRB2を出力する第3インバータINB3と、を含んで構成される。
【0041】
また、前記サブ出力ドライバー制御部6Bは、出力イネーブル信号OEと前記メイン出力ドライバー制御部4Bの出力信号CONBとを否定論理乗算し、前記サブ出力ドライバー10Bを駆動するためのサブ駆動信号SDRBを出力する第4ナンドゲートNDB4を含んで構成される。
【0042】
この図3の並列テスト回路の構成上の特徴は、サブ出力ドライバー10Bがソース電源としてハーフ電源電圧(half-VCC)(1/2 VCC)を用いることである。
【0043】
図3に示すような並列テスト回路において、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、B が互いに同一のときには、メイン出力ドライバー8Bは“ロー”又は“ハイ”レベルを出力し、サブ出力ドライバー10Bは“オフ”状態となり、結果的に出力データはメイン出力ドライバー8Bの出力レベルを有することになる。しかし、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bのレベルが相違するときには、メイン出力ドライバー8Bはフローティング(Hi-Z)状態となり、サブドライバー10Bは“オン”状態となるため、結局出力データはハーフ電源電圧レベル(1/2VCCレベル)の出力として現れる。これは、図3の真理表を示した図面の図4を参照すれば容易に理解することができる。
【0044】
なお、図5は、第1及び第2の実施の形態における並列テスト回路の三相出力レベルの波形を示す図である。
【0045】
(第3の実施の形態)
図6は、本発明適用した半導体メモリ素子の並列テスト回路の第3の実施の形態を示す回路構成図である。第3の実施の形態における並列テスト回路の構成は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等からなる第1、第2セルアレイ2A、2Bと、電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第1PMOSトランジスタPMC1及び第1NMOSトランジスタNMC1からなるメイン出力ドライバー8Cと、
電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第2PMOSトランジスタPMC2及び第2NMOSトランジスタNMC2からなるサブ出力ドライバー10Cと、出力イネーブル信号OEにより駆動され、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データ信号A、Bを利用し、前記メイン出力ドライバー8Cを駆動するための第1、第2メイン駆動信号MDRC1、MDRC2、及び、第1、第2出力信号CONC1、CONC2を出力するメイン出力ドライバー制御部4Cと、そのメイン出力ドライバー制御部4Cの第1出力信号CONC1及び出力イネーブル信号OEにより制御され、サブ出力ドライバー制御部6Cを制御する遅延部12と、
その遅延部12の制御信号CNTCにより制御され、前記メイン出力ドライバー制御部4Cの第1メイン駆動信号MDRC1、第2出力信号CONC2を利用し、前記サブ出力ドライバー10Cを駆動するための第1、第2サブ駆動信号SDRC1、SDRC2を出力するサブ出力ドライバー制御部6Cと、前記メイン出力ドライバー8C又はサブ出力ドライバー10Cの出力データをリード時に外部に出力するデータ出力パッドDOUTを含んで構成される。
【0046】
ここで、前記メイン出力ドライバー制御部4Cは、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的論理加算して、第1出力信号CONC1を出力するイクスクルシブノアゲートXORCと、出力イネーブル信号OEを反転させる第1インバータINC1と、前記イクスクルシブノアゲートXORCの出力と第1インバータINC1の出力を否定論理加算する第1ノアゲートNORC1と、前記第1セルアレイ2Aの出力データAを反転させる第2インバータINC2と、
前記第1セルアレイ2Aの出力データAと前記第1ノアゲートNORC1の出力とを否定論理乗算して第1メイン駆動信号MDRC1を出力する第1ナンドゲートNDC1と、前記第2インバータINC2の出力と前記第1ノアゲートNORC1の出力とを否定論理乗算して第2出力信号CONC2を出力する第2ナンドゲートNDC2と、その第2ナンドゲートNDC2の第2出力信号CONC2を反転させ第2メイン駆動信号MDRC2を出力する第3インバータINC3と、を含んで構成される。
【0047】
また、前記遅延部12は、前記メイン出力ドライバー制御部4Cの第1出力信号CONC1と出力イネーブル信号OEとを否定論理乗算する第3ナンドゲートNDC3と、その第3ナンドゲートNDC3の出力を一定時間遅延させる遅延器DECと、その遅延器DECの出力を反転させる第4インバータINC4と、その第4インバータINC4の出力と前記第3ナンドゲートNDC3の出力とを否定論理加算する第2ノアゲートNORC2と、その第2ノアゲートNORC2の出力と出力イネーブル信号OEとを否定論理乗算して制御信号CNTCを出力する第4ナンドゲートNDC4と、を含んで構成される。
【0048】
そして、前記サブ出力ドライバー制御部6Cは、前記第1メイン駆動信号MDR1と制御信号CNTCとを否定論理乗算する第5ナンドゲートNDC5と、その第5ナンドゲートNDC5の出力を反転させ第1サブ駆動信号SDRC1を出力する第5インバータINC5と、前記メイン出力ドライバー制御部4Cの第2出力信号CONC2と制御信号CNTCとを否定論理乗算して第2サブ駆動信号SDRC2を出力する第6ナンドゲートNDC6と、を含んで構成される。
【0049】
本実施の形態の並列テスト回路は、前述した本発明を適用した第1実施の形態における並列テスト回路の構造に、サブ出力ドライバーの出力時間を制御するための遅延手段12を採用した構造にその特徴がある。
【0050】
よって、基本的な動作は図1と類似するが、異なる点は、フェイル(fail)時に、サブ出力ドライバー10Cのローインピダンス(Low-Z)レベルの出力を次のデータ出力まで維持せず、遅延手段12である程度ローインピダンス(Low-Z)が出力された後、サブ出力ドライバー10Cを“オフ”させてローインピダンス(Low-Z)出力を遮断することである。よって、フェイルを速やかに検出することができるため、電流消耗を多少軽減させることができる。
【0051】
図7は、図6の真理表を示す図面であり、この図7を参照すれば、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データA、Bが相違するレベルのとき、サブ出力ドライバー10Cの第2PMOSトランジスタPMC2と第2NMOSトランジスタNMC2のスイッチング動作が変化することが分かる。
【0052】
(第4の実施の形態)
図8は、本発明を適用した半導体メモリ素子の並列テスト回路の第4の実施の形態を示す回路構成図である。第4の実施の形態における並列テスト回路の構成は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINを介し入力されたデータが格納されるメモリセルからなる第1、第2セルアレイ2A、2Bと、電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第1PMOSトランジスタPMD1と第1NMOSトランジスタNMD1からなるメイン出力ドライバー8Dと、ソース電源にハーフ電源電圧(1/2 VCC)が印加される第2PMOSトランジスタPMD2からなるサブ出力ドライバー10Dと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データ信号A、Bを利用し、前記メイン出力ドライバー8Dを駆動するための第1、第2メイン駆動信号MDRD1、MDRD2と出力信号CONDとを出力するメイン出力ドライバー制御部4Dと、出力イネーブル信号OEにより制御され、前記メイン出力ドライバー制御部4Dの出力信号CONDを利用し、前記サブ出力ドライバー10Dを制御するためのサブ駆動信号SDRDを出力する遅延部14と、前記メイン出力ドライバー8D又はサブ出力ドライバー10Dの出力データをリード時に外部に出力するデータ出力パッドDOUTと、を含んで構成される。
【0053】
ここで、前記メイン出力ドライバー制御部4Dは、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的論理加算して出力信号CONDを出力するイクスクルシブオアゲートXORDと、出力イネーブル信号OEを反転させる第1インバータIND1と、その第1インバータIND1の出力と前記イクスクルシブオアゲートXORDの出力とを否定論理加算する第1ノアゲートNORD1と、
前記第1セルアレイ2Aの出力データAを反転させる第2インバータIND2と、前記第1出力データAと前記第1ノアゲートNORD1の出力とを否定論理乗算して第1メイン駆動信号MDRD1を出力する第1ナンドゲートNDD1と、前記第2インバータIND2の出力と前記第1ノアゲートNORD1の出力とを否定論理乗算する第2ナンドゲートNDD2と、その第2ナンドゲートNDD2の出力を反転させ第2メイン駆動信号を出力する第3インバータIND3と、を含んで構成される。
【0054】
また、前記遅延部14は、出力イネーブル信号OEと前記メイン出力ドライバー制御部4Dの出力信号CONDとを否定論理乗算する第3ナンドゲートNDD3と、その第3ナンドゲートNDD3の出力を一定時間遅延させる遅延器DEDと、その遅延器DEDの出力を反転させる第4インバータIND4と、その第4インバータIND4の出力と前記第3ナンドゲートNDD3の出力とを否定論理加算する第2ノアゲートNORD2と、その第2ノアゲートNORD2の出力と出力イネーブル信号OEを否定論理乗算してサブ駆動信号SDRDを出力する第4ナンドゲートNDD4と、を含んで構成される。
【0055】
この図8の並列テスト回路の構成上の特徴は、前述した図3の並列テスト回路において、サブドライバーの出力時間を制御する遅延手段14を採用したものである。よって、図8の並列テスト回路の基本動作は、図3の並列テスト回路と類似するが、異なる点は、フェイル(fail)時に、サブ出力ドライバー10Dのハーフ電源電圧(1/2 VCC)を次のデータ出力まで発生させず、遅延手段14により一定時間の間ハーフ電源電圧(1/2 VCC)が出力された後サブ出力ドライバー10Dを“オフ”させ、ハーフ電源電圧(1/2 VCC)の出力を遮断することである。よって、フェイルを速やかに検出することができるため、電流消耗を多少軽減させることができる。
【0056】
図9は、図8の真理表を示す図面であり、この図9を参照すれば、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データA、Bが相違するレベルのとき、サブ出力ドライバー10Dの第2PMOSトランジスタPMD2のスイッチング動作が変化することが分かる。
【0057】
(第5の実施の形態)
図10は、本発明を適用した半導体メモリ素子の並列テスト回路の第5の実施の形態を示す回路構成図である。第5の実施の形態における並列テスト回路の構成は、ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドDINと、そのデータ入力パッドDINを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等からなる第1、第2セルアレイ2A、2Bと、電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第1PMOSトランジスタPME1と及び第1NMOSトランジスタNME1からなるメイン出力ドライバー8Eと、
電源電圧と接地電圧の間に直列接続された第2PMOSトランジスタPME2及び第2NMOSトランジスタNME2からなるサブ出力ドライバー10Eと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、第1セルアレイ2Aと第2セルアレイ2Bの各出力データ信号A、Bを利用し、前記メイン出力ドライバー8Eを駆動するための第1、第2メイン駆動信号MDRE1、MDRE2及び出力信号CONEを出力するメイン出力ドライバー制御部4Eと、
出力イネーブル信号OEにより駆動され、前記メイン出力ドライバー制御部4Eの出力信号CONEを利用し、前記サブ出力ドライバー10Eを駆動するための第1、第2サブ駆動信号SDRE1、SDRE2を出力するサブ出力ドライバー制御部6Eと、前記メイン出力ドライバー8E又はサブ出力ドライバー10Eの出力データをリードするとき、外部に出力するデータ出力パッドDOUTと、を含んで構成される。
【0058】
ここで、前記メイン出力ドライバー制御部4Eは、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bを排他的否定論理加算して出力信号CONEを出力するイクスクルシブ ノアゲートXNOREと、そのイクスクルシブノアゲートXNOREの出力信号CONEと出力イネーブル信号OEとを否定論理乗算する第1ナンドゲートNDE1と、その第1ナンドゲートNDE1の出力を反転させる第1インバータINE1と、
前記第1セルアレイ2Aの出力データAを反転させる第2インバータINE2と、前記第1セルアレイ2Aの出力データAと前記第1インバータINE1の出力を否定論理乗算して第1メイン駆動信号MDRE1を出力する第2ナンドゲートNDE2と、前記第1インバータINE1と第2インバータINE2の各出力を否定論理乗算する第3ナンドゲートNDE3と、その第3ナンドゲートNDE3の出力を反転させ第2メイン駆動信号MDRE2を出力する第3インバータINE3と、を含んで構成される。
【0059】
また、前記サブ出力ドライバー制御部6Eは、出力イネーブル信号OEを反転させる第4インバータINE4と、その第4インバータINE4の出力と前記メイン出力ドライバー制御部4Eの出力信号CONEとを否定論理加算するノアゲートNOREと、
そのノアゲートNOREの出力により駆動され、第1基準電圧VREF1と前記サブ出力ドライバー10Eの出力データとを比べて第1サブ駆動信号SDRE1を出力する第1電流ミラー形センスアンプSA1と、
前記ノアゲートNOREの出力により駆動され、第2基準電圧VREF2とサブ出力ドライバー10Eの出力データとを比べ、その比較結果を出力する第2電流ミラー形センスアンプSA2と、その第2電流ミラー形センスアンプSA2の出力を反転させ第2サブ駆動信号SDRE2を出力する第5インバータINE5と、を含んで構成される。
【0060】
図10の作用を説明すれば、第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bが相似するときには、メイン出力ドライバー8Eで“ハイ”又は“ロー”レベルを出力し、サブ出力ドライバー10Eは“オフ”状態にある。しかし、前記第1、第2セルアレイ2A、2Bの各出力データA、Bが相違するときは、メイン出力ドライバー8Eは“オフ”状態となり、このとき、サブ出力ドライバー10Eは出力データレベルに従い変化するが、若しデータが“ハイ”レベル状態にあるとすれば第2NMOSトランジスタNME2が“オン”となり、出力データレベルをフェイル領域に引き下げ、逆に出力データが“ロー”レベル状態であれば、第2PMOSトランジスタPME2が“オン”となり、出力データレベルをフェイル領域に引き上げる。
【0061】
このとき、図10の並列テスト回路は電流消耗を軽減するためハイインピーダンス(Hi-Z)まで引き落とさず、フェイル領域区間までにのみ速やかに到達するように、電流ミラーに用いられた基準電圧レベルにそれぞれ第1基準電圧VREF1(約、0.32*VCCレベル)と第2基準電圧VREF2(約、0.54*VCCレベル)を供給する。これは図10の真理表を示す図11を参照すれば容易に理解することができる。
【0062】
一方、図12は図6、図8及び図10回路の三相出力レベル波形図を示している。
【0063】
このような本発明による並列テスト回路は、分割された出力ドライバーを利用した三相出力並列テストを介し、特にテスト時間はモード動作時減少するドントケア(Don”t Care)アドレスビット(address bit)数ほど1/2倍ずつ減少する。尚、テストモード動作時出力が“ハイ(high)”、“ロー(low)”、そして中間レベル(1/2 VCC、ハイ インピダンス(Hi-Z)、又はローインピダンス(Low-Z)レベル)で出力されるため、ファルトカバレージ(Fault Coverage)向上効果を得ることができる。
【0064】
即ち、本発明では、ストックファルト(stuck fault)検出、カップリングファルト(Coupling Fault)検出、トランジションファルト(Transition Fault)検出、パターンセンシティブファルト(Pattern Sensitive Fault)検出、出力バッファスイッチングノイズスクリーン(switching noise screen)、無効(invalid)出力データ発生等、従来のテストモードで検出できなかったものを検出することができ、特性チェック及びスピードソーティング等のテストも大きく改善される。
【0065】
なお、上記記載では本発明の実施の形態に関し説明をしたが、本発明の技術分野の通常の専門家であれば、本発明の技術思想の範囲内で多様な実施が可能であることを理解できるはずである。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明による並列テスト回路によれば、
誤作動により誤ったデータが格納されても正確な並列テストを行うことができ、半導体記憶素子のエラーを正確に検出して正常/フェイル素子に対する信頼性のある並列テストを行いながら、素子特性チェックやスピードソートテストにおいても利用が可能であるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における並列テスト回路の構成を示す図である。
【図2】図1の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【図3】本発明を適用した第2の実施の形態における並列テスト回路の構成を示す図である。
【図4】図3の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【図5】図1及び図3の並列テスト回路の三相出力レベル波形を示す図である。
【図6】本発明を適用した第3の実施の形態における並列テスト回路の構成を示す図である。
【図7】図6の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【図8】本発明を適用した第4の実施の形態における並列テスト回路の構成を示す図である。
【図9】図10の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【図10】本発明を適用した第5の実施の形態における並列テスト回路の構成を示す図である。
【図11】図10の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【図12】図6、図8、及び図10の並列テスト回路の三相出力レベルの波形を示す図である。
【図13】従来技術の並列テスト回路の構成を示す図である。
【図14】図13の並列テスト回路の真理表を示す図である。
【符号の説明】
DIN データ入力パッド
DOUT データ出力パッド
2A、2B 第1、第2セルアレイ
4A〜4E メイン出力ドライバー制御部
6A〜6E サブ出力ドライバー制御部
8A〜8E メイン出力ドライバー
10A〜10E サブ出力ドライバー
12、14 遅延手段

Claims (7)

  1. ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドと、その入力パッドを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等でなる複数個のセルアレイと、リード時にデータを出力するデータ出力パッドを備える半導体記憶素子の並列テスト回路において、
    前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が同一レベルであるとき、そのデータのレベルを出力するメイン出力ドライバーと、
    前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が相違するレベルであるとき、中間レベルを出力するサブ出力ドライバーと、
    出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致しない場合、前記メイン出力ドライバーをオフさせるメイン出力ドライバー制御部と、
    出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致する場合、前記サブ出力ドライバーをオフさせるサブ出力ドライバー制御部と、
    前記サブ出力ドライバーが出力データを一定時間出力した後、前記サブ出力ドライバーをフローティングさせ出力データが出力しないよう遮断する遅延手段と、
    を備えることを特徴とする半導体記憶素子の並列テスト回路。
  2. ライト時にデータを入力されるデータ入力パッドと、その入力パッドを介し入力されたデータが格納されるメモリセル等でなる複数個のセルアレイと、リード時にデータを出力するデータ出力パッドを備える半導体記憶素子の並列テスト回路において、
    前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が同一レベルであるとき、そのデータのレベルを出力するメイン出力ドライバーと、
    前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータ等が相違するレベルであるとき、中間レベルを出力するサブ出力ドライバーと、
    出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致しない場合、前記メイン出力ドライバーをオフさせるメイン出力ドライバー制御部と、
    出力イネーブル信号により駆動され、前記複数個のセルアレイに格納されている複数個のデータのレベル等が一致する場合、前記サブ出力ドライバーをオフさせるサブ出力ドライバー制御部と、を備え、
    前記サブ出力ドライバー制御部は、出力イネーブル信号と前記複数個のセルアレイに格納された複数個のデータを組み合わせた信号を、組み合わせた信号によりそれぞれ駆動され、第1基準電圧と前記サブ出力ドライバーの出力データを比べて第1サブ駆動信号を出力する第1比較手段と、第2基準電圧と前記サブ出力ドライバーの出力データを比べて第2サブ駆動信号を出力する第2比較手段を備えることを特徴とする半導体記憶素子の並列テスト回路。
  3. 前記第1、第2比較手段は、電流ミラー形センスアンプであることを特徴とする請求項2記載の半導体記憶素子の並列テスト回路。
  4. 前記第1基準電圧は 0.54*VCC であり、第2基準電圧は 0.32*VCC であることを特徴とする請求項2または3に記載の半導体記憶素子の並列テスト回路。
  5. 前記中間レベルは、ローインピダンスであることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体記憶素子の並列テスト回路。
  6. 前記中間レベルは、ハーフ電源電圧( 1/ VCC )であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体記憶素子の並列テスト回路。
  7. 前記メイン出力ドライバーの構成素子の大きさが、前記サブ出力ドライバーの構成素子の大きさより大きいことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の半導体記憶素子の並列テスト回路。
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