JP2814905B2 - ドライバ/レシーバ回路 - Google Patents

ドライバ/レシーバ回路

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JP2814905B2 JP5337164A JP33716493A JP2814905B2 JP 2814905 B2 JP2814905 B2 JP 2814905B2 JP 5337164 A JP5337164 A JP 5337164A JP 33716493 A JP33716493 A JP 33716493A JP 2814905 B2 JP2814905 B2 JP 2814905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライバ/レシーバ回路
に関し、特に大容量を小振幅で駆動するドライバ回路と
これを受けて大振幅に整形するレシーバ回路を備えたド
ライバ/レシーバ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ふたつのCMOS回路間を接続す
る信号線に大きな容量が付加されている場合、例えば信
号線が非常に長い場合などでは、ドライバ側のCMOS
の出力信号の立ち上り、立ち下がりが緩慢となり、また
信号が電源電位と接地電位の間を振幅とするため、レシ
ーバ側のCMOS回路への信号伝達に長時間を要すると
いう問題点があった。図9を用いてCMOS回路での上
述の問題点を詳細に説明する。図9(a)はドライバ
側、レシーバ側共にCMOS回路を使用した場合の回路
図で、ドライバ側CMOS回路1は電源端子VDDにソ
ースが接続され入力端子Iにゲートが接続され、ドライ
バ側CMOS回路1の出力端子Mにドレインが接続され
たPチャネルMOSFET(以後PMOSと略す)30
1と、接地端子にソースが接続され、入力端子Iにゲー
トが接続され、CMOS回路1の出力端子Mにドレイン
が接続されたNチャネルMOSFET(以後NMOSと
略す)302から成り、レシーバ側CMOS回路2は、
電源端子VDDにソースが接続され、出力端子Oにドレ
インが接続されたPOMS303と、接地端子にソース
が接続され、出力端子Oにドレインが接続されたNMO
S304から成り、PMOS303のゲートとNMOS
304のゲートは互いに接続されると共に、配線を介し
て電気的に接続しており、CLは配線容量を示す。ドラ
イバ側CMOS回路1及びレシーバ側CMOS回路2共
に、インバータ回路の機能をもつ。
【0003】次に図9(a)の従来回路において、ドラ
イバ側CMOS回路1とレシーバ側CMOS回路2の間
の配線が長い場合、即ち配線容量CLが大きい場合に遅
延が増大する理由について、図9(b)を参照して詳細
に説明する。
【0004】入力端子Iの入力信号がローレベル(接地
電位)の時は、ドライバ側CMOS回路1の出力端子M
の電位はハイレベル(電源端子VDDと同電位)であ
り、レシーバ側CMOS回路2の出力端子Oの電位はロ
ーレベル(接地電位)となっているが、入力端子Iの入
力信号がハイレベルに変化すると、PMOS301が非
導通となりNMOS302が導通となるのでCMOS回
路1の出力端子Mの電位はNMOS302の導通時抵抗
と配線容量CLにより定まる時定数に従って接地電位に
向かって変化し、レシーバ側CMOS回路2のPMOS
303が非導通から導通に、NMOS304が導通から
非導通に変化するが、レシーバ側CMOS回路2の回路
閾値は通常電源端子VDDの電位の1/2程度に設定さ
れるため、CMOS回路1の出力端子Mの電位即ちPM
OS303及びNMOS404のゲート電位がVDDの
電位の1/2以下に低下するまではCMOS回路2の出
力端子Oの電位は変化せず、その後VDDの電位に向か
って変化してハイレベル(VDDと同電位)に至るが、
CMOS回路1の出力信号が電源電位から接地電位まで
振幅し、一方CMOS回路2の回路閾値は電源端子VD
Dの電位と接地電位の中間にあるため、CMOS回路1
からCMOS回路2への信号伝達時間は電源電圧と配線
容量CLの積に比例することとなり、電源電圧が高く、
またCLが大きい時は信号伝達に長時間を要する。同様
に、入力端子Iの入力信号がハイレベルからローレベル
に変化すると、PMOS301が導通となり、NMOS
302が非導通となるのでCMOS回路1の出力端子M
の電圧はPMOS301と配線容量CLにより定まる時
定数に従ってローレベル(接地電位)からハイレベル
(電源電位)に向かって変化し、CMOS回路2の回路
閾値より高くなるとCMOS回路2の出力端子Oがハイ
レベル(電源電位)からローレベル(接地電位)に向か
って変化するが、この場合にもCMOS回路1からCM
OS回路2への信号伝達時間は電源電圧と配線容量CL
の積に比例して増大する。従って、図9(a)の従来回
路では、配線容量CLが大きい時、例えばCMOS回路
1とCMOS回路2が長い配線で接続されている得など
では、信号の遅延が非常に大きくなるという問題点があ
った。
【0005】一方、前述したように信号の伝達遅延が信
号振幅と配線容量の積に比例することから、信号振幅を
小さくすることにより伝達遅延の減少を図ることが可能
である。図10に示す回路はこの手法をメモリのセンス
回路に導入した従来例である。図10(a)において、
PMOS401は電源端子VDDにソースが接続され、
ゲートが接地端子に接続され、ドレインが節点Pに接続
され、NMOS402はドレインが端子Pに接続され、
ソースが節点Nに接続され、NMOS403はドレイン
が電源端子VDDに接続され、ソースが節点Nに接続さ
れ、インバータ回路404は入力端が節点Nに接続さ
れ、出力端がNMOS402のゲート及びNMOS40
3のゲートに接続され、NMOS405はドレインが節
点Nに接続され、ゲートが入力端子Iに接続され、ソー
スが接地されている。
【0006】また、PMOS406のソースは電源端子
に接続され、ドレインは出力端子Oに接続され、NMO
S407のドレインは出力端子に接続され、PMOS4
08のソースは電源端子VDDに接続され、ゲートはP
MOS408自身のドレインに接続されるとともにNM
OS406のゲートに接続されNMOS409のドレイ
ンはPMOS408のドレインに接続され、電流源41
0はNMOS407及びNMOS409のそれぞれのソ
ースと接地端子の間に設けられている。PMOS40
6,NMOS407,PMOS408,NMOS409
及び電流源410はNMOS409のゲートに加えられ
たリファレンス電圧REFに対するセンス回路を構成し
ており、NMOS407のゲートが接続された節点Pの
電位がリファレンス電圧REFより高い場合には出力端
子Oにローレベルの信号を発生し、リファレンス電圧R
EFより低い場合はハイレベルの信号を発生する。容量
CLはリードオンリーメモリーのディジット線等の長い
メタル配線による容量を示している。
【0007】次に図10(a)の回路動作を図10
(b)のタイミングチャートを用いて説明する。入力端
子Iの信号がローレベルの時には、インバータ回路40
4の出力端と入力端の電位差がNMOS402及びNM
OS403の閾値電圧に等しい状態、即ちNMOS40
2及びNMOS403を丁度導通と非導通の分岐点の状
態としてつり合っており、節点Nは上述の状態を実現す
る中間電位となり、節点Pは電源端子VDDの電位と等
しくなっている。その結果、NMOS407のゲート電
位はNMOS409のゲート電位であるリファレンス電
位より高いため、出力端子Oはハイレベルとなってい
る。次に、入力端子Iの信号がローレベルからハイレベ
ルに上昇すると、NMOS405が導通状態となるた
め、節点Nの電位が低下し、これを入力とするインバー
タ回路404の出力端の電位、即ちNMOS402のゲ
ー電位及びNMOS403のゲート電位は上昇するので
NMOS402及びNMOS403は導通状態となり、
節点Pの電位は速やかに加工する。節点Pの電位がリフ
ァレンスREFより下がると、出力端子Oはハイレベル
に変化うる。節点Nの電位が加工するにつれて、インバ
ータ回路404の出力は上昇するのでNMOS403の
導通状態が深くなり、NMOS403を通じて電源端子
VDDから節点Nに流れ込む電流が増大するため、これ
とPMOS401及びNMOS402を通して節点Nに
流れ込む電流がNMOS405を通して接地端子に流れ
出す電流とつり合う電位で節点Nの電位下降は停止する
ため、節点Nのローレベルも中間電位となり、NMOS
403にチャネル幅が大きいNMOSFETを用いて、
PMOS401にチャネル幅の小さいPMOSFETを
用いることにより、節点Nのハイレベルとローレベルの
下、即ち信号振幅を非常に小さくすることができる。入
力端子Iの信号がハイレベルから再びローレベルに変化
する時には、NMOS405が非導通となり、節点Nの
電位が上昇し、インバータ回路404の出力は低下す
る。その結果接点Nの電位がハイレベルになると、NM
OS402及びNMOS403はいずれも電流が流れな
くなり、接点Pは大きな容量CLが付加された接点Nか
ら切り離されるのでP点の電位は急速に上昇する。接点
Nのローレベルからハイレベルへの振幅が小さいため、
ディジット線の容量CLが大きい場合でも、短時間でN
MOS402をほぼ導通しない状態にして接点Pの電位
を接点Nの電位と切り離すことができ、また接点Pの寄
生容量が小さくなるように設計しておくことにより、P
MOS401の駆動力が比較的小さくとも接点Pの電位
を速やかに上昇させることができる。接点Pの電位がリ
ファレンスREFの電位より高くなること、出力端子O
はローレベルに移行する。
【0008】図10(a)の従来回路は、大きな容量が
つく接点Nの信号振幅を減少させることにより、ディジ
ット線の容量CLが大きい時でも高速に動作させること
に成功している。しかしながら図10(a)の従来回路
は半導体基板上に形成された回路ブロック間を結線する
長いメタル配線を駆動するドライバ回路としては、回路
ブロック間配線が挿入される接点PとNMOS407の
ゲートの間に大きな配線容量が付加されることになる
が、PMOS401の駆動力が小さいため遅延が極めて
大きくなるので不適当であった。また、この従来回路の
接点Nの信号のように電源電位と接地電位の中間で微小
振幅させるためには、電源端子VDDから接地端子に向
けてのDC的な電流路(接点Nがローレベルの時のVD
DからNMOS403及びNMOS405を通して接地
に流れる経路)が生じ、また、PMOS406,NMO
407,PMOS408,NMOS409及び電流源4
10で構成されるセンス回路も定常的に電流が流れるた
めに消費電力も大きいという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これまで述べたよう
に、図9(a)のCMOS回路をドライバ側及びレシー
バ側に用いた従来技術では、ドライバ側の出力信号の振
幅が大きいため、特にドライバ側とレシーバ側のそれぞ
れのCMOS回路間を接続する配線が長く容量が大きい
時には、レシーバ側CMOS回路の回路閾値まで信号が
変化するに要する時間が長く、信号伝達遅延が大きいと
いう問題点があった。また図9(a)の大容量配線部の
信号振幅を減少させた従来回路は、ドライバ用回路とし
ては不適当であり、また消費電力も大きいという問題点
があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のトランジスタ回
路は、第1の電源ラインと出力端子との間に接続された
第1のMOSFETと、第2の電源ラインと前記出力端
子との間に直列に接続された第2のMOSFETおよび
第3のMOSFETと、入力信号にもとづき前記第1お
よび第3のMOSFETを相補的に駆動する手段と、前
記出力端子に接続され、前記第3のMOSFETの導通
による前記出力端子の電圧の前記第2の電源ラインの電
圧への変化に応答して前記第2のMOSFETを非導通
状態とする手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。図1にお
いて、ドライバ回路1は、ソースが電極端子VDDに接
続され、ゲートが入力端子Iに接続され、ドレインが第
1の出力端子Cに接続されたPMOS101と、入力端
が第1の出力端子Cに接続された第1のインバータ回路
であるところのインバータ回路102と、ソースが第1
の出力端子Cに接続され、ゲートがインバータ回路10
2の出力端Bに接続され、ドレインが接点Aに接続され
た第1の電圧制限用MOSFETであるところのPMO
S103と、ドレインが節点Aに接続され、ゲートが入
力端子Iに接続され、ソースが接地端子に接続されたN
MOS104と、ソースが接地端子に接続され、ゲート
が入力端子Iに接続されドレインが第2の出力端子Fに
接続されたNMOS105と、入力端が第2の出力端子
Fに接続された第2のインバータ回路であるところのイ
ンバータ回路106と、ソースが第2の出力端子Fに接
続され、ゲートがインバータ回路106の出力端Eに接
続され、ドレインが節点Dに接続された第2の電圧制限
用MOSFETであるところのNMOS107と、ドレ
インが節点に接続され、ゲートが入力端子Iに接続され
ソースが電源端子VDDに接続されPMOS108で構
成されており、レシーバ回路2は、電源端子VDDにソ
ースが接続され、出力端子Oにドレインが接続されたP
MOS109と接地端子にソースが接続され、ドレイン
が出力端子に接続されたNMOS110により構成さ
れ、PMOS109のゲートはドライバ回路1の第1の
出力端子Cに、NMOS110のゲートは同様にドライ
バ回路1の第2の出力端子Fに長い配線によって電気的
に接続されている。容量CL1及び容量CL2はそれぞ
れ配線の容量を示す。
【0012】次に図1のドライバ回路1及びレシーバ回
路2の動作をタイミングチャートの図2を用いて詳細に
説明する。
【0013】入力端子Iの信号がローレベルの時には、
PMOS101は導通でNMOS104は非導通である
ため、第1の出力端子Cの電位は電源端子VDDと同電
位であり、また第1の出力端子Cに入力端が接続された
インバータ回路102の出力端Bの電位が接地電位とな
るため、PMOS103も導通していて、節点Aの電位
もVDDと同電位となっている。同様にPMOS108
が導通しており、NMOS105が非導通であるので節
点DはVDDと同電位となっているが、NMOS107
は、インバータ回路106の入力端である第2の出力端
子Fと出力端Eの電位差即ちNMOS107のゲート・
ソース間の電位差がNMOS107の閾値電圧と等しく
なる第2の出力端子Fの電位で丁度非導通となるため、
F点はそれ以上の電位には上昇せず、図2に示すように
中間的な電位V4に保たれている。インバータ回路の出
力端Eの電位は上述したように、第2の出力端子Fの電
位よりNMOS107の閾値電圧分高い電位であるV3
で一定となっている。このように、入力端子Iの信号が
ローレベルの時には、ドライバ回路1の第1の出力端子
CがVDD端子の電位と同一となり、第2の出力端子F
の電位は中間レベルV4となっているので、レシーバ回
路2のPMOS109は非導通であり、NMOSF11
0はV4をNMOS110の閾値電圧より高く設定して
おくことにより導通状態となるので出力端子Oの電位は
接地電位となっている。
【0014】入力端子Iの信号がローレベルからハイレ
ベルに変化すると、ドライバ回路1において、PMOS
101は非導通となり、NMOS104は導通となる
が、最初は第1の出力端子Cの電位がVDD端子の電位
に近いのでインバータ回路102の出力端Cの電位は接
地電位に近くなっているため、PMOS103は導通状
態のままであり、従って、配線容量CL1の電荷はPM
OS103及びNMOS104を通じて放電されるた
め、図2に示すように第1の出力端子Cの電位と節点A
の電位はほぼ同一の時定数で低下するが、第1の出力端
子Cの電位が低下し、一方、これを入力とするインバー
タ回路102の出力端Bの電位が上昇するので、両者間
の電位差がPMOS103の閾値電圧に等しくなるとこ
ろでPMOS103は非導通となり、第1の出力端子C
の電位は中間電位V2で下降を停止し一定電位となる。
【0015】また節点AはPMOS103が非導通とな
ったことにより、大きな配線容量CL1から切り離され
るため、電位下降が急速となり、図2に示すように、接
地電位にまで低下する。インバータ回路102の出力端
Bの電位は、第1の出力端子Cの電位即ちV4よりPM
OS103の閾値電圧分だけ低い電位V1で一定とな
る。
【0016】一方、第2の出力端子Fの電位は、PMO
S108が非導通になり、NMOS105が導通となる
ため、大きな配線容量CL2の電荷はNMOS105を
通じて放電し、接地電位に変化する、F点の電位変化に
伴ってインバータ回路106の出力端Eの電位はVDD
端子の電位に向かって上昇すのでNMOS107のゲー
ト・ソース間の電位差が増大してNMOS107は導通
状態となるので節点Dの電位は第2の出力端子Fの電位
変化に追随して接地電位へと変化する。
【0017】レシーバ回路においては、第2の出力端子
Fの電位に変化するため、NMOS110は非導通とな
り、一方で第1の出力端子Cの電位は先に述べたように
VDD端子の電位からV2に変化するが、(V2−VD
D端子の電位)をPMOS109の閾値電圧(負値)よ
り小さく設定しておけばPMOS109はゲートがV2
の電位となることにより導通し、出力端子Oの電位はV
DD端子の電位へと速やかに上昇する。
【0018】次に入力端子Iの信号がハイレベルから再
びローレベルに変化する時について説明する。第1の出
力端子Cの電位は、PMOS101が導通となり、NM
OS104が非導通となるのでCL1にPMOS101
を通して充電し、VDD端子の電位へと上昇する。イン
バータ102の出力端Bの電位は、第1の出力端子Cの
電位上昇により低下して接地電位へと下降し、これに伴
ってPMOS103が導通するため節点Aの電位は第1
の出力端子Cの電位変化に追随してVDD端子の電位へ
と上昇する。一方第2の出力端子Fの電位は、PMOS
108が導通となり、NMOS105が非導通となるの
で上昇するが、第2の出力端子Fの電位上昇により、イ
ンバータ回路106の出力端Eの電位が下降するため、
F点の電位がV4に達したところでNMOS107が非
導通となり、V4を保つことになる。E点の電位はV4
よりNMOS107の閾値電圧分高い電位V3で下降を
停止して一定となる。節点Dの電位は初期にはCL2を
PMOS108,NMOS109を通じて充電するた
め、第2の出力端子Fの電位とほぼ同一の電位で上昇す
るが、NMOS107が非導通になると、大きな配線容
量CL2が節点Dから切り離されるので急速にVDD端
子の電位に向かって上昇する。
【0019】レシーバ回路においては、第1の出力端子
Cの電位がVDD端子の電位に変化するため、PMOS
109が非導通になり、第2の出力端子Fの電位がV4
に変化するためNMOS110は導通となるので出力端
子Oの電位は接地電位に向かって速やかに下降する。
【0020】以上に述べたように、図1のドライバ/レ
シーバ回路では、ドライバ回路1の第1の出力端子Cの
信号振幅のハイレベルがVDD端子の電位でローレベル
がV2と小さく、また第2の出力端子Fの信号振幅もハ
イレベルがV4でローレベルが接地電位と小さいこと、
及びレシーバ回路2がハイレベル入力の時にはPMOS
109が速やかに非導通となるため、その回路閾値は実
質的にNMOS110の閾値電圧と等しくなり、同様に
レシーバ回路がローレベル入力の時にはNMOS110
が速やかに非導通になるため、その回路の閾値が実質的
にPMOS109の閾値電圧に等しくなることにより、
配線容量CL1及びCL2が大きい時でもドライバ回路
からレシーバ回路2への信号伝達時間を短縮することが
でき、その結果入力端子Iから出力端子Oまでの信号伝
達時間も短くすることが可能となる。また消費電力にお
いても、定常的な電流は、第1の出力端子Cの電位がV
2(ローレベル)の時にインバータ102に流れる電流
と第2の出力端子FがV4(ハイレベル)の時にインバ
ータ106に流れる電流のみで従来例の図10(a)の
回路と比較してずっと小さいという利点がある。
【0021】図1の回路において、配線容量CL1及び
CL2を充放電する電荷量は、(VDD−V2)×CL
1+V4×CL2となるが、V2を1/2VDD以上に
V4を1/2VDD以下にすること、即ち第1の出力端
子と第2の出力端子の信号振幅を1/2VDD以下にす
ることにより、充放電する電荷の総量を図9(a)の従
来回路の場合よりも小さくすることができ、またPMO
S109及びNMOS110の過渡状態での同時導通に
より消費電極増大も防止することができるので実質的に
図9(a)の従来回路より低電力化することが可能とな
る。
【0022】図1の回路において、第1の出力端子Cの
ローレベルV2はインバータ回路102の回路閾値を調
整すること、即ち、インバータ102をCMOSで形成
するならばPMOSとNMOSのチャネル幅を調整する
ことにより容易に望みの値に設定することができる。つ
まりV2をVDD側に近く設定したい時はPMOSのチ
ャネル幅WをNMOSのそれに比較して10〜20倍と
すれば良く、逆にV2を比較的低い中間電位とする時は
PMOSのチャネル幅WをNMOSのそれの3〜10倍
とすれば良い。同様に第2の出力端子FのハイレベルV
4もインバータ回路106の回路閾値で調整でき、イン
バータ回路106をCMOSで構成する時はNMOSの
チャネル幅WをPMOSのそれに対して大きくすればV
4は接地電位側に近づくことになる。
【0023】さらに、上に述べたように、第1の出力端
子Cの信号振幅、第2の出力端子の信号振幅はインバー
タ回路102及び106の回路閾値で決まるため、図1
を構成するNMOS,PMOSのそれぞれの閾値電圧に
はあまり依存せず、従って、NMOS,PMOSの閾値
電圧を絶対値で小さく設定することにより、本発明の利
点をそこなうことなく、レシーバ回路の動作をさらに高
速化することも可能となる。
【0024】例えば第1の出力端子及び第2の出力端子
の振幅を1ボルトと非常に小さく設定した時にはPMO
S,NMOSの閾値電圧の絶対値が0.7ボルトと0.
3ボルとの場合では後者を用いたレシーバ回路は前者を
用いたレシーバ回路の3倍程度高速に動作する。
【0025】図3は本発明の第2の実施例の回路図であ
る。先に説明した図1と図3との相違点は、図1におけ
るPMOS101,NMOS104,PMOS108及
びNMOS105を図3においてはそれぞれPMOS1
01aとPMOS101bの並列接続、NMOS104
aとNMOS104bの直列接続、PMOS108aと
PMOS108bの並列接続及びNMOS105aとN
MOS105bの直列接続に変え、PMOS101a,
NMOS104a,PMOS108a及びNMOS10
5aのそれぞれのゲートが第1の入力端子I1に、PM
OS101b,NMOS104b,PMOS108b及
びNMOS105bのそれぞれのゲートが第2の入力端
子I2に接続されている点である。図3の回路において
は、I1及びI2のいずれもがハイレベルの時のみ第1
の出力端子Cが図2のV2の電位で第2の出力端子Fの
電位が接地電位となる、即ちいずれもがローレベルとな
るのに対して、I1,I2のいずれかひとつでもローレ
ベルの時には第1の出力端子CはVDD端子の電位で、
第2の出力端子Fは図2のV4の電位となる、即ち、い
ずれもがハイレベルとなる。つまり、図3の回路は、図
2の回路を2入力NAND回路へ拡張したものとなって
いる。動作の詳細は、NAND回路として動作すること
以外は図1及び図2の説明と同一であるため省略する。
【0026】以上に述べたように図3は本発明のドライ
バ/レシーバ回路のドライバ回路を2入力NANDに構
成した場合であるが、本発明のドライバ回路に2入力N
ANDのみでなく、他の論理機能をもたせることももち
ろん可能であり、n入力のNANDではVDD端子と第
1の出力端子Cとの間にn個のPMOSを並列に設ける
とともに節点Aと接地端子との間にはこれと相補的な構
成、即ちn個NMOSを直列に設け、またVDD端子と
節点Dの間にn個のPMOSを並列に設けるとともに第
2の出力端子Fと接地端子の間にこれと相補的な構成即
ちn個のNMOSを直列に設ければ良い。同様にn入力
のNORではVDD端子と第1の出力端子Cとの間にn
個のPMOSを直列に設けるとともに節点Aと接地端子
との間にはこれと相補的な構成即ちn個のNMOSを並
列に設け、またVDD端子と節点Dの間にn個のPMO
Sを直列に設けるとともに第2の出力端子Fと接地端子
の間にこれと相補的な構成即ちn個のNMOSを並列に
設ければ良い。
【0027】図4は、第3の実施例である。図4におい
て、ドライバ回路1の第1の出力端子Cにドレインが接
続され、ゲートが接地端子に接続され、ソースがVDD
端子に接続されたPMOSからなるプルアップ用素子1
11と第2の出力端子Fにドレインが接続され、ゲート
が電源端子VDDに接続され、ソースが接地端子に接続
されたNMOSからなるプルダウン用素子112がそれ
ぞれ設けられている以外は図1と同一である。
【0028】図1の回路においては、第1の出力端子C
のローレベルの電位即ち図2のV2の電位は、ハイ側へ
の変動要因に対しては修復機能があるが、ロー側への変
動要因に対しては修復されない。つまり、第1の出力端
子Cの電位がなんらかの原因でV2より高くなってもイ
ンバータ回路102の出力端の電位が低下してPMOS
103が導通し、第1の出力端子Cの電位をV2に引き
戻すが、逆にV2より低くなった時には、第1の出力端
子CをVDD電位側に充電する手段がないため図1の回
路では修復されない。同様に、第2の出力端子Fについ
ても、図2のVよりロー側へ変動した場合にはインバー
タ回路106の出力端の電位が上昇し、NMOS107
を導通させて、第2の出力譚Fの電位をV4へ引き戻す
が、第2の出力端子Fの電位がV4より上昇した場合に
は設置側に放電する手段がないので図1の回路では修復
されない。
【0029】しかしながら図4の実施例においては、常
に導通したプルアップ用素子111を介して電源端子V
DDから第1の出力端子Cに充電路を設けておくこと
で、第1の出力端子Cの電位がV2より低下した場合で
も修復することができる。同様に常に導通したプルダウ
ン用素子112を通じて第2の出力端子Fから接地端子
放電路を設けておくことにより、第2の出力端子Fの
電位がV4より上昇した場合でも修復することができ
る。プルアップ用素子111及びプルダンウン用素子1
12は微小な電流を充電又は放電すれば良いため、電流
駆動力としては小さいもので充分であり、消費電力増大
への影響は小さくすることが可能であり、また、図3で
示したような多入力のドライバ回路にも同様に適用でき
ることは当然である。
【0030】図5(a)は、本発明の第4の実施例の回
路図であり、図5(b)はそのタイミングチャートであ
る。図5(a)においてドライバ回路1は、電源端子で
あるところのVDD端子にソースが接続され、ゲートが
入力端子Iに接続され、ドレインが第1の出力端子Gに
接続されたPMOS201と、入力端が第1の出力端子
Gに接続された第1のインバータ回路であるところのイ
ンバータ回路202と、ソースが第1の出力端子Gに接
続され、ゲートがインバータ回路202の出力端Hに接
続され、ドレインが節点Lに接続されたPMOS203
と、接地端子にソースが接続され、ゲートが入力端子I
に接続され、ドレインが第2の出力端子Jに接続された
NMOS204と入力端が第2の出力端子Jに接続され
た第2のインバータ回路であるところのインバータ回路
205と、ソースが第2の出力端子Jに接続され、ゲー
トがインバータ回路205の出力端Kに接続され、ドレ
インが節点Lに接続されたNMOS206から構成され
ており、レシーバ回路2は図1のそれと同一でVDD端
子にソースが接続され、ドレインが出力端子Oに接続さ
れたPMOS109と、ソースが接地端子に接続され、
ドレインが出力端子Oに接続されたNMOS110で構
成され大きな容量CL1をもつ配線を介して第1の出力
端子GとPMOS109のゲートが接続され、同様にC
L2をもつ敗戦を解して、第2の出力端子JとNMOS
110のゲートが接続されている。
【0031】次に図5(b)を用いて図5(a)の実施
例の回路動作を詳細に説明する。先ず入力端子Iの信号
がローレベルの時には、PMOS201は導通でNMO
S204は非導通であるので、第1の出力端子GはVD
D端子の電位と同電位となっており、インバータ回路2
02の出力端Hの電位は接地電位となるため、PMOS
203は導通しており、従って、節点LもVDD端子の
電位と同一になっている。一方第2の出力端子Jの電位
はこれと、インバータ回路205の出力端Kとの電位差
がNMOS206の閾値電圧と等しいところでNMOS
206が非導通となるため、図2のV4と同一の中間の
電位となっている。
【0032】入力端子Iの信号がローレベルからハイレ
ベルに変化すると、PMOS201は非導通に、NMO
S204は導通に変化し、まず第2の出力端子Jの電位
が接地電位に向けて低下し、これに伴ってインバータ回
路205の出力端Kの電位がVDD端子に向かって上昇
するためNMOS206も導通する。このために節点L
の電位はVDD端子の電位と同一レベルから下降を始め
るが、初期はPMOS203が導通しているため、配線
容量CL1の電荷もPMOS203,NMOS206及
び204を通じて放電するので節点Lの電位下降は緩や
かとなり、その後第1の出力端子Gの電位が低下し、ま
たインバータ回路202の出力端Hの電位が上昇してそ
の差がPMOS203の閾値電圧に等しくなると、PM
OS203が非導通となるので第1の出力端子Gとイン
バータ回路の出力端Hはそれぞれ図2のV2及びV1に
相当する中間電位で変化を停止し、節点Lは配線容量が
付加された第1の出力端子Gとは切り離されるため急速
に下降して接地電位となる。図5(b)に示すように、
第1の出力端子Gの電位が中間電位になり、第2の出力
端子Jの電位が接地電位となるので、レシーバ回路2の
PMOS109が導通となり、NMOS110が非導通
となって出力端子Oの電位がVDD端子の電位に向かっ
て上昇することは図1の実施例と同様である。
【0033】次に入力端子Iの信号がハイレベルから再
びローレベルに変化した時には、ドライバ回路1におい
てはPMOS201が導通し、NMOS204が非導通
となる。従って、第1の出力端子Gが先ず中間電位から
VDD端子の電位まで上昇し、それに伴ってインバータ
回路202の出力端Hの電位が接地電位に下降するた
め、PMOS203が導通し、節点Lの電位は上昇し始
める。NMOS206は最初は導通しているため、第2
の出力端子Jの電位も上昇し始めるが、インバータ回路
205の出力端Kと第2の出力端子Jの電位差がNMO
S206の閾値電圧に等しくなるとNMOS206が非
導通となるため、第2の出力端子Jの電位上昇及びイン
バータ回路205の出力端Kの電位下降は停止し、図5
(b)に示すように中間電位にとどまる。節点Lの電位
上昇はNMOS206が導通している間は緩やかである
が、NMOS206が非導通になると、配線容量CL2
が切り離されるため急速に上昇する。結果として、図5
(b)に示すように、第1の出力端子Gの電位はVDD
端子の電位へと上昇し、第2の出力端子Jの電位は中間
レベルへと変化するため、レシーバ回路2のPMOS1
09は非導通となり、NMOS110は導通となって出
力端子Oは接地電位へ向かって下降することは図1の場
合と同様である。
【0034】以上に述べたように図5(a)の実施例の
ドライバ/レシーバ回路は図1の回路と実質的に同一の
動作を行うが、図5(a)の実施例の回路は図1の回路
に比較して構成素子数が少なくて済むという利点があ
る。
【0035】尚、消費電力低減のために、第1の出力端
子G及び第2の出力端子Jの信号振幅を1/2VDD以
下にすると効果があること、また第1の出力端子Vにプ
ルアップ用素子を、第2の出力端子Jにプルダウン素子
を付加することにより、それぞれの端子のレベル変動に
対する修復効果を生じることも、図1の実施例の場合と
同様であることは明らかである。
【0036】図6に第5の実施例の回路図を示す。図6
は図5の実施例のドライバ回路を2入力NANDに拡張
した例であり、図4のPMOS201及びNMOS20
4を図5ではそれぞれPMOS201aとPMOS20
1bの並列回路及びNMOS204aとNMOS204
bの直列回路に置き換えた接続となっており、その他の
構成は図5と同一である。図6の回路では、第1の入力
端子I1と第2の入力端子I2のいずれもがハイレベル
の時にのみPMOS201a,PMOS201bの両方
が非導通でNMOS204a,NMOS204bの両方
が導通となるのでドライバ回路1の第1の出力端子Gは
図5の説明で述べたと同様にローレベルとしてVDD端
子の電位と接地電位の中間の電位レベルとなり、第2の
出力端子Jもローレベルである接地電位となる。一方、
第1の入力端子I1と第2の入力端子I2の少なくとも
いずれかの入力信号がローレベルの時には、PMOS2
01aとPMOS201bのうち少なくともひとつが導
通となり、NMOS204aとNMOS204bのうち
少なくともひとつが非導通となるので、ドライバ回路1
の第1の出力端子はハイレベルとしてVDD端子の電位
と同一電位となり、第2の出力端子Jはハイレベルとし
てVDD端子の電位と接地電位の中間の電位レベルとな
ることは図5で説明したと同様である。レシーバ回路2
の構成・動作はこれまで述べたと同一なので説明を省略
する。
【0037】以上に述べたように、図6の実施例のドラ
イバ回路1は2入力NANDの機能を持つが、一般のn
入力の論理回路にも拡張可能である。n入力のNAND
の場合には、VDD端子と第1の出力端子Gの間にn個
PMOSを並列接続して設け、またこれと相補的な接
続構成としてn個のNMOSを直列接続して第2の出力
端子Jと接地端子の間に設ければ良い。同様にn入力の
NORの場合にはVDD端子と第1の出力端子Gの間に
n個のPMOSを直列接続して設け、またこれと相補的
な接続構成としてn個のNMOSを並列接続して第2の
出力端子Jと接地端子の間に設ければ良い。
【0038】図7は第6の実施例であり、本実施例にお
いては、すでに説明した図1におけるドライバ回路1と
同一構成のドライバ回路1a及びドライバ回路1bを有
し、それぞれに入力端子Ia,Ibを有しており、レシ
ーバ回路2はVDD端子と出力端子Oにそれぞれのソー
スとドレインを接続して並列に設けられたPMOS10
9a及びPMOS109bと、接地端子と出力端子Oの
間に直列接続して設けられたNMOS110aとNMO
S110bからなり、PMOS109aのゲートはドラ
イバ回路1aの第1の出力端子に接続され、PMOS1
09bのゲートはドライバ回路1bの第1の出力端子に
接続され、NMOS110aのゲートはドライバ回路1
aの第2の出力端子に接続され、NMOS110bのゲ
ートはドライバ回路1bの第2の出力端子に接続されて
いる。この図7の回路においては、ドライバ回路1aの
出力がハイレベル、即ちドライバ回路1aの第1の出力
端子の信号がVDD端子の電位と同一で、第2の出力端
子の信号が中間電位となっていて、かつ、ドライバ回路
1bの出力もハイレベル、即ち、ドライバ回路1bの第
1の出力端子の信号がVDD端子の電位と同一で、第2
の出力端子の信号が中間電位の時にのみ、PMOS10
9a,PMOS109bの両方が非導通となり、NMO
S110a,NMOS110bの両方が導通してレシー
バ回路2の出力端子Oの出力はローレベル即ち接地電位
となる。それ以外の場合には、PMOS109aあるい
はPMOS109bの少なくともひとつが導通となり、
NMOS110aあるいはNMOS110bの少なくと
もひとつが非導通となるのでレシーバ回路2の出力端子
Oの電位はハイレベル即ちVDD端子の電位となる。つ
まり、図7の実施例におけるレシーバ回路2自身が2入
力NANDの機能を有している。
【0039】一般のn入力の論理機能をもつレシーバ回
路に拡張することも容易であり、n入力のNAND機能
を実現する場合には、n個のドライバ回路のそれぞれの
第1の出力端子をレシーバ回路のVDD端子と出力端子
の間に並列接続して設けたn個のPMOSのそれぞれの
ゲートに接続し、またドライバ回路のそれぞれの第2の
出力端子をレシーバ回路の出力端子と接地端子の間に直
列接続して設けたn個NMOSのそれぞれのゲートに接
続すれば良い。同様に、n入力のNORの機能をレシー
バ回路にもたせる場合には、n個のドライバ回路のそれ
ぞれの第1の出力端子をレシーバ回路のVDD端子と出
力端子の間に直列接続して設けたn個のPMOSのそれ
ぞれのゲートに接続し、またドライバ回路のそれぞれの
第2の出力端子をレシーバ回路の出力端子と接地端子の
間に並列接続して設けたn個のNMOSのそれぞれのゲ
ートに接続すれば良い。
【0040】図8は、本発明の第7の実施例であり、ド
ライバ回路に本発明の図1に説明したドライバ回路と、
図9(a)に説明した従来のドライバ回路を混用した場
合である。図8において、レシーバ回路2はVDD端子
と出力端子Oの間に並列に接続されて設けられたPMO
S113及びPMOS114と、出力端子Oの間に並列
に接続されて設けられたPMOS113及びPMOS1
14と、出力端子Oと接地端子の間に直列に接続されて
設けられたNMOS115及びNMOS116からな
り、PMOS113のゲートは本発明の図1にあげたド
ライバ回路1の第1の出力端子に接続され、NMOS1
15はドライバ回路1の第2の出力端子に接続され、P
MOS114のゲート及びNMOS116のゲートは図
10にあげた従来のドライバ回路であるCMOS回路の
出力点に接続されている。図8の回路においても、ドラ
イバ回路1の出力点がハイレベル即ち第1の出力端子が
VDD端子と同一電位で第2の出力端子が中間電位であ
って、かつCMOSのドライバ回路3の出力点もハイレ
ベル即ちVDD端子と同一電位の時には、PMOS11
3及びPMOS114はいずれも非導通であり、NMO
S115及びNMOS116はいずれも導通となるた
め、レシーバ回路2の出力端子はローレベル即ち接地電
位となる。ドライバ回路1の出力点がローレベル即ち第
1の出力端子が中間電位で第2の出力端子が接地電位で
あるか、あるいはCMOSのドライバ回路3の出力点が
ローレベル即ち接地電位であるか少なくともいずれか一
方を満たす場合には、PMOS113あるいはPMOS
114の少なくとも一方が導通となり、NMOS115
とNMOS116のうち少なくとも一方が非導通となる
ので、レシーバ回路2の出力端子Oはハイレベル即ちV
DD端子の電位となる。
【0041】以上に述べたように、図8のレシーバ回路
は、2入力NANDの機能を有し、PMOS113のN
MOS115のゲートの信号振幅が小さいのに対して、
PMOS114とNMOS116のゲートにはVDD端
子の電位と接地電位との間を振幅する信号が加えられる
点が図6のレシーバ回路と異なるが、この場合でも図8
のレシーバ回路2は図7におけるレシーバ回路と同一の
2入力NAND機能を持つ回路として動作する。従っ
て、ドライバ回路とレシーバ回路の間に長い配線があっ
て配線容量が大である場合には本発明のドライバ回路1
を用いてレシーバ回路2へ信号を送り、ドライバ回路と
レシーバ回路間の配線が比較的短く、配線容量が小さく
て本質的に信号遅延が問題とならない場合は従来のドラ
イバ回路3から本発明のドライバ回路2へ接続するよう
に使い分けて混用し、多入力のレシーバ回路2でNAN
D,NOR等の論理演算させることが可能であるため、
従来のCMOS回路との整合性も良い。
【0042】図8の実施例のレシーバ回路をn入力のレ
シーバ回路に拡張できることは、すでに図7の実施例で
説明したと同様であり、単に従来のCMOS回路をドラ
イバ回路に接続すべきPMOSのゲートとこれを相補的
な接続位置関係にあるNMOSのゲートの両方をCMO
S回路の出力点に接続する点が相違するのみであるた
め、n入力のNAND,N入力のNOR機能を容易に構
成できることは明らかである。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のドライバ
/レシーバ回路は、ドライバ回路の出力信号を電源電位
と第1の中間電位間を振幅する第1の小振幅出力信号と
これを同相で第2の中間電位と接地電位間を振幅する第
2の小振幅信号とし、レシーバ回路のPMOS側とNM
OS側にそれぞれ供給する構成としたのでドライバ回路
とレシーバ回路の間に大きな配線容量が存在する場合で
も高速に動作し、消費電力も小さいドライバ/レシーバ
回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図。
【図2】図1の回路タイミングチャート。
【図3】本発明の第2の実施例の回路図。
【図4】本発明の第3の実施例の回路図。
【図5】(a)は本発明の第4の実施例の回路図、
(b)はそのタイミングチャート。
【図6】本発明の第5の実施例の回路図。
【図7】本発明の第6の実施例の回路図。
【図8】本発明の第7の実施例の回路図。
【図9】第1の従来例の回路図及びそのタイミングチャ
ート。
【図10】第2の従来例の回路図及びそのタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
1,1a,1b,3 ドライバ回路。 2 レシーバ回路 101,103,108,109,101a,101
b,108a,108b,201,203,201a,
201b,109a,109b,113,114,30
1,303,401,406,408 PMOS 104,105,107,110,104a,104
b,105a,204,206,204a,204b,
110a,110b,115,116,302,30
4,402,403,405,407,409 NM
OS 102,106,202,205,404 インバー
タ回路 111 プルアップ用素子 112 プルダウン用素子 410 電流源 I,I1,I2 入力端子 C,G 第1の出力端子 O 出力端子

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源端子と接地端子と入力端子と第1及び
    第2の出力端子を備え、前記入力端子の入力信号に対す
    る論理演算結果として、前記電源端子に供給される電源
    電位と第1の電位との間で振幅する第1の出力信号を前
    記第1の出力端子に出力し、また第1の出力信号と同相
    で前記接地端子に供給される接地電位と第2の電位との
    間で振幅する第2の出力信号を前記第2の出力端子に出
    力するドライバ回路と、前記第1の出力端子に電気的に
    ゲートが接続されたPチャネルMOSFETを少なくと
    も含んで前記電源端子と出力端子の間に設けられたPチ
    ャネルMOSFETからなる第1の電気回路と、前記第
    2の出力端子に電気的にゲートが接続されたNチャネル
    MOSFETを少なくとも含んで、前記接地端子と前記
    出力端子の間に設けられ、前記第1の電気回路と相補的
    に構成されたNチャネルMOSFETからなる第2の電
    気回路で構成されたレシーバ回路を備えることを特徴と
    するドライバ/レシーバ回路であって、前記ドライバ回
    路は ソースが電源端子に接続され、ゲートが入力端子
    に接続され、ドレインが第1の出力端子に接続された第
    1のPチャネルMOSFETと、前記第1の出力端子に
    入力端が接続された第1のインバータ回路と、ソースが
    前記第1の出力端子に接続され、ゲートが前記第1のイ
    ンバータ回路の出力端に接続されたPチャネルの第1の
    電圧制限用MOSFETと、ドレインが前記第1の電圧
    制限用MOSFETのドレインに接続され、ゲートが前
    記入力端子に接続され、ソースが接地端子に接続された
    第1のNチャネルMOSFETと、ソースが前記接地端
    子に接続され、ゲートが前記入力端子に接続され、ドレ
    インが第2の出力端子に接続された第2のNチャネルM
    OSFETと、入力端が前記第2の出力端に接続された
    第2のインバータ回路と、ソースが前記第2の出力端子
    に接続され、ゲートが前記第2のインバータ回路の出力
    端に接続されたNチャネルの第2の電圧制限用MOSF
    ETと、ドレインが前記第2の電圧制限用MOSFET
    のドレインに接続され、ゲートが前記入力端子に接続さ
    れ、ソースが前記電源端子に接続された第2のPチャネ
    ルMOSFETにより構成することを特徴とするドライ
    バ/レシーバ回路
  2. 【請求項2】電源端子と接地端子と入力端子と第1及び
    第2の出力端子を備え、前記入力端子の入力信号に対す
    る論理演算結果として、前記電源端子に供給される電源
    電位と第1の電位との間で振幅する第1の出力信号を前
    記第1の出力端子に出力し、また第1の出力信号と同相
    で前記接地端子に供給される接地電位と第2の電位との
    間で振幅する第2の出力信号を前記第2の出力端子に出
    力するドライバ回路と、前記第1の出力端子に電気的に
    ゲートが接続されたPチャネルMOSFETを少なくと
    も含んで前記電源端子と出力端子の間に設けられたPチ
    ャネルMOSFETからなる第1の電気回路と、前記第
    2の出力端子に電気的にゲートが接続されたNチャネル
    MOSFETを少なくとも含んで、前記接地端子と前記
    出力端子の間に設けられ、前記第1の電気回路と相補的
    に構成されたNチャネルMOSFETからなる第2の電
    気回路で構成されたレシーバ回路を備えることを特徴と
    するドライバ/レシーバ回路であって、前記ドライバ回
    路は 電源端子と第1の出力端子の間に設けられ、複数
    の入力端子がそれぞれのゲートに接続された複数のPチ
    ャネルMOSETからなる第1の部分回路と、前記第1
    の出力端子に入力端が接続された第1のインバータ回路
    と、ソースが前記第1の出力端子に接続され、ゲートが
    前記第1のインバータ回路の出力端に接続されたPチャ
    ネルの第1の電圧制限用MOSFETと、接地端子と前
    記第1の電圧制限用MOSFETのドレインとの間に設
    けられ、前記複数の入力端子がそれぞれのゲートに接続
    され、前記第1の部分回路と相補的に接続構成されたN
    チャネルMOSFETからなる第2の部分回路と、前記
    接地端子と第2の出力端子の間に設けられ、複数Nチャ
    ネルMOSFETを前記第2の部分回路と同一に接続構
    成してなる第3の部分回路と、前記第2の出力端子に入
    力端が接続された第2のインバータ回路と、ソースが前
    記第2の出力端子に接続され、ゲートが前記第2のイン
    バータ回路の出力端に接続されたNチャネルの第2の電
    圧制限用MOSFETと、電源端子と前記第2の電圧制
    限用MOSFETのドレインとの間に設けられ、複数の
    PチャネルMOSFETを前記第1の部分回路と同一に
    接続構成してなる第4の部分回路により構成することを
    特徴とするドライバ/レシーバ回路。
  3. 【請求項3】ソースが電源端子に接続され、ゲートが接
    地端子に接続されドレインが第1の出力端子に接続され
    たPチャネルMOSFETからなるプルアップ用素子
    と、ソースが前記接地端子に接続されゲートが前記電源
    端子に接続されドレインが第2の出力端子に接続された
    NチャネルMOSFETからなるプルダウン用素子が付
    加されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    ドライバ/レシーバ回路。
  4. 【請求項4】電源端子と接地端子と入力端子と第1及び
    第2の出力端子を備え、前記入力端子の入力信号に対す
    る論理演算結果として、前記電源端子に供給される電源
    電位と第1の電位との間で振幅する第1の出力信号を前
    記第1の出力端子に出力し、また第1の出力信号と同相
    で前記接地端子に供給される接地電位と第2の電位との
    間で振幅する第2の出力信号を前記第2の出力端子に出
    力するドライバ回路と、前記第1の出力端子に電気的に
    ゲートが接続されたPチャネルMOSFETを少なくと
    も含んで前記電源端子と出力端子の間に設けられたPチ
    ャネルMOSFETからなる第1の電気回路と、前記第
    2の出力端子に電気的にゲートが接続されたNチャネル
    MOSFETを少なくとも含んで、前記接地端子と前記
    出力端子の間に設けられ、前記第1の電気回路と相補的
    に構成されたNチャネルMOSFETからなる第2の電
    気回路で構成されたレシーバ回路を備えることを特徴と
    するドライバ/レシーバ回路であって、前記ドライバ回
    路は、ソースが電源端子に接続され、ゲートが入力端子
    に接続され、ドレインが第1の出力端子に接続されたP
    チャネルMOSFETと、前記第1の出力端子に入力端
    が接続された第1のインバータ回路と、前記第1の出力
    端子にソースが接続され、前記第1のインバータ回路の
    出力端にゲートが接続されたPチャネルの第1の電圧制
    限用MOSFETと、ソースが接地端子に接続され、ゲ
    ートが前記入力端子に接続され、ドレインが第2の出力
    端子に接続されたNチャネルMOSFETと、前記第2
    の出力端子に入力端が接続された第2のインバータ回路
    と、前記第2の出力端子にソースが接続され、前記第2
    のインバータ回路の出力端にゲートが接続され、ドレイ
    ンが前記第1の電圧制限用MOSFETのドレインと接
    続されたNチャネルの第2 の電圧制限用MOSFETに
    より構成したドライバ回路であることを特徴とするドラ
    イバ/レシーバ回路。
  5. 【請求項5】電源端子と接地端子と入力端子と第1及び
    第2の出力端子を備え、前記入力端子の入力信号に対す
    る論理演算結果として、前記電源端子に供給される電源
    電位と第1の電位との間で振幅する第1の出力信号を前
    記第1の出力端子に出力し、また第1の出力信号と同相
    で前記接地端子に供給される接地電位と第2の電位との
    間で振幅する第2の出力信号を前記第2の出力端子に出
    力するドライバ回路と、前記第1の出力端子に電気的に
    ゲートが接続されたPチャネルMOSFETを少なくと
    も含んで前記電源端子と出力端子の間に設けられたPチ
    ャネルMOSFETからなる第1の電気回路と、前記第
    2の出力端子に電気的にゲートが接続されたNチャネル
    MOSFETを少なくとも含んで、前記接地端子と前記
    出力端子の間に設けられ、前記第1の電気回路と相補的
    に構成されたNチャネルMOSFETからなる第2の電
    気回路で構成されたレシーバ回路を備えることを特徴と
    するドライバ/レシーバ回路であって、前記ドライバ回
    路は、電源端子と第1の出力端子の間に設けられ、複数
    の入力端子がそれぞれのゲートに接続された複数のPチ
    ャネルMOSFETからなる第1の部分回路と前記第1
    の出力端子に入力端が接続された第1のインバータ回路
    と、ソースが前記第1の出力端子に接続され、ゲートが
    前記第1のインバータ回路の出力端に接続されたPチャ
    ネルの第1の電圧制限用MOSFETと、接地端子と第
    2の出力端子の間に設けられ、前記複数の入力端子がそ
    れぞれのゲートに接続され、前記第1の部分回路と相補
    的に接続構成されたNチャネルMOSFETからなる第
    2の部分回路と、前記第2の出力端子に入力端が接続さ
    れた第2のインバータ回路と、ソースが前記第2の出力
    端子に接続され、ゲートが前記第2のインバータ回路の
    出力端に接続され、ドレインが前記第1の電圧制限用M
    OSFETのドレインに接続されたNチャネルの第2の
    電圧制限用MOSFETにより構成したドライバ回路を
    備えることを特徴とするドライバ/レシーバ回路。
  6. 【請求項6】ソースが電源端子に接続され、ゲートが接
    地端子に接続されドレインが第1の出力端子に接続され
    たPチャネルMOSFETからなるプルアップ用素子
    と、ソースが前記接地端子に接続され、ゲートが前記電
    源端子に接続されドレインが出力端子に接続されたNチ
    ャネルMOSFETからなるプルダウン用素子が付加さ
    れていることを特徴とする請求項4または5記載のドラ
    イバ/レシーバ回路。
  7. 【請求項7】ソースが電源端子に接続され、ゲートがド
    ライバ回路の第1の出力端子に電気的に接続され、ドレ
    インが出力端子に接続されたPチャネルMOSFET
    と、ソースが接地端子に接続され、ゲートが前記ドライ
    バ回路の第2の出力端子に電気的に接続され、ドレイン
    が前記出力端子に接続されたNチャネルMOSFETに
    より構成されるレシーバ回路を備えることを特徴とする
    請求項1記載のドライバ/レシーバ回路。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のドライバ回路を複数有す
    るドライバ/レシーバ回路であって、電源端子と出力端
    子の間に設けられた複数のPチャネルMOSFETから
    なる第1の電気回路と、接地端子と前記出力端子の間に
    設けられ、前記第1の電気回路と相補的に接続構成され
    た複数NチャネルMOSFETからなる第2の電気回路
    からなり、複数の前記ドライバ回路のそれぞれの第1の
    出力端子と前記第1の電気回路のPチャネルMOSFE
    Tのゲートが電気的に接続され、前記複数のドライバ回
    路のそれぞれの第2の出力端子と前記第2の電気回路の
    NチャネルMOSFETが電気的に接続されて構成され
    るレシーバ回路を備えることを特徴とする請求項1記載
    のドライバ/レシーバ回路。
  9. 【請求項9】電源端子と出力端子との間に設けられた複
    数のPチャネルMOSFETからなる第1の電気回路
    と、接地端子と前記出力端子の間に設けられ、前記第1
    の電気回 路と相補的に接続構成された複数のNチャネル
    MOSFETからなる第2の電気回路からなり、前記第
    1の電気回路を構成するPチャネルMOSFETのうち
    少なくとも1個のPチャネルMOSFETのゲートとこ
    れを相補的関係をなす第2の電気回路のNチャネルMO
    SFETのゲートがドライバ回路の第1の出力端子と第
    2の出力端子にそれぞれ電気的に接続され、前記第1の
    電気回路の他のPチャネルMOSFETのゲートはこれ
    と相補的関係をなす前記第2の電気回路のNチャネルM
    OSFETのゲートと接続されるとともに、前記電源端
    子と前記接地端子の間に少なくとも1個以上設けられた
    CMOS回路の出力点にそれぞれ接続されて構成される
    レシーバ回路を備えることを特徴とする請求項1記載の
    ドライバ/レシーバ回路。
  10. 【請求項10】ドライバ回路の第1の出力信号における
    第1の電位が電源電圧の1/2より高く、第2の出力信
    号における第2の電位が電源電圧の1/2より低いこと
    を特徴とする請求項1記載のドライバ/レシーバ回路。
  11. 【請求項11】第1の電源ラインと出力端子との間に接
    続された第1のMOSFETと、第2の電源ラインと前
    記出力端子との間に直列に接続された第2のMOSFE
    Tおよび第3のMOSFETと、入力信号にもとづき前
    記第1および第3のMOSFETを相補的に駆動する手
    段と、前記出力端子に接続され、前記第3のMOSFE
    Tの導通による前記出力端子の電圧の前記第2の電源ラ
    インの電圧への変化に応答して前記第2のMOSFET
    を非導通状態とする手段とを有するトランジスタ回路。
  12. 【請求項12】前記第1および第2MOSFETはPお
    よびNチャネル型の一方であり、前記第3のMOSFE
    TはPおよびNチャネル型の他方であることを特徴とす
    る請求項11記載のトランジスタ回路。
  13. 【請求項13】前記第1および第3のMOSFETは前
    記入力信号をそのゲートに共通に受け、前記出力端子は
    インバーターを介して前記第2のMOSFETのゲート
    に接続されていることを特徴とする請求項12記載のト
    ランジスタ回路。
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