JPH05145384A - Cmosレシーバ入力インターフエース回路 - Google Patents

Cmosレシーバ入力インターフエース回路

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JPH05145384A
JPH05145384A JP3259543A JP25954391A JPH05145384A JP H05145384 A JPH05145384 A JP H05145384A JP 3259543 A JP3259543 A JP 3259543A JP 25954391 A JP25954391 A JP 25954391A JP H05145384 A JPH05145384 A JP H05145384A
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    • H03K19/003Modifications for increasing the reliability for protection
    • H03K19/00369Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters
    • H03K19/00384Modifications for compensating variations of temperature, supply voltage or other physical parameters in field effect transistor circuits

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CMOSインバータと並列に接続されたFE
Tデバイスを選択的にスイツチして、上記インバータの
幅対長さ比(W/L比)を調節することにより、プロセ
ス・パラメータの相異、温度変化などの変動に起因する
インバータのスイツチング閾値の変化を調節する。 【構成】 CMOSインバータT13、T14と並列に
接続された複数個のFETデバイスT11、T12は制
御回路の信号で動作するスイツチ回路14、16と接続
されている。制御回路は、CMOSインバータの最大の
スイツチング電圧値を持つ参照電圧発生回路32と、そ
れ以下の値を持つ2つの基準電圧発生回路28、30
と、基準電圧発生回路の出力を比較する比較回路18、
22とを含む。スイツチ回路がオンの時、FETデバイ
スが導通し、オフの時、FETデバイスを接地電位にす
るように、比較回路からの出力でスイツチ回路を動作す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模集積回路、より
詳細に言えば、TTLのような他の回路フアミリーから
の信号を受け取るCMOSレシーバに関する。
【0002】
【従来の技術】TTLロジツクを含む他の回路フアミリ
ーCMOSロジツクとインターフエースするために、C
MOSレシーバを使用することは公知である。多くのC
MOSレシーバの第1段はNチヤンネルFETデバイス
に直列に接続されたPチヤンネルFETデバイスで構成
された単純なCMOSインバータである。プロセス・パ
ラメータ(製造上の変数)などの変動によつて、CMO
Sインバータの出力がスイツチする入力電圧は700ミ
リボルト乃至800ミリボルトも変動しうる。この変動
によつて、CMOSインバータのスイツチング・ポイン
トが不安定になる傾向がある。この不安定さは、TTL
回路をCMOS回路にインターフエースするCMOSイ
ンバータを使用することに問題がある。
【0003】CMOSレシーバの入力段を設計するため
の直接的なアプローチは、入力段が接続されるロジツク
技術の入力段のスイツチング・ポイントをVIL及びVIH
の中間点に設定することである。上述の記号VILは入力
段の低い方の入力電圧を表わし、VIHは入力段の高い方
の入力電圧を表わす。TTLロジツクの入力信号の場
合、CMOSインバータのスイツチング・ポイントは約
1.4ボルトにセツトされる。また、TTLの信号は約
1.4ボルトのスイツチング・ポイントの上下にエクス
カーシヨンする。このエクスカーシヨンはTTLの信号
に対するノイズの許容度を与える。
【0004】このことを別の面から言えば、このエクス
カーシヨンは、比較的ノイズの多い環境においても、T
TL回路を満足に機能させると言える。然しながら、若
し、TTL回路がCMOSロジツク回路とインターフエ
ースされるならば、CMOSインバータのスイツチング
・ポイントの閾値に跨がつて生じるこの独特のエクスカ
ーシヨンは、TTLのノイズの許容度を減少するか、ま
たはTTLのノイズの許容度を皆無にすることになる。
従つて、CMOSレシーバのスイツチング・ポイントの
閾値を安定化する手段が必要である。
【0005】米国特許第4584492号及び同第46
73021号はCMOSインバータのスイツチング・ポ
イントを補償または安定化するフイードバツク・システ
ムを持つ回路配列を開示している。この特許の技術は所
定の目的を達したとしても、この回路配列は半導体シリ
コン・チツプに比較的広い面積を占めることになる。加
えて、フイードバツク・ループは、全体としての動作周
波数及び動作温度を安定化しなければならない。
【0006】米国特許第4719369号には、ドライ
バ回路の出力抵抗が被駆動ラインのインピーダンスに整
合するように、PFETデバイス及びNFETデバイス
を直列に接続した出力トランジスタのゲート幅が調整さ
れているドライバ回路が記載されている。
【0007】米国特許第4424456号はCCDの負
荷をドライブするためのCMOSドライバ回路を開示し
ている。ドライブ・パルスの上昇時間及び降下時間は、
CCD負荷のドライブをより効果的にするパルスを発生
するために制御されている。この特許に記載された1つ
の実施例において、パルスの降下時間は、放電路中のト
ランジスタの幅対長さの比(W/L比)の全体の値を設
定することにより制御されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従つて、本発明の目的
は、CMOSインバータの出力が与えられた入力に対し
て切り換わる電圧の範囲を狭める電圧補償回路配列を与
えることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の原理は、直列に
接続されたCMOSインバータ対のスイツチング閾値が
PFET及びNFETデバイスの幅対長さの比(W/L
比)に依存する原理に基礎を置いている。
【0010】この原理に基いて、本発明のCMOSレシ
ーバ入力インターフエース回路は、CMOSインバータ
対を形成する複数個のFETデバイスに並列に接続され
た複数個のFETデバイスを含んでいる。複数個のFE
Tデバイスの各々は、スイツチが閉の時、FETデバイ
スを導通し、スイツチが開の時、FETデバイスをグラ
ンド電位に接続するようなスイツチと接続されている。
各スイツチは制御回路によつて発生される信号で制御さ
れる。
【0011】制御回路はCMOSの設計段階において許
容された最大の電圧値でスイツチするように参照閾値が
セツトされた第1の基準電圧発生回路を含んでいる。C
MOSの設計段階において許容された最大電圧値よりも
小さな値でスイツチするような、参照閾値がセツトされ
た他の2つの基準電圧発生回路が設けられている。夫々
の基準電圧発生回路からの出力は、第1の基準電圧発生
回路からの出力と比較される。比較回路からの結果の信
号がスイツチを動作させる。
【0012】
【実施例】図1は本発明を適用したCMOSレシーバ入
力インフーフエース回路10を示す図である。このイン
ターフエース回路10は、CMOSレシーバ手段12の
スイツチング・ポイントが許容可能な範囲内に入るよう
に、CMOSレシーバ手段12のスイツチング閾値の拡
がり(spread)を調節する。その結果、記号「IN」で
示された端子に入力信号が印加された時、TTLロジツ
クのようなドライブ回路(図示せず)からの信号は、回
路のノイズ許容範囲に維持される。
【0013】図1を参照して説明を続けると、CMOS
レシーバ手段12は、NチヤンネルFETデバイスT1
3と、PチヤンネルFETデバイスT14とによつて形
成される入力段を含み、NチヤンネルFETデバイスT
13のドレイン電極はPチヤンネルFETデバイスT1
4のソース電極に接続されている。T13及びT14の
間にある記号「OUT」で示されているノードは、CM
OSレシーバ手段12の入力ステージをCMOSレシー
バ手段12の出力段に接続している。図1に2個だけ示
されている複数個のFETデバイス(T11及びT1
2)は、それらのFETデバイスのドレイン電極を通し
て記号OUTで示されたノードに接続されている。後述
されるように、これらの複数個のFETデバイスの目的
は、CMOSレシーバの入力インバータのスイツチング
閾値がプロセス・パラメータ等による変化によつて変つ
た時に調節されるように、デバイスT13の幅対長さ比
(W/L比)を調節することである。たつた2つのFE
Tデバイスだけしか示されていないけれども、本発明の
技術的範囲内で、任意の数のFETデバイスを記号OU
Tで示したノードに接続することができることには注意
を払う必要がある。この並列接続した回路のデバイスを
オン及びオフに切り換えることによつて、T13のW/
L比が調節され、そして、CMOSレシーバの入力イン
バータ段のスイツチング閾値のレベルを調節することが
できる。そのために、デバイスT11及びT12のゲー
ト電極は、スイツチ手段14及び16を介して記号「I
N」で示された入力端子に接続される。この回路構成に
よつて、若し、スイツチ手段が閉じられたならば、デバ
イスT11及びT12の関連ゲート電極はレシーバの入
力に接続される。若し、スイツチ手段が開ならば、ゲー
ト電極は、それらのFETデバイス、T11及びT12
を遮断するために、グランドのような参照電位にされ
る。若し、CMOSの製造上の変数、温度、電源装置等
が、インバータ対のスイツチング閾値を、例えば低くし
たならば、T11及びT12のゲート電極に接続された
スイツチ手段はグランドに接続して、デバイスをオフに
転じ、そして、入力段、またはインバータ段のスイツチ
ング閾値レベルを設定するために、T13を相対的に小
さなW/L比にする。スイツチング閾値が上方にシフト
した時、T11及びT12は、T13のW/L比を増加
するためにオンに転じる。若し、より正確なスイツチン
グ閾値のレベルが必要ならば、スイツチング閾値の小さ
な変動によつてオン、またはオフに転じる付加的なトラ
ンジスタを「OUT」で示したノードに接続することが
できる。付加された各デバイスは、適当な他のスイツチ
手段によつて「IN」で示したノードに接続される。
【0014】図1を参照して本発明の実施例の説明を続
けると、スイツチ手段14はNFETデバイスT15及
びPFETデバイスT17で形成されたインバータを含
んでいる。これらのFETデバイスT15及びT17の
中間のノードはNチヤンネルFETデバイスT7のゲー
ト電極に接続されている。NチヤンネルFETデバイス
T7のドレイン電極は、PチヤンネルFETデバイスT
19のドレイン電極と、記号INで示されたノードと、
CMOSインバータT14及びT13のゲート電極とに
接続されている。T7のソース電極はT11のゲート電
極と、T9のドレイン電極とに接続されている。T9の
ソース電極はグランドのような参照電位に接続される。
デバイスT17及びT15で形成されたインバータの入
力はデバイスT19のゲート電極にも接続される。デバ
イスT19のソース電極はデバイスT7のソース電極に
接続される。この回路の動作を説明すると、比較回路1
8からの信号がノード20に出力された時、Pチヤンネ
ルFETデバイスT19が付勢され、そして、この信号
はNチヤンネルFETデバイスT7を付勢するために反
転される。T7及びT19が付勢されると、スイツチ手
段14はオンになり、デバイスT11はCMOSレシー
バ回路の入力ノードに接続される。従つて、T13の有
効W/L比はT11も含む。比較回路18の出力がノー
ド20に上述の信号とは反対の信号を与えた時、スイツ
チはオフに転じる。デバイスT9は、デバイスT11を
オフにするようにT11のゲート電極を接地電位に接続
する。
【0015】スイツチ手段16は、既に説明したスイツ
チ手段14と同じ構造であつて、NFETデバイスT1
2を制御する。このために、スイツチ手段16はFET
デバイスT18及びT16で構成されたインバータを含
んでいる。ノード19は上記のFETデバイスT18及
びT16の間にあり、FETデバイスT8のゲート電極
に接続されている。デバイスT8のドレイン電極は記号
「IN」で示されたノードに接続されている。デバイス
T8のソース電極はデバイスT10のドレイン電極と、
デバイスT12のゲート電極とに接続されている。Pチ
ヤンネルFETデバイスT20のドレイン電極は、T8
のドレイン電極に接続されており、そして、T20のゲ
ート電極は、デバイスT18及びT16によつて形成さ
れたインバータの入力に接続されている。後で説明され
るように、比較回路22の出力に接続されたノード24
上の信号はPチヤンネルFETデバイスT20を付勢す
る。この信号はデバイスT18及びT16によつて形成
されたインバータによつて反転される。この反転された
信号はNチヤンネルFETデバイスT8を付勢する。デ
バイスT20及びT8の両方が導通した時、このスイツ
チ手段16はオンになり、そしてNFETデバイスT1
2は、このCMOSレシーバ回路の入力端子に接続され
る。この状態において、デバイスT12はCMOSレシ
ーバの入力段のインバータのスイツチング閾値を調節す
る能力を持つている。若し、ノード24の信号がオフで
あれば、デバイスT12のゲート電極は、Nチヤンネル
FETデバイスT10によつてグランドのような参照電
位に接続なる。この状態において、T12はオフにな
り、CMOSレシーバの入力段のスイツチング閾値の設
定に対して影響を与えない。
【0016】図1を参照して実施例の説明を続けると、
ノード20及び24の信号は制御手段26によつて与え
られる。制御手段26は、複数個の基準電圧発生回路2
8、30、32と、基準電圧発生回路で選択された信号
入力を比較し、そして、ノード20及び24に出力信号
を発生する複数個の比較回路18、22とを含んでい
る。要求されるスイツチング閾値の精度に応じて、図1
に示した基準電圧発生回路の数よりも多い基準電圧発生
回路を使用することができる。然しながら、図1に示し
た3つの基準電圧発生回路28、30及び32が正確で
満足すべき結果を与えることが分かつている。然しなが
ら、本発明の他の実施例において、基準電圧発生回路の
数を3以下、または、それ以上の任意の数にすることが
できるから、上述のことは本発明の技術的範囲を制限す
るものではない。
【0017】基準電圧発生回路32はPチヤンネルFE
TデバイスT5及びNチヤンネルFETデバイスT6を
含んでいる。これらのデバイスは、夫々関連するドレイ
ン電極とソース端子とが接続されている。デバイスT5
のソース端子は電圧供給源VDDに接続されている。デバ
イスT5のゲート電極は、それ自身のドレイン電極に接
続されている。デバイスT6のゲート電極は、それ自身
のドレイン電極に接続され、そして、そのソース電極
は、グランドのような参照電位に接続されている。出力
ノード4はデバイスT5及びT6の中間に置かれてい
る。ノード4は比較回路18及び22の負の端子に接続
される。基準電圧発生回路32は、CMOSレシーバ手
段12の入力段のインバータ(T14及びT15で構成
されている)に類似させている。基準電圧発生回路32
のスイツチング閾値は、約800ミリボルトのスイツチ
ング閾値の拡がり(spread)を持つ約1.4ボルトに設
定されている。この最大スイツチング閾値の拡がりは、
そのCMOSチツプを開発するのに使用されたCMOS
技術に対して最大値である。若し、スイツチング閾値の
拡がりが異なつている技術を使用する場合、基準電圧発
生回路は、その特定のCMOSチツプの最大スイツチン
グ閾値の拡がりを持たせるように設計されるべきである
ことには注意を払う必要がある。
【0018】基準電圧発生回路28はNチヤンネルFE
TデバイスT1及びT2で構成されている。デバイスT
1のソース電極はデバイスT2のドレイン電極に接続さ
れている。T1のドレイン電極はVDDに接続されてお
り、そして、そのゲート電極はドレイン電極に接続され
ている。同様に、デバイスT2においては、ゲート電極
はドレイン電極に接続され、ソース電極は、グランドの
ような参照電位に接続されている。基準電圧発生回路2
8の出力ノード1はT1及びT2の間に置かれ、そして
比較回路18の正電位の端子に接続される。基準電圧発
生回路28は、その通常の閾値が1.2ボルトであり、
かつ、約100ミリボルトの最大スイツチング閾値の拡
がりを持つように設計されている。このことを換言すれ
ば、基準電圧発生回路28の名目閾値及び閾値電圧の拡
がりは、基準電圧発生回路32の名目閾値及び閾値電圧
の拡がりに比例していることを意味する。既に述べたよ
うに、これらの設計上の選択は、本発明の技術的範囲の
中で行なうことのできる単なる選択の1例として示した
ものである。
【0019】基準電圧発生回路30は、それら自身のド
レイン及びソース電極を直列に接続したNチヤンネルF
ETデバイスT3及びT4を含んでいる。デバイスT3
のゲート電極はドレイン電極に接続され、これは、転じ
てVDDに接続される。デバイスT4のゲート電極は、そ
れ自身のドレイン電極に接続され、そのソース電極はグ
ランドのような参照電位に接続されている。ノード2は
T3及びT4の中間点に接続され、そして、比較回路2
2の正電位の端子に接続されている。図1に示されてい
るように、制御手段26は2つの比較回路18及び22
を持つている。比較回路18は、基準電圧発生回路32
からの出力と、基準電圧発生回路28からの出力とを比
較し、他方、比較回路22は、基準電圧発生回路32か
らの出力と、基準電圧発生回路30からの出力とを比較
する。これら両方の比較回路からの出力は、ノード20
及び24に夫々制御信号を与える。従つて、ノード20
及び24の信号の状態に従つて、スイツチ手段は閉状態
か、または開状態になる。若し、スイツチが閉状態なら
ば、関連したデバイスT11、またはT12は、その入
力信号をノードINに接続し、若し、スイツチが開状態
ならば、デバイスT11、またはT12はグランドのよ
うな参照電位に接続される。
【0020】以下の表1は、図1に示した回路に使用さ
れたFETデバイスのW/L比を示すものである。上述
したように、本発明の技術的範囲内で、他のW/L比も
使用することは自明である。
【0021】図1に示した特定の補償回路を参照する
と、トランジスタT1、T2、T3、T4は、プロセス
・パラメータ及び温度変化によつて100ミリボルトま
で変化する2つの基準電圧を形成している。デバイスT
5及びT6は、700ミリボルト乃至800ミリボルト
までノード4を変化させる通常のCMOSレシーバの入
力段と同じである。ノード1及び2は比較回路22及び
18を通してノード4と比較される。比較回路はトラン
ジスタT11及びT12をオン、またはオフに転じる。
既に説明したように、デバイスT11及びT12のドレ
イン電極はCMOSレシーバ手段12の第1のインバー
タ段の出力に接続されている。この構成によつて、以下
のような3つの異なつた状態が存在する。
【0022】状態1 これらの状態に対して、ノード4の電圧はノード1及び
2の両方の電圧よりも低い。若し、プロセス・パラメー
タが、非常に低いゲート・ソース電圧レベルにおいてN
FETをスイツチさせるような値に設定されたならば状
態1が生じる。
【0023】状態2 この状態において、ノード4の電圧はノード1及び2の
電圧の中間の電圧である。若し、すべてのプロセス・パ
ラメータがそれらの通常の電圧値、またはそれに近い値
に設定されたならば状態2が生じる。
【0024】状態3 この状態において、ノード4の電圧はノード1及び2よ
りも高い電圧である。若し、プロセス・パラメータがP
FETデバイス・スイツチを非常に低いゲート・ソース
電圧レベルに設定したならば状態3が生じる。
【0025】これらの3つの異なつた場合の関連を説明
する前に、CMOSレシーバ手段12中の第1のインバ
ータのNFET及びPFETデバイス(T13、T1
4)が通常の電圧値に設定されていることを理解するこ
とが必要である。この設定によつて、スイツチング閾値
はレシーバのスイツチング閾値の拡がりの中間点よりも
高い値である。これをより正確に言うと、閾値点の拡が
りをVspreadとし、最大の閾値点のをVhiとして、PF
ET及びNFETデバイスの幅対長さ比(W/L比)
は、スイチツング閾値が次式になるように指定されると
いうことである。 Vthreshold=Vhi threshold−Vspread/4
【0026】第1の場合を説明すると、比較回路18及
び22の両方の出力は高電位にあり、従つてデバイスT
11及びT12をオフに転じて、T13の幅対長さ比、
W/L比を元来の値に維持する。再言すると、第1のイ
ンバータT13、NFETデバイスの幅対長さ比は通
常、閾値の拡がりの中間点よりも高い点に設定されてい
るが、しかし、NFETはプロセス・パラメータによつ
て、より強力なので、スイツチング・ポイントの閾値は
hi threshold−Vspread/2の近くに移動される。
【0027】第2の場合を説明すると、第1の比較回路
の出力は低電位であるが、第2の比較回路の出力は高電
位である。従つて、T11はオンであり、T12はオフ
である。レシーバの入力段中のNFETデバイスT13
の幅は、デバイスT11の幅の値によつて増加され、そ
の結果、より高位に移動しようとするプロセス・パラメ
ータの閾値を補償する。
【0028】最後に、第3の場合を説明すると、両方の
比較回路の出力は低位であり、従つて、T11及びT1
2はオンである。NFETデバイスT13の幅は、プロ
セス・パラメータがスイツチング・ポイントの閾値をよ
り高位に移動させようとした時に、スイツチング・ポイ
ントの閾値を引き下げるように増加される。
【0029】
【発明の効果】本発明は、CMOSレシーバのスイツチ
ング・ポイントの閾値を狭い範囲内に安定させ、ノイズ
に対する寛容度を補償する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCMOSレシーバ入力インターフエー
ス回路の実施例を説明する図である。
【符号の説明】
10 CMOSレシーバ入力インターフエース回路 12 CMOSレシーバ手段 14、16 スイツチ手段 26 制御手段 28 第1の基準電圧発生手段 30 第2の基準電圧発生手段 32 第3の基準電圧発生手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 CMOSレシーバ入力インターフェー
ス回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 19/0175 19/003 C 8941−5J

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の回路に接続されたCMOSレシーバ
    の入力にインターフエースするためのFET回路におい
    て、 ゲート電極が入力信号を受け取り、他の1つの電極が出
    力ノードに接続されている2つのFETデバイスを直列
    に接続したインバータと、 出力ノードに接続され、直列に接続されたFETデバイ
    スの1つと並列に接続された複数個のFETデバイス
    と、 複数個のFETデバイスのうちの1つのFETデバイス
    のゲート電極に接続された入力ノード及び出力ノードを
    持つ複数個のスイツチ手段と、 制御信号が各スイツチ手段の入力に接続され、そして、
    CMOSレシーバを製造するのに使用されるCMOS技
    術のための最大スイツチング閾値電圧レベルの拡がり
    と、上記最大スイツチング閾値電圧レベルの拡がりの範
    囲内で選択されたスイツチング閾値電圧レベルの拡がり
    との間の差異を表示するために、複数個の制御信号を発
    生する制御手段とからなるCMOSレシーバ入力インフ
    ーフエース回路。
  2. 【請求項2】 上記インバータは直列に接続されたPF
    ETデバイスとNFETデバイスを含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のCMOSレシーバ入力インフーフエ
    ース回路。
  3. 【請求項3】 複数個のFETデバイスはNFETデバ
    イスであることを特徴とする請求項2に記載のCMOS
    レシーバ入力インフーフエース回路。
  4. 【請求項4】 スイツチング手段は、ゲート電極、ドレ
    イン電極及びソース電極を持つPFETデバイスを含む
    請求項1に記載のCMOSレシーバ入力インフーフエー
    ス回路において、 PFETデバイスのドレイン電極に接続されたドレイン
    電極、PFETデバイスのソース電極に接続されたソー
    ス電極及びゲート電極を持つNFETデバイスと、 PFETデバイスのゲート電極に接続された入力及びN
    FETデバイスのゲート電極に接続された出力を持つイ
    ンバータ回路と、 PFETデバイスのソース電極に接続されたドレイン電
    極及びPFETデバイスのゲート電極に接続されたゲー
    ト電極を持つNFETデバイスとからなるCMOSレシ
    ーバ入力インフーフエース回路。
  5. 【請求項5】 インバータ回路はNFETデバイスを直
    列に接続したPFETデバイスを含む請求項4に記載の
    CMOSレシーバ入力インフーフエース回路。
  6. 【請求項6】 制御手段は出力を有する第1の基準電圧
    発生回路を含む請求項1に記載のCMOSレシーバ入力
    インフーフエース回路において、 出力を有する第2の基準電圧発生回路と、 出力を有する第3の基準電圧発生回路と、 第3の基準電圧発生回路の出力に接続された第1の入力
    及び第1の基準電圧発生回路の出力に接続された第2の
    入力を含み、かつ、出力を有する第1の比較回路と、 第3の基準電圧発生回路の出力に接続された第1の入力
    及び第2の基準電圧発生回路の出力に接続された第2の
    入力を含み、かつ、出力を有する第2の比較回路とから
    なるCMOSレシーバ入力インフーフエース回路。
  7. 【請求項7】 それ自身ドレイン電極がそれ自身のゲー
    ト電極に接続されている第1のNFETデバイスを含む
    第1の基準電圧発生回路と、それ自身のドレイン電極が
    第1のNFETデバイスのソース電極に接続され、か
    つ、それ自身のゲート電極がそれ自身のドレイン電極に
    接続されている第2のNFETデバイスを含む第2の基
    準電圧発生回路とからなる請求項1に記載のCMOSレ
    シーバ入力インフーフエース回路。
  8. 【請求項8】 それ自身のゲート電極がそれ自身のドレ
    イン電極に接続されているPFETデバイスと、それ自
    身のドレイン電極がPFETデバイスのドレイン電極に
    接続され、かつ、それ自身のゲート電極がそれ自身のド
    レイン電極に接続されているNFETデバイスとを有す
    る第3の基準電圧発生回路を含む請求項6に記載のCM
    OSレシーバ入力インフーフエース回路。
  9. 【請求項9】 CMOS回路をドライバ回路に相互接続
    するためのCMOSレシーバ入力インフーフエース回路
    において、 NFETデバイスと、PFETデバイス及びNFETデ
    バイスの間に接続された出力とを直列に接続されたPF
    ETデバイスを有するCMOSインバータ回路と、 FETデバイスと並列に接続され、かつ、出力ノードに
    接続された少なくとも1つのFETデバイスと、 電圧の最大値の範囲内における最大電圧値及び選ばれた
    少なくとも1つの電圧値の間の差異を示す少なくとも1
    つの信号を発生するための制御手段と、 制御手段及び少なくとも1つのFETデバイスとを相互
    接続する少なくとも1つのスイツチ手段であつて、若
    し、上記少なくとも1つの制御信号が第1の状態にあれ
    ば、少なくとも1つの上記FETデバイスを付勢し、若
    し、上記少なくとも1つの制御信号が第2の状態にあれ
    ば、少なくとも1つの上記FETデバイスを滅勢する制
    御信号に応答する少なくとも1つのスイツチ手段とから
    なるCMOSレシーバ入力インフーフエース回路。
  10. 【請求項10】 電圧の最大範囲はCMOSインバータ
    回路の最大閾値の拡がりを含む請求項9に記載のCMO
    Sレシーバ入力インフーフエース回路。
  11. 【請求項11】 上記選ばれた少なくとも1つの電圧値
    はCMOSインバータの最大閾値の拡がりと比例する値
    を含む請求項10に記載のCMOSレシーバ入力インフ
    ーフエース回路。
  12. 【請求項12】 最大閾値の拡がりは約800ミリボル
    トである請求項10に記載のCMOSレシーバ入力イン
    フーフエース回路。
  13. 【請求項13】 上記選ばれた少なくとも1つの電圧値
    は100ミリボルトであることを特徴とする請求項11
    に記載のCMOSレシーバ入力インフーフエース回路。
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