JP3749556B2 - カップ味噌の包装方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、カップ味噌の搬送方法を改善して装置の全長を従来装置の半分に短縮できるとともに、包装能力を大きくしたときにトップシール紙がカップに対して位置ずれすることを回避できる,カップ味噌の包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のカップ味噌の包装方法は、図3(a) に示すように、プラスチック製のカップ1に充填された味噌Mの盛り上がりを平らに均してから、パーチメント紙2を載せ、その上に脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋(三菱瓦斯化学株式会社製:登録商標:エージレス)3を載せ、次にカップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せて溶着し、続いてプラスチック製のキャップ5を強制被着するものである。
次に、従来のカップ味噌の包装方法を装置と関連して説明する。
図3(b) に示すように、エンドレスチェーン6に一定ピッチで取り付けられた枠形のフランジ受け7,7,・・・をレール8上を摺動させ、味噌が充填されたプラスチック製のカップ1をフランジ受け7に上から通してカップ1の上端のフランジ部1aをフランジ受け7で受けて配列ピッチで間欠送りし、次の間欠移送位置で押圧板押し付け装置9によりカップに充填した味噌の盛り上がりを平らに均し、次の間欠移送位置でパーチメント紙供給装置10によりパーチメント紙2を載せ、次の間欠移送位置で偏平包装袋供給装置11により偏平包装袋3を載せ、次の間欠移送位置でトップシール紙供給装置12によりカップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せ、次の間欠移送位置でトップシール装置13によりトップシール紙4をカップ1の上端のフランジ部1aに溶着し、次の間欠移送位置でキャップ被着装置14によりカップ1の上端のフランジ部1aにプラスチック製のキャップ5を強制被着する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のカップ味噌の包装方法は、カップの搬送方法として、エンドレスチェーン6に一定ピッチで40個前後の枠形のフランジ受け7,7,・・・が取り付けられ、包装工程に対応した移送領域では枠形のフランジ受け7,7,・・・をレール8上を摺動させる方法を採用しており、装置全長が4メートル前後になり、極めて大きな装置となっており、装置の小型化が要望されている。
また包装能力を高くしようとすると、カップの間欠移動の開始時及び停止時にカップ1の上端のフランジ部1aの上に載せたトップシール紙4にイナーシャが作用してトップシール紙4が位置ずれするので、包装能力を高くすることができなかった。
また、包装終了後の取扱においてカップ味噌を傾斜させたり、逆さにすると、偏平包装袋3の四隅の鋭利な角部でパーチメント紙2やトップシール紙4に傷が付くことがあり、些細なことであるが、クレームとなっている。
【0004】
本発明の目的は、上述した点に鑑み案出したもので、カップ味噌の搬送方法を改善して装置の全長を従来装置の半分に短縮することができるカップ味噌の包装方法を提供することであり、好ましくは、包装能力を大きくしたときにトップシール紙がカップに対して位置ずれすることを回避でき、また好ましくは、還元鉄粉の扁平包装袋を、トップシール紙の上側からの操作でトップシール紙の下面に溶着させることができ、偏平包装袋がずれないようにして偏平包装袋の四隅の鋭利な角部でパーチメント紙やトップシール紙に傷が付くことがない、カップ味噌の包装方法を提供することである
【0005】
この発明は、上流側の一つの間欠停止位置でカップに充填された味噌の盛り上がり押して平らに均し、次の間欠移送位置でパーチメント紙を前記味噌上に載せ、次の間欠移送位置で脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋を前記パーチメント紙上に載せ、次の間欠移送位置で前記カップの上端のフランジ部の上にトップシール紙を載せ、次の間欠移送位置で前記トップシール紙を前記カップの上端の前記フランジ部に全周溶着し、次の間欠移送位置でキャップを前記カップの上端の前記フランジ部に強制被着するカップ味噌の包装方法において、前記味噌の上面を平らに均す工程から前記トップシール紙を載せる工程までにおける前記カップの搬送は、前記味噌が充填されたプラスチック製の所要数の前記カップを、テーブル上に載置された状態で、上流側へ移動した位置で前記カップの移送方向後面に当接して下流側へ一定ピッチだけ移動しその後前記カップの移送方向後面から離れて上流側へ復帰するカップ送り可動部材により行う間欠直線移送であり、前記トップシール紙を載せる工程の次以降の工程における前記カップの搬送は、前記カップ送り可動部材により移送されてくる前記カップを、間欠回転するターンテーブルの周縁部にテーブル中心に関して等分配置に開設した開口に合わせてそれぞれ取り付けた枠形のフランジ受けに載るように次々に受け取って、前記ターンテーブルを間欠回転することにより行う間欠円弧移送であり、前記トップシール紙を前記カップの上端の前記フランジ部に全周溶着するときに、前記トップシール紙の上から磁気吸引により前記偏平包装袋を前記トップシール紙の下面に密着させ、且つ前記トップシール紙の上面からの溶着作用によって前記偏平包装袋を前記トップシール紙に溶着することを特徴としている。
このカップ味噌の包装方法において、前記トップシール紙を載せるときに、前記トップシール紙を前記カップの上端の前記フランジ部にポイントシールすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るカップ味噌の包装方法を図1(a),(b) 及び図2を参照して説明する。
この実施の形態に係るカップ味噌の包装方法は、
図1(a) に示すように、プラスチック製のカップ1に充填された味噌Mの盛り上がりを平らに均してから、パーチメント紙2を載せ、その上に脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋3を載せ、次にカップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せて一か所を溶着し、次にフランジ部1aにトップシール紙4を全周溶着しかつ偏平包装袋3をトップシール紙4の内面に溶着し、続いてプラスチック製のキャップ5を強制被着するものである。
【0007】
以下、図1(b) 及び図2を参照して装置と関連させて説明する。
本発明の実施の形態に係るカップ味噌の包装方法は、間欠直線移送と間欠円弧移送の組み合わせであり、ベルトコンベア21で移送されてくる味噌Mを充填されたプラスチック製のカップ1について、味噌Mの上面を平らに均す工程からパーチメント紙2を載せ次の工程へ移送するまでの搬送は、上流側へ移動した位置でカップ1の移送方向後面に当接して下流側へ一定ピッチだけ移動しその後カップ1の移送方向後面から離れて上流側へ復帰する一対のカップ送り可動部材15,15により、テーブル16へ間欠直線移送するものであり、トップシール紙4を載せる工程の次以降の工程におけるカップ1の搬送は、前記カップ送り可動部材15,15により移送されてくるカップ1を、図示しないサーボモータにより60度毎に間欠回転するターンテーブル17の周縁部にテーブル中心に関して六等分配置に開設した開口に合わせてそれぞれ取り付けた枠形のフランジ受け18,18,・・・に載るように次々に受け取って間欠移送し、270度回動移送したら図示しないベルトコンベアへ移送するものである。
【0008】
一対のカップ送り可動部材15,15は、一定ピッチずつ離れた五個のカップ1,1,・・・の上端のフランジ部1aの下側を弛く挟持できる五対の湾部15a,15a,・・・を有する長尺な帯板製であり、それぞれブラケット27を介して横方向シリンダ28に連結されかつ横方向シリンダ28が縦方向シリンダ29のスライドステージに固定されていることにより、前記ベルトコンベア21上を移送されてきてエアシリンダ22,22により開閉されるストッパ23,23により味噌が充填されたカップ1を停止しかつセンサ24で検知すると、図1(b) の実線で示す上流側へ移動した位置で開いた状態から横方向シリンダ28が伸長作動することにより間隔を狭め、次いでロッドレスシリンダ29がスライドステージを下流側へ移動するように作動することにより、下流側へ一定ピッチだけ移動し、次いで横方向シリンダ28が縮小作動することにより間隔を開いて、さらに再びロッドレスシリンダ29が反対作動することにより上流側へ復帰するといういわゆる一対の対称なロコモーション動作を行うようになっており、ベルトコンベア21で次々に移送されてくる味噌が充填されたカップ1を直線的に一定ピッチで間欠移送する。
【0009】
そして、一対のカップ送り可動部材15,15が上流側へ移動した位置で開いた状態停止しているときに、ベルトコンベア21上のカップ1に充填された味噌Mの盛り上がりを平らに均し、テーブル16の最上流側の間欠停止位置のカップ1に充填された味噌Mの上にパーチメント紙2を載せ、その次の下流側の間欠停止位置で脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋3を載せ、さらにその次の下流側の間欠停止位置でカップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せて一か所を溶着する。
【0010】
カップ1に充填された味噌Mの盛り上がりを平らに均す工程は、最も上流側の間欠停止位置の上方に装備されたエアシリンダ9aと押圧板9bとからなる押圧板押し付け装置9により行うものであり、押圧板9bを下降しカップ1に充填した味噌の盛り上がりに押し付けて平らに均し押圧板9bを上昇する。
【0011】
パーチメント紙2を載せる工程は、次の間欠停止位置の上方に装備されているパーチメント紙供給装置10、例えばバキュウムパッド10aを回動アクチュエータ10bにより上向きにしてから直動アクチュエータ10cで上動させることにより、バキュウムパッド10aを、上方に積み重ねストックしたパーチメント紙2の中、一番下のパーチメント紙2に当接し吸引保持し直動アクチュエータ10cを反対方向に作動して該吸引保持したパーチメント紙2を引き離し、回動アクチュエータ10bを反転作動してバキュウムパッド10aを下向きにして該吸引保持したパーチメント紙2を下方のカップ1に対向させ、直動アクチュエータ10cを引き続き反対方向に作動してパーチメント紙2をカップ1に充填された味噌Mに近接する高さまで下降し、バキュウムパッド10aの負圧吸引を解いて、パーチメント紙2をカップ1に充填された味噌Mに載せる。
好ましくは、パーチメント紙2を載せる工程においても、第二押圧板10dを備えていてかつ第二押圧板10dに穿設した小孔に通されたプラスチック製ベロ−ズ管の先端のバキュウムパッド10aが第二押圧板10dの下面より突出していて、第二押圧板10dがパーチメント紙2をカップ1に充填された味噌Mに押し付けるまで下降しバキュウムパッド10aがプラスチック製ベロ−ズ管の縮みにより第二押圧板10dの下面に一致するまで引っ込むことにより、カップ1に充填された味噌Mの盛り上がりを平らに均すことが望ましい。
【0012】
偏平包装袋3を載せる工程は、次の間欠停止位置の上方に装備されている偏平包装袋供給装置11により偏平包装袋3を載せる。偏平包装袋供給装置11は、バキュウムパッド11aと回動アクチュエータ11bと直動アクチュエータ11cとからなり、構成作用が上記パーチメント紙供給装置10と略同一である。
【0013】
トップシール紙4を載せる工程は、次の間欠停止位置の上方に装備されているトップシール紙供給装置12によりカップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せ、かつポイントシール装置19によりトップシール紙4をカップ1の上端のフランジ部1aにポイントシールする。トップシール紙供給装置12は、バキュウムパッド12aと回動アクチュエータ12bと直動アクチュエータ12cとからなり、構成作用が上記パーチメント紙供給装置10と略同一である。ポイントシールは、ヒーター19aをトップシール紙4に当てるとともに、アンビル19bで下側から受けることにより、カップ1が転倒しないようにして、トップシール紙4の下面の熱可溶性のフィルムをフランジ部1aへ溶着する。
トップシール紙4をカップ1の上端のフランジ部1aにポイントシールするのは、包装能力を高める関係上、トップシール紙4を載せた位置で全周溶着しないでトップシール紙4を載せ工程とトップシール紙4をフランジ部1aに全周溶着する工程とを別位置にて行うため、移送に際してトップシール紙4がカップ1に対して位置ずれする惧れを回避するためであり、これにより、包装能力を大きくしても、信頼性を確保できるようにするためである。
【0014】
ターンテーブル17は図示しないサーボモータにより60度毎に間欠回転される。ターンテーブル17の周縁部には、テーブル中心の回りに60度毎に矩形な開口が開設され、各開口に合わせてそれぞれ枠形のフランジ受け18,18,・・・が取り付けられている。
カップ送り可動部材15,15により挟持され移送されてくるトップシール紙4を載せかつポイントシールされたカップ1の受け取りは、ロッドレスシリンダ装置30によりカップ送り可動部材15に対応して間欠停止するフランジ受け18を通して下方挿通状態に上昇するロッド31の上端のカップ受取り板20がカップ1に近接すると、カップ送り可動部材15,15が開くことにより、カップ受取り板20上に受け取り、さらにロッド31を下降してカップ1の上端のフランジ部1aをフランジ受け18が嵌合載置状態に下側から支持するように受け取る。なお、この工程の受取りは、別途にカップを挟持できるハンドリング装置を備えて行っても良い。
【0015】
フランジ受け18が受け取ったカップ1をターンテーブル17が二回間欠回転してカップ1が間欠送りされた位置(カップ送り可動部材15,15からフランジ受け18が受け取ったカップ1を120度間欠円弧移送した位置)で、トップシール装置13によりトップシール紙4をカップ1の上端のフランジ部1aに全周溶着する。
このとき、トップシール装置13のヒータ13aをカップ1の上端のフランジ部1aを押圧できるリング形状にして、その内側に第二のポイントシール装置20と、電磁石33を備えておいて励磁して前記の脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋3を吸引してトップシール紙4に密着させ、第二のポイントシール装置20(図1(b) ではヒータを電磁石33にモールドしてある)により偏平包装袋3をトップシール紙4に溶着することが、偏平包装袋がずれないようにして偏平包装袋3の四隅の鋭利な角部でパーチメント紙やトップシール紙に傷が付くことを回避できるので望ましい。
【0016】
続いて、ターンテーブル17が一回間欠回転してカップ1が間欠送りされた位置(カップ送り可動部材15,15からフランジ受け18が受け取ったカップ1を180度間欠円弧移送した位置)で、シール部冷却用押圧板24をカップ1の上端のフランジ部1aに上から押し付けてトップシール紙4のカップ1の上端のフランジ部1aへの溶着を完全になさしめる。
【0017】
続いて、ターンテーブル17が一回間欠回転してカップ1が間欠送りされた位置(カップ送り可動部材15,15からフランジ受け18が受け取ったカップ1を240度間欠円弧移送した位置)で、キャップ被着装置14によりキャップ5を強制被着する。キャップ被着装置14は、バキュームパッド14aとキャップ押圧板14bと回動アクチュエータ14cと直動アクチュエータ14dを有してなり、バキュームパッド14aの動作は、前記パーチメント紙供給装置10のバキュームパッド10aの同一である。
【0018】
続いて、ターンテーブル17が一回間欠回転してカップ1が間欠送りされた位置(カップ送り可動部材15,15からフランジ受け18が受け取ったカップ1を270度間欠円弧移送した位置)で、カップ1を持ち上げ板25により持ち上げら、さらにハンドリング装置26により図示しないベルトコンベア上に移送する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のカップ味噌の包装方法によれば、味噌の盛り上がりを平らに均しパーチメント紙と偏平包装袋を載せ、トップシール紙を貼着し、キャップを被着するカップ味噌の包装方法であって、カップの搬送方法を改善して装置の全長を従来装置の半分に短縮でき、省スペースが図れる。同時に、トップシール紙の上からの磁気吸引によって偏平包装袋をトップシール紙の下面に密着させ、その状態でトップシール紙の上面からの操作で偏平包装袋をトップシール紙の下面に溶着させているので、磁気吸引と溶着工程を従来の製造ラインの工程に容易に組み込んで、トップシール紙とパーチメント紙との間に置かれている偏平包装袋をトップシール紙に溶着させることができ、その結果、包装終了後の取扱において偏平包装袋がずれることなく、偏平包装袋の四隅の鋭利な角部でパーチメント紙やトップシール紙を傷付けることを回避することができる。また、トップシール紙を載せるときにポイントシールにてトップシール紙を止着するときには、包装能力を高める関係上、トップシール紙を載せた位置で全周溶着しないでトップシール紙を載せる工程とトップシール紙をフランジ部に全周溶着する工程とを別位置にて行っていても、両工程間での移送に際してトップシール紙がカップに対して位置ずれを生じる惧れが回避でき、これにより、包装能力を大きくしても、信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) は本発明に係るカップ味噌の包装構造を説明するための断面図、(b) は本発明に係るカップ味噌の包装方法を説明するための基本的な工程図。
【図2】本発明の実施の形態に係るカップ味噌の包装方法を採用したカップ味噌の包装装置の概略全体斜視図。
【図3】 (a) は従来のカップ味噌の包装構造を説明するための断面図、(b) は従来のカップ味噌の包装方法を説明するための基本的な工程図。
【符号の説明】
M ・・・味噌
1 ・・・カップ
1a ・・・フランジ部
2 ・・・パーチメント紙
3 ・・・脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋
4 ・・・トップシール紙
5 ・・・キャップ
9 ・・・押圧板押し付け装置
9a ・・・押圧板
10 ・・・パーチメント紙供給装置
11 ・・・偏平包装袋供給装置
12 ・・・トップシール紙供給装置
15 ・・・カップ送り可動部材
16 ・・・テーブル
17 ・・・ターンテーブル
18 ・・・フランジ受け
19 ・・・ポイントシール装置
20 ・・・第二のポイントシール装置

Claims (2)

  1. 上流側の一つの間欠停止位置でカップ1に充填された味噌の盛り上がりを押して平らに均し、次の間欠移送位置でパーチメント紙2を前記味噌上に載せ、次の間欠移送位置で脱酸素剤である還元鉄粉の偏平包装袋3を前記パーチメント紙2上に載せ、次の間欠移送位置で前記カップ1の上端のフランジ部1aの上にトップシール紙4を載せ、次の間欠移送位置で前記トップシール紙4を前記カップ1の上端の前記フランジ部1aに全周溶着し、次の間欠移送位置でキャップ5を前記カップ1の上端の前記フランジ部1aに強制被着するカップ味噌の包装方法において、
    前記味噌Mの上面を平らに均す工程から前記トップシール紙4を載せる工程までにおける前記カップ1の搬送は、前記味噌が充填されたプラスチック製の所要数の前記カップ1,1,・・・を、テーブル16上に載置された状態で、上流側へ移動した位置で前記カップ1の移送方向後面に当接して下流側へ一定ピッチだけ移動しその後前記カップ1の移送方向後面から離れて上流側へ復帰するカップ送り可動部材15により行う間欠直線移送であり、
    前記トップシール紙4を載せる工程の次以降の工程における前記カップ1の搬送は、前記カップ送り可動部材15により移送されてくる前記カップ1を、間欠回転するターンテーブル17の周縁部にテーブル中心に関して等分配置に開設した開口に合わせてそれぞれ取り付けた枠形のフランジ受け18,18,・・・に載るように次々に受け取って、前記ターンテーブル17を間欠回転することにより行う間欠円弧移送であり、
    前記トップシール紙4を前記カップ1の上端の前記フランジ部1aに全周溶着するときに、前記トップシール紙4の上から磁気吸引により前記偏平包装袋3を前記トップシール紙4の下面に密着させ、且つ前記トップシール紙4の上面からの溶着作用によって前記偏平包装袋3を前記トップシール紙4に溶着することを特徴とするカップ味噌の包装方法。
  2. 前記トップシール紙4を載せるときに、前記トップシール紙4を前記カップ1の上端の前記フランジ部1aにポイントシールすることを特徴とする請求項1に記載のカップ味噌の包装方法。
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