JP3744491B2 - 建築板及びその製造方法 - Google Patents

建築板及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,建築物の外壁として施工する建築板であって,特に凹凸模様を形成した意匠表面に塗装を行って形成した建築板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,建築物の外壁として施工するために量産される建築板においては,単調な仕上り感を避けるために,建築板の意匠表面の凹凸模様,この意匠表面の塗装の仕方等の工夫がなされている。そして,例えば,特許文献1,2に示すように,上記意匠表面が,自然な外観や,立体的な外観を呈するように努力がなされている。
【0003】
特許文献1においては,建築板の意匠表面に,平坦部分とこの平坦部分より陥没形成した模様凹部とを有しており,上記平坦凸部と上記模様凹部との色調を異ならせることにより,意匠表面が自然な外観を呈する建築板を形成している。
また,特許文献2においては,建築板の意匠表面に凹凸模様を形成し,この凹凸模様における凸部と凹部との色彩を異ならせることにより,意匠表面が立体的な外観を呈する建築板を形成している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−310485号公報
【特許文献2】
特開平10−317631号公報
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記特許文献1の建築板においては,上記意匠表面に表現する色調の違いは,上記平坦部分における模様凹部の陥没に対応して形成されたものである。すなわち,この色調の違いは,上記模様凹部の意匠表面突出高さが,上記平坦部分よりも低いことにより形成されたものである。
【0006】
また,上記特許文献2の建築板においては,上記意匠表面に表現する色彩の違いは,上記凹凸模様における凸部の突出に対応して形成されたものである。すなわち,この色彩の違いは,上記凸部の意匠表面突出高さが,上記凹部よりも高いことにより形成されたものである。
そのため,上記従来の建築板における色調又は色彩の変化は,あくまでも建築板の意匠表面における各部の突出高さの高低の変化を受けて形成されてものである。そのため,建築板の意匠表面に,より複雑な意匠外観を形成するためには,一層の工夫が必要とされる。
【0007】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,凹凸模様の凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができ,より複雑な意匠外観を呈することができる建築板及びその製造方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】
第1の発明は,複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
上記複数の凸部は,その頂点部に略平坦面を形成してなる平坦凸部と,その頂点部に尖り端部を形成してなる尖り凸部とを有しており,
上記略平坦面には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていると共に,上記尖り端部には,上記下側塗料層の表面を上記上側塗料層が覆った被覆表面が形成されており,
上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,上記略平坦面及び上記尖り端部のいずれに対しても,掻取り具を接触させ,上記略平坦面に塗布された塗料を掻き取ることにより形成したものであることを特徴とする建築板にある(請求項1)。
【0009】
本発明の建築板においては,上記原板の意匠表面に形成された凹凸模様における複数の凸部は,上記平坦凸部又は上記尖り凸部として形成されている。そして,これらの凸部の意匠表面突出高さは,上記凹凸模様における凹部よりも高くなっている。
そして,上記原板の意匠表面に上記下側塗料層及び上側塗料層を順次設けて建築板としたときには,上記平坦凸部の略平坦面には,上記露出表面が形成されており,上記尖り凸部の尖り端部には,上記被覆表面が形成されている。
【0010】
すなわち,本発明の建築板の意匠表面においては,上記複数の凸部において,上記下側塗料層による色外観を呈する露出表面と,上記上側塗料層による色外観を呈する被覆表面とが混在する。そのため,上記建築板の意匠表面は,従来のように各部(凹凸)の突出高さの高低の違いにより異なる色彩又は色調等の色外観を呈するのではなく,上記凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。
それ故,上記建築板は,従来の建築板に比べて,より複雑な意匠外観を呈することができる。
【0011】
第2の発明は,凹凸模様を設けた意匠表面を有し,上記凹凸模様における複数の凸部は,その頂点部に略平坦面を形成してなる平坦凸部と,その頂点部に尖り端部を形成してなる尖り凸部とを有する原板を準備する準備工程と,
上記原板の意匠表面に第1塗料を塗布し乾燥して,該意匠表面に下側塗料層を形成する下側塗料層形成工程と,
上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布しこれが乾燥する前に,上記略平坦面及び上記尖り端部に掻取り具を当接させて,上記略平坦面には,上記下側塗料層が露出した露出表面を形成すると共に,上記尖り端部には,上記下側塗料層の表面を上記第2塗料による上側塗料層が覆った被覆表面を形成する上側塗料層形成工程とを行うことを特徴とする建築板の製造方法にある(請求項)。
【0012】
本発明の製造方法においては,上記準備工程,上記下側塗料層形成工程,及び上側塗料層形成工程を行って,下記優れた作用効果を有する建築板を製造する。すなわち,上記準備工程において,意匠表面に上記平坦凸部及び尖り凸部を形成してなる原板を準備し,上記下側塗料層形成工程において,上記原板の意匠表面に上記下側塗料層を形成する。
【0013】
そして,上記上側塗料層形成工程においては,上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布しこれが乾燥する前に上記掻取り具を当接させ,上記略平坦面に上記露出表面を形成し,上記尖り端部に上記被覆表面を形成する。このように上記各工程を行うことにより,上記凸部において異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる建築板を容易に製造することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1,第2の発明において,上記平坦凸部とは,その頂点部の断面形状が2つの鈍角を有して形成されるものをいう。そして,上記略平坦面は,この2つの鈍角の間に形成された部分のことをいう。また,この略平坦面とは,ほぼ平坦な平坦面のことだけをいうのではなく,円弧状の面,波状の面等も含めた面のことをいう(図5(a)〜(c)参照)。
また,平坦凸部は,その断面形状が2つの側壁面と,1mm以上の幅を有する略平坦面とにより形成されていることが好ましい。なお,略平坦面の幅の上限値は製造する建築板の凹凸模様によって異なるが,一般的には15mm以下となる。
【0015】
また,上記尖り凸部とは,その頂点部の断面形状が1つの鋭角を有して形成されるものをいう。そして,上記尖り端部は,この1つの鋭角によって形成された端部のことをいう。また,この尖り端部とは,ほぼ完全な尖り端部のことだけをいうのではなく,円弧状の端部,波状の端部等も含めた端部のことをいう(図6(a)〜(c)参照)。
【0016】
また,上記建築板としては,例えば,量産を行う無機質建築板がある。また,無機質建築板としては,例えば,窯業系建築板がある。
また,上記平坦凸部及び上記尖り凸部は,上記原板の意匠表面において,多数形成されていることが好ましい。これにより,上記建築板の意匠表面に,複雑な意匠外観を容易に形成することができる。
【0017】
また,上記露出平面は,上記略平坦面の全体に形成されていてもよく,上記略平坦面の一部に形成されていてもよい。
また,上記露出表面は,多数の平坦凸部のうちの一部の平坦凸部の略平坦面に形成されていてもよい。この場合でも,上記露出平面は,上記一部の平坦凸部の略平坦面の全体に形成されていてもよく,上記略平坦面の一部に形成されていてもよい。
【0018】
また,上記下側塗料層としては,例えば,上記原板の表面に塗布するシーラー層,又はこのシーラー層の表面に塗布する下塗り層とすることができる。
また,上記上側塗料層としては,例えば,上記シーラー層の表面に塗布する塗料層,又は上記下塗り層の表面に塗布する中塗り層がある。
【0019】
また,上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,該塗料を除去することにより形成したものであることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記下側塗料層を設けた上記複数の凸部の全体に,上記上側塗料層となる塗料を一括して塗布した後,上記平坦凸部の略平坦面に塗布した塗料を除去して上記露出表面を形成することができる。そのため,上記異なる色彩又は色調等の色外観を上記複数の凸部に有する建築板を容易に形成することができる。
【0020】
また,上記のごとく,上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,上記略平坦面及び上記尖り端部のいずれに対しても,掻取り具を接触させ,上記略平坦面に塗布された塗料を掻き取ることにより形成したものである
【0021】
上記第1の発明において,上記下側塗料層を設けた上記複数の凸部の全体に,上記上側塗料層となる塗料を一括して塗布した後,上記複数の凸部における各頂点部の全体,すなわち上記平坦凸部の略平坦面及び尖り凸部の尖り端部のいずれに対しても上記掻取り具を接触させる。そして,上記略平坦面に塗布された塗料を上記掻取り具に付着させて掻き取ることにより,上記露出表面を形成することができる。
【0022】
一方で,上記尖り端部に塗布された塗料は,上記掻取り具に接触しながらも,この掻取り具に掻き取られることなく(付着することなく),上記被覆表面を形成することができる。
これにより,上記異なる色彩又は色調等の色外観を上記複数の凸部に有する建築板を一層容易に形成することができる。
【0023】
このように,上記略平坦面及び尖り端部のいずれに対しても,上記掻取り具を接触させても,上記露出表面及び被覆表面をそれそれ形成することができる理由としては,例えば,以下のように考えられる。
すなわち,上記露出表面を形成できる理由としては,上記略平坦面においては,上記掻取り具との接触面積が上記尖り端部に比べて大きいため,略平坦面に塗布された塗料が尖り端部に塗布された塗料に比べて多く掻取り具に付着して掻き取られるためであると考えられる。
【0024】
また,上記尖り端部に被覆表面を形成できる理由としては,上記尖り端部においては,塗料の粘性又は糸引性(糸を引く性質)により,掻取り具が尖り端部より離れる際に,尖り端部に塗布された塗料が,掻取り具に掻き取られることなく(付着することなく),尖り端部へと引っ張られて,この尖り端部に残存するためであると考えられる。なお,上記粘性又は糸引性による塗料の残存は,上記略平坦面においても生じることがある。
【0025】
また,上記平坦凸部の略平坦面と,上記尖り凸部の尖り端部とは,略同一高さに形成してあることが好ましい(請求項)。
この場合には,上記平坦凸部と尖り凸部との意匠表面突出高さに意図的に差をつける必要がなく,上記建築板の意匠表面における凹凸模様の形成が容易である。そして,この場合には,例えば,上記掻取り具を用いて上記露出表面及び被覆表面を形成する際には,上記略平坦面及び尖り端部のいずれ対しても,この掻取り具を当接させて,容易にこれらを形成することができる。そのため,上記異なる色彩又は色調等の色外観を上記複数の凸部に有する建築板を一層容易に形成することができる。
【0026】
なお,上記平坦凸部の略平坦面及び上記尖り凸部の尖り端部の高さとは,各凸部同士の間に形成された凹部からの高さのことをいう。
また,この場合においては,上記建築板の裏面から上記平坦凸部の略平坦面までの厚みと,上記建築板の裏面から上記尖り凸部の尖り端部までの厚みとが略同一であることが好ましい。
【0027】
また,上記平坦凸部及び上記尖り凸部は長尺状に形成されており,これらの各頂点部に,上記略平坦面及び上記尖り端部は長尺状に形成されていることが好ましい(請求項)。
この場合には,上記露出表面及び被覆表面を,上記長尺状の略平坦面及び尖り端部に形成することができる。そのため,上記異なる色彩又は色調等の色外観を,上記複数の長尺状の凸部に有する建築板を形成することができる。
【0028】
また,上記意匠表面における凹凸模様は,木目調を形成していることが好ましい(請求項)。
この場合には,上記略平坦面における露出表面と,上記尖り端部における被覆表面とを,上記木目調を形成した凹凸模様における多数の凸部に形成することができる。そのため,木材板のような自然で複雑な外観を呈する建築板を形成することができる。
【0029】
また,上記建築板の意匠表面には,その最表面にクリアー塗料層が設けてあることが好ましい(請求項)。
この場合には,上記露出表面及び上記被覆表面を形成した建築板の意匠表面を,上記クリアー塗料層により保護することができ,建築板の耐候性等を向上させることができる。
【0030】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の建築板及びその製造方法にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例の建築板1は,図1に示すごとく,多数の凸部21,22を形成してなる凹凸模様203を有する原板2の意匠表面201に,下側塗料層3としてのシーラー層,上側塗料層4としての塗料層を順次設けてなるものである。
上記多数の凸部21,22は,各頂点部210に略平坦面211を形成してなる多数の平坦凸部21と,各頂点部220に尖り端部221を形成してなる多数の尖り凸部22とよりなる。そして,いずれかの平坦凸部21の略平坦面211には,上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成されている。また,上記多数の尖り凸部22の尖り端部221には,上記下側塗料層3の表面を上記上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成されている。
【0031】
以下に,これを詳説する。
図5に示すごとく,上記平坦凸部21は,その頂点部210の断面形状が2つの鈍角θ1を有して形成されるものである。そして,この2つの鈍角θ1の間に形成された面が上記略平坦面211である。また,この略平坦面211には,平坦な平坦面(図5(a)参照),円弧状の面(図5(b)参照),波状の面(図5(c)参照)等がある。
【0032】
また,図6に示すごとく,上記尖り凸部22は,その頂点部220の断面形状が1つの鋭角θ2を有して形成されるものである。そして,この1つの鋭角θ2によって形成された端部が上記尖り端部221である。この尖り端部221には,ほぼ完全な尖り端部221(図6(a)参照),円弧状の端部(図6(b)参照),波状の端部(図6(c)参照)等がある。
【0033】
本例における建築板1は,量産可能な窯業系建築板1である。
そして,図1に示すごとく,本例の建築板1においては,上記露出表面101は,上記多数の平坦凸部21のうちの一部の平坦凸部21の略平坦面211に形成されており,上記被覆表面102は,上記多数の尖り凸部22の尖り端部221のほぼすべてに形成されている。
また,上記被覆表面102は,上記意匠表面201において,上記露出表面101を形成した略平坦面211以外のすべての部分に形成されている。すなわち,上記被覆表面102は,上記被覆表面102を形成した略平坦面211以外の平坦凸部21の部分,上記一部の平坦凸部21以外の残りの平坦凸部21,上記尖り凸部22及び各凸部21,22同士の間に形成された多数の凹部23に形成されている。
【0034】
以下に,上記各凸部21,22において露出表面101及び被覆表面102を有する建築板1を製造する方法につき説明する。
本例の建築板1の製造方法においては,以下の準備工程,下側塗料層形成工程,上側塗料層形成工程及びクリアー層形成工程を行って,上記建築板1を製造する。
すなわち,図3に示すごとく,上記準備工程においては,凹凸模様203を設けた意匠表面201を有し,上記凹凸模様203における複数の凸部21,22は,その頂点部210に略平坦面211を形成してなる平坦凸部21と,その頂点部220に尖り端部221を形成してなる尖り凸部22とを有する原板2を準備する。
【0035】
本例の原板2は,セメント質原料(セメント,ケイ酸原料等)に,木質原料(木繊維,木チップ等),添加剤及び水等を混合して混合原料とし,これを成形型の成形板上に散布して成形(フォーミング)したセメント系原板2である。
そして,このセメント系原板2の意匠表面201には,多数の上記平坦凸部21及び尖り凸部22が形成されている。また,このセメント系原板2の意匠表面201は,上記平坦凸部21及び尖り凸部22の全体の意匠表面突出高さHが,ほぼ同一の高さになるよう形成した。
なお,意匠表面突出高さHとは,図3に示すごとく,上記セメント系原板2の裏面202から各凸部21,22の各頂点部210,220までの高さ(厚み)Hのことをいう。
【0036】
図4に示すごとく,上記セメント系原板2においては,上記平坦凸部21及び尖り凸部22の多くは,長尺状に形成されており,残りの平坦凸部21及び尖り凸部22は,上記意匠表面201の面方向に広がる山状又は波状等の不規則な形状を有して形成されている。そして,上記長尺状の平坦凸部21及び尖り凸部22の各頂点部210,220には,上記略平坦面211及び上記尖り端部221が長尺状に形成されている。また,上記不規則な形状の平坦凸部21及び尖り凸部22の各頂点部210,220には,上記略平坦面211及び上記尖り端部221が上記不規則な形状に形成されている。
【0037】
また,図5,図6に示すごとく,上記長尺状の平坦凸部21及び尖り凸部22は,これらの長尺方向に直交する横断面方向における根元(凹部23と交わる位置)の幅W1が,一定ではなく,実際の木材のようにばらつきを有して変化している。
また,図5に示すごとく,本例では,上記長尺状の平坦凸部21の略平坦面211は,その断面形状における幅W2が1〜15mmに形成されている。
【0038】
そして,図4に示すごとく,本例のセメント系原板2の意匠表面201における凹凸模様203は,上記長尺状の平坦凸部21及び尖り凸部22と上記不規則な形状を有する平坦凸部21及び尖り凸部22とにより木目調を形成している。そして,主に,上記長尺状の平坦凸部21及び尖り凸部22は,木目調における柾目の部分205を形成しており,上記不規則な形状を有する平坦凸部21及び尖り凸部22は,木目調における板目の部分206を形成している。
【0039】
次いで,図7に示すごとく,上記下側塗料層形成工程においては,上記セメント系原板2の意匠表面201に第1塗料30を塗布し,この第1塗料30を乾燥させる。そして,セメント系原板2の意匠表面201の全体,すなわち,上記平坦凸部21及び尖り凸部22の全体と,上記凹部23の全体に,上記下側塗料層3を形成する。
【0040】
次いで,図8に示すごとく,上記上側塗料層形成工程においては,上記下側塗料層3の表面に第2塗料40を塗布しこの第2塗料40が乾燥する前に,上記略平坦面211及び上記尖り端部221に掻取り具としての掻取りロール51を当接させる。このとき,図9に示すごとく,上記略平坦面211に塗布された第2塗料40は上記掻取りロール51に付着して掻き取られる。
【0041】
そして,図1に示すごとく,この掻取りが行われた略平坦面211に,上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成されると共に,上記尖り端部221に,上記下側塗料層3の表面を上記第2塗料40による上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成される。
その後,上記露出表面101及び被覆表面102を形成したセメント系原板2を乾燥させる。
【0042】
次いで,図示は省略するが,上記クリアー層形成工程においては,上記乾燥させた露出表面101及び被覆表面102に,クリアー塗料層を形成するためのクリアー塗料を塗布して乾燥させる。そして,上記セメント系原板2の意匠表面201の最表面に,耐候性等を向上させるためのクリアー塗料層を形成する。
こうして,上記各凸部21,22において露出表面101及び被覆表面102を有する建築板1を製造することができる。
【0043】
以下に,上記上側塗料層形成工程につき詳説する。
図10に示すごとく,本例の上側塗料層形成工程においては,上記セメント系原板2の意匠表面201に当接して,上記第2塗料40が乾燥する前にこの第2塗料40の一部を掻き取る掻取りロール51と,この掻取りロール51に対向配設すると共に,上記セメント系原板2の裏面202に当接するバックアップロール52とを有する建築板の製造装置5を用いる。
【0044】
本工程においては,上記セメント系原板2の下側塗料層3の表面の全体,すなわち上記凸部21,22の全体と上記凹部23の全体とに形成された下側塗料層3の表面に,上記上側塗料層4を形成するための第2塗料40を一括して塗布する。
そして,図8に示すごとく,この第2塗料40が乾燥する前に,上記セメント系原板2を,上記掻取りロール51とバックアップロール52との間の隙間に搬入させる。そして,掻取りロール51のロール表面510には,上記第2塗料40を塗布したセメント系原板2の意匠表面201が当接し,バックアップロール52のロール表面520には,セメント系原板2の裏面202が当接する。
【0045】
このとき,同図に示すごとく,上記多数の平坦凸部21と多数の尖り凸部22との意匠表面突出高さHは,略同一になるよう形成されているため,上記掻取りロール51のロール表面510は,上記凸部21,22の全体における各頂点部210,220,すなわち上記多数の平坦凸部21の略平坦面211及び上記多数の尖り凸部22の尖り端部221のいずれに対しても接触する。
【0046】
そして,図9に示すごとく,上記多数の平坦凸部21のうちの一部の平坦凸部21の略平坦面211に塗布された第2塗料40は,上記掻取りロール51に付着し,この掻取りロール51によって掻き取られる。そのため,図1に示すごとく,この一部の平坦凸部21の略平坦面211には,上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成される。
このように,上記露出表面101が形成される理由としては,上記平坦凸部21の略平坦面211は,上記掻取りロール51に対して平面状に,比較的広い接触面積で接触するため,この略平坦面211に塗布された第2塗料40が掻き取られ易いということが考えられる。
【0047】
一方で,図9に示すごとく,上記多数の尖り凸部22の尖り端部221に塗布された第2塗料40,及び上記多数の平坦凸部21のうちの残りの平坦凸部21の略平坦面211に塗布された第2塗料40は,上記掻取りロール51に接触しながらも,この掻取りロール51によって掻き取られない。このとき,これらの第2塗料40は,上記各尖り端部221及び上記残りの平坦凸部21の略平坦面211において,上記下側塗料層3の表面に残存し,上記上側塗料層4を形成する。
【0048】
そして,図1に示すごとく,上記尖り端部221及び上記残りの平坦凸部21の略平坦面211には,上記被覆表面102が形成される。
また,本例では,この被覆表面102は,上記セメント系原板2の意匠表面201における多数の凹部23のほとんどにも形成される。
【0049】
このように,上記尖り端部221及び上記残りの平坦凸部21の略平坦面211において被覆表面102が形成される理由としては,これらの各部位に塗布された第2塗料40は,図9に示すごとく,掻取りロール51がこれらの各部位221,211より離れる際に,上記第2塗料40が,その粘性又は糸引性により,上記各部位221,211へと引っ張られて,各部位221,211に残存するためであると考えられる。
【0050】
以下に,上記製造方法により製造した建築板1の作用効果につき説明する。
図1に示したように,本例の建築板1においては,意匠表面201に形成された凹凸模様203における多数の凸部21,22は,上記多数の平坦凸部21又は上記多数の尖り凸部22として形成されている。そして,これらの凸部21,22の意匠表面突出高さH(図3参照)は,上記凹凸模様203における各凹部23よりも高くなっている。
そして,上記一部の平坦凸部21の略平坦面211には,上記露出表面101が形成されており,それ以外の建築板1の意匠表面201における部分,すなわち上記残りの平坦凸部21,上記尖り凸部22及び上記凹部23等には,上記被覆表面102が形成されている。
【0051】
そして,本例の建築板1の意匠表面201においては,上記多数の凸部21,22において,上記下側塗料層3による色外観を呈する露出表面101と,上記上側塗料層4による色外観を呈する被覆表面102とが混在する。そのため,上記建築板1の意匠表面201は,従来のように各部(凹凸)の意匠表面突出高さHの高低の違いにより異なる色彩又は色調等の色外観を呈するのではなく,上記凸部21,22だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。
【0052】
また,図2に示したように,本例においては,上記建築板1の意匠表面201に,上記平坦凸部21及び尖り凸部22によって木目調の凹凸模様203を形成した。そして,上記平坦凸部21の略平坦面211において形成した露出表面101により,特に木目調の板目の部分206の外観を表現することができる。そのため,この木目調の形成により,上記建築板1は,あたかも実際の木材より製作した木材板であるかのような自然で複雑な意匠外観を呈することができる。
これにより,例えば,上記建築板1を建築物の外壁として施工した際には,木造建築のような外観を呈することができると共に,実際の木材板のように水分等を吸収することがなく,耐候性に優れた外壁を形成することができる。
【0053】
なお,図2,図4に示すごとく,上記建築板1の意匠表面201には,凹凸模様形成部25と,この凹凸模様形成部25よりも陥没した目地部26とが形成されている。そして,目地部26は,建築板1の長手方向Lに沿って形成された縦目地部261と,これに直交する横目地部262とからなる。
【0054】
また,本例においては,上記下側塗料層3を形成するための第1塗料30には,薄い色あるいは明るい色の塗料を使用し,上記上側塗料層4を形成するための第2塗料40には,第1塗料30よりも濃い色あるいは暗い色の塗料を使用した。そのため,下側塗料層3が露出した露出表面101においては,明るい色外観を表現することができ,下側塗料層3の表面を上側塗料層4が覆った被覆表面102においては,暗い色外観を表現することができる。
【0055】
そして,上記露出表面101は,特に木目調の板目の部分206の凸部21,22及び凹部23に多く形成し,上記被覆表面102は,特に木目調の柾目の部分205の凸部21,22及び凹部23に多く形成した。そのため,上記木目調の意匠外観を有する建築板1においては,板目の部分206が明るい色外観を呈していると共に柾目の部分205が暗い色外観を呈している。
【0056】
また,上記第1塗料30及び第2塗料40には,略同一の色素の濃淡又は明暗を変化させた塗料を用いることができる。そして,上記セメント系原板2の意匠表面201に,これらの塗料30,40の塗装を行う際には,略同一の色素を有する第1塗料30及び第2塗料40を1組とし,この塗料30,40の組を,種々の色素についても準備して使い分けることができる。
【0057】
また,上記第1塗料30及び第2塗料40には,いずれも水系の塗料を用いた。そして,特に上記第2塗料40に水系の塗料を用いたことにより,この第2塗料40が乾燥し難い状態を形成した。これにより,上記セメント系原板2の下側塗料層3の表面に第2塗料40を塗布した後,これが乾燥する前に,上記掻取りロール51によって上記平坦凸部21の略平坦面211より第2塗料40を掻き取ることが容易である。
【0058】
(実施例2)
本例においては,図11に示すごとく,上記複数の凸部21,22同士の間の凹部23においても,上記下側塗料層3が露出する露出表面101を形成した。本例では,凹部23の底面231の一部に,上記露出表面101を形成した。
また,上記凹部23においては,この凹部23の底面231よりもさらに陥没した微細凹部24を形成し,この微細凹部24には上記被覆表面102を形成した。これにより,上記底面231の一部においても,上記微細凹部24による被覆表面102が形成されている。
【0059】
そして,図12に示すごとく,本例においては,上記セメント系原板2の意匠表面201に上記下側塗料層3を形成し,この下側塗料層3の表面に上記上側塗料層4を形成するための第2塗料40を塗布した後において,上記掻取りロール51のロール表面510に,上記第2塗料40が塗布された上記平坦凸部21の略平坦面211及び上記尖り凸部22の尖り端部221が接触する際には,上記第2塗料40が塗布された上記凹部23の底面231の一部も同時に接触する。
【0060】
そして,図13に示すごとく,上記平坦凸部21の略平坦面211に塗布された第2塗料40が上記掻取りロール51に付着して掻き取られると共に,上記凹部23の底面231の一部に塗布された第2塗料40も掻取りロール51に付着して掻き取られる。そのため,図11に示すごとく,平坦凸部21の略平坦面211に上記下側塗料層3が露出した露出表面101が形成されると共に,上記凹部23の底面231の一部にも上記露出表面101が形成される。
このように,上記凹部23の底面231の一部にも露出表面101が形成される理由としては,上記平坦凸部21の略平坦面211に露出表面101が形成される場合とほぼ同様に,掻取りロール51との接触面積が比較的広いためであると考えられる。
【0061】
また,一方で,図13に示すごとく,上記凹部23の底面231における微細凹部24に塗布された第2塗料40は掻き取られずにこの微細凹部24に残存する。そして,図11に示すごとく,この微細凹部24を含め,上記露出表面101を形成した部分以外の部分には,上記下側塗料層3の表面を上記上側塗料層4が覆った被覆表面102が形成される。
【0062】
こうして製造された本例の建築板1は,上記実施例2の建築板1と同様に,上記凸部21,22において異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができるだけでなく,上記凹部23においても,異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができる。さらに,本例では,上記露出表面101を形成した凹部23の底面231においても,上記微細凹部24により微細な色外観の変化を表現することもできる。そのため,本例の建築板1は,一層自然で複雑な意匠外観を呈することができる。
本例においても,その他は上記実施例1と同様であり,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0063】
なお,図14に示すごとく,上記凹部23に上記微細凹部24が形成されていない場合でも,凸部21,22及び凹部23において異なる色外観を呈する自然で複雑な意匠外観の建築板1を製造することもできる。
【0064】
【発明の効果】
上述のごとく,本発明によれば,凹凸模様の凸部だけにおいても異なる色彩又は色調等の色外観を呈することができ,より複雑な意匠外観を呈することができる建築板及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,建築板を示す断面説明図。
【図2】実施例1における,建築板を示す平面図。
【図3】実施例1における,セメント系原板を示す断面説明図。
【図4】実施例1における,セメント系原板を示す平面図。
【図5】実施例1における,セメント系原板の意匠表面における平坦凸部の略平坦面を示す図で,(a)平坦面,(b)円弧状の面,(c)波状の面を示す断面拡大説明図。
【図6】実施例1における,セメント系原板の意匠表面における尖り凸部を示す図で,(a)ほぼ完全な尖り端部,(b)円弧状の端部,(c)波状の端部を示す断面拡大説明図。
【図7】実施例1における,上側塗料層を形成したセメント系原板を示す断面説明図。
【図8】実施例1における,平坦凸部の略平坦面と尖り端部の尖り端部とに掻取りロールのロール表面を当接させた状態を示す断面説明図。
【図9】実施例1における,平坦凸部の略平坦面の第2塗料を掻き取った状態を示す断面説明図。
【図10】実施例1における,建築板の製造装置を示す説明図。
【図11】実施例2における,建築板を示す断面説明図。
【図12】実施例2における,平坦凸部の略平坦面及び尖り端部の尖り端部と凹部とに掻取りロールのロール表面を当接させた状態を示す断面説明図。
【図13】実施例2における,平坦凸部の略平坦面の第2塗料及び凹部の底面の第2塗料を掻き取った状態を示す断面説明図。
【図14】実施例2における,他の建築板を示す断面説明図。
【符号の説明】
1...建築板,
101...露出表面,
102...被覆表面,
2...セメント系原板(原板),
201...意匠表面,
202...裏面,
203...凹凸模様(木目調),
205...柾目の部分,
206...板目の部分,
21...平坦凸部,
210...頂点部,
211...略平坦面,
22...尖り凸部,
220...頂点部,
221...尖り端部,
23...凹部,
3...下側塗料層,
30...第1塗料,
4...上側塗料層,
40...第2塗料,
5...建築板の製造装置,
51...掻取りロール,
52...バックアップロール,

Claims (7)

  1. 複数の凸部を形成してなる凹凸模様を有する原板の意匠表面に,下側塗料層及び上側塗料層を順次設けてなる建築板において,
    上記複数の凸部は,その頂点部に略平坦面を形成してなる平坦凸部と,その頂点部に尖り端部を形成してなる尖り凸部とを有しており,
    上記略平坦面には,上記下側塗料層が露出した露出表面が形成されていると共に,上記尖り端部には,上記下側塗料層の表面を上記上側塗料層が覆った被覆表面が形成されており,
    上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,上記略平坦面及び上記尖り端部のいずれに対しても,掻取り具を接触させ,上記略平坦面に塗布された塗料を掻き取ることにより形成したものであることを特徴とする建築板。
  2. 請求項1において,上記露出表面は,上記下側塗料層の表面に上記上側塗料層を形成するための塗料を塗布した後,該塗料が乾燥する前に,該塗料を除去することにより形成したものであることを特徴とする建築板。
  3. 請求項1又は2において,上記平坦凸部の略平坦面と,上記尖り凸部の尖り端部とは,略同一高さに形成してあることを特徴とする建築板。
  4. 請求項1〜のいずれか一項において,上記平坦凸部及び上記尖り凸部は長尺状に形成されており,これらの各頂点部に,上記略平坦面及び上記尖り端部は長尺状に形成されていることを特徴とする建築板。
  5. 請求項1〜のいずれか一項において,上記意匠表面における凹凸模様は,木目調を形成していることを特徴とする建築板。
  6. 請求項1〜のいずれか一項において,上記建築板の意匠表面には,その最表面にクリアー塗料層が設けてあることを特徴とする建築板。
  7. 凹凸模様を設けた意匠表面を有し,上記凹凸模様における複数の凸部は,その頂点部に略平坦面を形成してなる平坦凸部と,その頂点部に尖り端部を形成してなる尖り凸部とを有する原板を準備する準備工程と,
    上記原板の意匠表面に第1塗料を塗布し乾燥して,該意匠表面に下側塗料層を形成する下側塗料層形成工程と,
    上記下側塗料層の表面に第2塗料を塗布しこれが乾燥する前に,上記略平坦面及び上記尖り端部に掻取り具を当接させて,上記略平坦面には,上記下側塗料層が露出した露出表面を形成すると共に,上記尖り端部には,上記下側塗料層の表面を上記第2塗料による上側塗料層が覆った被覆表面を形成する上側塗料層形成工程とを行うことを特徴とする建築板の製造方法。
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