JP2003236455A - 化粧板のロール2色塗装方法 - Google Patents

化粧板のロール2色塗装方法

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JP2003236455A
JP2003236455A JP2002040115A JP2002040115A JP2003236455A JP 2003236455 A JP2003236455 A JP 2003236455A JP 2002040115 A JP2002040115 A JP 2002040115A JP 2002040115 A JP2002040115 A JP 2002040115A JP 2003236455 A JP2003236455 A JP 2003236455A
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JP
Japan
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color
substrate
roll
coating
coating method
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JP2002040115A
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Inventor
Nobuo Tsuda
宣生 津田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のロール塗装により、基板の表面模様を
生かしつつ、自然感のある化粧表面を容易に形成する。 【解決手段】 表面に、縦横にレンガ状に区画された複
数のブロックを有し、各ブロックの表面が、稜線(4)が
長さ方向(L)と同一方向にのびる波形形状を有し、基板
幅方向に隣り合う2つのブロック間において、表面の波
形形状の山部(5)と谷部(6)が位置ずれした基板(1)の表
面全面若しくはほぼ全面に、1色目の塗料を塗装ロール
(2)により塗装し、この後、各ブロックの波形形状の山
部のみに1色目と色調の異なる2色目の塗料(7)を塗装
ロールにより塗装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、化粧板の
ロール2色塗装方法に関するものである。さらに詳しく
は、この出願の発明は、既存のロール塗装により、基板
の表面模様を生かしつつ、自然感のある化粧表面を容易
に形成することのできる化粧板のロール2色塗装方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外壁材、塀材などの外装材に広く用いら
れているセメント板には、質感、素材感などにおいてよ
り自然な、趣のある表面化粧が求められており、これま
でに、多種多様な表面模様を有し、塗装された化粧板と
して提供されている。
【0003】一般には、化粧板の作製にあたり、基板表
面に表面模様として凹凸面を形成し、その凸面を塗装ロ
ールにより塗装することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなロール塗装
は、色調の異なる2色の塗料を塗装することが可能であ
るが、基板表面に形成された表面模様に起因して得られ
る化粧表面が、変化に乏しい単調なものとなってしまう
ことがしばしばある。たとえば、基板表面にレンガ状の
表面模様を形成した場合、その凸面全面に塗料が塗装さ
れてしまい、レンガ風の自然感を表現することは難し
い。また、ロール塗装時には、塗装ロールは、通常、塗
装のばらつきを考慮し、押さえ気味にして基板表面に接
触されるため、表面模様をなだらかな波形形状とする場
合、波形形状の谷部底面部までも塗装され、2色塗装の
効果、すなわち、濃淡、明暗などの表現を得にくい。
【0005】この出願の発明は、このような事情に鑑み
てなされたものであり、既存のロール塗装により、基板
の表面模様を生かしつつ、自然感のある化粧表面を容易
に形成することのできる化粧板のロール2色塗装方法を
提供することを解決すべき課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、以上
の課題を解決するものとして、基板表面を、塗装ロール
を接触させて基板長さ方向に塗装し、色調の異なる2色
の塗料を基板表面に塗装して化粧板とする化粧板のロー
ル2色塗装方法であり、基板表面は、縦横にレンガ状に
区画された複数のブロックを有し、各ブロックの表面
は、稜線が基板長さ方向と同一方向にのびる波形形状を
有し、基板幅方向に隣り合う2つのブロック間におい
て、表面の波形形状の山部と谷部が位置ずれしており、
この基板の表面全面若しくはほぼ全面に1色目の塗料を
塗装ロールにより塗装し、この後、各ブロックの波形形
状の山部のみに1色目と色調の異なる2色目の塗料を塗
装ロールにより塗装することを特徴とする化粧板のロー
ル2色塗装方法(請求項1)を提供する。
【0007】またこの出願の発明は、各ブロックの表面
は、さらに、波形形状の谷部底面部に、山部頂部より高
さの低い、点在する複数の小突起を有すること(請求項
2)を一態様として提供する。
【0008】以下、図面に沿ってこの出願の発明の化粧
板のロール2色塗装方法についてさらに詳しく説明す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2は、それぞれ、この出
願の発明の化粧板のロール2色塗装方法の概要を示した
要部断面図、要部平面図である。
【0010】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装
方法では、図1及び図2に示したように、基板(1)の
表面を、塗装ロール(2)を接触させて基板(1)の長
さ方向(L)に塗装し、色調の異なる2色の塗料を基板
(1)の表面に塗装する。
【0011】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装
方法が塗装対象とする基板(1)は、図2に示したよう
な、表面に縦横にレンガ状に区画された複数のブロック
(3)を有するものであり、各ブロック(3)の表面
が、図1に示したように、稜線(4)が基板(1)の長
さ方向(L)と同一方向にのびる波形形状を有するもの
である。また、基板(1)は、図1及び図2に示したよ
うに、長さ方向(L)に直交する基板(1)の幅方向に
隣り合う2つのブロック(3)間において、表面の波形
形状の山部(5)と谷部(6)が位置ずれしているもの
である。なお、図2は、ブロック(3)の存在が容易に
理解されるように、山部(5)及び谷部(6)を部分的
に示し、一部のブロック(3)では山部(5)及び谷部
(6)を省略して示している。しかしながら、全てのブ
ロック(3)の表面が、上記の通りの波形形状を有して
おり、山部(5)及び谷部(6)が形成されている。
【0012】以上の基板(1)を塗装対象として、この
出願の発明の化粧板のロール2色塗装方法では、前述の
通り、基板(1)の表面を、図1に示した塗装ロール
(2)を接触させて基板(1)の長さ方向(L)に塗装
する。その際に、この出願の発明の化粧板のロール2色
塗装方法では、基板(1)の表面全面若しくはほぼ全面
に1色目の塗料を塗装ロール(2)により塗装する。こ
の時の塗装は、塗装ロール(2)に軟質のものを採用し
たり、塗装ロール(2)の接触圧を高め若しくはやや高
めに設定したりするなどして、基板(1)の表面全面若
しくはほぼ全面をむらなく塗装することができる。
【0013】その後、図1に示したように、各ブロック
(3)の波形形状の山部(5)のみに1色目と色調の異
なる2色目の塗料(7)を塗装ロール(2)により塗装
する。この時の塗装は、塗装ロール(2)に硬質のもの
を採用したり、塗装ロール(2)の接触圧を低め若しく
はやや低めに設定したりするなどして行うことができる
が、基板(1)は、前述の通り、その幅方向に隣り合う
2つのブロック(3)間において表面の波形形状の山部
(5)と谷部(6)が位置ずれしているため、2色目の
塗料(7)が谷部(6)の底面部(8)まで塗装される
のが抑制される。
【0014】このようなこの出願の発明の化粧板のロー
ル2色塗装方法により、図3の図面に代わる写真に示し
たように、既存のロール塗装により、基板(1)の前述
した通りの表面模様を生かしつつ、自然感のある化粧表
面を容易に形成することができる。濃淡、明暗などの2
色塗装の効果は十分に得られる。なお、図3において白
っぽく写っている部分が、各ブロック(3)の表面にお
ける波形形状の山部(5)に対応し、黒っぽく写ってい
る部分が谷部(6)に対応している。
【0015】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装
方法では、既存のロール塗装による2色塗装をより一層
容易に実現するために、すなわち、基板(1)の表面に
おける各ブロック(3)の波形形状の谷部(6)の底面
部(8)に、2色目の塗料(7)が塗装されるのをより
一層効果的に抑制するために、図1に示したように、塗
装対象とする基板(1)を、各ブロック(3)の表面
が、さらに、波形形状の谷部(6)の底面部(8)に、
山部(5)の頂部より高さの低い、点在する複数の小突
起(9)を有するものとすることができる。この点在す
る複数の小突起(9)により、2色目の塗料(7)をロ
ール塗装する際に塗装ロール(2)が谷部(6)に落ち
込むようなことがあるとしても、2色目の塗料(7)
は、小突起(9)の頂部に塗装されるだけで、底面部
(8)まで塗装されるのがより一層抑制される。表面模
様の生きた、自然感のある化粧表面が、より一層容易
に、既存のロール塗装による2色塗装により得られる。
なお、小突起(9)の大きさは、各ブロック(3)の波
形形状にもよるが、一般的には、直径1〜2mm、高さ0.
5〜2mm程度が例示される。
【0016】もちろん、この出願の発明は、以上の実施
形態によって限定されるものではない。ブロックの形状
及び大きさ、波形形状の起伏の大きさ及び周期などの細
部については様々な態様が可能であることはいうまでも
ない。
【0017】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この出願の発
明によって、既存のロール塗装により、基板の表面模様
を生かしつつ、自然感のある化粧表面を容易に形成する
ことができる。趣のある化粧表面を有する、外装材など
に適用可能な化粧板が、既存のロール塗装による2色塗
装により提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装方法
の概要を示した要部断面図である。
【図2】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装方法
の概要を示した要部平面図である。
【図3】この出願の発明の化粧板のロール2色塗装方法
により得られる化粧板の要部を示した図面に代わる写真
である。
【符号の説明】
1 基板 2 塗装ロール 3 ブロック 4 稜線 5 山部 6 谷部 7 2色目の塗料 8 底面部 9 小突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面を、塗装ロールを接触させて基
    板長さ方向に塗装し、色調の異なる2色の塗料を基板表
    面に塗装して化粧板とする化粧板のロール2色塗装方法
    であり、基板表面は、縦横にレンガ状に区画された複数
    のブロックを有し、各ブロックの表面は、稜線が基板長
    さ方向と同一方向にのびる波形形状を有し、基板幅方向
    に隣り合う2つのブロック間において、表面の波形形状
    の山部と谷部が位置ずれしており、この基板の表面全面
    若しくはほぼ全面に1色目の塗料を塗装ロールにより塗
    装し、この後、各ブロックの波形形状の山部のみに1色
    目と色調の異なる2色目の塗料を塗装ロールにより塗装
    することを特徴とする化粧板のロール2色塗装方法。
  2. 【請求項2】 各ブロックの表面は、さらに、波形形状
    の谷部底面部に、山部頂部より高さの低い、点在する複
    数の小突起を有する請求項1記載の化粧板のロール2色
    塗装方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016008415A (ja) * 2014-06-24 2016-01-18 アイジー工業株式会社 外装材
JP2016008396A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 アイジー工業株式会社 外装材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016008396A (ja) * 2014-06-23 2016-01-18 アイジー工業株式会社 外装材
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