JP3744249B2 - 送信出力制御装置及びそれを用いた無線機器 - Google Patents

送信出力制御装置及びそれを用いた無線機器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信出力制御装置及びそれを用いた無線機器に関し、特に、アンテナから放射される送信信号を制御する送信出力制御装置及びそれを用いた無線機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、携帯電話端末などの無線機器では、消費電力の節約や他の端末への干渉低減のために、端末の送信信号の送信出力レベルを基地局の指示によって多段階あるいは連続的に切り換えるようになっている。
【0003】
図10は、このような送信出力制御を行う携帯電話端末の送信部の基本構成を示すブロック図である。送信出力制御装置50は、方向性結合器51、検波器52を備える。
【0004】
発振器53で生成された搬送波信号は増幅器54などの各種処理回路を経て送信信号に変換されて高出力増幅器55に入力される。この高出力増幅器55で増幅された送信信号は、方向性結合器51を経てアンテナ共用器56に入力され、アンテナ共用器56で不要波が除去された後、アンテナ57から送信される。また、アンテナ57が受信した受信信号は、アンテナ共用器56で不要波が除去されて受信部Rxに入力される。このような基地局からの受信信号に送信信号の送信出力レベルの指示情報が含まれている。
【0005】
方向性結合器51は主線路51−1及び副線路51−2からなり、高出力増幅器55からの送信信号の一部が分波、すなわち副線路51−2の一端から取り出されて検波器52に入力される。なお、副線路51−2の他端には終端抵抗R51が接続される。検波器52では、送信信号が検波ダイオードD51で整流された後、平滑コンデンサC51及び負荷抵抗R52によって平滑直流化されて検波信号となる。この検波信号は、実際にアンテナ57から送信される送信信号の送信出力レベルに対応したTSSI(Transmitting Signal Strength Indicator)信号として制御回路58に入力される。
【0006】
制御部59は、図示しない基地局からの指示にしたがって、所定の送信出力レベルを表わす制御信号を制御回路58に与える。この制御部59からの制御信号により、制御回路58はTSSI信号から認識される実際の送信出力レベルと目標の送信出力レベルとの差を小さくするように作用する帰還(FB)信号を形成して、高出力増幅器55で実際の送信出力レベルを可変できる制御端子Tcに出力する。
【0007】
以上のように、送信出力制御装置50が一部を構成する送信出力制御システムは、フィードバックループとなり、実際の送信出力レベルが制御部59から与えられた目標の送信出力レベルになるように送信出力レベルを制御している。
【0008】
また、近年、北米ではAMPS(Advanced Mobile Phone Services:800MHz帯)とPCS(Personal Communication Services:1900MHz帯)とを1つの携帯電話端末で対応できるデュアルバンド型携帯電話端末が開発されている。
【0009】
図11は、このようなデュアルバンド型携帯電話端末の送信部の基本構成を示すブロック図である。送信出力制御装置60は、第1及び第2の方向性結合器61a,61b、検波器62を備える。そして、送信出力制御装置60は、第1及び第2の高出力増幅器63a,63b、制御回路64、制御部65とともにフィードバックループとなる送信出力制御システムを構成する。なお、送信出力制御装置60を含む送信出力制御システムの動作は、図10の送信出力制御装置50を含む送信出力制御システムの場合と同様である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来の送信出力制御装置においては、方向性結合器、検波器及び整合器を構成するディスクリート部品を回路基板上にそれぞれ実装することにより形成しているため、送信出力制御装置が大型化し、その結果、無線機器が大型化するという問題があった。
【0011】
また、送信出力制御装置の方向性結合器、検波器及び整合器を構成する各ディスクリート部品を回路基板上に設けられた配線により接続するため、その配線による損失が大きくなり、送信出力制御装置の特性が劣化するという問題もあった。
【0012】
さらに、デュアルバンド型の場合には、複数の方向性結合器間のアイソレーションを得るために、各方向性結合器の間隔を取る必要があるが、それに伴い、送信出力制御装置がさらに大型化し、その結果、無線機器もさらに大型化するという問題もあった。
【0013】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、良好な特性を備える小型の送信出力制御装置及びそれを用いた無線機器を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述する問題点を解決するため本発明の送信出力制御装置は、高出力増幅器で増幅された送信信号の一部を分波する方向性結合器と、前記分波された送信信号の一部を検波する検波器と、前記方向性結合器と前記検波器との間のインピーダンス整合を担う整合器と、を備え、 前記方向性結合器、前記検波器及び前記整合器が複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化されていて、前記方向性結合器が主線路及び副線路、前記検波器が検波ダイオード、平滑コンデンサ及び負荷抵抗をそれぞれ含み、前記検波器の前記検波ダイオード及び前記負荷抵抗は前記積層体に搭載されており、前記方向性結合器の前記主線路及び前記副線路は前記積層体の内部に設けられたストリップライン電極で構成されており、前記検波器の前記平滑コンデンサは前記積層体の内部に前記誘電体層を挟んで互いに対向して設けられているコンデンサ電極とグランド電極とで構成されており、前記平滑コンデンサを構成する前記グランド電極は、前記主線路及び前記副線路を構成する前記ストリップライン電極と前記平滑コンデンサを構成する前記コンデンサ電極との間に配置されていることを特徴とする。
【0015】
また、前記方向性結合器が主線路及び副線路、前記検波器が検波ダイオード、平滑コンデンサ及び負荷抵抗をそれぞれ含み、前記検波器の検波ダイオード及び負荷抵抗を前記積層体に搭載するとともに、前記方向性結合器の主線路及び副線路を前記積層体の内部に設けたストリップライン電極で構成し、前記検波器の平滑コンデンサを前記積層体の内部に前記誘電体層を挟んで互いに対向して設けたコンデンサ電極とグランド電極とで構成することを特徴とする。
【0016】
また、前記方向性結合器を複数備え、該複数の方向性結合器が異なる周波数の送信信号に対応するとともに、前記複数の誘電体層のうち、異なる誘電体層上に形成されることを特徴とする。
【0017】
本発明の無線機器は、上記の送信出力制御装置を用いることを特徴とする。
【0018】
本発明の送信出力制御装置によれば、送信出力制御装置を構成する方向性結合器及び検波器を複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化するため、方向性結合器、検波器及び整合器の各配線を積層体の内部に設けることができ、その結果、各配線での損失を低減できる。
【0019】
本発明の無線機器によれば、良好な特性の送信出力制御装置を備えるため、良好な送信特性を備えた無線機器を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の送信出力制御装置に係る第1の実施例を用いた無線機器の送信部の基本構成を示すブロック図である。送信部Txにおいて、送信出力制御装置10は、主線路1−1及び副線路1−2からなる方向性結合器1、検波ダイオードD、平滑コンデンサC1及び負荷抵抗Rからなる検波器2、インダクタL及びコンデンサC2からなる整合器3、並びに第1〜第4の端子P1〜P5を備える。
【0021】
方向性結合器1は高出力増幅器4で増幅された送信信号の一部を分波する役目、検波器2は方向性結合器1で分波された送信信号の一部を検波する役目をそれぞれ担う。また、整合器3は方向性結合器1と検波器2との間に配設され、方向性結合器1と検波器2との間のインピーダンス整合する役目を担う。
【0022】
なお、第1及び第2の端子P1,P2は方向性結合器1の主線路1−1の両端に設けられる。また、第3の端子P3は方向性結合器1の副線路1−2の一端に設けられ、終端抵抗Roが接続される。さらに、第4の端子P4は検波器2の出力端に設けられる。また、第5の端子は方向性結合器1と整合器3と間に設けられ、方向性結合器1のみの特性を評価する際に使用される。
【0023】
発振器5で生成された搬送波信号は増幅器6などの各種処理回路を経て送信信号に変換されて高出力増幅器4に入力される。この高出力増幅器4で増幅された送信信号は、第1の端子P1、方向性結合器1及び第2の端子P2を経てアンテナ共用器7に入力され、アンテナ共用器7で不要波が除去された後、アンテナANTから送信される。
【0024】
また、アンテナANTが受信した受信信号は、アンテナ共用器7で不要波が除去されて受信部Rxに入力される。このような基地局からの受信信号に送信信号の送信出力レベルの指示情報が含まれている。
【0025】
高出力増幅器4からの送信信号の一部が方向性結合器1で分波、すなわち副線路1−2の一端から取り出されて整合器3を介して検波器2に入力される。
【0026】
検波器2では、送信信号が検波ダイオードDで整流された後、平滑コンデンサC1及び負荷抵抗Rによって平滑直流化されて検波信号となる。この検波信号は、実際にアンテナANTから送信される送信信号の送信出力レベルに対応したTSSI信号として第4の端子P4から出力され、制御回路8に入力される。
【0027】
制御部9は、図示しない基地局からの指示にしたがって、所定の送信出力レベルを表わす制御信号を制御回路8に与える。この制御部9からの制御信号により、制御回路8はTSSI信号から認識される実際の送信出力レベルと目標の送信出力レベルとの差を小さくするように作用する帰還(FB)信号を形成して、高出力増幅器4で実際の送信出力レベルを可変できる制御端子Tcに出力する。
【0028】
以上のように、送信出力制御装置10が一部を構成する送信出力制御システムは、送信部Txにおいてフィードバックループとなり、実際の送信出力レベルが制御部9から与えられた目標の送信出力レベルになるように送信出力レベルを制御している。
【0029】
図2は、図1の送信出力制御装置の一部分解透視斜視図である。送信出力制御装置10は、複数の誘電体層(図示せず)を積層してなる積層体11を備える。
【0030】
そして、積層体11の上面には、検波器2の検波ダイオードD及び負荷抵抗R、並びに整合器3のインダクタL及びコンデンサC2がそれぞれ搭載される。
【0031】
また、積層体11の側面から下面に架けて、外部端子T1〜T8が設けられる。そのうち、外部端子T7,T1,T3,T2,T5が送信出力制御装置10の第1〜第5の端子P1〜P5(図1)、外部端子T4,T6,T8がグランド端子となるる。
【0032】
図3(a)〜図3(h)は、図2の送信出力制御装置の積層体を構成する各誘電体層の上面図及び下面図である。積層体11は例えば、850℃〜1000℃の温度で焼成可能な酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする低温焼成セラミッスからなる第1〜第7の誘電体層11a〜11gを順次積層し、焼成することによって形成される。
【0033】
第1の誘電体層11aの上面には図1に示した検波器2の検波ダイオードD及び負荷抵抗R、並びに整合器3のインダクタL及びコンデンサC2をそれぞれ実装するためのランドLa1が形成される。また、第2の誘電体層11bの上面には配線パターンLp1及びグランド電極Gp11が形成される。
【0034】
さらに、第3の誘電体層11cの上面にはコンデンサ電極Cp1が形成される。また、第4、第7の誘電体層11d,11gの上面にはグランド電極Gp12,Gp13がそれぞれ形成される。
【0035】
さらに、第5、第6の誘電体層11e,11fの上面にはストリップライン電極ST11,ST12がそれぞれ形成される。また、第7の誘電体層の下面(図3(h)中において、11guと符号を付す)には外部端子T1〜T8が形成される。さらに、第1〜第6の誘電体層11a〜11fには、各誘電体層11a〜11fを貫通するようにビアホール電極Vh1が形成される。
【0036】
そして、ストリップライン電極ST11で方向性結合器1の主線路1−1を、ストリップライン電極ST12で方向性結合器1の副線路1−2をそれぞれ構成する。
【0037】
また、第2、第3の誘電体層11b,11cを挟んで互いに対向しているコンデンサ電極Cp1とグランド電極Gp11,Gp12とで検波器2の平滑コンデンサC1を構成する。
【0038】
さらに、方向性結合器1、検波器2及び整合器3を構成する各素子は、積層体11の内部で配線パターンLp1やビアホール電極Vh1によりそれぞれ接続される。
【0039】
図4は、図1の出力制御装置の変形例を示す回路図である。送信出力制御装置10aは、図1の出力制御装置10と比較して、検波器2が温度変動を補償するための感温素子であるサーミスタ12を備え、整合器3と検波器2との間に入力部バイアス回路13及び出力リミッタ回路14を備える点で異なる。
【0040】
入力部バイアス回路13は抵抗R1,R2からなり、抵抗R1の一端と抵抗R2の一端との接続点が検波器2のダイオードDのアノードに接続され、抵抗R2の他端はグランドに接続される。
【0041】
出力リミッタ回路14はダイオードD1及び抵抗R3,R4からなり、抵抗R3の一端と抵抗R4の一端との接続点と、検波器2の検波ダイオードDのカソードとの間にダイオードD1が抵抗R3の一端と抵抗R4の一端との接続点側がカソードになるように接続される。
【0042】
また、抵抗R3の他端は入力部バイアス回路13の抵抗R1の他端に接続されるとともに、ダイオードD1のバイアスを印加する制御端子PBに接続される。さらに、抵抗R4の他端はグランドに接続される。
【0043】
なお、サーミスタ12、入力部バイアス回路13の抵抗R1,R2、出力リミッタ回路14のダイオードD1、抵抗R3,R4は、積層体11の上面に搭載される。また、サーミスタ12からの信号を取り出す検出端子PT、出力リミッタ回路13のダイオードDを制御する制御端子PBはそれぞれ外部端子として、積層体11の側面から下面に架けて設けられる。
【0044】
上述の第1の実施例の送信出力制御装置によれば、送信出力制御装置を構成する方向性結合器、検波器及び整合器を複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化するため、方向性結合器、検波器及び整合器の各配線を積層体の内部に設けることができ、その結果、各配線での損失を低減できる。したがって、良好な特性の送信出力制御装置を得ることができる。
【0045】
また、方向性結合器の主線路及び副線路を積層体の内部に設けたストリップライン電極で構成し、検波器の平滑コンデンサを積層体の内部に誘電体層を挟んで互いに対向して設けたコンデンサ電極とグランド電極とで構成するため、送信出力制御装置の部品点数を削減することができる。したがって、小型の送信出力制御装置を得ることができるため、この送信出力制御装置を搭載する無線機器において、送信出力制御装置の占有面積を小さくすることできる。その結果、良好な送信特性を保ちながら、小型の無線機器を実現することができる。
【0046】
さらに、図4の変形例では、検波器が温度変動を補償するための感温素子であるサーミスタを備えるため、検波器の温度特性を管理することができ、温度補償範囲の広い送信出力制御システムが構成されていても良好な送信出力制御を行うことができる。
【0047】
また、入力部バイアス回路で送信出力制御装置から制御回路へのTSSI信号の最小値を決定し、出力リミッタ回路で送信出力制御装置から制御回路へのTSSI信号の最大値を決定する。したがって、TSSI信号の範囲を制御することができ、その結果、この送信出力制御装置を搭載する無線機器の送信特性を向上させることができる。
【0048】
図5は、本発明の送信出力制御装置に係る第2の実施例を用いた無線装置の送信部の基本構成を示すブロック図である。送信部Txにおいて、送信出力制御装置20は、異なる周波数の送信信号に対応する主線路1a−1及び共通の副線路1−2からなる第1の方向性結合器1a、主線路1b−1及び共通の副線路1−2からなる第2の方向性結合器1b、検波ダイオードD、平滑コンデンサC1及び負荷抵抗Rからなる検波器2、インダクタL及びコンデンサC2からなる整合器3、並びに及び第1〜第7の端子P1〜P7を備える。
【0049】
なお、第1及び第2の端子P1,P2は第1の方向性結合器1aの主線路1a−1の両端に、第3及び第4の端子P3,P4は第2の方向性結合器1bの主線路1b−1の両端にそれぞれ設けられる。また、第5の端子P5は第1及び第2の方向性結合器1a,1bの共通の副線路1−2の一端に設けられ、終端抵抗Roが接続される。さらに、第6の端子P6は検波器2の出力端に設けられる。また、第7の端子P7は第2の方向性結合器1bと整合器3と間に設けられ、第1及び第2の方向性結合器1a,1bの特性を評価する際に使用される。
【0050】
送信出力制御装置20を用いた送信出力制御システムは、2つの異なる周波数の無線システム、例えば、AMPS(800MHz帯)とPCS(1900MHz帯)とを1つの携帯電話端末で対応できるデュアルバンド型携帯電話端末に使用されるものであり、その動作を800MHz帯側を例にとり説明する。
【0051】
発振器5aで生成された搬送波信号は増幅器6aなどの各種処理回路を経て800MHzの送信信号に変換されて高出力増幅器4aに入力される。この高出力増幅器4aで増幅された送信信号は、第1の端子P1、方向性結合器1a及び第2の端子P2を経てアンテナ共用器7に入力され、アンテナ共用器7で不要波が除去された後、アンテナANTから送信される。
【0052】
また、アンテナANTが受信した受信信号は、アンテナ共用器7で不要波が除去されて受信部Rxに入力される。このような基地局からの受信信号に送信信号の送信出力レベルの指示情報が含まれている。
【0053】
高出力増幅器4aからの送信信号の一部が方向性結合器1aで分波、すなわち共通の副線路1−2の一端から取り出されて整合器3を介して検波器2に入力される。
【0054】
検波器2では、送信信号が検波ダイオードDで整流された後、平滑コンデンサC1及び負荷抵抗Rによって平滑直流化されて検波信号となる。この検波信号は、実際にアンテナANTから送信される送信信号の送信出力レベルに対応したTSSI信号として第6の端子P6から出力され、制御回路8に入力される。
【0055】
制御部9は、図示しない基地局からの指示にしたがって、所定の送信出力レベルを表わす制御信号を制御回路8に与える。この制御部9からの制御信号により、制御回路8はTSSI信号から認識される実際の送信出力レベルと目標の送信出力レベルとの差を小さくするように作用する帰還(FB)信号を形成して、高出力増幅器4aで実際の送信出力レベルを可変できる制御端子Tcに出力する。
【0056】
以上のように、送信出力制御装置20が一部を構成する送信出力制御システムは、送信部Txにおいてフィードバックループとなり、実際の送信出力レベルが制御部9から与えられた目標の送信出力レベルになるように送信出力レベルを制御している。
【0057】
図6は、図5の送信出力制御装置の一部分解透視斜視図である。送信出力制御装置20は、複数の誘電体層(図示せず)を積層してなる積層体21を備える。
【0058】
そして、積層体21の上面には、検波器2の検波ダイオードD及び負荷抵抗R、並びに整合器3のインダクタL及びコンデンサC2が搭載される。
【0059】
また、積層体21の側面から下面に架けて、外部端子T1〜T10が設けられる。そのうち、外部端子T1,T9,T5,T3,T8,T2,T6が送信出力制御装置20の第1〜第7の端子P1〜P7(図5)、外部端子T4,T7,T10がグランド端子となる。
【0060】
図7(a)〜図7(h)及び図8(a)〜図8(e)は、図6の送信出力制御装置の積層体を構成する各誘電体層の上面図及び下面図である。積層体21は例えば、850℃〜1000℃の温度で焼成可能な酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分とする低温焼成セラミッスからなる第1〜第10の誘電体層21a〜21jを順次積層し、焼成することによって形成される。
【0061】
第1の誘電体層21aの上面には図5に示した検波器2の検波ダイオードD、及び負荷抵抗R、並びに整合器3のインダクタL及びコンデンサC2をそれぞれ実装するためのランドLa2が形成される。また、第2の誘電体層21bの上面には配線パターンLp2及びグランド電極Gp21がそれぞれ形成される。
【0062】
さらに、第3の誘電体層21cの上面にはコンデンサ電極Cp2が形成される。また、第4、第7、第10の誘電体層21d,21g,21jの上面にはグランド電極Gp22〜Gp24が形成される。
【0063】
さらに、第5、第6、第8、第9の誘電体層21e,21f,21h,21iの上面にはストリップライン電極ST21〜ST24が形成される。また、第10の誘電体層の下面(図3(h)中において、21juと符号を付す)には外部端子T1〜T10が形成される。さらに、第1〜第9の誘電体層21a〜21iには、各誘電体層21a〜21iを貫通するようにビアホール電極Vh2が形成される。
【0064】
そして、ストリップライン電極ST21で第1の方向性結合器1aの主線路1a−1を、ストリップライン電極ST24で第2の方向性結合器1bの主線路1b−1をそれぞれ構成する。
【0065】
また、ストリップライン電極ST22,ST23で第1及び第2の方向性結合器1a,1bの共通の副線路1−2を構成する。
【0066】
さらに、第2、第3の誘電体層21b,21cを挟んで互いに対向しているコンデンサ電極Cp2とグランド電極Gp21,Gp22とで検波器2の平滑コンデンサC1を構成する。
【0067】
さらに、第1及び第2の方向性結合器1a,1b、検波器2、並びに整合器3を構成する各素子は、積層体21の内部で配線パターンLp2やビアホール電極Vh2によりそれぞれ接続される。
【0068】
図9は、図5の出力制御装置の変形例を示す回路図である。送信出力制御装置20aは、図5の出力制御装置20と比較して、検波器2が温度変動を補償するための感温素子であるサーミスタ22を備え、整合器3と検波器2との間に入力部バイアス回路23及び出力リミッタ回路24を備える点で異なる。
【0069】
入力部バイアス回路23は抵抗R1,R2からなり、抵抗R1の一端と抵抗R2の一端との接続点が検波器2のダイオードDのアノードに接続され、抵抗R2の他端はグランドに接続される。
【0070】
出力リミッタ回路24はダイオードD1及び抵抗R3,R4からなり、抵抗R3の一端と抵抗R4の一端との接続点と、検波器2の検波ダイオードDのカソードとの間にダイオードD1が抵抗R3の一端と抵抗R4の一端との接続点側がカソードになるように接続される。
【0071】
また、抵抗R3の他端は入力部バイアス回路23の抵抗R1の他端に接続されるとともに、ダイオードD1のバイアスを印加する制御端子PBに接続される。さらに、抵抗R4の他端はグランドに接続される。
【0072】
なお、サーミスタ22、入力部バイアス回路23の抵抗R1,R2、出力リミッタ回路24のダイオードD1、抵抗R3,R4は、積層体21の上面に搭載される。また、サーミスタ22からの信号を取り出す検出端子PT、出力リミッタ回路23のダイオードDを制御する制御端子PBはそれぞれ外部端子として、積層体21の側面から下面に架けて設けられる。
【0073】
上述の第2の実施例の送信出力制御装置によれば、異なる周波数の送信信号に対応する2つの方向性結合器を積層体の内部において異なる誘電体層上に形成するため、2つの方向性結合器を誘電体層を介して配設することができる。
【0074】
したがって、第1の実施例の効果に加えて、2つの方向性結合器間のアイソレーションを十分に取ることができる。その結果、さらに良好な特性の送信出力制御装置を得ることができる。
【0075】
さらに、図9の変形例では、検波器が温度変動を補償するための感温素子であるサーミスタを備えるため、検波器の温度特性を管理することができ、温度補償範囲の広い送信出力制御システムが構成されていても良好な送信出力制御を行うことができる。
【0076】
また、入力部バイアス回路で送信出力制御装置から制御回路へのTSSI信号の最小値を決定し、出力リミッタ回路で送信出力制御装置から制御回路へのTSSI信号の最大値を決定する。したがって、TSSI信号の範囲を制御することができ、その結果、この送信出力制御装置を搭載する無線機器の送信特性を向上させることができる。
【0077】
なお、上述の第1及び第2の実施例の送信出力制御装置では、整合器を備える場合について説明したが、整合器を備えていない場合においても同様の効果が得られる。
【0078】
また、検波器が1段の場合について説明したが、多段のn倍検波器でも同様の効果が得られる。
【0079】
さらに、第1及び第2の実施例の変形例では、サーミスタを有する検波器、入力バイアス部、出力リミッタ回路を備える場合について説明したが、いずれか1つあるいは2つを備える場合においても同様の効果が得られる。
【0080】
また、上述の第2の実施例の送信出力制御装置では、2つの方向性結合器を備えたデュアルバンド型について説明したが、方向性結合器を3つ以上備えていても同様の効果が得られる。
【0081】
【発明の効果】
請求項1の送信出力制御装置によれば、送信出力制御装置を構成する方向性結合器及び検波器を複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化するため、方向性結合器及び検波器の各配線を積層体の内部に設けることができる。
【0082】
したがって、各配線での損失を低減できるため、良好な特性の送信出力制御装置を得ることができる。
【0083】
請求項2の送信出力制御装置によれば、方向性結合器の主線路及び副線路を積層体の内部に設けたストリップライン電極で構成し、検波器の平滑コンデンサを積層体の内部に誘電体層を挟んで互いに対向して設けたコンデンサ電極とグランド電極とで構成するため、送信出力制御装置の部品点数を削減することができる。
【0084】
したがって、小型の送信出力制御装置を得ることができるため、この送信出力制御装置を搭載する無線機器において、送信出力制御装置の占有面積を小さくすることできる。
【0085】
請求項3の送信出力制御装置によれば、異なる周波数の送信信号に対応する複数の方向性結合器を積層体の内部において異なる誘電体層上に形成するため、複数の方向性結合器を誘電体層を介して配設することができる。
【0086】
したがって、複数の方向性結合器間のアイソレーションを十分に取ることができる。その結果、さらに良好な特性の送信出力制御装置を得ることができる。
【0087】
請求項4の無線機器によれば、良好な特性を備えた小型の送信出力制御装置を用いるため、良好な送信特性を保ちながら、小型の無線機器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の送信出力制御装置に係る第1の実施例を用いた無線機器の送信部の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1の送信出力制御装置の一部分解透視斜視図である。
【図3】図2の送信出力制御装置の積層体を構成する(a)第1の誘電体層〜(g)第7の誘電体層の上面図及び(h)第7の誘電体層の下面図である。
【図4】図1の送信出力制御装置の変形例の回路図である。
【図5】本発明の送信出力制御装置に係る第2の実施例を用いた無線機器の送信部の基本構成を示すブロック図である。
【図6】図5の送信出力制御装置の一部分解透視斜視図である。
【図7】図6の送信出力制御装置の積層体を構成する(a)第1の誘電体層〜(f)第6の誘電体層の上面図である。
【図8】図6の送信出力制御装置の積層体を構成する(a)第7の誘電体層〜(d)第10の誘電体層の上面図及び(e)第10の誘電体層の下面図である。
【図9】図5の送信出力制御装置の変形例の回路図である。
【図10】一般的な携帯電話端末の送信部の基本構成を示すブロック図である。
【図11】一般的なデュアルバンド型携帯電話端末の送信部の基本構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,10a,20,20a 送信出力制御装置
11,21 積層体
11a〜11g,21a〜21j 誘電体層
1,1a,1b 方向性結合器
1−1,1a−1,1b−1 主線路
1−2,1a−2,1b−2 副線路
2 検波器
C1 平滑コンデンサ
Cp1,Cp2 コンデンサ電極
D 検波ダイオード
Gp11〜Gp14,Gp21〜Gp24 グランド電極
R1 負荷抵抗
ST11,ST12,ST21〜ST24 ストリップライン電極

Claims (5)

  1. 高出力増幅器で増幅された送信信号の一部を分波する方向性結合器と、前記分波された送信信号の一部を検波する検波器と、前記方向性結合器と前記検波器との間のインピーダンス整合を担う整合器と、を備え、
    前記方向性結合器、前記検波器及び前記整合器が複数の誘電体層を積層してなる積層体に一体化されていて、
    前記方向性結合器が主線路及び副線路、前記検波器が検波ダイオード、平滑コンデンサ及び負荷抵抗をそれぞれ含み、
    前記検波器の前記検波ダイオード及び前記負荷抵抗は前記積層体に搭載されており、前記方向性結合器の前記主線路及び前記副線路は前記積層体の内部に設けられたストリップライン電極で構成されており、前記検波器の前記平滑コンデンサは前記積層体の内部に前記誘電体層を挟んで互いに対向して設けられているコンデンサ電極とグランド電極とで構成されており、
    前記平滑コンデンサを構成する前記グランド電極は、前記主線路及び前記副線路を構成する前記ストリップライン電極と前記平滑コンデンサを構成する前記コンデンサ電極との間に配置されている
    ことを特徴とする送信出力制御装置。
  2. 前記方向性結合器を複数備え、該複数の方向性結合器が異なる周波数の送信信号に対応するとともに、前記複数の誘電体層のうち、異なる誘電体層上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の送信出力制御装置。
  3. 前記整合器がインダクタ及びコンデンサの直列回路で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送信出力制御装置。
  4. 前記インダクタ及び前記コンデンサは、前記積層体に搭載されていることを特徴とする請求項3に記載の送信出力制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の送信出力制御装置を用いたことを特徴とする無線機器。
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