JP3743336B2 - 構成管理装置 - Google Patents

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    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0876Aspects of the degree of configuration automation
    • H04L41/0883Semiautomatic configuration, e.g. proposals from system

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計算機システム(構成変更装置による構成変更の制御が可能な計算機システム)を構成する部品(計算機ハードウェア機能部品)を組み合わせて計算機の構成(機能部品の集合)を決定すること(計算機システムの構成の変更)を自動的に行うための構成管理装置に関する。
【0002】
なお、上記の「部品」の具体例としては、CPU(Central Processing Unit)ボード,メモリボード,入出力制御装置,および外部記憶装置が挙げられる。
【0003】
また、上記の構成変更装置は、部品を自由に組み合わせて計算機を構成する機能を有する装置であり、部品の組合せ方によっては1つの計算機システムの中に複数の計算機を構成することも可能である。
【0004】
【従来の技術】
従来より、部品を自由に組み合わせて計算機を構成できるような計算機システムが提案され、実現されているが、その規模が大きくなるにつれ計算機を構成するために必要な情報量が増加し、手間も大きくなってくる。
【0005】
そのような状況において、従来の技術(計算機システムの構成変更方式)では、柔軟な計算機構成の実現と構成決定の手間の低減とを図るために、機能間依存ルール部を持つ「計算機システム構成変更装置」が提案されている(例えば、特開平04−047356号公報参照)。
【0006】
ここで、最近の計算機ハードウェアは柔軟に設計されており、その結果、部品間の依存関係もなくなってきている。部品間に依存関係がある場合には、機能間依存ルール部を持つ計算機システム構成変更装置により、ある程度の構成までは自動的に構成を決定できるが、計算機ハードウェア機能部品の依存関係部分が小さくなればなるほど、自動的に決定される構成も小さくなり、構成変更の手間が増えてくることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術(計算機システム構成変更装置)では、上記のように、計算機ハードウェア機能部品の依存関係部分が小さくなればなるほど、自動的に決定される構成も小さくなり、構成変更の手間が増えてくるという問題点があった。
【0008】
本発明の目的は、上述の点に鑑み、このような問題点を緩和し、計算機システムが大規模になりハードウェア構成が柔軟に設計されていたとしても、計算機の構成(計算機システムの構成変更)の決定についての簡略性や柔軟性を保つことができ、計算機システム構成変更者(構成変更指示者)の作業量軽減を達成することができる構成管理装置を提供することにある。
【0009】
また、本発明は、上記に加えて、障害検出手段を適切に組み合わせること等により、計算機システムにおける計算機の可用性を高めることも目的としている。
【0010】
なお、本発明の構成管理装置に対する従来技術に関する特許公報としては、上記の公報の他に、何らかの意味で「構成変更」に関する技術を考察している点で本発明と類似している「特開2000−148814号公報」および「特開2000−263895号公報」が存在する。
【0011】
上記の特開2000−148814号公報に記載された技術(「構成部品データ管理システム及び構成部品データ管理プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体」)は、生産設計部門において製品の部品構成の変更等を容易かつ正確に行えるような構成部品データ管理システムを提供することを目的とする技術であり、「計算機システムの構成変更の決定についての簡略性や柔軟性を高めることができ、計算機システム構成変更者の作業量軽減を可能にすること」を特徴とする本発明とは本質的に相違している。
【0012】
また、上記の特開2000−263895号公報に記載された技術(「画像出力制御装置および画像出力制御装置のステータス出力方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体」)は、画像出力制御装置においてシステム構成の変更に対処してシステム構成情報の画像出力を適切に制御するための技術であり、「計算機システムの構成変更の決定についての簡略性や柔軟性を高めることができ、計算機システム構成変更者の作業量軽減を可能にすること」を特徴とする本発明とは本質的に相違している。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成管理装置は、計算機システムの構成変更を可能とする装置である構成変更装置に対して構成変更の要求を行う構成管理装置において、希望する計算機の構成に関する情報が格納されているデータベースであり、構成変更指示者からの構成変更指示の内容を示す情報であって当該構成変更指示に対する計算機が構成済みであるか否かを示す情報を含む構成情報を保存している計算機構成情報データベースと、構成変更対象の計算機システムを監視して障害の発生を検出し、故障部品(故障が生じた部品)を判別し、故障部品を示す情報を削除するように計算機システム構成情報データベースの内容を変更し、障害発生時に故障部品が計算機の部品として使用されていた場合には障害発生に起因する計算機システムの構成変更の指示を構成変更手段に通知する障害検出手段と、構成変更指示者からの不完全/部分的な内容が許容される各構成変更指示を受ける毎に当該各構成変更指示の内容を示す構成情報を前記計算機構成情報データベースに格納した上で当該各構成情報を構成決定手段に通知し、前記障害検出手段からの指示に基づいて計算機システム構成情報データベースの初期化を行った上で前記計算機構成情報データベースから構成済みであることを示す情報が設定された構成情報を読み取って前記構成決定手段に当該構成情報を通知する前記構成変更手段と、計算機システム構成情報データベースや構成部品間依存ルールデータベースを参照することにより前記構成変更手段から受け取った不完全/部分的な構成情報を補完し、構成部品選択方針データベースや構成部品属性データベースを参照することにより選択方針に柔軟に対処して計算機システムの構成を構築し、それらの結果として計算機構成決定情報を求めて、その計算機構成決定情報を構成変更装置に通知する前記構成決定手段とを有する
【0016】
また、本発明の構成管理装置は、計算機システムの構成変更を可能とする装置である構成変更装置に対して構成変更の要求を行う構成管理装置において、不完全/部分的な内容が許容される構成変更指示を構成変更指示者から受け取り、その構成変更指示で示される構成情報を構成決定手段に伝える構成変更手段と、計算機システム構成情報データベースや構成部品間依存ルールデータベースを参照することにより前記構成変更手段から受け取った不完全/部分的な構成情報を補完し、構成部品選択方針データベースや構成部品属性データベースを参照することにより選択方針に対処して計算機システムの構成を構築し、それらの結果として計算機構成決定情報を求めて、その計算機構成決定情報を構成変更装置に通知する前記構成決定手段とを有し、前記構成決定手段が、計算機システム構成情報データベースを参照し、構成変更手段より受け取った構成情報で指定された部品だけでは計算機を構成するために不足している部品を補完し、補完した構成情報を必要部品作業用メモリ上に格納する必要部品選択手段と、前記必要部品選択手段により情報が格納された必要部品作業用メモリが空となるまで必要部品作業用メモリから1つずつ部品を選択・削除し、計算機システム構成情報データベースを参照して「計算機の部品として使用されていない部品」に該当する上記の選択部品であり決定部品保存メモリに情報が存在しない部品のみをリストアップする部品選択手段と、構成部品選択方針データベースを参照して前記部品選択手段によりリストアップされた部品の部品種類に対する方針を検索し、当該方針が見つかった場合には当該方針に従う部品の中から選択した部品の情報を決定部品保存メモリに追加する方針考慮手段と、構成部品間依存ルールデータベースを参照して前記方針考慮手段によって選択された部品の依存部品を検索し、依存部品が存在する場合には当該依存部品の情報を必要部品作業用メモリに追加する依存部品抽出手段と、前記部品選択手段により「必要部品作業用メモリが空である」と判定された場合に、決定部品保存メモリに情報が保存されている部品を構成部品とする計算機を構成するように構成変更装置に要求し、要求した構成変更が成功したか否かを判定し、その判定結果に基づいて計算機システム構成情報データベースの更新を行う構成変更通知手段とを備える。
【0017】
さらに、本発明の構成管理装置は、上記構成管理装置において、各構成情報に「必要数」という情報が付加された計算機構成情報データベースと、前記計算機構成情報データベース中の「必要数」を参照することにより、同一構成の計算機の構成情報を「必要数」分だけ構成決定手段に通知する構成変更手段とを有する。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
(1) 第1の実施の形態
【0020】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【0021】
図1を参照すると、本実施の形態に係る構成管理装置101は、計算機システム109の構成変更を制御することが可能な構成変更装置108と接続されて構成されている。
【0022】
構成管理装置101は、構成変更装置108と例えば通信路により接続されており、構成変更装置108に計算機システム109の構成変更の指示(要求)を行う。
【0023】
構成変更装置108は、構成管理装置101からの指示(要求)を受け、その指示に基づいて計算機システム109の構成変更(計算機システム109中の部品による計算機の構成の設定や変更)を行う。
【0024】
ここで、構成変更装置108は、計算機システム109に内包される場合もあれば、計算機システム109を含む複数の計算機システムを制御する場合もある。
【0025】
構成管理装置101は、構成変更手段102と、構成決定手段103と、計算機システム構成情報データベース104と、構成部品間依存ルールデータベース105と、構成部品選択方針データベース106と、構成部品属性データベース107とを含んで構成されている。
【0026】
構成変更手段102は、構成変更指示者(計算機システム109の管理者等)から構成管理装置101に対して与えられる構成変更指示を得て、当該構成変更指示を構成決定手段103に伝える。
【0027】
すなわち、構成決定手段103に対しては、構成変更手段102を介して「構成変更指示者が希望する計算機の構成情報」を構成変更指示によって与えることができる。与えられる構成情報は、計算機が成立するための厳密な構成情報である必要はなく、例えば「外部記憶装置を2セット有する計算機」や「CPUボードを1セット有する計算機」等のように、計算機を構成する一部分の部品種類情報のみを指定する構成情報(不完全または部分的な構成情報)であっても許される。
【0028】
構成決定手段103は、構成変更手段102から得られた構成情報(構成変更指示によって示された構成情報)から計算機の構成部品を決定する機能を有する。
【0029】
計算機システム構成情報データベース104は、計算機として成立するために必要な最低限の構成部品の種類を示す情報や各部品の使用状況を示す情報を保持(保存)している。構成決定手段103は、この計算機システム構成情報データベース104を参照することにより、計算機として成立するための全ての部品が揃ったかどうかを判断する。
【0030】
構成部品間依存ルールデータベース105は、計算機を構成する上での部品間の依存関係を示す情報を保持している。構成決定手段103は、構成変更手段102から得られた構成変更指示(構成情報)から一意に部品を決定できた場合には、この構成部品間依存ルールデータベース105を参照することにより、決定した部品に依存する部品も計算機に組み込む部品として決定する。
【0031】
構成部品選択方針データベース106は、計算機を構成する部品を選択する上での方針(性能に関する方針等)を保持している。
【0032】
構成部品属性データベース107は、計算機を構成する部品の属性を示す情報を保持している。
【0033】
構成決定手段103が構成部品を選択する際には、指示された条件を満足する部品が複数ある場合も考えられる。例えば、構成変更手段102からの構成変更指示によって示された構成情報が「外部記憶装置を2セット有する計算機」であり、実際に計算機システム109が有する外部記憶装置のセット数が3であった場合には、「外部記憶装置を2セット有する」という条件を満たす外部記憶装置の組み合わせの数は3となり、一意に部品構成を決定することができない。このような場合に、構成決定手段103は、上記の構成部品選択方針データベース106および構成部品属性データベース107を参照することにより、最も理想的な部品を選択する。例えば、構成部品選択方針データベース106に「外部記憶装置は可能な限り容量が大きいものを使用する」という方針が保存されており、構成部品属性データベース107には計算機システム109が有する全ての外部記憶装置の容量が外部記憶装置の属性として保存されているとする。この場合に、構成決定手段103は、「外部記憶装置を2セット有する計算機」という要求に対して、計算機システム109が有する外部記憶装置の中で容量が大きい外部記憶装置の上位2セットを選択する(その後、計算機システム構成情報データベース104と構成部品間依存ルールデータベース105とを参照し、さらに、計算機の構成を決定していく)。
【0034】
図2は、図1中の構成決定手段103の詳細な構成を示すブロック図である。
【0035】
図2を参照すると、構成決定手段103は、必要部品選択手段131と、部品選択手段132と、方針考慮手段133と、依存部品抽出手段134と、構成変更通知手段135と、各手段間の情報授受に使用されるメモリ群(必要部品作業用メモリ136,作業用メモリ137,作業用メモリ138,および決定部品保存メモリ139)とからなる。
【0036】
図3は、必要部品選択手段131の処理を示す流れ図である。この処理は、必要部品作業用メモリ情報格納ステップ301と、不足部品リストアップステップ302と、必要部品作業用メモリ情報追加ステップ303と、部品選択手段通知ステップ304とからなる。
【0037】
図4は、部品選択手段132の処理を示す流れ図である。この処理は、必要部品作業用メモリ空判定ステップ401と、構成変更通知手段通知ステップ402と、部品選択・削除ステップ403と、条件満足全部品リストアップステップ404と、決定部品保存メモリ存在部品削除ステップ405と、部品検出判定ステップ406と、検出部品作業用メモリ格納ステップ407と、方針考慮手段通知ステップ408と、リストアップ部品探索ステップ409と、既存決定部品該当判定ステップ410と、異常終了ステップ411とからなる。
【0038】
図5は、方針考慮手段133の処理を示す流れ図である。この処理は、部品種類決定ステップ501と、決定部品種類対応方針検索ステップ502と、方針検出判定ステップ503と、方針不適合部品削除ステップ504と、部品選択ステップ505と、決定部品保存メモリ選択部品追加ステップ506と、作業用メモリ選択部品格納ステップ507と、依存部品抽出手段通知ステップ508とからなる。
【0039】
図6は、依存部品抽出手段134の処理を示す流れ図である。この処理は、依存部品検索ステップ601と、依存部品検出判定ステップ602と、必要部品作業用メモリ依存部品追加ステップ603と、部品選択手段通知ステップ604とからなる。
【0040】
図7は、構成変更通知手段135の処理を示す流れ図である。この処理は、構成変更要求ステップ701と、構成変更成否判定ステップ702と、計算機システム構成情報データベース部品名追加ステップ703と、計算機システム構成情報データベース部品名削除ステップ704と、異常終了ステップ705とからなる。
【0041】
図8は、図1中の計算機システム109の具体的な構成の一例を示すブロック図である。
【0042】
図8に示す計算機システム109の具体例は、3枚のCPUボード811〜813と、2枚のメモリボード821〜822と、5つの入出力制御装置841〜845とが、通信路831によって接続されている。各入出力制御装置841〜845には、それぞれ、1つの外部記憶装置851〜855が接続されている。
【0043】
構成変更装置108は、通信路831の接続状態を変更することにより、この計算機システム109の構成を自由に変更することができる。例えば、CPUボード811,メモリボード821,および入出力制御装置841を通信路831を通して接続することで、1つの計算機を構成することができる(入出力制御装置841を介して外部記憶装置851も構成部品となる)。
【0044】
図9は、図1中の計算機システム構成情報データベース104の内容の具体例(図8に示す計算機システム109の構成に対応する例)を示す図である。この計算機システム構成情報データベース104の各行には、「部品集合の意味」(「計算機を構成するために最低限必要な部品」,「計算機システムが有する部品」,「計算機の部品として使用されている部品」,または「計算機の部品として使用されていない部品」)および「部品名」の情報が存在する。
【0045】
図9に示す計算機システム構成情報データベース104には、以下に示すような情報が保存されている。なお、行番号の901〜904は説明の便宜のためのものであり、このような行番号に限定されるものでないことはいうまでもない(図10以降のデータベースの具体例を示す図中の行番号についても同様)。
【0046】
行901には、計算機を構成するために最低限必要な部品の部品名が格納されている。部品名の最後に付されている記号*はその部品名が部品の種類を表していることを示している(以下、特に断りなく記号*を使用するが、その意味は変わらない)。この行901の例は、「計算機を構成するためには、CPUボード,メモリボード,入出力制御装置,および外部記憶装置が最低限必要である」ことを示している。これらは全て部品の種類(*参照)として与えられているので、「部品の種類の構成さえ満たせば具体的な部品の構成は問わない(例えば、メモリボードについて、メモリボード821であるかメモリボード822であるかは問わない)」ということも意味している。
【0047】
行902には、図8に示す計算機システム109が有する全ての部品の部品名が格納されている。
【0048】
行903には、図9の計算機システム109で既に計算機が構成されている場合に、その計算機を構成する部品(その計算機の構成部品として使用されている部品)の部品名が格納されている。この例では、行903にまったく部品名が格納されていないので、計算機システム109において現在のところ計算機は構成されていないことがわかる。
【0049】
行904には、これから計算機を構成する際に利用可能な部品の部品名が格納されている。この例では、計算機システム109にまだ計算機が構成されていないので、図8に示す全ての部品の部品名が格納されている。
【0050】
図10は、図1中の構成部品間依存ルールデータベース105の内容の具体例(図8に示す計算機システム109の構成に対応する例)を示す図である。この構成部品間依存ルールデータベース105の各行には、「互いに依存する部品」の情報が存在する。すなわち、この構成部品間依存ルールデータベース105は、図8に示す計算機システム109における各部品間の依存関係を表す情報を保存している。
【0051】
例えば、行1001には、「入出力制御装置841を使用する場合に、外部記憶装置851が入出力制御装置841と物理的に接続されているため、外部記憶装置851を使用する/しないという構成変更指示者(計算機システム109の管理者等)の意思にかかわらず、強制的に外部記憶装置851は計算機の構成部品となる」ということを示す情報が格納されている。
【0052】
また、逆の依存関係を考えると、外部記憶装置851を使用する場合には、物理的な接続状態から入出力制御装置841が構成部品として必要になることがわかる。
【0053】
このように、構成部品間依存ルールデータベース105は部品間の物理的な接続情報を保持しており、その情報は計算機を構成する部品を自動的に選択する際に制約条件として使用される。
【0054】
図11は、図1中の構成部品選択方針データベース106の内容の具体例(図8に示す計算機システム109の構成に対応する例)を示す図である。この構成部品選択方針データベース106の各行には、「部品種類名」および「選択方針」の情報が存在する。すなわち、この構成部品選択方針データベース106は、図8に示す計算機システム109で計算機を構成する部品を選択する場合の方針を表す情報を保存している。
【0055】
例えば、行1101には、「メモリボードを計算機の構成部品として選択する場合に、メモリ性能の大きいメモリボードを優先して選択する」という方針が格納されている。
【0056】
図12は、図1中の構成部品属性データベース107の内容の具体例(図8に示す計算機システム109の構成に対応する例)を示す図である。この構成部品属性データベース107の各行には、「部品名」および「部品の属性」の情報が存在する。すなわち、この構成部品属性データベース107は、図8に示す計算機システム109の各部品の属性を示す情報を保存している。
【0057】
例えば、行1201は、「外部記憶装置851は記憶容量が30GBであり、性能を示す「速さ」が大きい」ことを示している。
【0058】
次に、図1〜図12を参照して、上記のように構成された本実施の形態に係る構成管理装置101の動作について詳細に説明する。
【0059】
第1に、図3〜図7に示す各流れ図(フローチャート)を参照しながら、図1および図2に示す各手段による全体的な動作を説明する。
【0060】
計算機システム109の管理者(構成変更指示者)は、構成管理装置101に対して、構成変更指示を与える。なお、この構成変更指示は、先に述べたように、不完全または部分的なものでも許容される。
【0061】
構成管理装置101内の構成変更手段102は、当該構成変更指示を入力して構成決定手段103に伝える。
【0062】
構成決定手段103は、必要に応じて、計算機システム構成情報データベース104,構成部品間依存ルールデータベース105,構成部品選択方針データベース106,および構成部品属性データベース107を参照して、前段(構成変更手段102)から与えられた構成変更指示を基に(その構成変更指示を補完して)、計算機の構成を決定し、決定した構成を示す情報(計算機構成決定情報)を構成変更装置108に伝える(当該計算機構成決定情報によって計算機を構成するように構成変更要求を行う)。
【0063】
構成決定手段103内の各手段(図2参照)は、以下に示すような処理を行う。
【0064】
必要部品選択手段131は、前段(構成変更手段102)より構成変更指示を受け取ると、以下に示すような処理を行う(図3参照)。
【0065】
まず、前段より得た情報(構成変更指示によって示される構成部品を示す情報)を必要部品作業用メモリ136に書き込む(ステップ301)。
【0066】
次に、計算機システム構成情報データベース104を参照し、計算機システム構成情報データベース104内の情報(計算機を構成するために最低限必要な部品を示す情報)と必要部品作業用メモリ136内の情報(構成変更手段102より得た情報)とを比較することにより、構成変更指示で指定された部品だけでは計算機を構成するために不足している部品をリストアップする(ステップ302)。
【0067】
次に、ステップ302でリストアップした部品を示す情報を必要部品作業用メモリ136に追加し(ステップ303)、処理の制御を渡す旨の通知(以下、単に「通知」という)を部品選択手段132に行う(ステップ304)。
【0068】
ステップ304の通知を受けた部品選択手段132は、以下に示すような処理を行う(図4参照)。
【0069】
まず、必要部品作業用メモリ136を参照して、必要部品作業用メモリ136が空であるか否かを判定する(ステップ401)。
【0070】
ステップ401で「必要部品作業用メモリ136が空である」と判定した場合には、構成変更通知手段135に通知を行う(ステップ402)。すなわち、必要部品作業用メモリ136が空になるまで、部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が繰り返される。
【0071】
一方、ステップ401で「必要部品作業用メモリ136が空ではない」と判定した場合には、必要部品作業用メモリ136から1つの部品(具体的な部品である場合だけでなく部品種類である場合もある)の1つを選択し、その部品を必要部品作業用メモリ136から削除する(ステップ403)。なお、この選択に際しては、構成変更指示で具体的に指定された部品から先に選択する(具体的に指定された部品間および具体的に指定されていない部品間における選択順序は任意(適当)に行われる)。
【0072】
次に、計算機システム構成情報データベース104を参照し、「計算機の部品として使用されていない部品」の行(図9の行904参照)における部品名の一覧から、ステップ403で選択した部品に該当する部品(「選択した部品である」または「選択した部品種類に属する部品である」という条件を満たす部品)をリストアップする(ステップ404)。
【0073】
また、決定部品保存メモリ139を参照し、決定部品保存メモリ139に存在する部品(部品名)についてはステップ404のリストアップの対象からはずす(削除する)(ステップ405)。
【0074】
この時点でリストアップされた部品が残っているかどうか(ステップ405までのリストアップ処理で部品が見つかったか否か)を判定する(ステップ406)。
【0075】
ステップ406で「リストアップされた部品が残っている(見つかった)」と判定した場合には、当該部品の部品名を作業用メモリ137に格納(保存)し(ステップ407)、その後、方針考慮手段133に通知を行う(ステップ408)。
【0076】
一方、ステップ406で「リストアップされた部品が存在しない」と判定した場合には、決定部品保存メモリ139を参照し、ステップ404でリストアップされた部品を決定部品保存メモリ139から探索し(ステップ409)、ステップ404でリストアップされた部品が決定部品保存メモリ139に存在するかどうか(既に決定部品となっているか否か)を判定する(ステップ410)。
【0077】
ステップ410で「当該部品が決定部品保存メモリ139に存在する」と判定した場合には、ステップ401の処理に戻り、上記と同様な処理を続ける。
【0078】
一方、ステップ410で「当該部品が決定部品保存メモリ139に存在しない」と判定した場合には、計算機システム109の管理者が希望する計算機構成で必要とする部品が不足していることになるので、異常終了する(ステップ411)。
【0079】
ステップ408の通知を受けた方針考慮手段133は、以下に示すような処理を行う(図5参照)。
【0080】
まず、前段(部品選択手段132)が情報を格納した作業用メモリ137を参照し、以降の処理で対象となる部品種類を決定する(作業用メモリ137に格納された部品の種類を処理対象の部品種類として認識する)(ステップ501)。
【0081】
次に、構成部品選択方針データベース106を参照し、ステップ501で決定した部品種類に対する方針を検索し(ステップ502)、当該方針を検出できたか否か(当該方針が見つかったかどうか)を判定する(ステップ503)。
【0082】
ステップ503で「当該方針が見つかった」と判定した場合には、当該方針に従う部品のみを作業用メモリ137に残し、従わない部品を作業用メモリ137から削除する(ステップ504)。
【0083】
なお、ステップ503で「当該方針が見つからなかった」と判定した場合には、ステップ504の処理をスキップする。
【0084】
次に、作業用メモリ137から適当な部品を選択し(選択の基準は任意である)(ステップ505)、その部品(部品名)を決定部品保存メモリ139に追加し(ステップ506)、さらに、その部品を作業用メモリ138に保存(格納)し(ステップ507)、その後、依存部品抽出手段134に通知を行う(ステップ508)。
【0085】
ステップ508の通知を受けた依存部品抽出手段134は、以下に示すような処理を行う(図6参照)。
【0086】
まず、構成部品間依存ルールデータベース105を参照し、作業用メモリ138に保存されている部品に依存する部品(依存部品)を検索し(ステップ601)、依存部品が存在するか否か(依存部品が見つかったかどうか)を判定する(ステップ602)。
【0087】
ステップ602で「依存部品が存在しない」と判定した場合には、部品選択手段132に通知を行う(ステップ604)。
【0088】
一方、ステップ602で「依存部品が存在する」と判定した場合には、その依存部品を必要部品作業用メモリ136に追加し(ステップ603)、その後、部品選択手段132に通知を行う(ステップ604)。
【0089】
ステップ604の通知を受けた部品選択手段132は、上述の図4に示す処理を行う。
【0090】
以上のように、部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が繰り返し実行されることにより、必要部品作業用メモリ136が空になると、ステップ401で「必要部品作業用メモリ136が空である」と判定されることになり、ステップ402で構成変更通知手段135に通知が行われる。
【0091】
ステップ402の通知を受けた構成変更通知手段135は、以下に示すような処理を行う(図7参照)。
【0092】
まず、決定部品保存メモリ139を参照し、決定部品保存メモリ139に保存されている部品を構成部品とする計算機を構成するように構成変更装置108に要求する(決定部品保存メモリ139内の構成部品を示す計算機構成決定情報によって構成変更要求を行う)(ステップ701)。
【0093】
その上で、ステップ701で要求した構成変更(構成変更装置108による計算機システム109の構成変更)が成功したか否かを判定する(ステップ702)。
【0094】
ステップ702で「構成変更が失敗した」と判定した場合には、異常終了する(ステップ705)。
【0095】
一方、ステップ702で「構成変更が成功した」と判定した場合には、その構成変更で新たに構成された計算機を構成する部品の情報(決定部品保存メモリ139内の部品名)を、計算機システム構成情報データベース104の「計算機の部品として使用されている部品」の行(図9の行903参照)における部品名の一覧に格納(追加)する(ステップ703)。
【0096】
また、当該計算機を構成する部品の情報(決定部品保存メモリ139内の部品名)を、計算機システム構成情報データベース104の「計算機の部品として使用されていない部品」の行(図9の行904参照)における部品名の一覧から削除する(ステップ704)。
【0097】
このように、構成管理装置101は、構成決定手段103により計算機の構成を決定し、構成変更装置108に決定した情報(計算機構成決定情報)を伝える(構成変更要求を行う)。そして、構成変更装置108は、その計算機構成決定情報に従って、実際に計算機システム109の構成を変更する(所望の計算機を構成する)。
【0098】
第2に、図8〜図12に示す計算機システム109,計算機システム構成情報データベース104,構成部品間依存ルールデータベース105,構成部品選択方針データベース106,構成部品属性データベース107の具体例を参照し、構成決定手段103の具体的な動作を詳細に説明する。
【0099】
ここでは、図8に示す計算機システム109および図9〜図12に示すような内容のデータベース群が存在することを前提として、構成変更手段102が構成決定手段103に「外部記憶装置851」を示す情報(構成管理装置101に対する構成変更指示によって示される情報)を与えた場合の具体的な動作を考える。なお、この情報が意味するところは、「少なくとも外部記憶装置851を含んだ計算機の構成を決定せよ」ということである。
【0100】
構成決定手段103内の必要部品選択手段131は、以下に示すような処理を行う(図3参照)。
【0101】
まず、前段(構成変更手段102)より得た(受け取った)情報である「外部記憶装置851」を必要部品作業用メモリ136に書き込む(ステップ301)。
【0102】
次に、図9の計算機システム構成情報データベース104中の行901を参照することにより、「不足している部品は、CPUボード*、メモリボード*、入出力制御装置*である」ということを認識し、これらの部品をリストアップする(ステップ302)。
【0103】
そして、これらの部品の種類を示す情報(CPUボード*,メモリボード*,および入出力制御装置*)を必要部品作業用メモリ136に追加し(ステップ303)、部品選択手段132に通知を行う(ステップ304)。
【0104】
ここで、ステップ304における通知の直前の必要部品作業用メモリ136は、「外部記憶装置851,CPUボード*,メモリボード*,入出力制御装置*」という情報を保持している。
【0105】
通知を受けた部品選択手段132は、以下に示すような処理を行う(図4参照)。
【0106】
まず、必要部品作業用メモリ136を参照して「必要部品作業用メモリ136が空でないこと」を判別し(ステップ401)、必要部品作業用メモリ136から1つの部品(部品種類を含む)を選択し削除する(ステップ403)。
【0107】
この選択処理で部品が順次選択され、必要部品作業用メモリ136が空となるまで、部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134による処理が繰り返されるが、本例では、以下のA〜Eに示す5つの処理段階が繰り返される。
【0108】
A.第1の処理段階
【0109】
部品選択手段132は、まず、構成変更指示で具体的に指定されている「外部記憶装置851」を必要部品作業用メモリ136から選択して削除するものとする。
【0110】
そして、部品選択手段132は、引き続き、以下に示すような処理を行う(図4参照)。
【0111】
まず、図9の計算機システム構成情報データベース104中の行904を参照し、「計算機の部品として使用されていない部品」の部品名の一覧から、ステップ403で選択した部品(ここでは、「外部記憶装置851」)に該当する部品(条件を満たす部品)をリストアップする(ステップ404)。この場合には、図9の行904に「外部記憶装置851」が存在するので、この部品をリストアップの対象とする。
【0112】
また、決定部品保存メモリ139を参照し(ステップ405)、決定部品保存メモリ139は空の状態であって「外部記憶装置851」が存在しないことを確認し、「外部記憶装置851」をリストアップの対象から削除することはしない(「外部記憶装置851」をリストアップの対象とする)。
【0113】
この時点でリストアップされた部品が残っているかどうかを判別すると(ステップ406)、「外部記憶装置851」が見つかるので、ここでは、「外部記憶装置851」を作業用メモリ137に保存し(ステップ407)、その後、方針考慮手段133に通知を行う(ステップ408)。
【0114】
ステップ408の通知を受けた方針考慮手段133は、以下に示すような処理を行う(図5参照)。
【0115】
まず、部品選択手段132が「外部記憶装置851」を格納した作業用メモリ137を参照し、以降の処理で対象となる部品種類を「外部記憶装置*」に決定する(ステップ501)。
【0116】
次に、図11の構成部品選択方針データベース106を参照し、ステップ501で決定した部品種類である「外部記憶装置*」に対する方針を検索し(ステップ502)、当該方針が存在するか否かを判定する(ステップ503)。
【0117】
図11の行1102を参照すると、「外部記憶装置*」に対する方針が存在し、その内容は「容量の大きさ優先」ということがわかる。ここでは、作業用メモリ137に「外部記憶装置851」が保存されているので、「容量の大きさ優先」という方針で部品を選択した場合に、条件を満たす部品は「外部記憶装置851」のみなので、この「外部記憶装置851」という情報を作業用メモリ137に残したままとする(ステップ504)。
【0118】
次に、ステップ505の選択処理で、作業用メモリ137から「外部記憶装置851」を選択し、その「外部記憶装置851」を決定部品保存メモリ139に追加し(ステップ506)、また、その「外部記憶装置851」を作業用メモリ138に格納し(ステップ507)、その後に、依存部品抽出手段134に通知を行う(ステップ508)。
【0119】
ステップ508の通知を受けた依存部品抽出手段134は、以下に示すような処理を行う(図6参照)。
【0120】
まず、図10の構成部品間依存ルールデータベース105を参照して、作業用メモリ138に保存されている部品である「外部記憶装置851」に依存する部品を検索する(ステップ601)。ここでは、図10の行1001を参照し、「入出力制御装置841」を「外部記憶装置851」の依存部品として抽出する。
【0121】
したがって、ステップ602で「依存部品が存在する」と判定した上で、当該依存部品(「入出力制御装置841」)を必要部品作業用メモリ136に追加し(ステップ603)、部品選択手段132に通知を行う(ステップ604)。
【0122】
この時点で、必要部品作業用メモリ136の内容は、「CPUボード*,メモリボード*,入出力制御装置*,入出力制御装置841」になる。
【0123】
B.第2の処理段階
【0124】
以上のような第1の処理段階で部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が実行された後にも、必要部品作業用メモリ136は空になっていないので、部品選択手段132は、図4のステップ403の処理で、「CPUボード*」を必要部品作業用メモリ136から選択して削除するものとする。
【0125】
そして、部品選択手段132は、引き続き、「CPUボード811」,「CPUボード812」,および「CPUボード813」をリストアップし(ステップ404)、決定部品保存メモリ139にそれらが存在しないことを確認した上で(ステップ405およびステップ406)、それらを作業用メモリ137に書き込む(ステップ407)。
【0126】
また、方針考慮手段133は、図11の構成部品選択方針データベース106を参照してCPUボードに関する選択方針が存在しないことを確認し(ステップ502およびステップ503)、「CPUボード811」,「CPUボード812」,および「CPUボード813」の中から適当に「CPUボード811」を選択し(ステップ505)、その「CPUボード811」を決定部品保存メモリ139に追加し(ステップ506)、また、その「CPUボード811」を作業用メモリ138に書き込む(ステップ507)。
【0127】
さらに、依存部品抽出手段134は、作業用メモリ138内の部品(「CPUボード811」)の依存部品が存在しないことを確認し(ステップ601およびステップ602)、追加格納処理を行わない(何もせずに部品選択手段132に通知する)。
【0128】
この時点で、必要部品作業用メモリ136の内容は「メモリボード*,入出力制御装置*,入出力制御装置841」となり、決定部品保存メモリ139の内容は「外部記憶装置851,CPUボード811」となる。
【0129】
C.第3の処理段階
【0130】
以上のような第2の処理段階で部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が実行された後にも、必要部品作業用メモリ136は空になっていないので、部品選択手段132は、図4のステップ403の処理で、「メモリボード*」を必要部品作業用メモリ136から選択して削除するものとする。
【0131】
そして、部品選択手段132は、「メモリボード821」および「メモリボード822」をリストアップし(ステップ404)、決定部品保存メモリ139にそれらが存在しないことを確認した上で(ステップ405およびステップ406)、それらを作業用メモリ137に書き込む(ステップ407)。
【0132】
また、方針考慮手段133は、図11の構成部品選択方針データベース106を参照してメモリボードに関する選択方針(行1101中の「メモリ性能優先」という方針)が存在することを確認し(ステップ502およびステップ503)、図12の構成部品属性データベース107を参照してメモリ性能(速さ)が一番大きいメモリボード(行1211および行1212参照)である「メモリボード822」を選択し(ステップ504およびステップ505)、その「メモリボード822」を決定部品保存メモリ139に追加し(ステップ506)、また、その「メモリボード822」を作業用メモリ138に書き込む(ステップ507)。
【0133】
さらに、依存部品抽出手段134は、作業用メモリ138内の部品(「メモリボード822」)の依存部品が存在しないことを確認し(ステップ601およびステップ602)、追加格納処理を行わない(何もせずに部品選択手段132に通知する)。
【0134】
この時点で、必要部品作業用メモリ136の内容は、「入出力制御装置*,入出力制御装置841」となり、決定部品保存メモリ139の内容は「外部記憶装置851,CPUボード811,メモリボード822」となる。
【0135】
D.第4の処理段階
【0136】
以上のような第3の処理段階で部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が実行された後にも、必要部品作業用メモリ136は空になっていないので、部品選択手段132は、図4のステップ403の処理で、「入出力制御装置*」を必要部品作業用メモリ136から選択して削除するものとする。
【0137】
そして、部品選択手段132は、「入出力制御装置841」,「入出力制御装置842」,「入出力制御装置843」,「入出力制御装置844」,および「入出力制御装置845」をリストアップし(ステップ404)、決定部品保存メモリ139にそれらが存在しないことを確認した上で(ステップ405およびステップ406)、それらを作業用メモリ137に書き込む(ステップ407)。
【0138】
また、方針考慮手段133は、図11の構成部品選択方針データベース106を参照して入出力制御装置に関する選択方針が存在しないことを確認し(ステップ502およびステップ503)、「入出力制御装置841」,「入出力制御装置842」,「入出力制御装置843」,「入出力制御装置844」,および「入出力制御装置845」の中から適当に「入出力制御装置841」を選択し(ステップ505)、その「入出力制御装置841」を決定部品保存メモリ139に追加し(ステップ506)、また、その「入出力制御装置841」を作業用メモリ138に書き込む(ステップ507)。
【0139】
さらに、依存部品抽出手段134は、図10の構成部品間依存ルールデータベース105を参照して作業用メモリ138内の部品(「入出力制御装置841」)の依存部品が「外部記憶装置851」であるということを確認し(ステップ601およびステップ602)、その「外部記憶装置851」を必要部品作業用メモリ136に追加(格納)する(ステップ603)。
【0140】
この時点で、必要部品作業用メモリ136の内容は「入出力制御装置841,外部記憶装置851」となり、決定部品保存メモリ139の内容は「外部記憶装置851,CPUボード811,メモリボード822,入出力制御装置841」となる。
【0141】
E.第5の処理段階
【0142】
以上のような第4の処理段階で部品選択手段132,方針考慮手段133,および依存部品抽出手段134の処理が実行された後にも、必要部品作業用メモリ136は空になっていない。
【0143】
そこで、部品選択手段132は、図4のステップ403の処理で、必要部品作業用メモリ136から「入出力制御装置841」を選択して削除するが、既にこの部品は決定部品保存メモリ139に存在するので(ステップ409およびステップ410)、ステップ401の判定に制御を戻す。
【0144】
この時点でも、必要部品作業用メモリ136は空になっていないので、部品選択手段132は、「必要部品作業用メモリ136からの次の部品の選択・削除」を行う。
【0145】
すなわち、ステップ403の処理で、必要部品作業用メモリ136から「外部記憶装置851」を選択して削除するが、既にこの部品は決定部品保存メモリ139に存在するので(ステップ409およびステップ410)、ステップ401の判定に制御を戻す。
【0146】
この時点で、必要部品作業用メモリ136は空となる。
【0147】
部品選択手段132は、必要部品作業用メモリ136が空となったので、ステップ401の判定に基づき、構成変更通知手段135に通知を行う(ステップ402)。
【0148】
これによって、上述のA〜Eの処理段階の繰り返しは終了する。なお、この時点での決定部品保存メモリ139の内容は「外部記憶装置851,CPUボード811,メモリボード822,入出力制御装置841」となっている。
【0149】
ステップ402の通知を受けた構成変更通知手段135は、以下に示すような処理を行う(図7参照)。
【0150】
まず、決定部品保存メモリ139を参照し、構成変更装置108に対して、「外部記憶装置851,CPUボード811,メモリボード822,入出力制御装置841」という部品構成を持つ計算機を構成するように構成変更要求を行う(ステップ701)。構成変更装置108は、この構成変更要求に基づき、当該部品構成を持つ計算機を、計算機システム109中に構成する。
【0151】
また、構成変更通知手段135は、構成変更装置108による構成変更の成功を確認した上で(ステップ702)、図9の計算機システム構成情報データベース104中の「計算機の部品として使用されている部品」の行(行903)に「外部記憶装置851,CPUボード811,メモリボード822,入出力制御装置841」という部品情報を格納する(ステップ703)。
【0152】
さらに、図9の計算機システム構成情報データベース104中の「計算機の部品として使用されていない部品」の行(行904)の「部品名」の情報を「CPUボード812,CPUボード813,メモリボード821,入出力制御装置842,入出力制御装置843,入出力制御装置844,入出力制御装置845,外部記憶装置852,外部記憶装置853,外部記憶装置854,外部記憶装置855」に更新する(ステップ704)。
【0153】
(2) 第2の実施の形態
【0154】
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る構成管理装置1301の構成を示すブロック図である。
【0155】
図13を参照すると、本実施の形態に係る構成管理装置1301は、計算機システム1309の構成変更を制御することが可能な構成変更装置1308と、構成変更対象の計算機システム1309とに接続されて構成されている。
【0156】
構成管理装置1301は、構成変更手段1302と、構成決定手段1303と、計算機システム構成情報データベース1304と、構成部品間依存ルールデータベース1305と、構成部品選択方針データベース1306と、構成部品属性データベース1307と、構成変更指示手段1310と、計算機構成情報データベース1311とを含んで構成されている。
【0157】
なお、第2の実施の形態における符号1301〜1309の構成要素は、第1の実施の形態における符号101〜109の構成要素と対応しており、当該構成要素と同様のものである。すなわち、この第2の実施の形態に係る構成管理装置1301は、図1に示す第1の実施の形態に係る構成管理装置101に、構成変更指示手段1310と計算機構成情報データベース1311とを追加したものである。
【0158】
構成変更指示手段1310は、例えばスケジューラによって実現され、あらかじめ設定されているスケジュール情報に基づき、計算機システム1309において所望のタイミングで所望の計算機を構成するように、構成変更手段1302に通知(指示)を行う機能を有する。
【0159】
計算機構成情報データベース1311は、希望する計算機の構成に関する情報が格納されているデータベースであり、第1の実施の形態における構成変更指示者からの構成変更指示と同様の内容の情報(構成情報)をあらかじめ保存している。
【0160】
本実施の形態における構成変更手段1302は、構成変更指示手段1310からの指示に基づき、その指示で指定された計算機に対する構成情報を計算機構成情報データベース1311から読み取り、構成決定手段1303に当該構成情報を通知する機能を有する。
【0161】
なお、構成決定手段1303は、図2に示す構成と同様の構成を有しており、第1の実施の形態における構成決定手段103と同様の機能を有している。
【0162】
図14は、図13中の計算機構成情報データベース1311の内容の具体例(図8の計算機システム109の構成と同一の構成を持つ計算機システム1309に対応する例)を示す図である。この計算機構成情報データベース1311の各行(図14では説明の簡易化のために1つの行しか存在しないが、一般的には複数の行が存在する)には、「計算機ID(IDentification)」および「部品名/部品種類名」の情報が存在する。
【0163】
例えば、行1401の構成情報は、「少なくともCPUボードが2枚と外部記憶装置851とが構成部品として使用されている計算機(「01」という計算機IDを有する計算機)を希望する」ということを示している。
【0164】
なお、本実施の形態における計算機構成情報データベース1311においても、後述する第3の実施の形態における計算機構成情報データベース1511(図19参照)のように、各行に「構成済みフラグ」の情報を設けてもよい。
【0165】
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る構成管理装置1301の動作について説明する。
【0166】
構成管理装置1301内の構成変更指示手段1310は、計算機システム1309に構成されるべき各計算機について、その計算機IDと構成タイミング(時期)とを有するスケジュール情報を管理している。
【0167】
構成変更指示手段1310は、ある計算機の構成時に、自己が保持しているスケジュール情報に基づき、当該計算機の計算機IDを持つ指示(その計算機の構成を希望する指示)を構成変更手段1302に対して行う。
【0168】
構成変更手段1302は、その指示に基づき、その指示で指定された計算機IDで特定される計算機の構成情報を計算機構成情報データベース1311から読み取り、第1の実施の形態における構成変更指示者からの構成変更指示の通知と同様に、構成決定手段1303に当該構成情報を通知する。
【0169】
例えば、構成変更指示手段1310が「01」という計算機IDを指定して構成変更手段1302に上記の指示を行った場合には、構成変更手段1302は図14の計算機構成情報データベース1311中の行1401の構成情報を読み取り、当該構成情報を構成決定手段1303に通知する。
【0170】
構成決定手段1303は、この構成情報に基づき(その構成情報を第1の実施の形態における構成変更指示と同様に扱って)、第1の実施の形態における構成決定手段103と同様の処理を行う(構成変更装置1308の処理も第1の実施の形態における構成変更装置108の処理と同様である)。
【0171】
なお、計算機システム1309の管理者等は、各計算機の構成タイミングを変更しようとする場合には、スケジュール情報の更新情報を構成変更指示手段1310に動的に与えることによって、そのような変更(新たな構成変更の指示)を実現することができる。
【0172】
(3) 第3の実施の形態
【0173】
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る構成管理装置1501の構成を示すブロック図である。
【0174】
図15を参照すると、本実施の形態に係る構成管理装置1501は、計算機システム1509の構成変更を制御することが可能な構成変更装置1508と、構成変更対象の計算機システム1509とに接続されて構成されている。
【0175】
構成管理装置1501は、構成変更手段1502と、構成決定手段1503と、計算機システム構成情報データベース1504と、構成部品間依存ルールデータベース1505と、構成部品選択方針データベース1506と、構成部品属性データベース1507と、計算機構成情報データベース1511と、障害検出手段1512とを含んで構成されている。
【0176】
なお、第3の実施の形態における符号1501〜1509の構成要素は、第1の実施の形態における符号101〜109の構成要素と対応しており、当該構成要素と同様のものである。すなわち、この第3の実施の形態に係る構成管理装置1501は、図1に示す第1の実施の形態に係る構成管理装置101に、計算機構成情報データベース1511と障害検出手段1512とを追加したものである。
【0177】
計算機構成情報データベース1511は、希望する計算機の構成に関する情報が格納されているデータベースであり、構成変更指示者からの構成変更指示(第1の実施の形態における構成変更指示と同様の構成変更指示)の内容を示す構成情報を保存している。
【0178】
障害検出手段1512は、計算機システム1509を監視して障害の発生を検出し、故障部品(故障が生じた部品)を判別し、故障部品を示す情報を削除するように計算機システム構成情報データベース1504の内容を変更した上で、必要な場合(障害発生時に故障部品が計算機の部品として使用されていた場合)には障害発生に起因する計算機システム1509の構成変更の指示を構成変更手段1502に通知する機能を有する。
【0179】
本実施の形態における構成変更手段1502は、構成変更指示者からの各構成変更指示の内容を示す構成情報を当該各構成変更指示を受ける毎に計算機構成情報データベース1511に格納した上で当該各構成変更指示を構成決定手段1503に通知し、障害検出手段1512からの指示に基づいて計算機システム構成情報データベース1504の初期化を行った上で計算機構成情報データベース1311から各構成情報を読み取り構成決定手段1503に当該構成情報を通知する機能を有する。
【0180】
図16は、障害検出手段1512の処理を示す流れ図である。この処理は、計算機システム障害発生判定ステップ1601と、故障部品判別ステップ1602と、故障部品情報削除ステップ1603と、故障部品計算機使用判定ステップ1604と、構成変更手段通知ステップ1605とからなる。
【0181】
図17は、計算機構成情報データベース1511および障害検出手段1512の存在を前提とする構成変更手段1502の処理を示す流れ図である。この処理は、計算機システム構成情報データベース初期化ステップ1701と、計算機構成情報データベース内構成情報取得ステップ1702と、構成決定手段通知ステップ1703とからなる。
【0182】
図18は、図15中の計算機システム構成情報データベース1504の内容の具体例(図8の計算機システム109の構成と同一の構成を持つ計算機システム1509に対応する例)を示す図である。この計算機システム構成情報データベース1504の内容は、図9の計算機システム構成情報データベース104の内容と同様のものであるが、「計算機の部品として使用されている部品」の行(行1803)に情報が格納されている場合(計算機システム1509に既に計算機が構成されている場合)の内容を示すものである。
【0183】
図19は、図15中の計算機構成情報データベース1511の内容の具体例(図8の計算機システム109の構成と同一の構成を持つ計算機システム1509に対応する例)を示す図である。この計算機構成情報データベース1511の各行には、「計算機ID」,「部品名/部品種類名」,および「構成済みフラグ」の情報が存在する。
【0184】
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る構成管理装置1501の動作について説明する。
【0185】
第1に、構成変更指示者からの構成変更指示があった場合の動作について説明する。
【0186】
構成変更手段1502は、構成変更指示者から各計算機についての構成変更指示を受ける毎に、当該構成変更指示の内容を示す構成情報を計算機構成情報データベース1511の各行中の「部品名/部品種類名」の欄に格納し、その構成情報に対応する計算機の計算機IDを当該各行中の「計算機ID」の欄に格納する。
【0187】
その上で、構成変更手段1502は、第1の実施の形態における構成変更手段102と同様に、当該構成変更指示を構成決定手段1503に伝える。
【0188】
構成決定手段1503は、当該構成変更指示に基づいて、第1の実施の形態における構成決定手段103の動作と同様の動作を行う(構成変更装置1508も、構成決定手段1503からの構成変更要求に基づき、第1の実施の形態における構成変更装置108の動作と同様の動作を行う)。
【0189】
また、構成変更手段1502は、構成変更装置1508による計算機の構成が成功した場合に、計算機構成情報データベース1511の当該計算機に対する「構成済みフラグ」に構成済みを示す情報(オン)を設定する。
【0190】
第2に、計算機システム1509において障害が発生した場合の動作について説明する。
【0191】
なお、ここでは、図18の計算機システム構成情報データベース1504や図19の計算機構成情報データベース1511を使用して、具体的な動作を説明する。また、計算機システム1509は、図8の計算機システム109の構成と同様の構成を有しているものとする。さらに、構成部品間依存ルールデータベース1505,構成部品選択方針データベース1506,および構成部品属性データベース1507は、図10〜図12(第1の実施の形態で各データベースの具体例として使用した内容を示す図)の各データベースと同様の内容を有しているものとする。
【0192】
現在、計算機システム1509においては、図18の計算機システム構成情報データベース1504中の行1803に示すように、CPUボード811,CPUボード812,メモリボード821,入出力制御装置841,および外部記憶装置851によって構成される計算機(計算機IDが「01」の計算機)のみが使用されているものとする。そして、この状態で、CPUボード812が故障した場合を考える。
【0193】
この場合に、障害検出手段1512は、以下に示すような処理を行う(図16参照)。
【0194】
まず、常に計算機システム1509を監視しており、計算機システム1509において障害が発生していないかどうか(故障の検出の有無)を判定する(ステップ1601)。
【0195】
ステップ1601で「障害が発生している」と判定した場合には、どの部品が故障したかを判別する(故障部品の判別を行う)(ステップ1602)。
【0196】
故障した部品は計算機の構成部品として使用できなくなるので、ステップ1602で検出した故障部品の情報を計算機システム構成情報データベース1504から削除する(ステップ1603)。
【0197】
本例の場合には、CPUボード812が故障した場合であり、図18中の行1802および行1803に「CPUボード812」という情報があるので、それらを削除する。
【0198】
次に、故障部品が計算機の部品として使用されていたか否かを判定する(ステップ1604)。本例の場合、具体的には、図18の計算機システム構成情報データベース1504中の行1803(「計算機の部品として使用されている部品」の行)に、ステップ1603の削除前に、故障部品の情報が存在していたか否かを判別する。
【0199】
ステップ1604で「故障部品が計算機の部品として使用されていなかった」と判定した場合には、ステップ1601の判定(障害検出手段1512の処理のフローチャートの先頭)に戻り、再び計算機システム1509の監視を始める。
【0200】
一方、ステップ1604で「故障部品が計算機の部品として使用されていた」と判定した場合には、構成変更手段1502に通知(障害に起因する計算機システム1509の構成変更の指示)を行い(ステップ1605)、その後、ステップ1601の判定に戻って再び計算機システム1509の監視を始める。
【0201】
本例の場合、具体的には、図18の行1803に故障部品である「CPUボード812」が存在していたので、その故障部品が計算機の部品として使用されていたということがわかり、構成変更手段1502に計算機システム1509の構成変更を指示するための通知を行い、その後、再び計算機システム1509の監視を始める。
【0202】
ステップ1605の通知を受けた構成変更手段1502は、以下に示すような処理を行う(図17参照)。
【0203】
最初に、計算機システム構成情報データベース1504の初期化を行う(ステップ1701)。
【0204】
ここで、「計算機システム構成情報データベース1504の初期化」とは、計算機の部品として使用されている部品がないことを示すように計算機システム構成情報データベース1504の情報を設定することをいう。例えば、図18の計算機システム構成情報データベース1504を例にとると、「行1803(「計算機の部品として使用されている部品」の行)の部品情報を全て削除することにより計算機として使用されている部品はないことを示すようにし、行1802(「計算機システムが有する部品」の行)の部品情報を全て行1804(「計算機の部品として使用されていない部品」の行)にコピーすることで全ての部品が計算機の部品として使用されていないことを示すようにすること」をいう。ただし、上述のように、障害検出手段1512によって故障部品である「CPUボード812」の情報は削除されているので、その部品(故障部品)の情報は行1802にも行1804にも存在していない。
【0205】
このようなステップ1701の初期化処理が終わった後に、計算機構成情報データベース1511中の「構成済みフラグ」に構成済みを示す情報(オン)が設定されている構成情報(ここでは、図19中の行1901の構成情報)を取得する(ステップ1702)。
【0206】
なお、図19中の行1901に示す構成情報の意味は、図14中の行1401と同様に、「少なくともCPUボードが2枚と外部記憶装置851とが構成部品として使用されている計算機を希望する」という内容を示している。
【0207】
最後に、当該構成情報を構成決定手段1503に通知する(ステップ1703)。
【0208】
構成決定手段1503は、この構成情報に基づいて、構成変更指示者からの構成変更指示があった場合の動作(すなわち、第1の実施の形態における構成決定手段103の動作)と同様に、当該構成情報に対応する計算機の構成(最終的な構成内容を示す計算機構成決定情報)を求め、その計算機構成決定情報を構成変更装置1508に通知する。なお,構成情報が複数存在する場合には、各構成情報に基づいて各計算機を構成し、当該各計算機に対する各計算機構成決定情報を構成変更装置1508に通知する。
【0209】
本例では、構成決定手段1503は、構成変更手段1502から得た構成情報から、「CPUボード811,CPUボード813,メモリボード821,入出力制御装置841,および外部記憶装置851」という計算機の構成(故障部品であるCPUボード812は当然に使用されていない)を決定し、当該構成を示す計算機構成決定情報を構成変更装置1508に通知する。
【0210】
構成変更装置1508は、構成決定手段1503から得た計算機構成決定情報を基に計算機システム1509の構成変更を行う。
【0211】
なお、構成に失敗した計算機が存在する場合には、計算機構成情報データベース1511中の当該計算機に対する「構成済みフラグ」は構成済みでないことを示す情報(オフ)に更新される。
【0212】
上記のように、本実施の形態を採用すると、計算機構成情報データベース1511と障害検出手段1512とを組み合わせ、図19の行1901の構成情報に示すように、計算機の構成を具体的な部品名で指定するのではなく部品種類名で指定することにより、上記の例のように、部品種類で構成を指定した部品に故障が発生したとしても自動的に故障部品を取り除き、動作可能な他の部品(同一の部品種類に属する他の部品)を使用して自動的に計算機を再構成することができるようになる。
【0213】
しかも、その再構成処理には人間(構成変更指示者等)の作業を必要としないので、計算機使用不可能時間を短く抑えることが可能となり、計算機システム1509における計算機の可用性が高まることになる。
【0214】
(4) 第4の実施の形態
【0215】
図20は、本発明の第4の実施の形態に係る構成管理装置2001の構成を示すブロック図である。
【0216】
図20を参照すると、本実施の形態に係る構成管理装置2001は、計算機システム2009の構成変更を制御することが可能な構成変更装置2008と、構成変更対象の計算機システム2009とに接続されている。
【0217】
構成管理装置2001は、構成変更手段2002と、構成決定手段2003と、計算機システム構成情報データベース2004と、構成部品間依存ルールデータベース2005と、構成部品選択方針データベース2006と、構成部品属性データベース2007と、構成変更指示手段2010と、計算機構成情報データベース2011と、障害検出手段2012とを含んで構成されている。
【0218】
なお、第4の実施の形態における符号2001〜2009の構成要素は、第1の実施の形態における符号101〜109の構成要素と対応しており、当該構成要素と同様のものである。また、構成変更指示手段2010は、第2の実施の形態における構成変更指示手段1310と同様のものである。さらに、計算機構成情報データベース2011および障害検出手段2012は、第4の実施の形態における計算機構成情報データベース1511および障害検出手段1512と同様のものである。ただし、計算機構成情報データベース2011には、第2の実施の形態における計算機構成情報データベース1311のように、あらかじめ1以上の構成情報が設定されている。
【0219】
本実施の形態に係る構成管理装置2001の動作は、構成変更指示手段2010の指示による計算機システム2009の構成変更時の動作は第2の実施の形態における動作と同様であり、障害検出手段2012の指示による計算機システム2009の構成変更時の動作は第3の実施の形態における動作と同様である。ただし、構成変更指示手段2010の指示による計算機システム2009の構成変更時に計算機の構成が成功した場合には、第3の実施の形態における構成変更指示者からの構成変更指示に基づく計算機システム1509の構成変更時の場合と同様に、計算機構成情報データベース2011中の当該計算機に対応する構成情報中の「構成済みフラグ」に構成済みを示す情報(オン)の設定が行われる。
【0220】
(5) 第2,第3,および第4の実施の形態の変形(拡張)形態
【0221】
上記の第2の実施の形態に係る構成管理装置1301では、計算機構成情報データベース1311中の構成情報は、「計算機ID」および「部品名/部品種類名」(より一般的にはこれらに該当する情報)を有している(図14参照)。また、第3および第4の実施の形態に係る構成管理装置1501/2001では、計算機構成情報データベース1511/2011中の構成情報は、「計算機ID」,「部品名/部品種類名」,および「構成済みフラグ」(より一般的にはこれらに該当する情報)を有している(図19参照)。
【0222】
また、各構成情報は、原則として、1つの計算機を構成するための情報であることが前提となっていた。
【0223】
ところで、本発明における構成変更対象の計算機システムとしては、図8のような計算機システムに限られず、例えば、C個のCPUボード,M個のメモリボード,I個の入出力制御装置,およびS個の外部記憶装置が存在する計算機システムを考えることができる(C,M,I,およびSはそれぞれ相当大きな値の整数)。なお、1つの入出力制御装置には複数の外部記憶装置が接続可能なので、IとSとが同値であるとは限らない。
【0224】
このような計算機システムでは、これらの構成部品を自由に組み合わせて複数の同一構成の計算機を構成するこができる。
【0225】
このような計算機システムにおける構成変更に適切に対処するために、上記の第2〜第4の実施の形態に係る構成管理装置1301/1501/2001の変形形態として、計算機構成情報データベース1311/1511/2011中の各構成情報に「必要数」という情報(同一構成の計算機を複数構成する必要がある場合におけるその構成数を示す情報)を付加する形態を考えることができる。
【0226】
例えば、図21に示すように、上記の第3の実施の形態に係る構成管理装置1501に対する変形形態における計算機構成情報データベース1511中の各行には、「計算機ID」,「部品名/部品種類名」,および「構成済みフラグ」とともに、「必要数」という情報が付加される。
【0227】
なお、上記以外の構成要素については、当該変形形態と上述の第2〜第4の実施の形態とは、同一の構成および動作を有している。
【0228】
ここで、例として、上記の第3の実施の形態に係る構成管理装置1501に対する本変形形態について、具体的な説明を加える。
【0229】
図21は、先にも言及したように、「必要数」が付加された計算機構成情報データベース1511の具体的な内容を示す図である。すなわち、この計算機構成情報データベース1511には、図19の計算機構成情報データベース1511の例と比較すると、「必要数」という欄が増えている。
【0230】
この変形形態における計算機構成情報データベース1511中の各行の構成情報は、「「部品名/部品種類名」で示される構成の計算機(「計算機ID」で特定される計算機)を「必要数」で示される数だけ要求する」ということを意味している。
【0231】
図21中の各行を具体的に説明すると、以下のaおよびbに示すようになる。
【0232】
a.行2101の構成情報は、最低でもCPUボードを2枚有するように構成された計算機を1000台要求している。
【0233】
b.行2102の構成情報は、最低でも外部記憶装置を2台備えるように構成された計算機を10台要求している。
【0234】
図22は、本変形形態における構成変更手段1502の処理(計算機構成情報データベース1511および障害検出手段1512の存在を前提とする構成変更手段1502の処理)を示す流れ図である。この処理は、計算機システム構成情報データベース初期化ステップ2201と、計算機構成情報データベース内構成情報1行取得ステップ2202と、構成情報存在判定ステップ2003と、構成決定手段通知ステップ2004と、必要数通知終了判定ステップ2005とからなる。
【0235】
この変形形態においては、例えば障害検出手段1512からの通知(障害に起因する計算機システム1509の構成変更の指示)を受けた場合に、構成変更手段1502は、以下に示すような処理を行う(図22参照)。なお、ここでの構成変更対象の計算機システム1509は、先に言及した「C個のCPUボード,M個のメモリボード,I個の入出力制御装置,およびS個の外部記憶装置が存在する計算機システム」であるものとする。
【0236】
最初に、計算機システム構成情報データベース1504の初期化を行う(ステップ2201)。
【0237】
本変形形態の場合には、この初期化処理によって、計算機システム構成情報データベース1504中の「計算機システムが有する部品」の行にC個のCPUボード,M個のメモリボード,I個の入出力制御装置,およびS個の外部記憶装置の部品名から故障部品の部品名が削除された情報が記憶される。また、「計算機の部品として使用されている部品」の行には何も記憶されず、「計算機の部品として使用されていない部品」の行には「計算機システムが有する部品」の行の内容と同じ内容が記憶される。
【0238】
次に、「必要数」が付加された計算機構成情報データベース1511(図21参照)中の構成情報(「構成済みフラグ」に構成済みを示す情報(オン)が設定されている構成情報)を1行読み込み(ステップ2202)、読み込める構成情報が存在(残存)していたか否かを判別し(ステップ2203)、「構成情報が存在していなかった」と判定した場合(処理対象の全ての構成情報についての読み込みが完了している場合)には処理を終了する。
【0239】
ステップ2203で「構成情報が存在していた」と判定した場合には、得られた構成情報を構成決定手段1503に「必要数」分だけ通知し(ステップ2204およびステップ2205)、構成決定手段1503を介して構成変更装置1508によって計算機システム1509上に所望の計算機を構成させる。
【0240】
このように、本変形形態では、同一の構成の計算機を複数台構成させるために、計算機構成情報データベース1511の各構成情報中の「必要数」を確認してステップ2205で「必要数」分だけ同一の構成情報を通知したか否かを判定している。これにより、ステップ2204で同じ構成情報を必要数分だけ構成変更手段1502に通知し、必要数台の計算機を構成することが可能になる。
【0241】
なお、ステップ2205で「当該構成情報を「必要数」分だけ通知した」と判定した場合には、その後、ステップ2202の処理に戻り、別な計算機の構成情報を計算機構成情報データベース1511から読み込み、上記と同様な処理を続け、所望の計算機の構成を実現する(以上のような処理を繰り返すことで、複数の種類の計算機を複数台構成することが可能になる)。
【0242】
構成変更対象の計算機システムが非常に大規模な計算機システムである場合に、数千、数万の計算機を構成することが可能であることも予想される。そのような場合に、上記の第2〜第4の実施の形態では、計算機構成情報データベース1311/1511/2011において同一構成の全ての計算機の構成についてそれぞれ構成情報が必要となるため、各々の計算機について構成指示を行う手間は計算機システムの規模の大きさに比例して非常に大きくなる。
【0243】
これに対して、本変形形態では、図21の例からも分かるように、計算機を構成するために与えるべき情報は非常に少なくなっており、計算機システムの規模には比例していない。
【0244】
つまり、本変形形態を適用することにより、計算機の構成指示(計算機システムの構成変更指示)の手間を小さくすることが可能になる。
【0245】
(6) 第5の実施の形態
【0246】
図23は、本発明の第5の実施の形態に係る構成管理装置101の構成を示すブロック図である。
【0247】
図23を参照すると、本発明の第5の実施の形態に係る構成管理装置101は、図1に示した第1の実施の形態に係る構成管理装置101に対して、構成管理処理プログラム2300を備える点が異なっている。
【0248】
構成管理処理プログラム2300は、計算機システム構成情報データベース104,構成部品間依存ルールデータベース105,構成部品選択方針データベース106,および構成部品属性データベース107を備える構成管理装置101に読み込まれ、当該構成管理装置101の動作を構成変更手段102および構成決定手段103(必要部品選択手段131,部品選択手段132,方針考慮手段133,依存部品抽出手段134,および構成変更通知手段135(図2参照))として制御する。構成管理処理プログラム2300の制御による構成管理装置101の動作(構成変更手段102および構成決定手段103の動作)は、第1の実施の形態における構成管理装置101の動作(構成変更手段102および構成決定手段103の動作)と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0249】
(7) 第6の実施の形態
【0250】
図24は、本発明の第6の実施の形態に係る構成管理装置1301の構成を示すブロック図である。
【0251】
図24を参照すると、本発明の第6の実施の形態に係る構成管理装置1301は、図13に示した第2の実施の形態に係る構成管理装置1301に対して、構成管理処理プログラム2400を備える点が異なっている。
【0252】
構成管理処理プログラム2400は、計算機システム構成情報データベース1304,構成部品間依存ルールデータベース1305,構成部品選択方針データベース1306,構成部品属性データベース1307,および計算機構成情報データベース1311を備える構成管理装置1301に読み込まれ、当該構成管理装置1301の動作を構成変更手段1302,構成決定手段1303,および構成変更指示手段1310として制御する。構成管理処理プログラム2400の制御による構成管理装置1301の動作(構成変更手段1302,構成決定手段1303,および構成変更指示手段1310の動作)は、第2の実施の形態における構成管理装置1301の動作(構成変更手段1302,構成決定手段1303,および構成変更指示手段1310の動作)と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0253】
(8) 第7の実施の形態
【0254】
図25は、本発明の第7の実施の形態に係る構成管理装置1501の構成を示すブロック図である。
【0255】
図25を参照すると、本発明の第7の実施の形態に係る構成管理装置1501は、図15に示した第3の実施の形態に係る構成管理装置1501に対して、構成管理処理プログラム2500を備える点が異なっている。
【0256】
構成管理処理プログラム2500は、計算機システム構成情報データベース1504,構成部品間依存ルールデータベース1505,構成部品選択方針データベース1506,構成部品属性データベース1507,および計算機構成情報データベース1511を備える構成管理装置1501に読み込まれ、当該構成管理装置1501の動作を構成変更手段1502,構成決定手段1503,および障害検出手段1512として制御する。構成管理処理プログラム2500の制御による構成管理装置1501の動作(構成変更手段1502,構成決定手段1503,および障害検出手段1512の動作)は、第3の実施の形態における構成管理装置1501の動作(構成変更手段1502,構成決定手段1503,および障害検出手段1512の動作)と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0257】
(9) 第8の実施の形態
【0258】
図26は、本発明の第8の実施の形態に係る構成管理装置2001の構成を示すブロック図である。
【0259】
図26を参照すると、本発明の第8の実施の形態に係る構成管理装置2001は、図20に示した第4の実施の形態に係る構成管理装置2001に対して、構成管理処理プログラム2600を備える点が異なっている。
【0260】
構成管理処理プログラム2600は、計算機システム構成情報データベース2004,構成部品間依存ルールデータベース2005,構成部品選択方針データベース2006,構成部品属性データベース2007,および計算機構成情報データベース2011を備える構成管理装置2001に読み込まれ、当該構成管理装置2001の動作を構成変更手段2002,構成決定手段2003,構成変更指示手段2010,および障害検出手段2012として制御する。構成管理処理プログラム2600の制御による構成管理装置2001の動作(構成変更手段2002,構成決定手段2003,構成変更指示手段2010,および障害検出手段2012の動作)は、第4の実施の形態における構成管理装置2001の動作(構成変更手段2002,構成決定手段2003,構成変更指示手段2010,および障害検出手段2012の動作)と全く同様になるので、その詳しい説明を割愛する。
【0261】
(10) 第6,第7,および第8の実施の形態の変形(拡張)形態
【0262】
上記の第6,第7,および第8の実施の形態に係る構成管理装置1301/1501/2001に対しては、第2,第3,および第4の実施の形態に対して(5)で述べた変形形態と同様に、計算機構成情報データベース1311/1511/2011中の構成情報に「必要数」が付加された変形形態を考えることができる。
【0263】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、以下に示すような効果が生じる。
【0264】
第1の効果は、計算機システム構成情報データベースおよび構成決定手段(主に、部品選択手段)等の働きにより、計算機システムの構成変更時に与えなければならない部品情報を少なく抑えることが可能になり、部品情報の指示のための手間を削減できるということである。これにより、計算機システムの構成変更に精通していない管理者であっても、容易に計算機システムの構成を変更することが可能になる(このことは、下記の第2および第3の効果についても妥当する)。
【0265】
第2の効果は、構成部品選択方針データベース,構成部品属性データベース,および構成決定手段(主に、方針考慮手段)等の働きにより、計算機システムの構成変更を実現する上での部品情報として物理的に部品を特定するための情報を与える必要がなくなるので、構成変更時に利用可能な部品に応じて、柔軟かつ自動的に計算機システムの構成を決定すること(柔軟な計算機システムの構成を容易かつ自動的に構築すること)が可能になるということである。
【0266】
第3の効果は、構成部品選択方針データベースおよび構成部品属性データベースの内容を色々と変更することにより、様々な特徴を持つ計算機システムの構成を自動的に決定することができるということである。
【0267】
第4の効果は、上記に加えて、障害検出手段を適切に組み合わせること等により、計算機システムにおける計算機の可用性を高めることができるということである。具体的には、構成変更手段への入力契機を計算機システムの障害時に対応させ、構成決定手段に故障部品の代替部品を決定させて、自動的に計算機システムの復旧を行うことができるようにすることにより、計算機の可用性を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中の構成決定手段の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2中の必要部品選択手段の処理を示す流れ図である。
【図4】図2中の部品選択手段の処理を示す流れ図である。
【図5】図2中の方針考慮手段の処理を示す流れ図である。
【図6】図2中の依存部品抽出手段の処理を示す流れ図である。
【図7】図2中の構成変更通知手段の処理を示す流れ図である。
【図8】図1中の計算機システムの具体的な構成の例を示すブロック図である。
【図9】図1中の計算機システム構成情報データベースの内容の具体例(図8に示す計算機システムの構成に対応する例)を示す図である。
【図10】図1中の構成部品間依存ルールデータベースの内容の具体例(図8に示す計算機システムの構成に対応する例)を示す図である。
【図11】図1中の構成部品選択方針データベースの内容の具体例(図8に示す計算機システムの構成に対応する例)を示す図である。
【図12】図1中の構成部品属性データベースの内容の具体例(図8に示す計算機システムの構成に対応する例)を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図14】図13中の計算機構成情報データベースの内容の具体例を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図16】図15中の障害検出手段の処理を示す流れ図である。
【図17】図15中の構成変更手段の処理を示す流れ図である。
【図18】図15中の計算機システム構成情報データベースの内容の具体例を示す図である。
【図19】図18中の計算機構成情報データベースの内容の具体例を示す図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図21】図15中の計算機構成情報データベース(「必要数」が付加された計算機構成情報データベース)の内容の具体例を示す図である。
【図22】図15中の構成変更手段(計算機構成情報データベースに「必要数」が付加された変形形態における構成変更手段)の処理を示す流れ図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図24】本発明の第6の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図25】本発明の第7の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【図26】本発明の第8の実施の形態に係る構成管理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101,1301,1501,2001 構成管理装置
102,1302,1502,2002 構成変更手段
103,1303,1503,2003 構成決定手段
104,1304,1504,2004 計算機システム構成情報データベース
105,1305,1505,2005 構成部品間依存ルールデータベース
106,1306,1506,2006 構成部品選択方針データベース
107,1307,1507,2007 構成部品属性データベース
108,1308,1508,2008 構成変更装置
109,1309,1509,2009 計算機システム
131 必要部品選択手段
132 部品選択手段
133 方針考慮手段
134 依存部品抽出手段
135 構成変更通知手段
136 必要部品作業用メモリ
137,138 作業用メモリ
139 決定部品保存メモリ
811,812,813 CPUボード
821,822 メモリボード
831 通信路
841,842,843,844,845 入出力制御装置
851,852,853,854,855 外部記憶装置
1310,2010 構成変更指示手段
1311,1511,2011 計算機構成情報データベース
1512,2012 障害検出手段
2300,2400,2500,2600 構成管理処理プログラム

Claims (2)

  1. 計算機システムの構成変更を可能とする装置である構成変更装置に対して構成変更の要求を行う構成管理装置において、
    不完全/部分的な内容が許容される構成変更指示を構成変更指示者から受け取り、その構成変更指示で示される構成情報を構成決定手段に伝える構成変更手段と、
    計算機システム構成情報データベースや構成部品間依存ルールデータベースを参照することにより前記構成変更手段から受け取った不完全/部分的な構成情報を補完し、構成部品選択方針データベースや構成部品属性データベースを参照することにより選択方針に対処して計算機システムの構成を構築し、それらの結果として計算機構成決定情報を求めて、その計算機構成決定情報を構成変更装置に通知する前記構成決定手段とを有し、
    前記構成決定手段が、計算機システム構成情報データベースを参照し、構成変更手段より受け取った構成情報で指定された部品だけでは計算機を構成するために不足している部品を補完し、補完した構成情報を必要部品作業用メモリ上に格納する必要部品選択手段と、
    前記必要部品選択手段により情報が格納された必要部品作業用メモリが空となるまで必要部品作業用メモリから1つずつ部品を選択・削除し、計算機システム構成情報データベースを参照して「計算機の部品として使用されていない部品」に該当する上記の選択部品であり決定部品保存メモリに情報が存在しない部品のみをリストアップする部品選択手段と、
    構成部品選択方針データベースを参照して前記部品選択手段によりリストアップされた部品の部品種類に対する方針を検索し、当該方針が見つかった場合には当該方針に従う部品の中から選択した部品の情報を決定部品保存メモリに追加する方針考慮手段と、
    構成部品間依存ルールデータベースを参照して前記方針考慮手段によって選択された部品の依存部品を検索し、依存部品が存在する場合には当該依存部品の情報を必要部品作業用メモリに追加する依存部品抽出手段と、
    前記部品選択手段により「必要部品作業用メモリが空である」と判定された場合に、決定部品保存メモリに情報が保存されている部品を構成部品とする計算機を構成するように構成変更装置に要求し、要求した構成変更が成功したか否かを判定し、その判定結果に基づいて計算機システム構成情報データベースの更新を行う構成変更通知手段とを備えることを特徴とする構成管理装置。
  2. 各構成情報に「必要数」という情報が付加された計算機構成情報データベースと、
    前記計算機構成情報データベース中の「必要数」を参照することにより、同一構成の計算機の構成情報を「必要数」分だけ構成決定手段に通知する構成変更手段とを有することを特徴とする請求項1記載の構成管理装置。
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