JPH07230367A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH07230367A
JPH07230367A JP6019464A JP1946494A JPH07230367A JP H07230367 A JPH07230367 A JP H07230367A JP 6019464 A JP6019464 A JP 6019464A JP 1946494 A JP1946494 A JP 1946494A JP H07230367 A JPH07230367 A JP H07230367A
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JP
Japan
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registered
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JP6019464A
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English (en)
Inventor
Nobuo Iwata
伸夫 岩田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォームデータを登録記憶しているプリンタ
装置において、設定された時間毎に定期的に、あるいは
端末装置から何等かのコマンドを受信して当該コマンド
が指示する処理を終了した後に、登録されているフォー
ムデータの中の所定の削除条件を満足するフォームデー
タを削除することによって、常時空き容量を作成してお
く。 【構成】 タイマ15は設定された時間が経過する度毎
に画像処理部14に対して割り込みをかける。これによ
り画像処理部14はフォーム記憶部12に登録されてい
るフォームデータの中に予め設定されている削除条件を
満足するものがある場合にはそのフォームデータを削除
する。また、端末装置3からコマンドを受信した場合に
も、そのコマンドの処理を終了した後に削除条件を満足
するフォームデータを削除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置に係り、
特に、プリントデータにフォームオーバレイを行って記
録媒体に印字するプリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク等の適宜の記憶手
段にフォームデータを記憶するようになされているプリ
ンタ装置が知られている。フォームデータとは、文字等
のプリントデータに罫表等の予め定められているフォー
ムを重畳合成、即ちオーバレイするためのデータであ
る。
【0003】この種のプリンタ装置を使用してフォーム
オーバレイを行う場合には、パーソナルコンピュータや
ワークステーション等からなる端末装置からは、印字す
べきプリントデータと共に、どのようなフォームデータ
を用いるか、そのファイル名もしくは識別番号(以下、
これらを総称してフォーム識別子と称す)を指定して印
字命令を送出する。この印字命令を受信すると、プリン
タ装置は、指定されているフォームデータを記憶手段か
ら読み出し、受信したプリントデータにオーバレイして
印字を行う。
【0004】ところで、フォームデータを記憶するもの
としては、上述したようにハードディスク等の比較的容
量の大きい記憶手段が用いられるのが通常ではあるが、
いかに容量の大きい記憶手段を用いたとしても、記憶す
るフォームデータ数が多くなると空き容量も少なくな
り、新たなフォームデータを登録しようとしても当該記
憶手段の空き容量が登録しようとするフォームデータの
データ量より少なくなってしまう場合が生じる。
【0005】そのような場合に対応するものとして、特
開平4−245529号公報においては、新たにフォー
ムデータを記憶するための空き容量が不足している場
合、当該記憶手段に既に記憶されているフォームデータ
の中の、最後に使用された時から現在に至るまでの期間
が長いフォームデータから順に削除することによって新
たなフォームデータを登録するための空き領域を確保す
るようにすることが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−245529号公報に示されているものにおいて
は、記憶手段の空き容量が非常に少なくなった場合に
は、新たにフォームデータを登録しようとする度毎に、
既に登録されているフォームデータの中から削除すべき
フォームデータを選択し、それを削除して空き容量を確
保するという処理が必要になってしまい、フォームデー
タを登録するための一連の処理に時間がかかるという問
題がある。
【0007】そこで、本発明は、予め定められた所定の
事象が発生したとき、例えば端末装置から印字等が指示
された場合、あるいは所定の時間毎に定期的に削除可能
なフォームデータを削除する処理を行うプリンタ装置を
提供することを目的とするものである。
【0008】これによれば、通常の動作時においてフォ
ームデータを記憶するための空き容量が確保されていく
ので、フォームデータの登録要求があった場合に即座に
登録できる可能性が高くなり、フォームデータの登録の
処理を従来よりも短時間に、効率的に行うことが可能と
なる。
【0009】しかし、このように所定の事象が発生した
ときに削除可能なフォームデータを削除していく処理を
行ったとしても、削除可能なフォームデータが少なかっ
た場合、あるいはデータ量が大きいフォームデータの登
録が要求された場合等には空き容量は十分確保されず、
従って、従来のようにフォームデータの登録要求があっ
たときに、既に登録されているフォームデータの中の所
定の条件を満足するフォームデータを削除して空き容量
を確保する必要が生じる場合がある。
【0010】上述した特開平4−245529号公報に
おいては、このような場合、現在までの未使用時間が長
いものから順に削除されることになっているが、このよ
うな一つの観点から削除すべきフォームデータを選択す
ると、非常に重要な、削除すべきでないフォームデータ
も削除されてしまう場合があるという問題がある。
【0011】例えば、いま現在12月であり、新たにフ
ォームデータを登録しようとしたところ記憶手段の空き
容量が十分でなかったとする。また、1年のうち1月に
だけ使用するフォームデータが登録されており、このフ
ォームデータが非常に重要で、且つフォームの作成も面
倒なものであったとする。しかし、いま新たなフォーム
データを登録しようとするときこの非常に重要なフォー
ムデータの未使用期間が一番長いものであった場合に
は、最初に削除されてしまうことになる。
【0012】そこで、本発明は上記の目的に加え、フォ
ームデータの登録要求があったときに当該フォームデー
タを登録するに必要な空き容量がなかった場合には、既
に登録されているフォームデータの中から削除すべき最
適なフォームデータを選択して削除することができるプ
リンタ装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載のプリンタ装置は、フォームデータ
を記憶する記憶手段を備え、受信したプリントデータに
指定されたフォームデータをオーバレイして記録用紙に
印字するプリンタ装置において、予め設定されている所
定の事象が発生したことを条件として、記憶手段に登録
されているフォームデータを検査し、予め定められた条
件を満足するフォームデータを削除する処理手段を備え
ることを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載のプリンタ装置は、フ
ォームデータを記憶する記憶手段を備え、受信したプリ
ントデータに指定されたフォームデータをオーバレイし
て記録用紙に印字するプリンタ装置において、新たにフ
ォームデータの登録が要求された場合において、当該登
録が要求されているフォームデータを記憶するのに必要
な空き容量が記憶手段にないときには、既に登録されて
いるフォームデータを予め順位付けられた複数の判定条
件に基づいて順位付けし、登録が要求されているフォー
ムデータを登録できるだけの空き容量が確保できるだけ
のフォームデータ数を順位付けられた順番に選択し、削
除する処理手段を備えることを特徴とする。
【0015】更に、請求項3記載のプリンタ装置は、フ
ォームデータを記憶する記憶手段を備え、受信したプリ
ントデータに指定されたフォームデータをオーバレイし
て記録用紙に印字するプリンタ装置において、新たにフ
ォームデータの登録が要求された場合において、当該登
録が要求されているフォームデータを記憶するのに必要
な空き容量が記憶手段にないときには、既に登録されて
いるフォームデータを予め順位付けられた複数の判定条
件に基づいて順位付けし、登録が要求されているフォー
ムデータを登録できるだけの空き容量が確保できるだけ
のフォームデータ数を順位付けられた順番に選択し、こ
れら選択された全てのフォームデータの優先度が当該登
録が要求されているフォームデータの優先度より低い場
合に限って選択されたフォームデータを削除する処理手
段を備えることを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1記載のプリンタ装置の作用は次のよう
である。このプリンタ装置は、フォームデータを記憶す
る記憶手段を備え、受信したプリントデータに指定され
たフォームデータをオーバレイして記録用紙に印字する
ものであって、処理手段を備える。
【0017】この処理手段は、予め設定されている所定
の事象が発生したことを条件として、記憶手段に登録さ
れているフォームデータを検査し、予め定められた条件
を満足するフォームデータを削除する処理を行うもので
ある。
【0018】この所定の事象としては、所定の時間が経
過したこと、フォームデータを記憶するための空き容量
が予め設定されている閾値以下になったこと、印字処理
を行ったこと、フォームデータを登録したこと等、種々
の事象が考えられる。
【0019】以上の構成によれば、削除すべき条件を満
足するフォームデータは常日頃の動作の中で削除されて
いくので、新たなフォームデータを登録しようとすると
きに必要な空き容量がないという事態が生じることを回
避することができ、以て従来のように、フォームデータ
を登録しようとする度毎に削除すべきフォームデータを
選択して削除するという処理を行う必要はなくなるの
で、フォームデータの登録のための一連の処理時間を短
縮することができる。
【0020】請求項2記載のプリンタ装置の作用は次の
ようである。このプリンタ装置は、フォームデータを記
憶する記憶手段を備え、受信したプリントデータに指定
されたフォームデータをオーバレイして記録用紙に印字
するものであって、処理手段を備える。
【0021】この処理手段は、新たにフォームデータの
登録が要求された場合において、当該登録が要求されて
いるフォームデータを記憶するのに必要な空き容量が記
憶手段にないときには、既に登録されているフォームデ
ータを予め順位付けられた複数の判定条件に基づいて順
位付けし、登録が要求されているフォームデータを登録
できるだけの空き容量が確保できるだけのフォームデー
タ数を順位付けられた順番に選択し、削除する処理を行
うものである。
【0022】ここで、複数の判定条件としては、登録後
の使用回数、登録後の1月当たりの平均使用回数、登録
後の平均使用間隔、優先度等、種々のものを考えること
ができ、これらの複数の判定条件を順位付けしておけば
よい。
【0023】以上の構成によれば、削除すべきフォーム
データを選択するに際して、種々の観点から所望の順で
条件付けを行うことができるので、使用頻度は少ないが
重要なフォームデータや、非常に頻繁に使用されるフォ
ームデータ等、削除されることが望ましくないフォーム
データを誤って削除してしまうことを防止することがで
きる。
【0024】請求項3記載のプリンタ装置の作用は次の
ようである。このプリンタ装置は、フォームデータを記
憶する記憶手段を備え、受信したプリントデータに指定
されたフォームデータをオーバレイして記録用紙に印字
するものであって、処理手段を備える。
【0025】この処理手段は、新たにフォームデータの
登録が要求された場合において、当該登録が要求されて
いるフォームデータを記憶するのに必要な空き容量が記
憶手段にないときには、既に登録されているフォームデ
ータを予め順位付けられた複数の判定条件に基づいて順
位付けし、登録が要求されているフォームデータを登録
できるだけの空き容量が確保できるだけのフォームデー
タ数を順位付けられた順番に選択し、これら選択された
全てのフォームデータの優先度が当該登録が要求されて
いるフォームデータの優先度より低い場合に限って選択
されたフォームデータを削除する処理を行うものであ
る。
【0026】ここで、複数の判定条件としては、登録後
の使用回数、登録後の1月当たりの平均使用回数、登録
後の平均使用間隔等、種々のものを考えることができ、
これらの複数の判定条件を順位付けしておけばよい。
【0027】つまり、処理手段は、既に登録されている
フォームデータを、予め順位付けられた複数の判定条件
に基づいて順位付けし、登録が要求されているフォーム
データを登録できるだけの空き容量が確保できるだけの
フォームデータ数を順位付けられた順番に選択するが、
処理手段はこの選択したフォームデータを即座に削除す
るのではなく、これらの選択されたフォームデータの優
先度と今回新たに登録しようとしているフォームデータ
の優先度を比較して、これら選択された全てのフォーム
データの優先度が当該登録が要求されているフォームデ
ータの優先度より低い場合にはこれら選択されたフォー
ムデータを削除する。
【0028】このように、フォームデータにはそれぞれ
優先度が設定されており、この優先度は、削除すべきも
のと選択されたときに、最終的に削除するかどうかを判
定するために用いられるのである。
【0029】以上の構成によれば、削除すべきフォーム
データを選択するに際して、種々の観点から所望の順で
条件付けを行うことができるので、非常に頻繁に使用さ
れるフォームデータ等、削除されることが望ましくない
フォームデータを誤って削除してしまうことを防止する
ことができるだけでなく、更に、最後に優先度に基づい
て削除すべきものか否かを判定するので、削除すべき対
象に選択されてしまうフォームデータであっても非常に
重要なフォームデータは優先度を高く設定しておくこと
によって、誤って削除されるのを防止することができ
る。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
なお、以下の実施例においては、プリンタ装置はネット
ワークを介してパーソナルコンピュータあるいはワーク
ステーション等の端末装置と接続されているものとする
が、本発明は、パーソナルコンピュータやワークステー
ション等と一対一に接続されているプリンタ装置にも適
用することができることは当然である。
【0031】図1は本発明に係る実施例の構成を示す図
であり、図中、1はプリンタ装置、2はネットワーク、
3は端末装置、11は通信処理部、12はフォント記憶
部、13はユーザインターフェース(以下、UIと称
す)、14は画像処理部、15はタイマ、16はページ
メモリ、17は画像記録部、18は後処理部、19はバ
スを示す。
【0032】本発明に係るプリンタ装置1は、ローカル
・エリア・ネットワーク(LAN)等の適宜のネットワ
ークを介して、パーソナルコンピュータ、あるいはワー
クステーション等からなる端末装置3と接続されてい
る。
【0033】プリンタ装置1は、通信処理部11、フォ
ーム記憶部12、UI13、画像処理部14、タイマ1
5、ページメモリ16、画像記録部17、後処理部18
を備えており、これら各部はバス19を介して接続され
ている。なお、バス19はシステムバス及びデータバス
を纏めて1本のラインで示しているものである。
【0034】まず、プリンタ装置1の各部について説明
する。通信処理部11は、端末装置3から送信されてき
たデータを受信する処理、及びプリンタ装置1から端末
装置3へ必要なデータを送信する場合の送信の処理を行
うものである。
【0035】フォーム記憶部12は端末装置3から登録
要求があったフォームデータを登録して記憶している記
憶手段であり、ハードディスク装置等の適宜な記憶装置
で構成される。
【0036】UI13はユーザが当該プリンタ装置1に
対して種々の設定を行う場合に操作する操作手段であ
り、液晶表示装置あるいはCRT等の表示手段、及びテ
ンキーをはじめとする種々のボタンを備えている。
【0037】画像処理部14は、当該プリンタ装置1の
動作を統括して管理するものであり、マイクロプロセッ
サ及びその周辺回路で構成される。そして画像処理部1
4は、受信したコードデータをビットマップデータに展
開する処理等の印字に関する処理を行うのは勿論、後述
するようにフォームデータの登録、削除等のフォームデ
ータの管理に関する処理をも行う。
【0038】タイマ15は、画像処理部14からの指示
により計時を開始し、予め定められている所定の時間が
経過する度毎に画像処理部14に対して割り込みをかけ
るものである。なお、この所定の時間はUI13により
任意に設定可能となされている。
【0039】ページメモリ16は、ビットマップに展開
されたページ単位のイメージデータが書き込まれるもの
である。
【0040】画像記録部17はページメモリ16に展開
されたビットマップデータを印字するための処理を行う
ものであり、後処理部18は印字出力した用紙を1部毎
に綴じる処理等所定の後処理を行うものである。なお、
画像記録部17、後処理部18については周知であるの
で詳細な説明は省略する。
【0041】ところで、端末装置3からは印字を指示す
る命令、フォームデータの登録を指示する命令、登録し
てあるフォームデータの削除を指示する命令等種々の命
令がプリンタ装置1に対して送信されるが、その命令の
構造例を図2に示す。
【0042】図2Aは、フォームデータ及び印字すべき
プリントデータを送信してフォームオーバレイ印字を指
示する場合のデータの構造例を示す図であり、先頭には
送信するフォームデータとプリントデータとを用いてフ
ォームオーバレイ印字を行うことを指示するコマンドが
付され、その次には当該フォームデータを識別するため
のフォーム識別子があり、次には自動登録モードの指示
が付されている。これは当該フォームデータを自動的に
登録するか否かを指示するものであって、オンとオフの
2値の値をとり、自動登録モードがオンの場合には当該
フォームデータは指示されたフォーム識別子で自動的に
登録されることになる。
【0043】自動登録モードの指示の後には当該フォー
ムデータの優先度、及びフォームデータのデータ量を示
すバイト数が設定されており、その後にフォームデータ
とプリントデータが付されている。
【0044】図2Bはフォームの登録を指示する場合の
データの構造例を示す図であり、先頭には送信するフォ
ームデータを登録することを指示するコマンドが付さ
れ、その次には当該フォームデータを識別するためのフ
ォーム識別子があり、次には当該フォームデータの優先
度が設定されており、その後に当該フォームデータのデ
ータ量を示すバイト数があり、最後にフォームデータが
付されている。
【0045】図2Cはフォームオーバレイを行わない通
常の印字を指示する場合のデータの構造例を示す図であ
り、先頭には通常の印字を指示するコマンドが付され、
その後に印字すべきプリントデータが付されている。
【0046】図2Dは既にフォーム記憶部12に登録さ
れているフォームデータの削除を指示する場合のデータ
の構造例を示す図であり、先頭にはフォームデータを削
除することを指示するコマンドが付され、その後に削除
すべきフォームデータを指示するフォーム識別子が付さ
れている。
【0047】以上、4種類の命令のデータ構造について
説明したが、その他の命令についても同様の構造を備え
ているものである。
【0048】以上、端末装置3から送信されてくるデー
タの構造について説明したが、次にフォーム記憶部12
に登録、記憶されているフォームデータを管理するため
の管理テーブルについて説明する。画像処理部14は、
フォーム記憶部12に登録、記憶されているフォームデ
ータを管理するために、登録されている全てのフォーム
データのそれぞれについて図3に示すような管理データ
を作成し、更新している。この管理データの集合が管理
テーブルであり、画像処理部14はこの管理テーブルを
内部メモリに書き込んでおく。
【0049】上述したように、フォームデータの登録要
求がなされるときには図2Aまたは図2Bに示すデータ
が送信されてくるが、画像処理部14はフォームデータ
を登録する際に、このデータからフォーム識別子、フォ
ームデータのバイト数、優先度を取り込んで、それぞれ
管理テーブルのフォーム識別子、バイト数、優先度の項
目に書き込み、登録日の項目には当該フォームデータを
登録した日にちを書き込み、更に記憶領域の先頭アドレ
スの項目には当該フォームデータをフォーム記憶部12
に書き込んだその先頭アドレスを書き込む。
【0050】また、画像処理部14は、同じフォーム識
別子でフォームの更新登録がなされた場合にはその日に
ちを更新日の項目に書き込み、更に当該フォームが使用
される度毎に使用回数を1だけインクリメントし、その
使用された日にちを随時使用日として書き込んでいく。
従って使用回数の項目には登録日から何回使用された
か、その累計が書き込まれている。
【0051】次に、画像処理部14が行う処理について
図4、図5、図6を参照して説明する。この実施例にお
いては、画像処理部14は予め設定された所定の事象が
発生する度毎にフォームデータの削除処理を行うものと
するが、ここでは事象としては、 タイマ15から割
り込みが発生したとき 端末装置3から何等かのコマンドを受信し、そのコマ
ンドの処理が終了したとき フォーム記憶部12の空き容量が所定の閾値以下にな
ったとき、の3つの事象があり、どの事象が発生したと
きにフォームデータの削除処理を行うようにするか、あ
るいは削除処理は行わないようにするかはUI13によ
り任意に設定できるようになされている。即ち、ユーザ
は、UI13によって上記の事象が発生したときのみ
フォームデータの削除処理を行わせる設定を行うことも
でき、あるいは上記、、の全ての事象が発生した
ときにフォームデータの削除処理を行わせるように設定
することもでき、またはフォームデータの削除処理は一
切行わないようにすることも可能である。他の組み合わ
せについても同様である。そして、UI13によって設
定された内容は画像処理部14が管理する設定ファイル
に登録される。
【0052】まず、図4を参照して、画像処理部14が
行う処理の全体の流れについて説明する。画像処理部1
4は、起動されると定期削除の設定がなされているか否
かを判断する(ステップS1)。この判断は、上記の
の事象が発生したときフォームデータの削除処理を行う
設定がなされているか否かを判断するものであり、上述
した設定ファイルを参照することにより判断する。
【0053】そして、画像処理部14は、定期削除が設
定されていない場合にはステップS3に分岐して割り込
みがかかるのを待機するが、定期削除が設定されている
場合にはタイマ15をセットし、起動して(ステップS
2)割り込みがかかるのを待機する。
【0054】上述したように、タイマ15は起動の後、
UI13で設定された所定時間が経過する度毎に画像処
理部14に対して割り込みをかける。これが画像処理部
14に対する割り込みの一つであるが、画像処理部14
には端末装置3から何らかのコマンドを受信したときに
も割り込みがかかるようになされている。
【0055】従って、画像処理部14はステップS3の
割り込み待機中に割り込みがかかった場合には、その割
り込みがタイマ15からのものであるのか、または端末
装置3からコマンドを受信したものであるのかを判断し
(ステップS4,S6)、タイマ15からの割り込みで
あった場合にはフォームデータの削除処理を実行(ステ
ップS5)してステップS3に戻り、コマンドを受信し
たことに基づく割り込みであった場合には当該受信した
コマンドに基づく処理(以下、ホストコマンド処理と称
す)を実行(ステップS7)してステップS3に戻る。
しかし、当該割り込みがタイマ15からの割り込みでも
なく、コマンド受信に基づく割り込みでもなかった場
合、即ちステップS6の判断で「No」である場合には、
画像処理部14は当該割り込みを無視してステップS3
に戻り、割り込みがかかるのを待機する。
【0056】従って、画像処理部14は、定期削除が設
定されている場合にはタイマ15から割り込みがかかる
度毎に、即ち一定期間毎にフォームデータの削除処理を
実行することになるが、定期削除が設定されていない場
合にはホストコマンド処理を実行するだけである。
【0057】次に、図4のステップS5のフォームデー
タの削除処理の詳細について図5を参照して説明する。
なお、ここではフォームデータを削除するための条件と
して、 A:一か月当たりの平均使用回数(以下、単に平均使用
回数と称す)が閾値以下であること B:1回使用されてから次に使用されるまでの平均の時
間間隔(以下、平均使用間隔と称す)が閾値以上である
こと の二つの条件を設定可能とするが、その他の適宜の条件
を設定できるようにしてもよいことは当然である。
【0058】そして、フォームデータを削除するについ
て、上記の条件Aのみを使用するか、上記の条件Bのみ
を使用するか、あるいは上記の条件A及び条件Bを共に
満足するフォームデータを削除するようにするかはユー
ザがUI13によって任意に設定可能であり、また上記
条件Aの閾値、上記条件Bの閾値もUI13によって設
定可能となされている。そして、UI13によって設定
された条件及び閾値は画像処理部14が管理する所定の
設定ファイルに登録される。
【0059】さて、フォームデータ削除処理を開始する
と画像処理部14は、まず設定ファイルから削除条件と
してどのような条件が設定されているかを求める(ステ
ップS11)。画像処理部14は、次に、フォームデー
タを管理するための管理テーブルから一つのフォームに
関する管理データを選択(ステップS12)して、平均
使用回数、平均使用間隔を演算する(ステップS1
3)。なお、ステップS11で求めた削除条件が平均使
用回数のみである場合にはステップS13においては平
均使用回数のみを演算し、ステップS11で求めた削除
条件が平均使用間隔のみである場合にはステップS13
においては平均使用間隔のみを演算し、ステップS11
で求めた削除条件が平均使用回数と平均使用間隔の両方
である場合にはステップS13においては平均使用回数
と平均使用間隔の両方を演算する。また、画像処理部1
4は、平均使用回数は、管理データの中の使用回数を登
録日から現在までの月数で除算した商として算出し、平
均使用間隔は、管理データの中の登録日から直近の使用
日までの日数を使用回数で除算した商として算出する。
【0060】次に画像処理部14は、ステップS13で
求めた平均使用回数及び/または平均使用間隔の値を設
定ファイルに登録されているそれぞれの閾値と比較して
当該フォームデータが削除の対象となるか否かを判断す
る(ステップS14)。この判断において、平均使用回
数が閾値以下である場合、及び/または平均使用間隔が
閾値以上である場合には当該フォームデータは削除の対
象となることは上述した通りである。
【0061】そして、画像処理部14は、ステップS1
4の判断で当該フォームデータが削除対象でないと判断
した場合にはステップS16に分岐して次のフォームデ
ータの管理データに関してステップS12以下の処理を
行うが、ステップS14の判断で当該フォームデータが
削除対象であると判断した場合にはフォーム記憶部12
から当該フォームデータを消去すると共に当該管理デー
タを消去して当該フォームデータを削除する(ステップ
S15)。そして、次のフォームデータがある場合には
ステップS12以下の処理を繰り返す。
【0062】つまり、このフォームデータ削除処理にお
いては、現在登録されている全てのフォームデータに関
して設定されている削除条件を満足するか否かが判断さ
れ、削除条件を満足するフォームデータは全て削除され
るのである。しかし、全てのフォームデータが削除条件
を満足しない場合にはフォームデータは一つも削除され
ない。これは、このフォームデータ削除処理は無理に空
き容量を作ることを目的とするものではなく、削除でき
るものがあったら削除するというだけの処理であるか
ら、削除条件を満足するものがない場合には削除は行わ
ないのである。
【0063】以上、図4のステップS5のフォームデー
タ削除処理について説明したが、次に、図4のステップ
S7のホストコマンド処理の詳細について図6を参照し
て説明する。
【0064】図4のステップS6でコマンドを受信する
と、画像処理部14は当該コマンドがフォームの登録を
指示するコマンドであるか、オーバレイ印字を指示する
コマンドであるか、あるいはフォームオーバレイを行わ
ない通常の印字を指示するものであるか、またはフォー
ムデータの削除を指示するものであるかを判断する(ス
テップS21〜S24)。
【0065】そして、画像処理部14は、受信したコマ
ンドがフォームデータの登録を指示するものであった場
合には、登録が要求されているフォームデータのデータ
量とフォーム記憶部12の空き容量とを比較し(ステッ
プS25)、空き容量がデータ量以上である場合には登
録可能と判断して、フォームデータを受信し(ステップ
S26)、受信したフォームデータをフォーム記憶部1
2に登録する(ステップS27)。このとき、当該フォ
ームデータの管理データを作成して管理テーブルに登録
することは当然である。
【0066】しかし、ステップS25の判断においてフ
ォームデータのデータ量が空き容量を越えている場合に
は、ステップS28のフォームデータ登録判定の処理を
行う。このフォームデータ登録判定の処理は、本発明の
特徴の一つであって、その詳細については後述するが、
既に登録されているフォームデータの中の所定の条件を
満足するものを削除することによって当該登録要求され
ているフォームデータを登録することができるか否かを
判定する処理であり、この処理の結果が登録可である場
合には画像処理部14はフォームデータ登録判定の処理
によって選択されたフォームデータを削除して、当該登
録要求されているフォームデータをフォーム記憶部12
に格納すると共に、当該フォームデータに関する管理デ
ータを作成して管理テーブルに登録するが、この処理の
結果が登録不可である場合には画像処理部14は何もせ
ずにステップS33の処理に移行する。以上がステップ
S37の処理である。つまり、フォームデータ登録判定
の処理において登録不可と判定された場合には当該登録
要求されているフォームデータは登録されないのであ
る。
【0067】また、画像処理部14は、受信したコマン
ドがオーバレイ印字を指示するものであった場合には、
各部に対してフォームオーバレイの処理及び印字の処理
を行なわせる(ステップS29)。このステップS29
の処理についても後述する。
【0068】更に、受信したコマンドがフォームオーバ
レイを伴わない通常の印字を指示するものであった場合
には、画像処理部14はプリントデータを受信し(ステ
ップS30)、各部に対して印字処理を行わせる(ステ
ップS31)。なお、ステップS31の印字処理につい
ては周知であり、本発明において本質的な事項でもない
ので説明は省略する。
【0069】また更に、受信したコマンドがフォームデ
ータの削除を指示するものであった場合には、画像処理
部14は受信したフォーム識別子のフォームデータを削
除する(ステップS32)。なお、このとき当該フォー
ムデータの管理データをも削除することは当然である。
【0070】ステップS27,S28,S29,S31
またはS32の処理が終了すると、画像処理装置14は
処理後削除の設定がなされているか否かを判断する(ス
テップS33)。これは、上記の事象が発生したとき
にフォームデータの削除処理を行う設定がなされている
か否かを判断する処理であり、上述した設定ファイルを
参照することにより判断する。
【0071】そして、処理後削除の設定がなされている
場合には、画像処理部14はフォームデータの削除処理
を行う(ステップS34)。これで一連の処理は終了と
なる。なお、ステップS34の処理は図5に示す処理と
同じである。
【0072】しかし、処理後削除の設定がなされていな
い場合には、画像処理部14は次に空き容量による削除
が設定されているか否かを判断する(ステップS3
5)。これは、上記の事象が発生したときにフォーム
データの削除処理を行う設定がなされているか否かを判
断する処理であり、上述した設定ファイルを参照するこ
とにより判断する。
【0073】そして、空き容量による削除の設定がなさ
れている場合には、フォーム記憶部12の空き容量が閾
値以下であるかどうかを判断し(ステップS36)、閾
値以下である場合にはフォームデータの削除処理を行う
(ステップS34)が、空き容量が閾値を越えている場
合には空き容量は十分に確保されていると判断して処理
を終了する。また、ステップS35の判断において空き
容量による削除の設定がなされていない場合には処理を
終了する。なお、ステップS36の判断で用いる空き容
量の閾値はユーザによって設定され、設定ファイルに登
録されていることは当然である。
【0074】以上のように、プリンタ装置1は動作時に
おいて、一定時間毎に、あるいは所定の事象が発生した
場合に、またはフォーム記憶部12の空き容量が閾値以
下である場合に、削除条件を満足するフォームデータを
削除するので、フォーム記憶部12の空き容量を確保し
ておくことができ、以てフォームデータの登録要求があ
った場合にフォーム記憶部12の空き容量が不足する可
能性を低減させることができる。
【0075】さて、次に、図6のステップS28のフォ
ームデータ登録判定の処理について図7を参照して説明
する。この処理は、上述したところからも明らかなよう
に、フォームデータの登録要求があったときにフォーム
記憶部12の空き容量が登録すべきフォームデータのデ
ータ量未満であった場合に、どのフォームデータを削除
すれば当該登録要求されているフォームデータを登録す
ることができるか、あるいは当該フォームデータは登録
できないのかを判定する処理である。
【0076】フォームデータ登録判定の処理において
は、画像処理部14は、まず現在登録されているフォー
ムデータの削除リストを作成する(ステップS41)。
これはフォームデータの削除する順位付けを行うための
処理であり、予め設定されている順位付けされた複数の
判定条件に基づいてフォームデータをソートし、削除リ
ストを作成する。
【0077】具体的には次のようである。いま、例え
ば、優先度、使用回数、平均使用回数、平均使用間隔、
バイト数の5つの判定条件が設定され、これら5つの判
定条件が、優先度が低い順、使用回数が少ない順、平均
使用回数が少ない順、平均使用間隔が長い順、バイト数
が少ない順に順位付けされているとする。即ち、この場
合、優先度が判定条件1で順位が一番高く、次いで使用
回数が判定条件2、平均使用回数が判定条件3、平均使
用間隔が判定条件4、そしてバイト数が判定条件5であ
り、その順位は最下位である。
【0078】なお、これらの判定条件及びその順位付け
はユーザがUI13により任意に設定可能であり、設定
された内容は所定の設定ファイルに登録されているもの
である。
【0079】さて、画像処理部14は、所定の設定ファ
イルから判定条件及びその順位を読み出し、まず判定条
件1でフォームデータをソートする。いま例えば優先度
が1〜5の5段階に設定されており、優先度1が優先度
が最も高く、優先度5が優先度が最も低いものとする
と、フォームデータはこの優先度という判定条件により
5つの順位に分けられるが、次に、同一順位の中を判定
条件2に基づいてソートする。例えば、優先度が5であ
るフォームデータが複数あった場合には、これらのフォ
ームデータは判定条件2である使用回数によって順位が
付けられることになる。以下同様であり、ある判定条件
で同一順位のフォームデータは次の順位の判定条件によ
って順位が付けられることになる。
【0080】なお、ここで、優先度、バイト数及び使用
回数は管理データに書き込まれている値が用いられ、平
均使用回数及び平均使用間隔は上述した演算により求め
られる値が用いられる。また、上述した判定条件はあく
までも一例に過ぎないものであり、その他の事項、例え
ばフォーム識別子の文字列の順序あるいは登録されてか
らの現在までの日数等、所望の事項を判定条件とするこ
とができることは当然である。
【0081】以上の処理により登録されているフォーム
データは図8に示すようにソートされる。そして、この
ソートされた順番はそのまま削除されるときに選択され
る順位となるものである。なお、図8においてはフォー
ムデータはN個登録されているものとしている。また、
図中、フォーム識別子、条件4の順位及び条件5の順位
は省略しているが、フォーム識別子の項目には管理デー
タ中のフォーム識別子が書き込まれ、条件4の値及び条
件5の値の項目にはそれぞれの値が書き込まれるもので
ある。更に「条件1の値」とあるのは判定条件1による
値を示しているものである。
【0082】このように削除リストを作成すると、画像
処理部14は、次に削除リストの1番目のフォームデー
タのバイト数と現在登録が要求されているフォームデー
タの容量を比較し、削除リストの1番目のフォームデー
タのバイト数が登録要求されているフォームデータの容
量以上であればステップS46の処理に分岐するが、そ
うでない場合には削除リストの次のフォームデータのバ
イト数を加算して、その合計のバイト数が登録要求され
ているフォームデータの容量以上か否かを判断する。
【0083】これがステップS42〜S45の処理であ
るが、この処理を繰り返すことによって、登録要求され
ているフォームデータを登録するためにはいくつのフォ
ームデータを削除すればよいか、その個数Mが分かる。
【0084】以上のようにしてM個のフォームデータを
選択すると、画像処理部14は次に優先度の比較が設定
されているか否かを判断し(ステップS46)、優先度
の比較が設定されていない場合は画像処理部14はステ
ップS49に分岐して当該登録要求されているフォーム
データは登録可であると判定する。そしてこのとき選択
されたM個のフォームデータが削除されるべきフォーム
データであると設定される。
【0085】しかし、優先度の比較が設定されている場
合には、選択されたM個のフォームデータの優先度と登
録要求されているフォームデータの優先度を比較して
(ステップS47)、登録の可否を判断し(ステップS
48)、ステップS48の判断において、選択されたM
個のフォームデータの中に、登録要求されているフォー
ムデータの優先度より高い優先度を有するフォームデー
タが一つでもある場合には登録できないものと判断して
フォームデータ登録不可と判定する(ステップS5
0)。また、選択されたM個のフォームデータの優先度
が全て登録要求されているフォームデータの優先度以下
である場合には登録できると判断して登録可と判定する
(ステップS49)。
【0086】つまり、ステップS46の判断処理は、削
除の対象として選択されたM個のフォームデータを即座
に削除するのではなく、M個のフォームデータの中に登
録要求されているフォームデータの優先度より高い優先
度を有するものがあった場合には少なくとも当該フォー
ムデータだけは削除しないようにすることができるよう
に設けられている処理であり、この優先度の比較を行う
か否かはユーザがUI13により設定可能であり、設定
された内容は所定の設定ファイルに登録されているもの
である。
【0087】以上がフォームデータ登録判定の処理であ
り、次に図6のフォームオーバレイ処理/印字の処理に
ついて図9を参照して説明する。
【0088】画像処理部14は、フォームオーバレイを
指示するコマンド中の自動登録モードがオンかオフかを
判断し(ステップS51)、自動登録モードがオンの場
合にはフォームデータを受信(ステップS52)して、
更にプリントデータを受信(ステップS56)して内部
のワークメモリ(図1には図示せず)に格納する。同様
に、自動登録モードがオフで、且つ当該フォームデータ
が未登録である場合、即ちステップS53の判断がNO
である場合にもフォームデータを受信(ステップS5
4)し、更にプリントデータを受信(ステップS56)
してワークメモリに格納する。
【0089】しかし、自動登録モードがオフであり、且
つ当該フォームデータが登録済みである場合には、画像
処理部14は登録されているフォームデータをフォーム
記憶部12から読み出し、ワークメモリにロード(ステ
ップS54)し、更にプリントデータを受信(ステップ
S56)してワークメモリに格納する。なお、当該フォ
ームデータが登録済みであるか否かは管理テーブルを参
照することによって判断する。
【0090】その後、画像処理部14はフォームオーバ
レイ処理を行うと共に、各部に対して印字のための動作
を行わせる(ステップS57)。なお、これらの動作に
ついては周知であり、本発明において本質的な事項でも
ないので説明は省略する。
【0091】そして、画像処理部14は、自動登録モー
ドがオンかオフかを判断し(ステップS58)、自動登
録モードがオンである場合には引き続き当該フォームデ
ータが登録済みか否かを判断(ステップS59)する
が、自動登録モードがオフである場合にはステップS6
4に分岐する。
【0092】ステップS59の判断により、当該フォー
ムデータが登録済みである場合には画像処理部14は登
録されているフォームデータを削除する(ステップS6
0)が、未登録である場合にはフォームデータ登録判定
の処理を行う(ステップS61)。この処理は図7に示
す処理と同じであるので説明は省略する。
【0093】ステップS61のフォームデータ登録判定
の処理の結果登録可である場合には、画像処理部14は
フォームデータ登録判定の処理で決定された削除対象フ
ォームデータを削除すると共に、受信したフォームデー
タをフォーム記憶部12に格納し、管理データを作成し
て登録する(ステップS63)。
【0094】しかし、ステップS61のフォームデータ
登録判定の処理の結果登録不可である場合には、画像処
理部14は、再度当該フォームデータが登録済みか否か
を判断し(ステップS64)、既に登録済みであった場
合には既存のフォームデータの管理データを更新する
(ステップS65)。ステップS64の判断でフォーム
データが未登録であった場合には何もせずにそのまま処
理を終了する。
【0095】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【0096】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常の動作時において所定の削除条件を満足
するフォームデータは削除されていくので、フォームデ
ータの登録が要求されたときに当該フォームデータを登
録するために必要な空き容量が足りないという事態を回
避することができ、従ってフォームデータを登録する処
理に要する時間を短縮することができる。
【0097】また、フォームデータの登録が要求された
ときに空き容量が足りない場合においても、削除しても
よい最適なフォームデータを削除して必要な空き容量を
生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 端末装置3から送信される命令の構造例を示
す図である。
【図3】 画像処理部14が登録されているフォームデ
ータを管理するために用いている管理データの構造例を
示す図である。
【図4】 画像処理部14が行う処理の全体の流れを示
すフローチャートである。
【図5】 図4のステップS5のフォームデータの削除
処理のフローチャートである。
【図6】 図4のステップS7のホストコマンド処理の
フローチャートである。
【図7】 図6のステップS28のフォームデータ登録
判定の処理のフローチャートである。
【図8】 削除リストの構造例を示す図である。
【図9】 図6のフォームオーバレイ処理/印字の処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…プリンタ装置、2…ネットワーク、3…端末装置、
11…通信処理部、12…フォント記憶部、13…ユー
ザインターフェース、14…画像処理部、15…タイ
マ、16…ページメモリ、17…画像記録部、18…後
処理部、19…バス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォームデータを記憶する記憶手段を備
    え、受信したプリントデータに指定されたフォームデー
    タをオーバレイして記録用紙に印字するプリンタ装置に
    おいて、 予め設定されている所定の事象が発生したことを条件と
    して、記憶手段に登録されているフォームデータを検査
    し、予め定められた条件を満足するフォームデータを削
    除する処理手段を備えることを特徴とするプリンタ装
    置。
  2. 【請求項2】フォームデータを記憶する記憶手段を備
    え、受信したプリントデータに指定されたフォームデー
    タをオーバレイして記録用紙に印字するプリンタ装置に
    おいて、 新たにフォームデータの登録が要求された場合におい
    て、当該登録が要求されているフォームデータを記憶す
    るのに必要な空き容量が記憶手段にないときには、既に
    登録されているフォームデータを予め順位付けられた複
    数の判定条件に基づいて順位付けし、登録が要求されて
    いるフォームデータを登録できるだけの空き容量が確保
    できるだけのフォームデータ数を順位付けられた順番に
    選択し、削除する処理手段を備えることを特徴とするプ
    リンタ装置。
  3. 【請求項3】フォームデータを記憶する記憶手段を備
    え、受信したプリントデータに指定されたフォームデー
    タをオーバレイして記録用紙に印字するプリンタ装置に
    おいて、 新たにフォームデータの登録が要求された場合におい
    て、当該登録が要求されているフォームデータを記憶す
    るのに必要な空き容量が記憶手段にないときには、既に
    登録されているフォームデータを予め順位付けられた複
    数の判定条件に基づいて順位付けし、登録が要求されて
    いるフォームデータを登録できるだけの空き容量が確保
    できるだけのフォームデータ数を順位付けられた順番に
    選択し、これら選択された全てのフォームデータの優先
    度が当該登録が要求されているフォームデータの優先度
    より低い場合に限って選択されたフォームデータを削除
    する処理手段を備えることを特徴とするプリンタ装置。
JP6019464A 1994-02-16 1994-02-16 プリンタ装置 Pending JPH07230367A (ja)

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Cited By (4)

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