JP3740171B2 - ミシンの始動・停止操作装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はミシンの始動・停止操作装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来のミシンの始動・停止操作装置はオン・オフ機能を有するスイッチと始動指令回路とにより、始動指令信号と停止指令信号とを発生すると共に停止指令信号の発生まで始動状態を保持する保持回路をもつ駆動指令回路を備えたものである。
然しながら、始動操作手段としては裁縫者が加工布を押え具の下に挿入し、続いて針落ち位置を目視で確認しつつミシンを始動させるためにスイッチを目視では確認せずに位置を勘により定めて押圧操作する為に比較的大型のものが望ましいものの誤操作によりスイッチに手が触れてミシンを始動させてしまうことを防止するにはスイッチは比較的小さい方が安全である。
又、運転中のミシンを停止させる為の停止操作手段は緊急時の対応手段として始動操作手段に比較してより大きい方が望ましいが、始動及び停止スイッチを単一共用にしたため始動操作手段を小さくせざるを得ないことから小型化されているのが実状であって、操作し難い欠点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はミシンの始動操作手段と停止操作手段とを操作し易い同一箇所に配設すると共に始動操作手段は比較的少なく、誤操作を起こし難く、又停止操作手段は比較的大きく緊急時に迅速に対応できることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ミシン機枠に支持されて駆動軸の回転に連動する針棒と、該針棒を駆動する電動機とを備える電動ミシンにおいて、
ミシンのアーム機枠の顎部下方の適所に設けられて、始動・停止の操作可能領域として常に有効であって、操作によりミシンの針棒が停止状態の第1の状態から運転状態の第2の状態に切換え、又は第2の状態から第1の状態に切換えてミシンの始動及び停止を交互に切換える始動・停止操作手段と、該始動・停止操作手段の操作により、ミシンの針棒が停止状態の第1の状態と運転状態の第2の状態とに切り換えられて、各状態を保持するように設定するスイッチ設定手段と、該始動・停止操作手段を含む広い操作可能領域とする操作面を前記顎部に設けた停止操作手段と、前記スイッチ設定手段により設定された第2の状態において前記停止操作手段による停止の操作可能領域を有効として、運転状態における前記停止操作手段の停止操作によりミシンを停止させるようにしたことを特徴とするミシンの始動・停止操作装置とすることにより課題を解決することができた。
【0005】
【作用】
本発明はミシン機枠に支持され駆動軸に連動する針棒と、該針棒を駆動する電動機とを備える電動ミシンにおいて、ミシンの針棒が停止状態の第1の状態と運転状態の第2の状態とに設定されるスイッチ設定手段と、前記第1の状態にてのみ操作可能で操作によりミシンの始動指令信号を発生して前記スイッチ設定手段を前記第2の状態に設定する始動操作手段と、前記第2の状態にてのみ操作可能で操作によりミシンの停止指令信号を発生して前記スイッチ設定手段を第1の状態に設定する停止操作手段とを備え、前記始動操作手段をミシンのアーム機枠の顎部下方の適所に設け、前記停止操作手段を前記アーム機枠の顎部にて前記始動操作手段を含む広い範囲に操作面を形成することにより、始動操作部を誤って操作することを防止し、停止操作部に対する迅速操作を可能ならしめるものである。
【0006】
【実施例】
本発明の一実施例の構造について以下に述べる。
ミシン機枠はアーム機枠とベッド機枠との組合せにより構成されている。アーム機枠1には電動機2を含む電気的駆動源により回転せしめられるよう支持されている駆動軸(図示せず)の一端に連結して上下方向に往復運動する針棒3がアーム機枠1の端部にて支持されている。
【0007】
該アーム機枠の端部には垂下する顎部4が形成され、該顎部下方より前記針棒3及び押え棒5が突出せしめられている。針棒3の下端部には針6が装着され、押え棒5の下端部には布押え具7が装着されている。
【0008】
前記アーム機枠1の顎部4の操作者に対向する面には最下端の右寄りに始動・停止スイッチ8が設けられており、該始動・停止スイッチの稍々く上方で顎部4の正面内には返し縫いスイッチ9が設けられており、前記始動・停止スイッチ8を含み前記返し縫いスイッチ9を除く前記顎部4に広い範囲の操作面を有する停止スイッチ10が設けられている。
【0009】
図2は本発明の制御装置の構成を示すブロック図であり、前記ミシン機枠内の適宜の箇所に制御データを記憶する記憶部を含む中央演算装置11が配設されており、該中央演算装置には前記始動の停止スイッチ8による始動操作手段の入力信号が伝達され、又始動・停止スイッチ8又は前記停止スイッチ10による停止操作手段の入力信号が伝達されるよう接続されている。
【0010】
スイッチ設定手段12はミシンが停止している状態と運転している第2状態とに設定するものであり、前記中央演算装置11に接続されている。
【0011】
前記始動・停止スイッチ8を操作し始動操作の入力が前記中央演算装置11に伝達されると、該中央演算装置からモータ駆動回路13に制御データが伝達され前記電動機(ミシンモータ)2が回転せしめられる。
【0012】
ミシンが停止しているを第1の状態とし、ミシンが運転している状態を第2の状態とすると夫々の状態の時各状態保持手段14か15より信号が前記中央演算装置11に伝達される。
【0013】
又、始動停止スイッチ8が操作され、ミシンが運転されるとその状態を表示する始動スイッチ表示手段16と前記停止スイッチ10が操作され、ミシンが停止されるとその状態を表示する停止スイッチ表示段17とが各操作スイッチ8及び10の近くに設けられている。
【0014】
図3に本発明の動作順序を示すと先づ電源をオンにしてもミシンは運転されず停止状態の第1の状態が保持される。
この停止状態では次に行われる動作が始動操作である為、操作案内表示のために始動スイッチ表示部が点灯される。この停止状態にて始動スイッチ8を操作すると、始動指令信号が発生しミシンが運転し始められ第2の状態となる。
【0015】
この運転状態では次に行われる動作が停止操作である為、操作案内の表示のために停止スイッチ表示部が点灯される。
【0016】
運転状態にて停止スイッチ10或は始動・停止スイッチ8を操作すると停止指令信号が発生し第1の状態である停止状態となる。再びミシンを運転したい場合は最初の状態に還り同じ操作を繰り返すか、ミシンの運転を終了したい場合には電源をオフする。
【効果】
本発明は以上の如き構成及び作用をなすものであり、始動操作部は誤操作にてミシンの盲動を避ける為により小さくすることが出来、及び停止操作部は緊急時の迅速なアクセス対応出来るようより大きくすることが出来る始動及び停止の各操作部をアーム機枠の顎部にて夫々大きさを異ならしめて配設することが出来る実用上効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものにして、図1は本発明をミシンに実施した場合の要部を示す正面図、図2は本発明の構成を示すブロック構成図、図3は本発明の一実施例を実施する場合の順序図であり、
1…アーム機枠
2…電動機
4…顎部
8…始動操作手段
10…停止操作手段
12…スイッチ設定手段
Claims (1)
- ミシン機枠に支持されて駆動軸の回転に連動する針棒と、該針棒を駆動する電動機とを備える電動ミシンにおいて、
ミシンのアーム機枠の顎部下方の適所に設けられて、始動・停止の操作可能領域として常に有効であって、操作によりミシンの針棒が停止状態の第1の状態から運転状態の第2の状態に切換え、又は第2の状態から第1の状態に切換えてミシンの始動及び停止を交互に切換える始動・停止操作手段と、該始動・停止操作手段の操作により、ミシンの針棒が停止状態の第1の状態と運転状態の第2の状態とに切り換えられて、各状態を保持するように設定するスイッチ設定手段と、該始動・停止操作手段を含む広い操作可能領域とする操作面を前記顎部に設けた停止操作手段と、前記スイッチ設定手段により設定された第2の状態において前記停止操作手段による停止の操作可能領域を有効として、運転状態における前記停止操作手段の停止操作によりミシンを停止させるようにしたことを特徴とするミシンの始動・停止操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26975692A JP3740171B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ミシンの始動・停止操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26975692A JP3740171B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ミシンの始動・停止操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0691083A JPH0691083A (ja) | 1994-04-05 |
JP3740171B2 true JP3740171B2 (ja) | 2006-02-01 |
Family
ID=17476716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26975692A Expired - Fee Related JP3740171B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ミシンの始動・停止操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3740171B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP26975692A patent/JP3740171B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0691083A (ja) | 1994-04-05 |
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