JP3739017B2 - 非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置 - Google Patents

非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撓みかみ合い式歯車装置に関し、特に当該装置に用いられる剛性内歯歯車と可撓性外歯歯車の歯の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
代表的な撓みかみ合い式歯車装置は、剛性円形内歯歯車と、この内歯歯車の内側でこれと例えば2カ所でかみ合うように楕円状に撓まされ、内歯歯車より2n枚だけ少ない歯数を有する可撓性外歯歯車と、該外歯歯車の内側に嵌められて該外歯歯車を楕円状に撓ませるウェーブ・ジェネレータとからなっている。
【0003】
撓みかみ合い式歯車装置の初期の歯形は直線であったが(米国特許第2,906,143号明細書)、本発明者はインボリュート歯形も可能なことを提案した(特公昭45−41171号公報)。さらに、負荷能力を高める目的で、本発明者は両歯車の歯末の歯形を、内歯歯車に対する外歯歯車の歯のラック近似にる移動軌跡上のかみ合い限界点から、当該軌跡の所要の範囲を縮小比1/2で相似変換して得られる曲線とする方法を提案した(特開昭63−115943号公報)。これは両歯車の歯末歯形同士が連続的に接触し得るようにした方式である。
【0004】
本発明者は、さらに、楕円状のウェーブ・ジェネレータを挿入することによってコップ状あるいはシルクハット状可撓性外歯歯車のダイヤフラム側から開口端に掛けて、ダイヤフラムからの距離にほぼ比例して撓み量(楕円の長半径と短半径との差の半分の量)が漸増する、いわゆるコーニングという3次元の現象を考慮することにより、コップ状可撓性外歯歯車の全歯筋に渡って、干渉が無く、広範囲のかみ合いを可能とする撓みかみ合い式歯車装置を提案している。例えば、特願平5−172195号公報、特願平5−172196号公報、特願平5−209655号公報等において提案している。
【0005】
なお、上記以外においても、例えば、特開昭62−75153号、特開平2−62461号、特開平7−167228号の各公報においても歯形の改良が提案されている。特に、特開平7−167228号公報においては、歯の傾きによる歯形干渉の除去を図るための提案がなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
現在、撓みかみ合い式歯車装置の性能に対する要求は益々高度化している。このために、これに応えるべく、その強度、剛性および耐摩耗性の一層の向上が望まれている。
【0007】
この要望に応えるためには、歯形の構成について一層の配慮が必要であり、ラック近似の移動軌跡から誘導された基本歯形についても、有限歯車の場合に生ずる若干の歯の傾きと歯の移動軌跡の変化を考慮しなければならない。上記の特開平7−167228号公報に記載の発明は、このうちの歯の傾きに着目して歯の干渉を除くという改良を目指したものである。
【0008】
しかし、上記の発明では、歯の傾きの解析が不十分であり、また、歯の移動軌跡の変化を考慮していない。このため、歯の干渉は回避できるものの、前記の基本歯形が目指した広範囲のかみ合いが可能になるという特徴が失われている。この理由は、可撓性外歯歯車の歯底リムの、ほぼ中央に位置する撓みに対して伸び縮みしない中立曲線の法線と見なした、可撓性外歯歯車の歯の歯山中心線(本願発明を説明するための図3における線eに相当する線)が半径線(本願発明を説明するための図4、5における撓み噛み合い歯車装置の中心と可撓性外歯歯車の歯に設定した座標原点Nとを結ぶ線)となす角(図3における角ε)は考慮しているが、この法線が剛性内歯歯車の歯溝中心線となす角(真実の歯の傾き角)は考慮せず、また、運動解析の座標の原点である歯山中心線と中立曲線の交点の運動軌跡がラックの場合とは異なる点を考慮しなかったためである。すなわち、撓み噛み合い式歯車装置の歯の噛み合いを剛性内歯歯車と可撓性外歯歯車の歯数を共に無限大としたラックの噛み合いであると近似した手法に対して、上記の発明では、両歯車がともに有限 の実際の歯数を持つとして、剛性内歯歯車の歯溝に対して可撓性外歯歯車の一歯がかみ合っていくに連れて次第に傾いていくことは考慮しているが、可撓性外歯歯車の一歯に固定した座標系が、剛性内歯歯車の歯溝に対して画く移動軌跡はラック近似のままにしておき、有限歯数の場合における詳細な解析は行っていない。
【0009】
本発明の課題は、撓みかみ合い式歯車装置において、ラック近似の歯形に対し、上記の歯の傾きと歯形座標原点の運動軌跡の変化を考慮して、歯の正しい広域かみ合いを実現することの可能な歯形を提案することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本発明では、撓みかみ合い式歯車装置において、歯形に根本的な改良を加えた。すなわち、剛性内歯歯車と可撓性外歯歯車の両者の歯末歯形をラック近似の移動軌跡に相似の凸曲線を基本として、これに有限歯数の場合の、可撓性外歯歯車の歯山中心線の剛性内歯歯車の歯溝中心線に対する傾きと、歯の実際の移動軌跡を考慮した修正を加えることによって、干渉の無い広域接触を可能とした歯形を導くようにしている。
【0011】
詳細に説明すると、本発明は、内周に内歯が形成された剛性内歯歯車と、その内側に配置され、開口端の外周に外歯が形成された筒状の胴部および当該胴部の他端側を封鎖しているダイヤフラムを備えた可撓性外歯歯車と、当該外歯歯車の前記胴部の軸直角断面をそのダイヤフラム側から反対側の開口部にかけて前記ダイヤフラムからの距離にほぼ比例した撓み量を生ずるように楕円状に撓ませて、その形状を回転させるウェーブ・ジェネレータとを有し、当該ウェーブ・ジェネレータの回転により前記剛性内歯歯車および前記可撓性外歯歯車に相対回転を生じさせる撓みかみ合い式歯車装置において、
(a)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の基本を共に平歯車として、前記可撓性外歯歯車の歯数を剛性内歯歯車の歯数よりも2n(nは正の整数)枚少なくし、
(b)可撓性外歯歯車の歯筋方向の一つの軸直角断面を主断面として選び、当該主断面の半径方向の撓み量を、正規の撓み量(可撓性外歯歯車のピッチ円直径を剛性内歯歯車を固定した場合の減速比で除した値)とし、
(c)可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車のかみ合いをラックで近似し、ラック同士の歯の移動軌跡を相似変換した曲線を両歯車の基本の歯末歯形とし、
(d)実際のかみ合いで生ずるラック近似歯形からの変位を、可撓性外歯歯車の歯山中心線が剛性内歯歯車の歯溝中心線に対する傾きによる変形と、可撓性外歯歯車の歯の移動軌跡のラックの移動軌跡からのずれによる変形とに分解し、それぞれの変位を相殺するように、予め両歯車の基本の歯末歯形を修正することにより、これら両歯車の歯末歯形を決定したことを特徴としている。ここで、可撓性外歯歯車の歯の移動軌跡のラックの移動軌跡からのずれとは、ラックの場合は移動軌跡が併進運動であり、どこまでも直線に沿った運動であるのに対し、有限歯数の場合は、剛性内歯歯車の歯に沿った運動であり、移動軌跡は次第に傾いていく、その違いを指している。
【0012】
本発明は、上記の構成に加えて、
(e)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の双方の歯元歯形を、相手歯形とほぼ一致あるいは若干の逃げを与えた形に形成したことを特徴としている。
【0013】
さらに、本発明は、上記の各構成に加えて、
(f)可撓性外歯歯車の前記主断面より開口端と封鎖端に掛けて、当該可撓性外歯歯車の外歯にレリービングを施すことにより、可撓性外歯歯車の前記主断面で広域の連続接触かみ合いをなし、前記主断面ら開口端と封鎖端にかけて歯筋に沿った連続接触噛み合いをなすことを特徴としている。
【0014】
ここで、双方の歯の歯末歯形の基本形は、次のように決定することができる。
【0015】
歯のモジュールをm、剛性内歯歯車の歯数をZc、可撓性外歯歯車の歯数、歯元のたけ、歯底のリム厚およびリムの中立円の半径をそれぞれZF、hfF、tおよびrn、剛性内歯歯車の歯厚増加係数と可撓性外歯歯車の歯厚減少係数を共にτとし、ηを補助の角変数として、以下の(1)、(2)式により決定することができる。なお、これらの式は、それぞれデータム線をx軸、歯山中心線をy軸に取り、(1)式の中の複合の符号は、可撓性外歯歯車のとき(+)、剛性内歯歯車のときは(−)を採用するものとする。
【0016】
【数1】
Figure 0003739017
【0017】
このように双方の歯の歯末歯形の基本形を決定した場合には、剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の双方の歯元歯形を相手歯車の歯末歯形とほぼ一致あるいは若干の逃げを与えた形に形成すればよい。
【0018】
さらに、前記主断面より開口端と封鎖端にかけて外歯にレリービングを施すようにすればよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明による歯形形成方法について説明する。以下の例は、可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車の歯数差が2n(nは正の整数)で、ウェーブ・ジェネレータの中立線の形状を、半径がrnの真円に全振幅が2mn(mはモジュール)、波長が半円周に等しい正弦波を重畳して、近似の楕円形状とした実施例である。
【0020】
図1は、一般的に知られている歯数差が2枚(n=1)の場合の撓みかみ合い式歯車装置の正面図である。この図に示すように、撓みかみ合い式歯車装置1は、内周に内歯2aが形成された剛性内歯歯車2と、その内側に配置され、外周に外歯3aが形成された可撓性外歯歯車3と、当該外歯歯車3を近似の楕円形状に撓ませて、当該楕円形状の長軸両端の位置において外歯3aを内歯2aに対して部分的に噛み合わせ、これらの2か所のかみ合わせ位置を円周方向に移動させるウェーブ・ジェネータ4とを有している。ウェーブ・ジェネレータ4の回転より、剛性内歯歯車2および可撓性外歯歯車3に相対回転が発生する。
【0021】
図2には、可撓性外歯歯車3を含軸断面で示してある。図において実線で示すコップ状の可撓性外歯歯車3は、一端側が開口端31aとなっている筒状の胴部31と、当該胴部31の他端(封鎖端)側を封鎖しているダイヤフラム32と、当該ダイヤフラム32の中心に一体形成されているボス33とを備えたコップ状をしており、胴部31の開口端31aの側の外周に外歯3aが形成されている。
【0022】
この形状の可撓性外歯歯車3は、前述したようにコーニングによって、その胴部31の軸直角断面をそのダイヤフラム32の側から反対側の開口端31aにかけてダイヤフラム32からの距離にほぼ比例した撓み量を生ずるように、ウェーブ・ジェネレータ4によって楕円形に撓まされる。
【0023】
ここで、図2においては、破線によってシルクハット形の可撓性外歯歯車の形状を示してある。シルクハット形の可撓性外歯歯車300の場合には、筒状の胴部31の一端側に連続して半径方向の外側に向けて延びる環状のダイヤフラム320が形成され、さらに、このダイヤフラム320の外周縁に連続して環状のボス330が一体形成された断面形状となっている。この形状の可撓性外歯歯車300を備えた撓みかみ合い式歯車装置に対して本発明を同様に適用することができる。
【0024】
図2(a)は、コーニングによる撓みが発生する前の可撓性外歯歯車3の含軸断面である。図2(b)は、ウェーブ・ジェネレータ4の長軸を含む断面におけるコーニングによる撓み状況を示す含軸断面である。図2(c)は、ウェーブ・ジェネレータ4の短軸を含む断面におけるコーニングによる撓み状況を示す含軸断面である。ここで、図に示す直線lは、主要な噛み合いを受け持つ主断面の位置を示すものである。例えば、ウェーブ・ジェネレータ4による支持中心を通る断面を主断面とする。
【0025】
本発明の撓みかみ合い式歯車装置の歯形誘導法においては、まず、歯のかみ合いをラックで近似し、ラック同士の歯の移動軌跡から、相似変換によって土台となる歯形を導き、次に実際の有限の歯数に対する修正を加えるという手法を取っている。
【0026】
図3は、本発明の歯形形成の基となる、可撓性外歯歯車3の歯山中心線eと剛性内歯歯車の歯溝中心線cの相互位置関係を示す説明図である。両中心線のなす各εは、歯形の接触点の位置に関する補助の角変数ηと、ウェーブ・ジェネレータ4の長軸の位置に関する補助の角変数θを使い、剛性内歯歯車2の歯数をZc、可撓性外歯歯車3の歯数をZFとして、(3)式で与えられる。
【0027】
【数2】
Figure 0003739017
【0028】
可撓性外歯歯車3の歯山中心線e(歯底リムの中立曲線の法線と一致すると見る)と半径線g(図3、4に示すように、撓みかみ合い式歯車装置の中心と可撓性外歯歯車の歯に設定した座標原点Nとを結ぶ線)のなす角μは(5)式で与えられる。
【0029】
【数3】
Figure 0003739017
【0030】
したがって、可撓性外歯歯車3の歯山中心線eと剛性内歯歯車2の歯溝中心線cのなす角ξは(6)式であたえらえる。
【0031】
【数4】
Figure 0003739017
【0032】
図4は、ラック近似で導かれた基礎となる歯形の、上記の角ξによる歯の傾斜と歯の移動軌跡の変化による干渉を除去して、正しい接触を行い得る可撓性外歯歯車3の歯末歯形を導く手法の説明図である。そのためには、まずξによる接触点の移動に相当する長さだけ予め歯厚を修正する。その量g1は、可撓性外歯歯車のリム厚をt、歯元のたけをhfF、歯厚減少係数をτとして、(7)式で与えらえる。
【0033】
【数5】
Figure 0003739017
【0034】
前出の特開平7−167228号公報に開示の発明では、ξを与える(6)式において、μのみを考慮し、εを無視しており、正しくない。この修正量g1は、図4において、無偏位のラック近似の場合の、可撓性外歯歯車3の歯末歯形の仮想の座標原点Mから(すなわち、可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車の噛み合いを仮に両歯車とも歯数が無限大としたラックで近似したとき、可撓性外歯歯車3の一歯に設けた歯山中心線とリム厚中央のリム中立曲線の接線からなる直交座標系の原点Mから)、その場合の仮想の接触点Pで、歯形に立てた法線nと歯山中心線eとの交点Fまでの距離にξを乗じた値、即ち図の線分FA乃至PBである。ここで、ラック近似の仮想的な歯の噛み合いの移動軌跡は図4に曲線iで示されている。前出の特開平7−167228号公報に開示の発明では、上記のfを与える(8)式の右辺大括弧内の第2項を考慮に入れておらず、それだけ誤差を生ずることになる。点M回りの角ξによる点Pの変位((すなわち、上記の点M回りの剛性内歯歯車の歯溝中心線と可撓性外歯歯車の歯山中心線のなす角ξによる点Pの変位)を、変位を小さいとして、点M回りの角ξによる点Fの歯山中心線eに直角な方向の変位と、点F回りの角ξによる点Pの歯形方向の変位(すなわち、点F回りの角ξにより、可撓性外歯歯車の当該一歯の歯形上の点Pの歯形に沿った方向の変位(直線PFは点Pにおける歯形法線である))に分解して考えたとき、後者の変位は歯厚の変化を来さないという事情があるからである。
【0035】
次に、座標原点Nの移動軌跡jの、ラックとしたときの無偏位の移動軌跡iとの違いを考慮しなければならない(換言すると、実際の可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車の噛み合いでの、可撓性外歯歯車の一歯の剛性内歯歯車に対する移動軌跡(図4の曲線j)と両歯車をラックで近似したときの移動軌跡iとの違いを考慮しなければならない。)。即ち、剛性内歯歯車2の歯溝に対する可撓性外歯歯車3の歯の原点Nの位置を示す座標(xn,yN)のラックとしたときに仮想の原点位置Mの座標との差を考慮した修正を行なう。その際に、y方向(歯たけ方向)の差はN点での移動軌跡の勾配を利用して、x方向の差(歯厚の差)に換算し、それをx方向の差に加算して歯厚をその分だけ増すように修正する。図4のML乃至BQがその補正量g2であり、その値は(9)式で与えられる。
【0036】
【数6】
Figure 0003739017
【0037】
以上のことに加えて、更に可撓性外歯歯車の変形を容易にし、かつ歯元の応力集中を軽減するための歯厚減少係数τ(剛性内歯歯車2では歯厚増加係数となる。)を導入する。本発明の次の両歯車の歯末歯形の式(1)、(2)は、上で導いた歯厚方向の修正量を、図4のQRとPRのように等量に振り分けるとし上で、得られるものである。
【0038】
【数7】
Figure 0003739017
【0039】
(1)式の中において、τの符号は、可撓性外歯歯車の時に(+)、剛性内歯歯車のときに(−)を採用する。また、両歯車の歯元の歯形は相手歯車の歯末歯形にほぼ合わせるか、若干の逃げを与えたものとする。
【0040】
図5の符号(a)は、歯数差2(n=1)の場合について、本願の方式による可撓性外歯歯車の歯形を示す例であり、同図の符号(b)は特開平7−167228号公報に開示されている発明によって形成した歯形を示す例である。
【0041】
図6(a)は、歯数差2(n=1)の場合について、本発明の歯形のかみ合いを、主断面について、剛性内歯歯車の一つの歯溝に相対的に可撓性外歯歯車の一歯が移動する形として、時間の経過を追って描いた一例である。図6(b)は、特開平7−167228号公報に開示されている発明によって形成した図5(b)に示す歯形の場合に得られる同様な移動軌跡である。
【0042】
図7は、歯数差2(n=1)の場合について、本発明の両歯車の主断面におけるかみ合いを、歯の全数に渡って空間的に描いた他の一例である。
【0043】
また、本発明では可撓性外歯歯車の主断面以外の断面における歯形の干渉を避けるために、図8に示すように歯の公知の手法であるレリービングを施し、その量を加減することによって、この部分では歯筋方向にかみ合いを進める。
【0044】
以上、本発明について説明したが、本発明の内容は、コップ状、シルクハット状のいずれの形状をした可撓性外歯歯車のコーニングの任意の角度で成立するものであり、当該可撓性外歯歯車の胴長の短いタイプのものにも、本発明は適用できる。
【0045】
また、本発明はコーニングの無い環状の可撓性外歯歯車の場合も、その特殊ケースとして含むものである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、両歯車の歯末歯形同士の正しい広域かみ合いによって歯面の面圧を軽減して、許容伝達トルクを増すことができ、また、かみ合いの剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的な撓みかみ合い式歯車装置の例を示す概略正面図である。
【図2】 コーニングによるコップ状あるいはシルクハット状可撓性外歯歯車の撓み状態を含軸断面で示す説明図であり、(a)はその変形前の姿を示す含軸断面図、(b)はウェーブ・ジェネレータの長軸を含む断面で切断した場合の含軸断面図、(c)はウェーブ・ジェネレータの短軸を含む断面で切断した場合の含軸断面図である。
【図3】 本発明の歯形形成の基となる可撓性外歯歯車の歯山中心線と剛性内歯歯車の歯溝中心線の位置関係を示す説明図である。
【図4】 ラック近似により導かれた基礎となる歯形の干渉を除去して、正しい接触を行い得る歯形を導く手法の説明図である。
【図5】 本願の方式による可撓性外歯歯車の歯形を符号(a)で示す曲線により示し、参考までに示した特開平7−167228号公報に開示の発明にしたがって形成した歯形を符号(b)で示す曲線により示している説明図である。
【図6】 (a)は本願発明の歯形の主断面におけるかみ合いの説明図であり、(b)は参考までに示した特開平7−167228号公報に開示の発明による歯形の場合の同様な図である。
【図7】 本発明の両歯車の主断面におけるかみ合いを、歯の全数に渡って空間的に描いた例を示す説明図である。
【図8】 歯に施す公知のレリービングの説明図である。
【符号の説明】
1 撓みかみ合い式歯車装置
2 剛性内歯歯車
2a 内歯
3、300 可撓性外歯歯車
31 胴部
32、320 ダイヤフラム
33、330 ボス
3a 外歯
4 ウェーブ・ジェネレータ

Claims (9)

  1. 内周に内歯が形成された剛性内歯歯車と、その内側に配置され、開口端の外周に外歯が形成された筒状の胴部および当該胴部の他端を封鎖しているダイヤフラムを備えた可撓性外歯歯車と、当該外歯歯車の前記胴部の軸直角断面をそのダイヤフラム側から反対側の開口部にかけて前記ダイヤフラムからの距離にほぼ比例した撓み量を生ずるように楕円状に撓ませて、その形状を回転させるウェーブ・ジェネレータとを有し、当該ウェーブ・ジェネレータの回転により前記剛性内歯歯車および前記可撓性外歯歯車に相対回転を生じさせる撓みかみ合い式歯車装置において、
    (a)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の基本を共に平歯車として、前記可撓性外歯歯車の歯数を剛性内歯歯車の歯数よりも2n(nは正の整数)枚少なくし、
    (b)可撓性外歯歯車の歯筋方向における一つの軸直角断面を主断面に選び、当該主断面の半径方向の撓み量を、正規の撓み量(可撓性外歯歯車のピッチ円直径を剛性内歯歯車を固定した場合の減速比で除した値)とし、
    (c)可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車のかみ合いをラックで近似し、ラック同士の歯の移動軌跡を相似変換した曲線を両歯車の基本の歯末歯形とし、
    (d)実際のかみ合いで生ずるラック近似歯形からの変位を、可撓性外歯歯車の歯山中心線が剛性内歯歯車の歯溝中心線に対する傾きによる変形と、可撓性外歯歯車の歯の移動軌跡のラックの移動軌跡からのずれによる変形とに分解し、それぞれの変位を相殺するように、両歯車の前記の基本の歯末歯形を修正することにより、これら両歯車の歯末歯形を決定することを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
  2. 請求項1において、更に、
    (e)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の双方の歯元歯形を、相手歯形とほぼ一致あるいは若干の逃げを与えた形に形成したことを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓み噛み合い式歯車装置。
  3. 請求項2において、更に、
    (f)可撓性外歯歯車の前記主断面より開口端と封鎖端に掛けて、当該可撓性外歯歯車の外歯にレリービングを施すことにより、可撓性外歯歯車の前記主断面で広域の連続接触かみ合いをなし、前記主断面から開口端と封鎖端にかけて歯筋に沿った連続接触噛み合いをなすことを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
  4. 請求項1において、
    歯のモジュールをm、剛性内歯歯車の歯数をZc、可撓性外歯歯車の歯数、歯元のたけ、歯底のリム厚およびリムの中立円(可撓性外歯歯車の楕円状に変形する前の歯底リムの厚みの中央部を通る円)の半径をそれぞれZF、hfF、tおよびrn、剛性内歯歯車の歯厚増加係数と可撓性外歯歯車の歯厚減少係数を共にτとし、ηを補助の角変数として、双方の歯末歯形の基本を、それぞれデータム線をx軸、歯山中心線をy軸に取り、下記の(1)式の中の複合の符号は、可撓性外歯歯車のとき(+)、剛性内歯歯車のときは(−)を採用して、これら(1)式および(2)式よって形成することを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
    Figure 0003739017
  5. 請求項4において、
    剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の双方の歯元歯形を相手歯車の歯末歯形とほぼ一致あるいは若干の逃げを与えた形に形成することを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
  6. 請求項5において、
    前記主断面より開口端と封鎖端にかけて外歯にレリービングを施すことにより、可撓性外歯歯車の前記主断面で広域の連続接触かみ合いをなし、前記主断面から開口端と封鎖端にかけて歯筋に沿った連続接触噛み合いをなすことを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
  7. 内周に内歯が形成された剛性内歯歯車と、その内側に配置された環状の可撓性外歯歯車と、当該外歯歯車を楕円状に撓ませて、その形状を回転させるウェーブ・ジェネレータとを有し、当該ウェーブ・ジェネレータの回転により前記剛性内歯歯車および前記可撓性外歯歯車に相対回転を生じさせる撓みかみ合い式歯車装置において、
    (a)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の基本を共に平歯車として、前記可撓性外歯歯車の歯数を剛性内歯歯車の歯数よりも2n(nは正の整数)枚少なくし、
    (b)可撓性外歯歯車の軸直角断面の半径方向の撓み量を、正規の撓み量(可撓性外歯歯車のピッチ円直径を剛性内歯歯車を固定した場合の減速比で除した値)とし、
    (c)可撓性外歯歯車と剛性内歯歯車のかみ合いをラックで近似し、ラック同士の歯の移動軌跡を相似変換した曲線を両歯車の基本の歯末歯形とし、
    (d)実際のかみ合いで生ずるラック近似歯形からの変位を、可撓性外歯歯車の歯山中心線が剛性内歯歯車の歯溝中心線に対する傾きによる変形と、可撓性外歯歯車の歯の移動軌跡のラックの移動軌跡からのずれによる変形とに分解し、それぞれの変位を相殺するように、両歯車の前記の基本の歯末歯形を修正することにより、これら両歯車の歯末歯形を決定することを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
  8. 請求項7において、更に、
    (e)剛性内歯歯車および可撓性外歯歯車の双方の歯元歯形を、相手歯形とほぼ一致あるいは若干の逃げを与えた形に形成したことを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓み噛み合い式歯車装置。
  9. 請求項7または8において、
    歯のモジュールをm、剛性内歯歯車の歯数をZc、可撓性外歯歯車の歯数、歯元のたけ、歯底のリム厚およびリムの中立円(可撓性外歯歯車の楕円状に変形する前の歯底リムの厚みの中央部を通る円)の半径をそれぞれZF、hfF、tおよびrn、剛性内歯歯車の歯厚増加係数と可撓性外歯歯車の歯厚減少係数を共にτとし、ηを補助の角変数として、双方の歯末歯形の基本を、それぞれデータム線をx軸、歯山中心線をy軸に取り、下記の(1)式の中の複合の符号は、可撓性外歯歯車のとき(+)、剛性内歯歯車のときは(−)を採用して、これら(1)式および(2)式よって形成することを特徴とする非干渉広域かみ合い歯形を有する撓みかみ合い式歯車装置。
    Figure 0003739017
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