JPH0519634Y2 - - Google Patents

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JPH0519634Y2
JPH0519634Y2 JP1988065423U JP6542388U JPH0519634Y2 JP H0519634 Y2 JPH0519634 Y2 JP H0519634Y2 JP 1988065423 U JP1988065423 U JP 1988065423U JP 6542388 U JP6542388 U JP 6542388U JP H0519634 Y2 JPH0519634 Y2 JP H0519634Y2
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internal gear
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたわみ噛み合い式歯車装置に関するも
のである。さらに詳しくは、トルク伝達効率の向
上および回転振動の低減を図つたたわみ噛み合い
式歯車装置に関するものである。
(従来の技術) たわみ噛み合い式歯車装置は、剛体からなる内
歯車の内側に配置した可撓性の外歯車を、楕円形
をした波動発生部材によつて楕円形にたわませ、
これによつて形成される内歯車と外歯車との噛み
合い部を、波動発生部材を回転させて、これらの
内歯車および外歯車間に相対回転運動を発生させ
るように構成されている。そして、この相対回転
が生ずるように、外歯車と内歯車とはそれらの歯
数が相互に異なるように設定されている。従来の
装置においては、内歯車の歯数は偶数個に設定さ
れ、これに対して外歯車の歯数はそれよりも2n
個(nは正の整数)だけ少ない偶数個に設定され
ている。
(考案が解決しようとする課題) このように歯数が設定されている従来の装置に
おいては、第2図から分かるように、楕円形状の
波動発生部材14によつてたわめられた外歯車1
3は、楕円形の長軸14aの両端の位置で内歯車
12と噛み合つた状態とされる。ここに、二箇所
の噛み合い位置において、内歯車の歯数が偶数個
であるので、一方の外歯車の一つの歯が内歯車の
歯溝に噛み合つているときには、他方の180度対
象の位置にある噛み合い位置においても、外歯車
の一つの歯が内歯車の歯溝に噛み合うことにな
る。すなわち、二箇所の噛み合い位置15,16
では、常に対象の噛み合い状態が形成される。
このため、回転状態においては、二箇所の噛み
合い位置において、内歯が同時に外歯の歯溝に嵌
入する動作および、内歯の歯溝内に外歯が同時に
嵌入する動作が繰り返し生ずることになり、回転
に伴つて生ずる振動の一つの発生原因になる。ま
た、歯切り加工において発生した製造誤差が、直
接に出力回転角度の伝達精度誤差に影響を与えて
しまうという問題もある。
ここに、例えば上記の出力回転角度の伝達精度
誤差を抑えるために、例えば出力側に回転角度を
検出するセンサーを設け、このセンサー出力に応
じて入力側を制御するような方法が提案されてい
るが、このような方法はセンサー等の付加的な装
置が必要となり、製造価格の高騰等の弊害を招い
てしまう。
そこで、本考案の目的は、付加的な装置を必要
とすることなく、あるいは加工精度を高めること
なく、たわみ噛み合い式歯車装置の回転振動の低
減および出力回転角度の伝達精度の改善を実現す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために、本考案のたわみ
噛み合い式歯車装置においては、内歯車の歯数を
奇数に設定し、これによつて、波動発生部材によ
つて外歯車がたわまされて内歯車と噛み合つた場
合に、二つの噛み合い位置における噛み合い状態
が対称な状態とはならないようにしている。
第1図を参照して本考案を更に詳しく説明す
る。図において、符号1はたわみ噛み合い式歯車
装置の全体を示しており、この装置は剛体からな
る円筒形の内歯車2と、この内側に同心円状に配
置した弾性体からなる薄肉円筒形の外歯車3と、
さらにこの外歯車3の内側に嵌入した剛体からな
る楕円形の波動発生部材4を備えている。波動発
生部材4によつて、弾性体からなる外歯車3は楕
円形にたわまされて、楕円形の長軸4aの位置す
る二箇所で、内歯車2と噛み合つている。
上述のように、本考案においては、内歯車2の
歯数は奇数個に設定されている。また、外歯車の
個数は、例えばこれよりも2n個(nは正の整数)
少ない個数(奇数)に設定されている。このた
め、図に示すように、二つの噛み合い部分5,6
においては、一方の側5では、外歯3bが内歯の
歯溝4b内に嵌り込んだ状態となり、他方の側6
では逆に内歯4cが外歯の歯溝3c内に嵌り込ん
だ状態となり、この状態が、波動発生部材4の回
転に伴つて順次繰り返されていく。
(考案の効果) 従つて、本考案においては、第2図に示すよう
な従来の場合のように双方の噛み合い部分におい
て、同時に外歯が内歯の歯溝内に嵌り込む状態と
そうでない状態とが繰り返される場合に比べて、
回転に伴なう振動が低減される。また、このよう
に二つの噛み合い部分は非対称な噛み合い状態と
なるので、加工精度の幾何学的な誤差が全体とし
て平均化され、加工精度を高めることなく、出力
回転角度の伝達精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のたわみ噛み合い式歯車装置に
おける内歯と外歯との噛み合い状態を示す部分断
面図であり、第2図は従来のたわみ噛み合い式歯
車装置における内歯と外歯との噛み合い状態を示
す部分断面図である。 符号の説明、1……たわみ噛み合い式歯車装
置、2……内歯車、3……外歯車、4……波動発
生部材、4a……波動発生部材の長軸、5,6…
…噛み合い部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 剛体からなる円筒形の内歯車と、この内歯車の
    内側に配置した弾性体からなる薄肉円筒形の外歯
    車と、該外歯車をほぼ楕円形にたわませてその外
    歯車の一部分と前記内歯車の一部分とを噛み合つ
    た状態にさせるための、ほぼ楕円形状をした波動
    発生部材とを備え、該波動発生部材の回転によつ
    て生ずる前記外歯と内歯との噛み合い位置の円周
    方向ヘの移動によつて、前記外歯車および内歯車
    に相対回転が生ずるようになつているたわみ噛み
    合い式歯車装置において、 前記内歯車の歯数は奇数個に設定され、前記外
    歯車の歯数は、前記内歯車の歯数よりも少ない奇
    数個に設定されていることを特徴とするたわみ噛
    み合い式歯車装置。
JP1988065423U 1988-05-18 1988-05-18 Expired - Lifetime JPH0519634Y2 (ja)

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JPH01168040U JPH01168040U (ja) 1989-11-27
JPH0519634Y2 true JPH0519634Y2 (ja) 1993-05-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62113941A (ja) * 1985-11-13 1987-05-25 Fujitsu Ltd ハ−モニツクドライブ減速機の組立て方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62113941A (ja) * 1985-11-13 1987-05-25 Fujitsu Ltd ハ−モニツクドライブ減速機の組立て方法

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JPH01168040U (ja) 1989-11-27

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