JP3736536B2 - 光電センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光によって物体の検出を行う光電センサに関するもので、特に光電センサの密閉性の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
光電センサは、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されるケースが多く、このような環境下で使用される光電センサには耐水性、耐油性、耐薬品性が要求され、その構造には高い密閉性が要求される。
【0003】
光電センサの密閉構造に関して、特開平4−342916号公報(特許文献12〜3頁、図1〜図4 参照)には、一体成形により製造される光電スイッチが記載されている。前記光電スイッチは、ベースと、カバーと、投光用レンズ及び受光用レンズからなるレンズ体とを組み立てた後、それらの接合部に形成された溝に樹脂を注入して一体成形で製造するが、前記一体成形用樹脂をレンズ前面に延設して投光用レンズ又は受光用レンズのいずれか一方を覆う被覆部を形成して、別部材を設ける必要がなく安価に透過形光電スイッチの投光器又は受光器、反射形光電スイッチのいずれの形式にでも製造できることを特徴としている。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−342916号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1には、光電センサの外部から水、油、薬品などの液体が侵入する原因となる成形時に生じるウェルドラインの制御に関して配慮されていない。ウェルドラインは、成形時に成形樹脂同士が衝突して冷却され、凝固して生じるため、ウェルドラインでは成形樹脂同士が完全に密着凝固されていなく、微小な隙間が生じている。したがって、水、油、薬品などの液体が使用される環境下で、ウェルドラインが発生した光電センサを使用すると、ウェルドラインから水、油、薬品などの液体が侵入してケース内部に浸透し、ケース内部の投光素子、受光素子、投光素子を駆動する投光回路、受光素子の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与える虞があった。
【0006】
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであり、成形時に生じるウェルドラインから外部の液体がケース内に侵入することのない光電センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明による反射型の光電センサは、検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、投光素子および受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側にレンズ部材が設けられ、後面側に投光素子および受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面にレンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、成形樹脂がレンズホルダとケースとにまたがるようにしてインサート成形されることによりレンズホルダとケースとが一体化され、ケースの開放面に接する面の外表面上の開放面に接する位置に成形樹脂が流入する凹部が設けられ、成形樹脂のウェルドラインが凹部における開放面から離れた位置に形成されてなる。
【0008】
投光素子を駆動する投光回路は投光素子とともにケース内に配置してもケース外に設けてもよく、同様に受光素子の受光信号を電気処理する受光回路は受光素子とともにケース内に配置してもケース外に設けてもよい。
【0009】
ここで、「インサート成形」とは、成形金型に一または複数の部品を配置し、成形金型の一または複数のゲート部から成形金型内に成形樹脂を充填することにより、前記部品を成形樹脂とともに一体化するものである。前記ゲート部から充填された成形樹脂は、成形金型内で成形樹脂同士が衝突し、さらに進行する領域があれば進行するが、さらに進行する領域がない場合はその行き止まりの領域で冷却されて凝固し、その結果ウェルドラインが生じる。
【0010】
ケースは直方体状で開放面からレンズホルダが挿入されるため、ケース内は空間が形成されており、この空間を囲む面の外表面上でかつケースの開放面に接する位置に凹部が設けられる。
【0011】
インサート成形において成形樹脂はレンズホルダとケースとにまたがるようにして充填され、前記凹部のケースの開放面に接する領域から凹部へと流入し、成形樹脂同士が凹部における開放面から離れた位置で衝突して冷却されて凝固し、その位置にウェルドラインが形成される。
【0012】
この発明による反射型の光電センサを用いると、インサート成形時に発生するウェルドラインが、ケースの開放面に接する面の外表面上の開放面に接する位置に設けられた凹部であって、ケースの開放面から離れた位置に形成されるため、反射型の光電センサが、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されてウェルドラインから前記液体が浸透しても、浸透した前記液体はケースの開放面に到達せず、したがってケースの開放面からケース内部に浸透することはなく、ケース内部の投光素子や受光素子や投光素子を駆動する投光回路や受光素子の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与えることがない。
【0013】
この発明の一実施態様においては、凹部が、ケースの互いに対向する二つの面における、開放面に接する辺の中央部に設けられる。
【0014】
この発明によると、インサート成形時に発生するウェルドラインが、ケースの互いに対向する二つの面における、開放面に接する辺の中央部に形成され、ウェルドラインの位置がケース外形の中央部でかつ対称となる二箇所の位置であるため、成形金型におけるゲート部の設計が容易に行える。すなわち、一または複数のゲート部から充填された成形樹脂同士が衝突し、冷却されて凝固する位置が成形金型の中央部でかつ対称となる二箇所の位置であるため、ゲート部の設計が容易に行える。
【0015】
またこの発明による反射型の光電センサは、検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、投光素子および受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側にレンズ部材が設けられ、後面側に投光素子および受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面にレンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、成形樹脂がレンズホルダとケースとにまたがるようにしてインサート成形されることによりレンズホルダとケースとが一体化され、レンズホルダの外表面上に、レンズホルダがケース内に挿入された状態において開放面に接続し成形樹脂が流入する凹部が設けられ、成形樹脂のウェルドラインが凹部におけるケースの開放面から離れた位置に形成されてなる。
【0016】
ここで、レンズホルダはケース内に挿入されるが、レンズホルダの外表面上の一部はケース内に挿入されておらず、このケース外のレンズホルダの外表面上に凹部が設けられる。
【0017】
この発明による反射型の光電センサを用いると、インサート成形時に発生するウェルドラインが、ケース外でかつケースの開放面から離れた位置のレンズホルダの外表面上の凹部に形成されるため、反射型の光電センサが、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されてウェルドラインから前記液体が浸透しても、前述と同様にケース内部の投光素子や受光素子や投光素子を駆動する投光回路や受光素子の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与えることがない。
【0018】
またこの発明による反射型の光電センサは、検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、投光素子および受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側にレンズ部材が設けられ、後面側に投光素子および受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面にレンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、成形樹脂がレンズホルダとケースとにまたがるようにしてインサート成形されることによりレンズホルダとケースとが一体化され、ケースの開放面に接する面の内表面上の開放面に接する位置に凹部が設けられ、この凹部はケースの内方に向けて開放された部分がレンズホルダに覆われることにより開放面においてのみ開放された空間を形成し、この空間に成形樹脂が流入するものであり、成形樹脂のウェルドラインが成形樹脂の外表面から離れた位置の凹部内に形成されてなる。
【0019】
ここで、「この凹部はケースの内方に向けて開放された部分がレンズホルダに覆われる」とは、ケースにレンズホルダを挿入すると、ケースの内表面上に設けられた凹部がレンズホルダの外表面に覆われることである。ここで、「開放面においてのみ開放された空間を形成」とは、凹部がケースの内表面上におけるケースの開放面に接する位置に設けられるため、ケースにレンズホルダが挿入されると、凹部におけるケースの開放面側のみレンズホルダの外表面に覆われずに開放され、その他はレンズホルダの外表面に覆われることである。この開放された空間から凹部へ成形樹脂が流入し、成形樹脂同士が凹部において衝突して冷却されて凝固し、その位置にウェルドラインが形成される。凹部はケースの内表面上に設けられているため、ウェルドラインは成形樹脂の外表面には表れない。
【0020】
この発明による反射型の光電センサを用いると、インサート成形時に発生するウェルドラインが成形樹脂の外表面から離れた位置に形成されるため、反射型の光電センサが、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されても、反射型の光電センサの外表面にウェルドラインが露出していないため、前記液体はケース内部に浸透することはなく、ケース内部の投光素子や受光素子や投光素子を駆動する投光回路や受光素子の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与えることがない。
【0021】
この発明は透過型の光電センサにも適用可能であり、透過型の光電センサの投光器と受光器との双方に適用することも、投光器または受光器の一方にのみ適用することも可能であり、それぞれ反射型の光電センサにこの発明を適用したときと同様の効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の第一実施例である反射型光電センサ1の外観図である。投光レンズ21から検出領域に向けて投光され、検出領域からの反射光を受光レンズ22で受光して検出物体を検出する。反射型光電センサ1のケース3と表示部70とケーブル81とセンサ取り付け穴42とについては、後で詳細に述べる。
【0023】
図2はこの発明の第一実施例の反射型光電センサ1におけるケース3の外観図である。ケース3は略直方体形状で、直方体における六面の側面の内三面が開放されており、互いに対向する二つの面の外表面上における開放面に接する辺の中央部に、それぞれ凹部31が設けられている。凸部32は後で説明するレンズホルダとの挿入時における嵌め合い、位置決め固定のための突起であり、凹部33は後で説明する表示カバー6との挿入時における嵌め合い、位置決め固定のためのへこみである。ケース3は耐油性に強いPBTを用いて成形で形成され、凹部31の周辺部の面の肉厚は1mmで、凹部31の深さは0.5mmである。
【0024】
次に、このケース3を用いたこの発明の第一実施例である反射型光電センサ1の構造について説明する。図3はこの発明の反射型光電センサ1の組立図である。この発明の第一実施例である反射型光電センサ1は、レンズ部材2、レンズホルダ4、投受光基板5、ケーブルアッシー8、ケース3および表示部70から構成されている。
【0025】
レンズ部材2は、投光レンズ21と受光レンズ22とを含む一体部材で構成され、耐油性に強いPBTを用いて成形で形成される。投受光基板5には、投光素子51、受光素子52、投光素子51を駆動する図示しない投光回路、受光素子52の受光信号を電気処理する図示しない受光回路とが搭載されている。レンズホルダ4は、黒色PBTからなり、一面にレンズ部材2を保持する保持部が形成され、レンズ部材2が保持される面と反対の面に投受光基板5が保持される保持部が形成され、投光素子51から照射される光を投光レンズ21に導き、受光レンズ22から入射される光を受光素子52に導くために二箇所に穴41が設けられている。センサ取り付け穴42は、反射型光電センサ1を使用する際、ネジやボルトなどを用いて固定するための穴である。
【0026】
表示部70は、表示基板7と表示カバー6とからなり、表示基板7には、安定表示灯71、動作表示灯72とが搭載されている。表示カバー6は、その裏面に表示基板7を保持する保持部が形成されており、凸部61は表示基板7を位置決め固定するための突起である。表示カバー6の材質は、反射型光電センサ1を使用するユーザが安定表示灯71と動作表示灯72とを視認できるように透明PBTから形成されており、レンズ部63を介して安定表示灯71と動作表示灯72を表示する。また表示カバー6には、感度ボリウム62が設けられ、感度ボリウム62は図示しないOリングを介して表示基板7に電気的に接続される。凸部64は、後で説明するケース3との挿入時における嵌め合い、位置決め固定のための突起である。
【0027】
ケーブルアッシー8は、投受光基板5と表示基板7とに反射型光電センサ1の外部から電源を供給し、また受光回路で電気処理された信号を反射型光電センサ1の外部に送るためのケーブル81と、ケーブルを保持するケーブルホルダ82とから構成されている。
【0028】
この反射型光電センサ1の製造方法は、初めにレンズ部材2と投受光基板5を保持したレンズホルダ4と、表示基板7を保持した表示カバー6と、ケーブルアッシー8とをケース3内に挿入する。レンズホルダ4はケース3内に挿入されると、ケース3の凸部32によって位置決め固定され、また表示カバー6はケース3内に挿入されると、表示カバー6の凸部64がケース3の凹部33に嵌め合わされ位置決め固定される。
【0029】
図4は、レンズホルダ4と表示カバー6とケーブルアッシー8とが挿入されたケース3である。また図4(1)はケース3を側面から見た図であり、図4(2)はレンズ部材2の上面から見た図であり、図4(3)は図4(1)のA−A断面図である。
【0030】
次に、レンズホルダ4と表示カバー6とケーブルアッシー8とが挿入されたケース3を成形金型に設置してインサート成形を行う。図5は、成形金型に前記ケース3を設置した図であり、図中斜線部が成形金型である。成形金型のゲート9は、上部と左右に設けられ、図ではゲート9は四箇所であるが、厚み方向にも同位置にそれぞれ設けられているため合計八箇所である。成形金型内にゲート9から成形樹脂を注入して、レンズホルダ4と表示カバー6とケーブルアッシー8とケース3とに成形樹脂がまたがるように充填して密着一体固定させ、所定の外形状の反射型光電センサ1を製造する。成形樹脂は、耐油性に優れかつ接着性にも優れた変性PSFが用いられる。
【0031】
八箇所のゲート9から注入された成形樹脂は矢印Bにそって成形金型の中央部へ進行し、レンズホルダ4の中央部で成形樹脂同士が衝突し、さらに凹部31へ流入し、さらに進行する領域がないため凹部31の下端C部で冷却され、凝固する。ウェルドラインは成形樹脂が最後に衝突して冷却され、凝固するC部に発生する。すなわちウェルドラインは凹部31におけるケースの開放面から離れたC部に形成される。
【0032】
図6は、インサート成形後の反射型光電センサ1である。図6(1)は反射型光電センサ1を側面から見た図であり、図6(2)はレンズ部材2の上面から見た図であり、図6(3)は図6(1)のA−A断面図である。図中斜線部は前記製造方法で充填された成形樹脂であり、C部にウェルドラインが形成されている。
【0033】
この反射型光電センサ1を、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用した場合、C部のウェルドラインから前記液体が浸透するが、前記液体は図6(3)に示されるケース3の凹部31の底面であるD部には浸透するが、ケース3の開放面であるE部に到達することはなく、したがってケース3の開放面からケース3の内部に浸透することはなく、ケース3内部の投光素子51や受光素子52や投光素子51を駆動する投光回路や受光素子52の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与えることがない。
【0034】
本発明のようにウェルドラインを意識した構成にしない場合、インサート成形において図6(1)のF部において成形樹脂同士が衝突し、さらに進行する領域がないためその行き止まりの領域で冷却されて凝固し、その結果F部にウェルドラインが生じる。そのような反射型光電センサを、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用した場合、F部のウェルドラインから前記液体が浸透し、その結果前記液体は図6(3)におけるケース3の開放面であるE部に到達し、さらにケース3の内表面とレンズホルダ4の外表面との接合面を伝わってケース3内部に到達し、投光素子51や受光素子52や投光素子51を駆動する投光回路や受光素子52の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与える。
【0035】
次に、この発明の第二実施例の反射型光電センサ1を示す。図7はこの発明の第二実施例の反射型光電センサ1を側面から見た図である。図7において、上述した図6(1)と同一の構成要素については同一の符号を付与し説明を簡略する。第二実施例の反射型光電センサ1のそれぞれの部品の材質は第一実施例と同じで、第一実施例と同様にインサート成形によって製造される。
【0036】
第二実施例のレンズホルダ4はケース3内に挿入されるが、レンズホルダ4の外表面上の一部はケース3内に挿入されておらず、このケース3外のレンズホルダ4の外表面上に凹部44が設けられる。凸部43は凹部44より高く、凸部43の高さはケース3の外表面の高さとほぼ同じで反射型光電センサ1の外表面となり、また凹部44の高さはレンズホルダ4におけるケース3内に挿入される部分の面の高さとほぼ同じである。ケース3には第一実施例の凹部31は設けない。
【0037】
インサート成形において、第一実施例と同様の成形金型のゲート位置から成形樹脂を注入すると、成形樹脂は矢印Hにそって成形金型の中央部へ進行し、レンズホルダ4の中央部におけるJ部で衝突し、さらにG部へ流入し、さらに進行する領域がないためG部で冷却され、凝固する。ウェルドラインは成形樹脂が最後に衝突して冷却され、凝固するG部に発生する。図中、斜線部はインサート成形において充填された成形樹脂である。
【0038】
第二実施例の反射型光電センサ1のウェルドラインは、ケース3外でかつケース3の開放面から離れた位置のレンズホルダ4の外表面上の凹部44に形成されるため、第一実施例の反射型光電センサ1と同様に、反射型光電センサ1が、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されてウェルドラインから前記液体が浸透しても、ケース3の開放面には到達することはなく、したがってケース3の開放面からケース3の内部に浸透することはなく、ケース3内部の部品に悪影響を与えることがない。
【0039】
次に、この発明の第三実施例の反射型光電センサを示す。第三実施例の反射型光電センサの構成要素は第一実施例のそれと同じで、ケースのみ形状が異なり、第一実施例と同様にインサート成形によって製造される。
【0040】
図8は第三実施例の反射型光電センサにおけるケース3の外観図である。図8において、上述した図3にて示されるケース3と同一の構成要素については同一の符号を付与し説明を簡略する。ケース3の開放面に接する面の内表面上の開放面に接する位置に凹部34が設けられる。ケース3に、図示しない第一実施例と同じレンズホルダを挿入すると、凹部34が前記レンズホルダの外表面に覆われる。ここで、凹部34におけるケース3の開放面から凹部34の端部までの長さLより、ケース3内に挿入される部分のレンズホルダの長さを長くしておく。このようにすると、ケース3に前記レンズホルダが挿入されると、凹部34におけるケース3の開放面側のみレンズホルダの外表面に覆われずに開放され、その他はレンズホルダの外表面に覆われる。インサート成形において、この開放された空間から凹部34へ成形樹脂が流入し、成形樹脂同士が凹部34において衝突して冷却されて凝固し、その位置にウェルドラインが形成される。
【0041】
この発明による反射型光電センサを用いると、ウェルドラインが成形樹脂の外表面に表れないため、反射型光電センサが、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されても、前記液体はケース3内部に浸透することはなく、ケース3内部の部品に悪影響を与えることがない。
【0042】
また、この発明を用いるとインサート成形時にウェルドラインが発生しても光電センサのケース内部に前記液体が浸透しないため、ウェルドラインの発生を制御するための成形条件の調整や、金型温度の調整などの成形時における調整工数を削減することが出来き、また成形樹脂の選択範囲もひろがる。
【0043】
【発明の効果】
この発明によれば、光電センサが、FA現場など、水、油、薬品などの液体が使用される環境で使用されても、前記液体は光電センサのケース内部に浸透することはなく、ケース内部の投光素子や受光素子や投光素子を駆動する投光回路や受光素子の受光信号を電気処理する受光回路などに悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施例である反射型光電センサの外観図である。
【図2】第一実施例の反射型光電センサにおけるケースの外観図である。
【図3】第一実施例の反射型光電センサの組立図である。
【図4】レンズホルダと表示カバーとケーブルアッシーとが挿入されたケースである。
【図5】成形金型にケースを設置した図である。
【図6】インサート成形後の反射型光電センサである。
【図7】この発明の第二実施例の反射型光電センサを側面から見た図である。
【図8】この発明の第三実施例の反射型光電センサにおけるケースの外観図である。
【符号の説明】
1 反射型光電センサ
2 レンズ部材
21 投光レンズ
22 受光レンズ
3 ケース
31、34 凹部
32 凸部
33 凹部
4 レンズホルダ
41 穴
42 センサ取り付け穴
43 凸部
44 凹部
5 投受光基板
51 投光素子
52 受光素子
6 表示カバー
61 凸部
62 感度ボリウム
63 レンズ部
64 凸部
7 表示基板
70 表示部
71 安定表示灯
72 動作表示灯
8 ケーブルアッシー
81 ケーブル
82 ケーブルホルダ
9 ゲート

Claims (10)

  1. 検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、前記投光素子および前記受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側に前記レンズ部材が設けられ、後面側に前記投光素子および前記受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、
    成形樹脂が前記レンズホルダと前記ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記レンズホルダと前記ケースとが一体化され、
    前記ケースの前記開放面に接する面の外表面上の前記開放面に接する位置に前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記開放面から離れた位置に形成された反射型の光電センサ。
  2. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記投光器は、投光素子と、投光素子の前面に配置される投光レンズと、前面側に前記投光レンズが設けられ、後面側に前記投光素子が設けられる投光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記投光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる投光側のケースとを備え、
    成形樹脂が前記投光側レンズホルダと前記投光側のケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記投光側レンズホルダと前記投光側のケースとが一体化され、
    前記投光側のケースの前記開放面に接する面の外表面上の前記開放面に接する位置に前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記開放面から離れた位置に形成されたものである透過型の光電センサ。
  3. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記受光器は、受光素子と、受光素子の前面に配置される受光レンズと、前面側に前記受光レンズが設けられ、後面側に前記受光素子が設けられる受光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記受光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる受光側のケースとを備え、
    成形樹脂が前記受光側レンズホルダと前記受光側のケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記受光側レンズホルダと前記受光側のケースとが一体化され、
    前記受光側のケースの前記開放面に接する面の外表面上の前記開放面に接する位置に前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記開放面から離れた位置に形成されたものである透過型の光電センサ。
  4. 前記凹部が、前記ケースの互いに対向する二つの面における、前記開放面に接する辺の中央部に設けられた請求項1ないし3に記載の光電センサ。
  5. 検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、前記投光素子および前記受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側に前記レンズ部材が設けられ、後面側に前記投光素子および前記受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、
    成形樹脂が前記レンズホルダと前記ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記レンズホルダと前記ケースとが一体化され、
    前記レンズホルダの外表面上に、前記レンズホルダが前記ケース内に挿入された状態において前記開放面に接続し前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記ケースの前記開放面から離れた位置に形成された反射型の光電センサ。
  6. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記投光器は、投光素子と、投光素子の前面に配置される投光レンズと、前面側に前記投光レンズが設けられ、後面側に前記投光素子が設けられる投光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記投光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる投光側ケースとを備え、
    成形樹脂が前記投光側レンズホルダと前記投光側ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記投光側レンズホルダと前記投光側ケースとが一体化され、
    前記投光側レンズホルダの外表面上に、前記投光側レンズホルダが前記投光側ケース内に挿入された状態において前記開放面に接続し前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記投光側ケースの前記開放面から離れた位置に形成されたものである透過型の光電センサ。
  7. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記受光器は、受光素子と、受光素子の前面に配置される受光レンズと、前面側に前記受光レンズが設けられ、後面側に前記受光素子が設けられる受光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記受光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる受光側ケースとを備え、
    成形樹脂が前記受光側レンズホルダと前記受光側ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記受光側レンズホルダと前記受光側ケースとが一体化され、
    前記受光側レンズホルダの外表面上に、前記受光側レンズホルダが前記受光側ケース内に挿入された状態において前記開放面に接続し前記成形樹脂が流入する凹部が設けられ、前記成形樹脂のウェルドラインが前記凹部における前記受光側ケースの前記開放面から離れた位置に形成されたものである透過型の光電センサ。
  8. 検出領域に光を投光する投光素子と、検出領域からの反射光を受光する受光素子と、前記投光素子および前記受光素子の前面に配置される投光レンズおよび受光レンズが設けられたレンズ部材と、前面側に前記レンズ部材が設けられ、後面側に前記投光素子および前記受光素子が設けられるレンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられるケースとを備え、
    成形樹脂が前記レンズホルダと前記ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記レンズホルダと前記ケースとが一体化され、
    前記ケースの前記開放面に接する面の内表面上の前記開放面に接する位置に凹部が設けられ、この凹部は前記ケースの内方に向けて開放された部分が前記レンズホルダに覆われることにより前記開放面においてのみ開放された空間を形成し、この空間に前記成形樹脂が流入するものであり、前記成形樹脂のウェルドラインが前記成形樹脂の外表面から離れた位置の前記凹部内に形成された反射型の光電センサ。
  9. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記投光器は、投光素子と、投光素子の前面に配置される投光レンズと、前面側に前記投光レンズが設けられ、後面側に前記投光素子が設けられる投光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記投光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる投光側ケースとを備え、
    成形樹脂が前記投光側レンズホルダと前記投光側ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記投光側レンズホルダと前記投光側ケースとが一体化され、
    前記投光側ケースの前記開放面に接する面の内表面上の前記開放面に接する位置に凹部が設けられ、この凹部は前記投光側ケースの内方に向けて開放された部分が前記投光側レンズホルダに覆われることにより前記開放面においてのみ開放された空間を形成し、この空間に前記成形樹脂が流入するものであり、前記成形樹脂のウェルドラインが前記成形樹脂の外表面から離れた位置の前記凹部内に形成されたものである透過型の光電センサ。
  10. 検出領域に光を投光する投光器と、検出領域からの光を受光する受光器とを備えた透過型の光電センサであって、
    前記受光器は、受光素子と、受光素子の前面に配置される受光レンズと、前面側に前記受光レンズが設けられ、後面側に前記受光素子が設けられる受光側レンズホルダと、直方体状で少なくともその一面が開放された形状であって、その開放面に前記受光側レンズホルダの少なくとも一部が挿入されて設けられる受光側ケースとを備え、
    成形樹脂が前記受光側レンズホルダと前記受光側ケースとにまたがるようにしてインサート成形されることにより前記受光側レンズホルダと前記受光側ケースとが一体化され、
    前記受光側ケースの前記開放面に接する面の内表面上の前記開放面に接する位置に凹部が設けられ、この凹部は前記受光側ケースの内方に向けて開放された部分が前記受光側レンズホルダに覆われることにより前記開放面においてのみ開放された空間を形成し、この空間に前記成形樹脂が流入するものであり、前記成形樹脂のウェルドラインが前記成形樹脂の外表面から離れた位置の前記凹部内に形成されたものである透過型の光電センサ。
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