JP3735213B2 - 屋根構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主に、勾配屋根パネル部材を有する屋根構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の屋根構造としては、例えば、図11及び図12に示すような勾配屋根を有するユニット建物の構造が知られている(特開平8−1080号公報参照)。
【0003】
このような建物1では、略箱状を呈する複数の居室ユニット2…によって、下階居室部3が形成されている。この居室部3の上部には、屋根部4を構成する複数の屋根ユニット5…及び6…が載置されている。
【0004】
このうち、屋根ユニット5は、建物1略中央の棟に沿って延設されて上部5aが、略中央棟部を上方に突設する山型形状を呈する様に形成されている。
【0005】
また、前記屋根ユニット6は、図12に示すように、前記屋根部3の床部を構成する底面板部7を下面側に装着して前記建物1の軒側に載置されるように構成されている。この屋根ユニット6の上部6aは、前記屋根ユニット5の上部の山型勾配に沿わせて、妻板6b,6bを略三角形形状とすることにより、斜めに切り欠かれて、前記屋根パネル部材8…を傾斜させて配置するように構成されている。
【0006】
次に、この従来の屋根構造の作用について説明する。
【0007】
このように構成された従来の屋根構造では、前記居室部3の上部中央の棟に沿って前記屋根ユニット5…が載置されると共に、前記屋根ユニット6…が、軒側に沿って並べられて載置される。
【0008】
次に、これらの各屋根ユニット5,6の上部に、傾斜勾配に沿わせて複数の平板状の屋根パネル部材が装着されて、切り妻形状の屋根部4が構成される。
【0009】
また、他の従来の屋根構造としては、図13に示すような特開平10−110499号公報に記載されているようなものが知られている。
【0010】
まず、構成を説明すると、この屋根構造では、居室ユニット9には、耐力壁としての妻壁パネル10が、直交配置される桁側壁パネル11と共に、図示省略の下階床パネルに立設されて上部を開放した略ボックス状に形成されている。
【0011】
この居室ユニット9の上部には、平板面形状の構造パネル12が、略水平に装着されて、屋根裏12の床部を構成している。この構造パネル12は、複数の根太13が所定間隔をおいて並設されている。
【0012】
この根太13の端部13aには、軒先延設方向(図中紙面前後方向)に沿う端根太14が、櫛歯状に加工されて組み合わされ、直交する様に配設されている。これらの根太13及び端根太14の下面側には、石膏ボード15が固着されると共に、上面側には構造用合板16が固着されている。
【0013】
また、前記端部13a,13a間には、水平面状構造材18が隙間無く配置されて、前記根太13及び端根太14に釘20等を用いて固着されている。この端部13a,13aの上面には、切欠部13b,13bが各々形成されて、所定の勾配を有する屋根パネル部材17が当接されて載置される。
【0014】
更に、この屋根パネル部材17は、スクリュウネイル21によって前記端部13a又は水平面状構造材18に固着されている。
【0015】
そして、これらの水平面状構造材18は、座金付きボルト19によって、前記妻壁パネル10の上枠10aに固定される。
【0016】
また、前記妻壁パネル10の外側上部と、前記屋根パネル部材17の裏面側との間には、屋根受け部材22が配設されている。
【0017】
このように構成された他の従来のものでは、前記屋根パネル部材17の荷重が、前記水平面状構造体18及び屋根受け部材22を介して、前記妻壁パネル部材8の上枠10aに伝達されて下方から支持される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記図11又は図12に示すような一従来の屋根構造では、前記底面板部7の厚さa相当分、屋根パネル部材8の高さが、居室ユニット2の上端面2aよりも上方に上昇した位置に設定されてしまう。このため、屋根部4の高さが上昇して、例えば、斜線制限に抵触しやすい等、設計の自由度が減少してしまうといった問題があった。
【0019】
これに対して、前記図13に示す他の従来の屋根構造では、前記切り欠き部13bによって比較的下方に配置された屋根パネル部材17の荷重が、前記水平面状構造体18及び屋根受け部材22を介して、前記妻壁パネル部材8の上枠10aに伝達される。
【0020】
しかしながら、前記根太13は、直接、前記妻壁ユニットの上枠10aに固着されていないため、家屋の規模によっては、支持強度が不足してしまうといった問題があった。
【0021】
そこで、この発明は、所望の支持強度を常に確保できると共に、屋根部の装着位置を下階居室の壁パネル上端面に近接させて配置できる屋根構造を提供することを課題としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本願発明の請求項1に記載されたものでは、居室の上部に、所定勾配を持たせて平板状の屋根パネル部材を装着して勾配を有する屋根部を形成する屋根構造において、前記屋根部の底面に略水平方向に沿って並設される金属製梁部材の端縁から側方に突設する水平板状金属片部を設け、該水平板状金属片部には、柱材の頭頂部から上方へ向けて立設された取付ボルトを挿通する取付孔を設けると共に、該端縁の鉛直面と、該水平板状金属片部との間を一体に連結する上面側に斜めの切欠部を有している鉛直補強スチフナー部が設けられ、前記柱材の頭頂部に跨って、平板状の屋根パネル部材を下方から支持する屋根パネル支持面を有する軒受けつなぎ部材が装着されると共に、該軒受けつなぎ部材には、前記鉛直補強スチフナー部の前記斜めの切欠部を挿入するスリット部が形成される屋根構造を特徴としている。
【0023】
このように構成された請求項1記載のものでは、前記水平板状金属片部に設けられた取付孔に、前記柱材の頭頂部から上方へ向けて立設された取付ボルトを挿通することにより、該居室の上部の高剛性を有する柱材が配設された隅部の上方に、前記金属製梁部材を掛け渡すことが出来る。
【0024】
また、該水平板状金属片部は、前記鉛直補強スチフナー部によって、前記金属製梁部材の端縁の鉛直面と一体に連結されている。
【0025】
このため、家屋の規模に関わらず、常に所望の支持強度を確保できる。
【0026】
また、前記水平板状取付金属片部は、前記屋根部の底面に略水平方向に沿って並設される金属製梁部材の端縁から側方に突設されているので、前記柱材上方の前記金属製梁部材の占有空間の増大を抑制して、屋根部の屋根パネル部材の装着位置が、下階居室ユニットの壁パネル上端面に近接した比較的低い位置とすることが出来る。
【0027】
このため、例えば、斜線制限等に抵触し難く、設計の自由度を増大させることが出来る。
【0029】
このように構成された請求項記載のものでは、前記鉛直補強スチフナー部が、上面側に斜めの切欠部を有しているので、前記屋根部の屋根パネル部材の装着位置を、下階居室ユニットの壁パネル上端面に近接した比較的低い位置とすることが出来る。
【0030】
また、請求項に記載されたものでは、前記底面は、屋根裏の床面部であり、前記屋根部内に屋根裏部を有する屋根裏用ユニットを前記居室を構成する居室ユニット上部に配置する請求項1記載の屋根構造を特徴としている。
【0031】
このように構成された請求項記載のものでは、前記屋根裏用ユニットを前記居室ユニット上部に載置することにより、床部に前記金属製梁部材が並設された屋根裏を形成できる。
【0032】
このため、施工性が良好である。
【0033】
更に、請求項に記載されたものでは、前記金属製梁部材は、所定間隔をおいて少なくとも一対設けられると共に、該金属製梁部材間には、開口部が形成される請求項1又は2記載の屋根構造を特徴としている。
【0034】
このように構成された請求項記載のものでは、前記開口部が、前記所定間隔をおいて設けられる金属製梁部材間に形成されているので、該屋根部底面の構造強度の低下を殆ど発生させることなく、下階居室ユニット内に形成される居室空間等との連絡通路等を形成できる。
【0035】
従って、施工性が良好で、斜線制限等の条件を満たし、屋根裏等を設けた屋根構造を提供できる。
【0036】
【発明の実施の形態1】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0037】
図1乃至図10は、この発明の実施の形態1を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
【0038】
まず、構成を説明すると、この実施の形態1の屋根構造の建物23では、四隅部に金属製の柱材24…が配設されて略箱状を呈する居室ユニット25…が、複数並設されて、下階居室部26が構成されている。
【0039】
これらの柱材24の頭頂部24aからは、取付ボルト24bが上方へ向けて突設されている。
【0040】
この下階居室部26は、図5に示すように、構造材27及び図示省略の断熱材等を挟んで屋外側に外壁部材28を、又、屋内側に内壁部材29を貼設する耐力壁部30を有している。
【0041】
これらの耐力壁部30の上部には、図8に示すように、所定勾配を持たせて平板状の屋根パネル部材58〜69を装着して勾配を有する屋根部32が形成されている。
【0042】
この屋根部32には、前記耐力壁部30の上端縁に沿って延設される端根太部材33が設けられている。この端根太部材33は、図2に示すように、上辺部材33a及び下辺部材33bと、これらの上辺部材33a及び下辺部材33b間に挟持された複数の束部材33cと、この上辺部材33aの上部に設けられて、上面部を屋根パネル支持面34aとして傾斜させたパネル当接部材34とを有して主に構成されている。
【0043】
このうち、下辺部材33bの他の端根太部材33が隣接配置される端部33dには、前記取付ボルト24bを下方から挿通する挿通孔35が形成されている。そして、この端部33dには、前記束部材33cと前記上辺部材33aの端面33e,補強片部材36,仕切壁部材37によって水平断面略コ字状を呈する様に囲われた梁装着部38が形成されている。
【0044】
更に、この端根太部材33の外側面には、前記外壁部材28と略同一構成の外壁部材39,40が、内側面には、内壁部材41が各々貼設されている。
【0045】
これらの梁装着部38,38には、金属製梁部材42,42が各々掛け渡されて装着されている。
【0046】
このうち、一対の金属製梁部材42,42は、図1に示すように、屋根裏43の底面である床面部44を構成する略平板状の床構造体45の両側に、所定間隔をおいて略平行に並設されている。
【0047】
更に、この実施の形態1では、前記金属製梁部材42,42間には、一部切り欠いて略方形状の開口部46が形成されていて、小壁部材47,48等が予め装着された小屋根部ユニット49を構成している。
【0048】
この金属製梁部材42には、図8に示すように前記屋根部32の底面に略水平方向に沿って並設されて、端縁42aから側方に突設する水平板状金属片部50が設けられている。
【0049】
この水平板状金属片部50には、前記柱材24の頭頂部24aから上方へ向けて立設された取付ボルト24bを挿通する取付孔51が設けられている。
【0050】
更に、前記端縁42aの鉛直面と、この水平板状金属片部50との間には、一対の鉛直補強スチフナー部52,52が設けられていて、これらの端縁42aの鉛直面と、この水平板状金属片部50との間を一体に連結するように溶接されて構成されている。
【0051】
この鉛直補強スチフナー部52,52には、上面側に斜めの切欠部52a,52aが各々形成されている。
【0052】
前記水平板状金属片部50と、前記端部33dとの間には、前記取付ボルト24bを挿通する挿通孔70aが形成された合板スペーサ部材70と、挿通孔71aが形成された下地プレート部材71とが介在されていて、施工現場で、前記取付ボルト24bに、ナット部材24cを螺合させて、前記梁装着部38によって形成される余剰空間部に、ウレタン材72が注入されるようにしている。
【0053】
そして、図2に示すように、これらの梁装着部38,38及び前記上辺部材33a,33aの端部に跨って軒受けつなぎ部材73が装着される。この軒受けつなぎ部材73の上面部には、前記パネル当接部材34と略同一角度傾斜して形成される屋根パネル支持面73aが設けられている。更に、この軒受けつなぎ部材73には、前記鉛直補強スチフナー部52,52の前記斜めに形成された切欠部52a,52aを各々挿入するスリット部73b,73bが複数所定間隔をおいて、後面及び下面に渡って形成されている。
【0054】
また、この屋根部4には、図7に示すように仮柱53,54等が設けられていて、傾斜梁材55,ゲーブル梁56,棟梁57が、端部若しくは略中央部をこれらの各仮柱53,54等に支持されて配置される。
【0055】
そして、図8に示すように、各平板状屋根パネル部材58〜69をこれらの各傾斜梁材55,ゲーブル梁56,棟梁57上に載置することにより屋根部32が形成されるように構成されている。
【0056】
次に、この実施の形態1の作用について説明する。
【0057】
この実施の形態1では、図1に示すように、下階居室部26上に屋根部23を装着する際、図2に示すように、まず、前記柱材24の頭頂部24から上方へ向けて立設された取付ボルト24bへ、前記挿通孔70a,71aを挿通させて合板スペーサ部材70及び、下地プレート部材71を装着する。
【0058】
次に、前記金属製梁部材42を装着する。水平板状金属片部50…に設けられた取付孔51…に、前記取付ボルト24bを挿通することにより、居室ユニット25上部の高剛性を有する柱材24が配設された隅部の上方に、前記金属製梁部材42を掛け渡すことが出来る。この実施の形態1では、居室ユニット25,25の桁方向に延設される構造壁部の上部に沿ってこの金属製梁部材42,42が各々位置する。
【0059】
更に、前記ナット部材24cを前記取付ボルトに螺合させて締結し、ウレタン材72を梁装着部38に注入後、前記軒受けつなぎ部材73を、前記切欠部52a…を各々スリット73b…に挿入することより、この梁装着部38,38を覆うように、前記隣接する居室ユニット25,25間に跨らせて装着する。
【0060】
この軒受けつなぎ部材73では、前記パネル当接部材34の屋根パネル支持面34aと略同一角度で傾斜する屋根パネル支持面73aが、この屋根パネル支持面34a,34と略面一位置に装着されて、これらの屋根パネル支持面34a,34aと共に、上部に装着される各平板状屋根パネル部材58〜69を下方から支持する。
【0061】
また、この水平板状金属片部50は、前記鉛直補強スチフナー部52,52によって、前記金属製梁部材42の端縁42aの鉛直面と一体に連結されている。
【0062】
このため、家屋の規模に関わらず、常に所望の支持強度を確保できる。
【0063】
また、前記水平板状取付金属片部50は、前記屋根部32の底面に略水平方向に沿って並設される金属製梁部材42,42の端縁42a,42aから側方に突設されているので、前記柱材24上方の前記金属製梁部材42の占有空間の増大を抑制して、屋根部32の平板状屋根パネル部材58〜69の装着位置を、下階居室ユニット25の壁パネル上端面に近接(図4中では、頭頂部24aに近接)した比較的低い位置とすることが出来る。
【0064】
このため、例えば、斜線制限等に抵触し難く、設計の自由度を増大させることが出来る。
【0065】
また、前記鉛直補強スチフナー部52,52が、上面側に斜めの切欠部52a,52aを有している。更に、この実施の形態1では、これらの切欠部52a,52aが、前記スリット部73b,73b内に各々挿入される。
【0066】
このため、更に、前記屋根部32の屋根パネル部材58〜69の装着位置を、下階居室ユニット25の壁パネル上端面に近接した比較的低い位置とすることが出来る。
【0067】
また、図1に示す様に、前記屋根裏43が、床構造体45及び小壁部材47等を予め装着した屋根裏用ユニット49を、前記居室ユニット25上部に載置することにより、床部に前記金属製梁部材42,42を並設して形成される。このため、施工性が良好である。
【0068】
更に、前記屋根裏用ユニット49では、開口部46が、前記所定間隔をおいて設けられる金属製梁部材42,42間に形成されているので、屋根部32の底面の構造強度の低下を殆ど発生させることなく、下階居室ユニット25内に形成される居室空間等との連絡通路としての階段開口部等を予め形成できる。
【0069】
従って、施工性が良好で、斜線制限等の条件を満たし、屋根裏等を設けた屋根構造を提供できる。
【0070】
以上、この発明の実施の形態1を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0071】
例えば、前記実施の形態1では、略方形状の開口部46を、一対の前記金属製梁部材42,42の間に設けるようにしているが、特にこれに限らず、例えば、長方形、楕円形等、金属製梁部材42,42間に形成されるものであるならば、形状、大きさ、階段の種類等が、特に限定されるものではない。
【0072】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の請求項1記載のものによれば、前記水平板状金属片部に設けられた取付孔に、前記柱材の頭頂部から上方へ向けて立設された取付ボルトを挿通することにより、該居室の上部の高剛性を有する柱材が配設された隅部の上方に、前記金属製梁部材を掛け渡すことが出来る。
【0073】
また、該水平板状金属片部は、前記鉛直補強スチフナー部によって、前記金属製梁部材の端縁の鉛直面と一体に連結されている。
【0074】
このため、家屋の規模に関わらず、常に所望の支持強度を確保できる。
【0075】
また、前記水平板状取付金属片部は、前記屋根部の底面に略水平方向に沿って並設される金属製梁部材の端縁から側方に突設されているので、前記柱材上方の前記金属製梁部材の占有空間の増大を抑制して、屋根部の屋根パネル部材の装着位置が、下階居室ユニットの壁パネル上端面に近接した比較的低い位置とすることが出来る。
【0076】
このため、例えば、斜線制限等に抵触し難く、設計の自由度を増大させることが出来る。
【0077】
また、前記鉛直補強スチフナー部が、上面側に斜めの切欠部を有しているので、前記屋根部の屋根パネル部材の装着位置を、下階居室ユニットの壁パネル上端面に近接した比較的低い位置とすることが出来る。
【0078】
また、請求項に記載されたものでは、前記屋根裏用ユニットを前記居室ユニット上部に載置することにより、床部に前記金属製梁部材が並設された屋根裏を形成できる。
【0079】
このため、施工性が良好である。
【0080】
更に、請求項に記載されたものでは、前記開口部が、前記所定間隔をおいて設けられる金属製梁部材間に形成されているので、該屋根部底面の構造強度の低下を殆ど発生させることなく、下階居室ユニット内に形成される居室空間等との連絡通路等を形成できる。
【0081】
従って、施工性が良好で、斜線制限等の条件を満たし、屋根裏等を設けた屋根構造を提供できる、という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の屋根構造で、要部の分解斜視図である。
【図2】実施の形態1の屋根構造で、柱材の頭頂部に端根太部材及び金属製梁部材を装着する様子を説明する分解斜視図である。
【図3】実施の形態1の屋根構造で、所定の傾斜を有する屋根パネルを配置する屋根部の斜視図である。
【図4】実施の形態1の屋根構造で、図6中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の屋根構造で、図2中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の屋根構造で、屋根パネル部材を取り付ける前の要部の一部断面正面図である。
【図7】実施の形態1の屋根構造で、屋根部の柱と梁との取付構造を説明する斜視図である。
【図8】実施の形態1の屋根構造で、平板状屋根パネル部材の取付を説明する模式図である。
【図9】実施の形態1の屋根構造で、屋根部の全体の構成を説明する斜視図である。
【図10】実施の形態1の屋根構造で、屋根部の全体の構成を説明する上面図である。
【図11】一従来例のユニット建物で、全体の斜視図である。
【図12】一従来例のユニット建物に用いられる屋根ユニットの斜視図である。
【図13】他の従来例のユニット建物に用いられる屋根構造の要部の断面図である。
【符号の説明】
23 建物
24 柱材
24a 頭頂部
25 居室ユニット
26 下階居室部
30 耐力壁部
32 屋根部
42 金属製梁部材
42a 端縁
50 水平板状金属片部
51 取付孔
52 鉛直補強スチフナー部
52a 切欠部
58〜69 屋根パネル部材
73 軒受けつなぎ部材
73a 屋根パネル支持面
73b スリット部

Claims (3)

  1. 居室の上部に、所定勾配を持たせて平板状の屋根パネル部材を装着して勾配を有する屋根部を形成する屋根構造において、前記屋根部の底面に略水平方向に沿って並設される金属製梁部材の端縁から側方に突設する水平板状金属片部を設け、該水平板状金属片部には、柱材の頭頂部から上方へ向けて立設された取付ボルトを挿通する取付孔を設けると共に、該端縁の鉛直面と、該水平板状金属片部との間を一体に連結する上面側に斜めの切欠部を有している鉛直補強スチフナー部が設けられ、前記柱材の頭頂部に跨って、平板状の屋根パネル部材を下方から支持する屋根パネル支持面を有する軒受けつなぎ部材が装着されると共に、該軒受けつなぎ部材には、前記鉛直補強スチフナー部の前記斜めの切欠部を挿入するスリット部が形成されることを特徴とする屋根構造。
  2. 前記底面は、屋根裏の床面部であり、前記屋根部内に屋根裏部を有する屋根裏用ユニットを前記居室を構成する居室ユニット上部に配置することを特徴とする請求項1記載の屋根構造。
  3. 前記金属製梁部材は、所定間隔をおいて少なくとも一対設けられると共に、該金属製梁部材間には、開口部が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の屋根構造。
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