JPH0515859B2 - - Google Patents

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JPH0515859B2
JPH0515859B2 JP63146610A JP14661088A JPH0515859B2 JP H0515859 B2 JPH0515859 B2 JP H0515859B2 JP 63146610 A JP63146610 A JP 63146610A JP 14661088 A JP14661088 A JP 14661088A JP H0515859 B2 JPH0515859 B2 JP H0515859B2
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JP
Japan
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roof
frame
reinforcing
strength
roof panel
Prior art date
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Application number
JP63146610A
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English (en)
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JPH028449A (ja
Inventor
Takashi Oota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National House Industrial Co Ltd
Original Assignee
National House Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by National House Industrial Co Ltd filed Critical National House Industrial Co Ltd
Priority to JP63146610A priority Critical patent/JPH028449A/ja
Publication of JPH028449A publication Critical patent/JPH028449A/ja
Publication of JPH0515859B2 publication Critical patent/JPH0515859B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、補強材を追加取付けすることにより
強度によつて種類分けされるパネル体の共通化を
計ることができ、その品種を削減しうる屋根パネ
ルに関する。
〔従来の技術〕
近年、枠組みに野地板等を取付けた屋根パネル
が屋根施工能率の向上、工期短縮等のために多様
されている。
一方、家屋にあつては、例えば多雪地域、軽雪
地域等の立地条件及び架構体による支持ピツチ等
の構造条件等によつて屋根に作用する負担荷重が
異なり、従つて同一形状を有する屋根パネルにお
いても、その負担荷重に応じた強度を有するもの
の使い分けが必要となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来屋根パネルは、使用される
枠材の本数、ピツチ間隔、及びその断面形状等を
変えることにより、その強度を適宜変化させてい
るため、品種の増加を招き、生産能率、管理能率
等の低下の大きな原因となつていた。
なお高強度を有する屋根パネルを低荷重の場合
にも共通して用い、品種の削減化を計る物は、過
剰品質となり、コストの上昇を招くという問題が
ある。
本発明は、補強材を追加取付けしうる強化用枠
体を枠組に用いることを基本として、一つのパネ
ルに種々の強度を持たせることが可能となり、過
剰品質となることなくその品種の削減を計りうる
屋根パネルの提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の屋根パネ
ルは、周囲に配した外の枠材間に中の枠材を架設
することにより形成される枠組の一面に野地板材
が添設されるとともに、前記枠組をなす前記枠材
は、該枠材の略全長に亘る補強材を下面に固定可
能な強化用枠材を含んでいる。
〔作用〕
このように構成する屋根パネルは、枠組を形成
する強化用枠材下面に、補強材を追加固定しうる
ため、その強度を自在に変化させることができ、
一種類の屋根パネルで立地条件等により異なる
種々の負担荷重に対応することが可能となる。従
つて従来、負担荷重の違いによつて生じていた多
品質の屋根パネルを共通化することができ、生産
能率、管理能率等の向上、及びコストの低減など
を計りうる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。
図において屋根パネル1は、周囲に配した外の
枠材2間に、補強材7を下面に固定可能な強化用
枠材9を含む中の枠材3を架設した枠組5と、該
枠組5の一面に添設される野地板材6とから形成
され、架構体10に支持させることによつて家屋
Hの屋根部Rを形成する。
なお本実施例において、屋根部Rは第3,4図
に示すように、部分平屋をなす家屋Hの平屋部A
に設けられる屋根部であつて、家屋Hの2階建て
部Bの一側壁Cから各軒先部D1,D2,D3に
向かつて傾斜する三つの屋根部分R1,R2,R
3から形成されるとともに、各屋根部分R1〜R
3は、夫々本発明である屋根パネル1,1Aと他
の三角形状の屋根パネルEとから構成されてい
る。
前記枠組5は、外の枠材2である上の枠材2
A、下の枠材2B及び側の枠材2C,2Dを四辺
に配した直角台形状の基枠体12を具え、本例で
は、斜辺となる上の枠材2Aによつて前記屋根部
Rの稜縁部13を、又下の枠材2Bによつて軒先
端部15をなすとともに、長辺となる側の枠材2
C及び短辺となる側の枠体2Dによつて夫々屋根
部Rのたる木部を形成している。又各枠体2A〜
2Dは、本例では断面コ字状の溝形鋼からなり、
その溝部を内側に向けて配されるとともに、互い
に嵌合する各端部を溶着することにより強固に連
結される。
又該基枠体12の内側には中の枠体3が架設さ
れる。
中の枠材3は、下の枠材2Bと平行な強化用枠
材9、複数の母屋材19…、及び強化用枠材9と
直角な中桟材20を含み、強化用枠材9は、溝形
鋼を背中合わせで溶着した断面H字状の張り合わ
せ鋼材から形成され、基枠体12の略中央、本例
では上の枠材2Aの下端近傍に位置して上の枠材
2A、側の枠材2C間に架け渡される。又強化用
枠材9は、第2図に示すように、その上下片21
A,21Bに透孔22…が適宜の間隔を隔てて穿
設され、このことによつて補強材7固着用の取付
け部23を形成している。なお取付け部23を上
下片21A,21Bに設けることにより枠組5の
上下反転使用を可能としており、反転した枠組5
Aにより形成される屋根パネル1Aは前記屋根部
片R1,R3の形成のために用いられる。
中桟材20は、前記強化用枠材9と同構成の張
り合わせ鋼材からなり、前記側の枠体2C,2D
を中央を通つて、下の枠材2B、強化用枠材9間
に架設される中桟材片20Aと、強化用枠材9、
上の枠材2A間に架設される中桟材片20Bとか
ら形成される。
母屋材19は、前記中桟材20と側の枠体2
C,2Dとの間を継ぐ矩形短尺な木質材からな
り、釘着、ネジ着等により適宜のピツチ間隔を有
して取りつけられる。
又このように構成する枠組5には、下の枠材2
B側面に面戸板取付け用の下地桟25が釘着され
るとともに、下地桟25を含んで整一された枠組
5の一面、本例では上面には耐水性、強度等に優
れる適宜の合板等である野地板材6がその全面に
亘つて添設、固定される。
なお、外、中の枠材2,3は、屋根パネル1の
強度が例えば要求される強度の内最小のものとな
るよう、その取付ピツチ、数、断面形状が設定さ
れており、前記強化用枠材9に補強材7を追加取
付けすることにより、屋根パネル1と補強材7と
からなる複合体Pの強度を適宜増加する。
補強材7は、本例では強化用枠材9と同構成か
つ略同寸のはり合わせ鋼材から形成され、前記取
付け部23である透孔22と合う位置に透孔26
…を穿設するとともに、透孔22,26を挿通す
るボルト金具をナツト結合することにより強化用
枠材9下面に強固に固定される。なお補強材7
は、その断面形状、材質等を変えることにより補
強強度を多段に変化させることができ、又取付け
数の増加により変化させることもできる。なお取
付け増加により補強強度を変化させる場合には、
増加数に応じた数の強化用枠材9を枠組5に設け
ることが必要であり、求すれば前記中桟材20を
強化用枠材9として用いることもできる。又この
ような補強材7はボルト結合の他、周知の種々な
締着金具を用いて固定することができ、又この固
定は工場内、施工現場等で行なうことができる。
なお強化用枠材9の形成位置は屋根パネル1の
大きさ、形状等に応じて適宜設定され、例えば外
の枠材2に強化用枠材9を含ませることもでき
る。
又屋根パネル1はその強度を、使用頻度の最も
高い屋根パネルの強度に合わせて設定してもよ
い。
又このような屋根パネル1は、第3〜7図に示
すように前記架構体10に支持させることにより
屋根パネル1A,Eと協働して屋根部Rを形成す
る。
架構体10は、前記2階建部Bの一側面に沿つ
て立上がる通し柱、30,31,32間に架け渡
される梁材38と、該通し柱30,31,32に
一端が接続されかつ前記梁材38と直交向きにの
びる他端を平屋部Aの柱35,36,37に固着
する桁梁材39,40,41と、該柱35,3
6,37間に架設する梁材42とを具え、前記桁
梁材40上面には上端に受け金具45,46を有
する束材49,50が前記通し柱31の前方及び
中央に立設される。
なお各梁材38〜42は、本例では例えば第5
図に示すように溝部を向き合わせて配した溝形鋼
からなる上弦材60、下弦材61の各両端を垂直
な端材63により結合する周知のラチス梁を用い
ている。
又束材49,50は、夫々前記桁梁材40にボ
ルト止めされる脚片65,66上面にH形鋼から
なる柱片67,69を立設しており、束材49は
前記通し柱31に沿つて又束材50は、桁梁材4
0の略中央に配される。
又受け金具45は、柱片67側面に溶着する側
片70の斜辺に屋根部分R1に沿つて傾斜する受
け片71及び屋根部分R2又はR3に沿つて傾斜
する受け片72を設けている。
又受け金具46は、柱片69上端で溶着されか
つ屋根部分R1の傾斜に合う受け片73で形成さ
れる。このことにより、束材49,50は、受け
片71,73によつて長辺を突き合わせて配され
る屋根部分R1形成用の屋根パネル1,1Aの頂
点及び略中央を支持し又受け片72によつて長辺
を前記側壁Cに沿つて配する屋根部分R2,R3
形成用の屋根パネル1,1Aの頂点を支持しう
る。なお各屋根パネル1,1Aは外の枠材2の下
のフランジ部を前記受け片71,72,73にボ
ルト結合することによつて固定される。
又各屋根パネル1,1Aの軒先部は、前記桁梁
材39,41、梁材42に設ける受け金具51…
によつて支持される。なお受け金具51は脚片7
5上面に立片76を介して屋根部Rにそつて傾斜
する受け片77をステーにより補強して設ける。
又屋根パネルEも同様にその軒先部が前記受け金
具51及び柱35,37上端の受け金具79によ
つて支持されるとともに、屋根パネル1,1A,
Eは各突き合わせ間を適宜の連結金具で接続する
ことにより全体として剛性の高い屋根部Rを形成
できる。
〔発明の効果〕
叙上のごとく本発明の屋根パネルは補強材を固
定しうる強化用枠材を含んで枠組を形成している
ため、該補強材7を追加取付けすることにより強
度を自在に増加させることができ、その強度を例
えば要求最小強度に設定することによつて一種類
の屋根パネルで異なる種々の負担荷重に対応する
ことが可能となる。
従つて担持強度の違いによつて種類分けされる
多品種の屋根パネルを共通化することが可能とな
り、生産能率、管理能率の向上及び生産、管理コ
ストの低減などを計りうる。又その強度を使用頻
度の最も高いものに設定した場合においてもその
品種を低減することができ、又コストダウンをよ
り促進しうるなど多くの効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は補強材の取付状態を示す分解斜視図、第3図
は本発明を用いて形成した屋根部の概要を示す線
図、第4図はその平面図、第5図は本発明の取付
け状態を示す斜視図、第6図はその断面図、第7
図はその平面図である。 2……外の枠材、3……中の枠材、5……枠
組、6……野地板材、7……補強材、9……強化
用枠材、H……家屋、R……屋根部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 家屋の屋根部を形成する屋根パネルであつ
    て、周囲に配した外の枠材間に中の枠材を架設す
    ることにより形成される枠組の一面に野地板材が
    添設されるとともに、前記枠組をなす前記枠材
    は、該枠材の略全長に亘る補強材を下面に固定可
    能な強化用枠材を含むことを特徴とする屋根パネ
    ル。
JP63146610A 1988-06-14 1988-06-14 屋根パネル Granted JPH028449A (ja)

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JP63146610A JPH028449A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 屋根パネル

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JP63146610A JPH028449A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 屋根パネル

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JP2606618Y2 (ja) * 1992-06-25 2000-12-18 鐘淵化学工業株式会社 屋根パネル
JPH066544U (ja) * 1992-06-25 1994-01-28 鐘淵化学工業株式会社 屋根パネル

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