JP6931904B2 - 屋根トラスユニットを組合せた木造建築物、及びその建築方法 - Google Patents
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本発明の実施例1を、図1から図5に基づいて以下に説明する。ちなみに同図において、符号1で指示するものは、第一の屋根トラスユニットであり、符号2で指示するものは、第二の屋根トラスユニットである。また符号4で指示するものは、柱であり、符号5で指示するものは、軒桁であり、符号6で指示するものは、梁材である。更に、符号7で指示するものは、方杖板であり、符号8で指示するものは、連結板であり、符号Aで指示するものは木造建築物である。
[1]木造建築物の基本構成について
本実施例の木造建築物(図1参照)では、桁行方向に2列に並設された柱4・4…上に軒桁5を列毎に載置し、桁行方向両端の柱4′・4′の位置には軒桁5・5間を梁間方向に繋ぐ梁材6をそれぞれ配設している。ここで、軒桁5・5間は3間〜4間(およそ6m〜8m)であり、柱4・4…間は666mmである。なお、これらの寸法は一例であり、適宜変更することができる。
本実施例の第一の屋根トラスユニット1(図2参照)は、二枚の板材を山型に組み合わせた垂木部材11と、垂木部材11の内股部を横架材12で連結すると共に、前記垂木部材11の頂部と横架材12の中央部には真束材13を連結し、更に真束材13の下部両側と垂木部材11とを斜材14・14で連結している。
本実施例の第二の屋根トラスユニット2(図3参照)は、前記第一の屋根トラスユニット1同様、二枚の板材が山型に組み合わせた垂木部材21と、垂木部材21の内股部を横架材22で連結すると共に、前記垂木部材21の頂部と横架材22の中央部には真束材23を連結し、更に真束材23の下部両側と垂木部材21とを斜材24・24で連結している。
本実施例では、妻側両側の柱4′・4′の位置の屋根トラスユニットには第一の屋根トラスユニット1を、それ以外の柱4・4の位置の屋根トラスユニットには第二の屋根トラスユニット2を用いている(図1参照)。ここで、各屋根トラスユニットの間隔は、柱4・4…間と同じ666mmに設定されている。
次に、上記木造建築物Aの建築方法について説明する。まず、本実施形態では、土台B状に柱4・4…を桁行方向に2列に並設する。そして、柱4・4…上に軒桁5を列毎に載置する。更に、桁行方向両端の柱4′・4′の位置には軒桁5・5間を梁間方向に繋ぐ梁材6をそれぞれ配設する(図5参照)。
本発明の実施例2を図6に基づいて以下に説明する。ちなみに同図における符号は実施例1と共通である。
[5]木造建築物の基本構成について
本実施例の木造建築物(図6参照)では、実施例1の基本構成に対して、妻側両端以外の柱4・4の位置の一部にも、第一の屋根トラスユニット1が立設されている点が異なっている。また、軒桁5・5間は実施例1同様3間〜4間(およそ6m〜8m)であるが、柱4・4…間は500mmである点においても、実施例1と異なっている。
本実施例では、妻側両側の柱4′・4′の位置、及びその隣の柱4・4の位置の屋根トラスユニットには第一の屋根トラスユニット1を、更にその隣の柱4・4の位置の屋根トラスユニットには第二の屋根トラスユニット2を、そして桁行方向中央部の柱4・4の位置には第一の屋根トラスユニットを用いている。ここで、各屋根トラスユニットの間隔は、柱4・4…間と同じ500mmに設定されている。なお、これらの寸法は一例であり、適宜変更することができる。
本発明の実施例3を図7、図8に基づいて以下に説明する。ちなみに同図における符号3は第三の屋根トラスユニットであり、その他の符号は実施例1と共通である。
[7]木造建築物の基本構成について
本実施例の木造建築物(図7参照)の基本構成は、実施例2と同様である。
本実施例の第三の屋根トラスユニット3(図8参照)は、実施例2同様、二枚の板材が山型に組み合わせた垂木部材31と、垂木部材31の内股部を横架材32で連結すると共に、前記垂木部材31の頂部と横架材32の中央部には真束材33を連結し、更に真束材33の下部両側と垂木部材31とを斜材34・34で連結している。
本実施例では、実施例2に対して、第二の屋根トラスユニット2の部分を第三の屋根トラスユニット3に置き換えた点が異なる(図7参照)。
では決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例え
ば、第三の屋根トラスユニット3にガセット板を取り付ける等、求められる強度に応じて自由に変更することができる。
11 垂木部材
12 横架材
13 真束材
14 斜材
15 厚み調整材
16 ガセット板
2 第二の屋根トラスユニット
21 垂木部材
22 横架材
23 真束材
24 斜材
25 厚み調整材
26 ガセット板
3 第三の屋根トラスユニット
31 垂木部材
32 横架材
33 真束材
34 斜材
35 厚み調整材
36 小屋束材
4 柱
41 柱の厚み調整材
4′桁行方向両端の柱
5 軒桁
6 梁材
7 方杖板
8 連結板
A 木造建築物
B 土台
R 野地板
Claims (7)
- 切妻屋根の屋根組を有する木造建築物であって、
桁行方向に2列に並設された柱上に軒桁が列毎に載置され、桁行方向両端の柱の位置には軒桁間を繋ぐ梁材がそれぞれ配設されて成る一方、
前記屋根組は、複数の屋根トラスユニットが、前記軒桁上の前記柱の位置毎に立設され、前記屋根トラスユニットは、山形に組み合わされた垂木部材と;この垂木部材の内股部を繋ぐ横架材と、この横架材と前記垂木部材の頂部とを、横架材に略垂直に連結する真束材と;この真束材の下方部両側から垂木部材側に斜設された斜材とから構成され、
妻側両端の屋根トラスユニットの横架材は、他の屋根トラスユニットの横架材よりも前記頂部寄りの位置に配設され、
少なくともひとつの他の屋根トラスユニットの横架材は、軒桁上に載置される位置に配設されていることを特徴とする木造建築物。 - 妻側両端の屋根トラスユニットは、他の屋根トラスユニットよりも軽量であることを特徴とする請求項1に記載の木造建築物。
- 複数の屋根トラスユニットの少なくともひとつは、垂木部材の頂部と、この頂部から垂木部材が軒桁上に載置される位置までの任意の部分とによって形成される三角形状の部分の前後両面に固定された、前記三角形状の部分と略同形状のガセット板とを包含して構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の木造建築物。
- 少なくともひとつの他の屋根トラスユニットは、左右の斜材と垂木部材とのそれぞれの連結部と横架材とを、横架材に略垂直に連結する小屋束材を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の木造建築物。
- 複数の屋根トラスユニットの少なくともひとつは、柱と垂木部材を連結する方杖板を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の木造建築物。
- 妻側両端以外の柱の少なくともひとつの位置に、妻側両端の屋根トラスユニットと同じ屋根トラスユニットが配設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の木造建築物。
- 桁行方向に2列に並設された柱上に軒桁が列毎に載置され、桁行方向両端の柱の位置には軒桁間を繋ぐ梁材がそれぞれ配設されて成る木造建築物の屋根組以外の部分に、予め複数製作された請求項1乃至6に記載の屋根トラスユニットのうち、妻側両端の屋根トラスユニットは軒桁上の妻側の柱の位置に、他の屋根トラスユニットは軒桁上の他の柱の位置に各々立設し、各々の屋根トラスユニットの隣り合う垂木部材同士の対向面に連結板を固定して、屋根トラスユニット同士を連結する木造建築物の建築方法。
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JP2019207217A JP6931904B2 (ja) | 2019-11-15 | 2019-11-15 | 屋根トラスユニットを組合せた木造建築物、及びその建築方法 |
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JP2021080670A JP2021080670A (ja) | 2021-05-27 |
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