JP2608987B2 - 床構造体 - Google Patents

床構造体

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建物ユニット等を構成するに好適な床構造
体に関する。
[従来の技術] 従来、建物ユニット等を構成する床構造体として、特
開昭62−59746号公報に記載される如きものがある。こ
の床構造体は、複数の床大梁によって外枠を形成し、複
数の相互に並列配置される床小梁のそれぞれを相対する
床大梁間に、該床小梁の上面レベルが該床大梁の上面レ
ベルより低レベルとなる状態にて架け渡し、複数の相互
に並列配置される木製床根太のそれぞれを各床小梁の上
面部に直交載架して構成されている。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来の床構造体にあっては、床根太
が載架される床小梁の上面レベルが、床大梁の上面レベ
ルより低レベルに設定されているため、各床根太の端部
はそれらのレベル差相当分だけ切欠かれて床大梁の上面
部に載架されるようになっている。
このため、書棚、ピアノ等の重量物を載置しようとす
る場合には、床根太端部の上記切欠部まわりでの割れ発
生を防止するため、全長に渡って大断面をなす床根太を
採用しなければならない如くの不合理がある。
本発明は、床小梁の上面レベルが床大梁の上面レベル
より低いレベルに設定されている床構造体において、床
根太を床大梁間にて床小梁の上面部に直交載架するに際
し、床大梁まわりにおける床根太強度の向上を図ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、複数の床大梁によって外
枠を形成し、複数の相互に並列配置される床小梁のそれ
ぞれを相対する床大梁間に、該床小梁の上面レベルが該
床大梁の上面レベルより低レベルとなる状態にて架け渡
し、複数の相互に並列配置される木製床根太のそれぞれ
を各床小梁の上面部に直交載架して構成される床構造体
において、木製床根太として標準断面の標準床根太と、
標準床根太よりも広幅の広幅断面の広幅床根太とを用
い、標準床根太は床小梁間に載架され、広幅床根太は床
大梁と床小梁との間に載架されるようにしたものであ
る。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明
において更に、前記広幅床根太が、広幅構造用合板と、
該合板の床大梁上面には対応しない裏面部に貼設され、
床小梁の上面レベルと床大梁の上面レベルとのレベル差
に相当する厚みを持つ補強木桟とからなるしたものであ
る。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
床根太の床大梁に載架される部分は、床小梁に載架さ
れる部分に比して床小梁の上面レベルと床大梁の上面レ
ベルとのレベル差だけ薄くならざるを得ない。このと
き、本発明にあっては、床根太の床大梁に載架される部
分を広幅床根太として断面性能を増強するものであるか
ら、床大梁まわりにおける床根太強度を向上できる。
請求項2に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。
広幅床根太が広幅構造用合板と補強木桟にて構成さ
れ、床小梁の上面レベルと床大梁の上面レベルとのレベ
ル差は補強木桟にて担持される。従って、広幅構造用合
板は、上記レベル差に対応するための切欠を付与される
必要がない。また、広幅構造用合板は、裏面の一部に上
記補強木桟をリブの如くに備えることにより、補強され
る。即ち、広幅床根太は、切欠のない、然も補強木桟に
て補強された広幅構造用合板の存在により、床大梁まわ
りにおける床根太強度を確実に向上できる。
[実施例] 第1図は広幅床根太の施工状態の一例を示す断面図、
第2図は第1図の側面図、第3図は床根太取付具の施工
状態の一例を示す断面図、第4図は第3図の側面図、第
5図は床根太取付具を示す側面図、第6図は第5図のVI
−VI線に沿う断面図、第7図は床構造体へ床根太取付具
を取着した状態を示す平面図、第8図は床構造体へ床根
太を取着した状態を示す平面図、第9図はユニット建物
を示す模式図、第10図は建物ユニットを示す分解斜視図
である。
第9図に示すユニット建物10は、基礎11の上部に複数
の下階建物ユニット12を隣接配置し、それら下階建物ユ
ニット12の上部に複数の上階建物ユニット13を隣接配置
し、更にそれら上階建物ユニット13の上部に複数の屋根
ユニット14を搭載している。
ここで、建物ユニット12、13は、第10図に示す如くの
軸組式からなり、4本の角鋼管製柱15を4隅に配置し、
各柱15の下端部に設けた溝形状鋼板製連結片16に床構造
体17の4隅を接合するとともに、各柱15の上端部に設け
た溝形状鋼板製連結片18に天井構造体19の4隅を接合す
ることにて、箱形をなす如くに構成されている。
床構造体17は、4本の溝形鋼製床大梁20を上記連結片
16の内側に重ね合わせる如くに嵌合、溶接して外枠を形
成している。また、床構造体17は、複数の相互に配列配
置される床小梁21のそれぞれを相対する床大梁20、20間
に架け渡し、各床小梁21の両端部に設けた溝形状鋼板製
連結片22を上記対応する床大梁20のそれぞれに溶接して
いる。この時、連結片22の上フランジ22Aは床大梁20の
上フランジ20Aの上に溶接され、連結片22の下フランジ2
2B(不図示)は床大梁20の下フランジ20Bの上に溶接さ
れる。20Cは床大梁20のウエブである。
尚、床構造体17にあっては、後に詳述する如くによ
り、複数の相互に並列配置される木製床根太23のそれぞ
れを各床小梁21の上面部に直交載架し、各床根太23をそ
れら床小梁21の上面部に接着剤又は釘打ちにて固定し、
各床根太23の上部に床板24を接着剤又は釘打ちにて固定
する。
天井構造体19は、4本の溝形鋼製天井大梁25を上記連
結片18の内側に重ね合わせる如くに嵌合、溶接して外枠
を形成している。また、天井構造体19は、複数の相互に
並列配置される木製天井根太26のそれぞれを、天井大梁
25の下フランジ25Bの上に接着剤又は釘打ちにて固定し
ている。
尚、各天井根太26の下部には接着剤又は釘打ちにて天
井板が固定される。
然るに、床構造体17にあっては、床小梁21を相対する
床大梁20、20間に架け渡すに際し、床小梁21の上面レベ
ルが床大梁20の上面レベルより低レベルとなるように設
定されている。
そして、床構造体17にあっては、第3図、第4図、第
7図、第8図に示す如く、床大梁20の内面側に床小梁21
の上面レベルと略同等レベルの床根太取付面30Aを備え
た床根太取付具30を溶接し、複数の相互に並列配置され
る床根太23のうち、両側の最も外側に位置する各床根太
23Cの内側に位置する各床根太23Dの端部を上記床根太取
付面30Aに載架することとしている。
このとき、床根太取付具30は、第5図、第6図に示す
如く、溝形状鋼板製連結片31と、連結片31に溶接されて
床根太取付面30Aを備えるL形状鋼板製取付片32とから
なる。そして、連結片31の上フランジ31Aは床大梁20の
上フランジ20Aの上に溶接され、連結片31の下フランジ3
1Bは床大梁20の下フランジ20Bの上に溶接される。
また、床根太取付具30は、床大梁20の長手方向に延設
され、取付片32は複数の床根太23Dの端部を載架し得る
床根太取付面30Aを備える。取付片32は、長手方向の複
数位置に補強リブ33を備えている。
尚、この実施例において、床根太23Dの端部は床根太
取付具30における取付片32の床根太取付面30Aに支持さ
れ、これらの床根太23Dの床根太取付面30Aを越える最も
外側の端部は切欠部34とされて連結片31の上面に載置さ
れている。このとき、これらの床根太23Dの端部に作用
する荷重は床根太取付面30Aに支持され、切欠部34まわ
りに割れを生ずる如くの荷重の作用をみることがない。
更に、床構造体17にあっては、第8図に示す如く、複
数の相互に並列配置される床根太23のうち、両側の最も
外側に位置する各床根太23Cを、標準床根太23Aと広幅床
根太23Bにて構成している。
標準床根太23Aは、標準断面を有しており、複数の相
互に並列配置される床小梁21のうち、両側の最も外側に
位置する床小梁21、21間に載架される。
尚、床構造体17におちて内側に位置する床根太23Dは
全て標準断面を有する標準床根太であるが、この実施例
では、それらの床根太23Dは、両側の相対する床大梁2
0、20間に載架されて、前述の床根太取付具30に支持さ
れる。
広幅床根太23Bは、標準床根太23Aより広幅の広幅断面
を有しており、両側の最も外側に位置する床小梁21と、
これに相対する床大梁20との間に載架される。
このとき、広幅床根太23Bは、第1図、第2図に示す
如く、広幅構造用合板40と、該合板40の床大梁20上面に
は対応しない裏面部に接着剤又は釘打ちにて貼設され、
床小梁21の上面レベルと床大梁20の上面レベルとのレベ
ル差に相当する厚みをもつ補強木桟41とからなる。この
実施例において、補強木桟41は3本あり、床小梁21の上
面部に沿って設けられる1本の縦木桟41Aと、縦木桟41A
の両側部から床大梁20に近接する位置にまで延びる2本
の横木桟41Bとからなる。
次に、上記実施例の使用について説明する。
床根太23Cの床大梁20に載架される部分は、床小梁21
に載架される部分に比して床小梁21の上面レベルと床大
梁20の上面レベルとのレベル差だけ薄くならざるを得な
い。このとき、本発明にあっては、床根太23Cの床大梁2
0に載架される部分を広幅床根太23Bとして断面性能を増
強するものであるから、床大梁20まわりにおける床根太
強度を向上できる。
広幅床根太23Bが広幅構造用合板40と補強木桟41にて
構成され、床小梁21の上面レベルと床大梁の上面レベル
とのレベル差は補強木桟41にて担持される。従って、広
幅構造用合板40は、上記レベル差に対応するための切欠
を付与される必要がない。また、広幅構造用合板40は、
裏面の一部に上記補強木桟41をリブの如くに備えること
により、補強される。即ち、広幅床根太23Bは、切欠の
ない、然も補強木桟41にて補強された広幅構造用合板40
の存在により、床大梁20まわりにおける床根太強度を確
実に向上できる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、床小梁の上面レベルが
床大梁の上面レベルより低レベルに設定されている床構
造体において、床根太を床大梁間にて床小梁の上面部に
直交載架するに際し、床大梁まわりにおける床根太強度
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は広幅床根太の施工状態の一例を示す断面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は床根太取付具の施工状
態の一例を示す断面図、第4図は第3図の側面図、第5
図は床根太取付具を示す側面図、第6図は第5図のVI−
VI線に沿う断面図、第7図は床構造体へ床根太取付具を
取着した状態を示す平面図、第8図は床構造体へ床根太
を取着した状態を示す平面図、第9図はユニット建物を
示す模式図、第10図は建物ユニットを示す分解斜視図で
ある。 17……床構造体、 20……床大梁、 21……床小梁、 23……床根太、 23A……標準床根太、 23B……広幅床根太、 40……広幅構造用合板、 41……補強木桟。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の床大梁によって外枠を形成し、複数
    の相互に並列配置される床小梁のそれぞれを相対する床
    大梁間に、該床小梁の上面レベルが該床大梁の上面レベ
    ルよりも低レベルとなる状態にて架け渡し、複数の相互
    に並列配置される木製床根太のそれぞれを各床小梁の上
    面部に直交載架して構成される床構造体において、木製
    床根太として標準断面の標準床根太と、標準床根太より
    も広幅の広幅断面の広幅床根太とを用い、標準床根太は
    床小梁間に載架され、広幅床根太は床大梁と床小梁との
    間に載架されることを特徴とする床構造体。
  2. 【請求項2】前記広幅床根太が、広幅構造用合板と、該
    合板の床大梁上面には対応しない裏面部に貼設され、床
    小梁の上面レベルと床大梁の上面レベルとのレベル差に
    相当する厚みを持つ補強木桟とからなる請求項1記載の
    床構造体。
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